JPH073579Y2 - コネクタのボルト締め構造 - Google Patents

コネクタのボルト締め構造

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JPH073579Y2
JPH073579Y2 JP5485389U JP5485389U JPH073579Y2 JP H073579 Y2 JPH073579 Y2 JP H073579Y2 JP 5485389 U JP5485389 U JP 5485389U JP 5485389 U JP5485389 U JP 5485389U JP H073579 Y2 JPH073579 Y2 JP H073579Y2
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bolt
nut
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housing
connector
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JP5485389U
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幸司 青山
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日本エー・エム・ピー株式会社
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は電気コネクタ、特に車載用のボルト締め方式の
電気コネクタの、ボルト締め構造の改良に関するもので
ある。
(従来の技術) 自動車用のコネクタのようにピン数の多いコネクタにお
いては、キャップハウジングとプラグハウジングを嵌合
させる際、相当の圧入力を要するので人手では嵌合させ
るのは困難であるため、ボルト締めにより両ハウジング
を嵌合させるようにしている。(例えば実開昭62−1604
71号参照) このようなボルト締め方式の電気コネクタにおいては、
一人の組立作業者が一日に相当数のコネクタの嵌合作業
を行なうため、嵌合が正しく行なわれたかどうか、すな
わち、ボルト締めの際嵌合が完了したかどうかを作業者
に知らせる機構が要求される。このため種々の工夫がな
されているが、ボルトの先端にのみネジ山を設け、この
ボルトを、このネジ山を越えて、キャップハウジングに
埋め込まれたナットに螺入させることによりボルトを空
回りさせ、この空回りによって嵌合の完了を知らせるよ
うにしたものが知られている。
(考案が解決しようとする課題) このタイプのボルト締め構造においては、ボルトの先端
のネジ山部とナットの間にガタがあるため、嵌合後さら
に空回りをさせている間にボルトとナットの双方のネジ
山が互いに当たってネジ山が損傷することがあった。ま
た、両ハウジングを外すときには、ボルトを逆方向に回
してボルトの先端のネジ山をナットに螺合させなればな
らないが、このときネジ山が噛み合いにくく、無理に噛
み合わせようとしてネジ山を損傷することもあった。
本考案は、このようなタイプのボルト締め方式の電気コ
ネクタにおいて、ボルトのネジ山がナットに滑らかに螺
入し、かつ外すときにも滑らかに螺入して、ネジ山を損
傷することのないボルト締め構造を提供することを目的
とするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案によるコネクタのボルト締め構造は、 ナットを固定した第1ハウジングと先端部にネジ山を有
するボルトを組み込んだ第2ハウジングとを具え、前記
ナットおよび前記ボルトの螺合により前記両ハウジング
を嵌合させるボルト締め型コネクタにおいて、 前記ボルトの軸上に前記ネジ山とは別の第2ネジ山を設
け、前記第2ハウジングに収容されたスピードナットを
前記第2ネジ山に前記ボルトをその螺入方向へ付勢する
ように噛合させたことを特徴とするものである。
すなわち、このスピードナットは、プラグハウジングの
上部(ボルト挿入面)に装入され、ボルトの頭部に隣接
したネジ山に噛合され、ボルトを螺入方向に付勢する。
(作用および効果) これにより、コネクタ嵌合後、すなわちボルトを締める
ときには、ボルトの先端のネジ山がナットに螺入するよ
うにボルトを右に回すと、ボルト先端のネジ山はキャッ
プハウジング内のナットのネジ山と噛み合い、プラグハ
ウジングとキャップハウジングは接近し、両ハウジング
が所定の嵌合位置まで嵌合すると、ボルトの先端のネジ
山はナットを通過するので、ボルトは空回りし、作業者
は嵌合の完了を知らされる。
このとき、ボルトが空回りしている間、スピードナット
に対してボルトは螺入方向に回されているので、ボルト
とスピードナットは互いに空回りするとともに弱い力で
噛み合っているのでボルトは下方(螺入方向)に付勢さ
れ、ボルトの先端のネジ山はナットのネジ山に接触する
ことがなく、互いに損傷することがない。
また、コネクタ抜去時、すなわちボルトを緩める時に
は、ボルトの先端のネジ山がナットに逆から螺合するよ
うにボルトを左に回すと、ボルトとスピードナットは弱
い力で噛み合っているので、ボルトはその先端のネジ山
がナットに接近する方向(上方)に移動するように規制
される。これにより、ボルトは逆方向(右回り)に回転
しながら上昇するので、ボルトの先端のネジ山は滑らか
にナットのネジ山と螺合し、このときネジ山が正しく噛
み合わないで損傷することがない。
(実施例) 以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。
本考案のボルト締め構造の対象とする電気コネクタは、
例えば前掲の実開昭62−160471号に開示されたような多
数のピンを有するもので、プラグハウジングとキャップ
ハウジングをボルト締めにより嵌合させるようにしたも
のである。そのコネクタの構造の詳細は同公報にも記載
されており、本考案の要旨とは直接関係ないので、以
下、2つのハウジングと両者を嵌合させるボルト締め構
造の部分のみについて図を参照して説明する。
第1図、第2図および第3A,3B図は、本考案による電気
コネクタ用ボルト締め構造の一実施例を示す。、それぞ
れコネクタ全体の分解斜視図、その要部の分解斜視図お
よび要部の断面図である。
この電気コネクタは、プラグハウジング(第2ハウジン
グ)10とキャップハウジング(第1ハウジング)20と両
者を防水ゴム環40を介してボルト締めにより嵌合させる
ボルト30とからなり、プラグハウジング10上にはさらに
防水ゴム板41と、これを上から押さえるゴム押圧プレー
ト42が設けられている。またプラグハウジング10は多数
の信号用ピンと電力用ピン(図示せず)を内蔵した3つ
の部分11,12,13からなっているが、これらの構造は本考
案の要旨と関係がないので説明は省略する。プラグハウ
ジング10の中央部14にはボルト30を通す孔15と、この孔
15のすぐ下に横方向にスピードナット18を横方向から挿
入するスロット16が設けられている。
一方、キャップハウジング20の中央部21には、ボルト30
を挿入する受け孔22が設けられ、この受け孔22の中に、
ボルト30の先端に設けられたネジ山31と螺合するネジ山
51を有するナット50がインサートモールドにより固設さ
れている。
ボルト30は、プラグハウジング10の中央部14の孔15に、
止めワッシャ32をもって抜けないように貫通保持され
る。すなわち、止めワッシャ32は、ボルト30の中央部に
形成された小径のワッシャ保持部33に、段部34によって
抜け止めをされて嵌挿され、ボルト30を緩めてプラグハ
ウジング10をキャップハウジング20から外すとき、この
止めワッシャ32によりプラグハウジング10が持ち上げら
れるようになっている。また、プラグハウジング10をキ
ャップハウジング20から取り外したときには、ボルト30
が常にプラグハウジング10から外れないようになってい
る。
ボルト30は、さらに頭部のフランジ35のすぐ下に、この
フランジ35と前記スピードナット18との間に挾むように
してワッシャ36を嵌挿するようになっている。さらに、
この頭部のフランジ35に隣接してスピードナット18の爪
部18aと噛み合うためのネジ山(第2ネジ山)37を有し
ている。頭部38は通常のボルトと同様に、外部から回転
されるように6角形に形成されている。
なお、このワッシャ36は、通常のワッシャのようにボル
トをスムーズに回すことができるようにするためと、ス
ピードナット18が下向きに湾曲しているので、ボルト頭
部がプラグハウジング10の中に埋没しないようにするた
めのスペーサとして介挿される。
スピードナット18は、中央に内側斜め下方を向いた一対
の爪部18aにより形成される方形の噛合部を有するもの
で、本来、ボルトを回さないで高速で簡便なボルト締め
をするために使用されるものとして知られている。これ
は、その一対の爪部18aが弾性をもった梁構造となり、
ボルトのネジ山にその一対の爪部18aの方形を形成する
先端が噛み合い、この噛み合う力により、ボルトを回す
ときには通常のナットのように作用することができ、ま
たボルトを強く押し込むと爪部18aがボルトのネジ山を
越えてボルトをナットに深く押し込むことができるよう
にしたものである。また、両者が噛み合った状態でボル
トを右回り(螺入方向)に回せば、比較的弱い力でボル
トはナットに螺入され、締めつけが終わった後さらに右
回りに回せばボルトは空回りする。また、逆に回せばボ
ルトはナットと噛み合って抜ける方向に移動し、ボルト
をナットから外すことができるものである。
本考案は、このスピードナットを、その作用を利用し
て、その本来の目的とは異なった目的に利用したもので
ある。
以下上記構造を有する本考案の実施例の作用を説明す
る。
まず、ワッシャ36を介して、このスピードナット18をボ
ルト30の頭部フランジ35に隣接するネジ山37に噛合さ
せ、プラグハウジング10の孔15にボルト30を通し、下か
ら止めワッシャ32を嵌挿してボルト30をプラグハウジン
グ10に取り付ける。その後ボルト30の先端をキャップハ
ウジング20の受け孔22に挿入し、ボルト先端のネジ山31
をキャップハウジング20の受け孔22の中のナット50のネ
ジ山51に螺合させるようボルト30を右回りに回す。これ
によりプラグハウジング10はキャップハウジング20に締
めつけられる。両ハウジング10,20が所定の嵌合位置ま
で嵌合すると、ボルト30の先端のネジ山31はナット50を
通過するので、ボルト30は空回りし、作業者は嵌合の完
了を知らされる。
このとき、ボルト30が空回りしている間、スピードナッ
ト18に対してボルト30は螺入方向に回されているので、
ボルト30とスピードナット18は互いに空回りするととも
に弱い力で噛み合っているのでボルト30は下方(螺入方
向)に付勢され、ボルト30の先端のネジ山31はナット50
のネジ山51に接触することがなく、互いに損傷すること
がない。
また、コネクタ抜去時、すなわちボルト30を緩める時に
は、ボルト30の先端のネジ山31がナット50に逆から螺合
するようにボルト30を左に回すと、ボルト30とスピード
ナット18は弱い力で噛み合っているので、ボルト30はそ
の先端のネジ山31がナット50に接近する方向(上方)に
移動するように規制される。これにより、ボルト30は逆
方向(右回り)に回転しながら上昇するので、ボルト30
の先端のネジ山31は滑らかにナット50のネジ山51と螺合
し、このときネジ山31,51が正しく噛み合わないで損傷
することがない。
なお、上記実施例では、コネクタとして、車載用の3つ
のピン群を備えた形式のものを対象として示したが、コ
ネクタの形式はこれに限られるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による電気コネクタ用ボルト締め構造を
採用した電気コネクタの一実施例を示す分解斜視図、 第2図はその要部を示す一部拡大、分解斜視図、 第3A図はその要部の、プラグハウジングとキャップハウ
ジングの非嵌合時の状態を示す拡大断面図、 第3B図は同じくその嵌合時の状態を示す拡大断面図であ
る。 10…プラグハウジング(第2ハウジング) 15…ボルト挿入用孔 16…スピードナット圧入用スロット 18…スピードナット 20…キャップハウジング(第1ハウジング) 30…ボルト 31…ボルト先端ネジ山 32…止めワッシャ 33…ワッシャ保持部 34…抜け止め用段部 36…ワッシャ 37…ボルト頭部に隣接するネジ山(第2ネジ山) 50…ナット 51…ナットのネジ山

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ナットを固定した第1ハウジングと先端部
    にネジ山を有するボルトを組み込んだ第2ハウジングと
    を具え、前記ナットおよび前記ボルトの螺合により前記
    両ハウジングを嵌合させるボルト締め型コネクタにおい
    て、 前記ボルトの軸上に前記ネジ山とは別の第2ネジ山を設
    け、前記第2ハウジングに収容されたスピードナットを
    前記第2ネジ山に前記ボルトをその螺入方向へ付勢する
    ように噛合させたことを特徴とするコネクタのボルト締
    め構造。
JP5485389U 1989-05-12 1989-05-12 コネクタのボルト締め構造 Expired - Lifetime JPH073579Y2 (ja)

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JPH02145779U JPH02145779U (ja) 1990-12-11
JPH073579Y2 true JPH073579Y2 (ja) 1995-01-30

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JP2594354Y2 (ja) * 1991-05-15 1999-04-26 住友電装株式会社 多極コネクタ
JP2555592Y2 (ja) * 1991-05-28 1997-11-26 日本エー・エム・ピー株式会社 ボルト締め型コネクタ
JP4146819B2 (ja) * 2004-04-23 2008-09-10 株式会社高儀 ハンディグラインダー用研磨ディスク
JP5184712B2 (ja) * 2012-08-10 2013-04-17 未来工業株式会社 螺子体取付部の構造及び配線器具取付体

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