JP2916564B2 - 多極コネクタの接続構造 - Google Patents

多極コネクタの接続構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用ワイヤーハー
ネス等の接続電線の接続に好適な多極コネクタの接続構
造に関し、特にメンテナンス時の着脱を容易にする多極
コネクタの接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から自動車等のワイヤーハーネスの
電線接続には各種コネクタが使用されており、コネクタ
相互の接続構造や接続端子のコネクタへの固定構造等も
様々のものが考案されている。一般にワイヤーハーネス
は、多数の電線をテープ巻きにより集束した幹線から分
岐電線を導出した構造を有し、該分岐電線の端部にはコ
ネクタが接続され、各種の電装品に設けたコネクタに接
続されるようになっている。特に自動車のインストルメ
ントパネルには多くのスイッチ類やメータ類が集中する
ため多数のコネクタが存在し、そのためワイヤーハーネ
ス幹線から電線を分岐させてコネクタに接続する作業は
多大の労力と時間を要し、しかも大きな占有面積が取ら
れてしまう。そこで、コネクタの接続数を減らすために
複数のコネクタがまとめて多極化され、接続に必要な結
合力は締付けボルトによって強制的に結合させる接続方
法が一般的に取られている(特開昭62−145672
号公報参照)。
【0003】従来の多極コネクタの接続構造は、図14
に示すように、雌コネクタ1はハウジング1a内に通常
50極以上の多数のターミナル収容室4を備え、ハウジ
ング1aの中央部に締付けボルト3が貫通するボルト貫
通孔7が設けられている。また、雄コネクタ2は雌コネ
クタ1と同数のターミナル収容室5を備え、ハウジング
2aの中央部にボルト固定部6が設けられている。この
雌雄コネクタ1,2を嵌合させる場合は、雌コネクタ1
側の締付けボルト3の雄ネジ部3aが雄コネクタ2のボ
ルト固定部6の雌ネジ部6aに螺挿されることにより雌
コネクタ1と雄コネクタ2が嵌合される。この嵌合によ
って各種電装品ごとの少極数のコネクタが集約化されて
1個の多極コネクタになる。しかし、ターミナル挿入の
際、電線が絡んで接続作業が困難な状態になってしまっ
たり、また極数が多いため多極コネクタ1,2の嵌合離
脱には大きな力を必要とする。
【0004】また、図15に示すように上面ケース13
上にヒューズ11や後嵌め用コネクタ12を備えたジャ
ンクションボックス8の裏面側にワイヤーハーネスの分
岐電線10が接続された多極コネクタ9をボルト締めす
るものがある。多極コネクタ9の中央部に設けられた貫
通孔9aに分岐電線側から締付けボルトが挿入され、ジ
ャンクションボックス8の裏面側に設けられたコネクタ
取付け部にボルト締めされる。これによりコネクタ9は
ジャンクションボックス8に固定され、取付け部8aが
車体にボルト固定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の多極コネクタの
接続構造にあっては、ジャンクションボックス8の裏面
であるコネクタ側に取り外し作業ができる十分なスペー
スがないとメンテナンス時にコネクタ9は取り外すこと
ができない。そのため、先ずジャンクションボックス8
を車体から取り外す必要がある。これは締付けボルトが
締付け方向からしか緩めることができないためであり、
たとえ工具が入るスペースが有っても、コネクタ9のワ
イヤーハーネス側の貫通孔9aが見えないため作業は容
易に行うことはできない。また、ジャンクションボック
ス8は取り外しても、ワイヤーハーネスの分岐電線10
の本数が多いため、分岐電線10がコネクタ接続された
状態のまま作業できる場所にジャンクションボックス8
を引き出すのは困難を要する。更に、ワイヤーハーネス
のモジュール化や電装品の統合が行われた時には、同様
の問題が多発することが予想される。本発明の目的は、
多極コネクタ相互の嵌合離脱を容易に行えると共に、メ
ンテナンス時に容易に取外すことができる多極コネクタ
の接続構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る前記目的
は、ハウジング内に接続ターミナルが多数嵌挿された一
対の雌雄コネクタの内、一方のコネクタに保持された締
付けボルトを他方のコネクタのボルト受け部に螺挿する
ことによって雌雄コネクタが嵌合される多極コネクタの
接続構造において、前記締付けボルトの締付け側とは反
対側に締付工具の先端が入る挿入孔を設けると共に該挿
入孔に前記ボルト又はナットの回転を防止する回り止め
部材を着脱可能に付加させ、前記雌雄コネクタ相互の着
脱が前記締付けボルトの締付け側とは反対側からも可能
にしたことを特徴とする多極コネクタの接続構造によっ
て達成される。更には、前記多極コネクタの接続構造に
おいて、前記ボルト受け部に回転可能に前記ナットを
嵌挿させると共に、前記ボルト頭部に該ボルトの回転を
防止する回転防止板が装着されることを特徴とする多極
コネクタの接続構造により達成される。
【0007】
【作用】本発明の多極コネクタの接続構造によれば、
付けボルトの締付け側とは反対側に締付工具の先端が入
る挿入孔を設けると共に該挿入孔に締付けボルト又はナ
ットの回転を防止する回り止め部材を着脱可能に付加さ
せているので、雌雄コネクタ相互の着脱が締付けボルト
の締付け側とは反対側からも可能となる。これにより、
メンテナンス時に締付けボルトの締付け方向とその反対
方向の少なくともいずれか一方に作業可能なスペースが
あれば容易に多極コネクタの取付け及び取外しができ、
作業効率を向上させることができる。
【0008】
【実施例】以下、図1〜図7を参照して本発明の第1実
施例を説明する。図1は多極コネクタの接続に係わる構
成部品の断面図であり、図2はナット回転防止片の斜視
図であり、図3は特殊ナットの斜視図であり、図4はボ
ルト回転防止板の斜視図であり、図5乃至図7は多極コ
ネクタの嵌合順序を示す断面図である。
【0009】図1に示すように本発明の多極コネクタの
接続構造の第1実施例は、図15に示したジャンクショ
ンボックス8の裏面に形成され、多数の雄ターミナル3
1を有する雌型多極コネクタ30、該雌コネクタ30の
中心部に形成されたボルト受け部を構成するナット保持
部37に嵌挿された特殊ナット32、該特殊ナット32
の回転及び浮き上がりを防ぐ回り止め部材としてのナッ
ト回転防止片35、雌型多極コネクタ30に嵌合する同
数の図示しない雌ターミナルを有する雄型多極コネクタ
20、該雄コネクタ20の中心部に形成されたボルト保
持部27にCリング24によって固定された締付けボル
ト23と該締付けボルト23の回転を防ぐボルト回転防
止板25から構成されている。雌コネクタ30は、回路
基板33に固定された多数の雄ターミナル31がハウジ
ング内に貫通しており、逆に雌コネクタ30の特殊ナッ
ト32が嵌挿するためのナット挿入孔36が回路基板3
3側に開口している。また、ナット保持部37の中心部
にボルト案内用のボルトゲート34が形成されている。
【0010】特殊ナット32は、図3に示すようにボル
ト形状をしており、十字溝32cが形成された頭部32
bはナット保持部37に嵌挿され易いように先端部に向
かってテーパ状に形成されている。また、中空軸の内周
壁に雌ネジ32aが形成されており、締付けボルト23
の雄ネジ23aが螺挿される。この特殊ナット32及び
締付けボルト23は、予め雌コネクタ30及び雄コネク
タ20に固定されている。ナット回転防止片35は、図
2に示すように四角形状の本体上に十字突片35aが一
体的に形成されている。この十字突片35aは特殊ナッ
ト32の十字溝32cに嵌挿され、上端及び下端部には
係止用の突部35bが形成されており、ナット挿入孔3
6の内周壁に形成された係止部36aに係止される。ボ
ルト回転防止板25は、図4に示すように円形状の上面
中央部にボルト頭部形状に略一致する六角凹部25aが
形成され、前記六角凹部25aを中心にして対向した位
置には、雄コネクタ20の固定ピン22が嵌挿する円弧
状のピン溝部25bが貫通して形成されている。よって
締付けボルト頭部に装着することによって二重ロックさ
れることになる。
【0011】図5乃至図7で多極コネクタの嵌合手順を
説明する。図5は多極コネクタ相互の嵌合前の状態を示
しており、特殊ナット32が予め雌コネクタ30に常に
回転可能な状態で嵌挿されており、その上から回転及び
浮き上がりを防止するナット回転防止片35の十字突片
35aが特殊ナット32の十字溝32cに嵌挿されてい
る。よって、特殊ナット32の回転や浮き上がりがこの
ナット回転防止片35で抑えられる。また、このナット
回転防止片35は精密マイナスドライバー等の工具によ
り容易に取り外すことができる。先ず、多極コネクタ2
0,30の嵌合時は、雄コネクタ20に予め固定されて
いる締付けボルト23の雄ネジ23aが雌コネクタ30
側のボルトゲート34に案内される。
【0012】図6は多極コネクタ相互の嵌合中の状態を
示しており、締付けボルト23をスパナ等の工具によっ
て回転させると、締付けボルト23の雄ネジ23aが特
殊ナット32の雌ネジ32aに螺挿して行く。この時、
雄ターミナル31と雌ターミナルとの間の接触が始ま
り、また工具の回転に要する力が増大してくる。そし
て、更に締付けボルト23を締付けて行くと、雄コネク
タ20のハウジング後端部に形成したストッパ部21が
雌コネクタ30側ハウジング端部に当接して締付け作業
が終了する。最後にボルト回転防止板25を締付けボル
ト23頭部に装着すると共に、固定ピン22をピン溝部
25bに嵌挿させて先端部を融着させるか、又はピンキ
ャップ22aを被せて固定させ図7に示すように多極コ
ネクタの嵌合が完了する。
【0013】なお、メンテナンス時に嵌合状態の多極コ
ネクタ相互をジャンクションボックス8の表面側から外
す場合は、まず上面ケース13(図15参照)を開いて
ナット回転防止片35が精密マイナスドライバー等の工
具により外される。そして、次にプラスドライバー等の
先端部を特殊ナット32の十字溝32cに嵌め込み回転
させると締付けボルト23がボルト回転防止板25によ
って回転できないため、特殊ナット32が回転すること
によって、雄コネクタ20が特殊ナット32の回転に伴
い雌コネクタ30との嵌合を外す方向に移動する。そし
て、図5に示すような締付けボルト23の雄ネジ23a
が完全に特殊ナット32の雌ネジ32aから外れること
によって雄コネクタ20は雌コネクタ30から完全に外
れる。
【0014】また再度、雄コネクタ20を雌コネクタ3
0に嵌合させる場合は、上述の取り外す手順の逆を行え
ば良く、即ち図5の状態まで雄コネクタ20を押し当
て、特殊ナット32をプラスドライバー等で回転させ
る。このとき、ナット回転防止片35は外されている。
すると、特殊ナット32の回転に伴って締付けボルト2
3の雄ネジ23aが特殊ナット32の雌ネジ32aに螺
挿して来る。そして、特殊ナット32の回転をなおも続
けると、締付けボルト23が雄コネクタ20に固定され
ているため、雄コネクタ20は特殊ナット32の回転に
伴って雌コネクタ30に再び嵌合する。即ち、上面ケー
ス13側から雄コネクタ20の着脱が容易に行えること
になる。
【0015】次に、図8乃至図13を参照して本発明の
第2実施例を説明する。図8は第2実施例の多極コネク
タの接続に係わる構成部品の断面図であり、図9はボル
ト回転防止片の斜視図であり、図10は特殊ボルトの斜
視図であり、図11乃至図13は第2実施例の多極コネ
クタの嵌合順序を示す断面図である。
【0016】図8に示すように本発明の多極コネクタの
接続構造の第2実施例は、多数の雄ターミナル51を有
する雌型多極コネクタ50、該雌型多極コネクタ50に
嵌合する図示しない同数の雌ターミナルを有する雄型多
極コネクタ40、該雄コネクタ40の中心部に形成され
たボルト保持部47にCリング44によって回転可能な
状態で固定された締付け用の特殊ボルト43と該特殊ボ
ルト43の回転を防ぎ前記雌コネクタ50の中心部に形
成されたボルト受け部を構成するボルト固定部57の防
止片挿入孔56に挿入され、係止部56aによって係止
される回り止め部材としてのボルト回転防止片55より
構成されている。雌コネクタ50は、回路基板53に固
定された多数の雄ターミナル51がハウジング内に貫通
しており、逆に雌コネクタ50のボルト回転防止片55
が挿入される防止片挿入孔56が回路基板53側に開口
している。また、ボルト固定部57の中心部にボルト固
定用の雌ネジ57aが形成されたボルトゲート54が形
成されている。
【0017】ボルト回転防止片55は、図9に示すよう
に四角形状の基底部上にボルト係合部が一体的に形成さ
れている。このボルト係合部には特殊ボルト43の先端
部に形成された係合片43aが挿入されるボルト挿入孔
55bが形成されており、また防止片挿入孔56に挿入
されるためのランス部55aが形成されている。特殊ボ
ルト43は、図10に示すように先端にはボルト回転防
止片55のボルト挿入孔55bに挿入される係合片43
a、その下部にボルト固定部57のボルトゲート54に
形成された雌ネジ57aに螺挿される雄ネジ43b、更
にその下部にネジ逃がし部43c及びその下部にCリン
グ44が装着される溝部43dが形成されている。
【0018】次に、図11乃至図13は第2実施例の多
極コネクタの嵌合順序を示す。図11は、多極コネクタ
相互の嵌合前の状態を示しており、多極コネクタ40,
50が嵌合するためには、雄コネクタ40にCリング4
4によって予め回転可能な状態で固定されている特殊ボ
ルト43が雌コネクタ50側のボルトゲート54に案内
される。そして、特殊ボルト43をスパナ等の工具によ
って回転させると、ボルトゲート54に形成された雌ネ
ジ57aに特殊ボルト43の雄ネジ43bが螺挿して行
く。この時、雄ターミナル51と雌ターミナルとの間の
接触が始まり、工具の回転に要する力も増大してくる。
【0019】図12は、多極コネクタ相互の嵌合中の状
態を示しており、特殊ボルト43を更に螺挿して行く
と、雄ネジ43bがボルト固定部57の雌ネジ57aを
通過する。このとき、特殊ボルト43にネジ逃がし部4
3cが形成されているため回転に要していた工具のトル
クが急激に低下して容易に認識することができる。そし
て、特殊ボルト43は回転自由な状態になると同時に、
雄コネクタ40のハウジング後端部に形成したストッパ
部41が雌コネクタ50側ハウジング端部に当接して締
付け作業が終了する。最後に、ボルト回転防止片55が
上面ケース14の開口部から特殊ボルト43の先端の係
合片43aに装着されると共に、ボルト回転防止片55
のランス部55aが防止片挿入孔56に形成した係止部
56aに係止されて図13に示すように多極コネクタの
嵌合が完了する。
【0020】なお、メンテナンス時に嵌合状態の多極コ
ネクタ相互をジャンクションボックス8の表面側から外
す場合は、まず上面ケース14の開口部からボルト回転
防止片55が精密ドライバー等の工具によって外され
る。そして、ボックスレンチ等の工具が特殊ボルト43
の先端の係合片43aに嵌挿されると共に押しながら回
転させると、特殊ボルト43はCリング44によって固
定されているため、Cリング44がストッパの働きをす
る。そして、図11に示すように特殊ボルト43の雄ネ
ジ43bがボルト固定部57に形成された雌ネジ57a
を螺挿しながら移動し、この移動に伴って多極コネクタ
40が雌コネクタ50から外れる方向に移動する。よっ
て、特殊ボルト43の雄ネジ43bがボルト固定部57
の雌ネジ57aから抜け出ることによって雄コネクタ4
0が雌コネクタ50から完全に外れることになる。
【0021】従って、上述のように雄コネクタ40が雌
コネクタ50から完全に外れるためには、特殊ボルト4
3の雄ネジ43bがボルト固定部57の雌ネジ57aを
締付け時とは逆の回転しながら完全に通過しなければな
らない。そのためには、ボックスレンチ等の工具が嵌挿
した特殊ボルト43の係合片43aは、少なくとも雄ネ
ジ43bが雌ネジ57aを完全に通過するまで工具によ
って回転させなければならない。よって、図8に示すよ
うに係合片43aの長さx1 はボルト固定部57の雌ネ
ジ57aの長さx2 より常に長い状態に設定しておく必
要がある。
【0022】また再度、雄コネクタ40を雌コネクタ5
0に嵌合させる場合は、上述の取り外す手順の逆を行え
ば良く、即ち雄コネクタ40を雌コネクタ50に押し当
て、特殊ボルト43の係合片43aをボックスレンチ等
で取り外し時とは逆方向に回転させる。すると、特殊ボ
ルト43の回転に伴って特殊ボルト43の雄ネジ43b
がボルト固定部57の雌ネジ57aに再び螺挿して来
る。そして、特殊ボルト43の回転をなおも続けると、
特殊ボルト43が雄コネクタ40に固定されているた
め、雄コネクタ40は特殊ボルト43の回転に伴って雌
コネクタ50に再び嵌合する。即ち、上面ケース14側
から雄コネクタ40の着脱が容易に行えることになる。
【0023】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は上述の実施例に限定されるものではない。例えば、
ジャンクションボックス裏面に雄コネクタが一体的に形
成され、ワイヤーハーネスの分岐電線側にインサートナ
ット等を内設した雌コネクタが接続されジャンクション
ボックス裏面側から押し当て、上面ケース側から締付け
ボルトを挿入して雌コネクタが雄コネクタに嵌合され
る。そして、メンテナンス時に嵌合状態を外す場合、締
付け時と同方向の上面ケース側からスパナ等で締付けボ
ルトが緩められることによって一対の雌雄コネクタの嵌
合が取り外される接続方法も本発明は含むものである。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る多極
コネクタの接続構造によれば、締付けボルトの締付け側
とは反対側に締付工具の先端が入る挿入孔を設けると共
に該挿入孔に前記ボルト又はナットの回転を防止する回
り止め部材を着脱可能に付加させ、前記雌雄コネクタ相
互の着脱が前記締付けボルトの締付け側とは反対側から
も可能にした。従って、メンテナンス時の多極コネクタ
がジャンクションボックスの上面ケース側より行えるた
め、締付工具等が入り易く多極コネクタを容易に取り外
すことができる。また、各種電装品の統合化及び集合化
が容易になることで、接続作業の効率化及びコストの削
減化の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す多極コネクタの接続
に係わる構成部品の断面図である。
【図2】ナット回転防止片の斜視図である。
【図3】特殊ナットの斜視図である。
【図4】ボルト回転防止板の斜視図である。
【図5】多極コネクタの嵌合前の状態を示す断面図であ
る。
【図6】多極コネクタの嵌合中の状態を示す断面図であ
る。
【図7】多極コネクタの嵌合完了の状態を示す断面図で
ある。
【図8】本発明の第2実施例を示す多極コネクタの接続
に係わる構成部品の断面図である。
【図9】ボルト回転防止片の斜視図である。
【図10】特殊ボルトの斜視図である。
【図11】多極コネクタの嵌合前の状態を示す断面図で
ある。
【図12】多極コネクタの嵌合中の状態を示す断面図で
ある。
【図13】多極コネクタの嵌合完了の状態を示す断面図
である。
【図14】従来の多極コネクタの接続構造を示す斜視図
である。
【図15】従来のジャンクションボックスと多極コネク
タとの接続を示す斜視図である。
【符号の説明】
20,40 雄コネクタ 23 締付けボルト 24,44 Cリング 25 ボルト回転防止板 25a 六角凹部 25b ピン溝部 27,47 ボルト保持部 30,50 雌コネクタ 31,51 雄ターミナル 32 特殊ナット 32a 雌ネジ 32c 十字溝 34,54 ボルトゲート 35 ナット回転防止片 35a 十字突片 35b 突部 36 ナット挿入孔 43 特殊ボルト 43a 係合片 43c ネジ逃がし部 55 ボルト回転防止片 55a ランス部 55b ボルト挿入孔 56 防止片挿入孔 57 ボルト固定部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング内に接続ターミナルが多数嵌
    挿された一対の雌雄コネクタの内、一方のコネクタに保
    持された締付けボルトを他方のコネクタのボルト受け部
    に螺挿することによって雌雄コネクタが嵌合される多極
    コネクタの接続構造において、前記締付けボルトの締付け側とは反対側に締付工具の先
    端が入る挿入孔を設けると共に該挿入孔に前記ボルト又
    はナットの回転を防止する回り止め部材を着脱可能に付
    加させ 、前記雌雄コネクタ相互の着脱が前記締付けボル
    トの締付け側とは反対側からも可能にしたことを特徴と
    する多極コネクタの接続構造。
  2. 【請求項2】 前記ボルト受け部に回転可能に前記ナ
    ットを嵌挿させると共に、前記ボルト頭部に該ボルトの
    回転を防止する回転防止板が装着されることを特徴とす
    る請求項1に記載の多極コネクタの接続構造。
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