JPH0425810Y2 - - Google Patents

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JPH0425810Y2
JPH0425810Y2 JP11217988U JP11217988U JPH0425810Y2 JP H0425810 Y2 JPH0425810 Y2 JP H0425810Y2 JP 11217988 U JP11217988 U JP 11217988U JP 11217988 U JP11217988 U JP 11217988U JP H0425810 Y2 JPH0425810 Y2 JP H0425810Y2
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JP
Japan
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bolt
housing
bolt member
nut member
tool
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はねじ締め型コネクタに係り、特にねじ
の締め過ぎを防げると共にねじの取り外しを容易
にできるようにしたねじ締め型コネクタに関す
る。
〔従来の技術〕
一般に、ねじの締め過ぎが防げ、かつねじの取
り外しが容易なねじ締め型コネクタに関しては、
例えば特開昭63−13283号公報に記載されたよう
な考案が存在する。この考案に係るコネクタは、
第5図及び第6図に示したように、ハウジングの
連結が容易なように、雌ハウジングAに先端部に
ねじ部1aが形成されたボルト部材1を設けると
共に、雄ハウジングBにナツト部材2を設けたも
ので、ボルト部材1とナツト部材2との螺合によ
りハウジングA及びBに連結する力を与えるもの
である。また、雌ハウジングAと雄ハウジングB
が連結し終えた時点で、ボルト部材のねじ部1a
とナツト部材2との螺合が終了し、ボルト部材1
が空転するように形成されており、ねじの締め過
ぎによるハウジング等の破損が防げるようになつ
ている。
さらに、ボルト部材1と雌ハウジングAとの間
にはばね手段3が縮装されており、ボルト部材1
とナツト部材2との螺合が終了した時点で、ボル
ト部材1に軸方向の引張り力fが働くようになつ
ている。この引張り力fは常時作用するので、空
転状態にあるボルト部材1はナツト部材2と再螺
合可能な位置に保持され、ハウジング連結後のね
じ締めが容易にでき、連結したハウジングの離脱
が容易にできるようになつている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述した従来のねじ締め型コネ
クタでは、ボルト部材1に軸方向の引張り力fが
常時働いているので、ナツト部材2との螺合が終
了し空転状態にあるボルト部材のねじ部1a後端
のねじ山4とナツト部材2先端のねじ山5が衝接
し、空転中のボルト部材に作用する引張り力fに
よりねじ山が潰れてしまうという問題があつた。
そこで本考案の目的は、上記従来技術が有する
問題点を解消し、ねじの締め過ぎが防げると共に
ねじの取り外しが容易で、かつねじ山の破損が防
げるようにしたねじ締め型コネクタを提供するこ
とにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案は、一方の
ハウジングに設けられ先端部にねじ部が形成され
たボルト部材と、他方のハウジングに設けられた
ナツト部材との螺合により、ハウジングに連結す
る力を与え、ハウジングの連結完了時にボルト部
材のねじ部とナツト部材との螺合が終了し、ボル
ト部材が空転するように形成されたねじ締め型コ
ネクタにおいて、上記ボルト部材の頭部周面に、
弾性材料からなる略均一な弾性層を設けたもので
ある。
〔作用〕
周面に略均一な弾性層を有するボルト部材の頭
部に工具を圧入すると、ボルト頭部と工具は密着
して係合し、ボルト頭部と工具との間隙が無くな
る。しかして工具を引き上げれば、ナツト部材と
の螺合が終了し空転位置にあるボルト部材が、ナ
ツト部材と再螺合可能な位置に持ち上げられる。
〔実施例〕
以下、本考案に係るねじ締め型コネクタの実施
例を図面を参照して説明する。なお、従来と同一
部分には同一符号を用いる。
第1図において符号Aは雌型端子が形成された
雌ハウジング、Bは雄型端子が形成された雄ハウ
ジングである。雌ハウジングAには、先端部にね
じ部1aが形成されたボルト部材1が回転かつ挿
脱自在に設けられている。また、雄ハウジングB
には、ハウジング連結時にボルト部材1の先端部
が入り込むボルト穴6が形成されており、このボ
ルト穴6内にボルト部材1のねじ部1aと螺合す
るナツト部材2が設けられている。そして、雌端
子と雄端子との接触が充分に得られるまで雌ハウ
ジングAと雄ハウジングBが連結し、ハウジング
同志の間隙がdだけとなつた時に、ボルト部材1
のねじ部1aとナツト部材2との螺合が終了し、
ボルト部材1が空転するように形成されている。
第2図に示したように、ボルト部材1の頭部1
b下面にはフランジ部7が設けられており、この
フランジ部7を介して、ボルト部材1とナツト部
材2との螺合によるボルト部材の移動力が雌ハウ
ジングAに伝達され、雌ハウジングAが雄ハウジ
ングBに向けて押圧されるようになつており、ま
たボルト頭部1bと嵌合するインパクトレンチ等
の工具先端が、雌ハウジングA上面に直接当接し
て雌ハウジングを破損するのを防止している。
また、ボルト頭部1bの周面には、弾性材料か
らなる略均一な幅の弾性層8が設けられている。
この弾性層8は、例えば、非円形であるボルト頭
部1bの形状に倣つて形成されたゴム製のリング
部材を、ボルト頭部に外嵌することにより形成さ
れる。そして、第3図に示したように、上記ボル
ト頭部1bに工具9を圧入すると、弾性層8が変
形してボルト頭部1bと工具9が密着して係合
し、ボルト頭部と工具との間隙が無くなる。
しかして、雌ハウジングAを雄ハウジングBに
位置決めして載せたのち、ボルト頭部1bに工具
9を圧入してボルト頭部と工具を密着して係合さ
せ、工具9を作動させてボルト頭部1bを時計方
向に回転させると、ボルト部材1とナツト部材2
との螺合によりハウジングが連結を始める。そし
て、第1図に示したように、ハウジングの連結が
ほぼ終了し、雌ハウジングAと雄ハウジングBと
の間隙がdとなつた時点でボルト部材1が空転し
始め、さらに回転を続けると、工具が発生する振
動等により、第4図に示したように、雌ハウジン
グAと雄ハウジングBは完全に密接し、ハウジン
グの連結が完了する。このようにハウジングの連
結が終了すると、雌ハウジングAと雄ハウジング
Bとの間に生じていた間隙dと同じ間隙dが、ボ
ルト部材1のねじ部1aの後端のねじ山4とナツ
ト部材2先端のねじ山5との間に生ずることにな
り、この状態ではボルト部材1はナツト部材2と
螺合可能な位置にない。
次に、連結した雌ハウジングAを雄ハウジング
Bから離脱させるには、前述したように工具9を
ボルト頭部1bに再び圧入し、工具9を上方に引
き上げる。すると、工具9と密着して係合したボ
ルト頭部1bを介してボルト部材1が持ち上げら
れ、ナツト部材2と螺合可能な位置になかつたボ
ルト部材1が螺合可能な位置に、即ちねじ部1b
後端のねじ山4とナツト部材先端のねじ山5が衝
接する位置に移動する。この状態で工具9を作動
させてボルト頭部1bを反時計方向に回転させる
と、ボルト部材1とナツト部材が再び螺合し始
め、ボルト部材1を容易に緩めることができ、雌
ハウジングAを雄ハウジングBから容易に離脱さ
せることができる。そして、ボルト部材を緩める
時のみボルト部材1をナツト部材2と螺合可能な
位置に持ち上げるので、ボルト部材のねじ部後端
とナツト部材先端とのねじ山同志が常時衝接する
ことはなく、ねじ山の破損を防ぐことができる。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、ボルト部材の頭部周面に、弾性材料からなる
略均一な弾性層を設けたから、工具とボルト頭部
が密着し、必要な時のみ工具でナツト部材と螺合
可能な位置にボルト部材を持ち上げることができ
る。このため、ナツト部材と螺合が終了した空転
中のボルト部材が、ナツト部材と衝接することは
なく、ねじ山の破損を防ぐことができ、またねじ
の取り外しを迅速かつ容易に行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るねじ締め型コネクタの実
施例を示す縦断面図、第2図は上記実施例に用い
られるボルト部材の斜視図、第3図は上記ボルト
部材のボルト頭部と工具との係合状態を示す一部
拡大図、第4図は上記実施例のハウジング連結状
態を示す図、第5図および第6図は従来のねじ締
め型コネクタを示す縦断面図である。 A……雌ハウジング、B……雄ハウジング、1
……ボルト部材、1a……ねじ部、1b……ボル
ト頭部、2……ナツト部材、7……フランジ部、
8……弾性層。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 一方のハウジングに設けられ先端部にねじ部が
    形成されたボルト部材と、他方のハウジングに設
    けられたナツト部材との螺合により、ハウジング
    に連結する力を与え、ハウジングの連結完了時に
    ボルト部材のねじ部とナツト部材との螺合が終了
    し、ボルト部材が空転するように形成されたねじ
    締め型コネクタにおいて、 上記ボルト部材の頭部周面に、弾性材料からな
    る略均一な弾性層を設けたことを特徴とするねじ
    締め型コネクタ。
JP11217988U 1988-08-29 1988-08-29 Expired JPH0425810Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP11217988U JPH0425810Y2 (ja) 1988-08-29 1988-08-29

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JP11217988U JPH0425810Y2 (ja) 1988-08-29 1988-08-29

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Publication Number Publication Date
JPH0234076U JPH0234076U (ja) 1990-03-05
JPH0425810Y2 true JPH0425810Y2 (ja) 1992-06-22

Family

ID=31350882

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JP11217988U Expired JPH0425810Y2 (ja) 1988-08-29 1988-08-29

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2524858Y2 (ja) * 1991-10-01 1997-02-05 矢崎総業株式会社 ねじ締め型コネクタ

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JPH0234076U (ja) 1990-03-05

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