JPH026616Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH026616Y2 JPH026616Y2 JP19662784U JP19662784U JPH026616Y2 JP H026616 Y2 JPH026616 Y2 JP H026616Y2 JP 19662784 U JP19662784 U JP 19662784U JP 19662784 U JP19662784 U JP 19662784U JP H026616 Y2 JPH026616 Y2 JP H026616Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tightening
- bolt
- connector housing
- threaded portion
- bolt head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000010494 dissociation reaction Methods 0.000 description 1
- 230000005593 dissociations Effects 0.000 description 1
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 1
- 230000005405 multipole Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案はねじ締め型コネクタハウジングにおけ
る安全装置に関するものであり、合成樹脂製のコ
ネクタハウジングの結合とボルトとナツトの締め
付けにより行なうに際し、過大な締め付け力によ
りコネクタハウジングが破壊されるのを防止する
ために、締付けボルトのボルト頭部を所定のトル
クで締め付けた場合には締付力が緩和されてコネ
クタハウジング相互が破壊することなく結合する
ようにしたものである。
る安全装置に関するものであり、合成樹脂製のコ
ネクタハウジングの結合とボルトとナツトの締め
付けにより行なうに際し、過大な締め付け力によ
りコネクタハウジングが破壊されるのを防止する
ために、締付けボルトのボルト頭部を所定のトル
クで締め付けた場合には締付力が緩和されてコネ
クタハウジング相互が破壊することなく結合する
ようにしたものである。
相対向するコネクタハウジングの嵌合には、1
極あたりの電気接続子の嵌合力の極数倍と、コネ
クタハウジング相互間の摩擦及びロツク等の附属
機構の嵌合力の和に相当する力が必要である。そ
して、大型多極のコネクタの場合には、この嵌合
力が過大となり、人間の手による嵌合操作が不可
能となる為、相対向するコネクタハウジングにボ
ルトとナツトを組み付け、該ボルトとナツトの締
め付けにより嵌合を行つている。
極あたりの電気接続子の嵌合力の極数倍と、コネ
クタハウジング相互間の摩擦及びロツク等の附属
機構の嵌合力の和に相当する力が必要である。そ
して、大型多極のコネクタの場合には、この嵌合
力が過大となり、人間の手による嵌合操作が不可
能となる為、相対向するコネクタハウジングにボ
ルトとナツトを組み付け、該ボルトとナツトの締
め付けにより嵌合を行つている。
しかしながら、ボルトの締め付けが過ぎるとコ
ネクタハウジングが破壊されるおそれがあり、ボ
ルトを締め付け過ぎた場合で、コネクタハウジン
グが破壊されなかつた場合にはボルトの螺子部が
破壊され、相対向するコネクタハウジングの解離
が不可能となる。
ネクタハウジングが破壊されるおそれがあり、ボ
ルトを締め付け過ぎた場合で、コネクタハウジン
グが破壊されなかつた場合にはボルトの螺子部が
破壊され、相対向するコネクタハウジングの解離
が不可能となる。
そこで従来、締め付けボルトに破断用くびれ部
を設けたことにより、該ボルトを締め付け過ぎた
場合に該ボルトに対して過大なねじり及び引張力
が加わることにより、前記くびれ部において締付
ボルトが折れて2分され、雌型ハウジングの背面
側と正面側へ抜け落ち、両コネクタハウジングの
破壊を積極的に防止する考案を本出願人等は実願
昭58−092025号として出願済である。
を設けたことにより、該ボルトを締め付け過ぎた
場合に該ボルトに対して過大なねじり及び引張力
が加わることにより、前記くびれ部において締付
ボルトが折れて2分され、雌型ハウジングの背面
側と正面側へ抜け落ち、両コネクタハウジングの
破壊を積極的に防止する考案を本出願人等は実願
昭58−092025号として出願済である。
しかしながら、この考案は、締付けボルトが折
れて2分された後に特殊な治具を用いて雄コネク
タ側に残存して螺子部を外し、新たな締め付けボ
ルトを交換補充し、雄雌のコネクタ相互を締め付
けていた。またこの構造の従来の安全装置におい
ては、特殊ボルトに設けたくびれ部の寸法、焼入
れ状態の具合により硬度に差が出て破断トルクが
バラツクことがあつた。
れて2分された後に特殊な治具を用いて雄コネク
タ側に残存して螺子部を外し、新たな締め付けボ
ルトを交換補充し、雄雌のコネクタ相互を締め付
けていた。またこの構造の従来の安全装置におい
ては、特殊ボルトに設けたくびれ部の寸法、焼入
れ状態の具合により硬度に差が出て破断トルクが
バラツクことがあつた。
本考案は上述の如き点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、締め付けボルト
に締め付け用の螺子部を設けるほか、該螺子部に
対して逆方向のボルト頭部螺装用の螺子部を設け
て之にボルト頭部を所定のトルクで螺装したこと
により、締め付けボルトの締め付け過ぎによるコ
ネクタハウジング相互の破壊を防止し、また締め
付けボルトの破壊がなく、再調整で再使用も可能
なねじ締め型コネクタハウジングにおける安全装
置を提供するのにある。
あり、その目的とするところは、締め付けボルト
に締め付け用の螺子部を設けるほか、該螺子部に
対して逆方向のボルト頭部螺装用の螺子部を設け
て之にボルト頭部を所定のトルクで螺装したこと
により、締め付けボルトの締め付け過ぎによるコ
ネクタハウジング相互の破壊を防止し、また締め
付けボルトの破壊がなく、再調整で再使用も可能
なねじ締め型コネクタハウジングにおける安全装
置を提供するのにある。
以下本考案を図面に従つて一実施例につき説明
する。
する。
第1図において、Aは自動車等に固定される雄
型のコネクタハウジングであり、中心にナツト1
を有し、Bは該コネクタハウジングAに着脱され
る雌型のコネクタハウジングであつて中心に締め
付けボルト2を有している。
型のコネクタハウジングであり、中心にナツト1
を有し、Bは該コネクタハウジングAに着脱され
る雌型のコネクタハウジングであつて中心に締め
付けボルト2を有している。
第2図に示される如く、締め付けボルト2は雌
型コネクタハウジングBの中心部における肉厚軸
支部3の貫通孔3a内において回動自在に位置
し、テーパー付段部2bを介して係止されるスト
ツパ4が軸支部3の正面側に係合して軸方向の移
動が阻止されつつ雌型コネクタハウジングBに取
り付けられている。締め付けボルト2の嵌合側に
締付用の螺子部2cが右ねじで延長して形成され
ている。2eは締め付けボルト2の背面側に前記
螺子部2cと反対方向に設けられたボルト頭部螺
装用の螺子部であり、この螺子部2eにはコネク
タハウジングA,B相互の破壊強さよりも弱く且
つ該コネクタハウジングA,Bに対する前記締付
用の螺子部2cの最大締付力よりも弱い所定のト
ルク、すなわち、緩みトルクが規格値を満足する
値でボルト頭部2aはワツシヤ5を介して螺装さ
れている。
型コネクタハウジングBの中心部における肉厚軸
支部3の貫通孔3a内において回動自在に位置
し、テーパー付段部2bを介して係止されるスト
ツパ4が軸支部3の正面側に係合して軸方向の移
動が阻止されつつ雌型コネクタハウジングBに取
り付けられている。締め付けボルト2の嵌合側に
締付用の螺子部2cが右ねじで延長して形成され
ている。2eは締め付けボルト2の背面側に前記
螺子部2cと反対方向に設けられたボルト頭部螺
装用の螺子部であり、この螺子部2eにはコネク
タハウジングA,B相互の破壊強さよりも弱く且
つ該コネクタハウジングA,Bに対する前記締付
用の螺子部2cの最大締付力よりも弱い所定のト
ルク、すなわち、緩みトルクが規格値を満足する
値でボルト頭部2aはワツシヤ5を介して螺装さ
れている。
上記構成において、雌、雄のコネクタハウジン
グA,Bを対向させて締め付けボルト2をナツト
1に螺合して締め付けると、コネクタハウジング
A,Bの嵌合が進行し、双方の嵌合面が一致した
際において嵌合が終了する。
グA,Bを対向させて締め付けボルト2をナツト
1に螺合して締め付けると、コネクタハウジング
A,Bの嵌合が進行し、双方の嵌合面が一致した
際において嵌合が終了する。
これより後、過大なトルクにて締め付けを続け
た場合には締め付けボルト2に対して過大なねじ
り及び引張力が作用し、コネクタハウジングにも
過大な圧縮力が加わる。
た場合には締め付けボルト2に対して過大なねじ
り及び引張力が作用し、コネクタハウジングにも
過大な圧縮力が加わる。
ここで、締め付けボルト2の螺子部2eとボル
ト頭部2aとの緩みトルクが規格内でコネクタハ
ウジングA,Bの破壊強さを含む総ての強さより
も僅かに弱い所望の値に設定されているため、コ
ネクタハウジングA,Bや締め付けボルト2等が
破壊する前にボルト頭部2aが緩んで破壊を防止
する。
ト頭部2aとの緩みトルクが規格内でコネクタハ
ウジングA,Bの破壊強さを含む総ての強さより
も僅かに弱い所望の値に設定されているため、コ
ネクタハウジングA,Bや締め付けボルト2等が
破壊する前にボルト頭部2aが緩んで破壊を防止
する。
このように緩んだボルト頭部2aを締め付ける
と、今度はボルト頭部2aの螺装用の螺子部2e
に対して締め付け用の螺子部2cは反対方向に設
けられているため、螺子部2cが緩んで解離が可
能となり、締め付けボルト2の交換、或いは緩み
トルクの再調整による締め付けボルト2の再使用
が可能となる。従つて従来のように、締め付けボ
ルト2の締め付け力が過大となつて、締め付けボ
ルト2が折れて2分することがなく、之に伴つて
コネクタハウジングA,Bを解離する手間を要せ
ず、締め付けボルト2の交換、補充が行える。
と、今度はボルト頭部2aの螺装用の螺子部2e
に対して締め付け用の螺子部2cは反対方向に設
けられているため、螺子部2cが緩んで解離が可
能となり、締め付けボルト2の交換、或いは緩み
トルクの再調整による締め付けボルト2の再使用
が可能となる。従つて従来のように、締め付けボ
ルト2の締め付け力が過大となつて、締め付けボ
ルト2が折れて2分することがなく、之に伴つて
コネクタハウジングA,Bを解離する手間を要せ
ず、締め付けボルト2の交換、補充が行える。
第3図は締め付けボルト2の他の実施例を示し
たものであり、この実施例においては締め付けボ
ルト2を第3図においてボルト本体2Aを之に組
み付けられるボルト頭部2aとに2分割すること
により、ボルト本体2Aに設けた螺子部2cと反
対方向の小径な雄螺子部2e1をボルト頭部2aの
嵌合側に設けるとともに雌螺子孔2fをボルト頭
部2aの嵌合側に対向して形成したことにより、
ボルト頭部2aの雄螺子部2e1をボルト本体2A
の雌螺子孔2f内にコネクタハウジングA,Bの
破壊強さよりも弱く、且つコネクタハウジング
A,Bに対する締付用の螺子部2cの最大締付力
よりも弱い所定のトルクで螺入して締め付けボル
ト2を形成した点が第2図に示す締め付けボルト
2と異なる構成となり、この締め付けボルト2を
過大なトルクで締め付け過ぎた場合に対向するコ
ネクタハウジングA,Bや締め付けボルト2等が
破壊する前にボルト頭部2aが弛んで破壊を防止
するという同様の作用がある。
たものであり、この実施例においては締め付けボ
ルト2を第3図においてボルト本体2Aを之に組
み付けられるボルト頭部2aとに2分割すること
により、ボルト本体2Aに設けた螺子部2cと反
対方向の小径な雄螺子部2e1をボルト頭部2aの
嵌合側に設けるとともに雌螺子孔2fをボルト頭
部2aの嵌合側に対向して形成したことにより、
ボルト頭部2aの雄螺子部2e1をボルト本体2A
の雌螺子孔2f内にコネクタハウジングA,Bの
破壊強さよりも弱く、且つコネクタハウジング
A,Bに対する締付用の螺子部2cの最大締付力
よりも弱い所定のトルクで螺入して締め付けボル
ト2を形成した点が第2図に示す締め付けボルト
2と異なる構成となり、この締め付けボルト2を
過大なトルクで締め付け過ぎた場合に対向するコ
ネクタハウジングA,Bや締め付けボルト2等が
破壊する前にボルト頭部2aが弛んで破壊を防止
するという同様の作用がある。
本考案は上記したものであるから、ねじ締め型
のコネクタハウジングにおいて、締め付けボルト
の過大なトルク操作によるコネクタハウジングの
破壊を締め付けボルトの破壊がなく容易且つ確実
に阻止することができる。また締め付けボルトは
再調整することにより、再使用が可能となる。
のコネクタハウジングにおいて、締め付けボルト
の過大なトルク操作によるコネクタハウジングの
破壊を締め付けボルトの破壊がなく容易且つ確実
に阻止することができる。また締め付けボルトは
再調整することにより、再使用が可能となる。
第1図は本考案に係るコネクタハウジングの斜
視図、第2図は同上の要部における断面図、第3
図は締め付けボルトの他の実施例を示した側面図
である。 A,B……コネクタハウジング、1……ナツ
ト、2……締め付けボルト、2a……ボルト頭
部、2c,2e……螺子部。
視図、第2図は同上の要部における断面図、第3
図は締め付けボルトの他の実施例を示した側面図
である。 A,B……コネクタハウジング、1……ナツ
ト、2……締め付けボルト、2a……ボルト頭
部、2c,2e……螺子部。
Claims (1)
- コネクタハウジングの貫通孔に対して対向する
コネクタハウジングと螺合される締め付けボルト
を回転自在に設け、前記締め付けボルトに前記コ
ネクタハウジング相互の締め付用の螺子部と該螺
子部に対して逆方向にボルト頭部螺装用の螺子部
とを設け、該ボルト頭部螺装用の螺子部に前記コ
ネクタハウジング相互の破壊強さよりも弱く且つ
該コネクタハウジングに対する前記締め付用の螺
子部の最大締付力よりも弱い所定のトルクでボル
ト頭部を螺装したことを特徴とするねじ締め型コ
ネクタハウジングにおける安全装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19662784U JPH026616Y2 (ja) | 1984-12-28 | 1984-12-28 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19662784U JPH026616Y2 (ja) | 1984-12-28 | 1984-12-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61114679U JPS61114679U (ja) | 1986-07-19 |
JPH026616Y2 true JPH026616Y2 (ja) | 1990-02-16 |
Family
ID=30754450
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19662784U Expired JPH026616Y2 (ja) | 1984-12-28 | 1984-12-28 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH026616Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2594945Y2 (ja) * | 1992-07-17 | 1999-05-24 | 日本エー・エム・ピー株式会社 | ボルト締め型コネクタ |
-
1984
- 1984-12-28 JP JP19662784U patent/JPH026616Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61114679U (ja) | 1986-07-19 |
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