JPH037605Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH037605Y2
JPH037605Y2 JP1985039540U JP3954085U JPH037605Y2 JP H037605 Y2 JPH037605 Y2 JP H037605Y2 JP 1985039540 U JP1985039540 U JP 1985039540U JP 3954085 U JP3954085 U JP 3954085U JP H037605 Y2 JPH037605 Y2 JP H037605Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
washer
nut
spherical
nut body
seat surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985039540U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61154316U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985039540U priority Critical patent/JPH037605Y2/ja
Publication of JPS61154316U publication Critical patent/JPS61154316U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH037605Y2 publication Critical patent/JPH037605Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bolts, Nuts, And Washers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (考案の技術分野) 本考案は、ねじの締付けにより被締結物を有効
且つ適切な軸力で締結する緩み止め機能を備えた
座金付きナツトに関する。
(先行技術の説明) ボルト・ナツトによる締結は従来から最も有効
な手段として各分野で広く利用されているが、軸
力の限界を知ることが困難なため締付け不足によ
る緩みを生じたり、過剰締付けによりボルトの破
断を招いたりすることが多かつた。
そこでボルトの軸力を表示し又は管理する装置
が本願人を含め種々提案されている(例えば特公
昭58−34264号、実願昭58−145734号、同58−
163836号)。これらの装置は何れも軸力を締結時
の分力で拡径しそれを測定することにより管理し
又は表示するものであるが、装置又は機構が複雑
で大型化しコスト高になるのを避け得ない欠点が
あつた。又軸力の表示はできても緩み止め機能を
有しないため別途に考慮する必要があつた。
(考案の目的) 本考案はこのような従来の問題点に対処したも
ので、その目的の第1はナツト体に単一の座金を
設けるだけの極めて簡単な構成で軸力の表示機能
と緩み止め機能及び締結時の求心機能を併わせ有
する新規且つ有効な座金付きナツトを提供するこ
とであり、第2の目的は軸力の表示を外形的変化
によつて簡単且つ容易に目視にて確認することの
できる座金付きナツトを提供することにある。さ
らにもう一つの目的は構成が簡単で操作並びに取
扱いが容易で安価に実施することができ、而も軸
力の限界以内の最大軸力で有効適切なねじの締結
を行うことのできる座金付きナツトを提供する点
にある。
(考案の構成) 上記目的を達成するために、本考案における座
金付きナツトは、座金が求心円弧の球面とされた
ナツト体と、その座金に対応するように設けられ
た座金との組合わせであつて、前記ナツト体の球
面とされた座金と、座金の上面の球面とを、くさ
び形に開いたすきまを保有して対向させるととも
に、前記座金の下面を、ナツト締結時に外端縁が
テコの作用をする支点となるように外広がりに傾
斜したテーパ面に形成してなるものである。
そして、前記ナツト体の球面とされた座金はフ
ランジ部に形成することが好ましい。
また、ナツト体と座金とは、ナツト側座金に突
設した係止片を座金内周縁に係合し不可分に結合
することもできる。
(実施例) 第1図は締結前の座金付きナツトを示す。同図
において、1はナツト体で、下端にフランジ部2
を、中心にねじ孔3を有する。フランジ部2はナ
ツト体1の座金4を広くするために形成するもの
であるから、最底必要な座金が確保できればフラ
ンジ2は必らずしも設けなくてよい。この座金4
は求心円弧の球面に形成される。5は座金で、前
記ナツト体1の座金4に対応する上面6を凹状の
球面となし、下面7は外広がりのテーパ面に形成
させている。
ナツト体1の座金内周部には下向きに突出する
係止片8を一体に形成して、これを座金5の内周
縁9に上方より嵌入し外向きに折曲することで、
両者8,9を回転方向には自由であるように不可
分に結合させている。このようにして座金5を結
合した状態では、ナツト体1の球状座金4と座金
5の上面6とは全周くさび形に開口したすきまa
を有する。
(作用) 第2図は本考案の座金付きナツトとボルト10
を用いて被締結物11を締結した状態を示してい
る。
ボルト10のねじ軸部10′にナツト体1を螺
合し、両者1,10を締結していくと、先づ座金
5の下面7は外広がりのテーパ面に形成されてい
る為に、被締結物11の上面11aとは外端縁b
が線接触し、これを支点に座金全体に矢印イにて
示す方向のねじり力が作用する。ねじの締結を増
していくと、外端縁bは拡径していき、それにつ
れてくさび形のすきまaは平行に近づき、遂には
対応する2つの球面4,6は互いに密着する。こ
の密着した状態では前記のねじり力が緩みに対す
るばね反力として作用するので以後におけるボル
ト・ナツトの緩み止めとなる。
締結を完了すると、座金5は第1図の状態から
第2図に示すように変形するので、その変形を目
で確認できるし、又ゲージ等によつて座金5の外
径Dを測定すれば締結前よりD′のように大きく
なるので容易に軸力を知ることができる。
(考案の効果) 本考案は、上述のとおり構成されているので、
次に記載の効果を有する。
ナツトの締結時に座金の変形によつて適正ト
ルクを目で確認できる。
ナツトの締結により座金にねじりが加えら
れ、それがばね反力として作用するため、ナツ
トの緩みを効果的に防止する。
締結完了とともに、ナツトと座金の軸心が完
全に一致して自動調整される為偏つた荷重が掛
らず、適正トルクで締結できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す座金付きナツト
の正面図、第2図はその締結時の正面図で、夫々
左半部は断面で示されている。 1……ナツト体、4……座金、5……座金、6
……上面、7……下面、8……係止片、a……く
さび形すきま、b……外端縁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 座面4が求心円弧の球面とされたナツト体1
    と、その座面に対応するように設けられた座金
    5、との組合わせであつて、前記ナツト体1の
    球面とされた座面4と、座金5の上面6の球面
    とを、くさび形に開いたすきまaを保有して対
    向させるとともに、前記座金5の下面7を、ナ
    ツト締結時に外端縁bがテコの作用をする支点
    となるように外広がりに傾斜したテーパ面に形
    成してなることを特徴とする座金付きナツト。 (2) 前記ナツト体1の球面とされた座面はフラン
    ジ部2に形成してなる前記実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の座金付きナツト。 (3) 前記ナツト体1と座金5とは、ナツト側座面
    に突設した係止片8を座金内周縁に係合し不可
    分に結合してなる前記実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の座金付きナツト。
JP1985039540U 1985-03-18 1985-03-18 Expired JPH037605Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985039540U JPH037605Y2 (ja) 1985-03-18 1985-03-18

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985039540U JPH037605Y2 (ja) 1985-03-18 1985-03-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61154316U JPS61154316U (ja) 1986-09-25
JPH037605Y2 true JPH037605Y2 (ja) 1991-02-26

Family

ID=30547578

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985039540U Expired JPH037605Y2 (ja) 1985-03-18 1985-03-18

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH037605Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57119113U (ja) * 1981-01-16 1982-07-23

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61154316U (ja) 1986-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5934853A (en) Nut and device for tightening provided with the same
EP1184581A2 (en) Threaded fastener
MXPA00007542A (es) Dispositivo de sujecion.
JP2554969Y2 (ja) カム座金
JPH037605Y2 (ja)
US6918726B1 (en) Lock nut having ring lock with lug
JPH0445690B2 (ja)
JP2518764Y2 (ja) ダブルロックナット
GB2210124A (en) Tamper-proof fastening
JPH01105012A (ja) ゆるみ止めナット
JPH11287232A (ja) ナットの共回り防止構造
JPH0577610U (ja) 止めナット
JPH0211618Y2 (ja)
JP3013040U (ja) 緩み防止ナット
JPS6323611Y2 (ja)
JPS6210483Y2 (ja)
JPS6121607Y2 (ja)
JP4071350B2 (ja) 締付ボルト・ナットの緩め防止構造
JPH087875A (ja) バッテリー電極用端子金具
JPH0413452Y2 (ja)
JPS6327132Y2 (ja)
JPH0717848Y2 (ja) タイロッドのソケット取付け構造
JPH086705Y2 (ja) 自転車用ヘッドセット
JPH0228292Y2 (ja)
JPS6121410A (ja) 植込ボルト