JPH082935Y2 - ねじ締め型コネクタのロック機構 - Google Patents

ねじ締め型コネクタのロック機構

Info

Publication number
JPH082935Y2
JPH082935Y2 JP14154588U JP14154588U JPH082935Y2 JP H082935 Y2 JPH082935 Y2 JP H082935Y2 JP 14154588 U JP14154588 U JP 14154588U JP 14154588 U JP14154588 U JP 14154588U JP H082935 Y2 JPH082935 Y2 JP H082935Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bolt
nut
connector
connector housing
screw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP14154588U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0262674U (ja
Inventor
良次 辻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP14154588U priority Critical patent/JPH082935Y2/ja
Publication of JPH0262674U publication Critical patent/JPH0262674U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH082935Y2 publication Critical patent/JPH082935Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、ねじ締め型コネクタのロック機構、詳しく
はねじ締め型コネクタにおけるねじ締め時の過大な回転
力の発生を抑制すると共にこれに起因するボルトの破断
あるいはコネクタの破損等を防止したロック機構に関す
るものである。
「従来の技術」 近年、自動車等に装備される各種電装品の多様化に伴
いワイヤーハーネスに接続されるコネクタは多極化、大
型化する傾向にある。しかし、このようなコネクタにあ
っては、雄雌端子を各々装着したハウジング相互の嵌合
離脱に多大の力を要するため、工具を使用したねじ締め
型のコネクタが提案されている。前記ハウジングのロッ
ク手段としては、特開昭63-13283号が知られている。す
なわち、第4図において、一方のコネクタハウジング
(A)にねじ部(1C)を軸部(1b)の先端部に形成した
ボルト(1)を回転挿脱自在に設けると共に、他方のコ
ネクタハウジング(B)にナット(2)を設け、ボルト
(1)が挿着された一方のコネクタハウジング(A)の
端面(3)とボルト(1)の頭部(1a)間のボルト軸部
(1b)にばね部材(4)を巻き付けて構成されている。
これにて、両コネクタハウジング(A、B)の嵌合時に
おいて、ボルトねじ部(1c)がナット(2)との螺合か
らはずれて空転することにより、ボルト(1)の締め付
け過ぎを防止し、しかも、このとき、ボルト(1)は、
バネ部材(4)により上方に付勢されるので、ねじ部
(1c)がナット(2)の前端面に接する位置に保持され
るようになっている。
「考案が解決しようとする問題点」 しかし、このような構造では、コネクタハウジングの端
面が常にばね部材(4)の反発力をうけることになる。
コネクタハウジングは一般的に樹脂材料で形成されてお
り、常にばねの反発力をうけていると、高温使用状況下
では前記コネクタハウジングの端面が変形するなどの問
題点がある。
本考案は、従来のねじ締め型コネクタにおけるロック
手段の問題点に着目してなされたもので、ボルトの締め
付け過ぎを防止できるものであって、コネクタハウジン
グの変形を防止することができるコネクのロック機構を
提供することを目的とする。
「問題点を解決するための手段」 以上の目的を達成するため本考案は「一方のコネクタハ
ウジングに、先端部にねじ部を有するボルトを回転自在
に設けると共に、他方のコネクタハウジングに、前記ボ
ルトのねじ部が螺合する雌ねじ部を有するナットを設
け、前記ボルトを前記ナットに締付けることにより、前
記両コネクタハウジングを嵌合させるようにすると共
に、前記ねじ部が前記雌ねじ部から先方に抜出した位置
にて、両コネクタハウジングの嵌合完了状態となるよう
にしたものであって、前記ねじ部が前記雌ねじ部から先
方に抜出した位置にて前記ボルトの先端に当接して雌ね
じ部側へ押圧するばね部材を、前記ナットに設けた構
成」になっている。
「作用」 上記構成により、ボルトをナットに締め付けることに
より、両コネクタハウジングが嵌合されるのであるが、
嵌合完了状態となったときには、ねじ部が雌ねじ部から
先方に抜出して空転するので、ボルトの締め付け過ぎを
防止することができる。そして、嵌合完了状態では、ば
ね部材がボルトの先端に当接してそのボルトの先端を雌
ねじ部側へ押圧するので、ボルトはその位置に保持され
るようになる。このとき、ばね部材はナットに設けられ
ているので、ナット内での力のつり合いが成り立ち、コ
ネクタハウジングにばね部材の反発力が作用することは
ない。
「実施例」 以下、実施例に基づいて本発明の構成を詳しく説明す
る。
その一実施例を示す第1図、第2図、第3図を参照す
ると、本考案はねじ締め型コネクタのロック機構は、一
方のコネクタハウジング(A)にねじ部(1c)をボルト
軸部(1b)の先端部に形成したボルト(1)を回転自在
に設けると共に、他方のコネクタハウジング(B)のボ
ルト軸挿入方向にばね部材(4)を有したナット(2)
を設けている。このナット(2)は、内周のうちほぼ上
半部に、前記ねじ部(1c)に螺合する雌ねじ部(2a)が
形成され、下半部が前記ねじ部(1c)よりも若干径大な
単なる孔とされている。前記ばね部材(4)は、板ばね
材より成り、前記ナット(2)の孔の下面部を塞ぐよう
に取付けられている。そして、両コネクタハウジング
(A、B)の嵌合時において、ボルト(1)のねじ部
(1c)が前記雌ねじ部(2a)から先方(下方)に抜出し
た位置にて、両コネクタハウジング(A,B)の嵌合完了
状態となり、この状態で、前記ボルト(1)先端が前記
ナット(2)に設けられたばね部材(4)を押圧するよ
うに構成されている。なお、コネクタハウジング(A)
とコネクタハウジング(B)には、雌端子と雄端子が挿
着されており、ハウジング相互の嵌合完了時において、
雄雌端子が相互に電気的接触がなされるように構成され
ている。
次に、コネクタの嵌合の過程を説明すると、ボルト
(1)を挿入したコネクタハウジング(A)をコネクタ
ハウジング(B)に嵌入し、ボルト(1)の頭部(1a)
を工具を用いて回転させ、ボルトの先端部(1c)をコネ
クタハウジング(B)に固着されているナット(2)に
螺合させる。更にボルト(1)を回転させると、ボルト
のねじ部(1c)は雌ねじ部(2a)から下方に抜出し、ボ
ルトのねじ部(1c)の先端はばね部材(4)に接し、押
圧されるものであり、同時にコネクタハウジング(A、
B)相互の嵌合が完了し、第1図の状態となる。この状
態においてコネクタハウジング(A、B)相互のロック
は、押圧されたばね部材(4)の反発力によって保持さ
れるものである。金属、セラミック等の材料から成るナ
ット(2)にばね部材(4)を具備すれば、高温状況下
においても該ばね部材(4)による反発力は弱まること
はなく、頭部(1a)を螺退方向に回転させることによ
り、ねじ部(1c)が雌ねじ部(2a)にすぐに再螺合する
ようになって、ボルト(1)は容易に離脱できる。又、
ばね部材(4)の反発力は、ナット(2)内で力のつり
合いが成り立つようになってハウジング自体にかからな
いため、ハウジングの変形もなくなる。
ボルト(1)のねじ部(1c)がナット(2)との螺合
から外れた後は、ボルト(1)を更に回転させても空転
するのみであるから、ハウジング(A、B)相互の嵌合
終了後はボルト(1)やナット(2)に過大な回転力が
加わることが防止される。
「考案の効果」 本考案のねじ締め型コネクタのロック機構は以上詳細
に説明した通りであり、ねじ部が雌ねじ部から先方に抜
出した位置にてボルトの先端に当接して雌ねじ部側へ押
圧するばね部材を、ナットに設けたので、ボルトの締め
付け過ぎを防止できるものであって、コネクタハウジン
グの変形を防止することができるという優れた効果を得
ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図:本考案のねじ締め型コネクタの嵌合状態におけ
る概略縦断面図 第2図:同上コネクタの嵌合直前の状態における斜視図 第3図:ボルト部とナット部との嵌合直前の状態におけ
る断面図 第4図:従来のねじ締め型コネクタにおけるロック機構
の分解斜視図 「主な符号」 A:コネクタハウジング B:コネクタハウジング 1:ボルト 1a:ボルト頭部 1b:ボルト軸部 1c:ボルトねじ部 2:ナット 3:ハウジングAの端面 4:ばね部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方のコネクタハウジングに、先端部にね
    じ部を有するボルトを回転自在に設けると共に、他方の
    コネクタハウジングに、前記ボルトのねじ部が螺合する
    雌ねじ部を有するナットを設け、 前記ボルトを前記ナットに締付けることにより、前記両
    コネクタハウジングを嵌合させるようにすると共に、前
    記ねじ部が前記雌ねじ部から先方に抜出して空転した位
    置にて、両コネクタハウジングの嵌合完了状態となるよ
    うにしたものにおいて、 前記ねじ部が前記雌ねじ部から先方に抜出して空転した
    位置にて前記ボルトの先端に当接して雌ねじ部側へ押圧
    するばね部材を、前記ナットに設けたことを特徴とする
    ねじ締め型コネクタのロック機構。
JP14154588U 1988-10-28 1988-10-28 ねじ締め型コネクタのロック機構 Expired - Lifetime JPH082935Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14154588U JPH082935Y2 (ja) 1988-10-28 1988-10-28 ねじ締め型コネクタのロック機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14154588U JPH082935Y2 (ja) 1988-10-28 1988-10-28 ねじ締め型コネクタのロック機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0262674U JPH0262674U (ja) 1990-05-10
JPH082935Y2 true JPH082935Y2 (ja) 1996-01-29

Family

ID=31406704

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14154588U Expired - Lifetime JPH082935Y2 (ja) 1988-10-28 1988-10-28 ねじ締め型コネクタのロック機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH082935Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1422788A1 (en) * 1997-12-11 2004-05-26 The Furukawa Electric Co., Ltd. Bolt-tightened connector

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0262674U (ja) 1990-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110112602B (zh) 储能高压连接器
US3710005A (en) Electrical connector
EP0066441B1 (en) Earth terminal for electrical equipments
US3500291A (en) Locking electrical connector
JP2613985B2 (ja) ねじ締めコネクタ
US3768065A (en) Electric connector and method of forming a connection
JPH082935Y2 (ja) ねじ締め型コネクタのロック機構
JPH0157471B2 (ja)
CN218632524U (zh) 微圆形连接器
JP3285119B2 (ja) ねじ嵌合式コネクタ
JP2729567B2 (ja) コネクタの締着機構
CN219843231U (zh) 一种工业连接器用锁线机构的防脱结构
JPH0421252Y2 (ja)
JP2715361B2 (ja) 端 子
US2446262A (en) Wire grip for electrical fittings
CN111129796A (zh) 一种自解锁连接器
JP2555592Y2 (ja) ボルト締め型コネクタ
JPH11339884A (ja) ボルト付きコネクタ
JPH0425811Y2 (ja)
CN220209384U (zh) 一种可翻盖180度拉扣接线插头
JPH0425810Y2 (ja)
CN210123820U (zh) 一种防脱电连接器组件
JPH02145779U (ja)
CN214100082U (zh) 一种连接器卡接结构
JPH0314574Y2 (ja)