JP2729567B2 - コネクタの締着機構 - Google Patents
コネクタの締着機構Info
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- JP2729567B2 JP2729567B2 JP5226702A JP22670293A JP2729567B2 JP 2729567 B2 JP2729567 B2 JP 2729567B2 JP 5226702 A JP5226702 A JP 5226702A JP 22670293 A JP22670293 A JP 22670293A JP 2729567 B2 JP2729567 B2 JP 2729567B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- connector
- male connector
- female connector
- male
- female
- Prior art date
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/62—Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
- H01R13/627—Snap or like fastening
- H01R13/6271—Latching means integral with the housing
- H01R13/6273—Latching means integral with the housing comprising two latching arms
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/62—Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
- H01R13/621—Bolt, set screw or screw clamp
- H01R13/6215—Bolt, set screw or screw clamp using one or more bolts
Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、雄型コネクタと雌型
コネクタとを締結するためのコネクタの締着機構に関
し、更に詳述すれば、複数の小型多極コネクタを集合さ
せた構造の高密度多極コネクタの締着機構に関するもの
である。
コネクタとを締結するためのコネクタの締着機構に関
し、更に詳述すれば、複数の小型多極コネクタを集合さ
せた構造の高密度多極コネクタの締着機構に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばワイヤーハーネスの接続に
用いられるコネクタは、接続する素線の数が多い多極コ
ネクタになるにつれ多少の力ではコネクタ接続すること
が困難になっている。そこで、接続する雄型コネクタと
雌型コネクタとの間にボルトを介在させ、このボルトを
回転させながら雄型コネクタと雌型コネクタとの嵌合を
行なわせる、所謂ねじ締め型コネクタがある。
用いられるコネクタは、接続する素線の数が多い多極コ
ネクタになるにつれ多少の力ではコネクタ接続すること
が困難になっている。そこで、接続する雄型コネクタと
雌型コネクタとの間にボルトを介在させ、このボルトを
回転させながら雄型コネクタと雌型コネクタとの嵌合を
行なわせる、所謂ねじ締め型コネクタがある。
【0003】しかし、このボルトによる嵌合締着では一
方の手に雄型または雌型のコネクタを持ち、他方の手で
ボルトを回すため作業効率の悪いことから、実公昭63
−16149号公報による仮り止め機構が提案された。
これは、一方のコネクタハウジングにボルトを設け、他
方のコネクタハウジングにナットを設けておき、例え
ば、雄型コネクタの外周には突起部を設けておき、雌型
コネクタの内周には前記突起部に係合する係止部を設
け、これらのコネクタの嵌合に際しては、雄型コネクタ
の突起部を雌型コネクタの係止部に係合させて仮止め状
態にし、前記ボルトを回すことにより雄型コネクタと雌
型コネクタとの嵌合締着を行なわせるように試みられて
いた。
方の手に雄型または雌型のコネクタを持ち、他方の手で
ボルトを回すため作業効率の悪いことから、実公昭63
−16149号公報による仮り止め機構が提案された。
これは、一方のコネクタハウジングにボルトを設け、他
方のコネクタハウジングにナットを設けておき、例え
ば、雄型コネクタの外周には突起部を設けておき、雌型
コネクタの内周には前記突起部に係合する係止部を設
け、これらのコネクタの嵌合に際しては、雄型コネクタ
の突起部を雌型コネクタの係止部に係合させて仮止め状
態にし、前記ボルトを回すことにより雄型コネクタと雌
型コネクタとの嵌合締着を行なわせるように試みられて
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た構成による仮止め機構では、雄型コネクタと雌型コネ
クタとのハウジング間にガタ付きがあるため、例えばコ
ネクタの長手方向に力が加わるとコネクタの一方が傾
き、この状態でボルトを締めるとボルトとナットとの間
でくいつき現象を発生し嵌合できないという問題があ
る。本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、コネクタに外方より不用意に力が
加わってもコネクタの一方を傾けることなく支持し、ボ
ルト締めによるくいつき現象を完全に防止するコネクタ
の締着機構を提案するものである。
た構成による仮止め機構では、雄型コネクタと雌型コネ
クタとのハウジング間にガタ付きがあるため、例えばコ
ネクタの長手方向に力が加わるとコネクタの一方が傾
き、この状態でボルトを締めるとボルトとナットとの間
でくいつき現象を発生し嵌合できないという問題があ
る。本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、コネクタに外方より不用意に力が
加わってもコネクタの一方を傾けることなく支持し、ボ
ルト締めによるくいつき現象を完全に防止するコネクタ
の締着機構を提案するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のコネクタの締着機構は、雄型コネクタと、
この雄型コネクタに嵌合する雌型コネクタとをボルトに
よって締着する機構であって、前記雄型コネクタの長手
方向に沿うハウジングの嵌合外周面に、少なくとも片側
で2ケ所以上の突起部を設けると共に、この長手方向の
両端部にそれぞれ係合突起部を設け、前記雌型コネクタ
の前記雄型コネクタと嵌合するハウジングの内周面に、
前記突起部に係合する係止部を設けると共に、前記突起
部と前記係止部とを係合させた状態で、前記雌型コネク
タの長手方向の両端部に前記係合突起部に弾接し、前記
雄型コネクタを離脱方向へ押圧する弾性アーム部を設け
たことを特徴とするものである。
め、本発明のコネクタの締着機構は、雄型コネクタと、
この雄型コネクタに嵌合する雌型コネクタとをボルトに
よって締着する機構であって、前記雄型コネクタの長手
方向に沿うハウジングの嵌合外周面に、少なくとも片側
で2ケ所以上の突起部を設けると共に、この長手方向の
両端部にそれぞれ係合突起部を設け、前記雌型コネクタ
の前記雄型コネクタと嵌合するハウジングの内周面に、
前記突起部に係合する係止部を設けると共に、前記突起
部と前記係止部とを係合させた状態で、前記雌型コネク
タの長手方向の両端部に前記係合突起部に弾接し、前記
雄型コネクタを離脱方向へ押圧する弾性アーム部を設け
たことを特徴とするものである。
【0006】
【作 用】上記した構成によるコネクタの締着機構は、
雌型コネクタ上に雄型コネクタを係着させることによ
り、雄型コネクタが突起部を雌型コネクタの係止部に係
合させて雌型コネクタに仮係止される。このとき、雄型
コネクタは係合突起部が雌型コネクタの弾性アーム部を
押し開いてこの弾性アーム部によって弾性的に挟持さ
れ、雌型コネクタに対し絶えず離脱方向の力を受けてい
る。この結果、前記突起部と前記係止部とによる仮係止
状態が常に緊張状態に維持され、雄型コネクタは雌型コ
ネクタ上に水平方向(平行状態)に保持される。この状
態で雄型コネクタの中心位置に取り付けたボルトを締め
付けると、前記係合突起部が弾性アーム部間に収容され
て下降し、雄型コネクタと雌型コネクタとはずれること
なく嵌着される。
雌型コネクタ上に雄型コネクタを係着させることによ
り、雄型コネクタが突起部を雌型コネクタの係止部に係
合させて雌型コネクタに仮係止される。このとき、雄型
コネクタは係合突起部が雌型コネクタの弾性アーム部を
押し開いてこの弾性アーム部によって弾性的に挟持さ
れ、雌型コネクタに対し絶えず離脱方向の力を受けてい
る。この結果、前記突起部と前記係止部とによる仮係止
状態が常に緊張状態に維持され、雄型コネクタは雌型コ
ネクタ上に水平方向(平行状態)に保持される。この状
態で雄型コネクタの中心位置に取り付けたボルトを締め
付けると、前記係合突起部が弾性アーム部間に収容され
て下降し、雄型コネクタと雌型コネクタとはずれること
なく嵌着される。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係るコネクタの締着機構の実
施例を図面を参照して詳細に説明する。図1乃至図3は
本発明の一実施例を示しており、図1はコネクタの正面
一部断面図であり、図2は図1の側面一部断面図であ
り、図3は図2のコネクタの締着状態を示す側面一部断
面図である。図1および図2において、コネクタ1は雄
型コネクタ2と雌型コネクタ3とより構成されている。
雄型コネクタ2は長方体の形状で、中心には上方に立設
する円筒状のボス部4を設け、このボス部4内には回動
自在にし、かつ軸方向移動が阻止されたボルト5が装着
されている。このボス部4の下部には蓋状フレーム6が
一体的に設けてあって、この蓋状フレーム6の長手方向
に沿う両端寄り(図1の手前側と向側)には、蓋状フレ
ーム6の長手方向の撓みを補強するための補強部材7が
設けてある。
施例を図面を参照して詳細に説明する。図1乃至図3は
本発明の一実施例を示しており、図1はコネクタの正面
一部断面図であり、図2は図1の側面一部断面図であ
り、図3は図2のコネクタの締着状態を示す側面一部断
面図である。図1および図2において、コネクタ1は雄
型コネクタ2と雌型コネクタ3とより構成されている。
雄型コネクタ2は長方体の形状で、中心には上方に立設
する円筒状のボス部4を設け、このボス部4内には回動
自在にし、かつ軸方向移動が阻止されたボルト5が装着
されている。このボス部4の下部には蓋状フレーム6が
一体的に設けてあって、この蓋状フレーム6の長手方向
に沿う両端寄り(図1の手前側と向側)には、蓋状フレ
ーム6の長手方向の撓みを補強するための補強部材7が
設けてある。
【0008】この蓋状フレーム6の下側には、前記ボス
部4に等しい外径を有する円筒部8が設けてあって、ボ
ス部4内に穿設されたボルト孔9は円筒部8内にまで貫
通されている。この円筒部8には複数の小型多極コネク
タ10が配設されている。なお、図中の数字に付したア
ルファベットL、Rは、コネクタの左側または右側に位
置する各構成部分をあらわしている。小型多極コネクタ
10Lと10Rの長手方向に沿う外周面上には、雄型コ
ネクタ2を雌型コネクタ3に仮係止させるための突起部
11Lと11Rとがそれぞれ設けてある。この突起部1
1Lと11Rとは小型多極コネクタ10L、10Rの側
壁より山形に突出された形状で形成され、後述する雌型
コネクタ3の係止部19と係合されるようになってい
る。
部4に等しい外径を有する円筒部8が設けてあって、ボ
ス部4内に穿設されたボルト孔9は円筒部8内にまで貫
通されている。この円筒部8には複数の小型多極コネク
タ10が配設されている。なお、図中の数字に付したア
ルファベットL、Rは、コネクタの左側または右側に位
置する各構成部分をあらわしている。小型多極コネクタ
10Lと10Rの長手方向に沿う外周面上には、雄型コ
ネクタ2を雌型コネクタ3に仮係止させるための突起部
11Lと11Rとがそれぞれ設けてある。この突起部1
1Lと11Rとは小型多極コネクタ10L、10Rの側
壁より山形に突出された形状で形成され、後述する雌型
コネクタ3の係止部19と係合されるようになってい
る。
【0009】また、前記小型多極コネクタ10Lと10
Rの長手方向の両端部には、外方へ突出する係合突起部
12Lと12Rとが設けてある。この係合突起部12L
と12Rとは、図2に示すように、その正面側から見る
と略々方形をなし、その下側は下方に向って傾斜面13
をもって尖底状をなし、上端側の両側は比較的大きなR
面14をなしている。そして、上記した雄型コネクタ2
を形成するボス部4、蓋状フレーム6、補強部材7、円
筒部8、小型多極コネクタ10、突起部11、および係
合突起部12は合成樹脂の絶縁部材による一体成形品で
ある。
Rの長手方向の両端部には、外方へ突出する係合突起部
12Lと12Rとが設けてある。この係合突起部12L
と12Rとは、図2に示すように、その正面側から見る
と略々方形をなし、その下側は下方に向って傾斜面13
をもって尖底状をなし、上端側の両側は比較的大きなR
面14をなしている。そして、上記した雄型コネクタ2
を形成するボス部4、蓋状フレーム6、補強部材7、円
筒部8、小型多極コネクタ10、突起部11、および係
合突起部12は合成樹脂の絶縁部材による一体成形品で
ある。
【0010】雌型コネクタ3は、前記小型多極コネクタ
10L、10R及び円筒部8を収納する内寸を有する凹
型ハウジング15で、その外周は前記蓋状フレーム6と
補強部材7とで形成する外壁面と均等面に形成された合
成樹脂の絶縁部材である。この凹型ハウジング15内に
は、前記円筒部8内に密接収納される円筒状台座16が
一体的に設けてある。この円筒状台座16の中心には前
記ボルト5のネジ軸を挿通するボルト孔17が設けてあ
り、このボルト孔17の上部にはボルト5に螺着するナ
ット18がモールドされている。この雌型コネクタ3の
内周面で、前記雄型コネクタ2に設けた突起部11L及
び11Rに対応する位置には、係止部19が設けてあっ
てその下方にはガイド溝20が延設されている。そし
て、前記係止部19上に配置された雄型コネクタ2の突
起部11L及び11Rが、係止部19を越えると、ガイ
ド溝20内に入って雌型コネクタ3内を下方へガイドさ
れるようになっている。
10L、10R及び円筒部8を収納する内寸を有する凹
型ハウジング15で、その外周は前記蓋状フレーム6と
補強部材7とで形成する外壁面と均等面に形成された合
成樹脂の絶縁部材である。この凹型ハウジング15内に
は、前記円筒部8内に密接収納される円筒状台座16が
一体的に設けてある。この円筒状台座16の中心には前
記ボルト5のネジ軸を挿通するボルト孔17が設けてあ
り、このボルト孔17の上部にはボルト5に螺着するナ
ット18がモールドされている。この雌型コネクタ3の
内周面で、前記雄型コネクタ2に設けた突起部11L及
び11Rに対応する位置には、係止部19が設けてあっ
てその下方にはガイド溝20が延設されている。そし
て、前記係止部19上に配置された雄型コネクタ2の突
起部11L及び11Rが、係止部19を越えると、ガイ
ド溝20内に入って雌型コネクタ3内を下方へガイドさ
れるようになっている。
【0011】また、雌型コネクタ3の内側で長手方向の
両端部近傍には、図2に示すように雄型コネクタ2の係
合突起部12を挟持するための弾性アーム部21が設け
てある。この弾性アーム部21は、凹型ハウジング15
の外壁より離れた位置で底面部より垂直方向に立設され
た一対のアーム部材22によって構成され、一対のアー
ム部材22間の空間が前記係合突起部12の横幅より僅
かに狭く形成されており、この空間内で係合突起部12
を弾性的に挟持するようになっている。このアーム部材
22の頭部はすり割り状になっており、内側対向面は互
に突出し上端部には係合突起部12の傾斜面13に対応
する斜面を有したヘッド部23を設けてある。
両端部近傍には、図2に示すように雄型コネクタ2の係
合突起部12を挟持するための弾性アーム部21が設け
てある。この弾性アーム部21は、凹型ハウジング15
の外壁より離れた位置で底面部より垂直方向に立設され
た一対のアーム部材22によって構成され、一対のアー
ム部材22間の空間が前記係合突起部12の横幅より僅
かに狭く形成されており、この空間内で係合突起部12
を弾性的に挟持するようになっている。このアーム部材
22の頭部はすり割り状になっており、内側対向面は互
に突出し上端部には係合突起部12の傾斜面13に対応
する斜面を有したヘッド部23を設けてある。
【0012】雄型コネクタ2と雌型コネクタ3とのコネ
クタ嵌合に際し、弾性アーム部21のヘッド部23の斜
面上に、この斜面と傾斜面13を一致させるように係合
突起部12を配置した後、雄型コネクタ2は突起部11
を、図3に示すように凹型ハウジング15の係止部19
の下側面に圧入するように雌型コネクタ3に向けて僅か
に挿入される。これにより、雄型コネクタ2は雌型コネ
クタ3に仮係止される。なお、この仮係止の状態では、
両コネクタにそれぞれ収納されている雄雌各端子は未だ
互いに非接触状態にある。この状態において、前記係合
突起部12は少し下降して弾性アーム部21を左右に押
し開き、よって、ヘッド部23によって弾性的に挟持さ
れている。このヘッド部23が弾接することで、係合突
起部12は上方へ付勢され、雄型コネクタ2は雌型コネ
クタ3から離脱する方向へ押圧される。一方、前記突起
部11と係止部19とが係合していることから、この突
起部11と係止部19との仮係止状態は絶えず緊張状態
におかれることになり、よって、雄型コネクタ2は雌型
コネクタ3上で常時水平方向を保って支持されている。
クタ嵌合に際し、弾性アーム部21のヘッド部23の斜
面上に、この斜面と傾斜面13を一致させるように係合
突起部12を配置した後、雄型コネクタ2は突起部11
を、図3に示すように凹型ハウジング15の係止部19
の下側面に圧入するように雌型コネクタ3に向けて僅か
に挿入される。これにより、雄型コネクタ2は雌型コネ
クタ3に仮係止される。なお、この仮係止の状態では、
両コネクタにそれぞれ収納されている雄雌各端子は未だ
互いに非接触状態にある。この状態において、前記係合
突起部12は少し下降して弾性アーム部21を左右に押
し開き、よって、ヘッド部23によって弾性的に挟持さ
れている。このヘッド部23が弾接することで、係合突
起部12は上方へ付勢され、雄型コネクタ2は雌型コネ
クタ3から離脱する方向へ押圧される。一方、前記突起
部11と係止部19とが係合していることから、この突
起部11と係止部19との仮係止状態は絶えず緊張状態
におかれることになり、よって、雄型コネクタ2は雌型
コネクタ3上で常時水平方向を保って支持されている。
【0013】次いで、雄型コネクタ2に装着されたボル
ト5を雌型コネクタ3のナット18に螺合させることで
両コネクタ2、3は結合するのであるが、上記仮係止の
状態では、図1に示すように、ボルト先端とナット18
が未だ接触していない状態にあるので、ボルト締め付け
時にボルト頭部をインパクト(トルク)レンチで下方へ
押し付けながらボルト5が締め付けられる。ボルト先端
がナット18に当接された状態でボルト5を締め付ける
ことにより、雄型コネクタ2は雌型コネクタ3内に嵌入
される。そして、前記突起部11はハウジング15のガ
イド溝20内を降下し、前記係合突起部12は弾性アー
ム部21のアーム部材22の間を降下し、雄型コネクタ
2と雌型コネクタ3とはずれを生じたり、曲がることな
く完全に嵌合されコネクタ1の電気的導通は無理なく行
なわれる。なお、ボルト5を緩める方向に回転させ外す
ことにより、蓋状フレーム6とハウジング15との接合
は容易に取り外すことができる。
ト5を雌型コネクタ3のナット18に螺合させることで
両コネクタ2、3は結合するのであるが、上記仮係止の
状態では、図1に示すように、ボルト先端とナット18
が未だ接触していない状態にあるので、ボルト締め付け
時にボルト頭部をインパクト(トルク)レンチで下方へ
押し付けながらボルト5が締め付けられる。ボルト先端
がナット18に当接された状態でボルト5を締め付ける
ことにより、雄型コネクタ2は雌型コネクタ3内に嵌入
される。そして、前記突起部11はハウジング15のガ
イド溝20内を降下し、前記係合突起部12は弾性アー
ム部21のアーム部材22の間を降下し、雄型コネクタ
2と雌型コネクタ3とはずれを生じたり、曲がることな
く完全に嵌合されコネクタ1の電気的導通は無理なく行
なわれる。なお、ボルト5を緩める方向に回転させ外す
ことにより、蓋状フレーム6とハウジング15との接合
は容易に取り外すことができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明が適用され
たコネクタは、雄型コネクタの長手方向に沿うハウジン
グ面に2ケ所以上の突起部を設けると共に、その両端部
にそれぞれ係合突起部を設け、雌型コネクタのハウジン
グ内周面に前記突起部に係合する係止部と、前記係合突
起部に弾接し、雄型コネクタを雌型コネクタ側に押圧す
ることにより、係合突起部を挟持する弾性アーム部を設
け、雄型コネクタの突起部を雌型コネクタの係止部に仮
係止させることにより雄型コネクタを水平方向に支持
し、ボルトの締着により係合突起部を挟持して嵌合させ
るので、常に水平方向に支持されたコネクタの締着が行
なわれる。
たコネクタは、雄型コネクタの長手方向に沿うハウジン
グ面に2ケ所以上の突起部を設けると共に、その両端部
にそれぞれ係合突起部を設け、雌型コネクタのハウジン
グ内周面に前記突起部に係合する係止部と、前記係合突
起部に弾接し、雄型コネクタを雌型コネクタ側に押圧す
ることにより、係合突起部を挟持する弾性アーム部を設
け、雄型コネクタの突起部を雌型コネクタの係止部に仮
係止させることにより雄型コネクタを水平方向に支持
し、ボルトの締着により係合突起部を挟持して嵌合させ
るので、常に水平方向に支持されたコネクタの締着が行
なわれる。
【図1】本発明の一実施例を示すコネクタの正面一部断
面図である。
面図である。
【図2】図1の側面一部断面図である。
【図3】図2のコネクタの締着状態を示す側面一部断面
図である。
図である。
1 コネクタ 2 雄型コネクタ 3 雌型コネクタ 10 小型多極コネクタ 11 突起部 12 係合突起部 15 凹型ハウジング 19 係止部 21 弾性アーム部 22 アーム部材 23 ヘッド部
Claims (2)
- 【請求項1】 雄型コネクタと、この雄型コネクタに嵌
合される雌型コネクタとをボルトによって締着するコネ
クタの締着機構であって、前記雄型コネクタまたは前記
雌型コネクタが相手コネクタを仮係止するとともに、こ
の仮係止時に相手コネクタを絶えず離脱方向へ押圧して
なることを特徴とするコネクタの締着機構。 - 【請求項2】 雄型コネクタと、この雄型コネクタに嵌
合する雌型コネクタとをボルトによって締着する機構で
あって、前記雄型コネクタの長手方向に沿うハウジング
の嵌合外周面に、少なくとも片側で2ケ所以上の突起部
を設けると共に、この長手方向の両端部にそれぞれ係合
突起部を設け、前記雌型コネクタの前記雄型コネクタと
嵌合するハウジングの内周面に、前記突起部に係合する
係止部を設けると共に、前記突起部と前記係止部とを係
合させた状態で、前記雌型コネクタの長手方向の両端部
に前記係合突起部に弾接し、前記雄型コネクタを離脱方
向へ押圧する弾性アーム部を設けたことを特徴とするコ
ネクタの締着機構。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5226702A JP2729567B2 (ja) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | コネクタの締着機構 |
US08/292,776 US5588865A (en) | 1993-08-20 | 1994-08-18 | Connector fastening mechanism |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5226702A JP2729567B2 (ja) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | コネクタの締着機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0765898A JPH0765898A (ja) | 1995-03-10 |
JP2729567B2 true JP2729567B2 (ja) | 1998-03-18 |
Family
ID=16849313
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5226702A Expired - Fee Related JP2729567B2 (ja) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | コネクタの締着機構 |
Country Status (2)
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