JPH0735342Y2 - プリント基板用ソケット - Google Patents

プリント基板用ソケット

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JPH0735342Y2
JPH0735342Y2 JP1989091651U JP9165189U JPH0735342Y2 JP H0735342 Y2 JPH0735342 Y2 JP H0735342Y2 JP 1989091651 U JP1989091651 U JP 1989091651U JP 9165189 U JP9165189 U JP 9165189U JP H0735342 Y2 JPH0735342 Y2 JP H0735342Y2
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勉 高田
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和泉電気株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案はプリント基板に装着して使用するソケット、
特にそのシール構造に関するものである。
[従来の技術] 第9図に、一般的に使用されているプリント基板用のソ
ケット2を示す。このソケット2は、絶縁体で構成され
る筐体4と、導電部材6を備えている。導電部材6の上
部は、電子部品のリードを挟んで受支する受支部8とな
っており、下部はプリント基板にはんだ付けを行うため
の接続端子10となっている。
第9図の線VII-VIIにおける断面図の一部を、第7図A
に示す。筐体4には、保持空間12が設けられ、その上部
は開口している。この開口より電子部品のリードが挿入
され、受支部8の中央のくびれた部分8aによって挟ま
れ、電気的に接続される。
第7図Aの平面図を、第7図Bに示す。受支部8の幅L1
は、保持空間12の開口の幅L2よりも小さく、隙間16が形
成されている。これは、矢印Aの方向に受支部8が移動
して弾性を発揮し、電子部品リードとの電気的接続を確
実にするためである。
ところで、プリント基板に装着されたソケット2にはん
だ付けを行う場合には、自動はんだによることが多い。
この場合には、はんだ付けを行う面をフラックスに浸し
た後、はんだ槽に浸けるようにしている。フラックスに
より、はんだの付着が良好になるからである。
しかしながら、このフラックスが接続端子10の根元付近
22を介して隙間16から受支部8に侵入し、その表面に付
着すると、電子部品リードとの接触状態が悪くなるおそ
れがある。
そこで、フラックスの侵入を防ぐため、接続端子10の根
元附近22に、シール剤14を充填して、硬化している(第
7図A参照)。この際、シール剤14が、受支部8に入り
込むと、受支部8の弾性が失われる。したがって、接続
端子10の根元附近22は、その四方が筐体の壁に接するよ
うに構成され、シール剤14の入り込みを防いでいる。
また、第8図に示すように、電子部品リードの挿入を確
実にするため、保持空間12の開口上部に挿入ガイド18を
設けたものもある。この場合には、シール剤の入り込み
を防止する目的と、導電部材6が下方向へ抜けるのを防
止する目的で、蓋20が設けられる。
[考案が解決しようとする課題] 上記のような従来のソケットにおいては、次のような問
題点があった。
第7図A、Bに示すソケットにおいては、挿入ガイド18
が設けられていない。したがって、電子部品リードが、
第7図AのXの位置やYの位置に挿入されてしまい、完
全な電気的接続が得られなくなるおそれがあった。特
に、何度も電子部品リードの挿入と取外しを繰り返した
場合には、受支部8の弾性が失われるので、このような
事態が生じやすかった。
このような問題を解決するため、第8図に示すものにお
いては、挿入ガイド18が設けられている。この挿入ガイ
ド18により、電子部品リードは、正しく受支部8に挿入
される。しかしながら、このように挿入ガイド18を設け
ると、導電部材6を保持空間12の上から挿入することが
できなくなる。よって、蓋20に挿入した導電部材6を、
保持空間12の下部から挿入していた。しかし、このよう
な構造であると、導電部材6が保持空間12の下部から抜
け落ちることを防止するために、筐体4の他に蓋20が必
要となり、部品点数が増加して製造コストがかかるとい
う問題を生じていた。
この考案は、上記のような問題点を解決して、電子部品
の端子を容易に挿入することができると同時に、製造が
容易で、部品の脱落や作動不良のない信頼性の高いプリ
ント基板用ソケットを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 請求項1のプリント基板用ソケットは、 筐体の保持空間上部に形成された挿入ガイド凸部、 導電部材の受支部と接続端子の間に設けられ、接続端子
に対してほぼ垂直に形成された底面部と、底面部に対し
てほぼ垂直に形成された互いに平行な1対の第1の側面
部と、底面部および第1の側面部の双方に対してほぼ垂
直になるよう形成された互いに平行な1対の第2の側面
部とにより、少なくとも直交する5面を形成する箱状の
シール部材堰止部を設けるとともに、 シール部材堰止部の1対の第1の側面部と1対の第2の
側面部とを、保持空間の4方の壁にそれぞれ当接もしく
は近接するようにし、 シール部材を、保持空間下部であってシール部材堰止部
の底面部の下方全面をおおう蓋状に形成したことを特徴
とする。
[作用] 請求項1のプリント基板用ソケットは、筺体の保持空間
上部に形成された挿入ガイド凸部、導電部材の受支部と
接続端子の間に形成された箱状のシール部材堰止部を設
けるとともに、シール部材堰止部の1対の第1の側面部
と1対の第2の側面部とを保持空間の4方の壁にそれぞ
れ当接もしくは近接するようにし、シール部材をシール
部材堰止部の底面部の下方全面をおおう蓋状に形成した
ことを特徴とする。
したがって、装着されるべき電子部品の端子を、筐体の
保持空間上部に形成された挿入ガイド凸部に沿って押込
むことにより、容易に受支部に挿入することができる。
また、シール部材堰止部の底面部の下方全面を、シール
部材によりおおうことにより、導電部材が筐体から抜け
落ちることを防止するとともに、フラックスの受支部へ
の侵入を防止することができる。さらに、箱状のシール
部材堰止部の1対の第1の側面部と1対の第2の側面部
とを、保持空間の4方の壁にそれぞれ当接もしくは近接
するように配置することにより、シール部材の受支部へ
の侵入を防止することができる。
[実施例] 第1図Aに、この考案の一実施例によるソケットの断面
図を示す。絶縁材料からなる筺体4には、保持空間12が
設けられている。保持空間12の上部には挿入ガイド凸部
18が設けられている。下部は、中央部より広く形成され
ている。
この保持空間12に挿入される導電部材6を示したのが、
第2図(AないしC)および第3図である。第2図A、
B、Cは、それぞれ、側面、正面、平面を表わし、第3
図は斜視図である。導電部材は、金属材料により構成さ
れている。接続端子10の根元附近15は、幅が広く形成さ
れ、当接部11が設けられている。ソケットをプリント基
板に固定したとき、この当接部11がプリント基板に当る
ので、電子部品の挿入時に、導電部材が抜け落ちること
がない。
また、接続端子10と受支部8との間には、シール部材堰
止部9が形成されている。堰止部9附近の詳細な構成
は、下記のとおりである。接続端子10の根元付近15にお
いて、金属材料は、ほぼ垂直に折り曲げられ、堰止部9
の底面部91が形成される。この底面部91に対し、ほぼ垂
直に折り曲げて、互いに平行な1対の第1の側面部92が
形成される。さらに、この第1の側面部92の両端から、
ほぼ垂直に折り曲げて形成された、互いに平行な1対の
第2の側面部93が設けられる。第2の側面部93は、底面
部91および第1の側面部92の双方に対し、ほぼ垂直に形
成される。すなわち、底面部91と、互いに平行な1対の
第1の側面部92と、互いに平行な1対の第2の側面部93
とにより、直交する5面を形成する箱状のシール部材堰
止部9形成している。
なお、導電部材6を形成するための金属材料の展開図
を、第4図に示す。108は受支部8となる部分、101は底
面部91となる部分、102は第1の側面部92となる部分、1
03は第2の側面部93となる部分、200は接続端子10とな
る部分である。
このようにして形成された導電部材6は、第2図Cから
も明らかなように、堰止部9の幅M2が、受支部8の幅M1
に対し、第2の側面部93の板厚分だけ広くなっている。
この導電部材6を保持空間12に挿入すると、第1図Aの
ようになる。
第1図Aの線B−Bにおける断面を、第1図Bに示す。
この図からも明らかなように、第1の側面部92と第2の
側面部93とが、保持空間12の西方の壁に接している。
また、第1図Aの線C−Cにおける断面を、第1図Cに
示す。受支部8は、堰止部9より狭い幅に形成されてい
るので、受支部8の側面は、保持空間12の側壁に当って
いない。したがって、受支部8の弾性が阻害されること
がない。
第1図Aのように、導電部材6を保持空間12に挿入した
後、接続端子10の根元附近15に、シール部材であるシー
ル剤14を、シール部材堰止部9の底面部91の下方全面を
おおう蓋状に充填し、硬化させる。この時、シール剤14
は、堰止部9によってせき止められ、受支部8に流入す
ることがない。
また、他の実施例として、第5図の展開図に示す金属材
料を用いて、第6図(AないしC)に示すような導電部
材6を形成し、用いてもよい。この実施例においては、
堰止部9となる部分99の幅を、受支部8となる部分108
の幅より広く形成し、せき止め効果を得ている。この実
施例の場合には、第2の側面部93が無いので、せき止め
効果は第3図のものより劣るが、製作が容易であるとい
う利点がある。
上記各実施例では、導電部材6の受支部8の幅を堰止部
9より小さくして、受支部8の側面は保持空間12の壁に
当接させず、堰止部9を当接させるようにしている。他
の実施例においては、受支部8と堰止部9の幅を同じに
しておき、保持空間12の幅を変えて、堰止部9には当接
し、受支部8には当接しないようにしてもよい。
[考案の効果] 請求項1のプリント基板用ソケットは、筺体の保持空間
上部に形成された挿入ガイド凸部、導電部材の受支部と
接続端子の間に形成された箱状のシール部材堰止部を設
けるとともに、シール部材堰止部の1対の第1の側面部
と1対の第2の側面部とを保持空間の4方の壁にそれぞ
れ当接もしくは近接するようにし、シール部材をシール
部材堰止部の底面部の下方全面をおおう蓋状に形成した
ことを特徴とする。
したがって、装着されるべき電子部品の端子を、筺体の
保持空間上部に形成された挿入ガイド凸部に沿って押込
むことにより、容易に受支部に挿入することができる。
また、シール部材堰止部の底面部の下方全面を、シール
部材によりおおうことにより、導電部材が筐体から抜け
落ちることを防止するとともに、フラックスの受支部へ
の侵入を防止することができる。さらに、箱状のシール
部材堰止部の1対の第1の側面部と1対の第2の側面部
とを、保持空間の4方の壁にそれぞれ当接もしくは近接
するように配置することにより、シール部材の受支部へ
の侵入を防止することができる。
このため、装着されるべき電子部品の端子を容易に受支
部に挿入することができると同時に、フラックスの受支
部への侵入を防止しつつ、導電部材が筺体から抜け落ち
ることを防止でき、さらに、シール部材の受支部への侵
入を防止することができる。
すなわち、電子部品の端子を容易に挿入することができ
ると同時に、製造が容易で、部品の脱落や作動不良のな
い信頼性の高いプリント基板用ソケットを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図Aはこの考案の一実施例によるソケットの側断面
を示す図、 第1図Bは第1図Aの線B−Bにおける断面図、 第1図Cは第1図Aの線C−Cにおける断面図、 第2図Aは導電部材6の詳細を示す側面図、 第2図Bは導電部材6の詳細を示す正面図、 第2図Cは導電部材6の詳細を示す平面図、 第3図は導電部材6の詳細を示す斜視図、 第4図は導電部材6を製作するための金属材料の展開
図、 第5図は他の実施例における導電部材6を製作するため
の金属材料の展開図、 第6図Aは第5図の金属材料を用いて製作した導電部材
6の側面図、 第6図Bは第5図の金属材料を用いて製作した導電部材
6の正面図、 第6図Cは第5図の金属材料を用いて製作した導電部材
6の平面図、 第7図Aは従来のソケットを示す断面図、 第7図Bは第7図Aの平面図、 第8図は従来のソケットを示す断面図、 第9図は一般的なソケットの外観を示す斜視図である。 4……筐体 6……導電部材 8……受支部 9……堰止部 10……接続端子 11……当接部 12……保持空間 14……シール剤 18……挿入ガイド凸部 91……底面部 92……第1の側面部 93……第2の側面部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】装着されるべき電子部品の端子を受支する
    受支部を上部に有し、下部にプリント基板との接続端子
    を有する導電部材、 導電部材の受支部を保持する保持空間を有する筐体、 筐体に保持された導電部材の受支部に向けて、導電部材
    の接続端子側からフラックスが侵入することを防止する
    ため、保持空間の下部に設けられたシール部材、 を備えたプリント基板用のソケットにおいて、 筐体の保持空間上部に形成された挿入ガイド凸部、 導電部材の受支部と接続端子の間に設けられ、接続端子
    に対してほぼ垂直に形成された底面部と、底面部に対し
    てほぼ垂直に形成された互いに平行な1対の第1の側面
    部と、底面部および第1の側面部の双方に対してほぼ垂
    直になるよう形成された互いに平行な1対の第2の側面
    部とにより、少なくとも直交する5面を形成する箱状の
    シール部材堰止部を設けるとともに、 シール部材堰止部の1対の第1の側面部と1対の第2の
    側面部とを、保持空間の4方の壁にそれぞれ当接もしく
    は近接するようにし、 シール部材を、保持空間下部であってシール部材堰止部
    の底面部の下方全面をおおう蓋状に形成したこと、 を特徴とするプリント基板用ソケット。
JP1989091651U 1989-08-02 1989-08-02 プリント基板用ソケット Expired - Fee Related JPH0735342Y2 (ja)

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JPH0330387U JPH0330387U (ja) 1991-03-26
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JP4094700B2 (ja) * 1997-04-24 2008-06-04 株式会社アイペックス コネクタの製造方法
DE102012206035A1 (de) * 2012-04-13 2013-10-17 Tyco Electronics Amp Gmbh Elektrischer Kontakt mit Dichtsteg

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JPS63184584U (ja) * 1987-05-21 1988-11-28

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