JPH0735275Y2 - 双安定シーソー型アクチュエータ - Google Patents

双安定シーソー型アクチュエータ

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JPH0735275Y2
JPH0735275Y2 JP5128488U JP5128488U JPH0735275Y2 JP H0735275 Y2 JPH0735275 Y2 JP H0735275Y2 JP 5128488 U JP5128488 U JP 5128488U JP 5128488 U JP5128488 U JP 5128488U JP H0735275 Y2 JPH0735275 Y2 JP H0735275Y2
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JP
Japan
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shaped
rectangular plate
round bar
magnetic material
shaped groove
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Application number
JP5128488U
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JPH01155244U (ja
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正次 大川
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Takano Co Ltd
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Takano Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、有極型リレー等に使われる双安定シーソー型
アクチュエータに関するものである。
(ロ)従来の技術 従来、有極型リレー等に使われる、双安定シーソー型ア
クチュエータでは揺動する矩形板アーマチュアの揺動の
中心部に回転軸を設けるとき、矩形板アーマチュアの厚
さが薄くなると、回転軸を取り付ける構造及び回転軸を
支持する構造が複雑になる嫌いがあった。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 従って、有極型リレーを小型化するとき、アクチュエー
タ部を小型化するのが困難である欠点があった。
(ニ)問題点を解決するための手段 本考案は上記欠点を軽減し、小型な双安定シーソー型ア
クチュエータを提供するためになされたのもであって、
その特長とするところは、軟磁性材よりなる矩形板アー
マチュア1のほぼ中央の片面にV字形溝2を設け、磁性
材よりなる丸棒3を該V字形溝2と永久磁石4の磁極端
面5との間に挟み込み、丸棒3の突出した両端25及び26
をU字形フレーム17の平行溝21及び22に滑入する。矩形
板アーマチュア1のV字形溝2の反対面に、非磁性材よ
りなるU字形プレートスプリング27の中央突出部28を当
て、U字形プレートスプリング27の2個の腕を矢印31及
び32のように変形させ、先端折り曲げ部29及び30をU字
形フレーム17の切込み23及び24に引掛けて構成したこと
にある。
(ホ)作用 矩形板アーマチュア1は、U字形プレートスプリング27
によって丸棒3をV字形溝2で抱え込み、永久磁石4の
磁極端面5に押しつけられる。丸棒3の突出した両端25
及び26は、U字形フレーム17の平行溝21及び22に嵌入さ
れているので、横方向の移動はない。
丸棒3の軸方向の移動は、U字形プレートスプリング27
の2個の腕で制限される。従って、丸棒3は回転軸の作
用をする。
(ヘ)実施例 以下図面について詳細に説明する。
第1図は、本考案の一実施例を示す横断面図、第2図は
第1図A−A断面矢視図、第3図は第2図B矢視図であ
る。第1図、第2図及び第3図において、1は軟磁性材
よりなる矩形板アーマチュア、2は矩形板アーマチュア
1のほぼ中央の片面に設けられたV字形溝、3は磁性材
よりなる丸棒、4は永久磁石でN、Sはその磁極で、丸
棒3は、V字形溝2と永久磁石4の磁極端面5との間に
挟み込まれている。永久磁石4の他の磁極面6は、軟磁
性材よりなるU字形ヨーク7の底部8のほぼ中央に接着
等の手段で固定し、U字形ヨーク7の2個の腕の端面9
及び10が矩形板アーマチュア1のV字形溝2を設けた両
端面11及び12と、磁気空隙13及び14を介して対向させて
いる。U字形ヨーク7の底部8の両側には、底部8を周
回するようにコイル15及び16が捲線されている。
U字形ヨーク7のほぼ中央部8は、非磁性材よりなるU
字形フレーム17の底部18に固定する。U字形フレーム17
の2個の腕19及び20には、その先端に平行溝21及び22
と、その中間に切込み23及び24が設けてあって、平行溝
21及び22には丸棒3の突出した両端25及び26が嵌入され
ている。
27は非磁性材よりなるU字形プレートスプリングで、そ
の中央に突出部28を設け、2個の腕の先端を29及び30の
ように内側に折り曲げてある。中央突出部28を矩形板ア
ーマチュア1のV字形溝2の反対側に当て、2個の腕を
矢印31及び32のように変形させ、先端折り曲げ部29及び
30をU字形フレーム17の2個の腕19及び20に設けた切込
み23及び24に引掛けてある。
第4図は、本考案の動作を説明するため、磁気回路部分
を抽出して画いた横断面図である。第4図で、1、3、
4、7、8、9、10、11、12、13、14、15及び16は第1
図、第2図及び第3図の場合と同様である。第4図で点
線矢印で示したものは、永久磁石4の起磁力による磁束
の通路を、実線矢印で示したものは、コイル15及び16に
第1図及び第4図に示す方向に、直流電流を流したとき
発生する起磁力による磁束の通路を表したものである。
磁気空隙13及び14を通過する永久磁石4による磁束をΦ
13及びΦ14コイル15及び16に通電することによって通過
する磁束をIi13及びΦi14とする。
第4図で、コイル15及び16への通電が切れているとき、
Φ13>Φ14で吸引力は磁束の二乗に比例するから、端面
9と11の吸引力は、端面10と12の吸引力より大きい。即
ち、矩形板アーマチュア1は第4図の状態で保持されて
いる。
コイル15及び16に第4図で示す方向に直流を通電したと
きの磁束Φi13及びΦi14は、永久磁石4の材質をフェラ
イト系又は希土類系に選定すると、その透磁率はほとん
ど1で空気と同程度であるから、永久磁石4の磁気抵抗
が大きくなり、Φi13≒Φi14である。
従って、端面9と11との吸引力をFとすると、Kを比例
常数として、F13=K(Φ−Φi13)、端面10と12との
吸引力をFとすると、F14=K(Φ14+Φi14であ
る。
電流値を増加し、F14>F13になると、矩形板アーマチュ
ア1は第4図で、丸棒3を軸として、時計方向に回転
し、端面11と12が密着し、端面9と11は離れる。ここで
直流を切ると、Φ14>Φ13となるから、矩形板アーマチ
ュア1はその位置で保持される。
この状態から、コイル15及び16に第4図で示す方向と逆
向きの直流を印加し、その電流値を増加していくとF16
>F14となり、矩形板アーマチュア1は反時計方向に回
転し、第4図の状態に戻る。ここで直流を切っても矩形
板アーマチュア1は第4図の状態に保持される。即ち、
双安定シーソー型アクチュエータである。
(ト)効果 以上図面について詳細に説明したように、丸棒3をV字
形溝2で抱え込み、丸棒3の突出した両端25及び26を平
行溝21及び22に嵌入させ、矩形板アーマチュア1をU字
形プレートスプリング27で、永久磁石4の磁極端面5に
丸棒3を介して押しつけ、かつ丸棒3の軸方向の移動
は、U字形プレートスプリング27の2個の腕で制限され
ているので、構造が簡単で小型化が容易な、双安定シー
ソー型アクチュエータの矩形板アーマチュアの回転軸と
その取付構造を提供出来るので、実用上の効果が大き
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す横断面図、第2図は
第1図A−A断面矢視図、第3図は第2図B矢視図、第
4図は本考案の動作を説明するための図である。 1……矩形板アーマチュア、2……V字形溝、3……丸
棒、4……永久磁石、5、6……磁極面、7……U字形
ヨーク、8……U字形ヨーク7の中央部、9、10……U
字形ヨーク7の端面、11、12……矩形板アーマチュア1
の端面、13、14……磁気空隙、15、16……コイル、17…
…U字形フレーム、18……U字形フレーム17の底部、1
9、20……U字形フレーム17の腕、21、22……平行溝、2
3、24……切込み部、25、26……丸棒3の突出した両
端、27……U字形プレートスプリング、28……中央突出
部、29、30……折り曲げ部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軟磁性材よりなる矩形板アーマチュア1の
    ほぼ中央の片面にV字形溝2を設け、軟磁性材よりなる
    丸棒3を該V字形溝2と永久磁石4の磁極端面5との間
    に挟み込み、該丸棒3の突出した両端25及び26を軟磁性
    材よりなるU字形フレーム17の平行溝21及び22に滑入
    し、該矩形板アーマチュア1の該V字形溝2の反対面に
    非磁性材よりなるU字形プレートスプリング27の中央突
    出部28を当て、該U字形プレートスプリング27の2個の
    腕を、該中央突出部28が該矩形板アーマチュア1を該丸
    棒3に押し付けるように、先端折曲げ部29及び30を該U
    字形フレーム17の切込み23及び24に引き掛けて構成した
    ことを特長とする、双安定シーソー型アクチュエータ。
JP5128488U 1988-04-18 1988-04-18 双安定シーソー型アクチュエータ Expired - Lifetime JPH0735275Y2 (ja)

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JP5128488U JPH0735275Y2 (ja) 1988-04-18 1988-04-18 双安定シーソー型アクチュエータ

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JP5128488U JPH0735275Y2 (ja) 1988-04-18 1988-04-18 双安定シーソー型アクチュエータ

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JPH01155244U JPH01155244U (ja) 1989-10-25
JPH0735275Y2 true JPH0735275Y2 (ja) 1995-08-09

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ID=31277313

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JP5128488U Expired - Lifetime JPH0735275Y2 (ja) 1988-04-18 1988-04-18 双安定シーソー型アクチュエータ

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