JPH0734836B2 - ミシン - Google Patents

ミシン

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JPH0734836B2
JPH0734836B2 JP60191606A JP19160685A JPH0734836B2 JP H0734836 B2 JPH0734836 B2 JP H0734836B2 JP 60191606 A JP60191606 A JP 60191606A JP 19160685 A JP19160685 A JP 19160685A JP H0734836 B2 JPH0734836 B2 JP H0734836B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) この発明はミシンに係り、特にその布送り装置に関する
ものである。
(従来の技術) 従来のミシンにおいては、一般にミシンベッド上に送り
歯が設けられ、この送り歯がミシン主軸の回転に伴い四
送り運動され、ミシンベッド上の加工布に送りが付与さ
れるようになっている。そして、この従来のミシンにお
いて、例えば第9図に示すようにコーナ部に丸みを有す
る加工布Wの端縁に沿って縫製を行う場合には、加工布
Wの各コーナ部に差し掛かったP1点及びP2点にて、加工
布Wを手作業で回転させながら縫製を行っていた。
(発明が解決しようとする問題点) そのために、この従来のミシンでは、加工布のコーナ部
等におけるカーブ縫いが非常に面倒であって、相当な熟
練者でないとスムースに縫製することができないという
問題があった。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) この発明は、前記のような問題点に着目してなされたも
のであって、ミシン主軸4の回転に伴って上下動される
針9と、その針9と協働してミシンベッド2上の加工布
Wに縫目を形成するための糸輪捕捉器10と、前記ミシン
ベッド2の上方に配置され、加工布Wをベッド面上に押
圧する布押え12,13と、前記針9の両側において布押え1
2,13と対応するように配置され、それぞれ別個の駆動モ
ータ24,25により回転されて布押え12,13との協働により
加工布Wを移送する左右一対の布送り回転体15,16とを
備えたミシンにおいて、ミシンフレーム1に設けられ、
中立位置から一方向及び他方向の2方向に移動操作可能
であり、且つその移動操作量を適宜調節可能な方向変換
レバー44と、前記方向変換レバー44の一方向への移動操
作に基づき、該方向変換レバー44の移動操作量に応じた
分だけ左側の布送り回転体15の回転速度を右側の布送り
回転体16の回転速度よりも低下させると共に、前記方向
変換レバー44の他方向への移動操作に基づき、該方向変
換レバー44の移動操作量に応じた分だけ右側の布送り回
転体16の回転速度を左側の布送り回転体15の回転速度よ
りも低下させるように前記両駆動モータ24,25の回転速
度を各別に制御する制御手段51とを設けている。
(作用) 従って、この発明のミシンにおいては、加工布Wを手作
業にて回転させるという面倒な操作を必要とせず、左右
一対の布送り回転体15,16の回転速度差に基づいて加工
布Wが自動時に回転されて、加工布Wのコーナ部等にお
けるカーブ縫いを、熟練者でなくても容易かつスムーズ
に行うことができる。又、この発明では、単一の方向変
換レバー44の操作により右カーブ及び左カーブの両方の
縫製を行なうことができ、しかも、その方向変換レバー
44の移動操作量を調節することにより、そのカーブの度
合いも容易に設定することができる。
(実施例) 以下、この発明を具体化したミシンの一実施例を図面に
従って詳細に説明する。
さて、この実施例のミシンにおいては第1図に示すよう
に、ミシンフレーム1がミシンベッド2とミシンアーム
3とから構成されている。ミシンアーム3内には第4図
に示すミシン主軸4が回転可能に支持され、その右端は
プーリ5が取付けられている。そして、第6図に示す操
作ペダル6の踏込み操作によりミシンモータ7が回転さ
れた時、図示しないベルト及びプーリ5を介してミシン
主軸4が回転されるようになっている。
前記ミシンアーム3には針棒8が上下動可能に支持さ
れ、その下端には針9が取着されている。そして、前記
ミシン主軸4の回転に伴い、この針9が上下動されるよ
うになっている。針9と対応してミシンベッド2内には
糸輪捕捉器10が配設され、この糸輪捕捉器10と針9との
協働によりミシンベッド2上の加工布Wに縫目が形成さ
れるようになっている。
第1,3に示すように、前記針棒8の後方においてミシン
アーム3には押え棒11が昇降可能に設けられ、その下端
には左右一対のローラよりなる布押え12,13が回転可能
に支持されてる。そして、常には図示しない押えばねの
作用により前記押え棒11に下方への押圧力が付与され
て、布押え12,13により加工布Wがベッド面上に押圧さ
れ、押え棒11が図示しない布押え昇降加減装置により上
昇された時、その上昇量に応じて加工布Wに対する布押
え12,13の押圧力が低減又は開放されるようになってい
る。
第1〜3図に示すように、前記両布押え1,13に対応して
ミシンベッド2上には一対の布送り回転体15,16が配置
され、前記針9の左右両側に位置している。各布送り回
転体15,16は、4個の歯付きローラ17,18,19,20と、それ
らのローラ17〜20間に張設されたタイミングベルト21
と、テンションローラ22とよりなり、タイミングベルト
21の一部がミシンベッド2に形成された開口23からベッ
ド面上に突出して、加工布Wを移送するようになってい
る。各布送り回転体15,16の下部前方の歯付きローラ19
には送り用の駆動モータ24,25がそれぞれ接続され、こ
の駆動モータ24,25により布送り回転体15,16が布送り方
向へ各別に回転されるようになっている。
第1図に示すようにミシンアーム3の前面には、1針ご
との布送り量を調節設定するための送り調節つまみ26が
回動操作可能に設けられている。その送り調節つまみ26
の軸端部には送り量設定用のポテンションメータ27が連
結され、送り調節つまみ26の回動操作により送り量が設
定変更された時、その送り量に応じた信号を出力するよ
うになっている。送り調節つまみ26の下方においてミシ
ンアーム3の前面には操作パネル28が設けられ、その前
面には記憶モード選択キー29aと再生モード選択キー29b
とよりなるモード選択キー29や記憶キー30を含む各種操
作キーが配置されている。
第4図に示すように前記ミシン主軸4上には針位置検出
装置の回転円板31が固定され、その異なった円周上のほ
ぼ対向する位置には2個の信号発生用のスリット32,33
が形成されている。回転円板31の各スリット32,33に対
向してミシンアーム3内には針上検出器34及び針下検出
器35が配置され、それぞれ発行素子及び受光素子よりな
る光電センサーにて構成されている。そして、前記ミシ
ン主軸4の回転に伴い針9が上死点及び下死点に達する
ごとに、針上検出器34及び針下検出器35から検出信号が
出力されるようになっている。
第1,2,5図に示すように、前記各布送り回転体15,16の下
部後方の歯付きローラ20の軸端部には回転送り量検出装
置の回転円板36がそれぞれ固定され、その円板上に複数
個の信号発生用のスリット37が所定間隔おきに形成され
ている。各回転円板36のスリット37に対応してミシンベ
ッド2内には回転送り量検出器38がそれぞれ配置され、
発行素子及び受光素子よりなる光電センサーにて構成さ
れている。そして、前記駆動モータ24,25による布送り
回転体15,16の回転に伴い、各回転送り量検出器38から
回転量の検出信号が出力されるようになっている 第1,2図に示すように、前記ミシンアーム3の前面には
投光器41が取付けられている。一方、前記針9の通過点
よりも布送り込み側に位置するように、ミシンベッド2
上には受光器42が設けられ、前記投光器41からの光を受
けてその受光量に応じた信号を出力するようになってい
る。そして、この投光器41及び受光器42により、前記加
工Wの端部を検出するための布端検出器43が構成されて
いる。
第1図に示すように前記送り調節つまみ26の左方におい
てミシンアーム3の前面には、方向変換レバー44が設け
られている。そして、例えば第9図に示すようにコーナ
ー部に丸みを有する加工布Wの端縁に沿って縫製を行う
場合、加工布WのP1点又はP2点まで縫製した時点で、前
記操作ペダル6の踏込み量を減少させてミシンの縫製運
転速度を低下させた後、この方向変換レバー44を右方又
は左方に移動操作することにより、その操作方向及び操
作量に応じて、操作方向と対応する一方の布送り回転体
15,16の駆動モータ24,25の回転速度が、他方の布送り回
転体15,16の駆動モータ24,25の回転速度よりも低下さ
れ、両布送り回転体15,16の送り速度に差が生じて右方
又は左方へのカーブ縫いを行い得るようになっている。
次に、前記のように構成されたミシンの制御回路を第6
図に従って説明する。
さて、この制御回路において制御手段を構成する中央処
理装置(CPU)51には、リードオンリーメモリ(ROM)52
及びランダムアクセスメモリ(RAM)53が接続されてい
る。ROM52にはミシン全体の作動を制御するためのプロ
グラム等が内蔵され、RAM53には加工布Wの縫製に際し
てその各コーナ部等における布端検出後の布送り回転体
15,16の回転量及びカーブ縫いにおける縫製速度等が記
憶されるようになっている。
又、前記CPU51には入力インターフェイス54を介して前
記送り量設定用のポテンションメータ27、モード選択キ
ー29、記憶キー30、針上検出器34、針下検出器35、回転
送り量検出器38、布端検出器43、方向切換レバー44及び
操作ペダル6がそれぞれ接続され、それらからの各種信
号がCPU51に入力されるようになっている。さらに、CPU
51には出力インターフェイス55及び駆動回路56〜58を介
して前記送り用駆動モータ24,25及びミシンモータ7が
それぞれ接続され、それらに対してCPU51から駆動信号
が出力されるようになっている。
そして、前記CPU51は、操作ペタル6の踏込みに伴うミ
シン運転中において、針上検出器34から検出信号が入力
されるごとに、送り量設定用ポテンションメータ27から
の1針あたりの送り量データに基づき送り用駆動モータ
24,25を駆動させ、針9がミシンベッド2上の加工布W
から上方へ抜け出している間に、布送り回転体15,16を
回転させて加工布Wを移送するようになっている。
次に、前記ように構成されたミシンについて作用を説明
する。
さて、このミシンにおいて例えば第9図に示すようにコ
ーナ部に丸みを有する加工布Wの端縁に沿って縫製を行
う場合には、ミシンの電源を投入すると、第7図のフロ
ーチャートに示されたプログラムがCPU51の制御のもと
で開始され、まずCPU51はステップS1において記憶モー
ド選択キー29aのオンを待ち、その選択キー29aがオンさ
れると、次のステップS2に進行して操作ペダル6の踏込
み操作を待つ。このステップS2において操作ペダル6が
踏込み操作されると、プログラムがステップS3に進行し
て、ミシンモータ7が操作ペダル6の踏込み量に応じた
回転速度にて起動させるとともに、布送り回転体15,16
用の駆動モータ24,25が送り調節つまみ26により予め設
定された送りピッチに基づき間欠的に回転され、ミシン
の縫製運転が開始される。
そして、次のステップS4においては、布端検出器43から
の布端検出信号を待ち、その布端検出信号がCPU51に入
力されるまでは、ステップS3からS4を巡るスキャンが継
続されて、ミシンの縫製運転が続行される。その後、第
2図に鎖線で示すように加工布Wの端部が布端検出器43
上を通過して、その布端検出器43からCPU51に布端検出
信号が入力されると、ステップS5において回転送り量検
出器38により左右の送りデータすなわち両布送り回転体
15,16の回転量が検出され、その回転量データがCPU51に
より加算されながらRAM53のワーキングエリアに格納さ
れる。この状態でステップS6において操作ペダル6の踏
込み操作が開放されたか否か判別され、NOの場合にはス
テップS7に進行して操作ペダル6の踏込み量が減少され
たか否か判別される。そして、この操作ペダル6の踏込
み量が減少されるまでは、前記ステップS5からS7を巡る
スキャンが継続されて、データの格納が続行される。
このように縫製が行われ、第9図に示す加工布Wのコー
ナ部のP1点又はP2点に差し掛かって、操作ペダル6の踏
込み量が減少されると、ステップS8に進行してミシンの
縫製運転速度が低下される。その後、ステップS9におい
て方向変換レバー44の操作を待ち、その方向変換レバー
44が右方又は左方に操作されると、ステップS10に進行
して前記の低下された縫製運転速度がRAM53のワーキン
グエリアに格納される。
そして、次のステップS11においては、前記方向変換レ
バー44の右方操作による右カーブ縫いか否か判別され、
右カーブ縫いの場合にはステップS12に進行して、方向
変換レバー44の操作量に応じ、右方の布送り回転体16の
駆動モータ25の回転速度が左方の布送り回転体15の駆動
モータ24の回転速度よりも低下された状態で、ミシンの
縫製運転が遂行され、右方へのカーブ縫いが行われる。
又、方向交換レバー44の左方操作による左カーブ縫いの
場合にはステップS13に進行し、方向変換レバー44の操
作量に応じて左方の布送り回転体15の駆動モータ24の回
転速度が右方の布送り回転体16の駆動モータ25の回転速
度よりも低下された状態で、ミシンの縫製運転が遂行さ
れ、左方へのカーブ縫いが行われる。
その後、ステップS14において回転送り量検出器38によ
り左右の送りデータすなわち両布送り回転体15,16の回
転量が検出され、その回転量データがCPU51により加算
されながらRAM53のワーキングエリアに格納される。こ
の状態でステップS15において操作ペダル6の踏込み量
の増加を待ち、その踏込み量が増加されるまでは、前記
ステップS11からS15を巡るスキャンが継続されて、カー
ブ縫いが続行される。そして、第9図に示す加工布Wの
コーナ部におけるカーブ縫いが終了して、操作ペダル6
の踏込み量が増加されると、プログラムが前記ステップ
S3に戻って加工布Wの直線状端縁に沿った縫製運転が再
開される。
このようにして加工布Wに対する所定の縫製が行われ、
プログラムが前記のようにステップS3からS4,S5及びS6
へと進行して、そのステップS6で操作ペダル6の踏込み
操作が解放されると、ステップS16に進行してミシンの
運転が停止される。その後、プログラムがステップS17
に進んで記憶キー30のオンを待ち、その記憶キー30がオ
ンされると、次のステップS18においてRAM53のワーキン
グエリアから予め定められた所定のエリアに各コーナ部
等における布端検出後の布送り回転体15,16の回転量デ
ータ及びカーブ縫いにおける縫製速度データが転送さ
れ、1回目の縫製が終了する。
次に、この1回目の縫製に引き続いて同様の縫製を繰返
し行う場合には、第8図のフローチャートに示されたプ
ログラムがCPU51の制御のもとで開始され、まずCPU51は
ステップS19において再生モード選択キー29bのオンを待
ち、その選択キー29bがオンされると、次のステップS20
に進行して操作ペダル6の踏込み操作を待つ。このステ
ップS20において操作ペダル6が踏込み操作されると、
プログラムがステップS21に進行して、ミシンモータ6
及び送り用駆動モータ24,25が回転され、ミシンの縫製
運転が開始される。
そして、次のステップS22においては、布端検出器43か
らの布端検出信号を待ち、その布端検出信号がCPU51に
入力されるまでは、ステップS21からS22を巡るスキャン
が継続されて、ミシンの縫製運転が続行される。その
後、第2図に鎖線で示すように加工布Wの端部が布端検
出器43上を通過して、その布端検出器43からCPU51に布
端検出信号が入力されると、ステップS23において回転
送り量検出器38により左右の送り量すなわち両布送り回
転体15,16の回転量が検出され、その回転量データがCPU
51により加算される。
次のステップS24においては、RAM53に記憶された布送り
回転体15,16の回転量データに基づき、左右の送り量の
変更があるか否か判別され、YESの場合にはステップS25
に進行して、RAM53に記憶された速度データに基づきミ
シンの縫製速度が低下される。その後、ステップS26に
おいて、RAM53に記憶された回転量データに基づき右カ
ーブ縫いか否か判別され、右カーブ縫いの場合にはステ
ップS27に進行して、右方の布送り回転体16の駆動モー
タ25の回転速度が低下された状態で、ミシンの縫製運転
が遂行され、右方へのカーブ縫いが行われる。又、左カ
ーブ縫いの場合にはステップS28に進行し、左方の布送
り回転体15の駆動モータ24の回転速度が低下された状態
で、ミシンの縫製運転が遂行されて、左方へのカーブ縫
いが行われる。
その後、ステップS29において回転送り量検出器38によ
り左右の送り量すなわち両布送り回転体15,16の回転量
が検出され、その回転量データがCPU51により加算され
る。この状態でステップS30においてRAM53に記憶された
回転量データに基づきカーブ縫いが終了したか否か判別
され、そのカーブ縫いが終了するまでは、前記ステップ
S26からS30を巡るスキャンが継続されて、カーブ縫いが
続行される。そして、第9図に示す加工布Wのコーナ部
におけるカーブ縫いが終了すると、プログラムが前記ス
テップS21に戻って加工布Wの直線状端縁に沿った縫製
運転が再開される。
このように加工布Wに対する縫製が再開され、プログラ
ムが前記のようにステップS21からS22,S23及びS24へと
進行して、そのステップS24で左右の送り量の変更なし
と判別されると、ステップS31に進んで前記布送り回転
体15,16の布端検出後の回転量データがRAM53に記憶され
た回転量データと比較され、縫製終了か否か判別され
る。そして、この両回転データが一致するまでは、前記
ステップS23からS24及びS31を巡るスキャンが継続され
て、送り量すなわち布送り回転体15,16の回転量の検出
加算動作が続行される。
このようにして、加工布Wに対する所定の縫製が行わ
れ、前記布端検出後の布送り回転体15,16の回転量が予
め設定された回転量に達すると、ステップS32に進行し
てミシンの運転が停止され、2回目の縫製が終了する。
従って、このプログラムに基づいて同様の縫製を繰返し
行うことができ、しかも、その縫製に際して第9図に示
すように加工布Wの各コーナ部のカーブ縫いを自動的に
施すことができる。
なお、この発明は前記実施例に限定されるものではな
く、この発明の趣旨から逸脱しない範囲で各部の構成を
任意に変更して具体化することも可能である。
発明の効果 以上詳述したように、この発明は加工布を手作業にて回
転させるという面倒な操作を必要とせず、左右一対の布
送り回転体の回転速度差に基づいて加工布が自動時に回
転されて、加工布のコーナ部等におけるカーブ縫いを、
熟練者でなくても容易かつスムーズに行うことができ
る。又、この発明では、単一の方向変換レバー44の操作
により右カーブ及び左カーブの両方の縫製を行なうこと
ができ、しかも、その方向変換レバー44の移動操作量を
調節することにより、そのカーブの度合いも容易に設定
することができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を具体化したミシンの斜視図、第2図
は布送り回転体の構成を示すミシンベッドの部分平面
図、第3図は第2図のA−A線における部分断面図、第
4図は針位置検出装置の部分斜視図、第5図は回転送り
量検出装置の部分斜視図、第6図は制御回路を示すブロ
ック図、第7図及び第8図はミシンの縫製動作を示すフ
ローチャート、第9図はこの実施例のミシンにより縫製
する加工布の一例を示す平面図である。 2……ミシンベッド、4……ミシン主軸、9……針、10
……糸輪捕捉器、12,13……布押え、15,16……布送り回
転体、24,25……送り用駆動モータ、44……方向変換レ
バー、51……制御手段を構成するCPU。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ミシン主軸(4)の回転に伴って上下動さ
    れる針(9)と、 その針(9)と協働してミシンベッド(2)上の加工布
    (W)に縫目を形成するための糸輪捕捉器(10)と、 前記ミシンベッド(2)の上方に配置され、加工布
    (W)をベッド面上に押圧する布押え(12,13)と、 前記針(9)の両側において布押え(12,13)と対応す
    るように配置され、それぞれ別個の駆動モータ(24,2
    5)により回転されて布押え(12,13)との協働により加
    工布(W)を移送する左右一対の布送り回転体(15,1
    6)と を備えたミシンにおいて、 ミシンフレーム(1)に設けられ、中立位置から一方向
    及び他方向の2方向に移動操作可能であり、且つその移
    動操作量を適宜調節可能な方向変換レバー(44)と、 前記方向変換レバー(44)の一方向への移動操作に基づ
    き、該方向変換レバー(44)の移動操作量に応じた分だ
    け左側の布送り回転体(15)の回転速度を右側の布送り
    回転体(16)の回転速度よりも低下させると共に、前記
    方向変換レバー(44)の他方向への移動操作に基づき、
    該方向変換レバー(44)の移動操作量に応じた分だけ右
    側の布送り回転体(16)の回転速度を左側の布送り回転
    体(15)の回転速度よりも低下させるように前記両駆動
    モータ(24,25)の回転速度を各別に制御する制御手段
    (51)と を設けたことを特徴とするミシン。
JP60191606A 1985-08-29 1985-08-29 ミシン Expired - Lifetime JPH0734836B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0043648A3 (en) * 1980-06-25 1982-03-17 BS & B ENGINEERING COMPANY INC. Separator and foam breaking element therefor
JPS5959952A (ja) * 1982-09-24 1984-04-05 八代 真吉 ミシンの送り装置

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