JPH073445B2 - 時間間隔分析装置 - Google Patents

時間間隔分析装置

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JPH073445B2
JPH073445B2 JP26242086A JP26242086A JPH073445B2 JP H073445 B2 JPH073445 B2 JP H073445B2 JP 26242086 A JP26242086 A JP 26242086A JP 26242086 A JP26242086 A JP 26242086A JP H073445 B2 JPH073445 B2 JP H073445B2
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R29/00Arrangements for measuring or indicating electric quantities not covered by groups G01R19/00 - G01R27/00
    • G01R29/02Measuring characteristics of individual pulses, e.g. deviation from pulse flatness, rise time or duration

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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、パルス信号のジッタ或はジッタの周波数分
析、発生頻度等を測定することができる時間間隔分析装
置に関する。
「発明の背景」 例えばパーソナルコンピュータの外部記憶装置として用
いられる磁気ディスク装置、或はコンパクトディスクと
呼ばれるディジタルオーディオ機器、更にはレーザディ
スク等のビデオ機器等では再生される信号は符号化され
たパルス列信号である。このパルス列信号にジッタが含
まれていると復号の際に誤まりが発生し易くなる。特に
コンピュータの外部記憶装置の場合は誤まりの発生は許
されないことである。このためこれらのディジタル機器
の良否を判定するには再生されるパルス列信号のジッタ
が規定した範囲に入っているか否かを測定しなければな
らない。
「従来技術」 パルス列信号のジッタを測定する方法としては従来はオ
シログラフに第12図に示すように被測定パルスを映出
し、このパルスを描く輝線のゆらぎ幅W(輝線の横幅)
を測定してジッタの量を測定している。
また他の方法としては被測定パルスをスペクトラムアナ
ライザに入力し、スペクトラムアナライザによって被測
定パルスの周波数成分を分析し、ジッタ成分を測定する
ことも考えられる。
「発明が解決しようとする問題点」 オシログラフを用いる方法は測定者がオシログラフの管
面に映出されている輝線の幅Wを測定してジッタの量を
規定するものであるからジッタの量を定量的にとらえる
ことは難しい。特にディジタルオーディオ機器或はディ
ジタルビデオ機器では再生されるパルスのパルス幅が多
種類存在するためオシログラフの管面にはパルス幅が異
なるパルス波形が重なり合って映出される。この結果輝
線幅Wの測定は益々むずかしいものとなり、不確かな測
定結果しか得られない。
これに対しスペクトラムアナライザを用いる方法を採る
とき、仮にSN比のよい理想的なスペクトラムアナライザ
を用いたとすればジッタの周波数成分を定量的に見るこ
とができる。
然し乍らジッタ成分は被測定パルスの周波数成分と比較
して信号のレベルが微少であるためジッタ成分をスペク
トラムとして映出されるためにはSN比が格段に優れたス
ペクトラムアナライザを用意しなければならない。
つまり通常のスペクトラムアナライザを用いたとすれば
ジッタ成分を表わすスペクトラムは雑音成分の中にうず
もれてしまい観測することは不可能である。また被測定
パルスのパルス幅が多種類存在する場合にはパルス幅の
種類だけ基本波スペクトラムが存在し、かつその各々に
無数の高調波スペクトラムが発生するから、これら信号
分のスペクトラムだけで煩雑な映像となり、ジッタを表
わすスペクトラムは益々判別がむずかしくなる。
更にジッタの周波数が時間の経過と共に変動するような
場合、そのジッタの周波数の変動を測定することは殆ど
不可能である。
この発明の目的はパルスに含まれるジッタの量を正確に
測定することができ、然もジッタの周波数の変動も測定
することができる時間間隔分析装置を提供するにある。
「問題点を解決するための手段」 この発明では、 A. 入力回路にAD変換器を具備したディジタルスペクト
ラムアナライザと、 B. このスペクトラムアナライザに装備した上記AD変換
器の前段側に設けられ、被測定パルスのパルス幅をその
パルス幅に比例した電圧信号に変換する時間−電圧変換
器と、 C. この時間−電圧変換器に入力される被測定パルスの
後縁を検出してAD変換器にAD変換動作を行なわせる制御
器と、 D. 上記AD変換器のAD変換結果を順次格納するバッファ
メモリと、 E. このバッファメモリの内容を読出開始アドレスを順
次ずらしながら所定アドレス分ずつ読出す読出手段と、 F. この読出手段で読出したデータをフーリエ変換し周
波数領域のデータに変換する高速フーリエ変換手段と、 G. この高速フーリエ変換器でフーリエ変換した周波数
領域のデータの中から予め設定した周波数区間に存在す
る信号成分の和或はピーク値又は比を記憶する記憶器
と、 H. この記憶器に記憶した周波数成分の和或いはピーク
値又は比を時間軸に沿って表示する表示器と によって時間間隔分析装置を構成したものである。
「作用」 この発明の構成によれば時間−電圧変換器によって被測
定パルスのパルス幅の変動、パルスとパルスの間の時間
の電圧信号として取出すことができる。この電圧信号を
被測定パルスの後縁と同期してAD変換することにより被
測定パルスのパルス幅の変動に対応して変化するディジ
タル信号を得ることができる。
つまりこのディジタル信号の配列は被測定パルスのパル
ス幅の変動に従って変化するジッタ量を表わす信号であ
る。よってこのディジタル信号を高速フーリエ変換器に
よって周波数分析することによりジッタの周波数及びジ
ッタの量を知ることができる。
またAD変換した信号をメモリに取込み、メモリに取込ん
だデータを所定のブロックに区分けして取出し、各ブロ
ック毎にデータを高速フーリエ変換器でフーリエ変換し
て周波数領域のデータに変換し、この周波数領域のデー
タの中から予め設定した周波数区間に存在する周波数成
分の和又はその周波数区間に存在するピーク値又は比を
記憶し、この記憶した周波数成分の和又はピーク値又は
比を時間軸に沿って表示器に表示させることによりジッ
タの周波数変動の様子を表示し、見ることができる。
「実施例」 第1図にこの発明の一実施例を示す。図中11は従来から
知られているディジタルスペクトラムアナライザを示
す。
この発明ではディジタルスペクトラムアナライザ11に時
間−電圧変換器12と、ディジタルスペクトラムアナライ
ザ11に装備されているAD変換器13に被測定パルスの後縁
に同期したクロックパルスを与え、このクロックに同期
してAD変換動作を行なわせる制御器14を付設した構成を
特徴とするものである。
先ず通常用いられているディジタルスペクトラムアナラ
イザについて説明する。ディジタルスペクトラムアナラ
イザ11は増幅器16と、その後段に設けたアナログフィル
タ17と、AD変換器13、倍率変更スイツチ18、倍率変換回
路19、バツフアメモリ21、マイクロコンピユータ22、高
速フーリエ変換手段23、主メモリ24、表示器25とによつ
て構成される。
図の例ではAD変換器13と倍率変更スイツチ18との間に逆
数変換器26とバツフアメモリ27を設けた場合を示す。逆
数変換器26は時間−電圧変換器12とAD変換器13によつて
ジツタの周期に従つて変化する信号を逆数変換して周波
数領域の信号に変換する変換器である。スイツチ28は逆
数変換するかしないかを選択するスイツチで接点Aを選
択するときは被測定パルスのジツタの周期で変化するデ
ータをバツフアメモリ27に与える。また接点Bを選択す
るときはジツタの周期で変化する信号を逆数変換し周波
数領域の信号に変換し、バツファメモリ27に入力する状
態となる。
このようにしてこの例ではバツフアメモリ27にジツタの
周期に従つて変化する信号か、又は周波数領域の信号に
変換された信号かを取込むことができる構造としてい
る。
バツフアメモリ27に取込まれたデータは読出されて倍率
変更スイツチで倍率変更を行なうか否かを選択して第2
のバツフアメモリ21に転送される。
倍率変更スイツチ18は接点Aを選択することにより倍率
変更無しの状態に切換られ、接点Bを選択することによ
り倍率変更有りの状態に切換られる。
倍率変更回路19はデイジタル周波数変換器19A,19Bと、
デイジタルフイルタ19C,19Dと、リサンプリングスイツ
チ19E,19Fとによつて構成される。
デイジタル周波数変換器19A,19Bはそれぞれジツタ信号
にcos2πf0とsin2πf0を周波数混合し、ジツタ信号の中
心周波数を任意の周波数にシフトさせる。デイジタルフ
イルタ19C,19Dは中心周波数は所望の周波数に設定され
た信号に寄生する不要波成分を除去するために設けら
れ、不要波成分を除去した信号はリサンプリングスイツ
チ19Eと19Fでリサンプリングされてバツフアメモリ21に
取込まれる。倍率の変更は周波数領域の信号に対し行な
われる。倍率の変更は主にリサンプリングスイツチ19E
と19Fのリサンプリング周期(間引率)で決定される。
つまりバツフアメモリ21の容量を例えば1024データ分と
した場合、この1024データ分を収納できるメモリに周期
t毎に時間Tをかけて取込んだデータを倍率「1」とし
た場合、同じ信号を周期2t毎に時間2Tをかけて取込むと
倍率は「2」となる。
この倍率の変更により表示器25に表示される周波数スペ
クトルの配列を周波数軸に対して任意の倍率で拡大して
表示することができ、分解能をその倍率だけ高めること
ができる。分解能の向上により今まで見えなかつたスペ
クトルを表示することができるようになる。
実例としてその倍率は2倍から256倍まで拡大できる機
種が実用されている。
倍率を決める要素は先にも説明したようにリサンプリン
グスイツチ19Eと19Fとリサンプリング周期(間引率)で
あり、また拡大する場合の中心周波数はデイジタル周波
数変換器19Aと19Bで設定した中心周波数となる。
バツフアメモリ21に取込まれたデータは高速フーリエ変
換手段23に送られフーリエ変換されて主メモリ24に記憶
され、表示器25に周波数スペクトラムを表示する。
以上によりデイジタルスペクトラムアナライザ11の構成
及び動作が理解されよう。
この発明においてはこのようなデイジタルスペクトラム
アナライザの入力側に時間−電圧変換器12を設けるもの
である。この時間−電圧変換器12の一例を第2図を用い
て説明する。第2図に示す例は説明を簡素に済ませるた
めになるべく簡単な構造の時間−電圧変換器を例示して
いる。
この時間−電圧変換器12は第3図Aに示す被測定パルス
Paによつて第3図Dに示すクロツクパルスPd(第3図
D)を打抜くゲート12Aと、このグート12Aで打抜かれた
クロックパルスPe(第3図E)が与えられてクロツクパ
ルスPeのH論理期間だけオンに制御されるスイツチ素子
12Bと、このスイツチ素子12Bに定電流を与える定電流回
路12Cと、スイツチ素子12Bがオンになる毎に定量ずつ充
電が行なわれるコンデンサ12Dと、コンデンサ12Dの両端
に接続されコンデンサ12Dに充電された電荷をリセツト
信号Pc(第3図C)の供給によつて放出するリセツト用
スイツチ素子12Eとによつて構成することができる。
この回路は簡単な階段波発生回路である。この階段波発
生回路によつてパルスPaのパルス幅Tpを電圧信号Vs(第
3図F)に変換することができる。
制御器14は被測定パルスPaの後縁を検出し、この後縁に
同期したパルスPb(第3図B)を生成する。このパルス
PbをAD変換器13とバツフアメモリ27に与え、AD変換器13
にAD変換動作を行なわせると共にバツフアメモリ27にデ
ータの書込動作を行なわせる。
スペクトラムアナライザ11をオシログラフとして動作さ
せる場合は切替スイツチ18と28をそれぞれ接点Aに切替
えればよい。
このようにすればAD変換器13のAD変換出力はそのままの
状態、つまり周期信号の状態でバツフアメモリ27に書込
まれ、またバツフアメモリ21に転送されて表示器25に映
出させることができる。
ここで一つの例として入力パルスPaのパルス幅が一種類
のパルス幅でその一つの種類のパルス幅が再生系の不具
合によつて変動しているものとした場合表示器25の管面
には入力パルスPaのパルス幅の変動に対応する電圧波形
が例えば第4図に示すように描かれる。
この電圧波形はパルス幅Tpが時間の経過に伴なつて変動
する様子を表わしている。この表示された波形の周期Tm
を測定することによつてパルス幅の変動周期、つまりジ
ツタの周期及び周波数を知ることができる。
またこの波形の振幅Wmを測定することによりジツタの最
大値及び最小値を求めることができる。
ここで入力パルスPaの極性を反転させ、負極性のパルス
として入力したとすると、今度はパルスPa相互間の時間
間隔に対応した時間間隔に対応した時間が電圧に変換さ
れ、これがAD変換されるからこのAD変換された信号を表
示器25に表示させることによつてパルス相互の時間間隔
の変動を表示することができる。
ところで例えばコンパクトデイスクのようにT=231.38
5nsを単位として3T〜11Tの9種類のパルス幅を持ち、こ
れら9種類のパルス幅の信号が不規則に発生するパルス
信号を入力した場合にはオシログラフの管面には第5図
に示すように9本の輝線LN1〜LN9が描かれる。つまりこ
の9本の輝線LN1〜LN9は微視的に見ると第6図に示すよ
うに各1個のパルスによつて表示されるドツトD1,D2,D3
……の集合によつて線として描かれるものであつて、ド
ツト相互の間は高速で移動するから各線LN1〜LN9の相互
の間には輝線は殆んど表示されることはない。
このようにして表示された9本の輝線LN1〜LN9は各パル
ス幅のパルス幅変動を表示している。つまり各輝線LN1
〜LN9の幅(垂直方向の幅)が太いか細いかによつてパ
ルス幅が変動しているか否かを知ることができる。
ところで9本の線LN1〜LN9を全て描かた場合、各1本の
線の幅が太いか細いかによつてパルス幅が変動している
か否かを知ることはできるが、その変動の規則性の有無
及び規則性が有つた場合にその周期を表示させることま
では測定することはできない。
このためスペクトラムアナライザ11を本来のスペクトラ
ムアナライザとして動作させる。このためには切替スイ
ツチ18と28を接点Bに倒せばよい。
切替スイツチ28を接点Bに切替ることによつて周期信号
は逆数変換器26で逆数変換され周波数領域の信号とな
る。この周波数領域の信号をパルスPb(第3図B)に同
期してバツフアメモリ27に取込む。
バツフアメモリ27に取込んだ信号は読出されて倍率変更
回路19を通じて第2バツフアメモリ21に転送される。倍
率変更回路19で周波数軸方向の倍率が選定され、周波数
軸方向の分解能が決定される。
倍率変更回路19で倍率が変更されたデータは第2のバツ
フアメモリ21に一旦取込まれ、高速フーリエ変換手段23
でフーリエ変換され周波数分析が行なわれる。周波数分
析結果は主メモリ24に順次取込まれ表示器25に表示され
る。
その表示の一例を第7図に示す。第7図に示すスペクト
ラムSP1,SP2,SP3,SP4……はジツタの周波数成分を示
す。SP1はジツタの基本波成分を表わしている。この基
本波にSP2,SP3,SP4……で示される周波数の信号が重畳
していることが解る。各スペクトラムSP1,SP2……で表
わされる信号の周波数は表示面上の横軸の目盛31によつ
て読取ることができる。基本波及びこれに重畳している
信号の量は表示面上の縦軸の目盛32によつて読取ること
ができる。
このように高速フーリエ変換器23を使つて周波数分析を
行なうことにより被測定パルスPaに含まれるジッタを周
波数分析して測定することができる。また被測定パルス
Paのパルス幅の種類が多数存在してもジッタの周波数成
分をスペクトラムとして表示することができる。
尚一つのパルス幅のパルスに重畳するジッタを求めるに
はバッフアメモリ27からデータを読出す際に、或る周波
数成分のデータだけをマイクロコンピュータ22のウイン
ドオ機能を使って読出し、このデータを高速フーリエ変
換して周波数分析を行なえばよい。このようにすれば単
一周期のパルスに重畳するジッタだけをスペクトラムと
して表示させることができる。
一方この発明ではジッタの周波数が変動している場合に
その変動を測定できる機能をも具備している。
つまりジッタの周波数が変動している場合には第7図に
示したスペクトラム上において各スペクトルSP1〜SP5
大きさが時間の経過と共に変化したり、或は各スペクト
ルSP1〜SP5以外のスペクトルが瞬時に生じたりする現象
が見られる。
スペクトルSP1〜SP5の大きさが種々変化してもその動き
は速いため見えた現象を頭に記憶することはできない。
またスペクトルSP1〜SP5以外のスペクトルが瞬時に発生
してもそのスペクトルがどの周波数に発生したかを測定
することもできない。
このためこの発明では時間の経過に従って順次メモリが
取込んだジッタ信号を時間の経過順序に従ってブロック
化して取出し、このブロック化して取出したデータをフ
ーリエ変換して周波数分析を行なう。この周波数分析し
たデータの中から予め規定した周波数区間に存在するデ
ータを取出してそのデータの和を時間軸に沿って表示器
に表示させる。表示されたデータは測定開始から終了ま
での間に取込んだ測定データに含まれる或る周波数区間
内の成分の変動を表している。
よってこの発明によれば例えば回転体の回転が時間の経
過に従って変動するような場合にジッタの周波数が変動
する様子を表示器に表示させることができる。この表示
によってジッタの周波数が変動していることを知ること
ができる。
このための構成としてはバッファメモリ21又は27からデ
ータをブロック化して順次読出す読出手段と、この読出
手段で読出したデータをフーリエ変換して周波数領域の
信号に変換する高速フーリエ変換器23と、この高速フー
リエ変換器23で周波数領域の信号の中から予め設定した
周波数区間に存在するスペクトルの和或はピーク値又は
比を記憶する記憶器と、この記憶器に記憶した周波数成
分の和又はピーク値あるいは比を時間軸に沿って表示す
る表示器25とによって構成することができる。
ここで言うバッファメモリは27又は21の何れをも用いる
ことができる。ここでは例えばバッファメモリ21にバッ
ファメモリ27を介して時間の経過に従って順次AD変換さ
れたデータを取込み、このデータを順次読出して高速フ
ーリエ変換する場合について説明する。
バッファメモリ21に例ば第9図に示すようにレベル変化
するジッタ信号を記憶したとする。このジッタ信号をB1
で示すブロックを第1ブロックとしてマイクロコピュー
タ22が読出し、この第1ブロックB1に含まれる例えば10
24個のディジタルジッタ信号を高速フーリエ変換手段23
に送り、高速フーリエ変換手段23で第1ブロックB1のジ
ッタ信号を周波数分析する。この周波数分析結果が第10
図Aであるものとする。
次にバッファメモリ21の読出アドレスを時間に換算して
△tに相当する分+nだけずらし、第2ブロックB2を読
出す。この第2ブロックB2のジッタ信号を高速フーリエ
変換手段23で周波数分析する。この周波数分析結果を第
10図Bに示す。
更にバッファメモリ21の読出アドレスを+nずらし、第
3ブロックB3を読出す。この第3ブロックB3のジッタ信
号を高速フーリエ変換器23で周波数分析する。この周波
数分析結果を第10図Cに示す。
このようにして順次読出アドレス+nずつずらしながら
バッファメモリ21に格納したジッタ信号を読出し、各ブ
ロックとジッタ信号を周波数分析し、その周波数分析結
果を例えば主メモリ24に収納する。
主メモリ24に収納した周波数分析したデータを用いて予
め設定した周波数区間f1〜f2に含まれる周波数成分の和
を求める。この演算はマイクロコンピュータ22で行なわ
れ、その算出データΣA,ΣB,ΣC…を再びメモリ24に収
納する。
従ってこの発明の構成要素であるバッファメモリ21の内
容を読出開始アドレスを順次ずらしながら所定アドレス
分ずつ読出す読出手段はマイクロコンピュータ22によっ
て構成される。
またフーリエ変換した周波数領域のデータの中から予め
設定した周波数区間に存在する信号成分の和或いはピー
ク値又は比を記憶する記憶器は主メモリで構成すること
ができる。
マイクロコンピュータ22は更に主メモリ24に収納した算
出データを取出して表示器25に転送する。表示器25では
算出データΣA,ΣB,ΣC…を第11図に示すように時間軸
に沿ってレベルに応じて配列する。その配列の結果描か
れる曲線はバッファメモリ21にジッタ信号の取込を開始
した時点から取込を終了した時点までの時間内における
ジッタに含まれる周波数成分の中の周波数区間f1〜f2
含まれる信号成分が時間の経過と共に変動している様子
を示している。
従って例えば周波数f1の成分だけを取出して表示させる
ことにより周波数f1だけの成分の変動を表示することが
できる。
またこの例ではジッタ信号の中の周波数区間f1〜f2に含
まれる信号成分の和を算出してその変動を表示した場合
を説明したが、周波数f1〜f2の区間に含まれる最大値を
摘出し、その最大値の変動を表示させることもできる。
また、ある特定周波数のレベルとそれ以外の周波数成分
の比の変動を表示させることもできる。第8図にこの発
明の他の実施例を示す。この例では被測定パルスのパル
ス幅を計測する時間計測手段33を設け、この時間計測手
段33に設定した時間の上限値と下限値の間に入るパルス
が入力された場合だけバッファメモリ27にデータの取込
を許すように構成した場合を示す。
このように時間計測手段33を設けることによって入力に
複数のパルス幅の被測定パルスを与えた場合でも、その
複数種類のパルス幅のパルスの中から一つのパルス幅の
パルスを取出してバッファメモリ27に書込むことができ
る。この結果単一パルス幅のパルスに重畳するジッタを
測定する場合にはバッファメモリ27には、そのパルス幅
の変動を示すデータだけが収録され、他のパルス幅のデ
ータは収録しないからバッファメモリ27の容量を最大限
に利用することができる。
「発明の作用効果」 以上説明したようにこの発明によれば被測定パルスを時
間−電圧変換して被測定パルスのパルス幅変動或はパル
ス間隔変動を電圧の変動に変換し、この電圧変動信号を
AD変換してスペクトラムアナライザに入力する構成とし
たから、スペクトラムアナライザには被測定パルスが持
つ周波数成分を含まない。つまりジッタ成分だけを持つ
信号を入力することができる。この結果スペクトラムア
ナライザとして動作させた場合、表示器にはジッタが持
つ周波数成分を示すスペクトラムだけを表示することが
でき、他の大きなレベルを持つ信号が表示されることは
ない。よってその表示されたスペクトラムは雑音成分と
比較して充分大きく表示され、雑音成分にうずもれるこ
となく確実にレベル及び周波数等を測定することができ
る。
然もスペクトラムアナライザをオシログラフとして動作
させるとジッタの波形を見ることができる。よってこの
波形の振幅からジッタの最大値と最小値を測定すること
ができる。
またこの発明によればジッタの周波数が時間的に変動す
る様子を表示器25に表示させることができるから、例え
ばコンパクトディスク或は磁気ディスクの駆動装置の不
具合な部分を指摘する確立を高めることができる。
このようにこの発明によればパルス列信号に関する各種
の測定を行なうことができ、ディジタル再生器等の評価
及び良否判定等を行なう場合に用いてその効果は頗る大
である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示すブロック図、第2図
はこの発明に用いる時間−電圧変換器の一例を説明する
ための接続図、第3図は時間−電圧変換器とAD変換動作
のタイミングを説明するための波形図、第4図及び第5
図はこの発明による時間間隔分析装置の分析結果の例を
示す正面図、第6図は第5図に示した分析結果が描かれ
る様子を説明するための図、第7図はこの発明の装置に
よって得られる付加的な分析結果を説明するための正面
図、第8図はこの発明の他の実施例を説明するためのブ
ロック図、第9図乃至第11図はこの発明の装置の主とな
る分析方法とその分析結果を説明するためのグラフ、第
12図は従来のジッタ測定方法を説明するための図であ
る。 11:スペクトラムアナライザ、12:時間−電圧変換器、1
3:AD変換器、14:制御器、21,27:バッファメモリ、22:マ
イクロコンピュータ、23:高速フーリエ変換手段、24:主
メモリ、25:表示器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】A.入力回路にAD変換器を具備したディジタ
    ルスペクトラムアナライザと、 B.上記AD変換器の前段側に設けられ被測定パルスのパル
    ス幅をそのパルス幅に比例した電圧に変換する時間−電
    圧変換器と、 C.この時間−電圧変換器に入力される被測定パルスの後
    縁を検出して上記AD変換器にAD変換動作を行なわせる制
    御器と、 D.上記AD変換器のAD変換結果を順次格納するバッファメ
    モリと、 E.このバッファメモリの内容を読出開始アドレスを順次
    ずらしながら所定アドレス分ずつ読出す読出手段と、 F.この読出手段で読出したデータをフーリエ変換し周波
    数領域のデータに変換する高速フーリエ変換手段と、 G.この高速フーリエ変換器でフーリエ変換した周波数領
    域のデータの中から予め設定した周波数区間に存在する
    信号成分の和或はピーク値又は比を記憶する記憶器と、 H.この記憶器に記憶した周波数成分の和或いはピーク値
    又は比を時間軸に沿って表示する表示器と から成る時間間隔分析装置。
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