JP2011196719A - ジッタ試験装置及びジッタ試験方法 - Google Patents

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望月  健
Naosuke Tsuchiya
如右 土屋
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Abstract

【課題】本発明は、短時間で信頼性の高いジッタ試験を行うことのできるジッタ試験装置及びジッタ試験方法の提供を目的とする。
【解決手段】本願発明のジッタ試験装置101は、入力信号Sのジッタ量を検出するジッタ量検出部13と、ジッタ量検出部13で検出されたジッタ量Jの特性を、演算する時間領域が重なるように所定時間Tずつ異なる開始時刻で演算する演算部14と、を備える。演算部14は、ジッタ量検出部13で検出されたジッタ量Jのピークツーピーク値PPを、開始時刻ごとに演算するジッタ量演算回路21と、ジッタ量演算回路21の演算するピークツーピーク値PPが予め定められた一定値を超えた回数を検出し、検出した回数が予め定められた一定回数を超えたか否かを判定する比較回路22と、を備える
【選択図】図1

Description

本発明は、通信ネットワークにおけるジッタを測定するジッタ試験装置及びジッタ試験方法に関し、短時間で信頼性の高いジッタ試験を行うためのジッタ試験装置及びジッタ試験方法に関する。
通信ネットワークにおけるジッタを測定するジッタ試験装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1のジッタ試験装置は、直交信号生成部と、瞬時位相算出部と、差分値検出部と、差分値補正部と、オフセット成分除去部と、積算部と、ジッタ量検出部と、を備え、以下のように動作する。
直交信号生成部、瞬時位相算出部、差分値検出部は、被測定信号が直交変換された直交2信号から瞬時位相を所定範囲内で求める。差分値補正部、オフセット成分除去部及び積算部は、瞬時位相の差分値を検出し、この瞬時位相の差分値が所定範囲を超えた場合に、差分値からオフセット成分を除去し、このオフセット成分が除去された差分値を積算する。ジッタ量検出部は、積算部からの被測定信号のジッタ成分を求める。これにより、特許文献1のジッタ試験装置は、高い分解能と長時間測定とを両立させ、実質的に、最長測定時間を制限することなく、ジッタ測定を高精度に行うことを可能にしている。
一方で、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)/SONET(Synchronous Optical NETwork)網のジッタ量の最大値を規定しているITU−T勧告G.825において、ジッタ量は、60秒以上の測定時間において観測されるピークツーピーク値(単位:UIpp)で規定されている。一般に、ジッタ量は、ランダム雑音成分を含んでいるため、測定時間が長くなるほど、確率的に大きなピークのジッタが発生して、そのピークツーピーク値が大きくなる傾向にある。したがって、上記勧告のように、ジッタ量を評価する際には、測定条件を同一とするために、規定されている測定時間(例えば60秒)で測定することが非常に重要になる。
WO2005/050230
たとえ測定対象が同じで、測定時間が同じであっても、ジッタは回路内部で発生するランダム性雑音に起因している成分を含んでいるため、測定されるジッタ量の平均値や実効値は一定値に収束するものの、ピークツーピーク値は測定毎にばらついてしまう。特に、ピークツーピーク値のバラツキが、ジッタ量の合否判定値付近に分布している場合には、測定毎に合否判定値結果が異なってしまう問題がある。
この問題を解決するため、規定されている測定時間の測定を複数回行い、その全てで合格していれば、1回の測定に比べてより信頼性の高い試験結果が得られる。しかし、N回行うと、総測定時間はN倍になる問題がある。
そこで、本発明は、短時間で信頼性の高いジッタ試験を行うことのできるジッタ試験装置及びジッタ試験方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本願発明のジッタ試験装置及びジッタ試験方法は、測定時間Tの測定をN回行うにあたり、測定時間Tをオーバーラップさせて行うことを特徴とする。
具体的には、本願発明のジッタ試験装置は、入力信号のジッタ量を検出するジッタ量検出部(13)と、前記ジッタ量検出部で検出されたジッタ量の特性を、演算する時間領域が重なるように所定時間ずつ異なる開始時刻で演算する演算部(14)と、を備える。
ジッタ量検出部及び演算部を備えるため、検出したジッタ量を用いて、測定時間Tにおけるジッタ量の特性の演算することができる。ここで、演算する時間領域が重なるため、N回のジッタ量の特性の演算を測定時間T×Nの時間よりも短い時間で行うことができるとともに、一定時間内に行えるジッタ量の特性の演算回数を増やすことができる。したがって、本願発明のジッタ試験装置は、短時間で信頼性の高いジッタ試験を行うことができる。
本願発明のジッタ試験装置では、前記演算部は、前記ジッタ量検出部で検出されたジッタ量のピークツーピーク値を、前記開始時刻ごとに演算するジッタ量演算回路(21)と、前記ジッタ量演算回路の演算するピークツーピーク値が予め定められた一定値を超えた回数を検出し、検出した回数が予め定められた一定回数を超えたか否かを判定する比較回路(22)と、を備えていてもよい。
演算部は、ジッタ量演算回路を備えるため、各測定時間Tにおけるピークツーピーク値を算出することができる。演算部は、比較回路を備えるため、規格に適合しているか否かを判定することができる。したがって、本願発明のジッタ試験装置は、規格に適合しているか否かを、短時間かつ高い信頼性で判定することができる。
本願発明のジッタ試験装置では、前記比較回路が前記一定回数を超えたと判定した場合は不合格である旨を表示し、前記比較回路が前記一定回数以下であると判定した場合は合格である旨を表示する表示部(15)をさらに備えてもよい。
表示部を備えるため、規格に適合してない場合には不合格である旨を表示し、規格に適合している場合には合格である旨を表示することができる。これにより、本願発明のジッタ試験装置は、規格に適合しているか否かの認識を容易にすることができる。
本願発明のジッタ試験装置では、前記比較回路は、前記ジッタ量演算回路の演算する複数のピークツーピーク値を用いて、ピークツーピーク値の最大値、最小値又は最大値と最小値の差を演算してもよい。
本発明により、演算部は、ピークツーピーク値のバラツキの幅を含めたより詳細なジッタ特性を演算することができる。
本願発明のジッタ試験装置では、前記ジッタ量演算回路は、前記ジッタ量検出部で検出されたジッタ量のピークツーピーク値を演算するピークツーピーク演算回路(31−1〜31−N)を、前記開始時刻ごとに備えてもよい。
本発明により、ジッタ量の特性をオーバーラップした測定時間で算出することができる。
本願発明のジッタ試験装置では、前記ジッタ量演算回路は、前記ジッタ量検出部で検出されたジッタ量のピーク値を前記所定時間ごとに検出して記憶回路(33)に記録するピーク値検出回路(32)と、前記記憶回路に記憶されているピーク値を用いて、前記開始時刻ごとのピークツーピーク値を演算するピーク値演算回路(34)と、を備えてもよい。
本発明により、ジッタ量の特性を、オーバーラップした測定時間で算出することができる。また、1つのピーク値検出回路及びピーク値演算回路を用いてN回のジッタ量の特性を演算することができるため、ジッタ量演算回路の構成を簡単にすることができる。
具体的には、本願発明のジッタ試験方法は、入力信号のジッタ量を検出するジッタ量検出手順(S101)と、前記ジッタ量検出手順で検出したジッタ量の特性を、演算する時間領域が重なるように所定時間ずつ異なる開始時刻で演算する演算手順(S102)と、を順に有する。
ジッタ量検出手順及び演算手順を順に有するため、検出したジッタ量を用いて、測定時間Tにおけるジッタ量の特性の演算することができる。ここで、演算する時間領域が重なるため、N回のジッタ量の特性の演算を測定時間T×Nの時間よりも短い時間で行うことができるとともに、一定時間内に行えるジッタ量の特性の演算回数を増やすことができる。したがって、本願発明のジッタ試験方法は、短時間で信頼性の高いジッタ試験を行うことができる。
本願発明のジッタ試験方法では、前記演算手順は、前記ジッタ量検出手順で検出したジッタ量のピークツーピーク値を、前記開始時刻ごとに演算するジッタ量演算手順(S201)と、前記ジッタ量演算手順で演算したピークツーピーク値が予め定められた一定値を超えた回数を検出し、検出した回数が予め定められた一定回数を超えたか否かを判定する比較手順(S202)と、を順に有する。
ジッタ量演算手順を有するため、各測定時間Tにおけるピークツーピーク値を算出することができる。比較手順を有するため、規格に適合しているか否かを判定することができる。したがって、本願発明のジッタ試験方法は、規格に適合しているか否かを、短時間かつ高い信頼性で判定することができる。
本願発明のジッタ試験方法では、前記比較手順において前記一定回数を超えたと判定した場合は不合格である旨を表示し、前記比較手順において前記一定回数以下であると判定した場合は合格である旨を表示する表示手順(S103)を、前記演算手順の後にさらに有してもよい。
表示手順を有するため、規格に適合してない場合には不合格である旨を表示し、規格に適合している場合には合格である旨を表示することができる。これにより、本願発明のジッタ試験方法は、規格に適合しているか否かの認識を容易にすることができる。
本願発明のジッタ試験方法では、前記比較手順において、前記ジッタ量演算手順で演算した複数のピークツーピーク値を用いて、ピークツーピーク値の最大値、最小値又は最大値と最小値の差を演算してもよい。
本発明により、演算手順において、ピークツーピーク値のバラツキの幅を含めたより詳細なジッタ特性を演算することができる。
本願発明のジッタ試験方法では、前記ジッタ量演算手順において、前記ジッタ量検出手順で検出したジッタ量を前記開始時刻ごとに分離し、分離したジッタ量のピークツーピーク値を、前記所定時間ずつ異なる前記開始時刻で演算してもよい。
本発明により、ジッタ量の特性を、オーバーラップした測定時間で算出することができる。
本願発明のジッタ試験方法では、前記ジッタ量演算手順において、前記ジッタ量検出手順で検出したジッタ量のピーク値を前記所定時間ごとに検出して記憶し、記録したピーク値を用いて、前記開始時刻ごとのピークツーピーク値を演算してもよい。
本発明により、ジッタ量の特性を、オーバーラップした測定時間で算出することができる。また、N回のジッタ量の特性の演算を共通の回路で演算することができるため、回路の構成を簡単にすることができる。
なお、上記各発明は、可能な限り組み合わせることができる。
本発明によれば、短時間で信頼性の高いジッタ試験を行うことのできるジッタ試験装置及びジッタ試験方法を提供することができる。
本実施形態に係るジッタ試験装置の一例を示す。 本実施形態に係るジッタ試験方法の一例を示す。 ジッタ量の説明図であり、(a)は基準クロック信号Coを示し、(b)は再生クロック信号Cmを示し、(c)はジッタ量Jを示す。 ジッタ量Jの特性の演算例を示す。 演算部14の第1例を示す。 演算部14の第2例を示す。 メモリ空間の一例を示す。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
図1に、本実施形態に係るジッタ試験装置の一例を示す。ジッタ試験装置101は、光電変換部11と、クロック再生部12と、ジッタ量検出部13と、演算部14と、表示部15と、を備え、入力信号Sのジッタを試験する。本実施形態では、一例として、入力信号Sが光信号である場合について説明する。
ジッタ試験装置101は、本実施形態に係るジッタ試験方法を実行する。図2に、本実施形態に係るジッタ試験方法の一例を示す。本実施形態に係るジッタ試験方法は、ジッタ量検出手順S101と、演算手順S102と、表示手順S103と、を順に有する。演算手順S102は、ジッタ量演算手順S201と、比較手順S202と、を順に有する。
図2に示すジッタ量検出手順S101では、入力信号Sのジッタ量を検出する。例えば、光電変換部11は、入力信号Sを光電変換してデータ信号Dを出力する。クロック再生部12は、データ信号Dからクロックを再生して再生クロック信号Cmを出力する。ジッタ量検出部13は、再生クロック信号Cmのジッタ量Jを検出する。例えば、予め定められた一定周期の基準クロック信号Coが入力され、再生クロック信号Cmと基準クロック信号Coのずれを検出する。これにより、ジッタ量検出部13は、入力信号Sのジッタ量を検出する。
図3は、ジッタ量の説明図であり、(a)は基準クロック信号Coを示し、(b)は再生クロック信号Cmを示し、(c)はジッタ量Jを示す。ジッタ量検出部13は、基準クロック信号Coと再生クロック信号Cmとの立ち上がり及び立ち下がりにおけるずれ量をジッタ量J,J,J,J,J,Jとして検出する。例えば、時刻tにおいて基準クロック信号Coと再生クロック信号Cmとの立ち上がりが一致している場合、時刻tにおけるジッタ量Jは0である。時刻tにおいて再生クロック信号Cmの立下りは基準クロック信号Coの立下りよりも遅れている場合、時刻tにおけるジッタ量Jは立下りのずれ量に応じた正の値となる。時刻tにおいて再生クロック信号Cmの立ち上がりは基準クロック信号Coの立ち上がりよりも進んでいる場合、時刻tにおけるジッタ量Jは立ち上がりのずれ量に応じた負の値となる。
図2に示す演算手順S102では、演算部14は、ジッタ量検出手順S101で検出したジッタ量Jの特性を、演算する時間領域が重なるように所定時間ずつ異なる開始時刻で演算する。所定時間は、任意に定めることができるが、例えば規格によって定められている時間である。規格によって定められている時間は、例えば、ITU−T勧告G.825における60秒以上の測定時間がある。
演算部14は、ジッタ量演算回路21と、比較回路22と、を備える。ジッタ量演算回路21がジッタ量演算手順S201を実行し、比較回路22が比較手順S202を実行する。図4に、ジッタ量Jの特性の演算例を示す。
ジッタ量演算手順S201では、ジッタ量演算回路21は、ジッタ量検出部13で検出されたジッタ量Jのピークツーピーク値PPを、所定時間Tずつ異なる開始時刻ごとに演算する。開始時刻は、例えば、開始時刻Tと、開始時刻Tから所定時間T後の開始時刻Tと、開始時刻Tから所定時間T後の開始時刻Tである。所定時間Tは、測定時間Tよりも短い時間であるが、全ての開始時刻の時間間隔が必ずしも測定時間Tよりも短くなくてもよい。
測定時間Tの演算を、所定時間Tずつ異なる開始時刻でN回行うにあたり、測定時間Tをオーバーラップさせて行うため、総測定時間はT×N+Tとなる。ここで、Tはオーバーラップする時間であり、T=T−Tの関係を持ち、T=0であれば総測定時間はT×Nとなる。T=60秒、T=30秒、N=10の場合、総測定時間は330秒となるため、オーバーラップさせない場合の約半分の測定時間でよい。
これは換言すれば、同じ総測定時間ならば、オーバーラップする時間Tが大きい方が、演算回数Nが大きくなり、測定の信頼性を増すことができる。例えば、ピークPのジッタ量が−0.02であり、ピークPのジッタ量が0.1であり、ピークPのジッタ量が0.05であり、ピークPのジッタ量が−0.1である場合を考える。この場合、時刻Tから時刻Tの間のピークツーピーク値は0.12UIPPであり、時刻Tから時刻Tの間のピークツーピーク値は0.15UIPPである。
一方、測定時間Tをオーバーラップさせた場合、時刻Tから時刻Tの間のピークツーピーク値を求めることができる。これにより、時刻Tから時刻Tの間に、ピークツーピーク値が0.2UIPPとなることを判定することができる。このように、オーバーラップする時間Tが大きい方が、同じ総測定時間であっても、演算回数Nが増え、測定時間Tに起こりうるピークツーピーク値PPを数多く得ることができる。
図2に示す比較手順S202では、比較回路22は、ジッタ量演算回路21の演算するピークツーピーク値PPが予め定められた一定値を超えた回数を検出し、検出した回数が予め定められた一定回数を超えたか否かを判定する。例えば、図4に示すジッタ量Jの特性において一定値が0.15UIPPである場合、比較回路22は、0.15UIPPを超えた回数1を検出する。そして、一定回数が2回であれば、比較回路22は、0.15UIPPを超えた回数1が一定回数2を超えていないと判定する。一定値を超えた回数が一定回数を超えたと比較回路22が判定することで、入力信号Sの信号源が不合格品である旨を判定することができる。
比較回路22は、ジッタ量演算回路21の演算するピークツーピーク値PPが予め定められた一定値以下である回数を検出し、検出した回数が予め定められた一定回数を超えたか否かを判定してもよい。例えば、図4に示すジッタ量Jの特性において一定値が0.15UIPPである場合、比較回路22は、0.15UIPP以下である回数2を検出する。そして、一定回数が2回であれば、比較回路22は、0.15UIPP以下である回数2が一定回数2を超えていないと判定する。一定値以下である回数が一定回数を超えたと比較回路22が判定することで、入力信号Sの信号源が合格品である旨を判定することができる。
比較手順S202において、比較回路22は、ジッタ量演算手順S201で演算したN個のピークツーピーク値PPを用いて、ピークツーピーク値PPの最大値、最小値又は最大値と最小値の差を演算してもよい。例えば、図4に示すジッタ量Jの特性であれば、比較回路22は、ピークツーピーク値PPの最大値0.2UIPPを求め、ピークツーピーク値PPの最小値0.12UIPPを求め、ピークツーピーク値PPの最大値と最小値の差0.08を求める。この差は、N回の演算で得られるピークツーピーク値PPのバラツキの幅を表している。
図2に示す表示手順S103では、表示部15が、演算部14の演算結果Rを表示する。例えば、比較回路22がジッタ量演算回路21の演算するピークツーピーク値PPが予め定められた一定値を超えた回数を検出するとき、比較回路22が一定回数を超えたと判定した場合は不合格である旨を表示し、比較回路22が一定回数以下であると判定した場合は合格である旨を表示する。
比較回路22がジッタ量演算回路21の演算するピークツーピーク値PPが予め定められた一定値以下である回数を検出するとき、比較回路22が一定回数を超えたと判定した場合は合格である旨を表示してもよい。また、ピークツーピーク値PPの最大値、最小値又は最大値と最小値の差を表示してもよい。
図5に、演算部14の第1例を示す。演算部14の第1例は、図1に示すジッタ量演算回路21は、演算回数Nに等しいN個のピークツーピーク演算回路31−1〜31−Nを備える。例えば、図4に示すジッタ量Jの特性であれば、N=3であることから、ピークツーピーク演算回路31−1,31−2,31−3を備える。
この場合、図2に示すジッタ量演算手順S201では、ジッタ量検出手順S101で検出したジッタ量Jを開始時刻ごとに分離し、N個のピークツーピーク演算回路31−1〜31−3は、測定イネーブル信号が所定時間Tずつずらして入力され、分離したジッタ量Jのピークツーピーク値PP−1,PP−2,・・・PP−Nを、所定時間Tずつ異なる開始時刻で演算する。
ピークツーピーク演算回路31−1は、分離したジッタ量Jのピークツーピーク値を、時刻Tから測定時間Tの間測定する。これにより、図4に示すジッタ量Jの特性であれば、ピーク値Pとピーク値Pのピークツーピーク値PP−1が得られる。ピークツーピーク値PP−1は、例えば、0.12UIPPである。
ピークツーピーク演算回路31−2は、分離したジッタ量Jのピークツーピーク値を、時刻Tから測定時間Tの間測定する。これにより、図4に示すジッタ量Jの特性であれば、ピーク値Pとピーク値Pのピークツーピーク値PP−2が得られる。ピークツーピーク値PP−2は、例えば、0.2UIPPである。
ピークツーピーク演算回路31−Nは、分離したジッタ量Jのピークツーピーク値を、時刻Tから測定時間Tの間測定する。これにより、図4に示すジッタ量Jの特性であれば、ピーク値Pとピーク値Pのピークツーピーク値PP−3が得られる。ピークツーピーク値PP−3は、例えば、0.15UIPPである。
図6に、演算部14の第2例を示す。演算部14の第2例は、図1に示すジッタ量演算回路21が、ピーク値検出回路32と、記憶回路33と、ピーク値演算回路34と、を備える。この場合、図2に示すジッタ量演算手順S201では、ピーク値検出回路32は、ジッタ量検出部13で検出されたジッタ量Jのピーク値を所定時間Tごとに検出して記憶回路33に記録する。次に、ピーク値演算回路34は、記憶回路33に記憶されているピーク値を用いて、開始時刻ごとのピークツーピーク値PP−1,PP−2,・・・PP−Nを演算する。
例えば、総測定時間Sが120秒、測定時間Tが60秒、オーバーラップ時間Tが30秒の場合、記憶回路33は、120/30=4個のメモリ空間を生成する。図7に、メモリ空間の一例を示す。アドレス0には、時刻Tから時刻Tにおけるプラスピーク値p(0)及びマイナスピーク値q(0)が格納される。アドレス1には、時刻Tから時刻Tにおけるプラスピーク値p(1)及びマイナスピーク値q(1)が格納される。アドレス2には、時刻Tから時刻Tにおけるプラスピーク値p(2)及びマイナスピーク値q(2)が格納される。アドレス3には、時刻Tから時刻Tにおけるプラスピーク値p(3)及びマイナスピーク値q(3)が格納される。
この場合、ピーク値検出回路32は、時刻Tから所定時間Tの間のプラスピーク値p(0)及びマイナスピーク値q(0)を測定して記憶回路33のアドレス0に記憶する。ピーク値検出回路32は、時刻Tから所定時間Tの間のプラスピーク値p(1)及びマイナスピーク値q(1)を測定して記憶回路33のアドレス1に記憶する。ピーク値検出回路32は、時刻Tから所定時間Tの間のプラスピーク値p(2)及びマイナスピーク値q(2)を測定して記憶回路33のアドレス2に記憶する。ピーク値検出回路32は、時刻Tから所定時間Tの間のプラスピーク値p(3)及びマイナスピーク値q(3)を測定して記憶回路33のアドレス3に記憶する。
ピーク値演算回路34は、記憶回路33のアドレス0からプラスピーク値p(0)及びマイナスピーク値q(0)を読み出し、記憶回路33のアドレス1からプラスピーク値p(1)及びマイナスピーク値q(1)を読み出して、時刻Tから測定時間Tの間のピークツーピーク値PP−1を演算する。すなわち、プラスピーク値p(0)とプラスピーク値p(1)を比較してより大きいプラスピーク値を求め、マイナスピーク値q(0)とマイナスピーク値q(1)を比較してより大きいマイナスピーク値qを求めることで、ピークツーピーク値PP−1が得られる。これにより、図4に示すピーク値Pとピーク値Pのピークツーピーク値である0.12UIPPを得ることができる。
ピーク値演算回路34は、記憶回路33のアドレス1からプラスピーク値p(1)及びマイナスピーク値q(1)を読み出し、記憶回路33のアドレス2からプラスピーク値p(2)及びマイナスピーク値q(2)を読み出して、時刻Tから測定時間Tの間のピークツーピーク値PP−2を演算する。これにより、図4に示すピーク値Pとピーク値Pのピークツーピーク値である0.2UIPPを得ることができる。
ピーク値演算回路34は、記憶回路33のアドレス2からプラスピーク値p(2)及びマイナスピーク値q(2)を読み出し、記憶回路33のアドレス3からプラスピーク値p(3)及びマイナスピーク値q(3)を読み出して、時刻Tから測定時間Tの間のピークツーピーク値PP−3を演算する。これにより、図4に示すピーク値Pとピーク値Pのピークツーピーク値である0.15UIPPを得ることができる。
このように、演算部14の第2例は、測定時間Tを区切ってプラスピーク値及びマイナスピーク値を記憶することで、各測定時間Tに共通のピーク値検出回路32、記憶回路33及びピーク値演算回路34を用いてピークツーピーク値PP−1,PP−2,・・・PP−Nを求めることができる。
本発明は情報通信産業に適用することができる。
11:光電変換部
12:クロック再生部
13:ジッタ量検出部
14:演算部
15:表示部
21:ジッタ量演算回路
22:比較回路
31−1、31−2、31−N:ピークツーピーク演算回路
32:ピーク値検出回路
33:記憶回路
34:ピーク値演算回路
101:ジッタ試験装置

Claims (12)

  1. 入力信号のジッタ量を検出するジッタ量検出部(13)と、
    前記ジッタ量検出部で検出されたジッタ量の特性を、演算する時間領域が重なるように所定時間ずつ異なる開始時刻で演算する演算部(14)と、
    を備えるジッタ試験装置。
  2. 前記演算部は、
    前記ジッタ量検出部で検出されたジッタ量のピークツーピーク値を、前記開始時刻ごとに演算するジッタ量演算回路(21)と、
    前記ジッタ量演算回路の演算するピークツーピーク値が予め定められた一定値を超えた回数を検出し、検出した回数が予め定められた一定回数を超えたか否かを判定する比較回路(22)と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のジッタ試験装置。
  3. 前記比較回路が前記一定回数を超えたと判定した場合は不合格である旨を表示し、前記比較回路が前記一定回数以下であると判定した場合は合格である旨を表示する表示部(15)をさらに備える請求項2に記載のジッタ試験装置。
  4. 前記比較回路は、前記ジッタ量演算回路の演算する複数のピークツーピーク値を用いて、ピークツーピーク値の最大値、最小値又は最大値と最小値の差を演算することを特徴とする請求項2又は3に記載のジッタ試験装置。
  5. 前記ジッタ量演算回路は、前記ジッタ量検出部で検出されたジッタ量のピークツーピーク値を演算するピークツーピーク演算回路(31−1〜31−N)を、前記開始時刻ごとに備えることを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載のジッタ試験装置。
  6. 前記ジッタ量演算回路は、
    前記ジッタ量検出部で検出されたジッタ量のピーク値を前記所定時間ごとに検出して記憶回路(33)に記録するピーク値検出回路(32)と、
    前記記憶回路に記憶されているピーク値を用いて、前記開始時刻ごとのピークツーピーク値を演算するピーク値演算回路(34)と、
    を備えることを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載のジッタ試験装置。
  7. 入力信号のジッタ量を検出するジッタ量検出手順(S101)と、
    前記ジッタ量検出手順で検出したジッタ量の特性を、演算する時間領域が重なるように所定時間ずつ異なる開始時刻で演算する演算手順(S102)と、
    を順に有するジッタ試験方法。
  8. 前記演算手順は、
    前記ジッタ量検出手順で検出したジッタ量のピークツーピーク値を、前記開始時刻ごとに演算するジッタ量演算手順(S201)と、
    前記ジッタ量演算手順で演算したピークツーピーク値が予め定められた一定値を超えた回数を検出し、検出した回数が予め定められた一定回数を超えたか否かを判定する比較手順(S202)と、
    を順に有することを特徴とする請求項7に記載のジッタ試験方法。
  9. 前記比較手順において前記一定回数を超えたと判定した場合は不合格である旨を表示し、前記比較手順において前記一定回数以下であると判定した場合は合格である旨を表示する表示手順(S103)を、前記演算手順の後にさらに有する請求項8に記載のジッタ試験方法。
  10. 前記比較手順において、前記ジッタ量演算手順で演算した複数のピークツーピーク値を用いて、ピークツーピーク値の最大値、最小値又は最大値と最小値の差を演算することを特徴とする請求項8又は9に記載のジッタ試験方法。
  11. 前記ジッタ量演算手順において、前記ジッタ量検出手順で検出したジッタ量を前記開始時刻ごとに分離し、分離したジッタ量のピークツーピーク値を、前記所定時間ずつ異なる前記開始時刻で演算することを特徴とする請求項8から10のいずれかに記載のジッタ試験方法。
  12. 前記ジッタ量演算手順において、前記ジッタ量検出手順で検出したジッタ量のピーク値を前記所定時間ごとに検出して記憶し、記録したピーク値を用いて、前記開始時刻ごとのピークツーピーク値を演算することを特徴とする請求項8から10のいずれかに記載のジッタ試験方法。
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