JPH0734214U - プッシュインナット - Google Patents

プッシュインナット

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JPH0734214U
JPH0734214U JP6460793U JP6460793U JPH0734214U JP H0734214 U JPH0734214 U JP H0734214U JP 6460793 U JP6460793 U JP 6460793U JP 6460793 U JP6460793 U JP 6460793U JP H0734214 U JPH0734214 U JP H0734214U
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push
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bolt
stud bolt
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真介 秋元
富美夫 落合
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Togo Seisakusho Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 挿入作業性と取付安定性の双方を向上する。 【構成】 スタッドボルト2に押しつけによって係着可
能なプッシュインナット10において、前記スタッドボ
ルト2のネジ部2aと係合可能な係止爪12a(13
a)を備える壁部11がスタッドボルト2を間にして対
向する一対の側壁12,13からなる。両側壁12,1
3のボルト挿入側端部がボルト挿入孔15をもつ連結部
14を介して連続される。また両側壁12,13の反ボ
ルト挿入側端部が連続されない自由端として開放され
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば自動車においてボデーに突出するスタッドボルトに押しつけ によって係着可能なプッシュインナットに関する。このプッシュインナットには 、例えば自動車のダッシュサイレンサーなどの遮音部材あるいはカーペットなど の装飾部材をボデーに固定するものの他、フューエルチューブあるいはブレーキ ホース等の管状体をクランプするためのチューブクランプ、あるいはその他のク リップ類などに一体成形されるものが含まれる。
【0002】
【従来の技術】
従来例について図7及び図8を参照して説明する。図7はプッシュインナット の一例を示す斜視図、図8(a)はその正面図、(b)はその正断面図、(c) はその平断面図をそれぞれ示している。 プッシュインナット10は、ポリアセタール樹脂等の合成樹脂成形品によって 一体成形されており、被取付部材に相当する例えば自動車ボデー1に突出するス タッドボルト2に押しつけによって係着できるように次の構成を備えている。す なわちプッシュインナット10の壁部11は、スタッドボルト2を間にして対向 する一対の側壁12,13からなる。両側壁12,13は、スタッドボルト2の ネジ部2aと係合可能な係止爪12a,13aを備えている。
【0003】 両側壁12,13の下端部すなわちボルト挿入側端部は、ボルト挿入孔15を もつリング板状の連結部14を介して連続されている。また両側壁12,13の 上端部すなわち反ボルト挿入側端部は、平板状の蓋部16を介して連続されてい る。 前記プッシュインナット10は、スタッドボルト2に連結部14のボルト挿入 孔15を通じて押しつけると、スタッドボルト2のネジ部2a(詳しくはネジ山 )によって両側壁12,13の係止爪12a,13aが弾性変形させられながら 挿入されていき、その係止爪12a,13aが弾性復元することによりスタッド ボルト2のネジ部2a(詳しくはネジ溝)にかみ合い、これによってスタッドボ ルト2に抜け止めした状態で係着させられる(図8(b)及び(c)の各二点鎖 線参照)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記プッシュインナット10においては、係止爪12a,13aの内径a及び 肉厚bを増減させることによってスタッドボルト2に対する挿入荷重や抜け止め 荷重が調整される。例えば、挿入作業性を向上させたい場合には、係止爪12a ,13aの内径aを大きくしたりその肉厚bを小さくしたりして挿入荷重を低減 させればよい。また取付安定性を向上させたい場合には、係止爪12a,13a の内径aを小さくしたりその肉厚bを大きくしたりして抜け止め荷重を増大させ ればよい。 しかし、前記挿入荷重と抜け止め荷重とはほぼ比例する関係にあるため、挿入 荷重を低減すると抜け止め荷重も低減して取付安定性を低下させることになるし 、また抜け止め荷重を増大すると挿入荷重も増大して挿入作業性を低下させるこ とになる。このように、従来のプッシュインナット10では挿入作業性と取付安 定性とを両立させることが難しいといった問題がある。
【0005】 そこで本考案は、前記した問題点を解決するためになされたものであり、その 目的は挿入作業性と取付安定性の双方を向上することのできるプッシュインナッ トを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決する本考案は、スタッドボルトに押しつけによって係着可能な プッシュインナットにおいて、前記スタッドボルトのネジ部と係合可能な係止爪 を備える壁部がスタッドボルトを間にして対向する一対の側壁からなり、両側壁 のボルト挿入側端部がボルト挿入孔をもつ連結部を介して連続され、また両側壁 の反ボルト挿入側端部が連続されない自由端として開放されている。
【0007】
【作用】
前記手段によれば、両側壁がそれと連結部との連設部分を支点に内方あるいは 外方へ弾性変形(たわみともいう)可能である。従って、両側壁が外方へたわむ ことによってボルト挿入時の挿入荷重が低減し、また両側壁が内方へたわむこと によってボルト抜け時の抜け止め荷重が増大する。
【0008】
【実施例】
本考案の実施例1〜4について順に説明する。 〔実施例1〕 実施例1について図1〜図3を参照して説明する。なお本例は、従来例の一部 を変更したものであるからその変更部分について詳述し、従来例と同一もしくは 均等構成と考えられる部分には図面に同一符号を付して重複する説明は省略する 。また次以降の実施例についても同様の考えで重複する説明は省略する。 実施例1のプッシュインナットの斜視図が図1に示され、またその説明図が図 2に示されている。図2中、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図 、(d)は正断面図である。本例のプッシュインナット10は、前記従来例にお けるプッシュインナットから蓋部16が排除され、両側壁12,13の反ボルト 挿入側端部が連続されない自由端として開放されたものである。
【0009】 本例のプッシュインナット10によれば、両側壁12,13がそれと連結部1 4との連設部分を支点に内方あるいは外方へ弾性変形(たわみともいう)可能と なる。従って、両側壁12,13が外方へたわむことによってボルト挿入時の挿 入荷重が低減し、また両側壁12,13が内方へたわむことによってボルト抜け 時の抜け止め荷重が増大する。
【0010】 この点について図3の作用説明図を参照して以下に詳しく述べる。図中(a) に示される組付前の状態において、プッシュインナット10がボデー1上のスタ ッドボルト2にその上方から押しつけられ挿入されると、(b)に示されるよう に両側壁12,13の係止爪12a,13aがスタッドボルト2のネジ部2a( 詳しくはねじ山)で押されるにともない、側壁12,13と連結部14との連設 部分を支点に両側壁12,13が外方(図中、白抜き矢印参照)へたわみ、その 間隔が拡がる。これによってボルト挿入時の挿入荷重が低減される結果、その挿 入作業性が向上する。 その後、スタッドボルト2の挿入が完了すると、(c)に示されるように両側 壁12,13が弾性復元し、その係止爪12a,13aがスタッドボルト2のネ ジ部2a(詳しくはネジ溝)にかみ合い、これによってスタッドボルト2に抜け 止めした状態で係着され、その取り付けが完了する。
【0011】 前記取付完了状態において、プッシュインナット10の挿入方向と逆の抜け方 向に外力が作用すると、図3(d)に示されるように両側壁12,13の係止爪 12a,13aとスタッドボルト2のネジ部2aとのかみ合いによる抜け止めに ともない、側壁12,13と連結部14との連設部分を支点に両側壁12,13 が内方(図中、白抜き矢印参照)へたわみ、その間隔が縮まる。これによってボ ルト抜け時の抜け止め荷重が増大される結果、その取付安定性が向上する。
【0012】 〔実施例2〕 実施例2について図4の説明図を参照して説明する。なお図4中、(a)はプ ッシュインナット10の正面図、(b)はその正断面図である。 本例のプッシュインナット10は、前記従来例におけるプッシュインナットに おける一方の側壁12,13と蓋部16との連設部分を分断して切除(符号、1 7を付す)することにより、両側壁12,13の反ボルト挿入側端部が連続され ない自由端として開放されている。
【0013】 〔実施例3〕 実施例3について図5の説明図を参照して説明する。なお図5中、(a)はプ ッシュインナットの取付部分の分解斜視図、(b)はその取付状態の正断面図で ある。 本例のプッシュインナット10は、ボデー1上に敷設されたダッシュサイレン サーなどの遮音部材3を固定する。すなわちボデー1上の遮音部材3の取付孔3 aを貫通したスタッドボルト2にプッシュインナット10を押しつけによって係 着することで、その遮音部材3が固定されている。なお本例のプッシュインナッ ト10は、実施例1のプッシュインナット10の連結部14に遮音部材押え用鍔 部18が形成されている。また遮音部材3と同様に、カーペットなどの装飾部材 、その他の各種部材をボデー1に固定することもできる。
【0014】 〔実施例4〕 実施例4について図6の説明図を参照して説明する。なお図6中、(a)はプ ッシュインナットを備えたチューブクランプの取付部分の分解斜視図、(b)は そのチューブクランプの正面図である。 本例は、フューエルチューブあるいはブレーキホース等の管状体4をクランプ するための左右のチューブ保持部21をもつチューブクランプ20であって、前 記実施例1と同様のプッシュインナット10が連結部14にチューブ保持部21 を連設した状態で一体成形されている。なおチューブ保持部21には、管状体4 をその弾性を利用して嵌合させることによってクランプすることができる。 本例の場合、チューブ保持部21に図示上方への力が加わったときに高い抜け 止め効果が得られるので、フューエルチューブあるいはブレーキホース等のチュ ーブクランプ用プッシュインナット10として有効である。
【0015】
【考案の効果】
本考案によれば、従来のものと異なり、両側壁が外方へたわむことによってボ ルト挿入時の挿入荷重を低減して挿入作業性を向上させる一方、両側壁が内方へ たわむことによってボルト抜け時の抜け止め荷重を増大して取付安定性を向上さ せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1を示す斜視図である。
【図2】実施例1のプッシュインナットを示す説明図で
ある。
【図3】実施例1の作用説明図である。
【図4】実施例2のプッシュインナットを示す説明図で
ある。
【図5】実施例3を示す説明図である。
【図6】実施例4を示す説明図である。
【図7】従来例を示す斜視図である。
【図8】従来のプッシュインナットを示す説明図であ
る。
【符号の説明】
2 スタッドボルト 2a ネジ部 10 プッシュインナット 11 壁部 12 側壁 12a 係止爪 13 側壁 13a 係止爪 14 連結部 15 ボルト挿入孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スタッドボルトに押しつけによって係着
    可能なプッシュインナットにおいて、前記スタッドボル
    トのネジ部と係合可能な係止爪を備える壁部がスタッド
    ボルトを間にして対向する一対の側壁からなり、両側壁
    のボルト挿入側端部がボルト挿入孔をもつ連結部を介し
    て連続され、また両側壁の反ボルト挿入側端部が連続さ
    れない自由端として開放されているプッシュインナッ
    ト。
JP1993064607U 1993-12-02 1993-12-02 プッシュインナット Expired - Fee Related JP2592794Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2796732A1 (en) * 2013-04-25 2014-10-29 Daiwa Kasei Industry Co., Ltd. Clip
JP2021001622A (ja) * 2019-06-20 2021-01-07 株式会社ノダ 連結部材および該連結部材を用いた固定構造

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CN104121262A (zh) * 2013-04-25 2014-10-29 大和化成工业株式会社 夹子
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JP2592794Y2 (ja) 1999-03-24

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