JPH0734185B2 - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH0734185B2
JPH0734185B2 JP62031615A JP3161587A JPH0734185B2 JP H0734185 B2 JPH0734185 B2 JP H0734185B2 JP 62031615 A JP62031615 A JP 62031615A JP 3161587 A JP3161587 A JP 3161587A JP H0734185 B2 JPH0734185 B2 JP H0734185B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は,同一アドレスが複数のレベルを持つキャッシ
ュ記憶のエラー処理機能を試験するために,擬似障害を
発生する機能を有する情報処理装置に関する。
〔従来の技術〕
従来,この種の情報処理装置は,第2図に示される構成
を有している。ここで説明するキャッシュ記憶3は4レ
ベルの場合である。通常の動作,すなわち擬似障害を使
用してエラー処理機能を試験する以外の動作では,デク
レードレベルレジスタ4のレベル0,1,2,3の内容は全て
“0"であり,キャッシュ記憶3の全レベルを使用してい
る事を示し,インバータゲート81〜84の出力は“1"とな
る。また,診断制御部1内の擬似障害指示フラグ6の内
容も,擬似障害指示レベルレジスタ7の各レベルの内容
も全て“0"であり,擬似障害でないことを示し,アンド
ゲート12〜15の出力である各レベルの擬似障害指示信号
16〜19は“0"となる。これ等のことにより,パリティチ
ェック回路31〜34の出力は,オア回路35〜38,アンド回
路41〜44を通って,そのまま各レベルのEIF45〜48に入
力される。よって各レベルのデータはチェック可能な状
態で動作する。
次に,キャッシュ記憶3のリードでいづれかのレベルに
パリティエラーを起こした場合に作動するエラー処理機
能が正常であるかどうかを確かめる為に,擬似障害すな
わちリードデータを強制的にパリティエラーさせるか,
強制的にEIFを点灯させる事で試験を行う場合の動作に
ついて説明する。診断制御部1は,擬似障害指示レベル
レジスタ7の擬似障害を起こそうとするレベル,例えば
レベル0に“1"を入れ,擬似障害指示フラグ6に“1"を
入れた場合,アンドゲート12の出力であるレベル0擬似
障害指示信号16が“1"となる。擬似障害指示レベルレジ
スタ7の他のレベルの内容は“0",デグレードレベルレ
ジスタ4の内容は全て“0"であるから,レベル1〜3擬
似障害指示信号17〜19が“0",インバータゲート81〜84
の出力は“1",パリティチェック回路31〜34の出力は
“0"であるので,オアゲート35とアンドゲート41の出力
は“1"となり,レベル0EIFが“1"となる。このことによ
り,レベル0のパリティエラーが報告され,エラー処理
機能が動作するので,その動作が正常かどうかの試験が
行える。レベル0のパリティエラーを起こした後は,診
断制御部1がデグレードレベルレジスタ4のレベル0に
“1"を入れ,アンドゲート41の出力を常に“0"とし,レ
ベル0のパリティエラーを報告しないようにする。
デグレードレベルレジスタ4の出力は,図示してはいな
いが,キャッシュ記憶3のヒット制御にも送られてお
り,デグレードレベルレジスタ4で“1"となったレベル
はヒットをしない様に制御される。デグレードレベルレ
ジスタ4のレベル0に“1"を入れることにより,キャッ
シュ記憶3のレベル0を切離した後は,診断制御部1
は,レベル0と同様のことをレベル1,2,3についても行
い,どのレベルでパリティエラーしてもエラー処理機能
が正常に動作するかを試験する。ここではキャッシュ記
憶が4レベルの場合で説明したが,従来の技術では第2
図のレベル0〜3擬似障害指示信号16〜19が示すとお
り,診断制御部1とキャッシュ記憶装置2の間にレベル
の数だけのインタフェースを張ることになる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上述した従来の擬似障害発生方式では,キャッシュ記憶
のレベルの数と同じだけ,擬似障害指示レベルレジスタ
のレベル数と診断制御部とキャッシュ記憶装置間の擬似
障害指示信号の数がなくてはならず,キャッシュ記憶の
レベルが多い場合にはハードウェア,インタフェースの
増加に繋がるという欠点がある。従って,通常の動作や
処理速度に関係しない機能回路のハードウェアやインタ
フェースをできるだけ少くしたい場合には不都合であ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明による情報処理装置は、同一アドレスがm(m≧
1)個のレベルを持つキャッシュ記憶のエラー処理機能
を試験するために、レベル毎に擬似障害を発生する機能
を有する情報処理装置であって、前記キャッシュ記憶に
擬似障害を発生させるモードと通常時のモードとを切り
替えるモード指示手段と、エラー時に切り離す前記キャ
ッシュ記憶のレベル情報を保持するレベル情報保持手段
と、前記モード指示手段が擬似障害を発生させるモード
を指示している場合に、前記レベル情報保持手段がn
(0≦n<m)番目までのレベルのエラー情報を保持し
ているときに(n+1)番目のレベル擬似障害を発生さ
せる擬似障害発生手段と、前記擬似障害発生手段により
前記キャッシュ記憶の前記(n+1)番目のレベルに擬
似障害が発生した際に前記レベル情報保持手段に当該
(n+1)番目のレベルのエラー情報を格納する手段と
を含むことを特徴とする。
〔実施例〕
次に,本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は本発明の一実施例を示す図である。従来技術と
同様に,キャッシュ記憶3は4レベルのものを示してあ
る。
擬似障害を起こしてエラー処理機能を試験する時以外
は,診断制御部1内の擬似障害指示フラグ6の内容は
“0"であるので,擬似障害指示信号11が“0",デグレー
ドレベルレジスタ4の全レベルが“0"となっているの
で,アンドゲート21〜24の出力が“0",反転出力付アン
ドゲート57〜60の反転出力側が全て“1"となり,各レベ
ルのパリティチェック回路31〜34の出力はアンドゲート
41〜44の出力,すなわち各レベルのEIF45〜48にそのま
ま出力される。よって各レベルのデータはチェック可能
な状態で動作する。
次に,擬似障害を起こし,エラー処理機能を試験する場
合について説明する。診断制御部1は,擬似障害指示フ
ラグ6に“1"を入れると,擬似障害指示信号11も“11"
となる。また,各レベルのパリティチェック回路31〜34
の出力が全て“0",デグレードレベルレジスタ4の内容
が全て“0"であることから,反転出力付アンドゲート57
の反転出力が“1",アンドゲート69〜71の出力が“0"と
なることは明白である。よって,アンドゲート21の出力
は“1",アンドゲート22〜24の出力は“0"となり,これ
等4つの出力はオアゲート35〜38を通って,アンドゲー
ト41〜44の一方の入力端子にそれぞれ“1",“0",“0",
“0"が入力される。デグレードレベルレジスタ4の内容
が全て“0"であることにより,反転出力付アンドゲート
57〜60の反転出力側が全て“1"となり,アンドゲート41
の出力が“1",アンドゲート42〜44の出力が“0"となる
ので,レベル0のEIF45のみが“1"となりエラーとして
報告される。
ここで,エラー処理機能の1つとして,エラーを起こし
たキャッシュ記憶3のレベル0を切離す為に,診断制御
部1はデグレードレベルレジスタ4のレベル0に“1"を
入れる。デグレードレベルレジスタ4の内容は,図示し
ていないが,キャッシュ記憶3のヒット制御にも送られ
ており,デグレードレベルレジスタ4で“1"となったレ
ベルはヒットしない様に制御される。デグレードレベル
レジスタ4のレベル0が“1"となっているので,反転出
力付アンドゲート57の反転出力側が“0"となり,アンド
ゲート41の出力は常に“0"となる。また,デグレードレ
ベルレジスタ4のレベル0が“1"であることにより,反
転出力付アンドゲート57の非反転出力側が“1",反転出
力付アンドゲート58の反転出力側が“1"となり,アンド
ゲート69の出力は“1"となる。よって,この状態で擬似
障害指示フラグ6が“1"であれば,アンドゲート22の出
力は“1"となる。ここで,デグレードレベルレジスタ4
のレベル1,2,3は全て“0"であり,反転出力付アンドゲ
ート58〜60の反転出力側が全て“1",アンドゲート70,71
が“0"となるので,アンドゲート42の出力が“1",アン
ドゲート43,43の出力が共に“0"となり,レベル1のEIF
46が“1"となってレベル1のエラーとして報告される。
以上のことによれば,デグレードレベルレジスタ4が全
て“0"であればレベル0にエラーが,デグレードレベル
レジスタ4のレベル0に“1"他に“0"を入れるとレベル
1にエラーが起きたことになる。
同様に,デグレードレベルレジスタ4のレベル0と1に
“1"を入れて,擬似障害指示フラグ6を“1"にすれば,
レベル2がエラーを,又テグレードレベルレジスタ4の
レベル0〜2に“1"を入れて,擬似障害指示フラグ6を
1にすれば,レベル3がエラーを起こす様に動作する。
すなわち,この構成によれば,デグレードレベルレジス
タ4は通常の機能を果たしながら,診断制御部1から1
本の擬似障害指示信号1を受けるだけで,全レベルの擬
似障害を起こすことができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように,本発明は,キャッシュ記憶に擬似
障害を発生させるモードと通常時のモードとを切り替え
るモード指示手段と、エラー時に切り離すキャッシュ記
憶のレベル情報を保持するレベル情報保持手段と、モー
ド指示手段が擬似障害を発生させるモードを指示してい
る場合に、レベル情報保持手段がn番目までのレベルの
エラー情報を保持しているときに(n+1)番目のレベ
ルの擬似障害を発生させる擬似障害発生手段と、擬似障
害発生手段によりキャッシュ記憶の(n+1)番目のレ
ベルに擬似障害が発生した際にレベル情報保持手段に当
該(n+1)番目のレベルのエラー情報を格納する手段
を持つ構成であるので,診断制御部は擬似障害指示フラ
グ(モード指示手段)のみを持てばよく,診断制御部−
キャッシュ記憶装置間のインターフェースもレベル数が
幾らになろうとも1本の擬似障害指示信号でよくなると
いう効果がある。また,この構成によるキャッシュ記憶
装置への影響も,レベル数に応じて数ゲート増えるのみ
となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す図,第2図は従来技術
を示す図である。 1……診断制御部,2……キャッシュ記憶装置,3……キャ
ッシュ記憶,4……デグレードレベルレジスタ,6……擬似
障害指示フラグ,11……擬似障害指示信号,21〜24……ア
ンドゲート,31〜34……パリティチェック回路,35〜38…
…オアゲート,41〜44……アンドゲート,45……レベル0E
IF,46……レベル1EIF,47……レベル2EIF,48……レベル3
EIF,57〜60……反転出力付アンドゲート,69〜71……ア
ンドゲート。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一アドレスがm(m≧2)個のレベルを
    持つキャッシュ記憶のエラー処理機能を試験するため
    に、レベル毎に擬似障害を発生する機能を有する情報処
    理装置であって、 前記キャッシュ記憶に擬似障害を発生させるモードと通
    常時のモードとを切り替えるモード指示手段(6)と、 エラー時に切り離す前記キャッシュ記憶のレベル情報を
    保持するレベル情報保持手段(4)と、 前記モード指示手段が擬似障害を発生させるモードを指
    示している場合に、前記レベル情報保持手段がn(0≦
    n<m)番目までのレベルのエラー情報を保持している
    ときに(n+1)番目のレベルの擬似障害を発生させる
    擬似障害発生手段(57〜60,69〜71)と、 前記擬似障害発生手段により前記キャッシュ記憶の前記
    (n+1)番目のレベルに擬似障害が発生した際に前記
    レベル情報保持手段に当該(n+1)番目のレベルのエ
    ラー情報を格納する手段(1)とを含むことを特徴とす
    る情報処理装置。
JP62031615A 1987-02-16 1987-02-16 情報処理装置 Expired - Lifetime JPH0734185B2 (ja)

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JP62031615A JPH0734185B2 (ja) 1987-02-16 1987-02-16 情報処理装置
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EP88102190A EP0279396B1 (en) 1987-02-16 1988-02-15 Cache memory having self-error checking and sequential verification circuits
CA000558902A CA1297193C (en) 1987-02-16 1988-02-15 Cache memory having self-error checking and sequential verification circuits
US07/155,680 US4891809A (en) 1987-02-16 1988-02-16 Cache memory having self-error checking and sequential verification circuits
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JPS63200249A JPS63200249A (ja) 1988-08-18
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EP (1) EP0279396B1 (ja)
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AU (1) AU603964B2 (ja)
CA (1) CA1297193C (ja)
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DE3850272D1 (de) 1994-07-28
JPS63200249A (ja) 1988-08-18
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