JPH0734144B2 - ラベルの製造方法 - Google Patents

ラベルの製造方法

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JPH0734144B2
JPH0734144B2 JP5989994A JP5989994A JPH0734144B2 JP H0734144 B2 JPH0734144 B2 JP H0734144B2 JP 5989994 A JP5989994 A JP 5989994A JP 5989994 A JP5989994 A JP 5989994A JP H0734144 B2 JPH0734144 B2 JP H0734144B2
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JP
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label paper
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口 豊 松
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Osaka Sealing Printing Co Ltd
Original Assignee
Osaka Sealing Printing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ラベルの製造方法
関し、特にいわゆるトナーを用いて静電印刷を施すラベ
ルの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、たとえば、図1に示されるよ
うに、紙もしくはフィルムなどのラベル用紙2の裏面3
にホットメルト接着剤や感圧性接着剤等の粘着剤4を塗
布し、これら粘着剤4にその一方主面上に離型剤層6が
形成された離型紙5を仮着させた、いわゆるラベル1が
実用に供されている。そして、このようなラベル1にお
いては、ラベル用紙2の表面に適当な印刷装置によって
各種のラベル用の文字,数字あるいはその他のパターン
が印刷される。
【0003】他方、近時、多様化する印刷需要に応じて
即応できるように、コンピュータなどの出力をそのま
ま、ラベルにトナー印刷ないし静電印刷することが行な
われている。このような静電印刷では、典型的には、カ
ーボンブラックなどで着色された軟化点(融点)100
℃ないし150℃の熱可塑性の樹脂微粉末材料が用いら
れる。そして、図1図示のラベル用紙2上に転写された
トナーが、上述の固有の融点の温度で加熱される。これ
によって、ラベル用紙2上に所望のトナー画像7の定着
が行なわれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このよう
な、トナー画像の定着に必要な100℃ないし150℃
の加熱温度は、従来のラベルに用いられている接着剤に
対して適当な温度ではない。たとえば、接着剤として
は、上述のように、ホットメルト接着剤や感圧性接着剤
などの粘着剤が用いられるが、これらはいずれもその耐
熱限界の温度がほぼ60℃前後とされる。したがって、
図1からわかるように、温度100℃ないし150℃の
加熱処理によって静電印刷されたラベル1では、接着剤
層4に劣化による接着力の低下が生じる。また逆に、こ
れら接着剤の耐熱限界温度にあわせてトナー定着のため
の加熱温度を下げるとすれば、トナー自体に融着不良が
起こり、かつ定着不完全となってトナーがラベル用紙か
ら剥落してしまう。
【0005】それゆえに、この発明の目的は、トナー印
刷しても接着剤層の劣化がなくしかも、トナーの定着
不良による剥落が生じない、ラベルの製造方法を提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、ラベル用紙
一方主面に接着剤層を形成するステップと、ラベル
用紙の他方主面上にラベル用紙の一方主面に形成された
接着剤層を劣化させない温度で、トナーを融着してトナ
ー印刷層を形成するステップ、およびトナー印刷層を被
覆するための透明フィルムをラベル用紙の他方主面上に
形成するステップを含む、ラベルの製造方法である。
【0007】
【発明の効果】この発明によれば、トナー印刷されたラ
ベル用紙上にさらに透明のフィルムを積層したので、耐
熱性に劣る接着剤に合わせた低い加熱温度でトナーを定
着させるようにしても、その透明フィルムによってトナ
ーの定着不良によるトナーの剥離などを十分に抑えるこ
とができる。
【0008】この発明の上述の目的およびその他の目的
と特徴は、図面を参照して行なう以下の詳細な説明から
一層明らかとなろう。
【0009】
【実施例】図2はこの発明の一実施例たる製造方法にて
製造されたラベルの要部断面図である。ラベル10は、
紙もしくはフィルムなどのようにラベルやレッテルとし
て使用されるラベル用紙12を含む。このラベル用紙1
2の一方主面14(この実施例では裏面を示す)には
示しない被貼着体への接着剤となる感圧性接着剤
6が形成される。感圧性接着剤16はいわゆる粘着
が塗部または印刷されてなり、この粘着剤は、大別す
ればゴム系のものとアクリル共重合体を含むものとがあ
る。ゴム系の粘着剤の具体例としては、生ゴムにエステ
ルガムなどを配し、ヘキサンなど溶剤に溶かしたタイプ
である。またアクリル共重合体の粘着剤の具体例として
は、酢酸エチルなどの溶剤中で、4ないし12個の炭素
原子を含むアルキルアクリレート(たとえば2−エチル
ヘキシルアクリレート)を主成分とする混合単量体であ
る。また、この感圧性接着剤16は場合によってホ
ットメルト接着剤と塗部または印刷した層に代えられて
もよい。いずれにしても、これら接着剤は耐熱性におい
て温度60℃ないし70℃が限度であり、これ以上の温
度で加熱されると劣化のために接着力の低下が起こる。
【0010】感圧性接着剤16には、離型シート18
が仮着される。この離型シート18は、仮着される一方
主面側にシリコン樹脂ないしワックス類などの離型剤層
20が形成されている。ラベル10のラベル用紙12上
には、所望の文字,数字あるいはその他任意のパターン
などのトナー印刷層22が形成され、その表部には透明
フィルム層22が積層されている。
【0011】つぎに、このラベル10の製造方法の一例
を説明するが、まずラベル用紙12 の一方主面14に感
圧性接着剤層16が形成され、感圧接着剤層16に離型
シート18が接着されてなるラベル材を準備する。つぎ
に、このラベル材のラベル用紙12上に、トナー印刷層
22を形成する。 トナー材料としては、たとえば、カー
ボンブラックあるいはスタロシアニンブルーまたは他の
顔料・塗料などで着色されたフエノール系あるいはスチ
レン系またはアクリル系の樹脂微粉末が用いられる。ト
ナーはそれらの樹脂の融点よりも比較的低い温度たとえ
ば60℃ないし70℃で加熱される。したがって、この
トナー印刷層22は、図3に示されるように、ラベル
12に侵み込まずに、盛り上がったままで低温による
融着不足を起こし、ラベル用紙12上において定着不完
全な印刷層が形成される。そこで、この実施例では、ラ
ベル用紙12上に、このような定着不完全を起こしたト
ナー印刷層22を被覆するように、透明フィルム24を
積層する。なお、この透明フィルム24としては、代表
的には、ポリエチレン,ポリ塩化ビニル,ポリプロピレ
ンおよびセロハンであるが、その他具体的には、たとえ
ばポリエステル,ポリスチレン,ポリビニルアルコー
ル,ポリアミド(ナイロン),エチレン酢酸ビニル共重
合体けん化物,エチレン・酢ビコポリマー,アイオノマ
ー,ポリカーボネート,ポリ塩化ビニリデンおよびアセ
テートフィルムなどが利用可能である。 そして、この透
明フィルム24は、適当な接着剤の接着力でラベル用紙
12上に積層される。なお、透明フィルム24は完全な
透明でなくてもよく、少なくとも、その下に存在するト
ナー印刷層22が明瞭に読みとれればよいのである。
【0012】このように、この実施例においては、トナ
ーは接着剤層16の耐熱限界温度に応じた温度の加熱に
よってラベル用紙に定着されるため、トナー印刷層22
はラベル用紙12上に定着不完全のまま印刷されてしま
うことになる。しかしながら、さらにその上に積層され
る透明フィルム24によってこのトナー印刷層22およ
びラベル用紙12が覆われるので、その定着不良のトナ
ーの移動ないし剥落が防止される。また、透明フィルム
24による、いわゆる、撥水効果も得ることができ、さ
らには、塩ビフィルム材などによる包装で生じるブロッ
キングの発生も防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】ラベル用紙上にトナー印刷層が形成された従来
のラベルの要部断面図である。
【図2】この発明の一実施例たる製造方法にて製造され
るラベルの要部断面図である。
【図3】図2図示ラベルの要部をさらに拡大して示した
説明図である。
【符号の説明】
10 ラベル 12 ラベル用紙 16 感圧性接着剤層 22 トナー印刷層 24 透明フィルム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラベル用紙の一方主面上に接着剤層を形
    成するステップと、前記ラベル用紙の他方主面上にラベ
    ル用紙の一方主面に形成された接着剤層を劣化させない
    温度で、トナーを融着してトナー印刷層を形成するステ
    ップ、および前記トナー印刷層を被覆するための透明フ
    ィルムを前記ラベル用紙の他方主面上に形成するステッ
    プを含む、ラベルの製造方法。
JP5989994A 1994-03-03 1994-03-03 ラベルの製造方法 Expired - Fee Related JPH0734144B2 (ja)

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JPH06324626A JPH06324626A (ja) 1994-11-25
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