JPS63295287A - 修正シ−ト及び修正方法 - Google Patents

修正シ−ト及び修正方法

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JPS63295287A
JPS63295287A JP13100387A JP13100387A JPS63295287A JP S63295287 A JPS63295287 A JP S63295287A JP 13100387 A JP13100387 A JP 13100387A JP 13100387 A JP13100387 A JP 13100387A JP S63295287 A JPS63295287 A JP S63295287A
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福田 次宏
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博 佐藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は被記録体に形成された誤記録像を修正するため
に用いられる修正シートに関する。
〔従来の技術〕
近年、情報産業の急速な発展に伴い、種々の情報処理シ
ステムが開発され、また、それぞれの情報処理システム
に適した記録方法および装置も開発、採用されている。
このような記録方法として、感熱転写記録方法や感圧転
写記録方法が最近法(使用されている。
しかしながら、このような感熱転写記録方法及び感圧転
写記録方法においても、なおいくつかの改良すべき点が
ある。その一つは、感熱転写記録方法あるいは感圧転写
記録方法により得られた転写記録像は、たとえそれが誤
印字によるものであっても、容易に消去することができ
ないということである。
一般的な誤記録の修正手段としては、近年広く用いられ
るようになった隠蔽性の塗料の使用が考えられる。しか
しながら、このような塗料の使用には、当然のことなが
ら塗料の塗布作業が必要になり、状況によっては塗布作
業が適当でない場合もある。特に、感熱転写記録の状況
によっては誤記録の発見後、転写記録装置上で直ちに修
正することが望ましい場合があるが、上記のような塗料
の塗布作業を転写記録装置上で行うのは適当でない。ま
た、被記録体の色とほぼ同色の隠蔽性着色材を含有する
熱転写性インク層を有する感熱転写材を用い、誤記録部
分を、この転写インク層で被覆する方法も既に提案され
ている。この方法を用いることにより、誤記録発見後、
転写記録装置上で直ちに修正することが可能となるが、
被記録体と隠蔽性着色材の色が完全に同一でな(、且つ
、インク層の被覆で修正部分が盛り上がることにより、
修正部分の判別が容易となり、外観上好ましいものでは
ない。
この様な不都合を起さない修正方法として、被記録体に
形成された誤記録像を感熱接着テープにより接着剥離さ
せる方法が考えられる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従来の感熱接着テープは、接着   層
が一層構成であり、一層の接着層で誤記録像への接着と
、支持体への接着の両方を満足するようにするのは大変
難しかった。接着層と支持体との接着力を満足させると
接着層と誤記録層像の接着力が不十分となったり、ある
いは接着層と誤記録像との接着力を満足させると接着層
と支持体との接着力が不十分となったりした。また、表
面平滑性の低い被記録体に印字された誤記録像を感熱接
着テープで剥離する場合、被記録体の表面凹凸に修正テ
ープの接着層が追随できず、被記録体の曲部分にある誤
記録像しか剥離できず、被記録体の開部分に入った記録
像は剥離できない場合が生じ、修正が不完全となる。
そこで、修正テープの接着層の層厚を増大させて誤記録
像との接触面積を増加させることが考えられる。しかし
、接着層の厚い修正テープでは、接着層表面が十分な接
着力を発現するまで熱エネルギーを印加すると、厚さ方
向の温度勾配により支持体に近い接着層は完全溶融軟化
してしまい支持体との密着力が低下し、被記録体へ接着
層が転写して(逆転写)修正が不可能となる欠点があっ
た。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、上述した従来技術の欠点を除き、誤記
録像に対しても支持体に対しても十分な接着力を有し、
表面平滑性の低い被記録体に印字された誤記録像に対し
ても追随して接着面積をふやすことが出来、逆転写を起
さない修正シートを提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、支持体上に接着層を有し、加熱により前記接
着層が接着力を発現し、被記録体の誤記録像を接着して
剥離するもので、前記接着層を、前記支持体側から順に
少なくとも第1接着層及び第2接着層で構成し、前記第
1接着層は加熱されたときに前記第1接着層中、前記第
1接着層と前記第2接着層との界面、あるいは前記第1
接着層と前記支持体との界面で分離することがなく、前
記第2接着層は加熱されたときに接着力を発現するもの
で、更に、支持体上に接着層を有し、加熱により前記接
着層が接着力を発現し、被記録体の誤記録像を接着して
剥離する修正シートにおいて、前記接着、1を、前記支
持体側から順に少なくとも第1接着層及び第2接着層で
構成し、前記第1接着層は加熱されたときに前記第1接
着層中、前記第1接着層と前記第2接着層との界面、あ
るいは前記第1接着層と前記支持体との境界で分離する
ことがなく、前記第2接着層はガラス転移温度60℃以
上の樹脂を1重量%以上、25重量%以下含有すると共
に、加熱されたときに接着力を発現するものである。
本発明者は、上述の目的を達成するために鋭意研究した
結果、従来のように1層構成の接着層では上述の従来技
術の欠点を取り除くのは難しく、本発明では接着層と支
持体の間に熱可塑性樹脂を含有する別の接着層を設けて
、この接着層に支持体に密着する機能を持たせるととも
に、この接着層の持つ柔軟性により表面平滑性の低い被
記録体に印字された誤記録像に対しても追随し接着面積
をふやすことができ、かつこの接着層のもつ凝集力によ
り被記録体に逆転写しないで良好な修正ができることを
見出し本発明を完成した。
以下、必要に応じて図面を参照しつつ本発明の詳細な説
明する。以下の記載において、量比を表わす「%jおよ
び「部」は、特に断わらない限り重量基準とする。
第1図は、本発明の最も基本的な態様における修正シー
トの厚さ方向模式断面図である。すなわち本発明の修正
シート5は、シート状の支持体1上に支持体側から順に
第1接着層2および第2接着層3を有する。本発明の修
正シートは、接着層を第1接着層2と第2接着層3とし
、第1接着層2に支持体lと密着する機能を持たせ、第
2接着層3に被記録体と接着する機能を持たせる。
支持体lとしては、従来より公知のフィルムや紙をその
まま使用することができ、例えばポリエステル、ポリカ
ーボネート、トリアセチルセルロース、ナイロン、ポリ
イミド等の比較的耐熱性の良いプラスチックのフィルム
、セロハンあるいは硫酸紙、コンデンサー紙などが好適
に使用できる。
支持体の厚さは、熱により誤記録像を接着剥離するに際
して、熱源として熱ヘッドを考慮する場合には、1−1
5ミクロン程度であることが望ましいが、たとえばレー
ザー光等の本発明の修正シートを選択的に加熱できる熱
源を使用する場合には特に制限はない。また熱ヘッドを
使用する場合に、熱ヘッドと接触する支持体の表面にシ
リコン樹脂。
ふっ素樹脂、ウレタン樹脂、ポリイミド樹脂、エポキシ
樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ニトロセルロー
ス等からなる耐熱性保護層を設けることにより支持体の
耐熱性を向上することができ、あるいは従来用いること
のできなかった支持体材料を用いることもできる。
第1接着層2としては、加熱により軟化はしても完全溶
融せず、支持体1との密着力が低下しないものが好まし
い。更に、第1接着層2は、接着層が誤記録像の凹凸に
うまく追随して十分に接触するように、ある程度の柔軟
性を有している。
このため第1接着層2は、熱時に凝集力が高く、しかも
密着力の高い熱可塑性樹脂を含有して構成される。第1
接着層2に含有される熱可塑性樹脂は、ガラス転移温度
が一40℃〜30℃、更には一30℃〜15℃であるこ
とが好ましい。熱可塑性樹脂が、複数種の熱可塑性樹脂
の混合されたものである場合、このような熱可塑性樹脂
の混合体のガラス転移温度TgMを、 と定義すると、TgMもやはり上記温度範囲が好ましい
。つまり、熱可塑性樹脂を複数種の樹脂の混合体とした
場合も、混合体のガラス転移温度を上記式(A)のよう
に定義すれば、熱可塑性樹脂の混合体を単一の樹脂によ
り構成された熱可塑性樹脂として考えることができる。
尚、上記式(A)でTgnは熱可塑性樹脂混合体を構成
する1つの熱可塑性樹脂のガラス転移温度、Wは熱可塑
性樹脂混合体の全重量、Wnは熱可塑性樹脂混合体を構
成する1つの熱可塑性樹脂の重量である。熱可塑性樹脂
のガラス転移温度が高すぎると柔軟性が失われ支持体と
の密着力が低下する。またガラス転移温度が低すぎると
粘性が過度に出て取扱いに支障を来す。
更に、修正シートを被記録体から引離す際に、第1接着
層2内で凝集破壊を起すと、接着層が被記録体に残って
しまい、誤記録の剥離ができなくなってしまう。このた
め、第1接着層2は、加熱されたときに凝集力の高いこ
とが必要である。第1接着層2の凝集力を高くするため
に、第1接着層2に含有する熱可塑性樹脂の重量平均分
子量は1万以上、更には5万以上であることが好ましい
。尚、ここでいう重量平均分子量はGPC(ゲルパーミ
ェーションクロマトグラフィ)により測定した値をいう
また、熱可塑性樹脂が複数の樹脂の混合されたものであ
る場合には、重量平均分子量は混合物全体としての重量
平均分子量をいう。
第1接着層2に使用する熱可塑性樹脂としては、例えば
酢酸ビニル−エチレン共重体などのポリ酢酸ビニル系樹
脂、エポキシ系樹脂、ポリウレタン系樹脂、アクリル系
樹脂、スチレン−ブタジェンゴム。
イソプレンゴムなどのエラストマー類を用いることがで
きる。さらには石油系樹脂、フェノール系樹脂、メラミ
ン系樹脂、尿素系樹脂、ポリスチレン系樹脂を適宜混合
して用いてもよい。また、上記材料に必要に応じて、酸
化チタン、クレー、亜鉛華、アルミナ水和物等の充填剤
や可塑剤、安定剤等を適宜混合させて用いることもでき
る。
第1接着層2は、上記した材料の分子量、結晶化度を適
度調節したり、あるいは複数混合して得ることができる
第1接着層2に占める熱可塑性樹脂の含有量は70%以
上100%以下、更には90%以上100%以下が好ま
しい。
第1接着層2の厚さは、表面平滑性の低い被記録体への
追随性を考慮すると、1μm以上が好ましく、熱伝導を
考慮すると15μm以下が好ましい。
更には2〜10μmが好ましい。
第2接着層3としては、熱を加えることにより粘着性を
帯びるもの、即ち感熱性の接着層が使用できる。好まし
くは誤記録像を構成する材料と相溶性のある熱可塑性樹
脂を使用するとよい。
第2接着層3に使用する材料としては例えば、エチレン
−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体
などのポリオレフィン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリ
エステル系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリウレタン系樹脂
、アクリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニ
ル系樹脂、酢酸ビニル−エチレン共重合体などのポリ酢
酸ビニル系樹脂、スチレン・ブタジェンゴム、イソプレ
ンゴムなどのエラストマー類を用いることができる。
また、上記材料に必要に応じてロジン、変性ロジン、粘
着性ポリマー、テルペン、変性テルペン。
クマロンインデン樹脂、炭化水素類および塩素化炭化水
素2石油系樹脂、フェノール系樹脂などの粘着付与剤(
タッキファイヤ−)や、パラフィンワックス、マイクロ
クリスタリンワックス、植物性ワックス、合成ワックス
などのワックスやフタレート、グリコレート、ポリブデ
ン、ミネラルオイルなどの可塑剤や、タルク、バライタ
、クレーなどの充填剤や、ヒンダードフェノールなどの
安定剤等を適宜混合させて用いることもできる。
第2接着層3は、上記した材料の分子量、結晶化度を適
宜調節したり、あるいは上記材料を複数混合して得る事
ができる。
第2接着層3に占める熱可塑性樹脂の含有量は40%以
上100%以下、更には60%以上100%以下が好ま
しい。
第2接着層3は、第1接着層2よりも熱源から遠(にあ
るので凝集破壊を起しにり<、第2接着層3中で分離す
ることは少ない。しかしながら、第2接着層3の凝集力
をさらに高めるために、ガラス転移温度60℃以上の樹
脂、例えばポリビニルアルコール、ポリビニルブチラー
ル、ポリビニルピロリドン等を適宜混合させて用いる事
もできる。ガラス転移温度が60℃よりも低い樹脂を使
用すると、適度な凝集力が得られないばかりでなく、室
温でも粘着性が生じてしまい使用上及び保存上で問題が
ある。
上記のような樹脂を混合することによって、第2接着層
3が被記録体に過度に接着することがなく、適度な接着
力で誤記録像に接着することができる。
第2接着層3中に占める上記樹脂の含有量は1%以上、
25%以下が好ましい。含有量が1%よりも少ないと、
第2接着層の樹脂の凝集力を十分に高めることかできな
い場合があり、また25%よりも多いと接着力が低下し
修正が困難となる。
第2接着層3の厚さは、熱伝導を考慮して1〜10μm
1更には4〜8μmが好ましい。
本発明の修正シートを得るには、各層を構成する材料を
界面活性剤等の分散剤を加えて水系エマルジョンとして
各々混合して塗工すると良い。
また、前述の各層を構成する材料によっては、例えばこ
れら材料をメチルエチルケトン、キシレン。
テトラヒドロフラン等の有機溶剤と混合して塗工液をつ
くり、各層を順次塗工したり、あるいは各層を構成する
材料を加熱溶融し溶融状態でいわゆるホットメルトコー
ティングを行っても良い。
又、これらの方法を用いて層ごとに異なる方法で塗工す
る事も可能である。
また、第1接着層2と第2接着層3の間に、例えば第1
接着層2と第2接着層3の密着性を高めるための機能、
あるいはその他の機能を有する層を設けてもかまわない
本発明の修正シート5の平面形状は、特に限定されるも
のではないが、一般にタイプライタ−リボン状あるいは
ラインプリンター等に用いられる幅広いテープ状などの
形態で使用される。
次に本発明の修正シートを用いる修正方法について説明
する。
第2図及び第3図は、本発明の修正シート5を実際に使
用した状態を示す模式断面図である。修正シート5は、
例えば熱転写リボンの上方又は下方に設置して2段カセ
ットとし、誤記録像を接着剥離する際にはカセットを下
方又は上方にスライドさせて、修正シートが誤記録像に
当接するようにする。尚、第2図及び第3図においては
、熱転写リボンは省略して示しである。
さて、被記録体6上に誤記録像4を発見した場合には、
サーマルヘッド8を修正シート5と共に誤記録像4のと
ころまで移動させ、修正シート5の接着層3側を被記録
体6の誤記録像4に密着させる。
更に、被記録体6の背面からプラテン7によって支持し
つつ熱ヘッド8によって熱パルスを与えて修正シート5
を誤記録像様あるいは誤記録像を囲む範囲全域を加熱す
る(第2図)。
修正シート5は加熱されることによって、修正シート5
上の第1接着層2が軟化し被記録体6の表面凹凸に追随
しやす(なり、第2接着層3が溶融して誤記録像4に接
着する。その後、修正シート5は、部材9により冷却過
程を経ることにより接着層の凝集力が回復し、修正シー
ト5が被記録体6から引き離されると、誤記録像4は第
2接着層3とともに修正シート5側に移り、被記録体6
から剥離される(第3図)。なお、記録像は被記録体に
過度に浸透しない様に記録したものである。記録像が被
記録体に深く浸透している場合には記録像を完全に剥離
するのは難しい。
上記においては熱転写記録の熱源として熱ヘッドを用い
る例を説明したが、レーザー光等の他の熱源を用いる場
合にも同様に実施できる。
以下、実施例により本発明の修正シートを更に具体的に
説明する。
〔実施例1〕 ガラス転移温度0℃、電食平均分子量779000の酢
酸ビニル−エチレン共重合樹脂(エチレン含量20%)
を使ったエマルジョン(不揮発分40%)を6μmのポ
リエチレンテレフタレートフィルム上にアプリケーター
を用いて塗工し、80℃の熱風乾燥中において1分間の
乾燥を行い、厚さ4.0μmの第1接着層を得た。
次に前記第1接着層上に、下記の処方1の混合物からな
る水分散液(不揮発分22%)をアプリケーターを用い
て塗工し、55℃の熱風乾燥中において3分間の乾燥を
行い、厚さ6.0μmの第2接着層を設けて本発明の修
正シートを完成した。
〔実施例2〕 実施例1と同様にして得た第1接着層上に、第2接着層
として下記処方2の混合物を、実施例1の第2接着層と
同様にして設は本発明の修正シートを得た。
〔実施例3〕 実施例1と同様にして得た第1接着層上に、下記の処方
3の混合物からなる水分散液(不揮発分25%)をアプ
リケーターを用いて塗工し、55℃の熱風乾燥中におい
て3分間の乾燥を行い、厚さ6.0μmの第2接着層を
設けて本発明の修正シートを得た。
処じ引1 〔実施例4〕 実施例1と同様にして得た第1接着層上に、下記の処方
4の混合物からなる水分散液(不揮発分22%)を実施
例1と同様にして設けて第2接着層とし本発明の修正シ
ートを得た。
〔実施例5〕 実施例1と同様にして得た第1接着層上に、下記の処方
5の混合物からなる水分散液(不揮発分30%)をアプ
リケーターを用いて塗工し、60℃の熱風乾燥中におい
て3分間の乾燥を行い、厚さ6.0μmの第2接着層を
設けて本発明の修正シートを得た。
〔比較例1〕 実施例2の処方2を、接着層として6μmのポリエチレ
ンテレフタレートフィルム上に設け、接着層が1層の修
正シートを得た。接着層の厚みは6μmであった。
〔比較例2〕 下記の処方6の混合物からなる水分散液(不揮発分25
%)をアプリケーターを用いて、6μmのポリエチレン
テレフタレートフィルム上に設け、接着層が1層の修正
シートを得た。接着層の厚みは6μmであった。
〔記録像・誤記録像〕
次に樹脂系インクにより作成された感熱転写インクリボ
ンを用いて、第4図及び第5図に示す装置でベック平滑
度100秒以上の平滑紙および4〜5秒のラフ紙にそれ
ぞれ印字した。
第4図及び第5図に示す記録方法について説明する。
11は被記録体である記録紙、12は熱転写記録媒体で
あり、第5図に示すように基材12a上に熱転写性イン
ク層12bが設けられている。
温度13以上に記録媒体12が加熱されると、熱転写性
インク層12bが溶融軟化し記録紙表面との接着力が生
じる。その後、剥離位置15で記録紙11と記録媒体1
2が引き離されると、熱転写性インク層12bの加熱さ
れた部分は記録紙11上へ転写し、記録紙11上に記録
画像I8が形成される。13は発熱素子13bを備えた
熱ヘッドである。発熱素子13bは基板13aに設けら
れている。又、16は熱ヘッド13の基板13aの温度
を検出する温度検出素子であり、17は熱ヘッド13を
加熱するヒータである。
熱転写記録媒体12の両端は、第4図に示すように送り
出しローラー21及び巻き取りローラー22に巻かれ、
順次矢印Aの方向に送り出される。
熱ヘッド13はキャリッジ24に取付けられ、記録紙1
1及び感熱転写記録媒体12を挟んでバックプラテン7
を所定の圧力で押す。キャリッジ24はレール23に沿
って矢印B方向に移動し、移動に従って熱ヘッド13に
より記録紙11に記録が行われる。
記録動作に先立ちヒータ17に通電し、温度検出素子1
6で基板13aの温度をモニターしながら熱転写性イン
ク層12bを所定の温度T。に制御する。
温度T0は、インク層12bの転写開始温度T、より低
い条件を満足する様に制御する。通常T0は35℃〜6
0℃、好ましくは40℃〜50℃の範囲で設定する。記
録媒体12は、熱ヘッド13に沿って走行する間に温度
T0に加熱される。
この様にすることにより、インクの温度分布がなめらか
になり、記録紙に対して過度に浸透しない記録像を得る
ことが可能である。
〔修正結果〕
上記のようにして得られた記録像を長さ50 Crn 
r幅8mmの裁断した実施例1.2.3.4.5及び比
較例1.2の修正シートを用いて前述した修正方法によ
り修正した。その結果を第1表にまとめた。
第  1  表 ◎・・・印字をほぼ完全に剥離できる ○・・・記録紙に印字が少しのこるが支障なし△・・・
印字剥離が不完全で、剥離後も印字の判別が可能また、
実施例1.2.3.4および5の修正シートを用いて、
紙間強度の弱い記録紙にされた印字を剥離したところ、
実施例5の修正シートでは紙むけが実用に支障のない程
度に発生したが、実施例1.2.3および4では紙むけ
が認められなかつた。
第6図に本発明の修正シートを使用する方法の他の例を
示す。この方法は、突出自在の剥離部材により、修正シ
ートと被記録体との剥離位置を、修正時と印字時とで変
えると共に、前記接着層を少なくとも2層構成とし、前
記修正シートが前記誤記録像に接触する前に前記修正シ
ートを予め加熱状態にしておき、その後頁に熱印加する
ことにより前記修正シートに前記誤記録像を接着させる
ものである。
つまり、第6図に示す方法は、誤印字像4を修正しよう
とする際に、剥離部材21が突き出て、修正シートの剥
離位置を熱ヘッドの端部からずらす。記録媒体で印字す
る場合には、剥離部材21は後退して記録媒体は熱ヘッ
ド13の端部で剥離されるようになる。また、熱ヘッド
13には第5図に示す印字方法のときと同様にヒーター
17が設けられており、熱ヘッド13を所定温度に加熱
する。
こうして、誤記録像を修正するには、まず記録媒体の下
方に設置された本発明の修正シー)19を、記録媒体と
共に上方にスライドさせ、修正シート19が熱ヘッド1
3の発熱体13bの位置を通るように設定する。このと
き熱ヘッド13はヒータ17と温度検出素子16により
温度制御されている。
次に、被記録体ll上に修正シート19を熱ヘッド13
で密着させる。このとき、同時に剥離部材21も突出し
て修正シート19を被記録体ll上に押しつける。剥離
部材21は、例えばキャリッジに設けるとよい。
こうして、キャリッジを矢印Bの方向に移動させながら
、熱ヘッド13で修正シート19を誤記録像様に、或い
は誤記録像を囲む範囲全域をカバーするように加熱し、
修正シート19が誤記録像4に接着するようにし、その
ままキャリッジを移動させる。熱ヘッド13及び剥離部
材21を被記録体11から離す。このとき、修正シート
19も同時に被記録体から離れる。
誤記録像4は剥離部材21を通過したところで修正シー
ト19上に転写され修正が達成される。誤印字像4の修
正が終了した後、熱ヘッド13及び剥離部材21を被記
録体11から離す。このとき修正シート19も同時に被
記録体11から離れる。
また、−回のみでは十分に修正が行われない場合は、必
要に応じて、更に上記操作を(りかえしても良い。
このように、ヒーター17による熱ヘッド13の温度制
御と、突出自在の剥離部材21とにより、修正シートの
温度条件、剥離タイミングを印字時の条件と違えること
ができ適正な修正をすることができる。特に、ヒーター
17により予め修正シートを加熱状態としておくことに
より、修正シートの環境温度による影響をなくすことが
できる。また、熱ヘッド13をヒーター17により加熱
することにより発熱素子13bの負担を減らし熱ヘッド
の耐久性を向上させることができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の修正シートは支持体と第
2接着層の間に熱可塑性樹脂を含有する第1接着層を設
け、この第1接着層に熱時の凝集力。
密着力、柔軟性を持たせている。このため、本発明の修
正シートによれば逆転写することがなく、表面平滑性の
低い被記録体に記録された誤記録像に対しても十分に接
触することができ、良好な修正が可能となる。また、第
2接着層にガラス転移温度60℃以上の樹脂が1重量%
以上、25重量%以下含有されていると、被記録体に過
度に接着することがなく、誤記録像周辺の被記録体をむ
しりとることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の修正シートの一例を示す厚さ方向模式
断面図、第2図及び第3図は本発明の修正シートを実際
に使用した状態を示す模式断面図、第4図は記録像を得
るための装置の一例を示す平面図、第5図は第4図に示
す熱ヘッドの周辺を拡大して示した部分図、第6図は本
発明の修正シートを使用する方法の他の例を示す部分図
である。 1・・・支持体、2・・・第1接着層、3・・・第2接
着層、4・・・誤印字像、5・・・修正シート、6,1
1・・・被記録体。 7・・・バックプラテン、8.13・・・熱ヘッド、1
2・・・記録媒体、16・・・温度検出素子、17・・
・ヒーター、18・・・記録像、24・・・キャリッジ
。 手続補正書は式) 昭和62年 9月24日 昭和62年特許願第131003号 2、発明の名称 修正シート及び修正方法 3、補正をする者 事件との関係     特許出願人 住所 東京都大田区下丸子3−30−2名称 (100
)  キャノン株式会社代表者 賀  来  龍 三 
部 4、代理人 居所 〒146東京都大田区下丸子3−30−25、補
正命令の日付 昭和62年8月25日(発送日付) 6、補正の対象 明  細  書 7、補正の内容 願書に最初に添付した明細書の浄書・別紙のとおり(内
容に変更なし)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)支持体上に接着層を有し、加熱により前記接着層
    が接着力を発現し、被記録体の誤記録像を接着して剥離
    する修正シートにおいて、前記接着層を、前記支持体側
    から順に少なくとも第1接着層及び第2接着層で構成し
    、前記第1接着層は加熱されたときに前記第1接着層中
    、前記第1接着層と前記第2接着層との界面、あるいは
    前記第1接着層と前記支持体との境界で分離することが
    なく、前記第2接着層は加熱されたときに接着力を発現
    するものであることを特徴とする修正シート。
  2. (2)支持体上に接着層を有し、加熱により前記接着層
    が接着力を発現し、被記録体の誤記録像を接着して剥離
    する修正シートにおいて、前記接着層を、前記支持体側
    から順に少なくとも第1接着層及び第2接着層で構成し
    、前記第1接着層は加熱されたときに前記第1接着層中
    、前記第1接着層と前記第2接着層との界面、あるいは
    前記第1接着層と前記支持体との境界で分離することが
    なく、前記第2接着層はガラス転移温度60℃以上の樹
    脂を1重量%以上、25重量%以下含有すると共に、加
    熱されたときに接着力を発現するものであることを特徴
    とする修正シート。
  3. (3)支持体上に接着層を有する修正シートを用い、前
    記修正シートを加熱することにより、被記録体の誤記録
    像を接着して剥離する修正方法において、突出自在の剥
    離部材により、修正シートと被記録体との剥離位置を、
    修正時と印字時とで変えると共に、前記接着層を少なく
    とも2層構成とし、前記修正シートが前記誤記録像に接
    触する前に前記修正シートを予め加熱状態にしておき、
    その後更に熱印加することにより前記修正シートに前記
    誤記録像を接着させることを特徴とする修正方法。
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