JP2985411B2 - 乾式転写材製造用再転写シート - Google Patents

乾式転写材製造用再転写シート

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は乾式転写材における再転
写シ−トに関するものである。
【0002】
【従来の技術】感熱転写方式により乾式転写材を製造す
ることのできる基本シ−トに関する技術としては、特開
昭63−128987号公報に示されるものがある。
【0003】この公報では、水に対する接触角が少なく
とも95°である平滑な表面性状を有するポリエチレ
ン、ポリプロピレン、フッ素系樹脂等のフィルムか、
紙、金属箔、プラスチックフィルム基材の表面にシリコ
−ン樹脂からなる被覆層を形成したシ−トを用いてい
る。
【0004】このような95°以上(特に105°以
上)の接触角を有するシ−トへ感熱転写によりインク像
を形成するためには、インクの表面張力を小さくしてシ
−ト上にぬれさせた上、シ−トとインク間の接着力をイ
ンク間の凝集力やインクとPET基材との接着力より大
きくしなければならないので、インクの温度を高くする
必要がある。そのためには、サーマルヘッドへ高印字エ
ネルギ−を印加する必要があり、サーマルヘッドを備え
た感熱転写装置にとっては、前記サーマルヘッドの耐久
性、電源への負荷等、極めて不利となる。
【0005】また、感熱転写により濡れ性の悪い面へ形
成した像は、概面との付着力が弱いために、少々の圧力
を加えただけで再転写してしまうことになる。そのた
め、必要外の像まで再転写することになり汚れの原因と
なってしまう。しかも、取扱時に少々触れただけで像が
取れてしまう問題にもなる。
【0006】更に、該シ−トにおいては、表面の静摩擦
係数が著しく小さいので、感熱転写したインク像を再転
写するときに、シ−トが動きやすくて固定しがたいとい
う問題がある。それゆえ、再転写像が位置ずれしたり歪
んだりして完全な像が得られないことになる。
【0007】ところで、上述した感圧再転写時に問題と
なるシ−トの動きを防ぐために、粘着剤層を転写パタ−
ンとは別にシ−ト上に設けるという技術が、特開昭63
−246298号公報に開示されている。
【0008】しかし、この粘着剤層を部分的に所定の位
置に設けることは、製造上の工夫を必要とし、かつ、専
用の装置を用いなければならないため、多大なコストが
かかることになる。また、粘着剤面を使用時まで被覆す
るために、離型紙等を付けなければならず、更に装置の
工夫、コストが必要となる。その上、シリコ−ン樹脂か
らなる剥離性被覆層を設けたシ−トにおいては、被覆層
と粘着剤層の2種類を塗工する必要があり、また、どち
らを先に塗工しても後から塗工する時に影響を与える可
能性が十分ある。
【0009】すなわち、シリコ−ンを先に塗工すると粘
着剤塗工時にはじきを生じることになり、一方、粘着剤
を先に塗工すると、べとつきが原因で塗工困難になり、
このべとつきを防ぐために離型紙を付けても、その厚み
が影響してやはり塗工困難となる。たとえうまく製造で
きたとしても、粘着剤層は一部にしか存在しないのだか
ら、像の周り全てが固定されていないため、やはり、シ
−トが動いてしまい、完全な像を形成することは難しい
のである。
【0010】いずれにせよ、これまでに報告された再転
写シ−トの表面処理剤は、シ−ト基材上からインク像と
ともに再転写するような物ではなくて、再転写シ−トと
インク像との離型性を良くするものであった。それゆ
え、どうしても表面の濡れ性を悪くして、インク像と再
転写シ−トとの付着力を弱くする必要があったのであ
る。そのために、感熱転写性が悪くなったり、転写エネ
ルギ−がたくさん必要であったり、耐擦過性が悪かった
り等、種々の問題が生じていたのである。
【0011】以上のような問題を解決するために、特開
平2−81684号公報及び特開平2−88294号公
報等には表面処理剤ごと転写する技術が開示されてい
る。
【0012】上記の出願に記載されている表面処理剤
は、抗張力が1Kg/cm2 以上、100Kg/cm2
以下で、融点あるいは軟化点が100℃以上であるか、
100℃での溶融粘度が1000ポイズ以上であるもの
が用いられている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に記載の転写型表面処理剤を設けた再転写シートを用
いて、再転写作業を行う場合、再転写シート上に形成さ
れたインク像の、周囲の表面処理剤まで転写されてしま
う可能性がある。このため、表面処理剤が無色透明であ
る場合はあまり問題はないが、表面処理剤に着色剤を添
加したりすると、感圧再転写されて形成された像の線が
極端に太くなってしまったり、ひどい場合には像が潰れ
てしまい、像の存在を視認する事が困難になってしまう
のである。
【0014】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、再転写する際に、再転写シート
上に形成された像に重なった部分の表面処理剤のみが像
と一体となって転写し、周囲の余分な表面処理剤は転写
することがない、乾式転写材製造用再転写シートを提供
することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の乾式転写材製造用再転写シートは、抗張力
が1Kg/cm2 以上100Kg/cm2 以下である表
面処理剤層上に、延伸された熱可塑性合成樹脂フィルム
を張り合わせている。
【0016】
【作用】上記の構成を有する本発明の乾式転写材製造用
再転写シートを用いると、サーマルヘッドからの熱によ
りインクリボンのインクが位置選択的に溶融し、溶融し
たインクによって、延伸された熱可塑性合成樹脂フィル
ム層に熱が伝えられ、熱可塑性合成樹脂フィルム層のイ
ンク像存在部分のみが穿孔し、インクが表面処理剤層ま
で達することが可能となり、こうして出来上がった乾式
転写材を感圧再転写すると、穿孔部分の表面処理剤層の
みがインクと一体となって被転写物に転写する。
【0017】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
【0018】本実施例の再転写シートを図1に示す。基
材11の一方の面上に表面処理剤層12及び延伸した熱
可塑性合成樹脂フィルム層13を形成することによりな
る。
【0019】かかる基材11は、25〜200μm、好
ましくは、50〜150μmの厚みを有することが望ま
しい。そして、製造上、取扱上十分な機械的強度を有し
ている一方、感圧再転写時に圧力がかかり易いように、
また、感熱転写で乾式転写材を製造し易いように、ある
程度の柔軟性を有することが望ましい。
【0020】しかし、あまり伸びの大きいものでは、再
転写時に加圧することにより基材が伸びてしまい、像に
歪みが生じるため、好適には200%以下の伸びを有す
るフィルムがよい。
【0021】また、感圧再転写時に正確に像を被転写物
上へ再転写できるように、基材は、透明あるいは半透明
であるのが好ましく、特に、感熱転写像が完全に再転写
したかどうか確認し易い、半透明のシ−トであることが
望ましい。
【0022】そして、上記特性を供えた基材としては、
一般に、プラスチックフィルム、紙、金属箔等が用いら
れる。プラスチックフィルムの例としては、エチレン、
ポリプロピレン、エチレン−テトラフルオロエチレン共
重合体やテトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロエチ
レン共重合体等のフッ素樹脂からなるフッ素系フィル
ム、ポリエチレンテレフタレ−ト、ナイロン、ポリイミ
ド、ポリ塩化ビニル、ポリカ−ボネ−ト、ポリサルフォ
ン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アクリロニトリル
−ブタジエン−スチレン共重合体、アイオノマ−等が挙
げられる。
【0023】基材11の一面に形成される表面処理剤層
12は、抗張力が1Kg/cm2 以上、100Kg/c
2 以下であることが望ましい。
【0024】これは、感熱転写により形成した転写像
を、シ−ト上から被転写物上へ再転写する時に、表面処
理剤ごと再転写させるために必要となるのである。すな
わち、100Kg/cm2 以上の抗張力であると、表面
処理剤の凝集力が大きすぎて強い膜となるので、圧力を
加えただけでは転写しなくなるという問題を生じ、ま
た、1Kg/cm2 以下であると、膜の強度が弱すぎる
ため、シ−トを折り曲げただけで、ぼろぼろと剥離して
しまうという問題が生じるので、1Kg/cm2 以上、
100Kg/cm2 以下の抗張力が望ましいのである。
【0025】また、上記表面処理剤の融点、軟化点は、
100℃以上であることが望ましく、溶融しても100
℃での粘度が1000ポイズ以上であることが望まし
い。
【0026】なぜなら、100℃以下で溶融したり、極
度に軟化するものを表面処理剤に用いると、感熱転写に
よる像形成時に、表面処理剤も溶けてしまい、シ−ト基
材と表面処理剤との付着力が向上して、再転写不良の原
因となるからである。
【0027】上記抗張力と融点等を有する表面処理剤を
使用することにより、感熱転写により形成したインク像
を、表面処理剤と一緒に再転写することができる。
【0028】また、表面処理剤ごと再転写することの利
点として、表面処理剤もインク像と一緒に再転写するた
めに、全く残留インクがなく完全な再転写像が形成でき
ること、再転写したかどうかの確認が容易になるという
こと、一緒に再転写した表面処理剤がインク像の保護層
となって、再転写像の耐擦過性を良好にすることが挙げ
られる。
【0029】更に、表面処理剤層上に、延伸された熱可
塑性合成樹脂フィルムを張り合わせることにより、像の
周囲に存在する余分な表面処理剤の転写を防止すること
が可能となる。
【0030】なぜならば、図2に示すようにサーマルヘ
ッドからの熱によりインクリボンのインクが位置選択的
に溶融し、上記溶融したインクによって、上記延伸され
た熱可塑性合成樹脂フィルム層に熱が伝えられ、上記熱
可塑性合成樹脂フィルム層のインク像21存在部分のみ
が穿孔し、上記インク21が表面処理剤層12まで達す
ることが可能となり(図2(a))、こうして出来上が
った乾式転写材を感圧再転写すると、上記穿孔部分の表
面処理剤層12のみが上記インク21と一体となって被
転写物22に転写する(図2(b))ので、インク像の
周囲の表面処理剤の転写を防ぐことが可能となるのであ
る。
【0031】上記、表面処理剤として用いられるものの
例として、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブチ
ラ−ル、セルロ−ス類、エチレン−エチルアクリレ−ト
共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、アイオノマ
−、エチレン−メタクリル酸共重合体、ポリビニルアル
コ−ル、ポリビニルピロリドン等の樹脂が挙げられる。
【0032】なお、上記表面処理剤の抗張力の細かな調
節や、使用する材料の選択の幅を増やし、再転写性を向
上させるため、ポリエチレンワックス、モンタンワック
ス、フィッシャートロプシュワックス、合成ワックス等
のワックスの、1種あるいは2種以上を、添加又は、樹
脂の全面代替品として使用してもよい。また、染料や顔
料などを添加すれば、隠蔽力の弱い色を用いても、十分
な隠蔽力を得ることが可能となるのである。
【0033】ここで、この樹脂を主成分として使用する
場合には、溶媒に溶解させて使用したり、ホットメルト
で使用すると、抗張力が大きくなり過ぎるため、エマル
ジョン、サスペンジョン等の微分散物として使用した方
がよい。また抗張力や付着力調整のため、充填剤を添加
してもよい。
【0034】また上記熱可塑性合成樹脂フィルムとして
は、ポリ塩化ビニル樹脂フィルム、塩化ビニリデン−塩
化ビニル共重合体樹脂フィルム、ポリプロピレン樹脂フ
ィルム、プロピレン−エチレン共重合体樹脂フィルム、
ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、酢酸
ビニル−エチレン共重合体樹脂フィルム、ポリスチレン
樹脂フィルム等が挙げられ、厚みは穿孔性が良好な1〜
8μmが望ましい。
【0035】このような表面処理剤及び延伸された熱可
塑性合成樹脂フィルムを、上記シ−ト上に設け、表面処
理剤自身の接着力、もしくは接着剤を使用することによ
り上記表面処理剤層に張り合わせ、感熱転写性、再転写
性、耐擦過性、取扱時の像の付着力、再転写時のシ−ト
の固定、再転写したかどうかの確認性、再転写像の耐擦
過性等の良好な再転写シ−トを得ることができるのであ
る。
【0036】尚、かかる再転写シ−ト上に所望の転写像
を感熱転写するために用いられるインクリボンは、通常
の感熱転写型のプリンタ、タイプライタ、ワ−ドプロセ
ッサ等の印字装置に用いられている、ワックス主体のイ
ンクを塗布したものであってもなんら差し支えないが、
特に感熱転写性、感圧再転写性をいっそう向上させた転
写性調整層とインク層よりなる二層構造のインクリボン
を使用することが望ましい。この転写性調整層は、トッ
プコ−ト層としてインク層の上に設けられるものであっ
て、インク層より感熱接着性、硬度、粘度、凝集力の大
きな層であり、これにより、濡れ性の悪い再転写シ−ト
上への感熱転写性が著しく良好となるのであり、また、
一体となって感圧再転写することが可能となる。そのう
え、インク層に感圧接着性を持たせることにより、一
層、感圧再転写性が良好となるのである。
【0037】また、インクリボンを使用せず、サーマル
ヘッドからの熱により、延伸された熱可塑性合成樹脂フ
ィルムを穿孔させ、その穿孔部分から着色した表面処理
剤を感圧転写して、像を形成する事も可能である。
【0038】次に実験例を説明する。
【0039】50μmの厚さを有するポリエチレンテレ
フタレ−トフィルム上に、下記組成の表面処理剤を塗工
後、乾燥させて、水との接触角が76°で、静摩擦係数
が0.77程度の、表面平滑なシ−トを得た。この表面
処理剤の抗張力は、約20Kg/cm2 で、150℃で
の溶融粘度は、約4000〜5000ポイズである。
【0040】次に、厚さ3μmの塩化ビニリデン−塩化
ビニル共重合体樹脂フィルム(熱収縮率が、縦5.3
%、横3.4%)を上記シートに重ね合わせ、加熱によ
りヒートシールし、再転写シートを得た。
【0041】 表面処理剤組成 重量部 アイオノマー 70 [三井石油化学工業〓製のケミパ−ルSA−200] 酸化チタン 30 [石原産業〓製のタイペークA−100] このようにして得られた再転写シ−ト上に、感熱転写型
のワ−ドプロセッサにより白色インクを感熱転写して、
所望の転写像を有する乾式転写材を得た。そして、この
得られた乾式転写材を用いて、紙、プラスチック等の被
転写物への感圧再転写を行ったところ、十分な隠蔽力を
持ち、インク像の周囲の余分な表面処理剤の転写部分の
ない、良好な白色の再転写像を得ることができた。
【0042】また、表面処理剤も一緒に再転写するた
め、インク像が再転写したかどうかの確認が容易であ
り、再転写したインク像上を表面処理剤が覆うため、再
転写像の耐擦過性も良好になった。
【0043】一方、実験例の転写シートにおいて、延伸
した熱可塑性合成樹脂フィルム層を設けなかった転写シ
ートを用いて、実施例と同様に乾式転写材を製造し、被
転写物上に再転写像を感圧再転写により形成したとこ
ろ、インク像の周囲の余分な表面処理剤が転写してしま
い、転写印字像の線が太くなってしまい、細部の確認が
困難となった。
【0044】以上、詳述したことから明らかなように、
本実施例の再転写シート10によれば、再転写シート1
0上に形成された像に重なった部分の表面処理剤のみ
が、像と一体となって転写し、周囲の余分な表面処理剤
は転写することがない。
【0045】尚、本発明は以上詳述した実施例に限定さ
れるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲の変更は
可能である。
【0046】
【発明の効果】以上、詳述したことから明らかなよう
に、本発明の乾式転写材製造用再転写シートによれば、
再転写シート上に形成された像に重なった部分の表面処
理剤のみが、像と一体となって転写し、周囲の余分な表
面処理剤は転写することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の再転写シ−トの断面図である。
【図2】(a)及び(b)は転写の様子を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
10 再転写シ−ト 11 基材 12 表面処理剤層 13 熱可塑性合成樹脂フィルム層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−81684(JP,A) 特開 平3−178492(JP,A) 特開 平2−88294(JP,A) 特開 平3−178493(JP,A) 特開 平3−178494(JP,A) 特開 平2−74393(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41M 5/38 - 5/40

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抗張力が1Kg/cm2 以上、100K
    g/cm2 以下の表面処理剤層が一方の面に形成され、
    感熱転写方式により作製される乾式転写材を製造するた
    めの再転写シ−トにおいて、 前記表面処理剤上に、延伸された熱可塑性合成樹脂フィ
    ルムを張り合わせた事を特徴とする乾式転写材製造用再
    転写シ−ト。
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