JPS60244576A - 印字修正用テ−プの製造方法 - Google Patents

印字修正用テ−プの製造方法

Info

Publication number
JPS60244576A
JPS60244576A JP10149084A JP10149084A JPS60244576A JP S60244576 A JPS60244576 A JP S60244576A JP 10149084 A JP10149084 A JP 10149084A JP 10149084 A JP10149084 A JP 10149084A JP S60244576 A JPS60244576 A JP S60244576A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive layer
silicone
layer
tape
photocrosslinkable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10149084A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Ijichi
伊地知 市郎
Makoto Sunakawa
砂川 誠
Michio Satsuma
道夫 薩摩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Electric Industrial Co Ltd filed Critical Nitto Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP10149084A priority Critical patent/JPS60244576A/ja
Publication of JPS60244576A publication Critical patent/JPS60244576A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J29/00Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
    • B41J29/26Devices, non-fluid media or methods for cancelling, correcting errors, underscoring or ruling
    • B41J29/36Devices, non-fluid media or methods for cancelling, correcting errors, underscoring or ruling for cancelling or correcting errors by overprinting
    • B41J29/367Devices, non-fluid media or methods for cancelling, correcting errors, underscoring or ruling for cancelling or correcting errors by overprinting sheet media carrying a pigmented transferable correction layer

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、常態では低粘着性ないしは非粘着性でしか
も印字の消去性に優れたタイプライタ−の印字修正用テ
ープを製造する方法に関するものである。
従来、タイプライタ−の印字修正用テープとして粘着性
を有するテープが用いられてきたが、このテープはタイ
プライタ−への装填時に周辺の部品に接着したり、印字
を消去する操作時に修正用テープガイドや紙押え板など
に接着して操作が中断される場合があるという欠点を有
していた。
一方、このような欠点のない印字修正用テープとして非
粘着性のテープもいくつか提案されている。この非粘着
性のテープとしては、例えば、粘着テープの粘着剤層中
にこの層の厚みよりも大きい粒子径を有する充填剤を含
ませてなる常態では実質的に非粘着性のテープや多孔性
の層に粘着剤を含ませてなる常態では実質的に非粘着性
のテープなどが挙げられる。しかしながら、これら非粘
着性のテープを使用して印字を消去する場合、このテー
プに加えられる圧力の大小により印字の消去性が変化し
、この消去性を高めるためには一般に大きな圧力が必要
であるが、この場合にタイプ活字によりタイプ用紙を破
損しやすいという欠点があった。
また、妊年の高速で印字できるタイプライターに上記の
ような従来の印字修正用テープを用いると、それが粘着
性のテープの場合はもちろん非粘着性のテープであって
も印字を消去する際の粘着力が大きいため、これらテー
プがタイプライタ−の動きに追従できず、しかも消去性
も不充分な場合が多かった。
そこで、この発明者らは上記の実情に鑑みて、指で触れ
てもほとんどべたつきのない程度に低粘着性で、しかも
印字の消去性にすぐれるとともにこの消去時にタイプ用
紙を破損することなく、さらには高速印字のタイプライ
タ−にも適用しうる印字修正用テープを製造しうる印字
修正用テープの製造方法を提供することを目的として鋭
意検討した結果、この発明をなすに至った。
すなわち、この発明は、柔軟性基村上に非光架橋性シリ
コーン系粘着剤層を設は次いでこの粘着剤層上に光架橋
増感剤を含む光架橋性シリコーン系粘着剤層を設けるこ
とにより上記基材上に2層構造のシリコーン系粘着剤層
を形成し、しかるのちこの2層構造のシリコーン系粘着
剤層に光照射し上記光架橋性シリコーン系粘着剤層を光
架橋させて上記2層構造のシリコーン系粘着剤層の表面
層を低粘着化ないしは非粘着化させることを特徴とする
印字修正用テープの製造方法に係るものである。
この発明の方法により得られる印字修正用テープにおけ
る2層構造のシリコーン系粘着剤層は、その表面層であ
る光架橋性シリコーン系粘着剤層が光架橋により低粘着
化ないしは非粘着化されているため指で触れてもほとん
どべたつきがなくあるいは全(べたつきがなく、上記テ
ープをタイプライタ−に装填する際や印字を消去する操
作時に、上記テープはタイプライタ一部品に粘着するこ
とがない。
しかし、上記テープにおける2層構造のシリコーン系粘
着剤層の内部は、非光架橋性シリコーン系粘着剤層で構
成されているため粘着性を有するとともにシリコーン系
粘着剤特有の柔軟性に富む粘着剤層となっている。この
ため、上記テープがタイプ圧によってタイプ用紙上の印
字に上記の2層構造のシリコーン系粘着剤層を介して圧
着されると、この粘着剤層はこのときのタイプ圧つまり
瞬間的な大きい圧力により流動変形してこの粘着剤層の
表面層の低粘着性ないしは非粘着性部分と粘着剤層内部
の粘着性部分とが一体となって印字の凹凸に沿い、適度
な粘着性とともにシリコーン系粘着剤特有の低い表面エ
ネルギーによる被着体へのすぐれたなじみ特性により、
印字と良好に接着する。
次いで、この状態からタイプ圧がなくなると、上記粘着
剤層と良好に接着した印字は紙面からきれいにはぎ取ら
れて、この発明の方法により得られた印字修正用テープ
はすぐれた消去性を示すことになる。しかも、上記のタ
イプ圧は通常のタイプ操作時に加える程度の圧力であれ
ば充分であり、タイプ圧をとくに大きくする必要がない
のでタイプ活字によりタイプ用紙を破損することがない
また、上記のタイプ圧を加えた際の2層構造のシリコー
ン系粘着剤層と印字との接着はすばやく起こり、しかも
このシリコーン系粘着剤層の加圧されていない部分では
流動変形が起こらずタイプ用紙に粘着することがないの
で、上記の印字修正用テープを高速印字のタイプライタ
−に適用した場合にも、このテープはタイプライタ−の
動きに良好に追従することができるとともに印字の消去
性にもすぐれている。
この発明の方法により得られた印字修正用テープは上記
のようにすぐれた性能を有しているが、これは、このテ
ープにおけるシリコーン系粘着剤層が、その表面層は光
架橋により低粘着化ないしは非粘着化されていながら、
この粘着剤層の内部はシリコーン系粘着剤本来の粘着性
と柔軟性とを有していることによりもたらされたもので
ある。
なお、上記のようなシリコーン系粘着剤層を有する印字
修正用テープを得る方法としては、柔軟性基材上に光架
橋増感剤を含むシリコーン系粘着剤層を設け、しかるの
ちこの粘着剤層表面を光照射してこの粘着剤層の表面層
を光架橋させて低粘着化ないしは非粘着化させる方法も
考えられる。
しかしながら、この方法ではシリコーン系粘着剤層の組
成、とくに光架橋増感剤の量や、この粘着剤層の厚み、
光照射に用いる光源の種類、光照射時間などを調整して
も粘着剤層の内部までが光架橋しやすく、この内部が必
要な粘着性および柔軟性を保持した状態で表面層を低粘
着化ないしは非粘着化させることが難しい。このため、
上記のようなすぐれた性能の印字修正用テープが得られ
ない場合がある。
また、上記のような印字修正用テープを得る他の方法と
して、柔軟性基村上にシリコーン系粘着剤層を設け、次
いでこの粘着剤層表面に光架橋増感剤を塗布し、しかる
のちこの粘着剤層表面に光照射しこの粘着剤層の表面層
を光架橋させて低粘着化ないしは非粘着化させる方法も
考えられる。
しかしながら、この方法においても上記の方法、と同様
に光架橋に係わる各種の要因を調整しても、粘着剤層内
部まで光架橋しやすく目的とする印字修正用テープが得
られない場合がある。
これに対して、この発明の方法では、柔軟性基村上に2
層構造のシリコーン系粘着剤層を設けてこの粘着剤層の
内部を非光架橋性シリコーン系粘着剤層とし、表面層を
光架橋性シリコーン系粘着剤層としているから、上記2
層構造のシリコーン系粘着剤層に光照射すると、表面層
である光架橋性シリコーン系粘着剤層のみが光架橋して
低粘着化ないしは非粘着化し、内部の非光架橋性シリコ
ーン系粘着剤層の粘着性および柔軟性は良好に保たれる
。このため、上記のようなすぐれた性能を有する印字修
正用テープを確実に得ることができる。
また、この発明の方法によれば、上記のようにシリコー
ン系粘着剤層を2層構造としているから、各層における
シリコーン系成分の種類を変えたり配合成分の割合を変
えるなどして上記各層の粘着性や柔軟性を容易に変える
ことができる。
この発明の方法において使用する柔軟性基材としては、
この片面に設けられる2層構造のシリコーン系粘着剤層
を吸収しないものが望ましい。この基材としては、例え
ば紙、布、プラスチックフィルムあるいは紙や布にプラ
スチックフィルムをラミネートしたものなどが挙げられ
るが、この中でも強度や非吸収性の面からプラスチック
フィルムが好ましい。このプラスチックフィルムとして
は、例えばポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ナイロン、アセテートなどのフィルムを用いること
ができ、とくに延伸ポリエステルフィルムは強じんなた
め好ましい。
この柔軟性基材としては、その厚みが通常10〜100
pn程度が好ましい。この基材が薄すぎると強度が低く
なり、また厚すぎると柔軟性が低下して取り扱いにくく
なるとともに高速印字のタイプライタ−に適用した場合
にタイプライタ−の動きに追従しにくくなり、また経済
性の面からも好ましくない。
上記の柔軟性基村上に設けられる非光架橋性シリコーン
系粘着剤層とは、粘着性のシリコーン組成物を必須成分
とし、その他必要に応じて界面活性剤、可塑剤、顔料あ
るいは染料などを含んでなるものである。
上記の粘着性のシリコーン組成物とは、通常、ポリメチ
ルシロキサンゴムを主成分とし、これにジメチルシロキ
サンを含む低分子量のシリコーン樹脂やシリコーンオイ
ルを添加してなるものであり、市販品として例えば信越
化学工業社製商品名KR−101−10や東しシリコー
ン社製商品名5H4280、同5E4200などがある
上記の界面活性剤および可塑剤は、上記の非光架橋性シ
リコーン系粘着剤層の粘着性および流動変形性を調整す
るために使用される。上記界面活性剤としてはアニオン
系、ノニオン系あるいはカチオン系などの界面活性剤が
挙げられ、上記の可塑剤としては低分子量ポリエチレン
、ワックス、パラフィン、流動パラフィンなどの低分子
量ポリオレフィン、ジブチルフタレート、ジオクチルフ
タレートなどが挙げられる。これら界面活性剤および可
塑剤の使用量としCは、通常上記のシリコーン組成物1
00重量部に対して両者の合計量が50重量部以下とな
るようにするのが好ましい。
上記の顔料あるいは染料は、上記の非光架橋性シリコー
ン系粘着剤層を必要に応じて着色化するために用いられ
、例えば白色化のためにはチタン白、亜鉛華などが、赤
色化のためにはベンガラ、カドミウムレッド、チオイン
ジゴレッドなどが用いられる。
上記の各成分を含んでなる非光架橋性シリコーン系粘着
剤層は、一般には上記の各成分を有機溶媒に溶解あるい
は分散させてなる粘着剤組成物を上記柔軟性基°材の片
面に塗布したのち有機溶媒を除去することにより形成さ
れる。
上記の有機溶媒としてはベンゼン、トルエン、酢酸エチ
ルエステル、メチルエチルケトン、ヘキサンなどが適当
であるが限定されるものではなく、上記各成分を均一に
溶解または分散させるものであればよい。
この非光架橋性シリコーン系粘着剤層の厚みとしては、
通常2〜100μ程度とするのがよく、この厚みが薄す
ぎるとタイプ圧が加えられたときの印字に対する接着が
不充分で印字の消去性に劣りやすく、また厚すぎると経
済的に不利となるため好ましくない。
次に、上記の非光架橋性シリコーン系粘着剤層上に設け
られる光架橋増感剤を含む光架橋性シリコーン系粘着剤
層とは、粘着性のシリコーン組成物および光架橋増感剤
を必須成分とし、その他必要に応じて界面活性剤、可塑
剤、顔料あるいは染料、光活性架橋剤などを含んでなる
ものである。
上記のシリコーン組成物、界面活性剤、可塑剤および顔
料あるいは染料としては、上記の非光架橋性シリコーン
系粘着剤層におけるのと同様のものが同様の使用割合で
使用できる。
上記の光架橋増感剤とは、紫外線などの活性光線を受け
てポリマー中の活性水素を引き抜(作用のあるもの、も
しくは光活性架橋剤の共存下で励起状態から光活性架橋
剤に励起エネルギーを伝達しうるものであればよく、例
えばベンゾフェノン、4−ヒドロキシベンゾフェノン、
2−クロロアントラキノン、2−メチルアントラキノン
、ベンゾインアセトフェノン、アントロン、1・4−ナ
フトキノン、9・10−アントラキノン、■・2−ベン
ゾアントラキノンなどの芳香族ケトン、芳香族アルデヒ
ドおよび芳香族カルボン酸などの芳香族カルボニル化合
物あるいはクロルベンゼンなどの光増感性のハロゲン原
子を含有する有機化合物などである。
この光架橋増感剤の使用量としては、上記のシリコーン
組成物の光架橋反応性、この光架橋増感剤の増感特性に
もよるが、通常は上記のシリコーン組成物100重量部
に対して0.1〜20重量部重量部型るのがよい。この
使用量が少なすぎるとこの光架橋性シリコーン系粘着剤
層の光照射による光架橋速度が遅く、また多すぎても光
照射により光架橋増感剤相互の再結合が起こるとともに
光の透過性が悪く光架橋速度が低下して好ましくない0 上記の光活性架橋剤とは、紫外線などの活性光線あるい
は上記の光架橋増感剤からの励起エネルギーを受け活性
化されて光架橋性シリコーン系粘着剤層を架橋に導くも
のであり、この光活性架橋剤の添加により光照射による
架橋速度を増大させることができ、これにより光照射の
時間が短縮される。
この光活性架橋剤の具体例としては、N−N−メチレン
ビスアクリルアミド、エチレングリコールジメタクリレ
ート、ポリエチレングリコールジメタクリレート、5−
アクリルアミノ−N−アクリルカプロアミドなどが挙げ
られる。この使用量は上記の光架橋増感剤1重量部に対
して通常0.1〜20重量部、好ましくは0.5〜10
重量部程度とするのがよい。この使用量が多すぎると光
照射による光架橋性シリコーン系粘着剤層の架橋密度が
上がりすぎて硬くなりすぎ、印字に対するなじみが悪く
なり印字の消去性が低下するため好ましくない。また、
この使用態が少なすぎると添加効果が得らdない。
上記の各成分を含んでなる光架橋性シリコーン系粘着剤
層は、一般には上記の各成分を有機溶媒に溶解あるいは
分散させてなる粘着剤組成物を上記の非光架橋性シリコ
ーン系粘着剤層上に塗布したのち有機溶媒を除去するこ
とにより形成される。
上記の有機溶媒としては上記の非光架橋性シリコ−ン系
粘着剤層の形成の際に用いられるものが同様に使用でき
る。
このようにして形成される光架橋性シリコーン系粘着剤
層の厚みとしては、通常0.2〜1011m程度とする
のがよく、この厚みが薄すぎると2層構造のシリコーン
系粘着剤層の表面層に粘着性が生じやすく、また厚すぎ
るとタイプ圧が加えられたときの印字に対する接着が不
充分で印字の消去性に劣るため好ましくない。
上記のようにして柔軟性基村上には、内部が非光架橋性
で表面層が光架橋性である2層構造のシリコーン系粘着
剤層が設けら些る。このシリコーン系粘着剤層の全体の
厚みとしては、通常2〜100μ程度とするのがよい。
この厚みが薄すぎるとタイプ圧が加えられたときの印字
に対する接着が不充分で印字の消去性に劣りやすく、ま
た厚すぎると経済的に不利となるため好ましくない。
次に、上記の2層構造のシリコーン系粘着剤層に光照射
しこの粘着剤層における表面層である光架橋性シリコー
ン系粘着剤層を光架橋させて低粘着化ないしは非粘着化
させることにより印字修正用テープが得られる。
上記の光照射に使用される活性光線源としては、キセノ
ンランプ、低圧水銀ランプ、高圧水銀ランプ、超高圧水
銀ランプ、太陽光およびカーボンアーク灯などであり、
光の波長としては1,500〜6,000λ、好ましく
は2,000〜5,000λ程度がよい。、照射する光
の波長が短かすぎるとポリマー成分が分解するため好ま
しくなく、また長すぎると光架橋増感剤を励起するのに
充分なエネルギーとならないので好ましくない。
光照射の時間は、使用する活性光線源や光架橋性シリコ
ーン系粘着剤層に含まれる各成分の量、とくに光架橋増
感剤と光活性架橋剤の量を考慮して、この粘着剤層表面
が指で触れてもほとんどべたつきのない程度に低粘着化
ないしは全くべたつかない程度に非粘着化しうるように
決められる。
この光照射の時間は例えば400W高圧水銀ランプを用
いた場合には通常30秒〜10分間程度でよい。
なお、この発明の印字修正用テープにおいては、柔軟性
基材としてプラスチックフィルムを用いる場合に、必要
に応じて柔軟性基材と2層構造のシリコーン系粘着剤層
との間に下塗り剤層を介在させて上記基材と粘着剤層と
の接着力を高めるようにしてもよい。この下塗り剤層を
形成するためにはアクリル系ポリマーまたはポリイソシ
アネート化合物のそれぞれ単独あるいは両者の混合物を
主成分とする下塗り剤を基材の片面に塗工する。
この塗工は通常は下塗り剤の有機溶剤溶液を塗布したの
ち有機溶剤を除去することにより行われる。
上記のようにして得られた印字修正用テープは、通常は
連続したシート状物として製造されたものを用途に応じ
た幅のテープ状に切断して巻き取った巻きテープとされ
る。
次に、上記の印字修正用テープにより印字が消去される
状態を第1図、第27図および第3図によって説明する
第1図は印字を消去する操作を始める前の印字修正用テ
ープ1および印字2の形成されたタイプ用紙3の状態を
示し、上記のテープ1は柔軟性基材4とこの基材4の片
面に設けられた2層構造のシリコーン系粘着剤層5とか
らなる。この粘着剤層5は、基材4側に設けられた粘着
性を有し柔軟な非光架橋性シリコーン系粘着剤層5aと
この非光架橋性シリコーン系粘着剤層5a上に設けられ
た光架橋により低粘着化ないしは非粘着化された光架橋
性シリコーン系粘着剤層5bとから構成されている。
第2図は上記のテープ1がタイプバー6により瞬間的な
大きな圧力であるタイプ圧を加えられて印字2に粘着剤
層5側から重ねられた状態を示し、このとき粘着剤層5
の加圧された部分7は流動変形して非光架橋性シリコー
ン系粘着剤層5aと光架橋性シリコーン系粘着剤層5b
とが一体となって印字2の凹凸に沿い適度な粘着性と良
好ななじみ特性により印字2と良好に接着する。
第3図は上記加圧後にタイプ圧がなくなって分離した上
記のテープ1とタイプ用紙3の状態を示し、このとき粘
着剤層5の加圧された部分7は印字2と良好に接着した
ままであり、印字2はタイプ用紙3からきれいにはぎ取
られている。タイプ用紙3の印字2がはき取られた部分
には再び印字を形成することができる。
以下にこの発明の実施例を記載する。なお、以下におい
て部とあるのは重量部を意味する。
実施例1 2軸延伸した厚さ507I7+のポリエステルフィルム
上に、粘着性のシリコーン組成物(東しシリコーン社製
商品名5E−4200)100部およびジブチルフタレ
ート12部を含むトルエン溶液を乾燥後の厚みが127
”となるように塗布し乾燥して非光架橋性シリコーン系
粘着剤層を設けた。
次に、この粘着剤層上に、粘着性のシリコーン組成物(
前述の5E−4200)15部、2−メチルアントラキ
ノン3部およびN−N−メチレンビスアクリルアミド0
.1部を含むトルエン溶液を乾燥後の厚みが1.0pと
なるように流延塗布し乾燥して光架橋性シリコーン系粘
着剤層を設け、上記ポリエステルフィルム上に2層構造
のシリコーン系粘着剤層を形成した。
しかるのち、この2層構造のシリコーン系粘着剤層表面
に400 Wの高圧水銀ランプで10cmの距離から3
分間光照射してこの粘着剤層の表面層である光架橋性シ
リコーン系粘着剤層を光架橋させて指で触れて全くべた
つかない程度に非粘着化させ、印字修正用テープを得た
このテープを7部幅に切断し巻き取って巻きテープとし
た。この巻きテープをタイプライタ−に装填したところ
、タイプ部品に粘着することなく作業性よく装填できた
。また、このテープで印字を消去したところ、通常のタ
イプ圧できれいに印字がタイプ用紙からはぎ取られて消
去性にすぐれるとともに上記タイプ用紙が破損すること
もなかった。
また、この巻きテープを高速印字のタイプライタ−に適
用したところ、印字の消去操作時にこのテープはタイプ
ライタ−の動きによく追従して、しかも印字の消去性に
もすぐれていた。
実施例2 2軸延伸した厚さ25μのポリエステルフィルム上に、
粘着性のシリコーン組成物(信越化学工業社製商品名K
R−101−10)100部およびチタン白2部を含む
トルエン溶液を乾燥後の厚みが15μとなるように塗布
し乾燥して非光架橋性シリコーン系粘着剤層を設けた。
次に、この粘着剤層上に、粘着性のシリコーン組成物(
信越化学工業社製商品名KR101−10)100部お
よびベンゾフェノン5部を含むトルエン溶液を乾燥後の
厚みが2pとなるように流延塗布し乾燥して光架橋性シ
リコーン系粘着剤層を設け、上記ポリエステルフィルム
上に2層構造のシリコーン系粘着剤層を形成した。
〜 しかるのち、この2層構造のシリコーン系粘着剤層
表面に400Wの高圧水銀ランプで10cTnの距離か
ら光照射してこの粘着剤層の表面層である光架橋性シリ
コーン系粘着剤層を光架橋させて指で触れてもほとんど
べたつかない程度に非粘着化させ、印字修正用テープを
得た。
このテープを4闘幅に切断し巻き取って巻きテープとし
た。この巻きテープをタイプライタ−に適用したところ
実施例1と同様に作業性よく装填できしかも印字の消去
性にもすぐれていた。また、この巻きテープを高速印字
のタイプライタ−に適用したところ、印字の消去操作時
にタイプライタ−の動きによく追従し、しかも印字の消
去性にもすぐれていた。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図および第3図はこの発明の方法により得
られた印字修正用テープにより印字が消去される状態を
説明するための断面図であり、第1図は印字を消去する
操作を始める前の印字修正用テープおよび印字の形成さ
れたタイプ用紙の状態を示す断面図、第2図は上記の印
字修正用テープがタイプ圧により印字の形成されたタイ
プ用紙上に重ねられた状態を示す断面図、第3図は第2
図で示される印字修正用テープおよびタイプ用紙がタイ
プ圧のな(なったのち分離し、加圧された印字がタイプ
用紙からはぎ取られて上記の印字修正用テープのシリコ
ーン系粘着剤層に接着している状態を示す断面図である
。 1・・印字修正用テープ、4・柔軟性基材、5・・・シ
リコーン系粘着剤層、5a・・非光架橋性シリコーン系
粘着剤層、5b 光架橋性シリコーン系粘着剤層。 特許出願人 日東電気工業株式会社 第1図 @2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. fl柔軟性基材上に非光架橋性シリコーン系粘着剤層を
    設は次いでこの粘着剤層上に光架橋増感剤を含む光架橋
    性シリコーン系粘着剤層を設けることにより上記基材上
    に2層構造のシリコーン系粘着剤層を形成し、しかるの
    ちこの2層構造のシリコーン系粘着剤層に光照射し上記
    光架橋性シリコーン系粘着剤層を光架橋させてこの2層
    構造のシリコーン系粘着剤層の表面層を低粘着化ないし
    は非粘着化させることを特徴とする印字修正用テープの
    製造方法。
JP10149084A 1984-05-18 1984-05-18 印字修正用テ−プの製造方法 Pending JPS60244576A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10149084A JPS60244576A (ja) 1984-05-18 1984-05-18 印字修正用テ−プの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10149084A JPS60244576A (ja) 1984-05-18 1984-05-18 印字修正用テ−プの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS60244576A true JPS60244576A (ja) 1985-12-04

Family

ID=14302126

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10149084A Pending JPS60244576A (ja) 1984-05-18 1984-05-18 印字修正用テ−プの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60244576A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63295287A (ja) * 1987-05-27 1988-12-01 Canon Inc 修正シ−ト及び修正方法
WO2018062493A1 (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 三菱ケミカル株式会社 画像除去装置、被記録材の再生方法及び画像除去方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63295287A (ja) * 1987-05-27 1988-12-01 Canon Inc 修正シ−ト及び修正方法
WO2018062493A1 (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 三菱ケミカル株式会社 画像除去装置、被記録材の再生方法及び画像除去方法
JPWO2018062493A1 (ja) * 2016-09-30 2019-07-18 三菱ケミカル株式会社 画像除去装置、被記録材の再生方法及び画像除去方法
US11099499B2 (en) 2016-09-30 2021-08-24 Mitsubishi Chemical Corporation Image removing device, method for recycling recording material, and image removing method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4081282A (en) Dry transfer image systems with non-light sensitive frangible layer
CN103782365B (zh) 掩模版吸盘洁净器及掩模版吸盘清洁方法
JP3037745B2 (ja) ペリクル構造体
US5415971A (en) Photoresist laminate including photoimageable adhesive layer
JPS62253138A (ja) 乾式転写用フイルム
JPH0371134A (ja) 防塵膜
JP2003342540A (ja) 半導体加工用粘着シート
JP3660462B2 (ja) 感圧接着性プリント用シート
JPS60244576A (ja) 印字修正用テ−プの製造方法
US5976765A (en) Solid-capped liquid photopolymer printing elements
JP3574524B2 (ja) フォトマスク保護用粘着フィルムの製造方法
JPS60244575A (ja) 印字修正用テ−プとその製造方法
JPS6153645A (ja) フレキソ印刷版の製版方法
JPH06305235A (ja) 軟質塩化ビニル樹脂フイルムへの印刷方法
JP4582728B2 (ja) Uv硬化型感圧接着剤およびそれを用いた感圧接着性シート
JP2593355B2 (ja) 感光性樹脂版
JPS60177343A (ja) 感光板材料
JP4598912B2 (ja) 紫外線硬化型感圧接着剤およびそれを用いた感圧接着性プリント用シート
JP2011183551A (ja) パターン形成体およびその製造方法
JP3166985B2 (ja) ポリウレタン系感光性樹脂印刷版用支持体および該支持体を用いたポリウレタン系感光性樹脂印刷版
JP3723278B2 (ja) レジスト除去用接着シ―ト類とレジスト除去方法
JPS5845990B2 (ja) シヤコウセイネンシヤクテ−プマタハシ−ト
JP2001011395A (ja) Uv硬化型感圧接着剤およびそれを用いた感圧接着性シート
JP2001226645A (ja) 紫外線硬化型感圧接着剤およびそれを用いた感圧接着性プリント用シート
JP2634429B2 (ja) 感光性樹脂版の支持体