JPS60244575A - 印字修正用テ−プとその製造方法 - Google Patents

印字修正用テ−プとその製造方法

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JPS60244575A
JPS60244575A JP10148984A JP10148984A JPS60244575A JP S60244575 A JPS60244575 A JP S60244575A JP 10148984 A JP10148984 A JP 10148984A JP 10148984 A JP10148984 A JP 10148984A JP S60244575 A JPS60244575 A JP S60244575A
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JP
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adhesive layer
layer
sticking
silicone
tape
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JP10148984A
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Ichiro Ijichi
伊地知 市郎
Makoto Sunakawa
砂川 誠
Michio Satsuma
道夫 薩摩
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Electric Industrial Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J29/00Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
    • B41J29/26Devices, non-fluid media or methods for cancelling, correcting errors, underscoring or ruling
    • B41J29/36Devices, non-fluid media or methods for cancelling, correcting errors, underscoring or ruling for cancelling or correcting errors by overprinting
    • B41J29/367Devices, non-fluid media or methods for cancelling, correcting errors, underscoring or ruling for cancelling or correcting errors by overprinting sheet media carrying a pigmented transferable correction layer

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  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、常態では低粘着性ないしは非粘着性でしか
も印字の消去性にすぐれたタイプライタ−の印字修正用
テープおよびその製造方法に関するものである。
従来、タイプライタ−の印字修正用テープとして粘着性
を有するテープが用いられてきたが、このテープはタイ
プライタ−への装填時に周辺の部品に接着したり、印字
を消去する操作時に修正用テープガイドや紙押え板など
に接着して操作が中断される場合があるという欠点を有
していた。
一方、このような欠点のない印字修正用テープとして非
粘着性のテープもいくつか提案されている。この非粘着
性のテープとしては、例えば、粘着テープの粘着剤層中
にこの層の厚みよりも大きい粒子径を有する充填剤を含
ませてなる常態では実質的に非粘着性のテープや多孔性
の層に粘着剤を含ませてなる常態では実質的に非粘着性
のテープなどが挙げられる。しかしながら、これら非粘
着性のテープを使用して印字を消去する場合、このテー
プに加えられる圧力の大小により印字の消去性が変化し
、この消去性を高めるためには一般に大きな圧力が必要
であるが、この場合にタイプ活字によりタイプ用紙を破
損しやすいという欠点があった。
また、近年の高速で印字できるタイプライタ−に上記の
ような従来の印字修正用テープを用いると、それが粘着
性のテープの場合はもちろん非粘着性のテープであって
も印字を消去する際の粘着力が大きいため、これらテー
プがタイプライタ−の動きに追従できず、しかも消去性
も不充分な場合が多かった。
そこで、この発明者らは上記の実情に鑑みて、指で触れ
てもほとんどべたつきのない程度に低粘着性あるいは全
(べたつきのない非粘着性で、しかも印字の消去性にす
ぐれるとともにこの消去時にタイプ用紙を破損すること
なく、さらには高速印字のタイプライタ−にも適用しう
る印字修正用テープを提供することを目的として鋭意検
討した結果、この発明をなすに至った。
すなわち、この発明は、柔軟性基材とこの基材上に設け
られたシリコーン系粘着剤層とからなり、このシリコー
ン系粘着剤層の表面層が光架橋により低粘着化ないしは
非粘着化されていることを特徴とする印字修正用テープ
およびその製造方法に係るものである。
この発明の印字修正用テープにおけるシリコーン系粘着
剤層は、その表面層が光架橋により低粘着化ないしは非
粘着化されているため指で触れてもほとんどべたつきが
なくあるいは全くべたつきがなく、このテープをタイプ
ライタ−に装填する際や印字を消去する操作時に、この
テープはタイプライタ一部品に粘着することがない。
しかし、このテープにおけるシリコーン系粘着剤層の内
部は粘着性を有し、シリコーン系粘着剤特有の柔軟性に
富む粘着剤層となっている。このため、このテープがタ
イプ圧によってタイプ用紙上の印字に上記のシリコーン
系粘着剤層を介して圧着されると、上記の粘着剤層はこ
のときのタイプ圧つまり瞬間的な大きい圧力により流動
変形して上記粘着剤層の表面層の低粘着性ないしは非粘
着性部分と粘着剤層内部の粘着性部分とが一体となって
印字の凹凸に沿い、適度な粘着性とともにシリコーン系
粘着剤特有の低い表面エネルギーによる被着体へのすぐ
れたなじみ特性により、上記粘着剤層は印字と良好に接
着する。
次いで、この状態からタイプ圧がなくなると、上記粘着
剤層と良好に接着した印字は紙面からきれいにはぎ取ら
れて、この発明の印字修正用テープはすぐれた消去性を
示すことになる。しかも、上記のタイプ圧は通常のタイ
プ操作時に加える程度の圧力であれば充分であり、タイ
プ圧をとくに大きくする必要がないのでタイプ活字によ
りタイプ用紙を破損することがない。
また、上記のタイプ圧を加えた際のシリコーン系粘着剤
層と印字との接着はすばやく起こり、しかもシリコーン
系粘着剤層の加圧されていない部分では流動変形が起こ
らずタイプ用紙に粘着することがないので、この発明の
印字修正用テープを高速印字のタイプライタ−に適用し
た場合にも、このテープはタイプライタ−の動きに良好
に追従することができるとともに印字の消去性にもすぐ
れている。゛ この発明の印字修正用テープは、第1に、柔軟性基材上
に光架橋増感剤を含むシリコーン系粘着剤層を設け、し
かるのちこの粘着剤層表面に光照射しこの粘着剤層の表
面層を光架橋させて低粘着化ないしは非粘着化させるこ
とにより製造される。
上記の柔軟性基材としては、この片面に設けられるシリ
コーン系粘着剤層を吸収しないものが望ましい。この基
材としては、例えば紙、布、プラスチックフィルムある
いは紙や布にプラスチックフィルムをラミネートしたも
のなどが挙げられるが、この中でも強度や非吸収性の面
からプラスチックフィルムが好ましい。このプラスチッ
クフィルムとしては、例えばポリエステル、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ナイロン、アセテートなどのフィ
ルムを用いることができ、とくに延伸ポリエステルフィ
ルムは強じんなため好ましい。
この柔軟性基材としては、その厚みが通常10〜]、 
00μ程度が好ましい。この基材が薄すぎると強度が低
くなり、また厚すぎると柔軟性が低下して取り扱いにく
くなるとともに高速印字のタイプライタ−に適用した場
合にタイプライタ−の動きに追従しにくくなり、また経
済性の面からも好ましくない。
上記のシリコーン系粘着剤層は、粘着性のシリコーン組
成物および光架橋増感剤を必須成分とし、その他必要に
応じて界面活性剤、可塑剤、顔料あるいは染料、光活性
架橋剤などを含んでなる光架橋性のものである。
上記の粘着性のシリコーン組成物とは、通常、ポリメチ
ルシロキサンゴムを主成分とし、これにジメチルシロキ
サンを含む低分子量のシリコーイ樹脂やシリコーンオイ
ルを添加してなるものであり、市販品として例えば信越
化学工業社製商品名に、R−101−10や東しシリコ
ーン社製商品名5H4280、同5E4200などがあ
る。
上記の、光架橋増感剤とは、紫外線などの活性光線を受
けてポリマー中の活性水素を引き抜く作用のあるもの、
もしくは光活性架橋剤との共存下で励起状態から光活性
架橋剤に励起エネルギーを伝達しうるものであればよく
、例えばベンゾフェノン、4−ヒドロキシベンゾフェノ
ン、2−クロロアントラキノン、2−メチルアントラキ
ノン、ベンゾインアセトフェノン、アントロン、1・4
−ナフトキノン、9・10−アントラキノン、■・2−
ベンゾアントラキノンなどの芳香族ケトン、芳香族アル
デヒドおよび芳香族カルボン酸などの芳香族カルボニル
化合物あるいはクロルベンゼンなどの光増感性のハロゲ
ン原子を含有する有機化合物などである。
この光架橋増感剤の使用量としては、上記のシリコーン
組成物の光架橋反応性、この光架橋増感剤の増感特性に
もよるが、通常は上記のシリコーン組成物100重量部
に対’して01〜20重量部程度とするのがよい。この
使用量が少なすぎるとシリコーン系粘着剤層の表面層の
光照射による光架橋速度が遅く、また多すぎても光照射
により光架橋増感剤相互の再結合が起こるとともに光の
透過性が低下して粘着剤層の表面層の光架橋速度が低下
して好ましくない。
上記の界面活性剤および可塑剤は、シリコーン系粘着剤
層の粘着性および流動変形性を調整するために使用され
る。上記界面活性剤としてはアニオン系、ノニオン系あ
るいはカチオン系などの界面活性剤が挙げられ、上記の
可塑剤としては低分子量ポリエチレン、ワックス、パラ
フィン、流動パラフィンなどの低分子量ポリオレフィン
、ジブチルフタレート、ジオクチルフタレートなどが挙
げられる。これら界面活性剤および可塑剤の使用量とし
ては、通常上記のシリコーン組成物100重量部に対し
て両者の合計量が50重量部以下となるようにするのが
好ましい。
上記の顔料あるいは染料は、シリコーン系粘着剤層を必
要に応じて着色化するために用いられ、例えば白色化の
ためにはチタン白、亜鉛華などが、赤色化のためにはベ
ンガラ、カドミウムレッド、チオインジゴレッドなどが
用いられる。
上記の光活性架橋剤とは、紫外線などの活性光線あるい
は上記の光架橋増感剤からの励起エネルギーを受け活性
化されてシリコーン系粘着剤層の表面層を架橋に導くも
のであり、この光活性架橋剤の添加により光照射による
架橋速度を増大させることができ、これにより光照射の
時間が短縮される。
この光活性架橋剤の具体例としては、N−N−メチレン
ビスアクリルアミド、エチレングリコールジメタクリレ
ート、ポリエチレングリコールジメタクリレート、5−
アクリルアミノ−N−アクリルカプロアミドなどが挙げ
られる。この使用量は上記の光架橋増感剤1重量部に対
して通常0.1〜20重量部、好ましくは0.5〜10
重量部重量部型るのがよい。この使用量が多すぎると光
照射によるシリコーン系粘着剤層の表面層の架橋密度が
上がりすぎてこの表面層が硬(なりすぎ、粘着剤層の印
字に対するなじみが悪くなり印字の消去性が低下するた
め好ましくない。また、この使用量が少なすぎると添加
効果が得られない。
上記の各成分を含んでなるシリコーン系粘着剤層は、一
般には上記の各成分を有機溶媒に溶解あるいは分散させ
てなる粘着剤組成物を上記柔軟性基材の片面に塗布した
のち有機溶媒を除去することにより形成される。
上記の有機溶媒としてはベンゼン、トルエン、酢酸エチ
ルエステル、メチルエチルケトン、ヘキサンなどが適当
であるが限定されるものではなく、上記各成分を均一に
溶解または分散させるものであればよい。
形成されるシリコーン系粘着剤層の厚みとしては、通常
2〜100μ程度とするのがよ(、この厚みが薄すぎる
とタイプ圧が加えられたときの印字に対する接着が不充
分で印字の消去性に劣り、また厚すぎると経済的に不利
である。
上記のようにして柔軟性基村上に設けられた光架橋性の
シリコーン系粘着剤層表面に光照射し、この粘着剤層の
表面層を光架橋させて低粘着化ないしは非粘着化させる
ことによりこの発明の印字修正用テープが得られる。
上記の光照射に使用される活性光線源としては、キセノ
ンランプ、低圧水銀ランプ、高圧水銀ランプ、超高圧水
銀ランプ、太陽光およびカーボンアーク灯などであり、
光の波長としては1,500〜6.000λ、好ましく
は2,000〜5,0OOA程度がよい。照射する光の
波長が短かすぎるとポリマー成分が分解するため好まし
くなく、また長すぎると光架橋増感剤を励起するのに充
分なエネルギーとならないので好ましくない。
光照射の時間は、使用する活性光線源やシリコーン系粘
着剤層に含ま′れる各成分の量、とくに光架橋増感剤と
光活性架橋剤の量を考慮して、この粘着剤層の内部はた
とえ一部光架橋しても充分な粘着性と柔軟性を保持した
状態で粘着剤層表面が指で触れてもほとんどべたつきの
ない程度に低粘着化ないしは全くべたつかない程度に非
粘着化しうるように決められる。この光照射の時間は例
えば400W高圧水銀ランプを用いた場合には通常30
秒〜10分間程度でよい。
なお、この発明の印字修正用テープにおいては ・、柔
軟性基材としてプラスチックフィルムを用いる場合に、
必要に応じて柔軟性基材とシリコーン系粘着剤層との間
に下塗り剤層を介在させて上記基材と粘着剤層との接着
力を高めるようにしてもよい。この下塗り剤層を形成す
るためにはアクリル系ポリマーまたはポリイソシアネー
ト化合物のそれぞれ単独あるいは両者の混合物を主成分
とする下塗り剤を基材の片面に塗工する。この塗工は通
常は下塗り剤の有機溶剤溶液を塗布したのち有機溶剤を
除去することにより行われる。
つぎに、この発明の印字修正用テープは、柔軟性基村上
にシリコーン系粘着剤層を設け、次いでこの粘着剤層表
面に光架橋増感剤を含む組成物を塗布し、しかるのちこ
の粘着剤層表面に光照射しこの粘着剤層の表面層を光架
橋させて低粘着化ないしは非粘着化させることによって
も製造される。
上記柔軟性基材としては前述のものが同様に使用される
。また、上記シリコーン系粘着剤層とは、粘着性のシリ
コーン組成物を必須成分とし、その他必要に応じて界面
活性剤、可塑剤、顔料あるいは染料などを含んでなる非
光架橋性のものである。
このシリコーン系粘着剤層における上記各成分としては
、前述の光架橋性のシリコーン系粘着剤層におけるのと
同様のものが同様の使用割合で用いられる。
また、上記シリコーン系粘着剤層は、一般には前述の光
架橋性のシリコーン系粘着剤層と同様に上記各成分を有
機溶媒に溶解あるいは分散させてなる粘着剤組成物を柔
軟性基材の片面に塗布したのち有機溶媒を除去すること
により形成される。
この有機溶媒としては前述のものが同様に使用される。
形成されるシリコーン系粘着剤層の厚みとしては、通常
2〜100μ程度とするのがよく、この厚みが薄すぎる
とタイプ圧が加えられたときの印字に対する接着が不充
分で印字の消去性に劣り、また厚すぎると経済的に不利
である。
上記のようにして柔軟性基村上に設けられた非光架橋性
のシリコーン系粘着剤層表面に塗布される組成物とは、
光架橋増感剤を必須成分とし必要に応じて光活性架橋剤
、界面活性剤、可塑剤などを含むものである。上記各成
分としては前述の光゛架橋性のシリコーン粘着剤層にお
けるのと同様のものが使用できる。上記各成分の使用量
としては、光架橋増感剤1重量部に対して光活性架橋剤
が0.1〜20重量部、界面活性剤および可塑剤の合計
量が50重量部以下程度となるようにするのがよい。
この組成物は、通常は上記の各成分をベンゼン、トルエ
ン、酢酸エチルエステル、メチルエチルケトン、ヘキサ
ンなどの有機溶媒あるいは水に溶解または分散させてな
る液状物を上記シリコーン系粘着剤層表面に塗工したの
ち上記有機溶媒あるいは水を除去することに塗布される
。なお、水を媒体とする場合には乳化剤を使用してもよ
い。
この組成物の塗布量としては、上記シリコーン系粘着剤
層の光架橋反応性や光架橋増感剤の増感特性にもよるが
、通常は光架橋増感剤がシリコーン系粘着剤層表面に0
.05〜5y/−の割合で存在するような量とされる。
シリコーン系粘着剤層表面に存在する光架橋増感剤の量
が少なすぎると、上記粘着剤層の表面層の光照射による
光架橋速度が遅くなり好ましくない。また、上記の量が
多すぎても光照射により光架橋増感剤相互の再結合が起
こるとともに活性光線の透過率が低下するため粘着剤層
の表面層の光架橋速度が低下して好ましくない。
上記のようにして光架橋増感剤を含む組成物が塗布され
たシリコーン系粘着剤層表面に光照射し、この粘着剤層
の表面層を光架橋させて低粘着化ないしは非粘着化させ
ることによりこの発明の印字修正用テープが得られる。
上記の光照射に使用される活性光線源としては前述のも
のが同様に使用される。光照射の時間は、使用する活性
光線源やシリコーン系粘着剤層表面に存在する光架橋増
感剤の量や光活性架橋剤の量を考慮して、シリコーン系
粘着剤層の内部はたとえ一部光架橋しても充分な粘着性
と柔軟性を保持した状態で粘着剤層の表面層が指で触れ
てもほとんどべたつきのない程度に低粘着化ないしは全
くべたつかない程度に非粘着化しうるように決められる
。この光照射の時間は例えば400W高圧水銀ランプを
用いた場合には通常30秒〜10分間程度でよい。
上記のようにして得られたこの発明の印字修正用テープ
は、通常は連続したシート状物として製造されたものを
用途に応じた幅のテープ状に切断して巻き取った巻きテ
ープとされる。
次にこの発明の印字修正用テープにより印字が消去され
る状態を第1図、第2図および第3図によって説明する
第1図は印字を消去する操作を始める前のこの発明の印
字修正用テープ1および印字2の形成されたタイプ用紙
3の状態を示し、上記のテープ1は柔軟性基材4とこの
基材4の片面に設けられたシリコーン系粘着剤層5とか
らなり、この粘着剤層5の表面層は光架橋により指で触
れてもほとんどべたつきのない程度の低粘着性ないしは
全くべたつきのない非粘着性とされている。
第2図は上記のテープ1がタイプバー6により瞬間的な
大きな圧力であるタイプ圧を加えられて印字2に粘着剤
層5側から重ねられた状態を示し、このとき粘着剤層5
の加圧された部分7は流動変形して上記粘着剤層5の表
面層の低粘着性ないしは非粘着性部分と内部の粘着性部
分とが一体となって印字2の凹凸に沿い適度な粘着性と
良好ななじみ特性により印字2と良好に接着する。
第3図は上記加圧後にタイプ圧がなくなって分離した上
記のテープ1とタイプ用紙3の状態を示し、このとき粘
着剤層5の加圧された部分7は印字2と良好に接着した
ままであり、印字2はタイプ用紙3からきれいにはぎ取
られている。タイプ用紙3の印字2がはぎ取られた部分
には再び印字を形成することができる。
以下にこの発明の実施例を記載する。なお以下において
部とあるのは重量部を意味する。
実施例1〜5 2軸延伸した厚さ25μのポリエステルフィルムの片面
に、粘着性のシリコーン組成物(東しシリコーン社製商
品名5H4280)100部、チタン白2部、ワックス
(三井石油化学社製商品名三井ハイワックス220 M
P) 5部およびベンゾフェノンとエチレングリコール
ジメタクリレートを下記の第1表ヒ宗す配合量で含むベ
ンゼン溶液を乾燥後の厚みが25pnとなるように塗布
し、70℃で乾燥して光架橋性のシリコーン系粘着剤層
を設けた。
しかるのち、上記の粘着剤層表面に400Wの水銀ラン
プで15鍋の距離から6分間光照射することにより、上
記粘着剤層の表面層を光架橋させて下記の第1表に示す
程度に低粘着化ないしは非粘着化させ、この発明の印字
修正用テープを得tうなお、第1表における表面層の粘
着性は、粘着剤層表面を指で押えたのち指を持ち上げた
ときに、テープが指に付いて一緒に持ち上がり直ちに落
下する場合をA1テープが指に付(感じがあるがほとん
ど持ち上がらない場合をB1全くべたつきのない場合を
Cとした。
上記実施例1〜5で得られた印字修正用テープをそれぞ
れ7mm幅に切断し巻き取って巻きテープとした。これ
ら巻きテープをタイプライタ−に装填したところ、いず
れもタイプ部品に粘着することなく作業性よく装填でき
た。また、これらのテープで印字を消去したところ、い
ずれも通常のタイプ圧できれいに印字がタイプ用紙から
はぎ取られて消去性にすぐれるとともに上記タイプ用紙
が破損することもなかった。
また、これらの巻きテープを高速印字のタイプライタ−
に適用したところ、印字の消去操作時にこのテープはタ
イプライタ−の動きによく追従して、しかも印字の消去
性にもすぐれていた。
実施例6〜10 2軸延伸した厚さ25A”lのポリエステルフィルムの
片面に、粘着性のシリコーン組成物(前述の5H428
0)100部、チタン白2部、ワックス(三井石油化学
社製商品名三井ハイワックスll0P)5部を含むトル
エン溶液を乾燥後の厚みが25μとなるように塗布し、
70℃で乾燥してシリコーン系粘着剤層を設けた。
次に、上記粘着剤層表面に、ベンゾフェノンとエチレン
グリコールジメタクリレートとを下記の第2表に示す濃
度で含むベンゼン溶液を同表に示す割合で流延塗布した
のち70℃で乾燥した。しかるのち、上記粘着剤層表面
を400wの高圧水銀ランプで15(至)の距離から5
分間光照射することにより、上記粘着剤層の表面層を光
架橋させて下記の第2表に示す程度に低粘着化ないしは
非粘着化させ、この発明の印字修正用テープを得た。
第 2 表 (×) A、B、Cについては第1表の場合と同様であ
る。
上記実施例6〜10で得られた印字修正用テープをそれ
ぞれ7闘幅に切断し巻き取って巻きテープとした。これ
ら巻きテープをタイプライタ−に適用したところ、いず
れも実施例1〜5と同様に作業性よく装填できしかも印
字の消去性にもすぐれていた。また、これら巻きテープ
を高速印字のタイプライタ−に適用したところ、いずれ
も印字の消去操作時にタイプライタ−の動きによく追従
し、しかも印字の消去性にもすぐれていた。
実施例11 厚さ0.12wnのクラフト紙上に、粘着性のシリコー
ン組成物(前述の5H4280)100部、チタン白5
部を含むトルエン溶液を乾燥後の厚みが10/”となる
ように塗布し乾燥してシリコーン系粘着剤層を設けた。
次に、上記粘着剤層表面に、2−メチルアントラキノン
2重量%および流動パラフィン2重量%を含むトルエン
溶液を1oy7ttt’の割合で流延塗布し乾燥した。
しかるのち、上記粘着剤層表面を400Wの高圧水銀ラ
ンプで10cInの距離から5分間光照射することによ
り、上記粘着剤層の表面層を光架橋させて指で触れても
全くべとつかない程度に非粘着化させ、この発明の印字
修正用テープを得た。
このテープを1部闘幅に切断し巻き取って巻きテープと
した。この巻きテープをタイプライタ−に適用したとこ
ろ実施例1〜5と同様に作業性よく装填できしかも印字
の消去性にもすぐれていた。
また、この巻きテープを高速印字のタイプライタ−に適
用したところ印字の消去操作時にタイプライタ−の動き
によく追従し、−しかも印字の消去性にもすぐれていた
【図面の簡単な説明】
第1図は印字を消去する操作を始める前のこの発明の印
字修正用テープおよび印字の形成されたタイプ用紙の状
態を示す断面図、第2図はこの発明の印字修正用テープ
がタイプ圧により印字の形成されたタイプ用紙上に重ね
られた状態を示す断面図、第3図は第2図で示されるこ
の発明の印字修正用テープおよびタイプ用紙がタイプ圧
のなくなったのち分離し、加圧された印字がタイプ用紙
からはぎ取られて上記の印字修正用テープのシリコーン
系粘着剤層に接着している状態を示す断面図である。 1・・・印字修正用テープ、4・・・柔軟性基材、5・
・シリコーン系粘着剤層。 特許出願人 日東電気工業株式会社

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)柔軟性基材とこの基材上に設けられたシリコーン
    系粘着剤層とからなり、このシリコーン系粘着剤層の表
    面層が光架橋により低粘着化ないしは非粘着化されてい
    ることを特徴とする印字修正用テープ。
  2. (2)柔軟性基材上に光架橋増感剤を含むシリコーン系
    粘着剤層を設け、しかるのちこの粘着剤層表面に光照射
    しこの粘着剤層の表面層を光架橋させて低粘着化ないし
    は非粘着化させることを特徴とする印字修正用テープの
    製造方法。
  3. (3)柔軟性基村上にシリコーン系粘着剤層を設け、次
    いでこの粘着剤層表面に光架橋増感剤を含む組成物を塗
    布し、しかるのちこの粘着剤層表面に光照射しこの粘着
    剤層の表面層を光架橋させて低粘着化ないしは非粘着化
    させることを特徴とする印字修正用テープの製造方法。
JP10148984A 1984-05-18 1984-05-18 印字修正用テ−プとその製造方法 Pending JPS60244575A (ja)

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JP10148984A JPS60244575A (ja) 1984-05-18 1984-05-18 印字修正用テ−プとその製造方法

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