JPH0322771Y2 - - Google Patents
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- JPH0322771Y2 JPH0322771Y2 JP1984097944U JP9794484U JPH0322771Y2 JP H0322771 Y2 JPH0322771 Y2 JP H0322771Y2 JP 1984097944 U JP1984097944 U JP 1984097944U JP 9794484 U JP9794484 U JP 9794484U JP H0322771 Y2 JPH0322771 Y2 JP H0322771Y2
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Landscapes
- Adhesive Tapes (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Paper (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案は、ラベルに関し、特にいわゆるトナ
ーを用いて静電印刷が施されたラベルに関する。
ーを用いて静電印刷が施されたラベルに関する。
(従来技術の説明)
従来から、たとえば、第1図に示されるよう
に、紙もしくはフイルムなどのラベル用紙2の裏
面3にホツトメルト接着剤や感圧性接着剤等の粘
着剤4を塗布し、これら粘着剤4にその一方主面
上に離型剤層6が形成された離型紙5を仮着させ
た、いわゆるラベル1が実用に供されている。そ
して、このようなラベル1においては、ラベル用
紙2の表面に適当な印刷装置によつて各種のラベ
ル用の文字、数字あるいはその他のパターンが印
刷される。
に、紙もしくはフイルムなどのラベル用紙2の裏
面3にホツトメルト接着剤や感圧性接着剤等の粘
着剤4を塗布し、これら粘着剤4にその一方主面
上に離型剤層6が形成された離型紙5を仮着させ
た、いわゆるラベル1が実用に供されている。そ
して、このようなラベル1においては、ラベル用
紙2の表面に適当な印刷装置によつて各種のラベ
ル用の文字、数字あるいはその他のパターンが印
刷される。
他方、近時、多様化する印刷需要に応じて即応
できるように、コンピユータなどの出力をそのま
ま、ラベルにトナー印刷ないし静電印刷すること
が行なわれている。このような静電印刷では、典
型的には、カーボンブラツクなどで着色された軟
化点(融点)100℃ないし150℃の熱可塑性の樹脂
微粉末材料が用いられる。そして、第1図図示の
ラベル用紙2上に転写されたトナーが、上述の固
有の融点の温度で加熱される。これによつて、ラ
ベル用紙2上に所望のトナー画像7の定着が行な
われる。
できるように、コンピユータなどの出力をそのま
ま、ラベルにトナー印刷ないし静電印刷すること
が行なわれている。このような静電印刷では、典
型的には、カーボンブラツクなどで着色された軟
化点(融点)100℃ないし150℃の熱可塑性の樹脂
微粉末材料が用いられる。そして、第1図図示の
ラベル用紙2上に転写されたトナーが、上述の固
有の融点の温度で加熱される。これによつて、ラ
ベル用紙2上に所望のトナー画像7の定着が行な
われる。
ところが、このような、トナー画像の定着に必
要な100℃ないし150℃の加熱温度は、従来のラベ
ルに用いられている接着剤に対して適当な温度で
はない。たとえば、接着剤としては、上述のよう
に、ホツトメルト接着剤や感圧性接着剤などの粘
着剤が用いられるが、これらはいずれもその耐熱
限界の温度がほぼ60℃前後とされる。したがつ
て、第1図からわかるように、温度100℃ないし
150℃の加熱処理によつて静電印刷されたラベル
1では、接着剤層4に劣化による接着力の低下が
生じる。また逆に、これら接着剤の耐熱限界温度
にあわせてトナー定着のための加熱温度を下げる
とすれば、トナー自体に融着不良が起こり、かつ
定着不完全となつてトナーがラベル用紙から剥落
してしまう。
要な100℃ないし150℃の加熱温度は、従来のラベ
ルに用いられている接着剤に対して適当な温度で
はない。たとえば、接着剤としては、上述のよう
に、ホツトメルト接着剤や感圧性接着剤などの粘
着剤が用いられるが、これらはいずれもその耐熱
限界の温度がほぼ60℃前後とされる。したがつ
て、第1図からわかるように、温度100℃ないし
150℃の加熱処理によつて静電印刷されたラベル
1では、接着剤層4に劣化による接着力の低下が
生じる。また逆に、これら接着剤の耐熱限界温度
にあわせてトナー定着のための加熱温度を下げる
とすれば、トナー自体に融着不良が起こり、かつ
定着不完全となつてトナーがラベル用紙から剥落
してしまう。
(考案の目的)
それゆえに、この考案の目的は、トナー印刷し
ても、接着剤層の劣化がなくしかも、トナーの定
着不良による剥落が生じない、ラベルを提供する
ことである。
ても、接着剤層の劣化がなくしかも、トナーの定
着不良による剥落が生じない、ラベルを提供する
ことである。
(考案の概要)
この考案は、簡単にいえば、その一方主面に接
着剤層を形成したラベル用紙の他方主面に、トナ
ーの印刷層を形成し、こトナーの印刷層を被覆す
るための透明フイルムをラベル用紙の他方主面上
に形成した、ラベルである。
着剤層を形成したラベル用紙の他方主面に、トナ
ーの印刷層を形成し、こトナーの印刷層を被覆す
るための透明フイルムをラベル用紙の他方主面上
に形成した、ラベルである。
この考案の上述の目的およびその他の目的と特
徴は、図面を参照して行なう以下の詳細な説明か
ら一層明らかとなろう。
徴は、図面を参照して行なう以下の詳細な説明か
ら一層明らかとなろう。
(実施例の説明)
第2図はこの考案の一実施例を示す要部断面図
である。ラベル10は、紙もしくはフイルムなど
のようにラベルやレツテルとして使用されるラベ
ル用紙12を含む。このラベル用紙12の一方主
面14(この実施例では裏面を示す)には後述す
る離型紙18を仮着しまた、図示しない被貼着体
への接着剤となる感圧性接着剤16が形成され
る。感圧性接着剤16はいわゆる粘着剤であつ
て、大別すればゴム系のものとアクリル共重合体
を含むものとがある。ゴム系の粘着剤の具体例と
しては、生ゴムにエステルガムなどを配し、ヘキ
サンなど溶剤に溶かしたタイプである。またアク
リル共重合体の粘着剤の具体例としては、酢酸エ
チルなどの溶剤中で、4ないし12個の炭素原子を
含むアルキルアクリレート(たとえば2−エチル
ヘキシルアクリレート)を主成分とする混合単量
体である。また、この感圧性接着剤16は場合に
よつてホツトメルト接着剤に代えられてもよい。
いずれにしても、これら接着剤は耐熱性において
温度60℃ないし70℃が限度であり、これ以上の温
度で加熱されると劣化のために接着力の低下が起
こる。
である。ラベル10は、紙もしくはフイルムなど
のようにラベルやレツテルとして使用されるラベ
ル用紙12を含む。このラベル用紙12の一方主
面14(この実施例では裏面を示す)には後述す
る離型紙18を仮着しまた、図示しない被貼着体
への接着剤となる感圧性接着剤16が形成され
る。感圧性接着剤16はいわゆる粘着剤であつ
て、大別すればゴム系のものとアクリル共重合体
を含むものとがある。ゴム系の粘着剤の具体例と
しては、生ゴムにエステルガムなどを配し、ヘキ
サンなど溶剤に溶かしたタイプである。またアク
リル共重合体の粘着剤の具体例としては、酢酸エ
チルなどの溶剤中で、4ないし12個の炭素原子を
含むアルキルアクリレート(たとえば2−エチル
ヘキシルアクリレート)を主成分とする混合単量
体である。また、この感圧性接着剤16は場合に
よつてホツトメルト接着剤に代えられてもよい。
いずれにしても、これら接着剤は耐熱性において
温度60℃ないし70℃が限度であり、これ以上の温
度で加熱されると劣化のために接着力の低下が起
こる。
感圧性接着剤16には、離型シート18が仮着
される。この離型シート18は、仮着される一方
主面側のシリコン樹脂ないしワツクス類などの離
型剤層20が形成されている。
される。この離型シート18は、仮着される一方
主面側のシリコン樹脂ないしワツクス類などの離
型剤層20が形成されている。
つぎに、ラベル10のラベル用紙12上には、
所望の文字、数字あるいはその他任意のパターン
などのトナー印刷層22が形成される。トナー材
料としては、たとえば、カーボンブラツクあるい
はスタロシアニンブルーまたは他の顔料・塗料な
どで着色されたフエノール系あるいはスチレン系
またはアクリル系の樹脂微粉末が用いられる。ト
ナーはそれらの樹脂の融点よりも比較的低い温度
たとえば60℃ないし70℃で加熱される。したがつ
て、このトナー印刷層22は、第3図に示される
ように、ラベル12に侵み込まずに、盛り上がつ
たままで低温による融着不足を起こし、ラベル用
紙12上において定着不完全な印刷層が形成され
る。そこで、この実施例では、ラベル用紙12上
に、このような定着不完全を起こしたトナー印刷
層22を被覆するように、透明のフイルム24を
積層する。なお、この透明のフイルム24として
は、代表的には、ポリエチレン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリプロピレンおよびセロハンであるが、そ
の他具体的には、たとえばポリエステル、ポリス
チレン、ポリビニルアルコール、ポリアミド(ナ
イロン)、エチレン酢酸ビニル共重合体けん化物、
エチレン・酢ビコポリマー、アイオノマー、ポリ
カーボネート、ポリ塩化ビニリデンおよびアセテ
ートフイルムなどが利用可能である。そして、こ
の透明フイルム24は、適当な接着剤を介してラ
ベル用紙12上に積層される。なお、透明フイル
ム24は完全に透明でなくてもよく、少なくと
も、その下に存在するトナー印刷層22が明瞭に
読みとれればよいのである。
所望の文字、数字あるいはその他任意のパターン
などのトナー印刷層22が形成される。トナー材
料としては、たとえば、カーボンブラツクあるい
はスタロシアニンブルーまたは他の顔料・塗料な
どで着色されたフエノール系あるいはスチレン系
またはアクリル系の樹脂微粉末が用いられる。ト
ナーはそれらの樹脂の融点よりも比較的低い温度
たとえば60℃ないし70℃で加熱される。したがつ
て、このトナー印刷層22は、第3図に示される
ように、ラベル12に侵み込まずに、盛り上がつ
たままで低温による融着不足を起こし、ラベル用
紙12上において定着不完全な印刷層が形成され
る。そこで、この実施例では、ラベル用紙12上
に、このような定着不完全を起こしたトナー印刷
層22を被覆するように、透明のフイルム24を
積層する。なお、この透明のフイルム24として
は、代表的には、ポリエチレン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリプロピレンおよびセロハンであるが、そ
の他具体的には、たとえばポリエステル、ポリス
チレン、ポリビニルアルコール、ポリアミド(ナ
イロン)、エチレン酢酸ビニル共重合体けん化物、
エチレン・酢ビコポリマー、アイオノマー、ポリ
カーボネート、ポリ塩化ビニリデンおよびアセテ
ートフイルムなどが利用可能である。そして、こ
の透明フイルム24は、適当な接着剤を介してラ
ベル用紙12上に積層される。なお、透明フイル
ム24は完全に透明でなくてもよく、少なくと
も、その下に存在するトナー印刷層22が明瞭に
読みとれればよいのである。
このように、この実施例においては、トナーは
接着剤層16の耐熱限界温度に応じた温度の加熱
によつてラベル用紙に定着されるため、トナー印
刷層22はラベル用紙12上に定着不完全のまま
印刷されてしまうことになる。しかしながら、さ
らにその上に積層される透明フイルム24によつ
てこのトナー印刷層22およびラベル用紙12が
覆われるので、その定着不良のトナーの移動ない
し剥落が防止される。また、透明フイルム24に
よる、いわゆる、撥水効果も得ることができ、さ
らには、塩ビフイルム材などによる包装で生じる
ブロツキングの発生も防止される。
接着剤層16の耐熱限界温度に応じた温度の加熱
によつてラベル用紙に定着されるため、トナー印
刷層22はラベル用紙12上に定着不完全のまま
印刷されてしまうことになる。しかしながら、さ
らにその上に積層される透明フイルム24によつ
てこのトナー印刷層22およびラベル用紙12が
覆われるので、その定着不良のトナーの移動ない
し剥落が防止される。また、透明フイルム24に
よる、いわゆる、撥水効果も得ることができ、さ
らには、塩ビフイルム材などによる包装で生じる
ブロツキングの発生も防止される。
(考案の効果)
以上のように、この考案によれば、トナー印刷
されたラベル用紙上にさらに透明のフイルムを積
層したので、耐熱性に劣る接着剤に合わせた低い
加熱温度でトナーを定着させるようにしても、そ
の透明フイルムによつてトナーの定着不良による
トナーの剥離などを十分に抑えることができる。
されたラベル用紙上にさらに透明のフイルムを積
層したので、耐熱性に劣る接着剤に合わせた低い
加熱温度でトナーを定着させるようにしても、そ
の透明フイルムによつてトナーの定着不良による
トナーの剥離などを十分に抑えることができる。
第1図はラベル用紙上にトナー印刷層が形成さ
れた従来のラベルの要部断面図である。第2図は
この考案の一実施例を示す要部断面図である。第
3図は第2図の要部をさらに拡大して示した説明
図である。 図において、10はラベル、12はラベル用
紙、16は感圧性接着剤層、22はトナー印刷
層、24は透明のフイルムを示す。
れた従来のラベルの要部断面図である。第2図は
この考案の一実施例を示す要部断面図である。第
3図は第2図の要部をさらに拡大して示した説明
図である。 図において、10はラベル、12はラベル用
紙、16は感圧性接着剤層、22はトナー印刷
層、24は透明のフイルムを示す。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 その一方主面上に接着剤層が形成されたラベル
用紙、 前記ラベル用紙の他方主面上に形成されるトナ
ー印刷層、および 前記ラベル用紙の他方主面上に形成され、前記
トナー印刷層を被覆するための透明フイルムを含
む、ラベル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9794484U JPS6113883U (ja) | 1984-06-28 | 1984-06-28 | ラベル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9794484U JPS6113883U (ja) | 1984-06-28 | 1984-06-28 | ラベル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6113883U JPS6113883U (ja) | 1986-01-27 |
JPH0322771Y2 true JPH0322771Y2 (ja) | 1991-05-17 |
Family
ID=30657500
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9794484U Granted JPS6113883U (ja) | 1984-06-28 | 1984-06-28 | ラベル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6113883U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1995006930A1 (fr) * | 1993-08-30 | 1995-03-09 | Skill Incorporated | Feuille portant des reperes et procede pour sa fabrication |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5076899U (ja) * | 1973-11-15 | 1975-07-04 |
-
1984
- 1984-06-28 JP JP9794484U patent/JPS6113883U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6113883U (ja) | 1986-01-27 |
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