JP3045528B2 - 熱昇華転写受像紙の保護用シート - Google Patents

熱昇華転写受像紙の保護用シート

Info

Publication number
JP3045528B2
JP3045528B2 JP2230099A JP23009990A JP3045528B2 JP 3045528 B2 JP3045528 B2 JP 3045528B2 JP 2230099 A JP2230099 A JP 2230099A JP 23009990 A JP23009990 A JP 23009990A JP 3045528 B2 JP3045528 B2 JP 3045528B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
receiving paper
sublimation transfer
adhesive
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2230099A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04112086A (ja
Inventor
治子 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optic Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optic Co Ltd filed Critical Olympus Optic Co Ltd
Priority to JP2230099A priority Critical patent/JP3045528B2/ja
Publication of JPH04112086A publication Critical patent/JPH04112086A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3045528B2 publication Critical patent/JP3045528B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、熱昇華転写プリンタでプリントされた画像
が表面に有る受像紙を保護するために用いられる熱昇華
転写受像紙の保護用シートに関する。
[従来の技術] 熱転写記録方式は、プロセス機構が簡単でメンテナン
スも必要としない等、多くの利点を有する記録方式であ
る。熱転写記録の一種である熱昇華転写記録は、サ−マ
ルヘッドに印加するエネルギ−を変えることにより、中
間調記録を容易に行なえる。しかも銀塩写真並みの画像
を得ることができる。したがって、最近はフルカラ−プ
リンタとして実用化されている。
熱昇華転写記録は以上のような利点を持っているが、
実際にプリントした後の画像の保存性は銀塩写真ほど良
くない。例えばプリント後の画像に油っぽい指で触る
と、色素が指紋通りに凝集してしまう。つまり「耐指紋
性」に問題がある。また、消しゴム・塩ビシ−ト、プラ
スチック等可塑剤を含む物質と接触させておくと、その
部分の色素が抜けてしまう。つまり「耐可塑剤性」に問
題がある。さらに、光の当たるところに長時間放置する
と、画像濃度が薄くなったり、変色してしまう。つまり
「耐光性」に問題がある。
これらの問題は染料を色材として用いている以上避け
られない問題である。熱昇華転写記録の保存性を向上さ
せる手段として、プリント後において、受像紙表面に保
護シ−トを用いた熱融着によるラミネ−ト処理を施すこ
ととにより、保護層を設ける手段が実用化されている。
(特開平1−23719号公報参照) 一方、この熱昇華転写記録の受像紙を他のシ−ト上に
貼付ける場合、受像紙に予め糊付け加工したシ−ル紙が
用いられる。
[発明が解決しようとする課題] 前述のように保存性を向上させるために、受像紙表面
に熱融着によるラミネ−ト処理を施す場合には、ラミネ
−タを必要とし、操作に手間がかかる。また保護層をラ
ミネ−トした表面には書き込みを行なうことができなく
なる。このため例えば医療検査,診断に用いる写真のよ
うに注目場所にマ−キングしたいような場合に、きわめ
て不都合である。
一方、他のシート上に貼付けるために予め接着剤を塗
工した受像紙では、プリント画像の保護は図れない。
従って本発明の目的は、熱昇華転写受像紙の保護を図
ることができ、しかも書き込みを適宜行なうことのでき
る熱昇華転写受像紙の保護用シートを提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決し目的を達成するために、本発明の熱
昇華転写受像紙の保護用シートは以下の如く構成されて
いる。
(1)本発明の熱昇華転写受像紙の保護用シートは、 昇華染料を拡散させる可塑剤を含有しないシート部材
からなり、このシート部材は、熱昇華転写プリンタでプ
リントされた画像を表面に有する受像紙に対向する少な
くとも一部分に粘着性接着剤塗工領域を有し、且つ、当
該シート部材の前記粘着性接着剤塗工領域を有する側と
は反対側の表面が、マット化処理されていることを特徴
としている。
(2)本発明の熱昇華転写受像紙の保護用シートは、 昇華染料を拡散させる可塑剤を含有しないシート部材
からなり、このシート部材は、熱昇華転写プリンタでプ
リントされた画像を表面に有する受像紙に対向する少な
くとも一部分に粘着性接着剤塗工領域を有し、且つ、当
該シート部材の前記粘着性接着剤塗工領域を有する側と
は反対側の表面に、マット化処理したコート層を有する
ことを特徴としている。
(3)本発明の熱昇華転写受像紙の保護用シートは、前
記(1)または(2)に記載の保護用シートであって、 前記保護用シートは、当該保護用シートを用いて前記
受像紙を他のシート上に接着した際に、角部から剥がれ
てくることを防止するために、当該角部に丸みを付けた
ことを特徴としている。
[実施例] 第1図(a)(b)は本発明の一実施例に係わる熱昇
華転写受像紙の保護・接着用シ−ト10を模式的に示した
図である。第2図はこのシート10における保護シ−ト13
を上面から見た模式図である。
第1図および第2図において、11は透明プラスチック
シ−ト部材としてのポリエチレンテレフタレ−トシ−ト
であり、受像紙より大きな寸法を有している。このポリ
エチレンテレフタレ−トシ−ト11は透明で昇華染料を拡
散させる可塑剤を含有せず、紫外線吸収効果の優れたヒ
ドロキシベンゾフェノンを付与されたものである。また
12は粘性接着剤を塗布した領域で、ポリエチレンテレフ
タレ−トシ−ト11上で受像紙に対向する部分から外れた
外周部のみに設けられている。上記接着剤12として、こ
こでは一般にラミネ−トフィルムの接着剤として使用さ
れているエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂を用いるも
のとする。ポリエチレンテレフタレ−トシ−ト11の接着
剤塗工面と反対側の表面はマット化処理してあり、書き
込みができる。上記ポリエチレンテレフタレ−トシ−ト
11とエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂12とで保護シ−
ト13を構成している。14は非粘着支持体シ−トであり、
接着前の保護シ−ト13を保持するためのもので保護シ−
ト13より大きい。保護シ−ト13は角部を丸めてある。こ
れは保護シ−ト13を用い受像紙21を他のシ−ト20に接着
した際に、角部から剥がれてくることを防止するためで
ある。
第2図は保護シ−ト13を用い、他のシ−ト20に受像紙
21を張り付けた様子を示している。プリント後の受像紙
21をシ−ト20上の任意の場所に置き、その上に非粘着支
持体シ−ト14から剥しとった保護シ−ト13を張り付け、
固定させる。
本実施例では、透明プラスチックシ−ト部材としてポ
リエチレンテレフタレ−トシ−ト11を用いたが、機械的
な破断防止性や耐熱性を考慮されたものであればポリカ
−ボネ−トフィルム等、他のシ−ト部材の利用も可能で
ある。また保護シ−ト13の接着部材を受像紙21に接触し
ない外周部領域のみとしたが、画像に「にじみ」等の悪
影響を及ぼさない接着剤、例えばポリイミド系樹脂、ポ
リエステル系樹脂を用いた場合は、全面塗布でも良い。
また、1枚の支持体シ−ト14上には1枚の保護シ−ト13
に限定されず、第3図に13A〜13Eとして示すように、寸
法の異なるもの等を複数枚保持させても構わない。
また、紫外線吸収剤としてヒドロキシベンゾフェノン
を用いたが、ベンゾトリアゾ−ル系,ベンゾフェノン
系,ヒンダ−ドアミン系,サリチル酸エステル等、極く
一般的な材料で十分である。
また第4図(a)に示すように紫外線吸収剤41をポリ
エチレンテレフタレ−トシ−ト内に混入させておいても
良いし、同図(b)に示すように、ポリエチレンテレフ
タレ−トシ−トとは別に紫外線吸収層42を設けても良
い。また、同図(c)に示すように接着剤として紫外線
吸収効果のある接着剤43を用いても良い。
さらにマット化処理を行なう際には、第5図(a)に
示すように、接着塗工面と反対側の表面をマット化処理
面51としても良いし、同図(b)に示すようにマット化
処理したコ−ト層52を設けても良い。
なお本発明は前記実施例に限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であ
るのは勿論である。
[効果] 本発明によれば、次のような効果を奏することができ
る。すなわち熱昇華転写プリンタでプリントされた画像
を表面に有する受像紙について、熱ラミネートを行なわ
ずに画像の保存性を向上させ、且つ、画像に対応した書
き込みを任意に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)(b)は本発明の一実施例に係わる熱昇華
転写受像紙の保護・接着用シ−トを模式的に示した図、
第2図は上記シートにおける保護シ−トの部分を上面か
ら見た模式図である。第3図〜第5図(a)(b)は本
発明の他の実施例についての説明図である。 10……熱昇華転写受像紙の保護・接着用シ−ト、11……
ポリエチレンテレフタレ−トシ−ト(透明プラスチック
シ−ト部材)、12……粘性接着剤の塗布領域、13……保
護シ−ト、14……非粘着支持体シ−ト、20……他のシー
ト、21……受像紙。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41M 5/38 - 5/40

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】昇華染料を拡散させる可塑剤を含有しない
    シート部材からなり、 このシート部材は、 熱昇華転写プリンタでプリントされた画像を表面に有す
    る受像紙に対向する少なくとも一部分に粘着性接着剤塗
    工領域を有し、且つ 当該シート部材の前記粘着性接着剤塗工領域を有する側
    とは反対側の表面が、マット化処理されていることを特
    徴とする熱昇華転写受像紙の保護用シート。
  2. 【請求項2】昇華染料を拡散させる可塑剤を含有しない
    シート部材からなり、 このシート部材は、 熱昇華転写プリンタでプリントされた画像を表面に有す
    る受像紙に対向する少なくとも一部分に粘着性接着剤塗
    工領域を有し、且つ 当該シート部材の前記粘着性接着剤塗工領域を有する側
    とは反対側の表面に、マット化処理したコート層を有す
    ることを特徴とする熱昇華転写受像紙の保護用シート。
  3. 【請求項3】前記保護用シートは、当該保護用シートを
    用いて前記受像紙を他のシート上に接着した際に、角部
    から剥がれてくることを防止するために、当該角部に丸
    みを付けたことを特徴とする請求項1または2に記載の
    熱昇華転写受像紙の保護用シート。
JP2230099A 1990-08-31 1990-08-31 熱昇華転写受像紙の保護用シート Expired - Fee Related JP3045528B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2230099A JP3045528B2 (ja) 1990-08-31 1990-08-31 熱昇華転写受像紙の保護用シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2230099A JP3045528B2 (ja) 1990-08-31 1990-08-31 熱昇華転写受像紙の保護用シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04112086A JPH04112086A (ja) 1992-04-14
JP3045528B2 true JP3045528B2 (ja) 2000-05-29

Family

ID=16902539

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2230099A Expired - Fee Related JP3045528B2 (ja) 1990-08-31 1990-08-31 熱昇華転写受像紙の保護用シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3045528B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3351569B2 (ja) * 1993-03-11 2002-11-25 株式会社東芝 携帯可能記録媒体および携帯可能記録媒体処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04112086A (ja) 1992-04-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5622795A (en) LAT imaging onto intermediate receptor elements/LAT decalcomania
JP3449586B2 (ja) 転写型画像形成シート材
JP2754279B2 (ja) 感熱接着シート及びそれを用いた情報記録体
JP3045528B2 (ja) 熱昇華転写受像紙の保護用シート
US6090747A (en) Thermosensitive direct image-recording material
JP2002264597A (ja) インクジェット画像転写方法
PT1091853E (pt) Material laminado imprimivel
JP3141311B2 (ja) 表示物
JPH11305702A (ja) 展示パネル用台板及び該台板を用いた展示パネルとその製造方法
CA2485207A1 (en) Secure point of sale imageable substrate
JP2020055289A (ja) シール型熱転写受像シート
JP3342907B2 (ja) 熱転写受像シートおよび熱転写画像形成方法
JP2944083B2 (ja) ラミネートフィルム
JP2833846B2 (ja) Idカード基材
JP2513460Y2 (ja) 転写シ―ト
JP2519527Y2 (ja) ラベル作成用カセット
JP3509890B2 (ja) カード用紙
JP4024931B2 (ja) カード及びその製造方法
JPH0750224Y2 (ja) 台紙等に固定しやすい二次情報印字カ−ド
JPH0776185A (ja) ラミネートフィルム
JPH0673997B2 (ja) 感熱積層シート及びそれを用いた記録体
JPH0577231U (ja) 偽造防止ラミネート用粘着フィルム
JPS5934905Y2 (ja) 普通紙複写用フイルム・シ−ト
JPS62284791A (ja) カバ−シ−ト付プリント保護部材
CA2169455C (en) Ablation transfer onto intermediate receptors

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090317

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees