JPH0733936B2 - 吸収冷凍機 - Google Patents

吸収冷凍機

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JPH0733936B2
JPH0733936B2 JP282186A JP282186A JPH0733936B2 JP H0733936 B2 JPH0733936 B2 JP H0733936B2 JP 282186 A JP282186 A JP 282186A JP 282186 A JP282186 A JP 282186A JP H0733936 B2 JPH0733936 B2 JP H0733936B2
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雅裕 古川
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は濃溶液流路にポンプを付設した吸収冷凍機や吸
収ヒートポンプなど(以下、この種の吸収冷凍機とい
う)の改良に関する。
(ロ)従来の技術 この種の吸収冷凍機の従来の技術として、例えば実公昭
53−40770号公報にみられるように、低温溶液熱交換器
から吸収器へ至る濃溶液流路の途中に吸収器下部および
稀溶液ポンプ吐出側の稀溶液流路と連通する混合タンク
を設けると共にこの混合タンクと吸収器の吸収液分散器
との間の濃溶液流路に濃溶液ポンプを設けたものが知ら
れている。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 上記した従来のこの種の吸収冷凍機は、濃溶液ポンプに
より、濃溶液の流れを促進させて溶液熱交換器の効率を
アップでき、吸収冷凍機の成績係数および冷凍性能を向
上できる利点をもつ。その反面、例えば軽負荷時に機内
に供給する冷却水の温度が通常よりも低くなった場合、
冷凍能力が過大となって冷え過ぎや冷水、冷媒の凍結あ
るいは溶液の結晶などの様々な弊害を生じやすい欠点を
もつ。なお、上記した従来のものにおいては、混合タン
クで濃溶液を稀溶液で稀釈することにより軽負荷時での
冷え過ぎをある程度緩和できるものの、稀溶液による濃
溶液の稀釈には限度があるため上述のような場合に生じ
やすい弊害を迅速かつ確実に防ぎきれない問題点があっ
た。
本発明は上述のような弊害を確実に防止し得るこの種の
吸収冷凍機の提供を目的としたものである。
(ニ)問題点を解決するための手段 本発明は、上記の問題点を解決する手段として、発生器
から吸収器に至り途中に溶液熱交換器を有した濃溶液流
路と、溶液熱交換器入口側の濃溶液流路に設けられたポ
ンプと、このポンプの吸込側の濃溶液流路と溶液熱交換
器の出口側の濃溶液流路とを結ぶバイパス路と、機内に
供給する冷却流体の影響で変化する物理量を検出して信
号を出力する検出器と、この検出器の信号により上記ポ
ンプの発停を制御する制御器とが備えられている吸収冷
凍機を提供するものである。
(ホ)作用 本発明のこの種の吸収冷凍機においては、通常の条件下
で機内に冷却流体が供給される場合、濃溶液ポンプが稼
動してこれによる濃溶液の流れの促進作用が発揮され、
従来のこの種の吸収冷凍機と同様に溶液熱交換器の効率
および冷凍性能〔ヒートポンプ性能〕の向上効果がもた
らされる。一方、機内に供給される冷却流体の温度が通
常よりも低くなった場合、濃溶液ポンプが停止して発生
器側からの高温の濃溶液が溶液熱交換器をバイパスして
吸収器にそのまま流入するため、吸収器における溶液の
冷媒吸収能力および温度降下を抑制する作用が発揮され
る。この作用により冷え過ぎや冷水、冷媒の凍結や溶液
の結晶などを確実に防ぎ得る効果がもたらされる。
(ヘ)実施例 図面は本発明によるこの種の吸収冷凍機の一実施例を示
した概略構成説明図である。図において、(1)は高温
発生器、(2)は低温発生器(3)および凝縮器(4)
より成る発生凝縮器、(5)は蒸発器(6)および吸収
器(7)より成る蒸発吸収器、(8)、(9)はそれぞ
れ低温、高温溶液熱交換器、(P)は冷媒液用ポン
プ、(PLA)は稀溶液用ポンプ、(PHA)は濃溶液用ポ
ンプ、(10)は気液分離器で、これら機器は揚液管(1
1)、中間濃度の溶液(以下、中間溶液という)の流れ
る管(12)、(13)、濃溶液の流れる管(14)、(1
5)、(16)、稀溶液の流れる管(17)、(18)、(1
9)、(20)、冷媒の流れる管(21)、冷媒液の流下す
る管(22)、冷媒液の還流する管(23)、(24)により
接続されて冷媒〔水〕と溶液〔臭化リチウム水溶液〕の
循環路が形成されている。
(B)は高温発生器(1)のバーナー、(25)は低温発
生器(3)の加熱器、(26)は凝縮器(4)の冷却器、
(27)は蒸発器(6)の熱交換器、(28)は吸収器
(7)の冷却器であり、(29)、(30)は熱交換器(2
7)と接続した冷水〔温水〕用管路である。また、(3
1)、(32)、(33)は冷却器(28)、(26)を直列に
接続した冷却水用管路である。
(34)は気液分離器(10)と低温発生器(3)とを接続
したオーバーフロー管で、この管の中にはボールフロー
ト型、バケット型などのように弁部が中間溶液の流入に
より開かれる一方冷媒蒸気の流入により閉じられるトラ
ップ(T)を備えている。また、(35)は気液分離器
(10)と蒸発吸収器(5)とを接続した冷温切替弁(V
CH)付きの管である。
(S)は冷却水用管路(31)に備えた温度検出器、
(SLA)は管(18)に備えた温度検出器、(S)は管
(23)に備えた温度検出器、(S)は蒸発器(6)の
液溜め(36)に備えた液面検出器で、これら検出器のい
ずれかの信号により制御器(C)を介して濃溶液用ポン
プ(PHA)が発停制御されるようになっている。
そして、(37)は管(14)管(16)とを接続したバイパ
ス管であり、このバイパス管経由で濃溶液用ポンプ(P
HA)の停止制御時に濃溶液が低温溶液熱交換器(8)を
バイパスして吸収器(7)へ流れるようになっている。
なお、濃溶液用ポンプ(PHA)の稼動時にはバイパス管
(37)における濃溶液の流量がほぼ零となるようポンプ
(PHA)の揚程や管(14)、(15)、低温溶液熱交換器
(8)、管(16)の流通抵抗などが設計されている。
次に、このように構成された吸収冷凍機(以下、本機と
いう)の動作例を説明する。
今、例えば外気温が通常の温度よりも降下して本機に供
給される冷却水の温度が設定値〔22℃〕より低くなった
場合、吸収器(7)の冷却器(28)に散布される濃溶液
の温度、蒸気圧が低下すると共にその冷媒吸収能力が増
大し、これに伴ない蒸発器(6)における冷媒の気化量
が増えて冷凍出力が増大すると共に蒸発吸収器(5)内
の飽和温度、飽和蒸気圧が低下する。一方外気温の降下
に伴なって冷房側の負荷は小さくなる。このため、冷房
の冷え過ぎを生じ始める。そして、これをそのまま放置
していると、冷水や蒸発器(6)内の冷媒が過度の温度
降下を引起して凍結したり、吸収器(7)から流出する
稀溶液の過度の温度降下に伴なって低温溶液熱交換器
(8)内の濃溶液が結晶したり、あるいは蒸発器(6)
での冷媒の気化量の増大に伴ない液溜め(36)内の液量
が過度に減って冷媒液用ポンプ(P)のキャビテーシ
ョンを生じる等、様々な弊害を引起す。
このような場合、本機においては、温度検出器(S
の信号により制御器(C)を介して濃溶液用ポンプ(P
HA)が停止される。そして、低温発生器(3)から流出
する高温の濃溶液の殆んどが低温溶液熱交換器(8)を
バイパスして吸収器(7)に高温のままで流入する。そ
の結果、吸収器(7)内の溶液の温度が高まり、蒸発吸
収器(5)内の飽和蒸気圧、飽和温度が上昇する。この
ため、冷水や冷媒の凍結が確実に防止されると共に、冷
却器(28)に散布された濃溶液の冷媒吸収作用も抑制さ
れて冷媒の気化量が減り冷房の冷え過ぎも緩和され、か
つ、液溜め(36)の液量の過度の減少が解消されて冷媒
液用ポンプ(P)のキャビテーションも防止される。
また、吸収器(7)から流出する溶液の温度も上昇する
ので、低温溶液熱交換器(8)での溶液の結晶も防止さ
れる。
そして、外気温が更び通常の状態に戻り本機に供給され
る冷却水の温度が設定値〔22℃〕以上になると、濃溶液
用ポンプ(PHA)が温度検出器(S)の信号により制
御器(C)を介して再稼動され、濃溶液の流れを促進さ
せて低温溶液熱交換器(8)の熱交換を高める効率の良
い運転が再開される。
また、本機において、濃溶液用ポンプ(PHA)の発停を
温度検出器(S)の信号〔設定値22℃〕で行なう代り
に温度検出器(SLA)の信号〔設定値25℃〕もしくは温
度検出器(S)の信号〔設定値3℃〕あるいは液面検
出器(S)の信号で行なっても良いことは勿論であ
る。
なお、図に示した実施例では本発明を二重効用吸収冷凍
機に適用した場合について説明したが、本発明を一重効
用の吸収冷凍機〔吸収ヒートポンプ〕に適用し得ること
は無論である。
(ト)発明の効果 以上のとおり、本発明によるこの種の吸収冷凍機は、機
内に供給される冷却流体の温度が通常の温度より低くな
った場合、冷水や冷媒の凍結および溶液の結晶ならびに
冷媒液用ポンプのキャビテーションなどの防止効果と冷
え過ぎの緩和効果を発揮し、かつ、冷却流体の温度が通
常の温度に戻った場合には効率の良い運転性能を発揮さ
せ得るものであり、実用的価値の高いものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明によりこの種の吸収冷凍機の一実施例を示
した概略構成説明図である。 (1)……高温発生器、(2)……発生凝縮器、(3)
……低温発生器、(4)……凝縮器、(5)……蒸発吸
収器、(6)……蒸発器、(7)……吸収器、(8)…
…低温溶液熱交換器、(14)、(15)、(16)、(1
7)、(18)……管、(23)、(24)……管、(27)…
…熱交換器、(28)……冷却器、(31)、(32)、(3
3)……管路、(36)……液溜め、(37)……バイパス
管、(C)……制御器、(PHA)……濃溶液用ポンプ、
(P)……冷媒液用ポンプ、(S)、(SLA)、
(S)……温度検出器、(S)……液面検出器。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発生器、凝縮器、蒸発器、吸収器、溶液熱
    交換器などの機器を配管接続して冷媒および溶液の循環
    路を形成した吸収冷凍機において、発生器から吸収器に
    至り途中に溶液熱交換器を有した濃溶液流路と、溶液熱
    交換器入口側の濃溶液流路に設けられたポンプと、この
    ポンプの吸込側の濃溶液流路と溶液熱交換器の出口側の
    濃溶液流路とを結ぶバイパス路と、機内に供給する冷却
    流体の影響で変化する物理量を検出して信号を出力する
    検出器と、この検出器の信号により上記ポンプの発停を
    制御をする制御器とが備えられていることを特徴とした
    吸収冷凍機。
  2. 【請求項2】前記物理量が吸収器に流入する冷却流体の
    温度である特許請求の範囲第1項に記載の吸収冷凍機。
  3. 【請求項3】前記物理量が吸収器から流出する稀溶液の
    温度である特許請求の範囲第1項に記載の吸収冷凍機。
  4. 【請求項4】前記物理量が蒸発器内の冷媒温度である特
    許請求の範囲第1項に記載の吸収冷凍機。
  5. 【請求項5】前記物理量が蒸発器内の冷媒液量である特
    許請求の範囲第1項に記載の吸収冷凍機。
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