JP2828700B2 - 吸収冷凍機 - Google Patents

吸収冷凍機

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【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は凝縮器と蒸発器との間にオーバーフロー管を
設けた吸収冷凍機に関する。
(ロ)従来の技術 例えば特開平1−114677号公報には冷媒液流下管と蒸
発器との間に、冷媒液流下管内の冷媒液をオーバーフロ
ーさせて蒸発器へ導くオーバーフロー用管路が接続され
ている吸収冷凍機が開示されている。この吸収冷凍機に
おいて、例えば冷却水温度が低く、冷媒液ポンプの吐出
圧に比べ凝縮器と蒸発器との圧力差が小さく、冷媒液流
下管内の冷媒液面が上昇してオーバーフロー用管路の流
入口に達すると、冷媒液がオーバーフロー用管路に溢入
し、蒸発器へ戻り、冷媒液が凝縮器に溜ることが防止さ
れる。
(ハ)発明が解決しようとする課題 上記従来の技術において、吸収冷凍機の運転中に、冷
媒液のオーバーフロー用管路への溢入がない場合には、
オーバーフロー用管路に残っていた冷媒液が蒸発し、オ
ーバーフロー用管路の液シールがなくなり、凝縮器と蒸
発器との気相部がオーバーフロー用管路を介して連通す
る。そして、凝縮器から蒸発器へ冷媒蒸気が流れ、熱ロ
スが発生するとともに冷凍能力が低下する。という問題
が発生する。
本発明は、オーバーフロー管への冷媒液の溢入がない
場合にも、オーバーフロー管の液シールを確実に行い、
オーバーフロー管を介して凝縮器と蒸発器との気相部が
連通することを防止することを目的とする。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明は上記課題を解決するために為されたものであ
り、再生器、下部に冷媒液溜めを有する凝縮器、この凝
縮器の下方に位置する蒸発器、及び吸収器などを配管接
続して冷媒と吸収液との循環路を形成すると共に、前記
蒸発器に冷媒液を循環させる冷媒液循環路を接続し、こ
の冷媒液循環路に設けられた冷媒液ポンプの吐出側と前
記凝縮器との間に一端が前記冷媒液溜めの下部に接続さ
れる冷媒液流下管の他端を接続した吸収冷凍機におい
て、一端が前記冷媒液溜めの上部或いは前記冷媒液流下
管に接続されると共に他端が前記蒸発器に接続され、前
記冷媒液溜めの上部に冷媒液が達した場合に冷媒液が前
記一端の開口から前記他端側へ流れ込むオーバーフロー
管と、このオーバーフロー管に前記冷媒液ポンプの吐出
冷媒液の一部を補給する冷媒液流路とを備えたことを特
徴とする。
上記冷媒液流路は、オーバーフロー管と前記冷媒液ポ
ンプの吐出側に配管接続された冷媒タンクとの間に冷媒
液戻し管を接続して構成される。
(ホ)作用 吸収冷凍機の運転時、冷媒液ポンプから吐出された冷
媒液の一部が冷媒液流路を介してオーバーフロー管へ流
れる。このように、オーバーフロー管には冷媒液ポンプ
から吐出された冷媒液の一部が補給されるため、オーバ
ーフロー管に長時間冷媒液が凝縮器などから溢入しない
場合にも、オーバーフロー管の冷媒が確保され、液シー
ルが確実に保たれる。
(ヘ)実施例 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。
図面は吸収冷凍機の一実施例を示し、(1)は高温再
生器、(2)は低温再生器、(3)は凝縮器、(4)は
蒸発器、(5),(6)はそれぞれ蒸発器(4)の両側
に設けられた吸収器、(7),(8)はそれぞれ高温熱
交換器、低温熱交換器、(10)は冷媒液ポンプ、(11)
は吸収液ポンプであり、これらは冷媒管(12),(1
3)、冷媒液流下管(14)、冷媒液循環管(15),(1
6)、稀吸収液管(17),(18),(19),(20)、中
間濃度の吸収液管(21),(22)、濃吸収液管(23),
(24)により接続され、従来と同様の冷媒と吸収液との
循環路が形成されている。
(1B)は高温発生器のバーナ、(1C)は燃料、及び送
風量の制御弁、(25)は低温発生器の加熱器、(26),
(27),(28)は冷却水管、(30),(31),(32)は
それぞれ冷却水管(26),(27),(28)の途中に接続
された冷却器、(33)は蒸発器(4)の熱交換器、(3
4),(35)は熱交換器(33)と接続された冷水管であ
る。又、(36)は濃吸収液ポンプである。
又、(38)はオーバーフロー管であり、このオーバー
フロー管(38)はU字状部を有し、凝縮器(3)の冷媒
液溜め(3A)の上部と蒸発器(4)の冷媒液溜め(4A)
の上部との間に接続されている。(40)は冷媒液循環管
(16)より高い位置に設けられた冷媒タンクである。そ
して、冷媒タンク(40)の液溜(40A)と冷媒液ポンプ
(10)の吐出側の冷媒液循環管(16)との間には冷媒液
送り管(41)が接続されている。又、冷媒タンク(40)
の通液路(40B)とオーバーフロー管(38)の下部との
間には冷媒液戻し管(42)が接続されている。又、(40
C)は溢流堰、(40D)は均圧管である。そして、冷媒液
溜め(4A)の冷媒液量が大幅に減少して冷媒液ポンプ
(10)の吐出圧が減少したとき冷媒タンク(40)から冷
媒液が冷媒循環管(16)へ流れる。
上記のように構成された吸収冷凍機において、通常の
運転時には、冷媒液流下管(14)内の冷媒液面が図面に
示したようなレベルにあり、従来の吸収冷凍機と同様に
冷媒及び吸収液が循環し、吸収冷凍作用が発揮される。
ところで、例えば冷却水の温度が低く凝縮器(3)と
蒸発器(4)との圧力差が冷媒液ポンプ(10)の吐出圧
にくらべて過度に小さい場合、起動時などに上記圧力差
が冷媒液ポンプ(10)の吐出圧にくらべて過度に小さい
場合、又は冷媒液ポンプ(10)の吐出圧が上記圧力差に
くらべて過度に大きい場合には冷媒液流下管(14)内の
液面は図面の面より上昇し、さらに冷媒液溜め(3A)を
上昇する。そして、液面がオーバーフロー管(38)の開
口に達すると、冷媒液がオーバーフロー管(38)経由で
蒸発器(4)の冷媒液溜め(4A)へ流れる。このため、
冷媒液ポンプ(10)のキャビテーションや、蒸発器
(4)の未気化冷媒の凝縮器(3)への逆流が防止され
る。又、凝縮器(3)に冷媒が溜り吸収液の濃度が過度
に高くなることを防止でき、結晶が発生することが回避
される。
又、通常の運転時、冷媒液ポンプ(10)から吐出され
た冷媒液の一部は冷媒液送り管(41)を経て冷媒タンク
(40)へ流れる。そして、溢流堰(40C)から溢流した
冷媒液が冷媒液戻し管(42)へ流れ、さらにオーバーフ
ロー管(38)を経て蒸発器(4)の冷媒液溜め(4A)へ
流れる。このため、オーバーフロー管(38)には、冷媒
液ポンプ(10)から吐出した冷媒液の一部が常に流れ、
長時間にわたり冷媒液溜め(3A)からオーバーフロー管
(10)へ冷媒液が溢流しない場合にも、オーバーフロー
管(38)の液シールを確実に保つことができ、凝縮器
(3)と蒸発器(4)との差圧を確保して凝縮器(3)
から冷媒を蒸発器(4)へ流下させることができ、又、
凝縮器(3)から蒸発器(4)へ冷媒蒸気が流れること
を防止でき、この結果、吸収冷凍機の冷凍能力の低下を
回避でき、運転を安定して継続させることができる。
又、冷媒タンク(40)から冷媒戻し管(42)を介してオ
ーバーフロー管(38)へ冷媒を流すので、冷媒液ポンプ
(10)の流量を増加させないで液シールを保つことがで
きる。
尚、上記実施例の冷媒タンク(40)、冷媒液送り管
(41)及び冷媒液戻し管(42)から構成された冷媒液流
路に代えて、図面に一点鎖線で示したように、冷媒液循
環管(16)とオーバーフロー管(38)の下部との間に冷
媒液送り管(45)を接続する。そして、吸収冷凍機の通
常の運転時、冷媒液ポンプ(10)から吐出された冷媒液
の一部が冷媒液送り管(45)を経てオーバーフロー管
(38)へ流れるようにしても同様の作用効果を得ること
ができる。ここで、冷媒液送り管(45)と冷媒液循環管
(16)との接続位置は、冷媒液ポンプ(10)が停止した
ときのオーバーフロー管(38)の液シールを確保するた
めに、オーバーフロー管(38)の冷媒液溜め(4A)側開
口より高くするのが望ましい。
又、オーバーフロー管(38)を図面に破線にて示した
ように冷媒液流下管(14)の上部に上方から接続しても
良い。
(ト)発明の効果 本発明は以上のように構成された吸収冷凍機であり、
凝縮器或いは冷媒液流下管との間に冷媒液のオーバーフ
ロー管を接続し、オーバーフロー管に冷媒液を補給する
冷媒液流路を設けているので、冷媒液ポンプから吐出さ
れた冷媒が冷媒液流路を経てオーバーフロー管へ流れ、
長時間にわたり凝縮器、或いは冷媒液流下管からオーバ
ーフロー管へ吸収液が流入しない場合にも、オーバーフ
ロー管に冷媒液が存在し、オーバーフロー管の液シール
を保つことができ、この結果、冷媒蒸気が凝縮器から蒸
発器へ流れることを防止できるとともに、凝縮器と蒸発
器との差圧を確保して吸収冷凍機の運転を安定して継続
させることができる。
又、凝縮器、或いは冷媒液流下管と蒸発器との間にオ
ーバーフロー管を接続し、このオーバーフロー管と冷媒
液ポンプの吐出側に配管接続された冷媒タンクとの間に
冷媒液戻し管を接続することにより、冷媒液ポンプから
吐出された冷媒液の一部が冷媒タンク、及び冷媒液戻し
管を経てオーバーフロー管へ流れ、長時間にわたり、凝
縮器或いは冷媒液流下管からオーバーフロー管へ冷媒液
が流入しない場合にも、冷媒タンクから流れて来た冷媒
液によりオーバーフロー管の液シールを保つことがで
き、この結果、吸収冷凍機の運転を安定して継続させる
ことができ、又、冷媒タンクからオーバーフロー管へ冷
媒液を流すため、冷媒ポンプの流量を増加させないで液
シールを確保することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示す吸収冷凍機の回路構成図
である。 (1)…高温再生器、(3)…凝縮器、(4)…蒸発
器、(5),(6)…吸収器、(10)…冷媒液ポンプ、
(14)…冷媒液流下管、(15),(16)…冷媒液循環
管、(38)…オーバーフロー管、(40)…冷媒タンク、
(41)…冷媒液送り管、(42)…冷媒液戻し管、(45)
…冷媒液送り管。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】再生器、下部に冷媒液溜めを有する凝縮
    器、この凝縮器の下方に位置する蒸発器、及び吸収器な
    どを配管接続して冷媒と吸収液との循環路を形成すると
    共に、前記蒸発器に冷媒液を循環させる冷媒液循環路を
    接続し、この冷媒液循環路に設けられた冷媒液ポンプの
    吐出側と前記凝縮器との間に一端が前記冷媒液溜めの下
    部に接続される冷媒液流下管の他端を接続した吸収冷凍
    機において、 一端が前記冷媒液溜めの上部或いは前記冷媒液流下管に
    接続されると共に他端が前記蒸発器に接続され、前記冷
    媒液溜めの上部に冷媒液が達した場合に冷媒液が前記一
    端の開口から前記他端側へ流れ込むオーバーフロー管
    と、このオーバーフロー管に前記冷媒液ポンプの吐出冷
    媒液の一部を補給する冷媒液流路とを備えたことを特徴
    とする吸収冷凍機。
  2. 【請求項2】再生器、下部に冷媒液溜めを有する凝縮
    器、この凝縮器の下方に位置する蒸発器、及び吸収器な
    どを配管接続して冷媒と吸収液との循環路を形成すると
    共に、前記蒸発器に冷媒液を循環させる冷媒液循環路を
    接続し、この冷媒液循環路に設けられた冷媒液ポンプの
    吐出側と前記凝縮器との間に一端が前記冷媒液溜めの下
    部に接続される冷媒液流下管の他端を接続した吸収冷凍
    機において、 一端が前記冷媒液溜めの上部或いは前記冷媒液流下管に
    接続されると共に他端が前記蒸発器に接続され、前記冷
    媒液溜めの上部に冷媒液が達した場合に冷媒液が前記一
    端の開口から前記他端側へ流れ込むオーバーフロー管
    と、このオーバーフロー管と前記冷媒液ポンプの吐出側
    に配管接続された冷媒タンクとの間に接続される冷媒液
    戻し管と備えることを特徴とする吸収冷凍機。
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