JPH0733712Y2 - 携帯容器の紐取付け構造 - Google Patents
携帯容器の紐取付け構造Info
- Publication number
- JPH0733712Y2 JPH0733712Y2 JP5209192U JP5209192U JPH0733712Y2 JP H0733712 Y2 JPH0733712 Y2 JP H0733712Y2 JP 5209192 U JP5209192 U JP 5209192U JP 5209192 U JP5209192 U JP 5209192U JP H0733712 Y2 JPH0733712 Y2 JP H0733712Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- locking
- hook
- legs
- elastic
- cord
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えば、携帯魔法瓶
を肩に掛けて持運ぶ際に使用する紐を魔法瓶に対して取
付けるような携帯容器の紐取付け構造に関する。
を肩に掛けて持運ぶ際に使用する紐を魔法瓶に対して取
付けるような携帯容器の紐取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】上述のような紐の取付けは、紐の端部に
取付けたフックを容器本体に形成した係止部に係止する
ことによって行なわれる。一般にフックは弾性変位する
ように形成され、垂設された2本の差込み脚の先端に係
止爪が形成されたものであり、係止部はフックの差込み
脚の先端を差込むための差込み孔で構成されている。
取付けたフックを容器本体に形成した係止部に係止する
ことによって行なわれる。一般にフックは弾性変位する
ように形成され、垂設された2本の差込み脚の先端に係
止爪が形成されたものであり、係止部はフックの差込み
脚の先端を差込むための差込み孔で構成されている。
【0003】すなわち、紐の取付けを行なう場合には、
フックの差込み脚を差込み孔に対して差込めばよい。差
込み脚は差込み孔に差込まれる時に、その弾性によって
変形し、係止爪が差込み孔を通過した時点で弾性復帰し
て係止爪が差込み孔の縁に係止する。紐の取外しを行な
う場合には、差込み脚を狭め、あるいは広げて、その弾
性で変形させ、係止爪を差込み孔の縁から外して抜き取
る。
フックの差込み脚を差込み孔に対して差込めばよい。差
込み脚は差込み孔に差込まれる時に、その弾性によって
変形し、係止爪が差込み孔を通過した時点で弾性復帰し
て係止爪が差込み孔の縁に係止する。紐の取外しを行な
う場合には、差込み脚を狭め、あるいは広げて、その弾
性で変形させ、係止爪を差込み孔の縁から外して抜き取
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上述の取付け
構造には、紐が脱落してしまうことがあるという難点が
ある。例えば、肩に掛けて走行した時に容器が大きく揺
れて回転し、フックにねじれやこじれの力が掛かった場
合、フックが係止のための弾性を有するため、ねじれが
起こって2本の差込み脚が狭められ、あるいは広げられ
て、係止爪が差込み孔の縁から外れて取外しを行なう状
態となってしまい、係止が解除され、容器は落下する。
そこでこの考案は、不測の脱落がない紐の取付け構造の
提供を課題とする。
構造には、紐が脱落してしまうことがあるという難点が
ある。例えば、肩に掛けて走行した時に容器が大きく揺
れて回転し、フックにねじれやこじれの力が掛かった場
合、フックが係止のための弾性を有するため、ねじれが
起こって2本の差込み脚が狭められ、あるいは広げられ
て、係止爪が差込み孔の縁から外れて取外しを行なう状
態となってしまい、係止が解除され、容器は落下する。
そこでこの考案は、不測の脱落がない紐の取付け構造の
提供を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ための手段を、実施例の図1および図2を用いて説明す
ると、その構成は、フック5を、剛性を持つ2本の差込
み脚8,8を有した形状に形成するとともに、これら差
込み脚8,8の内側の対向面に係止爪9,9を形成し、
係止部3,3を中空構造に形成するとともに、該係止部
3の上面には、上記差込み脚8,8を係止部3内に差込
む2つの差込み孔3a,3aを形成し、上記係止部3,
3内に、上記差込み脚8,8の対向面間に位置して上記
係止爪9,9が係止する弾性係止部材6,6を収納した
携帯容器の紐取付け構造であることを特徴とする。
ための手段を、実施例の図1および図2を用いて説明す
ると、その構成は、フック5を、剛性を持つ2本の差込
み脚8,8を有した形状に形成するとともに、これら差
込み脚8,8の内側の対向面に係止爪9,9を形成し、
係止部3,3を中空構造に形成するとともに、該係止部
3の上面には、上記差込み脚8,8を係止部3内に差込
む2つの差込み孔3a,3aを形成し、上記係止部3,
3内に、上記差込み脚8,8の対向面間に位置して上記
係止爪9,9が係止する弾性係止部材6,6を収納した
携帯容器の紐取付け構造であることを特徴とする。
【0006】
【作用】すなわち、上述の構成によれば、紐の取付けを
行なう場合には、フックの差込み脚を取付け部の差込み
孔に差込めばよい。2本の差込み脚に形成した係止爪
は、取付け部内に収納した弾性係止部材が弾性変位する
ことによって係止される。
行なう場合には、フックの差込み脚を取付け部の差込み
孔に差込めばよい。2本の差込み脚に形成した係止爪
は、取付け部内に収納した弾性係止部材が弾性変位する
ことによって係止される。
【0007】そして、フックは剛性を有しているので、
たといねじれの力を受けたとしても変形しない。このた
め、差込み脚の間隔が狭められたり広げられたりするこ
とがなく、係止爪の係止状態は強固に維持される。
たといねじれの力を受けたとしても変形しない。このた
め、差込み脚の間隔が狭められたり広げられたりするこ
とがなく、係止爪の係止状態は強固に維持される。
【0008】
【考案の効果】上述の結果、この考案によると、外力を
受けて捩じれたとしても、フックは変形することがない
ので、係止状態を強固に維持することができ、不測の脱
落が防止できる。
受けて捩じれたとしても、フックは変形することがない
ので、係止状態を強固に維持することができ、不測の脱
落が防止できる。
【0009】
【実施例】この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図2はステンレス製魔法瓶1を示す平面図で、
この図に示すように、ステンレス製魔法瓶1の容器本体
2胴部の上下位置には、外周方向に突出する係止部3,
3を形成しており、紐4の取付けはこの係止部3,3に
対して行なう。
述する。図2はステンレス製魔法瓶1を示す平面図で、
この図に示すように、ステンレス製魔法瓶1の容器本体
2胴部の上下位置には、外周方向に突出する係止部3,
3を形成しており、紐4の取付けはこの係止部3,3に
対して行なう。
【0010】紐4の両端には、図1に示すようなフック
5が取付けられており、このフック5は、上述の係止部
3,3内に収納した弾性係止部材6に係止する。
5が取付けられており、このフック5は、上述の係止部
3,3内に収納した弾性係止部材6に係止する。
【0011】フック5は、剛性を持つ正面視略鳥居形状
に形成し、上部の横長の孔を紐挿通孔7とし、下方に延
びる2本の柱状体を差込み脚8,8としている。差込み
脚8,8の横断面形状は略四角形で、下端部には、2段
のテーパ面8a,8bを形成している。また2本の差込
み脚8,8の対向面には、若干上方に傾斜させた係止爪
9,9を突設している。
に形成し、上部の横長の孔を紐挿通孔7とし、下方に延
びる2本の柱状体を差込み脚8,8としている。差込み
脚8,8の横断面形状は略四角形で、下端部には、2段
のテーパ面8a,8bを形成している。また2本の差込
み脚8,8の対向面には、若干上方に傾斜させた係止爪
9,9を突設している。
【0012】前述した係止部3,3は、図2に示したよ
うに、上面にフック5の差込み脚8,8に対応する2つ
の差込み孔3a,3aを形成し、前述した如く、内部に
弾性係止部材6を収納している。弾性係止部材6は、上
述した差込み脚8,8間の幅に対応する平面視コ字形で
弾性変位する弾性部10と、これの両端に延設した外側
に向けて突出する挟持用突起11,11とで構成してい
る。そして、弾性部10の上端面の外側にはテーパ面1
0a,10aを形成し、フック5の差込みによって起こ
る弾性変位を容易にしている。また下端面の外側にも、
図4に断面で示すように、外側ほど下がるテーパ面10
b,10bを形成している。なお、上述の挟持用突起1
1,11は、先端が所定長さ、前述した係止部3の両側
面から突出するように設定されている。すなわち、挟持
用突起11,11を挟持すれば、図3に仮想線で示すよ
うに変形し、コ字形の弾性部10は幅狭になる。
うに、上面にフック5の差込み脚8,8に対応する2つ
の差込み孔3a,3aを形成し、前述した如く、内部に
弾性係止部材6を収納している。弾性係止部材6は、上
述した差込み脚8,8間の幅に対応する平面視コ字形で
弾性変位する弾性部10と、これの両端に延設した外側
に向けて突出する挟持用突起11,11とで構成してい
る。そして、弾性部10の上端面の外側にはテーパ面1
0a,10aを形成し、フック5の差込みによって起こ
る弾性変位を容易にしている。また下端面の外側にも、
図4に断面で示すように、外側ほど下がるテーパ面10
b,10bを形成している。なお、上述の挟持用突起1
1,11は、先端が所定長さ、前述した係止部3の両側
面から突出するように設定されている。すなわち、挟持
用突起11,11を挟持すれば、図3に仮想線で示すよ
うに変形し、コ字形の弾性部10は幅狭になる。
【0013】このような形状の弾性係止部材6の係止部
3に対する収納は、挟持用突起11,11の先端を、両
側面に形成する孔3b,3bから突出するとともに、左
右方向の中間位置に立設した1本のリブ3cに、コ字形
の弾性部10の中間を載置して行なう。なお、弾性係止
部材6の前後方向の位置は、係止するフック5がコ字形
の弾性部10の先端側に位置するように設定する(図2
および図5参照)。
3に対する収納は、挟持用突起11,11の先端を、両
側面に形成する孔3b,3bから突出するとともに、左
右方向の中間位置に立設した1本のリブ3cに、コ字形
の弾性部10の中間を載置して行なう。なお、弾性係止
部材6の前後方向の位置は、係止するフック5がコ字形
の弾性部10の先端側に位置するように設定する(図2
および図5参照)。
【0014】以上のように構成した紐4の取付け構造で
は、紐4を取付ける場合、紐4端部のフック5を係止部
3の差込み孔3a,3aに差込むだけでよい。2本の差
込み脚8,8は、下端部のテーパ面8a,8bや係止爪
9,9の下側の面によってコ字形の弾性部10を狭める
方向に変形させながら侵入し、この差込み脚8,8の係
止爪9,9の上側の面が弾性部10の下面を越えた時点
で、弾性係止部材6の弾性部10は弾性復帰し、係止が
完了する。また、紐4の取外しを行なう時は、挟持用突
起11,11を押して図3に示したような弾性部10の
変形を行ない、係止爪9,9と弾性部10下面との係止
を解除してフック5を引き抜く。上述のような紐の取付
け状態においては、フック5が剛性を有するように形成
されているので、使用中にフック5がねじれの力を受け
たとしても変形がない。このため、係止解除の条件とな
る弾性係止部材6の変形は起こらず、係止爪9,9の係
止状態は強固に維持される。しかも、この係止は、フッ
ク5の差込み脚8,8の内側の対向面と弾性係止部材6
の弾性部10の外側面とが接触し、また、係止爪9,9
の上側の面と弾性部10の下面とが接触するので、強力
に行なえる。したがって、フック5が外力を受けてねじ
れるようなことがあってもフック5は変形せず、このた
め係止状態を強固に維持でき、不測の脱落を防止するこ
と可能である。
は、紐4を取付ける場合、紐4端部のフック5を係止部
3の差込み孔3a,3aに差込むだけでよい。2本の差
込み脚8,8は、下端部のテーパ面8a,8bや係止爪
9,9の下側の面によってコ字形の弾性部10を狭める
方向に変形させながら侵入し、この差込み脚8,8の係
止爪9,9の上側の面が弾性部10の下面を越えた時点
で、弾性係止部材6の弾性部10は弾性復帰し、係止が
完了する。また、紐4の取外しを行なう時は、挟持用突
起11,11を押して図3に示したような弾性部10の
変形を行ない、係止爪9,9と弾性部10下面との係止
を解除してフック5を引き抜く。上述のような紐の取付
け状態においては、フック5が剛性を有するように形成
されているので、使用中にフック5がねじれの力を受け
たとしても変形がない。このため、係止解除の条件とな
る弾性係止部材6の変形は起こらず、係止爪9,9の係
止状態は強固に維持される。しかも、この係止は、フッ
ク5の差込み脚8,8の内側の対向面と弾性係止部材6
の弾性部10の外側面とが接触し、また、係止爪9,9
の上側の面と弾性部10の下面とが接触するので、強力
に行なえる。したがって、フック5が外力を受けてねじ
れるようなことがあってもフック5は変形せず、このた
め係止状態を強固に維持でき、不測の脱落を防止するこ
と可能である。
【0015】以上はこの考案の一実施例で、他の構造を
採用することも可能である。例えば先の実施例では、係
止部を容器本体胴部の上下位置に形成したが、上部の2
か所に形成するもよい。
採用することも可能である。例えば先の実施例では、係
止部を容器本体胴部の上下位置に形成したが、上部の2
か所に形成するもよい。
【図1】要部を示す斜視図。
【図2】ステンレス製魔法瓶を示す平面図。
【図3】弾性係止部材を示す平面図。
【図4】係止状態を示す断面図。
【図5】要部を示す一部破断断面図。
1…ステンレス製魔法瓶 2…容器本体 3…係止部 3a…差込み孔 4…紐 5…フック 6…弾性係止部材 8…差込み脚 9…係止爪
Claims (1)
- 【請求項1】紐の端部に取付けたフックを容器本体の係
止部に係止する携帯容器の紐取付け構造であって、 前記フックを、剛性を持つ2本の差込み脚を有した形状
に形成するとともに、 これら差込み脚の内側の対向面に係止爪を形成し、 前記係止部を中空構造に形成するとともに、 該係止部の上面には、上記差込み脚を係止部内に差込む
2つの差込み孔を形成し、 上記係止部内に、上記差込み脚の対向面間に位置して上
記係止爪が係止する弾性係止部材を収納した携帯容器の
紐取付け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5209192U JPH0733712Y2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 携帯容器の紐取付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5209192U JPH0733712Y2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 携帯容器の紐取付け構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0624648U JPH0624648U (ja) | 1994-04-05 |
JPH0733712Y2 true JPH0733712Y2 (ja) | 1995-08-02 |
Family
ID=12905166
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5209192U Expired - Lifetime JPH0733712Y2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 携帯容器の紐取付け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0733712Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-06-30 JP JP5209192U patent/JPH0733712Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0624648U (ja) | 1994-04-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |