JPH0624648U - 携帯容器の紐取付け構造 - Google Patents

携帯容器の紐取付け構造

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JPH0624648U
JPH0624648U JP5209192U JP5209192U JPH0624648U JP H0624648 U JPH0624648 U JP H0624648U JP 5209192 U JP5209192 U JP 5209192U JP 5209192 U JP5209192 U JP 5209192U JP H0624648 U JPH0624648 U JP H0624648U
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locking
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legs
elastic
string
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JP5209192U
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JPH0733712Y2 (ja
Inventor
茂弘 山中
Original Assignee
ピーコック魔法瓶工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ステンレス製魔法瓶のような携帯容器に取付け
る紐が不測に脱落してしまわないようにすること。 【構成】紐4の端部に取付けるフック5を剛性を持つ2
本の差込み脚8,8を有した形状に形成するとともに、
これら差込み脚8,8の内側の対向面に係止爪9,9を
形成し、上記フック5を係止する係止部を中空構造に形
成するとともに、該係止部の上面に、差込み脚を係止部
内に差込む2つの差込み孔を形成し、上記係止部内に
は、上記差込み脚8,8の対向面間に位置して上記係止
爪9,9が係止する弾性係止部材6を収納した構成。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば、携帯魔法瓶を肩に掛けて持運ぶ際に使用する紐を魔法瓶 に対して取付けるような携帯容器の紐取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
上述のような紐の取付けは、紐の端部に取付けたフックを容器本体に形成した 係止部に係止することによって行なわれる。一般にフックは弾性変位するように 形成され、垂設された2本の差込み脚の先端に係止爪が形成されたものであり、 係止部はフックの差込み脚の先端を差込むための差込み孔で構成されている。
【0003】 すなわち、紐の取付けを行なう場合には、フックの差込み脚を差込み孔に対し て差込めばよい。差込み脚は差込み孔に差込まれる時に、その弾性によって変形 し、係止爪が差込み孔を通過した時点で弾性復帰して係止爪が差込み孔の縁に係 止する。 紐の取外しを行なう場合には、差込み脚を狭め、あるいは広げて、その弾性で 変形させ、係止爪を差込み孔の縁から外して抜き取る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述の取付け構造には、紐が脱落してしまうことがあるという難点が ある。 例えば、肩に掛けて走行した時に容器が大きく揺れて回転し、フックにねじれ やこじれの力が掛かった場合、フックが係止のための弾性を有するため、ねじれ が起こって2本の差込み脚が狭められ、あるいは広げられて、係止爪が差込み孔 の縁から外れて取外しを行なう状態となってしまい、係止が解除され、容器は落 下する。 そこでこの考案は、不測の脱落がない紐の取付け構造の提供を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するための手段を、実施例の図1および図2を用いて説明 すると、その構成は、フック5を、剛性を持つ2本の差込み脚8,8を有した形 状に形成するとともに、これら差込み脚8,8の内側の対向面に係止爪9,9を 形成し、係止部3,3を中空構造に形成するとともに、該係止部3の上面には、 上記差込み脚8,8を係止部3内に差込む2つの差込み孔3a,3aを形成し、 上記係止部3,3内に、上記差込み脚8,8の対向面間に位置して上記係止爪9 ,9が係止する弾性係止部材6,6を収納した携帯容器の紐取付け構造であるこ とを特徴とする。
【0006】
【作用】
すなわち、上述の構成によれば、紐の取付けを行なう場合には、フックの差込 み脚を取付け部の差込み孔に差込めばよい。2本の差込み脚に形成した係止爪は 、取付け部内に収納した弾性係止部材が弾性変位することによって係止される。
【0007】 そして、フックは剛性を有しているので、たといねじれの力を受けたとしても 変形しない。このため、差込み脚の間隔が狭められたり広げられたりすることが なく、係止爪の係止状態は強固に維持される。
【0008】
【考案の効果】
上述の結果、この考案によると、外力を受けて捩じれたとしても、フックは変 形することがないので、係止状態を強固に維持することができ、不測の脱落が防 止できる。
【0009】
【実施例】
この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。 図2はステンレス製魔法瓶1を示す平面図で、この図に示すように、ステンレ ス製魔法瓶1の容器本体2胴部の上下位置には、外周方向に突出する係止部3, 3を形成しており、紐4の取付けはこの係止部3,3に対して行なう。
【0010】 紐4の両端には、図1に示すようなフック5が取付けられており、このフック 5は、上述の係止部3,3内に収納した弾性係止部材6に係止する。
【0011】 フック5は、剛性を持つ正面視略鳥居形状に形成し、上部の横長の孔を紐挿通 孔7とし、下方に延びる2本の柱状体を差込み脚8,8としている。差込み脚8 ,8の横断面形状は略四角形で、下端部には、2段のテーパ面8a,8bを形成 している。また2本の差込み脚8,8の対向面には、若干上方に傾斜させた係止 爪9,9を突設している。
【0012】 前述した係止部3,3は、図2に示したように、上面にフック5の差込み脚8 ,8に対応する2つの差込み孔3a,3aを形成し、前述した如く、内部に弾性 係止部材6を収納している。 弾性係止部材6は、上述した差込み脚8,8間の幅に対応する平面視コ字形で 弾性変位する弾性部10と、これの両端に延設した外側に向けて突出する挟持用 突起11,11とで構成している。そして、弾性部10の上端面の外側にはテー パ面10a,10aを形成し、フック5の差込みによって起こる弾性変位を容易 にしている。また下端面の外側にも、図4に断面で示すように、外側ほど下がる テーパ面10b,10bを形成している。 なお、上述の挟持用突起11,11は、先端が所定長さ、前述した係止部3の 両側面から突出するように設定されている。すなわち、挟持用突起11,11を 挟持すれば、図3に仮想線で示すように変形し、コ字形の弾性部10は幅狭にな る。
【0013】 このような形状の弾性係止部材6の係止部3に対する収納は、挟持用突起11 ,11の先端を、両側面に形成する孔3b,3bから突出するとともに、左右方 向の中間位置に立設した1本のリブ3cに、コ字形の弾性部10の中間を載置し て行なう。なお、弾性係止部材6の前後方向の位置は、係止するフック5がコ字 形の弾性部10の先端側に位置するように設定する(図2および図5参照)。
【0014】 以上のように構成した紐4の取付け構造では、紐4を取付ける場合、紐4端部 のフック5を係止部3の差込み孔3a,3aに差込むだけでよい。 2本の差込み脚8,8は、下端部のテーパ面8a,8bや係止爪9,9の下側 の面によってコ字形の弾性部10を狭める方向に変形させながら侵入し、この差 込み脚8,8の係止爪9,9の上側の面が弾性部10の下面を越えた時点で、弾 性係止部材6の弾性部10は弾性復帰し、係止が完了する。 また、紐4の取外しを行なう時は、挟持用突起11,11を押して図3に示し たような弾性部10の変形を行ない、係止爪9,9と弾性部10下面との係止を 解除してフック5を引き抜く。 上述のような紐の取付け状態においては、フック5が剛性を有するように形成 されているので、使用中にフック5がねじれの力を受けたとしても変形がない。 このため、係止解除の条件となる弾性係止部材6の変形は起こらず、係止爪9, 9の係止状態は強固に維持される。しかも、この係止は、フック5の差込み脚8 ,8の内側の対向面と弾性係止部材6の弾性部10の外側面とが接触し、また、 係止爪9,9の上側の面と弾性部10の下面とが接触するので、強力に行なえる 。 したがって、フック5が外力を受けてねじれるようなことがあってもフック5 は変形せず、このため係止状態を強固に維持でき、不測の脱落を防止すること可 能である。
【0015】 以上はこの考案の一実施例で、他の構造を採用することも可能である。 例えば先の実施例では、係止部を容器本体胴部の上下位置に形成したが、上部 の2か所に形成するもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】要部を示す斜視図。
【図2】ステンレス製魔法瓶を示す平面図。
【図3】弾性係止部材を示す平面図。
【図4】係止状態を示す断面図。
【図5】要部を示す一部破断断面図。
【符号の説明】
1…ステンレス製魔法瓶 2…容器本体 3…係止部 3a…差込み孔 4…紐 5…フック 6…弾性係止部材 8…差込み脚 9…係止爪

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】紐の端部に取付けたフックを容器本体の係
    止部に係止する携帯容器の紐取付け構造であって、 前記フックを、剛性を持つ2本の差込み脚を有した形状
    に形成するとともに、 これら差込み脚の内側の対向面に係止爪を形成し、 前記係止部を中空構造に形成するとともに、 該係止部の上面には、上記差込み脚を係止部内に差込む
    2つの差込み孔を形成し、 上記係止部内に、上記差込み脚の対向面間に位置して上
    記係止爪が係止する弾性係止部材を収納した携帯容器の
    紐取付け構造。
JP5209192U 1992-06-30 1992-06-30 携帯容器の紐取付け構造 Expired - Lifetime JPH0733712Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5209192U JPH0733712Y2 (ja) 1992-06-30 1992-06-30 携帯容器の紐取付け構造

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JP5209192U JPH0733712Y2 (ja) 1992-06-30 1992-06-30 携帯容器の紐取付け構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0624648U true JPH0624648U (ja) 1994-04-05
JPH0733712Y2 JPH0733712Y2 (ja) 1995-08-02

Family

ID=12905166

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JP5209192U Expired - Lifetime JPH0733712Y2 (ja) 1992-06-30 1992-06-30 携帯容器の紐取付け構造

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JPH0733712Y2 (ja) 1995-08-02

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