JPH0733610B2 - ポリエステルタイヤコードの製法 - Google Patents

ポリエステルタイヤコードの製法

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JPH0733610B2
JPH0733610B2 JP57164045A JP16404582A JPH0733610B2 JP H0733610 B2 JPH0733610 B2 JP H0733610B2 JP 57164045 A JP57164045 A JP 57164045A JP 16404582 A JP16404582 A JP 16404582A JP H0733610 B2 JPH0733610 B2 JP H0733610B2
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【発明の詳細な説明】 本発明は、ハイモジュラス及び寸法安定性に優れるとと
もに大きなタフネスを有するポリエステルタイヤコード
を得るための製法に関するものである。
近年は、高速走行時の操縦安定性や乗り心地性に優れた
高性能ラジアルタイヤを製造するため、それに適したタ
イヤコードが求められてきている。
ところが、低速紡糸し高倍率延伸する方法によって製糸
されたポリエステル繊維を用いる従来の市販タイヤコー
ドは、寸法安定性が劣るため、通常、中間伸度(MDE)
が高くなるような条件で製造され、その結果、第2図の
Cのような荷重−伸長率曲線を示しモジュラスが低く乾
熱収縮率が高いタイヤコードであった。このようにモジ
ュラスが低く寸法安定性の劣るタイヤコードを用いたタ
イヤは高速走行時の操縦安定性や乗り心地性が劣るの
で、上記した高性能タイヤとすることは困難である。
そこで、タイヤコードとして用いた時にハイモジュラス
で寸法安定性に優れ、高性能タイヤ用のタイヤコードと
して好適なポリエステル繊維を得ることが種々検討され
てきた。
例えば、ポリエステル紡出糸を紡糸口金直下で直ちに急
冷し、高張力下で500〜3000m/分の高速で引取った後
に、低倍率で延伸する方法によってタイヤコード用繊維
を製造する方法が特開昭53-58032号公報で提案されてい
る。
この方法によって得られるポリエステル繊維はモジュラ
スが高く、寸法安定性に優れるという点において高性能
タイヤ用に適している。
しかし、このポリエステル繊維からなるタイヤコード
は、ターミナルモジュラスも大きいので、一定水準以上
の高いモジュラス及び強力を得ようとすると第2図のB
の荷重−伸長率曲線のように切断伸度が減少してしま
い、この結果、伸長時の仕事量が低下する。このように
伸長時仕事量が低いタイヤコードは負荷荷重吸収エネル
ギーが小さいので、タイヤのカーカス材として用いた場
合にタイヤ中でのコード破断が生じ易いという問題があ
る。従って、タイヤ中で大変形を受け易い大型タイヤ用
コードとして適用することには危険が伴い、さらに改善
が必要であった。
そこで、ハイモジュラス及び寸法安定性に優れるという
特性を有するとともに、大型タイヤに適用しても安全性
の高いタイヤとすることができるように伸長時仕事量が
大きくエネルギー吸収能の大きなポリエステルタイヤコ
ード(以下、単にタイヤコードと略す)を得ることにつ
いて鋭意検討した結果、本発明に到達した。
即ち、本発明の主な目的は、ハイモジュラス及び寸法安
定性に優れた高強力タイヤコードであって、しかも、大
幅に向上したタフネスを有し安全性の点でも問題がな
く、高性能タイヤとするために好適なタイヤコードを得
る製造方法を提供することにある。
ここで、タイヤコードのタフネスは、伸長時仕事量、即
ち、タイヤコードを伸長しながら荷重−伸長率曲線を描
きこの荷重−伸長率曲線と伸長率軸とで囲まれた面積を
測定することにより求められる仕事量(ジュール、J)
によって表すことができる。
そして上記目的は、溶融紡出糸条を冷却固化し紡糸速度
1500m/分以上で引取ることにより紡糸された、固有粘度
(IV)が0.8以上、複屈折(Δn)が25×10-3以上、か
つ密度(ρ)が1.338以上のポリエステル未延伸糸を、
延伸倍率1.7倍以上で延伸・熱処理することにより得ら
れた下記特性(イ)〜(ハ)を有する延伸糸を、撚係数
2000〜2500で合撚糸して生コードとし、該生コードに接
着剤を付与した後、230〜260℃で 30〜240秒間、1〜8%のストレッチをかけながら緊張
熱処理することによりポリエステルタイヤコードを製造
する方法において、 (イ)T/D≧7.5 (ロ)18≧DE (ハ)130≧Mi≧90 (但し、上記(イ)〜(ハ)において、T/D、DE、Miは
それぞれ延伸糸の強度(g/d)、切断伸度(%)、初期
引張抵抗度(g/d)を表わす。) 前記冷却固化を、口金直下の加熱筒に紡出糸条を通過さ
せた後、急冷することにより行うこと、前記延伸を未延
伸糸の限界延伸倍率の95%未満の延伸倍率で行った後、
続いて、1.5%未満の弛緩又は5.0%未満の緊張下で熱処
理することにより、延伸糸の切断伸度を13%以上かつタ
ーミナルモジュラスを15g/d以下とすること、及び、前
記接着剤付与後の緊張熱処理の条件を処理コードの中間
伸度(MDE)が3.0〜4.0%となるように設定し、中間伸
度(MDE)が3.0〜4.0%かつ伸長時仕事量(W)が2.4J
以上であるタイヤコードを製造することを特徴とする。
そしてこの方法によると、処理コードの中間伸度(MD
E)を前記範囲に設定することによりハイモジュラスタ
イヤコードとしているにもかかわらず、従来のタイヤコ
ードと比較してターミナルモジュラス(MT)を大幅に小
さくでき伸長時仕事量(W)が大幅に向上し2.4J以上の
水準とできる。このようにタフネスが大きく、即ち、負
荷荷重吸収エネルギーが大きくなるので、タイヤ中で大
変形を受け易い大型タイヤ用のタイヤコードに用いても
その変形に十分に対応でき、切断を防止できるという効
果が奏される。しかも、この高タフネス化は乾熱収縮率
(ΔS)を悪化させることなく達成することができる。
このように本発明法によると、ハイモジュラスで、タフ
ネスが大きく、しかも、寸法安定性に優れるというタイ
ヤコード用として優れた特性を具備するポリエステルタ
イヤコードを得ることができる。
具体的には、中間伸度(MDE)が3.0〜4.0%、ターミナ
ルモジュラス(MT)が25g/d以下、特に5〜25g/d、伸長
時仕事量(W)が2.4J以上、特に2.4〜3.5J、乾熱収縮
率(ΔS)が5.0%以下、特に2.0〜5.0%という特性を
具備することができる。
更に具体的に本発明法について以下に詳述する。
第1図は本発明法の一実施態様を模式的に示す製糸工程
図である。
本発明法によって得られるタイヤコードは実質的にポリ
エチレンテレフタレート繊維のみからなることが好まし
いが、ポリマ分子鎖の全繰返し単位の90モル%以上がポ
リエチレンテレフタレート単位である共重合又は混合ポ
リエステルであってもよい。
かかるポリエステルとしては、テレフタル酸及びエチレ
ングリコール、エチレンオキサイド成分の他に、イソフ
タル酸、フタル酸、ナフタレンジカルボン酸、ジフェニ
ルジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸、プロピレング
リコール、ブチレングリコール等のジオール成分が共重
合された共重合ポリマや、後者の成分、又は前者の成分
と後者の成分とから得られたポリマをポリエチレンテレ
フタレートに溶融混合した混合ポリマ等がある。
タイヤコード用に必要な強度水準を得るために、ポリエ
ステル繊維の固有粘度(IV)は0.8以上が必要であり、
通常は0.8〜1.2が好ましい。本発明法で紡糸延伸して上
記固有粘度(IV)を有するポリエステル繊維を得るため
には、溶融紡糸に供するポリエステルポリマは固有粘度
(IV)が0.85〜1.40のものを用いればよい。なお固有粘
度(IV)は次の方法で測定される値である。
オストワルド型粘度計を用いて、o−クロロフェノール
(OCP)25mlに対し試料2gを溶解した溶液の相対粘度η
rを25℃で測定し、次式により算出する。
固有粘度(IV)=0.0242・ηr+0.2634 ηr=(t×d)/(t0×d0) (但し、t、t0はそれぞれ試料溶液及びOCPの落下時
間、d、d0はそれぞれ試料溶液及びOCPの25℃の密度で
ある。) 本発明法におけるポリエステル未延伸糸は、紡糸口金
(11)から溶融紡出されたポリエステル糸条(Y)を冷
却固化し紡糸速度1500m/分以上で引取ることにより得ら
れる未延伸糸であって、複屈折(Δn)が25×10-3以上
かつ密度(ρ)が1.338以上であることを要し、さら
に、前記紡糸口金(11)の直下に取付けられた加熱筒
(12)内の加熱雰囲気(13)中を前記紡出糸条を通過さ
せた後、急冷することによって得られることが必要であ
る。この急冷は、10〜50℃程度の冷却風(15)を吹付け
ることによって行えばよい。
この際の加熱筒(12)の長さは5〜100cm、特に5〜50c
mであればよく、その加熱雰囲気(13)の温度はポリマ
の融点以上400℃以下であればよい。
なお、冷却固化された前記糸条には、常法どおり給油ロ
ール(17)によって油剤が付与され、その後に1500m/分
以上、特に1500〜6000m/分の表面速度で回転する引取ロ
ール(18)で引取られる。
前記複屈折(Δn)及び密度(ρ)は次の方法で測定さ
れる値である。
複屈折(Δn):ニコン(株)製XTP-11型偏光顕微鏡を
用い、ナトリウムランプD線を光源とし、通常のベレッ
クコンペンセータ法によって測定する。
密度(ρ):四塩化炭素を重液、n−ヘプタンを軽液と
して作成した密度勾配管を用い25℃で測定する。
前記方法によって得られる比較的高配向、高密度のポリ
エステル未延伸糸は高速の引取ロール(1FR:18)で引取
られた後、一旦ボビンに巻取った後に延伸してもよい
し、また、巻取ることなく連続して延伸してもよい。
第1図の工程図は、好適な延伸方法の一例として直線紡
糸延伸法を用いたものである。
第1図において、引取ロール(1FR:18)は100℃以下の
加熱、又は非加熱のロールである。給糸ロール(2FR:1
9)はポリエステルのガラス転移点温度〜150℃、好まし
くは80〜100℃に加熱されている。1FRと2FRとの間では
実質的な延伸が生じない程度の0〜5%のストレッチを
かける。これは引取られた糸を引続く延伸工程に安定に
供給する効果を有するが、2FRは省略する場合もある。
2FRと、80〜150℃、好ましくは80〜120℃に加熱された
第1延伸ロール(1DR:20)との間で1段目の延伸を行
う。2FRを省略する場合は1FRと1DRとの間で1段目の延
伸を行う。その延伸比は1.20〜2.00、好ましくは1.30〜
1.70がよい。次いで1DRと、230〜260℃に加熱された第
2延伸ロール(2DR:21)との間で1.10〜1.60倍、好まし
くは1.20〜1.50倍で2段目の延伸を行う。2段目の延伸
後、連続して2DRと、240℃以下の温度に加熱され又は非
加熱のままの張力調整ロール(RR:22)との間で1.5%未
満の弛緩又は5%未満の緊張を与えて熱処理を行い、巻
取機(23)で巻取る。
総合延伸倍率(1FR/2DRの延伸倍率)は、1.7倍以上かつ
限界延伸倍率の95%未満とすることが必要であり、実際
上は1.7〜3.0倍の範囲内で選択されればよい。なお、限
界延伸倍率とは糸切れすることなく2分以上延伸できる
最高延伸倍率をいう。
前記した固有粘度(IV)、紡糸条件及び延伸条件を相互
に関連づけて決定することにより、下記特性を有する延
伸糸を得ることが必要である。
(イ)T/D≧7.5 (g/d) (ロ)18≧DE≧13 (%) (ハ)130≧Mi≧90 (g/d) (ニ)15≧MT (g/d) なお上記(イ)〜(ニ)の特性の定義および測定法は次
のとおりである。
強度(T/D)、切断伸度(DE)、初期引張抵抗度(Mi):
JIS-L1017の方法に基き荷重−伸長率曲線を測定する。
試料を、20℃、65%RHに調節された雰囲気中に24時間以
上放置後“テンシロン"UTM-4L型引張試験機(東洋ボー
ルドウィン社製)を用いて、試長25cm、引張速度30cm/
分の条件で、荷重−伸長率曲線を測定する。ここで得ら
れた荷重−伸長率曲線より強度(T/D)、切断伸度(D
E)、初期引張抵抗度(Mi)の各値をJIS-L1017の定義に
より求める。
ターミナルモジュラス(MT):上記と同じ荷重−伸長率
曲線において、切断伸度より2.4%差引いた点から切断
伸度までの曲線上における応力の増分を求め、これを2.
4×10-2で除することにより得られる値である。
上記方法によって得られるタイヤコード原糸としてのポ
リエステル繊維は、繊維の個々のフィラメントが均一
で、強度(T/D)が高く、切断伸度(DE)が比較的高
く、その割に初期引張抵抗度(Mi)が高く、ターミナル
モジュラス(MT)が低いという特徴を有する。
そして、これらの延伸糸の条件のなかでも、高いモジュ
ラス及び高いタフネスを有するタイヤコードを得るため
には、特に次の製糸条件が重要である。
(1)紡出糸条が口金直下で一旦徐冷ゾーン(加熱筒に
よる加熱領域)を通過したあと高速で引取られること、
及び、 (2)限界延伸倍率の95%未満の延伸倍率で延伸した
後、続いて、1.5%未満の弛緩又は5.0%未満の緊張下で
熱処理を行うことにより、13%以上の切断伸度及び15g/
d以下のターミナルモジュラスの延伸糸とすること。
本発明において、口金直下に加熱筒を取付けこの加熱筒
内の加熱雰囲気中を紡出糸条を通過させることは、1500
m/分以上で高速紡糸した比較的高配向の未延伸糸を得る
場合の未延伸糸均一性を向上させ、紡糸性及び延伸性を
高める上で必要である。
即ち、タイヤコードの中間伸度(MDE)を3.0〜4.0%と
するハイモジュラス化コード処理をしてもターミナルモ
ジュラス(MT)が低く仕事量(W)が高いタイヤコード
を得るためには、高速紡糸−低倍率延伸時の紡糸速度を
1500m/分以上と高くすることが必要である。ところが、
口金直下に加熱筒を設けずに急速冷却する紡糸方法で15
00m/分以上の高速紡糸を行うと冷却固化点が固定されず
曳糸性が低下するため紡糸引取りを安定に行うことが困
難である。また、たとえ引取ることができたとしても繊
度斑が大きいために延伸性が悪い。従って、本発明の目
的の達成のためには口金直下で徐冷することは重要であ
る。
これに対し、1500m/分未満での引取速度ならば加熱筒な
しでも安定製糸が可能であるが、この場合は切断伸度が
低くターミナルモジュラスの高い延伸糸となり易く、タ
イヤコードの中間伸度(MDE)を3.0〜4.0%とするハイ
モジュラス化のコード処理をするとターミナルモジュラ
ス(MT)が高くなり過ぎ、仕事量(W)を高めることが
困難である。
また、この限界延伸倍率95%未満の延伸倍率をとるこ
と、及び、延伸に続いて5%未満の緊張又は1.5%未満
の弛緩下で熱処理することも、タイヤコードのタフネス
向上を図るために必要である。
これに対し、限界延伸倍率95%以上の延伸倍率で延伸す
る場合や延伸に続く熱処理の緊張率が5%以上の場合に
は、延伸糸の切断伸度が小さく(13%未満)またターミ
ナルモジュラスが大きく(15g/dを越える)なり易いの
で、タイヤコードの中間伸度(MDE)を3.0〜4.0%とす
るハイモジュラス化のコード処理をするとターミナルモ
ジュラス(MT)が高くなり過ぎ、仕事量(W)を高める
ことが困難である。
また、延伸に続く熱処理の弛緩率が1.5%以上の場合
は、延伸糸の切断伸度、ターミナルモジュラスを適正範
囲とできるものの、タイヤコードの中間伸度(MDE)を
3.0〜4.0%とするハイモジュラス化のコード処理をする
と、ターミナルモジュラス(MT)が高くなり過ぎ、仕事
量(W)を高めることが困難である。
上記特徴を有する延伸糸(タイヤコード原糸)を撚係数
2000〜2500で合撚糸して生コードとする。この撚係数は
ラジアルタイヤのカーカス材等に好適なタイヤコードと
するために必要である。
次にこの生コードをそのまま又はスダレ状に製繊した
後、通常のタイヤコード用接着剤、例えばRFL(レゾル
シン−ホルマリン−ラテックス)液と“PEXUL"(ICI社
製)の混合液に浸漬する。接着剤の付着量は1〜6%、
通常は2〜5%であればよい。次いで加熱炉中を通過さ
せて接着剤を乾燥させた後、緊張熱処理する。これらは
連続して行えばよい。
この接着剤付与後の緊張熱処理は、得られる処理コード
をハイモジュラスとするために中間伸度(MDE)が3.0〜
4.0%となるような条件を設定することが必要である。
一般的に、緊張熱処理の温度は230〜260℃、好ましくは
240〜255℃、時間は30〜240秒間、好ましくは60〜200秒
間、緊張率は1〜8%、好ましくは2〜6%の範囲内で
選択すればよい。また、その緊張熱処理は通常、2段階
で行い前段のホットゾーンで緊張し後段のノルマンゾー
ンで低緊張又は弛緩しながら処理するという方法が採用
されるが、この場合のトータルの緊張率が、前記した緊
張率の水準に相当する。
本発明法で得られるタイヤコードは上記処理によってハ
イモジュラスとなっているが、従来のモジュラスの低い
タイヤコードよりも優れた寸法安定性を保持し、しか
も、高タフネス化に好適な低いターミナルモジュラスを
有する。
かくして得られるタイヤコードは、中間伸度(MDE)が
3.0〜4.0%、ターミナルモジュラス(MT)が25g/d以
下、特に5〜25g/d、伸長時仕事量(W)が2.4J以上、
特に2.4〜3.5J、乾熱収縮率(ΔS)が5.0%以下、特に
2.0〜5.0%という特性を具備することができる。
なお上記各特性の値は次の測定法によるものである。
中間伸度(MDE):前記した原糸の強度(T/D)、切断伸
度(DE)、初期引張抵抗度(Mi)の測定と同じ方法でタ
イヤコードの引張試験を行い、荷重−伸長率曲線を得
る。この荷重−伸長率曲線において、原糸の繊度をD、
合撚糸数をnとした時、(4.5×D×n)/(1000×
2)(kg)の荷重時の伸度を求め、中間伸度(MDE)と
する。この中間伸度はタイヤコードのモジュラスを表わ
すパラメータであり、中間伸度が小さいほどモジュラス
が高いことを示す。
ターミナルモジュラス(MT):前記した原糸のターミナ
ルモジュラス(MT)と同じ測定法による。ただし、繊度
はタイヤコードに付着した接着剤の重量を補正しない値
を用いる。
伸長時仕事量(W):上記したタイヤコードの荷重−伸
長率曲線において、切断点から荷重軸と平行に伸長率軸
上に垂線を下し、この垂線と荷重−伸長率曲線と伸長率
軸とで囲まれる面積(W′)を求め、1000デニールの原
糸2本を合撚糸してなるタイヤコードを標準とした仕事
量に換算する。即ち、測定したタイヤコードの原糸デニ
ール(Dd)及び合撚糸本数(n本)から、下記式によっ
て補正する。
W=[(1000×2)/(D×n)]×W′ (ただし、W′は、原糸繊度D(デニール)、合撚糸数
n(本)からなるタイヤコードの仕事量(ジュール)で
ある。) 乾熱収縮率(ΔS):タイヤコード試料を綛状にとり、
20℃、65%RHの調節室に24時間以上放置した後、試料の
0.1g/dに相当する荷重をかけて長さl0を測定する。次
に、試料を無張力状態で177℃のオーブン中に30分間放
置した後、オーブンから取り出し、前記調節室で4時間
放置し、再び上記荷重をかけて長さ1を測定する。そ
して、次式により乾熱収縮率(ΔS)を算出する。
ΔS=[(l0−1)/l0]×100 (%) 本発明で得られるタイヤコード及び従来法によるタイヤ
コードの荷重−伸長率曲線を示す第2図に沿ってタイヤ
コードの特性を説明する。
第2図において、Aは本発明で得られるタイヤコードの
場合、Bは従来の高速紡糸−低倍率延伸(特開昭53-580
32号公報)によるタイヤコードの場合、Cは低速紡糸−
高倍率延伸による従来のタイヤコードの場合、また、
C′は低速紡糸−高倍率延伸による従来の市販タイヤコ
ードをハイモジュラス化した場合をそれぞれ示す。
本発明法で得られるタイヤコード(A)は、従来の高速
紡糸−低倍率延伸によるタイヤコード(B)と同様に寸
法安定性が良く中間伸度(MDE)が低い(即ちモジュラ
スが高い)。しかし、従来の高速紡糸−低倍率延伸によ
るタイヤコード(B)よりもターミナルモジュラス(M
T)が大幅に低い。しかも、切断伸度(DE)を比較的高
目とすることができるので、伸長時仕事量(W)を大き
くすることができ、著しくタフネスが改善される。
これに対し、従来の高速紡糸−低倍率延伸によるタイヤ
コード(B)も寸法安定性がよく中間伸度(MDE)が低
くハイモジュラスである。しかし、この時、ターミナル
モジュラス(MT)は高く切断伸度(DE)は低くなるの
で、その結果、伸長時仕事量(W)が小さくタフネスの
劣るものとなる。
また、従来の市販タイヤコード(C)は寸法安定性が劣
るため中間伸度(MDE)が高くモジュラスが低い。もし
寸法安定性のさらなる悪化を無視して中間伸度(MDE)
を下げるように処理すると高強力、ハイモジュラスのタ
イヤコード(C′)となるが、ターミナルモジュラス
(MT)は高く切断伸度(DE)は低くなり、その結果、伸
長時仕事量(W)が大幅に低下しタフネスが劣るものと
なる。
本発明法で得られるタイヤコードは、高強度、ハイモジ
ュラス、良好な寸法安定性、及び、大きなタフネス等の
優れた特性を具備するので、ラジアルタイヤ用カーカス
材として用いると、高速走行時の操縦安定性及び乗り心
地性に優れた高性能タイヤであり、しかも、安全性が一
層向上したタイヤとすることができる。従って、走行時
高荷重下で大変形を受ける大型タイヤに適用しても、安
全性の問題を生じることなく一層の高性能を発揮するこ
とができる。
なお、本発明法によるポリエステルタイヤコードは、上
記した優れた特性を生かし、Vベルト、タイミングベル
ト、搬送用ベルト等のゴム補強用コードとしても有用で
ある。
以下実施例により本発明を詳細に説明する。
[実施例] 固有粘度(IV)が1.28、カルボキシル末端基濃度が18.5
(eq/106g)のポリエチレンテレフタレートチップをエ
クストルーダ型紡糸機で紡糸した。ポリマ温度は295℃
とし、紡糸口金は孔径0.6mm、孔数288ホールとした。ま
た、吐出量は延伸後の糸条が約1000デニールとなるよう
に調整した。例えば、第1表試料No.2の場合は吐出量53
0g/分とした。
口金直下には長さ10cmの加熱筒を取付け、加熱筒内雰囲
気温度を300℃とした。口金から紡出された糸条は加熱
筒内雰囲気中を通過した後、冷却風で急冷固化され、次
いで給油ロールで油剤を付与された後、表面速度2000m/
分で回転するネルソンロールで引取られた。引取糸の固
有粘度(IV)は1.08、複屈折(Δn)は33×10-3、密度
(ρ)は1.342であった。
引取糸は一旦巻取ることなく連続して第1図の装置によ
って延伸し巻取った。延伸倍率および延伸後の弛緩率を
第1表のとおり変えて巻取り、第1表に示す特性を有す
る原糸とした。ロールの各温度は1FRが80℃、2FRが90
℃、1DRが110℃、2DRが245℃、RRが非加熱とし、ロール
への糸条の巻数(T)はそれぞれ4T、5T、5T、7T、4Tと
した。またこの時の限界延伸倍率は2.49倍であった。
また、口金直下の加熱筒を取外した以外は、上記と同様
に紡糸、延伸することを試みたが、固化点を固定するこ
とができずに繊度斑が大きくなり、2000m/分での引取り
はできなかった。
次いで、上記原糸を下撚および上撚とも49T/10cm(撚係
数約2300)で撚をかけ、2本合撚糸して生コードとし
た。生コードはリツラー社製コンピュートリータで、レ
ゾルシン・ホルマリン・ラテックスおよびICI社製“PEX
UL"を主成分とする接着液中を通過させた。接着液濃度
は20%としたが接着剤の付着量が約3%となるよう調整
した。接着液を乾燥させるため、160℃の加熱炉中で定
長状態で60秒間処理し、引続き、第2表に示す緊張率で
250℃の加熱炉(ホットゾーン)中で70秒間処理した
後、1%の弛緩を与えながら250℃で70秒間熱処理(ノ
ルマルゾーン)してタイヤコードとした。
得られたタイヤコードの特性を第2表に示す。
第2表に示すとおり、本発明法で特定した原糸製造条件
及び接着剤付与後のコード熱処理条件を満足させること
により、中間伸度(MDE)が3.0〜4.0%のハイモジュラ
スコードとしても、ターミナルモジュラス(MT)が低く
仕事量(W)が高い高タフネスのタイヤコードとするこ
とができた。しかも、乾熱収縮率(ΔS)も低く寸法安
定性に優れていた。
これに対し、延伸倍率条件が外れる試料No.4の場合は、
ハイモジュラスとするとターミナルモジュラス(MT)が
高く仕事量(W)が低く、タフネスの劣るタイヤコード
であった。
延伸直後の熱処理時の弛緩率が高過ぎる試料No.5、6の
場合も、その時の緊張率が高過ぎる試料No.9の場合も、
ハイモジュラスとするターミナルモジュラス(MT)が高
く仕事量(W)が低く、タフネルの劣るタイヤコードで
あった。
また、処理コードの中間伸度(MDE)が3.0%未満(小さ
過ぎ)となるような条件でコード緊張熱処理を行った試
料No.2(1)の場合は、ハイモジュラスであるもののタ
ーミナルモジュラス(MT)が高く仕事量(W)が低く、
タフネスの劣るタイヤコードであった。
さらに、処理コードの中間伸度(MDE)が4.0%を越える
(大き過ぎ)条件でコード緊張熱処理を行った試料No.2
(5)の場合は、ターミナルモジュラス(MT)が低く仕
事量(W)が大きくタフネス良好であるものの、モジュ
ラスの劣るタイヤコードであった。
[比較例] 通常の市販ポリエステルタイヤコード用繊維を入手した
ところ、第3表の試料No.11として示す特性を有してい
た。
また、特開昭53-58032号公報の実施例IIIに準じて、口
金直下に加熱筒を設置せずに急速冷却し、引取速度1150
m/分で引取った後に、2.37倍で延伸する方法により原糸
を製造したところ、第3表の試料No.12の特性を有する
原糸が得られた。
これらの繊維をそれぞれ実施例1と同様に合撚糸及び接
着剤付与、熱処理してタイヤコードとした。その際、第
4表に示すように熱処理時の緊張率を変えて処理した。
市販ポリエステルタイヤコード用繊維(試料No.11)
を、乾熱収縮率(ΔS)を小さくするようにコード熱処
理した試料No.11(1)の場合は、ターミナルモジュラ
ス(MT)は高いものの切断伸度(DE)が高いので仕事量
(W)が大きくタフネス良好であったが、中間伸度(MD
E)が高過ぎてモジュラスが劣り、しかも、乾熱収縮率
(ΔS)が高く寸法安定性もやや劣ったタイヤコードで
あった。
同じ市販ポリエステルタイヤコード用繊維(試料No.1
1)を、ハイモジュラスとなるようにコード熱処理した
試料No.11(2)の場合は、ターミナルモジュラス(M
T)が高く仕事量(W)が低くタフネスが劣り、しか
も、乾熱収縮率(ΔS)がかなり大きく寸法安定性が大
幅に劣るタイヤコードであった。
また、特開昭53-58032号公報に準じて加熱筒なしの急冷
紡糸により製造したポリエステルタイヤコード用繊維
(試料No.12)を、ハイモジュラスとなるようにコード
熱処理した試料No.12(1)、12(2)の場合は、乾熱
収縮率(ΔS)が低く寸法安定性良好であるものの、タ
ーミナルモジュラス(MT)が高く仕事量(W)が低くタ
フネスの劣るタイヤコードであった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明法の一実施態様を模式的に示す製糸工
程図である。 第2図は、タイヤコードの荷重−伸長率曲線を示す図で
ある。 [符号の説明] 10:スピンブロック、11:紡糸口金 12:加熱筒、13:加熱雰囲気 14:冷却筒、15:冷却風 16:チムニーダクト、17:給油ロール 18:引取ロール(1FR)、19:給糸ロール(2FR) 20:第1延伸ロール(1DR)、21:第2延伸ロール(2DR) 22:張力調整ロール(RR)、23:巻取機 Y:糸条 A:本発明法によるタイヤコード B、C、C′:従来、本発明外のタイヤコード
フロントページの続き 審判の合議体 審判長 青山 紘一 審判官 河合 厚夫 審判官 佐野 健治 (56)参考文献 特開 昭57−144106(JP,A) 特公 昭57−20419(JP,B2)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶融紡出糸条を冷却固化し紡糸速度1500m/
    分以上で引取ることにより紡糸された、固有粘度(IV)
    が0.8以上、複屈折(Δn)が25×10-3以上、かつ密度
    (ρ)が1.338以上のポリエステル未延伸糸を、延伸倍
    率1.7倍以上で延伸・熱処理することにより得られた下
    記特性(イ)〜(ハ)を有する延伸糸を、撚係数2000〜
    2500で合撚糸して生コードとし、該生コードに接着剤を
    付与した後、230〜260℃で30〜240秒間、1〜8%のス
    トレッチをかけながら緊張熱処理することによりポリエ
    ステルタイヤコードを製造する方法において、 (イ)T/D≧7.5 (ロ)18≧DE (ハ)130≧Mi≧90 (但し、上記(イ)〜(ハ)において、T/D、DE、Miは
    それぞれ延伸糸の強度(g/d)、切断伸度(%)、初期
    引張抵抗度(g/d)を表わす。) 前記冷却固化を、口金直下の加熱筒に紡出糸条を通過さ
    せた後、急冷することにより行うこと、 前記延伸を未延伸糸の限界延伸倍率の95%未満の延伸倍
    率で行った後、続いて、1.5%未満の弛緩又は5.0%未満
    の緊張下で熱処理することにより、延伸糸の切断伸度を
    13%以上かつターミナルモジュラスを15g/d以下とする
    こと、及び、 前記接着剤付与後の緊張熱処理の条件を処理コードの中
    間伸度(MDE)が3.0〜4.0%となるように設定し、中間
    伸度(MDE)が3.0〜4.0%かつ伸長時仕事量(W)が2.4
    J以上であるタイヤコードを製造することを特徴とす
    る、 ポリエステルタイヤコードの製法。
  2. 【請求項2】前記ポリエステルタイヤコードが、25g/d
    以下のターミナルモジュラス(MT)及び5.0%以下の乾
    熱収縮率(ΔS)を有することを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載のポリエステルタイヤコードの製法。
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