JPH0733598B2 - 金属箔の製造方法及び装置 - Google Patents

金属箔の製造方法及び装置

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JPH0733598B2
JPH0733598B2 JP1289823A JP28982389A JPH0733598B2 JP H0733598 B2 JPH0733598 B2 JP H0733598B2 JP 1289823 A JP1289823 A JP 1289823A JP 28982389 A JP28982389 A JP 28982389A JP H0733598 B2 JPH0733598 B2 JP H0733598B2
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moving belt
endless moving
electrolyte
wall
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マシーネンファブリック アンドリッツ アクチエンゲゼルシャフト
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    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25DPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
    • C25D1/00Electroforming
    • C25D1/04Wires; Strips; Foils
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25DPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
    • C25D7/00Electroplating characterised by the article coated
    • C25D7/06Wires; Strips; Foils
    • C25D7/0614Strips or foils

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  • Electrolytic Production Of Metals (AREA)
  • Cell Electrode Carriers And Collectors (AREA)
  • Primary Cells (AREA)
  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、金属箔を金属又はその他の適当な可撓性材料
の無端移動ベルト上に電着させる金属箔の製造方法及び
装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の金属箔製造方法においては、特に銅箔のような金
属箔はドラム上に電着させている。これらのドラムは、
陰極として接続され、その外周の約40%を金属塩水溶液
に漬(つ)けている。陽極は、ドラムの周囲から約10mm
の距離に配置している。このドラム上に、金属が電流に
よって沈着(析出)される。ドラムの回転速度及び電流
設定値により金属箔の厚さが決定され、通常ドラム当た
り20,00〜25,000アンペアの電流が使用されている。
このようにして作られた金属箔は、ドラムから引き離し
て巻取られ、続いて別の場所で更に処理が行われてい
る。
引続いて行う処理(あと処理)では、各金属箔を接(つ
な)いで無端ベルトとし、複数の直流電解槽を通って移
動させ、所望の金属又は合金の被膜を形成している。
上述の従来方法は、多くの欠点があるにも拘らず、今日
まで世界的に広く受入れられてきた。例えば、この方法
では与えられたドラムには一定の電流密度しか適用でき
ないので、電流密度を変えて金属箔の生地の感触に影響
を与える(制御する)ことができない。しかも、あと処
理を別の場所で行わねばならず、面倒で時間がかかる作
業を必要とする。
更に、従来方法の大きな欠点は、厚さが10μm以下の薄
い金属箔は巻取ることができないため、そのような薄い
金属箔を作れないことである。
米国特許第4,108,737号明細書(エヤハルト外1名)に
よって、スチールの無端移動ベルトに電着させることに
よる超伝導の箔、ストリップ(細長片)又は電線の製造
方法が公知となっている。しかし、その電着は大体にお
いて上述と同じやり方で行われている。上記米国特許明
細書の図面から明らかなように、その無端移動ベルト
は、ただ1つの電解槽の中でただ1つのドラムの周りに
巻かれている。
したがって、このドラムにはただ1つの特定の強さの電
流しな加えられず、無端移動ベルトは、単に金属箔をパ
シベーション槽及び浄化槽を通って移動させるだけの役
目しか果たしていない。ドラム上で浄化処理を行うに
は、大きな費用がかかる。この方法もまた、電着に関し
ては、上述の従来方法と同じ欠点を有する。
〔発明が解決しようとする課題〕
したがって、本発明の課題(目的)は、無端移動ベルト
上に金属箔を電着させるに際し、上述のような欠点がな
く、余り高くない相応のコストで金属箔を製造しうる方
法を提供することである。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
本発明方法においては、金属箔を1つ以上の電解槽で電
着させるようにし、該電解槽を通過する無端移動ベルト
の移動路に沿って電流密度を異なるレベル(値)に設定
することにより、上記の課題を解決した。
また、個々の電解槽内において電流密度のレベルを上記
ベルトの移動路に沿い変えて設定しうるようにすること
も、本発明方法に含まれる。
こうすると、電着工場の複数を可とする電解槽において
異なる電流密度を設定して金属箔の生地の感触を制御し
うるのみならず、各電解槽内における電着特性を変える
ことができる。このと特徴は、個々の電解槽において異
なる金属又は金属合金を電着させる、すなわち異なる電
解液を使用する場合に、特に重要である。1つの電解槽
しかない工場でも、本発明方法は金属箔の生地を制御す
るのに不可欠である(後述参照)。
上記の方法を実行する装置では、金属のその他の適当な
可撓性材料の無端移動ベルトを1つ以上のほぼ垂直な電
解槽に通し、各電解槽には2つの上部偏向ロールと少な
くとも1つの下部偏向ロールとを設け、上記移動ベルト
の1つの面上に金属箔が次第に付着して成長するように
した。各電解槽にはまた、上記移動ベルトと陽極と側方
に設けられた封止側壁とによって構成されその中を電解
液が流れる閉じた縦方向通路を設けた。
上記の電解槽は、必ずしも正確に垂直にする必要はな
い。
本発明の装置では、電解槽の少なくとも1つに少なくと
も3つの複数の電流ロールを設け、上記ベルトとの接触
円弧を少なくとも2°とし、陽極を上記ベルトの移動路
に沿って設ける。
本発明方法においては、電解槽を流れる電解液の流速は
0.1〜6.0m/ses、特に1〜4m/secの範囲内がよい。この
流速は、陽極の最下部に断面積が可変の排液手段を設け
ることにより自由に調整することができる。
陽極は、例えば鉛,鉛合金又は貴金属皮膜を有するチタ
ンで作るか或いは可溶性陽極を使用してもよい。
また、電流ロールは整流器を介して個々に又は組合せて
陽極に接続する。
〔実施例〕
以下、図面により本発明を具体的に説明する。
第1図は本発明装置の実施例の概略を示す斜視図、第2
図は第1図の電解槽の詳細を示す一部断面図である。
第1図に示すように、無端移動ベルト(1)は複数のほ
ぼ垂直な電解槽(2)を通過して移動する。本例では、
電解槽(2)は3つで1組になっており、このような2
つの組が使用されている。位置決め装置(3)は、無端
移動ベルト(1)の移動路が上からみて正確に直線状に
なるようにする。無端移動ベルト(1)は、電解槽
(2)に入る前に、垂直方向に可動の補正ロール(4)
を通ってブラシ(5)と接触する。無端移動ベルト
(1)は、電解槽(2)を通りながら金属箔で被覆さ
れ、電解槽(2)を通過したあと、少なくとも1つのす
すぎ部(6)及び乾燥部(7)を通る。そのあと、金属
箔(8)が無端移動ベルト(1)から引き出され、端縁
を切り取られ(トリミングされ)、巻取り手段(9)に
巻き取られる。ただし、例えばあと処理部(10)及び乾
燥部(11)で皿に電解的又は純化学的なあと処理を行っ
から巻き取ってもよい。本発明方法の変形として、金属
箔(8)を引き出す前に無端移動ベルト(1)の上で少
なくとも部分的にあと処理を行い、金属箔を分離したあ
と無端移動ベルト(1)に向いた面のみをあと処理して
もよい。
(12)は、電解槽(2)の電解液に循環させるための容
器を示す。勿論、複数の循環容器(12)を設けてもよ
く、特に各電解槽(2)又は電解槽の組毎に異なる電解
液を使用する場合には、そうする必要がある。電解液を
再生又は精製後に適用しうる場合、循環容器(12)より
電解槽(2)に循環ポンプ(図示せず)により電解液を
再循環させる。無端移動ベルト(1)は、移動路を一巡
する毎に通常の装置(図示せず)にて機械的,化学的又
は電気化学的に清掃する。
次に、本発明に使用する電解槽につき、第2図を参照し
て説明する。
無端移動ベルト(1)は、第1の上部偏向(方向変換)
ロール(21)を介して下部偏向ロール(22)に行き、こ
こから再び第2の上部偏向ロール(21′)に向かって上
昇する。複数個の電解槽が連続して設けられている場合
は、上部偏向ロール(21),(21′)をそれぞれ隣接す
る電解槽(2)の共有とすることができる。上部偏向ロ
ール(21),(21′)と下部偏向ロール(22)との間で
は、無端移動ベルト(1)は、垂直ではないが殆ど垂直
な方向に移動するよう導かれる。陽極(23)は、本発明
では複数の陽極部品で構成してもよいが、陽極(23)と
無端移動ベルト(1)の間を電解液が充満して流れるよ
うに、該ベルト(1)に対し適当な間隔を保持して配置
する。すなわち、陽極を無端移動ベルト(1)の移動路
に沿って配置し、該ベルト(1)と陽極(23)の間に封
止側壁(24)を設け、該ベルト(1)の下部偏向ロール
(22)と反対側を電解液が流れる縦方向通路を作る。こ
の通路のほぼ最下部に、断面積を調整できる排液孔(2
5)を設ける。この排液孔は、例えば絞り弁をもつパイ
プ・ニップルの形として、電解液の流速を調整しうるよ
うにしてもよい。電解液は、陽極(23)の上部両側より
静流(流れを静める)容器(26)及び流入口(27)を介
して縦方向通路内に導入する。導入された余分の電解液
は、溢流容器(28)の中に入り、そこから循環容器(1
2)に直接流入する。
電解槽(2)を流れた電解液は、同様に排液孔(25)よ
り循環容器(12)内に流入する。
本発明装置の不可欠の特徴は、各電解槽(2)が複数の
電流ロールを有する点である。すなわち、電解槽(2)
の垂直部分に、できれば互いに反対側に、陽極(23)に
対向して少なくとも2つの電流ロール(30),(30′)
を設ける。下部偏向ロール(22)はまた、3つ目の電流
ロードの機能をも演ずる。
第2図には、好適な例として電解槽(2)に正確に3つ
の電流ロールを設けたものを示す。2つの電流ロール
(30),(30′)は電解液の通路の上部に設け、3つ目
の電流ロールは同時に下部偏向ロール(22)として動作
させる。電流ロール(30),(30′)及び(22)並びに
設けることがあるその他の電流ロールは、個々に又は群
に組合せて陽極(23)に接続する。これらの接続路の中
には、少なくとも1つの整流器(31)を挿入する。
電流ロール又は電流ロール群に異なる強さの電流を加え
ることにより、電解槽(2)内の無端移動ベルト(1)
に沿って、もっと正確には陽極(23)に沿って、異なる
レベルの電流密度で無端移動ベルト(1)の上に金属箔
を電着することができる。低い電流密度で電着すると、
粒子分布が均一となり、高い電流密度で電着すると、粒
子の大きさが変わる。電着した金属箔の機械的特性はま
た、例えば上述した生地の変化によっても変わる。
本発明では更に、異なる電解槽に種々の異なる電解液を
使用して、異なる電解槽で種々の金属又は金属合金を沈
着させることができる。その場合は、無端移動ベルト
(1)及びその上に付着した金属箔を、異なる電解液が
入った次の電解槽に入れる前に、水ですすぐ必要があ
る。
本発明はまた、複合材料、特に複合金属箔の製造に使用
することができる。すなわち、1つ以上の金属箔製造装
置を合成樹脂のストリップ(細長片)の送りロール装置
と組合せて、金属箔とプラスチックの複合材料を作るこ
とができる。
次に、本発明方法を実験例により更に詳細に説明する。
2つの電解槽,チタン製で幅が1200mmの無端移動ベルト
及び幅が1000mmの陽極を有する本発明方法の実施装置に
おいて、硫酸銅電解液に種々の添加剤を加え、厚さが1
7.5μmの銅箔を得た。適用した電流密度は80A/dm2、電
解液の流速は3.45m/secであった。電着された銅箔は、
無端移動ベルトの上ですすぎ、乾燥することにより容易
にはがすことができた。
他の実験では、乾燥した銅箔を、はがす前に、接着剤を
一面に施したプラスチック・ベルトに接触させて押圧
し、その後無端移動ベルトだけをはぎ取った。
無端移動ベルトの移動速度を最初の例に比し3〜5倍に
上げたところ、厚さが5μmの銅箔が生成され、そのあ
と同様な処理により該ベルトより容易にはがすことがで
きた。
同じ装置でチタンの無端移動ベルトをニオブで安定化し
た高級スチール・ベルトに取り替え、直列に配置した複
数の電解槽で硫酸亜鉛電解液を使用して、厚さが20μm
の亜鉛箔を得た。そのあと、すすいだ後次の電解槽で厚
さが5μmの亜鉛ニッケル被膜で被覆した。この実験で
は、亜鉛箔生成時の電流密度は120A/dm2で、亜鉛ニッケ
ル被膜生成時の電流密度は65A/dm2であった。
このあと、実験装置を更に2電解槽分だけ増設し、無端
移動ベルトを銅の表面にチタンをめっきした新しいベル
トと取り替えた。中間の2つの電解槽に、焼結した鉄の
粒を入れたチタンのかご(容器)を不溶性の陽極の代わ
りに使用し、1番目と4番目の電解槽ではそのまま不溶
性の陽極を残した。1番目と4番目の電解槽にはそれぞ
れ亜鉛電解液を使用し、2番目と3番目の電解槽にはそ
れぞれ鉄電解液を使用した。こうして、両面が亜鉛で被
覆された鉄箔を得た。
特許請求の範囲には、本発明に不可欠な事項を記載し
た。特許請求の範囲に付記した図面の符号は、実施例と
本発明の構成要素との対応関係を示すもので、本発明を
図示の実施例に限定するものではない。
〔発明の効果〕
本発明の効果は、次のとおりである。
(イ)異なる電解槽の電流密度のみならず1つの電解槽
内の電流密度をも異なるレベルに設定して金属箔の生地
の感触や電着特性を制御することができる。
(ロ)あと処理を別の場所で行う必要がなく、経済的で
ある。
(ハ)厚さが10μm以下の薄い金属箔を製造することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の実施例の概略を示す斜視図、第2
図は第1図の電解槽の詳細を示す一部断面図である。 なお、図面の符号については、特許請求の範囲において
図示の実施例と対応する構成要素に付記して示したの
で、重複記載を省略する。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−107839(JP,A) 特開 昭49−27404(JP,A) 特開 昭63−255394(JP,A) 特開 昭61−266598(JP,A) 特公 昭51−5627(JP,B2)

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無端移動ベルト上に電解質を析出させるこ
    とによる金属箔の製造方法において、 垂直に延在する陽極要素を構成する少なくとも1つの垂
    直に延在する壁を用意することと、 上記無端移動ベルトに対して上記壁の上側部分に隣接し
    た上部偏向ロールと上記壁の下側部分に隣接した下部偏
    向ロールとを配置し、上記無端移動ベルトが上記陽極要
    素に隣接して垂直方向に延在して走行することができる
    ように上記偏向ロールを配置し、それによって上記走行
    する無端移動ベルトと上記陽極要素との間に電解質のた
    めの垂直に延在する通路を構成することと、 上記通路を囲むために横側のシール要素を配置すること
    と、 こうして形成された電解槽の少なくとも1つに付属して
    複数の、少なくとも3つの、電流ロールを配置し、該電
    流ロールと上記無端移動ベルトとの間の接触部の円弧が
    中心角2°以上となるようにすることと、 上記通路の上端部に通ずる溢流部を有し、上記壁の上側
    部分に隣接して電解質の流れを静かにするための静流容
    器を設けることと、 上記通路から電解質を排出するために上記壁の下端部に
    断面が調節可能な排出孔を設けることと、 上記静流容器より上記通路へ電解質を供給することと、 上記排出孔の断面積を調節して上記通路を流れる電解質
    の流れを制御することと、 上記無端移動ベルトを走行方向に移動させることと、 上記陽極要素と上記走行する無端移動ベルトに接触する
    電流ロールの間に電流を流し、上記無端移動ベルトの走
    行方向に沿って電流密度を変化させて、上記無端移動ベ
    ルトの上に金属を析出させて金属箔を形成することと、 を含む金属箔の製造方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の金属箔の製造方法におい
    て、上記壁は1つの垂直に延在する上記電解槽の壁を含
    み、該電解槽の壁は上記壁の反対側にて更に第2の陽極
    要素を構成する垂直に延在する第2の壁を有し、上記無
    端移動ベルトに対して上記第2の壁の上端部に隣接して
    更に第2の上部偏向ロールを設けることと、 上記無端移動ベルトが上記第2の陽極要素に隣接して垂
    直方向に延在して走行することができるように上記第2
    の上部偏向ロールを配置し、それによって上記走行する
    無端移動ベルトと上記第2の陽極要素との間に電解質の
    ための垂直に延在する第2の通路を構成することと、 上記第2の通路に通ずる溢流部を有し、上記第2の壁の
    上端部に隣接して電解質の流れを静かにするための第2
    の静流容器を設けることと、 上記第2の通路は上記排出孔に通ずる下端部を有するよ
    うに構成することと、 上記第2の静流容器より上記第2の通路へ電解質を供給
    することと、 上記無端移動ベルトを上記上部偏向ロールより上記下部
    偏向ロールへ下方に走行させ、上記下部偏向ロールより
    上記第2の上部偏向ロールへ走行させることと、 上記第2の陽極要素と上記走行する無端移動ベルトの間
    に電流を流し、上記無端移動ベルトの走行方向に沿って
    電流密度を変化させて、上記無端移動ベルトの上に金属
    を析出させて金属箔を形成することと、 の各工程を含む金属箔の製造方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載の金属箔の製造方法におい
    て、上記下部偏向ロールは上記電流を供給する電気回路
    の一部を形成することを特徴とする金属箔の製造方法。
  4. 【請求項4】請求項1記載の金属箔の製造方法におい
    て、上記排出孔の断面積は上記通路を流れる電解質の流
    速が0.1〜6.0m/sとなるように調節されることができる
    ことを特徴とする金属箔の製造方法。
  5. 【請求項5】請求項4記載の金属箔の製造方法におい
    て、電解質の流速が1.0〜4.0m/sとなるように調節され
    ることができることを特徴とする金属箔の製造方法。
  6. 【請求項6】請求項1記載の金属箔の製造方法におい
    て、上記無端移動ベルトが上記通路から出た後であって
    上記無端移動ベルトより金属箔を除去する前に金属箔の
    後処理をすることを特徴とする金属箔の製造方法。
  7. 【請求項7】請求項1記載の金属箔の製造方法におい
    て、上記無端移動ベルトより金属箔を除去した後に上記
    無端移動ベルトを清掃することを特徴とする金属箔の製
    造方法。
  8. 【請求項8】請求項2記載の金属箔の製造方法におい
    て、上記各工程は各電解槽に異なる電解液を有する複数
    の連続的な電解槽にて反復されることを特徴とする金属
    箔の製造方法。
  9. 【請求項9】請求項8記載の金属箔の製造方法におい
    て、上記各電解槽は異なる電流密度の電流にて作動され
    ていることを特徴とする金属箔の製造方法。
  10. 【請求項10】無端移動ベルト上に電解質を析出させる
    ことによる金属箔を製造するための金属箔の製造装置に
    おいて、 垂直に延在する陽極要素を構成する少なくとも1つの垂
    直に延在する壁と、 上記無端移動ベルトが上記陽極要素に隣接して垂直方向
    に延在して走行することができるように配置され、上記
    走行する無端移動ベルトと上記陽極要素との間に電解質
    のための垂直に延在する通路を構成するように、上記無
    端移動ベルトに対して上記壁の上側部分に隣接した上部
    偏向ロールと上記壁の下側部分に隣接した下部偏向ロー
    ルと、 上記通路を囲むために横側のシール要素と、 こうして形成された電解槽の少なくとも1つに付属して
    配置され、上記無端移動ベルトとの間の接触部の円弧が
    中心角2°以上となるように配置された複数の、少なく
    とも3つの、電流ロールと、 上記通路の上端部に通ずる溢流部を有し、上記壁の上側
    部分に隣接して電解質の流れを静かにするための静流容
    器と、 上記通路から電解質を排出するために上記壁の下端部に
    断面が調節可能な排出孔と、 を含む金属箔の製造装置。
  11. 【請求項11】上記電流ロールの2つ(30、30′)は上
    記電解槽(2)の垂直部分に設け、上記下部偏向ロール
    (22)は第3の電流ロールを形成していることを特徴と
    する請求項10記載の金属箔の製造装置。
  12. 【請求項12】上記2つの電流ロール(30、30′)は上
    記電解槽(2)の垂直部分にて互いに対面する側部に設
    けられていることを特徴とする請求項11記載の金属箔の
    製造装置。
  13. 【請求項13】上記少なくとも1つの電解槽の陽極要素
    (23)は少なくとも2つの複数の陽極部分を含むことを
    特徴とする請求項10記載の金属箔の製造装置。
  14. 【請求項14】上記電流ロール(30、30′、22)は上記
    陽極要素(23)に整流手段(31)を介して個別に又は組
    み合わせて接続されていることを特徴とする請求項10記
    載の金属箔の製造装置。
  15. 【請求項15】上記陽極要素は鉛、鉛合金又は貴金属被
    膜を有するチタンによって作られていることを特徴とす
    る請求項10記載の金属箔の製造装置。
  16. 【請求項16】可溶性陽極を使用することを特徴とする
    請求項10記載の金属箔の製造装置。
JP1289823A 1988-11-15 1989-11-07 金属箔の製造方法及び装置 Expired - Lifetime JPH0733598B2 (ja)

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AT2263/89 1989-09-28
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JPH02182889A JPH02182889A (ja) 1990-07-17
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