JP2022547336A - リードフレーム表面粗化度の製造設備及び製造方法 - Google Patents

リードフレーム表面粗化度の製造設備及び製造方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、繰り出し装置と、洗浄装置と、パルス反転電解技術によってリードフレーム材料の表面粗化度を調整制御可能な銅電解装置と、巻き取り装置とを含み、銅電解装置は、パルス順方向、逆方向電流と順方向、逆方向パルス時間を出力可能なパルス反転電源と、数量が複数であり、リードフレーム材料を絶えず前へ移動して移動経路を形成するように通過させることが可能な銅電解処理槽と、リードフレーム材料を浸すことができる銅電解薬液とを含むリードフレーム表面粗化度の製造設備及び製造方法を開示する。該設備によって生産されるリードフレーム材料は電解銅膜厚均一性が高くなり、リードフレーム材料表面と感光性ドライフィルムとの結合強度が強くなり、生産効率が高く、製品品質が高い等のメリットを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、連続リードフレーム表面処理製造の技術分野に関し、具体的には、リードフレーム表面粗化度の製造設備及び製造方法に関するものである。
高精密度チップとリードフレームをパッケージしてなる精密集積回路は現代電子情報産業の重要な中心的電子製品である。その中で、リードフレームの重要な作用はチップを支持し、内部素子を保護し、外部回路との接続をすることであり、集積回路における肝心な材料となっている。電子情報高度先端技術が急速に発展するに伴い、製品は小型化、多機能化、スマート化に向かって発展している。従って、リードフレーム材料のリードピッチ微細化、高密度の方向への発展が促進されている。それはリードフレーム材料の強度と導電性をより高く要求するだけではなく、材料の加工性能をもより高く要求してきている。例えば、リードフレーム材料には擦り傷、表面剥離、酸化、水残り及び不均一な外観色等の欠陥が許容されない。
半導体集積回路のリードフレーム材料の製造方法としてはリードフレーム材料表面に感光性ドライフィルムホットプレスプロセスを採用するのが主流となっている。近年来、半導体の高集積化に伴い、半導体パッケージ基板とプリント配線基板回路の微細化発展によって、リードフレーム材料の表面品質に対する要求が高くなる傾向がある。つまり、リードフレーム材料表面粗化度はドライフィルムホットプレスプロセスに影響する重要な要因となると共に、パッケージ過程でパッケージ材料と緊密に結合可能かを定める肝心な要素となる。従って、リードフレーム材料表面の洗浄生産設備の研究開発は非常に重要な課題になり、特にリードフレーム材料表面粗化度の製造方法及び製造設備の研究開発は迫って解決しようとする課題になっている。
特許文献1(CN 101864586 B)には、金属材料を脱脂と酸洗によって前処理し乾燥してから、金属材料の上下二面に感光膜を用いてホットプレス処理を行った後、紫外線を特製のリードフレームパターンの金型を透過させて感光膜を貼り付けたリードフレームを露光させ、且つ現像溶液を用いて処理した後エッチングと電気メッキ処理を行ってリードフレーム材料を製作する方法が記載されている。しかしながら、該方法においては、感光膜と金属材料表面との結合が強固ではないという欠陥が存在し、めっき液が感光膜と金属との間の隙間に染み込んでそれに電気メッキを施し、エッチング領域の微小部分がエッチングされなく又は全くエッチング除去されないという問題がある。
特許文献2(JP 6406711 B2)には、第1のめっき層を形成する工程が、金属板の表側の面と裏側の面の所定箇所に、順にNiめっき層、Pdめっき層及びAuめっき層を形成することを含むシート型リードフレームの製造方法が記載されている。第2のめっき層を形成する方法としてはAgめっき層を形成する方法は好ましい。しかしながら、前記製造方法はシート型生産プロセスであり、生産効率が低く、製品品質が不均一であるという欠陥が存在することに加えて、金属材料の洗浄プロセスのフローについては明細書に記載されていない。
特許文献3(JP 4431860 B2)には、表面粗化剤の過酸化水素と硫酸系にて銅及び銅合金材料表面を粗化してリードフレーム材料を提供する方法が記載されている。しかし、近年来、エッチングパターンの微細化のため、金属材料表面と感光性ドライフィルムのホットプレス結合強度に対する要求が高くなる傾向があり、表面粗化剤方法による金属表面の結合強度が不十分である。また、該方法を用いて粗化した後の銅表面は非常に酸化しやすいという欠陥がある。
特許文献4(JP 1997-298265 A)には、リードフレーム表面に複層の異なる密度のニッケルめっき層を形成して封止材料との結合強度を向上させる技術が提案されている。複層のニッケルめっき層の下層を、平滑で緻密な層を形成するニッケルめっき層で形成し、その上層を、縦方向への結晶成長を優先する脈流ニッケルめっき層で形成した。しかし、該複層めっき層技術においては、上部ニッケルめっき層の十分な表面粗化度を得ることができず、封止材料との結合力が弱い。従って、該技術は封止材料との結合強度が不足するという欠陥が存在する。
特許文献5(JP 2004-339584 A)には、リードフレーム表面に複数種の異なる金属めっき層を形成して封止材料との結合強度を向上させる技術が提供されている。2種の異なるニッケルめっき条件で2種の異なる厚さのニッケルめっき層をトータルの厚さが1.0μmとなるように先後して施し、次にその上に0.03μmのパラジウムめっき層を施し、該パラジウムめっき層に更に0.01μmの金めっき層を施した。第2層目のニッケルの形成プロセスでパルス反転電解技術を用いて適宜な表面粗化度のリードフレームが得られ、封止材料との粘着強度が各種の製品仕様要求を満たすことができるが、表面電解で析出する金は化学安定性が極めて高い貴金属であり、酸化して表面を粗面化することがないので、封止材料との結合性能を低くすることに加えて、複数種の異なる金属めっき層のリードフレームの生産プロセスは要求が高く、使用する貴金属が高価で製品コストを増加することになり、実際の生産で実現することが困難である。
特許文献1~5において多種のリードフレームの生産加工方法が提供されたが、文献1においては、感光性ドライフィルムとリードフレーム材料表面との結合が強固ではないという欠陥が存在し、めっき液が感光膜と金属との間の隙間に染み込んで電気メッキを施し、エッチング領域の微小部分がエッチングされなく又は全くエッチング除去されないという問題がある。文献2においては、生産効率が低く、製品品質が不均一であるという欠陥が存在することに加えて、金属材料の洗浄プロセスのフローについては明細書に記載されていない。文献3においては、化学薬液を用いた表面粗化方法による金属表面は結合強度が不十分であり、また、粗化した後のリードフレーム材料表面は非常に酸化しやすいという欠陥がある。文献4においては、複層めっき層技術で、十分な表面粗化度を得ることができず、封止材料との結合力が弱いため、該技術は封止材料との結合強度が不足するという欠陥が存在する。文献5においては、複数種の異なる貴金属めっき層のリードフレームと封止材料との結合性能が低くなり、生産プロセスの要求が高く、使用する貴金属が高価で製品コストを増加することになり、実際の生産で実現することが困難である。
上記問題はリードフレーム表面処理生産ライン製造業界において迫って解決しようとする重大な課題となる。リードフレーム材料は幅が一般に100mm以上であり、甚だしい場合には幅が300-400mmであり、それに対して端子材料は幅が一般に20mm以下であり、高い幅のリードフレーム材料に表面処理を実施する場合に膜厚均一性を確保するにはより高い難度がある。まず、リードフレーム材料表面処理生産ラインの連続生産において以下の要求を満たせることが必要となる。1)リードフレーム材料表面と感光性ドライフィルムとの結合が強固であることが必要となる。2)リードフレーム材料表面粗化度が封止材料とのホットプレス結合強固性を満たし、集積回路製品の品質と生産効率を確保することが必要となる。3)リードフレーム製品品質が不均一な欠陥を解決することが必要となる。4)リードフレーム材料表面粗化度が封止材料とのホットプレス結合強固性を満たす必要があることに加えて、リードフレーム材料表面の電解銅膜厚の均一化を達成することも必要となる。5)化学薬液による粗化プロセスにおいてリードフレーム表面と感光性ドライフィルムとのホットプレス結合強度が不足し、材料表面が非常に酸化しやすいという欠陥を解決することが必要となる。6)優れた耐食性能を有するリードフレーム製品を提供することが必要となる。
本発明は、少なくとも従来技術に存在する技術問題の一つを解決することを目的とする。
従って、本発明は、生産するリードフレーム材料の電解銅膜厚均一性を高くし、リードフレーム材料表面と感光性ドライフィルムとの結合強度を増強するものであって、優れた耐食性、封止材料との優れた粘着力を持たせるだけでなく、製品品質を確保するリードフレーム表面粗化度の製造設備を提供する。該リードフレーム表面粗化度の製造設備は生産効率が高く、製品品質が高く、歩留まりが高い等のメリットを有する。
従って、本発明は更に、製品品質が高く、生産効率が高い等のメリットを有するリードフレーム表面粗化度の製造方法を提供する。
本発明の第1態様の実施例に係るリードフレーム表面粗化度の製造設備においては、材料リールにおけるリードフレーム材料を繰り出すことができる繰り出し装置と、リードフレーム材料を洗浄して表面不純物を除去することができる洗浄装置と、パルス反転電解技術によってリードフレーム材料の表面粗化度を調整制御可能な銅電解装置と、処理されたリードフレーム材料を巻き取ることができる巻き取り装置とが生産工程順序により前から後へ順に設置されており、前記銅電解装置は、パルス順方向、逆方向電流と順方向、逆方向パルス時間を出力可能なパルス反転電源と、数量が複数であり、前記リードフレーム材料を絶えず前へ移動して移動経路を形成するように通過させることが可能な銅電解処理槽と、前記銅電解処理槽内に設けられ、前記リードフレーム材料を浸すことができる銅電解薬液とを含む。
本発明の実施例に係るリードフレーム表面粗化度の製造設備は、主として繰り出し装置、洗浄装置、銅電解装置及び巻き取り装置で構成され、洗浄装置によって清潔なリードフレーム材料を得ることができ、銅電解装置においてパルス反転電解技術を用いてリードフレーム材料表面の粗化度を調節制御することで、Cuめっき層の結晶粒子寸法と表面粗化度を増加して、リードフレーム材料と封止材料との間で非常に強い粘着効果を生じることができるだけではなく、電解析出層におけるピンホールのような欠陥が少なく、優れた耐食性能を有する。該設備によって生産されるリードフレーム材料は電解銅膜厚均一性が高くなり、リードフレーム材料表面と感光性ドライフィルムとの結合強度が強くなり、優れた耐食性、封止材料との優れた粘着力を有するだけではなく、製品品質が確保される。該リードフレーム表面粗化度の製造設備は、生産効率が高く、製品品質が高く、歩留まりが高い等のメリットを有する。
本発明の一実施例によれば、各前記銅電解処理槽内にはそれぞれ2つの電極板が前記リードフレーム材料の両側において対向して設置されるように設けられ、前記移動経路が2つの前記電極板の間にある。
本発明の一実施例によれば、電極板の表面積と各銅電解処理槽に浸す前記リードフレーム材料の表面積との割合が5:1である。
本発明の一実施例によれば、前記電極板の形状はシート状、網状又は異形に形成され、各前記銅電解処理槽内の2つの電極板は同じ形状又は異なる形状の組合である。
本発明の第2態様の実施例に係るリードフレーム表面粗化度の製造設備によれば、パルス反転電解技術によってリードフレーム表面粗化度を調整制御するリードフレーム表面粗化度の製造設備において、
リードフレーム表面粗化度を分析測定し、リードフレーム表面粗化度の算術平均値を算出するステップS1と、
リードフレーム材料を繰出し機から繰出し、電解脱脂槽に入れて洗浄し、次に酸活性化槽に入れて洗浄して、清潔なリードフレーム材料を得るステップS2と、
電解銅表面粗化度により、パルス反転電源の出力するパルス順方向、逆方向電流と順方向、逆方向パルス時間を決定する電気銅めっき工程となるステップS3と、
前記パルス順方向、逆方向電流を電極板を介して電流方向が電極板面に向かうように前記リードフレーム材料表面に施すステップS4と、
パルス反転電源をオンし、予熱した後、施される順逆方向パルス電流と前記順方向、逆方向パルス時間を制御して、リードフレーム材料の移動経路に沿って順に複数の銅電解処理槽によって処理した後製品に必要なリードフレーム表面粗化度を得るステップS5とを含むことを特徴とする。
本発明の一実施例によれば、電解銅表面粗化度=製品に必要なリードフレーム材料表面粗化度-リードフレーム材料表面粗化度である。
本発明の一実施例によれば、前記電解銅表面粗化度の算術平均値範囲が全て0.05μm~5.0μmである。
本発明の一実施例によれば、前記パルス反転電源の出力するパルス順方向電流範囲が5A~500Aであり、前記パルス反転電源の出力する逆方向電流範囲が20A~1000Aである。
本発明の一実施例によれば、前記パルス反転電源の出力するパルス順方向パルス時間の選択可能範囲が5ms~100msであり、前記パルス反転電源の出力するパルス逆方向パルス時間範囲が1ms~30msである。
本発明の一実施例によれば、前記銅電解処理槽内に銅電解薬液が設けられており、前記銅電解薬液は前記パルス反転電源の出力するパルス順方向、逆方向電流の密度使用範囲を満足する必要がある。
本発明の一実施例によれば、パルス順方向電流密度範囲が2A/dm~70A/dmであり、パルス逆方向電流密度範囲が5A/dm~170A/dmである。
本発明の付加態様及び長所については一部は以下において説明され、一部は下記の説明により明らかになり、又は本発明の実践によって理解可能になる。
本発明の上記及び/又は付加の態様及び長所は下記の図面を参照した実施例に対する説明によって明らかに且つ理解しやすくなる。
本発明の実施例に係るリードフレーム表面粗化度の製造方法のステップのフローチャートである。 リードフレーム表面処理のプロセス全体のフローチャートである。 本発明の実施例に係るリードフレーム表面粗化度の製造方法のパルス反転電源出力波形図である。 本発明の実施例に係るリードフレーム表面粗化度の製造方法のリードフレーム材料表面粗化度の製造設備である。 本発明の実施例に係るリードフレーム表面粗化度の製造方法の実施1の連続リードフレーム材料である。 本発明の実施例に係るリードフレーム表面粗化度の製造方法のリードフレーム材料表面粗化度の製造設備の図である。 本発明の実施例に係るリードフレーム表面粗化度の製造方法の実施2の連続リードフレーム材料の図面である。 本発明の実施例に係るリードフレーム表面粗化度の製造方法のシート型リードフレーム材料表面粗化度の製造設備の構成図である。 本発明の実施例に係るリードフレーム表面粗化度の製造方法の実施3のシート型リードフレーム材料の構成図である。
以下、本発明の実施例を詳細に説明し、前記実施例の例示的な例は図面に示されており、ここで、同じ又は類似的な符号は始めから終わりまで同じ又は類似的な素子或いは同じ又は類似的な機能を有する素子を表す。以下において図面を参照して説明する実施例は例示的なものであり、本発明を解釈することのみを目的とし、本発明を限定するものと理解してはならない。
本発明の説明では、理解すべきところとして、用語の「中心」、「縦方向」、「横方向」、「長さ」、「幅」、「厚さ」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「鉛直」、「水平」、「頂」、「底」「内」、「外」、「時計回り」、「逆時計回り」、「軸方向」、「径方向」、「周方向」等で示す方位又は位置関係は図面に基づくものであり、本発明を容易に説明し記述を簡略化するためのものに過ぎず、記載される装置又は素子は必ず特定の方位を有したり、特定の方位で構成、操作されたりすることを明示又は暗示することがないので、本発明を限定するものと理解してはならないことである。なお、「第1」、「第2」と限定される特徴は1つ又は複数の該特徴を含むことを明示又は暗示できる。本発明の説明では、特に断らない限り、「複数」は2つ又は2つ以上を意味する。
本発明の説明では、説明すべきところとして、明確に規定、限定しない限り、用語の「取り付ける」、「連結する」、「接続する」を広義的に理解すべきであり、例えば、固定的に接続してもよく、取り外し可能に接続してもよく、又は、一体的に接続してもよく、機械接続してもよく、電気的に接続してもよく、直接接続してもよく、更に中間媒介を介して間接的に接続してもよく、2つの素子の内部を連通させてもよいことである。当業者であれば、具体的な状況に応じて上記用語の本発明での具体的な意味を理解できる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施例に係るリードフレーム表面粗化度の製造設備を具体的に説明する。
図4に示すように、本発明の実施例に係るリードフレーム表面粗化度の製造設備は、繰り出し装置10、洗浄装置、銅電解装置及び巻き取り装置51を含む。
具体的には、本発明の実施例に係るリードフレーム表面粗化度の製造設備においては、繰り出し装置10は材料リールにおけるリードフレーム材料を繰り出すことができる。洗浄装置はリードフレーム材料を洗浄して表面不純物を除去することができる。銅電解装置はパルス反転電解技術によってリードフレーム材料の表面粗化度を調整制御可能であり、パルス順方向、逆方向電流と順方向、逆方向パルス時間を出力可能なパルス反転電源300と、数量が複数であり、リードフレーム材料を絶えず前へ移動して移動経路を形成するように通過させることが可能な銅電解処理槽30と、銅電解処理槽30内に設けられ、リードフレーム材料を浸すことができる銅電解薬液とを含む。巻き取り装置51は処理されたリードフレーム材料を巻き取ることができる。
本発明の一実施例によれば、各銅電解処理槽30内にはそれぞれ2つの電極板40がリードフレーム材料の両側において対向して設置されるように設けられ、移動経路が2つの電極板40の間にある。該電極板40が陽極板であり、銅電解処理槽30の数量が複数であってよく、銅電解処理槽30にはリードフレーム材料進行方向に沿って貫通する通路が設けられ、リードフレーム材料が銅電解処理槽30を通過可能である。パルス反転電源300の作用で、銅電解処理槽30内で電解作用が発生し、リードフレーム材料が陰極であり、2つの電極板40がリードフレーム材料の両側において対向して設置され、それによってリードフレーム材料の二面でも電解作用を発生可能であり、電流方向によってはリードフレーム材料表面で銅を析出し又は銅を剥離することができる。
更に、電極板40の表面積と各銅電解処理槽30に浸すリードフレーム材料の表面積との割合が5:1であり、好ましくは3:1であり、より好ましくは2:1である。銅電解処理槽30において、該電極板40が陽極板であり、リードフレーム材料が陰極であり、つまり、陽極材料面積と陰極材料面積との割合が5:1である要求を満足することが必要となる。
好ましくは、電極板40の形状はシート状、網状又は異形に形成され、各銅電解処理槽30内の2つの電極板40は同じ形状又は異なる形状の組合である。電極板40は可溶性金属と非可溶性金属の組合を採用してもよく、非可溶性電極板40の表面で貴金属を電解させてもよい。電極板40はプレートを円弧状に曲げたものであってもよく、網状を円弧状に曲げたものであってもよく、電極板40の表面積と各銅電解処理槽30に浸すリードフレーム材料の表面積との割合が5:1である要求を満足すればよい。つまり、2つの電極板40の形状は異なる形状の組合であってもよく、その一方がシート状であり、他方が異形であるようにしてもよいし、その一方が網状であり、他方がシート状であるようにしてもよく、実際の要求に応じてその大きさ、形状及び組合を設定可能であって、非常に高い適用性を有する。陽極の大きさと形状の調節によって、陽極材料面積と陰極材料面積との割合が5:1である要求を満足可能になり、それによってリードフレーム材料表面の電解銅膜厚均一性が高くなり、製品品質が確保され、リードフレーム表面処理生産ラインの生産効率が高くなる。
ここで、リードフレーム材料を水平搬送方式で銅電解処理槽を通過させることを説明されたく、その原因はリードフレーム材料の幅が端子材料の幅より大幅に大きくて、垂直に搬送すれば、リードフレーム材料進行中の安定性を確保できず、更に表面粗化度の処理に影響を与えることにある。水平搬送方式はより安定的であり、表面粗化度の処理が便利である。
そのため、本発明の実施例に係るリードフレーム表面粗化度の製造設備は、主として繰り出し装置10、洗浄装置、銅電解装置及び巻き取り装置51で構成され、洗浄装置によって清潔なリードフレーム材料を得ることができ、銅電解装置においてパルス反転電解技術を用いてリードフレーム材料表面の粗化度を調節制御する。該設備によって生産されるリードフレーム材料は電解銅膜厚均一性が高くなり、リードフレーム材料表面と感光性ドライフィルムとの結合強度が強くなり、優れた耐食性、封止材料との優れた粘着力を有するだけではなく、製品品質が確保される。該リードフレーム表面粗化度の製造設備は、生産効率が高く、製品品質が高く、歩留まりが高い等のメリットを有する。
電極板40も陽極板であり、陽極板が上陽極板40aと下陽極板40bを含むことを説明されたい。
以下、図面を参照しながら本発明の実施例に係るリードフレーム表面粗化度の製造方法を具体的に説明する。
図1と図2に示すように、本発明の実施例に係るリードフレーム表面粗化度の製造方法は、パルス反転電解技術によってリードフレーム表面粗化度を調整制御し、
リードフレーム表面粗化度を分析測定し、リードフレーム表面粗化度の算術平均値を算出するステップS1と、
リードフレーム材料を繰出し機から繰出し、電解脱脂槽に入れて洗浄し、次に酸活性化槽に入れて洗浄して、清潔なリードフレーム材料を得るステップS2と、
電解銅表面粗化度により、パルス反転電源300の出力するパルス順方向、逆方向電流と順方向、逆方向パルス時間を決定する電気銅めっき工程となるステップS3と、
パルス順方向、逆方向電流を電極板40を介して電流方向が電極板40の面に向かうようにリードフレーム材料表面に施すステップS4と、
パルス反転電源300をオンし、予熱した後、施される順逆方向パルス電流と順方向、逆方向パルス時間を制御して、リードフレーム材料の移動経路に沿って順に複数の銅電解処理槽30によって処理した後製品に必要なリードフレーム表面粗化度を得るステップS5とを含む。
言い換えると、本発明の実施例に係るリードフレーム表面粗化度の製造方法は、パルス反転電解技術によってリードフレーム表面粗化度を調整制御し、リードフレーム表面粗化度の分析測定によって、電解銅表面粗化度を得ることができ、即ち、電解銅表面粗化度Ra1=製品に必要なリードフレーム材料表面粗化度Ra2-リードフレーム材料表面粗化度Raである。電解銅表面粗化度により、パルス反転電源300の出力するパルス順方向、逆方向電流と順方向、逆方向パルス時間の最適組合を決定可能である。
まず、リードフレーム材料が繰り出し装置10から繰り出されて繰り出しガイドローラ11を通過してから、電解脱脂槽に進入して洗浄されて金属材料表面の油脂等を除去され、次に酸活性化槽に進入して洗浄されて金属材料表面のさび及び酸化物等を除去されて、清潔なリードフレーム材料が得られる。次に電気銅めっき工程に進み、銅電解処理槽30内で、電極板40が陽極であり、銅電解薬液中のリードフレーム材料が陰極であり、パルス反転電源300の作用で電解作用が発生し、リードフレーム材料表面の粗化度が変化する。具体的には、施される順方向、逆方向パルス電流と順方向、逆方向パルス時間によってはリードフレーム材料表面で発生する電解作用が異なる。
つまり、パルス反転銅電解プロセスにおいて、パルス反転電源300から出力されてリードフレームに施される電流が周期的に変化する。パルス反転電源300が順方向パルス電流を施すと、リードフレーム表面で電解が発生して銅を析出し、パルス順方向波形が現れるが、パルス反転電源300が逆方向パルス電流を施すと、リードフレーム材料表面で電解が発生して銅を剥離し、パルス逆方向波形が現れる。パルス反転電源300が繰り返して周期的に変化した後、リードフレーム材料表面で銅析出と銅剥離が絶えず発生し、異なる順方向、逆方向パルス時間を設置することによって、リードフレーム材料表面での析出銅と剥離銅の多少を制御して、銅膜厚を変化させることができ、具体的には、順方向パルス時間が長い時に、リードフレーム材料表面での析出銅が多く、銅膜厚が相対的厚いが、逆方向パルス時間が長い時に、リードフレーム材料表面での剥離銅が多く、銅膜厚が薄くなる。Cuめっき層の厚さ均一性を実現できるだけではなく、異なる要求に応じて異なるリードフレーム材料表面粗化度を実現することもできる。逆方向パルス電流電解によって銅を剥離すると同時に、リードフレーム表面のCuめっき層に吸蔵した水素原子を除去可能で、銅層に含有する水素原子によるCuめっき層の脆弱性を解消し、曲げ性のような加工可能性を改良する。
また、パルス反転銅電解プロセスにおいて、大粒径のCu結晶粒子が形成しやすい。逆方向パルス電流を施す時に、結晶粒子の粒径が小さいほど、優先的に電解剥離され、その原因は、結晶粒子の粒径が小さいほど、表面自由エネルギーが高くなり、不安定になることにある。図3に示すように、このような周期的な極性反転電流波形で順方向パルス電流と逆方向パルス電流を交互に繰り返して施す時に、大結晶粒子を有する粗銅表面が形成される。従って、リードフレームと封止材料との間で非常に強い結合効果を生じるため、非常に強い封止材料粘着性能を得ることができる。
つまり、パルス反転電源300による銅電解プロセスを行う時に、金属銅は結晶核の生成よりも結晶のエピタキシャル成長でCuの析出が速く、Cuめっき層の結晶粒子寸法と表面粗化度を増加することになる。このような不規則的な形状、粗い表面形態のため、リードフレーム材料と封止材料との間で非常に強い粘着効果を生じるので、得られる封止材料は非常に強い粘着性能を有する。周期的な極性反転電流波形で順方向パルス電流と逆方向パルス電流を交互に繰り返して施す時に、電解析出銅層における水素吸蔵によるひずみと不純物の混在が通常の直流電解析出銅層におけるひずみと不純物の混在よりも少ない。従って、電解析出層におけるピンホールのような欠陥が少なく、優れた耐食性を得ることができる。本発明のリードフレーム材料表面粗化度の製造方法及び製造設備を用いて化学薬液による粗化プロセスを代替することで、リードフレーム表面処理の生産効率を大幅に向上させると共に、製品品質を大きく高めることができ、リードフレーム材料表面粗化度の調節及び制御によって、リードフレームの後続の実際応用の範囲を拡大して、製品品質の合格率を高くする。
従って、本発明の実施例に係るリードフレーム表面粗化度の製造方法は、パルス反転電解技術によって銅電解プロセスを実施して、Cuめっき層の結晶粒子寸法と表面粗化度を増加して、リードフレーム材料と封止材料との間で非常に強い粘着効果を生じることができるだけではなく、電解析出層におけるピンホールのような欠陥が少なく、優れた耐食性能を有する。該方法は化学薬液による粗化プロセスを代替可能で、リードフレーム表面処理の生産効率を大幅に向上させ、電解銅膜均一性を向上させ、製品品質を確保することができる。リードフレーム材料表面粗化度の調節及び制御によって、リードフレームの後続の実際応用の範囲を拡大し、製品品質の合格率を高くする。
本発明の一実施例によれば、電解銅表面粗化度Ra1=製品に必要なリードフレーム材料表面粗化度Ra2-リードフレーム材料表面粗化度Raである。パルス反転電源300の出力するパルス順方向、逆方向電流と順方向、逆方向パルス時間の設定と調節は電解銅表面粗化度の分布及び電解銅表面粗化度の算術平均値と緊密な関係にあるので、電解銅表面粗化度の決定はパルス反転電解技術によるリードフレーム表面粗化度の調整制御に非常に大きい作用を果たす。
更に、電解銅表面粗化度、製品に必要なリードフレーム材料表面粗化度、リードフレーム材料表面粗化度の算術平均値範囲が全て0.05μm~5.0μmである。
選択可能に、パルス反転電源300の出力するパルス順方向電流範囲が5A~500Aであり、パルス反転電源300の出力する逆方向電流範囲が20A~1000Aである。
更に、パルス反転電源300の出力するパルス順方向パルス時間の選択可能範囲が5ms~100msであり、パルス反転電源300の出力するパルス逆方向パルス時間の範囲が1ms~30msである。
本発明のいくつかの具体的実施形態では、銅電解処理槽30内に銅電解薬液が設けられており、銅電解薬液はパルス反転電源300の出力するパルス順方向、逆方向電流の密度使用範囲を満足する必要がある。
選択可能に、パルス順方向電流密度範囲が2A/dm~70A/dmであり、パルス逆方向電流密度範囲が5A/dm~170A/dmである。パルス反転電源300出力電流A=銅電解薬液電流密度A/dm×材料表面積dmであり、パルス順方向電流密度の好ましい範囲が5A/dm~60A/dmであり、より好ましい範囲が10A/dm~50A/dmであり、パルス逆方向電流密度の好ましい範囲が10A/dm~160A/dmであり、より好ましい範囲が20A/dm~150A/dmである。
本発明の一実施例によれば、各銅電解処理槽30にはそれぞれ2つの電極板40がリードフレーム材料の両側において対向して設置されるように設けられ、移動経路が2つの電極板40の間にある。該電極板40が陽極板であり、銅電解処理槽30の数量が複数であってよく、銅電解処理槽30にはリードフレーム材料進行方向に沿って貫通する通路が設けられ、リードフレーム材料が銅電解処理槽30を通過可能である。パルス反転電源300の作用で、銅電解処理槽30内で電解作用が発生し、リードフレーム材料が陰極であり、2つの電極板40がリードフレーム材料の両側において対向して設置され、それによってリードフレーム材料の二面でも電解作用を発生可能であり、電流方向によってはリードフレーム材料表面で銅を析出し又は銅を剥離することができる。
更に、電極板40の表面積と各銅電解処理槽30に浸すリードフレーム材料の表面積との割合が5:1であり、好ましくは3:1であり、より好ましくは2:1である。銅電解処理槽30において、該電極板40が陽極板であり、リードフレーム材料が陰極であり、つまり、陽極材料面積と陰極材料面積との割合が5:1である要求を満足することが必要となる。
選択可能に、電極板40の形状はシート状、網状又は異形に形成される。電極板40は可溶性金属と非可溶性金属の組合を採用してもよく、非可溶性電極板40の表面で貴金属を電解させてもよい。電極板40はプレートを円弧状に曲げたものであってもよく、網状を円弧状に曲げたものであってもよく、電極板40の表面積と各銅電解処理槽30に浸すリードフレーム材料の表面積との割合が5:1である要求を満足すればよい。
好ましくは、各銅電解処理槽30内の2つの電極板40は同じ形状又は異なる形状の組合である。つまり、2つの電極板40の形状は異なる形状の組合であってもよく、その一方がシート状であり、他方が異形であるようにしてもよいし、その一方が網状であり、他方がシート状であるようにしてもよく、実際の要求に応じてその大きさ、形状及び組合を設定可能であって、非常に高い適用性を有する。陽極の大きさと形状の調節によって、陽極材料面積と陰極材料面積との割合が5:1である要求を満足可能になり、それによってリードフレーム材料表面の電解銅膜厚均一性が高くなり、製品品質が確保され、リードフレーム表面処理生産ラインの生産効率が高くなる。
従って、該リードフレーム表面粗化度の製造方法によって生産すれば、以下の要求を満たすことができる。1)リードフレーム材料表面と感光性ドライフィルムとの結合が強固であることが必要となる。2)リードフレーム材料表面粗化度が封止材料とのホットプレス結合強固性を満たし、集積回路製品の品質と生産効率を確保することが必要となる。3)リードフレーム製品品質が不均一な欠陥を解決することが必要となる。4)リードフレーム材料表面粗化度が封止材料とのホットプレス結合強固性を満たす必要があることに加えて、リードフレーム材料表面の電解銅膜厚の均一化を達成することも必要となる。5)化学薬液による粗化プロセスにおいてリードフレーム表面と感光性ドライフィルムとのホットプレス結合強度が不足し、材料表面が非常に酸化しやすいという欠陥を解決することが必要となる。6)優れた耐食性能を有するリードフレーム製品を提供することが必要となる。
要するに、パルス反転電源300に基づくパルス反転電解技術、選択型金属陽極、陽極の大きさ、形状の調節、及びパルス電解用銅薬液といった3要素は、集積回路産業に高品質と高性能のリードフレーム材料を提供し、先端リードフレーム生産製造技術に絶えず立ち向かうことを実現する重要な基礎となる。リードフレーム材料表面の電解銅膜厚均一性を向上させ、優れた耐食性、封止材料との優れた粘着力を持たせることができるだけではなく、製品品質を確保し、リードフレーム表面処理生産ラインの生産効率を高くする。
ここで、本発明のリードフレーム材料は金属材料であり得、金属材料は銅、ニッケル、コバルト、タングステン、モリブデン、クロム及び亜鉛から選択される任意1種の単体、又は銅、ニッケル、コバルト、リン、タングステン、ヒ素、モリブデン、クロム及び亜鉛から選択される任意2種又は2種以上からなる合金であってもよく、鉄及びその鉄合金であってもよく、更に各種のステンレス材料であってもよく、全ての金属材料は連続帯材であってもよく、連続リードフレーム材料であってもよいことを説明されたい。それ以外、表面に金属箔が付いている材料は全て本発明の製造方法と製造設備によって表面粗化度の生産加工を行うことができ、例えば、各種のプラスチックフィルムの片面又は両面に金属薄膜が付いている材料は全て必要な表面粗化度の材料の製造を行うことができる。
金属材料の選択可能幅範囲が10mm~1000mmであり、金属材料の選択可能厚さ範囲が0.03mm~0.30mmであり、金属材料表面粗化度の算術平均値選択可能範囲が0.06μm~2.0μmである。
以下、具体的な実施例及び比較実施例によって本発明を当業者に更に全面的に理解させるが、本発明をそれによって実施例範囲に限定することがない。
(金属材料)
本発明のリードフレーム材料は金属材料であり得、金属材料は銅、ニッケル、コバルト、タングステン、モリブデン、クロム及び亜鉛から選択される任意1種の単体又は銅、ニッケル、コバルト、リン、タングステン、ヒ素、モリブデン、クロム及び亜鉛から選択される任意2種又は2種以上からなる合金であってもよく、鉄及びその鉄合金であってもよく、更に各種のステンレス材料であってもよく、全ての金属材料は連続帯材であってもよく、連続リードフレーム材料であってもよい。それ以外、表面に金属箔が付いている材料は全て本発明の製造方法と製造設備によって表面粗化度の生産加工を行うことができ、例えば、各種のプラスチックフィルムの片面又は両面に金属薄膜が付いている材料は全て必要な表面粗化度の材料の製造を行うことができる。
金属材料の選択可能幅範囲が10mm~1000mmであり、金属材料の選択可能厚さ範囲が0.03mm~0.30mmであり、金属材料表面粗化度の算術平均値選択可能範囲が0.1μm~10.0μmである。
(感光性ドライフィルム)
感光性ドライフィルム表面と金属材料表面にホットプレス処理を行って、強固に粘着している表面品質が均一な被膜金属材料を得る。感光性ドライフィルム原材料の厚さ選択可能範囲が20~60μmであり、感光性ドライフィルム原材料の表面粗化度選択可能範囲が0.75~1.87μmであり、金属材料と感光性ドライフィルムとを貼り合わせた後の材料厚さ選択可能範囲が0.05~0.36mmであり、感光性ドライフィルム側の粗化度選択可能範囲が0.85~2.35μmである。
(銅電解薬液)
採用される銅電解薬液は、順方向電流密度選択可能範囲が2A/dm~70A/dmで、逆方向電流密度選択可能範囲が5A/dm~170A/dmで、銅電解薬液が順方向電流条件でリードフレーム材料表面を電解させて銅を析出可能であるが、逆方向電流条件でリードフレーム材料表面を電解させて銅を剥離可能であるという特別な要求を満足する必要がある。
(実施例1)
(1)表面粗化度の分析測定
図5に示すように、幅が350mm、厚さが0.12mmの銅テープC19400を原材料とした。形状測定検出器VK-Xシリーズを用いて分析測定したところ、粗化度Raが0.08~0.15μmであり、複数群のデータにより算出した平均値が0.11μmであった。
(2)選択された感光性ドライフィルムのホットプレス被膜要求により、金属材料表面粗化度範囲Raが1.3~1.5μmであった。
(3)パルス反転電解技術による材料表面粗化度Ra=(1.2~1.5μm)-(0.08~0.15μm)であり、即ち、生産加工粗化度範囲Raが1.12~1.35μmであった。
(4)製品生産加工要求により、金属材料に両面粗化度表面処理を実施した。
(5)リードフレーム材料表面粗化度の製造。
図1に示すように、まず、金属原材料を繰り出し装置10から繰り出して繰り出しガイドローラ11を通過させた後、電解脱脂槽に入れて洗浄して金属材料表面の油脂等を除去し、次に酸活性化槽に入れて洗浄して金属材料表面のさび及び酸化物等を除去し、清潔な金属材料を得た。
次に、図1と図4に示すように、第1銅電解処理槽30aにおいて、リードフレーム材料の上下両側にはパルス反転電源310の陽極に対して出力接続される上陽極板40aと下陽極板40bが設けられ、入口における陰極導電13aと出口における陰極導電13bがパルス反転電源310の陰極に対して出力接続された。第2銅電解領域~第7銅メッキ領域の接続方式は第1銅電解領域の接続方式と同じであった。
表1に示すように、原材料の銅テープの幅が350mmで、表面積が大きく、そして製品に必要なリードフレーム材料表面粗化度Ra 1.30~1.50μmが原材料粗化度Ra 0.08~0.15μmより大きく相違したので、好ましくは7ユニットの銅電解プロセスによって表面粗化度の処理を行う。7台のパルス反転電源310~370によるリードフレーム表面粗化度の全額を21等分し、1等分当たりの表面粗化度が0.06~0.07μmであった。例えば、実験条件No.1のパルス反転電源310が15部を占め、処理後到達すべき表面粗化度範囲Raが0.92~1.07μmであり、パルス反転電源320~370の6台のパルス反転電源300がそれぞれ1部を占め、それぞれのパルス反転電源300を用いて処理した後、材料表面粗化度が全てRa 0.06~0.07μmを満足すべきであった。
リードフレーム材料表面粗化度製造生産ラインの進行速度が好ましくは1.5m/minである。7台のパルス反転電源300に表1における条件No.7を採用した時に、7回の電解銅層粗化度の範囲が全て0.18~0.21μmであり、即ち7台のパルス反転電源300に設定した順逆方向パルス電流と順逆方向パルス時間条件が同じであり、得られた最下層から表層への表面粗化度及び緻密度の差が非常に小さく、リードフレーム材料表面特性が均一であった。
条件No.1を採用した時に、パルス反転電源310に大きい順方向パルス電流と長い順方向パルス時間を設定する必要があったが、逆方向パルス電流の設定値を小さくし、逆方向パルス時間を短く設定する必要があり、得られた電解銅粗化度が大きく且つ緻密度が悪かった。次の6台のパルス反転電源320~370の設定条件は条件No.7と比較すると、小さい順方向パルス電流と長い順方向パルス時間にしたが、逆方向パルス電流の設定値が条件No.7よりもわずかに大きく、逆方向パルス時間がNo.7よりも遥かに短ったので、得られた表面粗化度が製品仕様に到達したと同時に、条件No.7よりも表面緻密度が良かった。
条件No.2~No.6を採用した時に、リードフレーム材料は表面粗化度が要求に到達したと同時に、緻密度範囲が条件No.1とNo.7との間にあった。
条件No.13を採用した時に、6台のパルス反転電源310~360に小さい順方向パルス電流と長い順方向パルス時間を設定し、大きい逆方向パルス電流と非常に短い逆方向パルス時間を設定する必要があり、得られた銅メッキ層は粗化度が小さく且つ緻密度が良かった。最後の1台のパルス反転電源370の設定条件としては大きい順方向パルス電流と長い順方向パルス時間を設定し、大きい逆方向パルス電流と短い逆方向パルス時間を設定したので、得られた表面粗化度が製品仕様に到達したと同時に、条件No.7よりも表面緻密度が悪かった。
条件No.8~No.12を採用した時に、リードフレーム材料は表面粗化度が要求に到達したと同時に、緻密度が条件No.7とNo.13との間にあった。
リードフレーム表面粗化度を形状測定検出器VK-Xシリーズを用いて分析測定した。リードフレーム粗銅材料を後続の銀メッキの原料とする場合には、必ず銀メッキ層に対して緻密で強固な結合層を形成できることはリードフレーム表面仕様の判断標準となった。
感光性ドライフィルムを用いてリードフレーム材料表面粗化度と緻密度の効果を検証した。
感光性ドライフィルムのブランドと型番を選んだ後、形状測定検出器VK-Xシリーズを用いて分析測定したところ、粗化度Raが1.3~1.85μmであり、複数群のデータの平均値Raが1.58μmであった。上記の製造された金属材料に対してフィルムプレス装置によってホットプレスを実施した後の表面粗化度仕様範囲が1.57~1.93μmであった。この仕様範囲を検査標準として、上記の各種の条件で生産製造された金属材料と感光性ドライフィルムとをホットプレスした製品を形状測定検出器VK-Xによって検出することで、最適な金属材料表面粗化度の製造方法と最適なパルス反転電源300の設定条件を決定可能であった。
従って、本実施例の最適条件がNo.2であった。
(実施例2)
(1)表面粗化度の分析測定
図7に示すように、幅が115mm、厚さが0.15mmの巻取式リードフレームであり、金属原材料がC14410であった。形状測定検出器VK-Xシリーズを用いて分析測定したところ、粗化度Raが0.12~0.21μmであり、複数群のデータにより算出した平均値が0.17μmであった。
(2)後続の銀メッキプロセスの要求により、リードフレーム表面粗化度所望範囲が2.5~3.7μmであった。
(3)パルス反転電解技術による表面粗化度Ra=(2.5~3.7μm)-(0.12~0.21μm)であり、即ち、生産加工粗化度範囲Raが2.38~3.49μmであった。
(4)生産加工要求により、リードフレーム材料の片面に粗化度表面処理を実施した。
(5)リードフレームの表面処理。
図1に示すように、まず、金属原材料を繰り出し装置10から繰り出して繰り出しガイドローラ11を通過させてから、電解脱脂槽に入れて洗浄して金属材料表面の油脂等を除去し、次に酸活性化槽に入れて洗浄して金属材料表面のさび及び酸化物等を除去し、清潔な金属材料を得た。
次に、図6に示すように、第1銅電解処理槽30aにおいて、リードフレーム材料の上下両側にはパルス反転電源310の陽極に対して出力接続される上陽極板40aと下陽極板40bが設けられ、入口における陰極導電13aと出口における陰極導電13bがパルス反転電源310の陰極に対して出力接続された。第2銅電解領域~第6銅電解領域の接続方式は第1銅電解領域の接続方式と同じであった。
表2に示すように、巻取式リードフレーム材料は幅が115mmで、表面積が実施例1よりも1/3に不足し、6ユニットの銅電解プロセスを選択して表面粗化度の処理を行った。製品に必要な材料表面粗化度Raが2.38~3.49μmであった。6台のパルス反転電源310~360による金属表面粗化度の全額を18等分し、1等分当たりの表面粗化度が0.132~0.193μmであった。例えば、実験条件No.1のパルス反転電源310が11部を占め、処理後到達すべき表面粗化度範囲Raが1.454~2.132μmであり、パルス反転電源320が3部を占め、処理後到達すべき表面粗化度範囲Raが0.396~0.581μmであり、パルス反転電源320~360の4台のパルス反転電源300がそれぞれ1部を占め、それぞれのパルス反転電源300を用いて処理した後、材料表面粗化度が全てRa 0.132~0.193μmを満足すべきであった。
リードフレーム材料表面粗化度製造生産ラインの進行速度が好ましくは2.0m/minである。6台のパルス反転電源300に表2における条件No.9を採用した時に、6回の電解銅層粗化度の範囲が全て0.396~0.581μmであり、即ち6台のパルス反転電源300に設定した順逆方向パルス電流と順逆方向パルス時間条件が同じであり、得られた最下層から表層への表面粗化度及び緻密度の差が非常に小さく、リードフレーム材料表面特性が均一であった。
条件No.1を採用した時に、パルス反転電源310に大きい順方向パルス電流と長い順方向パルス時間を設定する必要があったが、逆方向パルス電流の設定値を小さくし、逆方向パルス時間を短く設定する必要があり、得られた電解銅粗化度が大きく且つ緻密度が悪かった。パルス反転電源320に設定すべき条件はNo.9の時の6台のパルス反転電源300に採用した条件と同じであり、次の4台のパルス反転電源330~360の設定条件は条件No.9と比較すると、小さい順方向パルス電流と長い順方向パルス時間にしたが、逆方向パルス電流の設定値が条件No.9よりもわずかに大きく、逆方向パルス時間がNo.9よりも遥かに短ったので、得られた電解銅表面粗化度が製品仕様要求に到達したと同時に、条件No.9よりも表面緻密度が良かった。
条件No.2、No.3、No.4、No.5、No.6、No.7及びNo.8を採用した時に、リードフレーム材料表面粗化度が要求に到達したと同時に、緻密度がNo.1とNo.9との間にあった。
条件No.17を採用した時に、4台のパルス反転電源310~340に小さい順方向パルス電流と長い順方向パルス時間を設定し、大きい逆方向パルス電流と短い逆方向パルス時間を設定する必要があり、得られた銅メッキ層は粗化度が小さく且つ緻密度が良かった。パルス反転電源350に設定すべき条件はNo.9の時の6台のパルス反転電源300に採用した条件と同じであり、最後の1台のパルス反転電源360の設定条件としては大きい順方向パルス電流と長い順方向パルス時間を設定し、大きい逆方向パルス電流と短い逆方向パルス時間を設定したので、得られた表面粗化度が製品仕様に到達したと同時に、条件No.9よりも表面緻密度が悪かった。
条件No.8~No.16を採用した時に、リードフレーム材料は表面粗化度が要求に到達したと同時に、緻密度が条件No.9とNo.17との間にあった。
従って、本実施例の最適条件がNo.3であった。
(実施例3)
(1)表面粗化度の分析測定
図9に示すように、幅が105mm、厚さが0.20mmのシート型リードフレームであり、金属原材料がC14410であった。形状測定検出器VK-Xシリーズを用いて分析測定したところ、粗化度Raが0.15~0.23μmであり、複数群のデータの平均値Raが0.19μmであった。
(2)後続の銀メッキプロセスの要求により、リードフレーム表面粗化度所望範囲Raが3.5~4.9μmであった。
(3)パルス反転電解技術による表面粗化度Ra=(3.5~4.9μm)-(0.15~0.23μm)であり、即ち、生産加工粗化度範囲Raが3.35~4.67μmであった。
(4)生産加工要求により、シート型リードフレームの片面に粗化度表面処理を実施した。
(5)シート型リードフレームの表面処理
図1に示すように、まず、リードフレーム材料を繰り出し装置10から繰り出して繰り出しガイドローラ11を通過させてから、電解脱脂槽に入れて洗浄して金属材料表面の油脂等を除去し、次に酸活性化槽に入れて洗浄して金属材料表面のさび及び酸化物等を除去し、清潔な金属材料を得た。
次に、図3と図8に示すように、第1銅電解処理槽30aにおいて、リードフレーム材料の上下両側にはパルス反転電源310の陽極に対して出力接続される上陽極板40aと下陽極板40bが設けられ、入口における陰極導電13aと出口における陰極導電13bがパルス反転電源310の陰極に対して出力接続された。第2銅電解領域~第6銅電解領域の接続方式は第1銅電解領域の接続方式と同じであった。
表3に示すように、シート型リードフレームは幅が105mmで、表面積が実施例1よりも1/3に不足し、好ましくは5ユニットの銅電解プロセスによって表面粗化度の処理を行う。製品に必要な材料表面粗化度Raが3.35~4.67μmであった。5台のパルス反転電源310~350による金属表面粗化度の全額を20等分し、1等分当たりの表面粗化度が0.167~0.233μmであった。例えば、実験条件No.1のパルス反転電源310が15部を占め、処理後到達すべき表面粗化度範囲Raが2.512~3.503μmであり、パルス反転電源320が2部を占め、処理後到達すべき表面粗化度範囲Raが0.335~0.467μmであり、パルス反転電源320~350の3台のパルス反転電源300がそれぞれ1部を占め、それぞれのパルス反転電源300を用いて処理した後、材料表面粗化度が全てRa 0.167~0.233μmを満足すべきであった。
シート型リードフレーム材料表面粗化度製造生産ラインの進行速度が好ましくは1.5m/minである。5台のパルス反転電源300に表3における条件No.9を採用した時に、5回の電解銅層粗化度の範囲が全て0.670~0.934μmであり、即ち6台のパルス反転電源300に設定した順逆方向パルス電流と順逆方向パルス時間条件が同じであり、得られた最下層から表層への表面粗化度及び緻密度の差が非常に小さく、リードフレーム材料表面特性が均一であった。
条件No.1を採用した時に、パルス反転電源310に大きい順方向パルス電流と長い順方向パルス時間を設定する必要があったが、逆方向パルス電流の設定値を小さくし、逆方向パルス時間を短く設定する必要があり、得られた電解銅粗化度が大きく且つ緻密度が悪かった。パルス反転電源320に設定すべき条件はNo.9の5台のパルス反転電源300に採用した条件と異なって、小さい順方向パルス電流と長い順方向パルス時間を採用し、逆方向パルス電流の設定値が条件No.9よりもわずかに大きく、逆方向パルス時間がNo.9よりも遥かに短った。次の3台のパルス反転電源330~350の設定条件は条件No.9と比較すると、小さい順方向パルス電流と長い順方向パルス時間にしたが、逆方向パルス電流の設定値が条件No.9よりもわずかに大きく、逆方向パルス時間がNo.9よりも遥かに短った。従って、得られた電解銅表面粗化度が製品仕様要求に到達したと同時に、条件No.9よりも表面緻密度が良かった。
条件No.2、No.3、No.4、No.5、No.6、No.7及びNo.8を採用した時に、リードフレーム材料表面粗化度が要求に到達したと同時に、緻密度がNo.1とNo.9との間にあった。
条件No.17を採用した時に、3台のパルス反転電源310~330に小さい順方向パルス電流と長い順方向パルス時間を設定し、大きい逆方向パルス電流と非常に短い逆方向パルス時間を設定する必要があり、得られた銅メッキ層粗化度が小さく且つ緻密度が良かった。パルス反転電源340に設定すべき条件はNo.9の時の5台のパルス反転電源300に採用した条件と異なって、小さい順方向パルス電流と長い順方向パルス時間を採用し、逆方向パルス電流の設定値が条件No.9よりもわずかに大きく、逆方向パルス時間がNo.9よりも遥かに短った。最後の1台のパルス反転電源350の設定条件としては大きい順方向パルス電流と長い順方向パルス時間にしたが、大きい逆方向パルス電流と短い逆方向パルス時間を設定したので、得られた表面粗化度が製品仕様に到達したと同時に、条件No.9よりも表面緻密度が悪かった。
条件No.8~No.16を採用した時に、リードフレーム材料表面粗化度が要求に到達したと同時に、緻密度が条件No.9とNo.17との間にあった。
従って、本実施例の最適条件がNo.4であった。
表1、表2、表3はそれぞれ7台のパルス反転電源300に対応するリードフレーム表面粗化度の割り当て分、6台のパルス反転電源300に対応するリードフレーム表面粗化度の割り当て分、5台のパルス反転電源300に対応するリードフレーム表面粗化度の割り当て分を示している。その中に各パルス反転電源300の割り当て部数と具体的な表面粗化度範囲を含む。
表1:7台のパルス反転電源に対応するリードフレーム表面粗化度の割り当て分
単位:μm
Figure 2022547336000002
表2:6台のパルス反転電源に対応するリードフレーム表面粗化度の割り当て分
単位:μm
Figure 2022547336000003
表3:5台のパルス反転電源に対応するリードフレーム表面粗化度の割り当て分
単位:μm
Figure 2022547336000004
従って、各ユニットを調節制御して、パルス反転電源300の出力する電流をそれぞれ相違させることができると共に、各ユニットを調節制御して、パルス反転電源300の出力するパルス時間をもそれぞれ相違させることができ、選ばれた異なる設定条件のユニットの各種の順列組合せによって、表面粗化度所望範囲の試験方策を設計し、実験結果に最適化処理を行って、最適な材料表面粗化度の実験方法を選択して、リードフレーム生産要求に必要なリードフレーム材料表面粗化度を得た。
リードフレーム材料表面粗化度を調節制御する銅電解プロセスの選択可能範囲が3ユニット~12ユニットであり、好ましい範囲が4ユニット~11ユニットであり、より好ましい範囲が5ユニット~10ユニットである。
図1~図9に示すように、本発明の実施例に係るリードフレーム材料表面粗化度の製造方法によれば、リードフレーム材料を電解加工によって製品に必要な表面粗化度にすることができる。パルス反転電解技術によって、好ましくは銅電解薬液を用いて連続リードフレーム材料200、500及び700に表面処理を行う。リードフレーム材料表面粗化度の生産加工条件は表面粗化度所望範囲の試験方策を設計することによって決定可能で、そして実験結果に最適化処理を行って最適な材料表面粗化度の製造方法を選択して、連続生産加工効率が高くなり、リードフレーム材料表面と感光性ドライフィルムとの結合強度及び封止材料との結合強度が増加し、リードフレームの製品品質が高くなった。
本発明のリードフレーム材料は金属材料であり得、金属材料は銅、ニッケル、コバルト、タングステン、モリブデン、クロム及び亜鉛から選択される任意1種の単体、又は銅、ニッケル、コバルト、リン、タングステン、ヒ素、モリブデン、クロム及び亜鉛から選択される任意2種又は2種以上からなる合金であってもよく、鉄及びその鉄合金であってもよく、更に各種のステンレス材料であってもよく、全ての金属材料は連続帯材であってもよく、連続リードフレーム材料であってもよい。それ以外、表面に金属箔が付いている材料は全て本発明の製造方法と製造設備によって表面粗化度の生産加工を行うことができる。例えば、各種のプラスチックフィルムの片面又は両面に金属薄膜が付いている材料は全て必要な表面粗化度の材料の製造を行うことができる。
リードフレーム材料の板厚選択可能範囲が0.03mm~0.80mmであり、好ましい範囲が0.05mm~0.55mmであり、より好ましい範囲が0.07mm~0.35mmであり、金属材料の幅選択可能範囲が50mm~1000mmであり、好ましい範囲が80mm~700mmであり、より好ましい範囲が100mm~500mmである。
感光性ドライフィルム表面とリードフレーム材料表面にホットプレス処理を実施して、強固に結合している表面厚さが均一な被膜リードフレーム材料を得る。感光性ドライフィルム原材料の厚さ選択可能範囲が20~100μmであり、好ましい範囲が20~80μmであり、より好ましい範囲が20~80μmである。また、感光性ドライフィルム原材料の表面粗化度選択可能範囲が0.65~2.17μmであり、好ましい範囲が0.55~2.07μmであり、より好ましい範囲が0.50~1.97μmである。感光性ドライフィルムとリードフレーム材料にホットプレス結合を実施した後の感光性ドライフィルム側の粗化度選択可能範囲が1.05~2.65μmであり、好ましい範囲が0.95~2.50μmであり、より好ましい範囲が0.85~2.30μmである。
パルス反転電解技術は、パルス反転電源300の出力する順方向パルス波形と逆方向パルス波形の電流の陽極板と銅電解薬液を介したリードフレーム材料表面への伝送、及び順方向パルス時間、逆方向パルス時間で構成されるものである。好ましくは、パルス反転電源300の出力するダブルパルス順方向電流の選択可能範囲が5A~500Aであり、好ましい範囲が10A~450Aであり、より好ましい範囲が20A~430Aである。ダブルパルス整流器の出力する逆方向電流の選択可能範囲が20A~1000Aであり、好ましい範囲が30A~900Aであり、より好ましい範囲が50A~850Aである。パルス反転電源300の出力するダブルパルス順方向パルス時間の選択可能範囲が5ms~100msであり、好ましい範囲が7ms~70msであり、より好ましい範囲が10ms~50msである。パルス反転電源300の出力する逆方向パルス時間の選択可能範囲が1ms~30msであり、好ましい範囲が3ms~20msであり、より好ましい範囲が5ms~10msである。
ここで、銅電解薬液の順方向電流密度選択可能範囲が2A/dm~70A/dmであり、好ましい範囲が5A/dm~60A/dmであり、より好ましい範囲が10A/dm~50A/dmである。銅電解薬液の逆方向電流密度選択可能範囲が5A/dm~170A/dmであり、好ましい範囲が10A/dm~160A/dmであり、より好ましい範囲が20A/dm~150A/dmである。
更に、陽極板表面積と各銅電解薬液槽に浸すリードフレーム材料の表面積との割合が選択可能に5:1であり、好ましくは3:1であり、より好ましくは2:1である。陽極板は可溶性金属と非可溶性金属を採用してもよく、非可溶性陽極板の表面で貴金属を電解させる方法を採用してもよい。陽極の形状はシート状と網状であってもよく、異形であってもよく、例えば、プレートを円弧状に曲げたものであってもよく、又は網状を円弧状に曲げたものであってもよく、更に例えば、平面板において位置によっては異なる大きさと分布で穴開けした各種の組合であってもよく、陽極面積と陰極面積との割合が5:1である要求を満足するために、2種の異なる形状の陽極又は2種以上を組み合わせてもよい。リードフレーム表面粗化度の算術平均値の選択可能範囲が0.05μm~5.0μmであり、好ましくは0.07μm~4.5μmであり、より好ましくは0.09μm~3.9μmである。
本発明の実施例に係るリードフレーム表面粗化度の製造設備の他の構造と操作の全部は当業者にとって理解でき且つ実現しやすいものであるため、詳細な説明を省略する。
本明細書の説明では、用語の「一実施例」、「いくつかの実施例」、「例示的な実施例」、「例」、「具体的な例」、又は「いくつかの例」等を参照した説明は、該実施例又は例に基づいて説明した具体的な特徴、構造、材料又は特徴が本発明の少なくとも1つの実施例又は例に含まれることを意味する。本明細書において、上記用語に対する例示的な記述は必ず同じ実施例又は例に対するものであるというわけではない。そして、説明された具体的な特徴、構造、材料又は特徴はいずれか1つ又は複数の実施例又は例において適切な方式で組み合わせることが可能である。
本発明の実施例を示して説明したが、本発明の原理及び主旨を逸脱しない限り、これらの実施例に種々の変化、修正、取り替え及び変形を加えることが可能で、本発明の範囲が特許請求の範囲及びそれと同等なものによって限定されることは当業者に理解可能である。
300 パルス反転電源
310-370 パルス反転電源
200 連続リードフレーム材料
500 連続リードフレーム材料
700 連続リードフレーム材料
10 繰り出し装置
11 繰り出しガイドローラ
13a 入口における陰極導電
13b 出口における陰極導電
30 銅電解処理槽
30a-30g 銅電解処理槽
40 電極板
40a 上陽極板
40b 下陽極板
50 巻き取りガイドローラ
51 巻き取り装置
本発明の第2態様の実施例に係るリードフレーム表面粗化度の製造方法によれば、パルス反転電解技術によってリードフレーム表面粗化度を調整制御するリードフレーム表面粗化度の製造方法において、
リードフレーム表面粗化度を分析測定し、リードフレーム表面粗化度の算術平均値を算出するステップS1と、
リードフレーム材料を繰出し機から繰出し、電解脱脂槽に入れて洗浄し、次に酸活性化槽に入れて洗浄して、清潔なリードフレーム材料を得るステップS2と、
電解銅表面粗化度により、パルス反転電源の出力するパルス順方向、逆方向電流と順方向、逆方向パルス時間を決定する電気銅めっき工程となるステップS3と、
前記パルス順方向、逆方向電流を電極板を介して電流方向が電極板面に向かうように前記リードフレーム材料表面に施すステップS4と、
パルス反転電源をオンし、予熱した後、施される順逆方向パルス電流と前記順方向、逆方向パルス時間を制御して、リードフレーム材料の移動経路に沿って順に複数の銅電解処理槽によって処理した後製品に必要なリードフレーム表面粗化度を得るステップS5とを含むことを特徴とする。
(実施例1)
(1)表面粗化度の分析測定
図5に示すように、幅が350mm、厚さが0.12mmの銅テープC19400を原材料とした。形状測定検出器VK-Xシリーズを用いて分析測定したところ、粗化度Raが0.08~0.15μmであり、複数群のデータにより算出した平均値が0.11μmであった。
(2)選択された感光性ドライフィルムのホットプレス被膜要求により、金属材料表面粗化度範囲Raが1.3~1.5μmであった。
(3)パルス反転電解技術による材料表面粗化度Ra=(1.3~1.5μm)-(0.08~0.15μm)であり、即ち、生産加工粗化度範囲Raが1.12~1.35μmであった。
(4)製品生産加工要求により、金属材料に両面粗化度表面処理を実施した。
(5)リードフレーム材料表面粗化度の製造。
表2に示すように、巻取式リードフレーム材料は幅が115mmで、表面積が実施例1よりも1/3に不足し、6ユニットの銅電解プロセスを選択して表面粗化度の処理を行った。製品に必要な材料表面粗化度Raが2.38~3.49μmであった。6台のパルス反転電源310~360による金属表面粗化度の全額を18等分し、1等分当たりの表面粗化度が0.132~0.193μmであった。例えば、実験条件No.1のパルス反転電源310が11部を占め、処理後到達すべき表面粗化度範囲Raが1.454~2.132μmであり、パルス反転電源320が3部を占め、処理後到達すべき表面粗化度範囲Raが0.396~0.581μmであり、パルス反転電源330~360の4台のパルス反転電源300がそれぞれ1部を占め、それぞれのパルス反転電源300を用いて処理した後、材料表面粗化度が全てRa 0.132~0.193μmを満足すべきであった。

Claims (11)

  1. 材料リールにおけるリードフレーム材料を繰り出すことができる繰り出し装置と、リードフレーム材料を洗浄して表面不純物を除去することができる洗浄装置と、パルス反転電解技術によってリードフレーム材料の表面粗化度を調整制御可能な銅電解装置と、処理されたリードフレーム材料を巻き取ることができる巻き取り装置とが生産工程順序により前から後へ順に設置されており、前記銅電解装置は、
    パルス順方向、逆方向電流と順方向、逆方向パルス時間を出力可能なパルス反転電源と、
    数量が複数であり、前記リードフレーム材料を絶えず前へ移動して移動経路を形成するように通過させることが可能な銅電解処理槽と、
    前記銅電解処理槽内に設けられ、前記リードフレーム材料を浸すことができる銅電解薬液とを含むことを特徴とするリードフレーム表面粗化度の製造設備。
  2. 各前記銅電解処理槽内にはそれぞれ2つの電極板が前記リードフレーム材料の両側において対向して設置されるように設けられ、前記移動経路が2つの前記電極板の間にあることを特徴とする請求項1に記載のリードフレーム表面粗化度の製造設備。
  3. 電極板の表面積と各銅電解処理槽に浸す前記リードフレーム材料の表面積との割合が5:1であることを特徴とする請求項2に記載のリードフレーム表面粗化度の製造設備。
  4. 前記電極板の形状はシート状、網状又は異形に形成され、各前記銅電解処理槽内の2つの電極板は同じ形状又は異なる形状の組合であることを特徴とする請求項3に記載のリードフレーム表面粗化度の製造設備。
  5. 請求項1~4のいずれか一項に記載のリードフレーム表面粗化度の製造設備を使用し、パルス反転電解技術によってリードフレーム表面粗化度を調整制御するリードフレーム表面粗化度の製造方法において、
    リードフレーム表面粗化度を分析測定し、リードフレーム表面粗化度の算術平均値を算出するステップS1と、
    リードフレーム材料を繰出し機から繰出し、電解脱脂槽に入れて洗浄し、次に酸活性化槽に入れて洗浄して、清潔なリードフレーム材料を得るステップS2と、
    電解銅表面粗化度により、パルス反転電源の出力するパルス順方向、逆方向電流と順方向、逆方向パルス時間を決定する電気銅めっき工程となるステップS3と、
    前記パルス順方向、逆方向電流を電極板を介して電流方向が電極板面に向かうように前記リードフレーム材料表面に施すステップS4と、
    パルス反転電源をオンし、予熱した後、施される順逆方向パルス電流と前記順方向、逆方向パルス時間を制御して、リードフレーム材料の移動経路に沿って順に複数の銅電解処理槽によって処理した後製品に必要なリードフレーム表面粗化度を得るステップS5とを含むことを特徴とするリードフレーム表面粗化度の製造方法。
  6. 電解銅表面粗化度=製品に必要なリードフレーム材料表面粗化度-リードフレーム材料表面粗化度であることを特徴とする請求項5に記載のリードフレーム表面粗化度の製造方法。
  7. 前記電解銅表面粗化度の算術平均値範囲が全て0.05μm~5.0μmであることを特徴とする請求項6に記載のリードフレーム表面粗化度の製造方法。
  8. 前記パルス反転電源の出力するパルス順方向電流範囲が5A~500Aであり、前記パルス反転電源の出力する逆方向電流範囲が20A~1000Aであることを特徴とする請求項5に記載のリードフレーム表面粗化度の製造方法。
  9. 前記パルス反転電源の出力するパルス順方向パルス時間の選択可能範囲が5ms~100msであり、前記パルス反転電源の出力するパルス逆方向パルス時間範囲が1ms~30msであることを特徴とする請求項5に記載のリードフレーム表面粗化度の製造方法。
  10. 前記銅電解処理槽内に銅電解薬液が設けられており、前記銅電解薬液は前記パルス反転電源の出力するパルス順方向、逆方向電流の密度使用範囲を満足する必要があることを特徴とする請求項5に記載のリードフレーム表面粗化度の製造方法。
  11. パルス順方向電流密度範囲が2A/dm~70A/dmであり、パルス逆方向電流密度範囲が5A/dm~170A/dmであることを特徴とする請求項10に記載のリードフレーム表面粗化度の製造方法。
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