JPH07335105A - 電磁接触器 - Google Patents

電磁接触器

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Publication number
JPH07335105A
JPH07335105A JP12940494A JP12940494A JPH07335105A JP H07335105 A JPH07335105 A JP H07335105A JP 12940494 A JP12940494 A JP 12940494A JP 12940494 A JP12940494 A JP 12940494A JP H07335105 A JPH07335105 A JP H07335105A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arc
case
extinguishing chamber
insulating plate
arc extinguishing
Prior art date
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Pending
Application number
JP12940494A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuto Hirota
耕人 広田
Shinobu Takeuchi
志乃夫 武内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07335105A publication Critical patent/JPH07335105A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ばねにより押圧されてケースに取り付けられる
消弧室を備えた電磁接触器において、発生したアークガ
スによって消弧室の内圧が上り、この消弧室がばねに抗
して浮き上がり、アークガスが浮き上がった消弧室の相
間絶縁板の下面とケースの上面に流入し、これらの面が
汚損して生じる絶縁低下を防止する。 【構成】消弧室14の相間絶縁板12の下面あるいはこ
の下面に対向するケース1の上面あるいはこれらの両方
の面に溝21,22を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電動機などの開閉に用い
る電磁接触器に係り、特に電流を遮断したときに生じる
アークを消弧する消弧室を備えたものに関する。
【0002】
【従来の技術】図4はこの種の電磁接触器の従来例を示
し、(a)は側断面図、(b)は(a)の要部正断面図
である。図4において電磁接触器はケース1と、このケ
ース1の中に収納され、このケース1の底板2に固定さ
れた固定鉄心4と、この固定鉄心4に巻回されたコイル
3と、この固定鉄心4に空隙を隔てて配置された可動鉄
心5と、ケース1の上面に配設されたU,V,W相の各
固定接点9A,9Bと、可動鉄心5が固定鉄心4に吸引
されたときU,V,W相の各可動片7に設けられたU,
V,W相の各可動接点8A,8Bを、接触スプリング6
を介してU,V,W相の各固定接点9A,9Bに押圧す
る支持具10と、これらU,V,W相の各可動接点8
A,8Bおよび固定接点9A,9Bを収納し、これらの
U,V,W相の間に相間絶縁板12が設けられた消弧室
14とから構成され、この消弧室14はワンアクション
の取付具15によってケース1の上面に取り付けられ
る。このワンアクションの取付具15は、消弧室14の
周辺部を貫通し先端が90°折れ曲がったピン16と、
このピンを上方に押し上げるばね17とからなり、この
ピン16をケース1に設けられたスリット18に押圧し
ながら挿入して90°回動することによって、消弧室1
4をケース1の上面に取り付ける。なお、19A,19
Bはそれぞれ固定接点9A,9Bを外部に引き出す端子
板、20は可動鉄心5の復帰ばね、13は各固定および
可動接点9A,9Bおよび8A,8Bの周囲に設けられ
た消弧用グリッドである。
【0003】この電磁接触器の動作は次の通りである。
コイル3に通電すると固定鉄心4は可動鉄心5を吸引
し、可動接点8A,8Bは接触ばね6を介して固定接点
9A,9Bに押圧されて端子板19Aおよび19B間が
閉路される。図5はこの状態を示す。ここでコイル3の
通電を停止すると、可動鉄心5は復帰ばね20により釈
放され可動接点8A,8Bは固定接点9A,9Bから開
離し、端子板19Aおよび19B間は開路される。可動
接点8A,8Bが固定接点9A,9Bから開離して通電
電流を遮断するときに通常アークが生じるが、このアー
クは消弧室14の消弧用グリッド13で冷却されて急速
に消弧される。
【0004】なお、前述の説明では3相の電磁接触器に
ついて述べたが、3相以上の多相、あるいは往相と復相
を開閉する単相の電磁接触器でも同様である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の電磁接触器にお
いては、消弧室は先端が90°折れ曲がったピンと、こ
のピンを上方に押し上げるばねとからなるワンアクショ
ンの取付具のばねによってケースの上面に押圧されて取
り付けられているが、この電磁接触器の閉路中に、例え
ば接続ラインの短絡などによって大電流が流れると、こ
の大電流の通電による電磁力によって可動接点が浮き上
がって長時間アークが発生し、このアークガスで消弧室
の内圧が上昇して消弧室が取付具のばねに抗して浮き上
がり、この消弧室の各相間絶縁板の下面およびこの下面
に対向するケースの上面にアークガスが流入してこれら
の面を汚損し、相間絶縁の低下を起す問題がある。
【0006】しかしながら、前記のワンアクションの取
付具は通常のねじを締め付けて取り付ける方法に比し
て、ピンを90°回動するだけで消弧室の着脱が容易に
行えるため、接点部の点検・保守が容易に行える利点が
ある。本発明はばねにより押圧されてケースに取り付け
られる消弧室を備えた電磁接触器において、発生したア
ークガスによって消弧室の内圧が上り、この消弧室がば
ねに抗して浮き上がり、アークガスが浮き上がった消弧
室の相間絶縁板の下面とケースの上面との間に流入し、
これらの面を汚損して生じる絶縁低下を防止した電磁接
触器を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに請求項1に記載の発明は、ケースの一面に設けられ
た各相の固定接点および可動接点と、これら各固定接点
および可動接点を収納し、これらの各相の間に相間絶縁
板が設けられた消弧室とを備え、この消弧室がばねによ
ってケースの一面に押圧されて取り付けられる電磁接触
器において、前記消弧室の各相間絶縁板の下面あるいは
この下面に対向するケースの上面あるいはこれらの両方
の面に溝を設けるようにする。
【0008】また、請求項2に記載の発明はケースの一
面に設けられた各相の固定接点および可動接点と、これ
ら各固定接点および可動接点を収納し、これらの各相の
間に相間絶縁板が設けられた消弧室とを備え、この消弧
室がばねによってケースの一面に押圧されて取り付けら
れる電磁接触器において、前記消弧室の各相間絶縁板の
下面とケースの一面との間に空隙を設けるようにする。
【0009】更にまた、請求項3に記載の発明はケース
の一面に設けられた各相の固定接点および可動接点と、
これら各固定接点および可動接点を収納し、これらの各
相の間に相間絶縁板が設けられた消弧室とを備え、この
消弧室がばねによってケースの一面に押圧されて取り付
けられる電磁接触器において、前記消弧室の各相間絶縁
板の下面あるいはこの下面に対向するケースの上面ある
いはこれらの両方の面に溝を設け、かつ前記消弧室の各
相間絶縁板の下面とケースの一面との間に空隙を設ける
ようにする。
【0010】
【作用】請求項1に記載の発明では、消弧室の各相間絶
縁板の下面あるいはこの下面に対向するケースの上面あ
るいはこれらの両方の面に溝を設けたので、例えばこの
電磁接触器の閉路中に接触ラインの短絡などによって大
電流が流れ、この大電流の通電による電磁力によって可
動接点が浮き上がって長時間アークが発生し、このアー
クガスで消弧室の内圧が上昇して消弧室が取付具のばね
に抗して浮き上がり、この消弧室の各相間絶縁板の下面
およびこの下面に対向するケースの上面にアークガスが
流入してこれらの面を汚損しても、アークガスはこれら
の面に設けた各溝の底部までは殆んど侵入しないので、
これら各溝の底面は汚損されず絶縁低下が防止される。
【0011】請求項2に記載の発明では、同様消弧室が
浮き上がり、この消弧室の各相間絶縁板の下面とこの下
面に対向するケース1の上面にアークガスが流入し、こ
れら各相間絶縁板の下面とこの下面に対向するケースの
上面とを汚損しても、これらの間に設けた空隙によって
絶縁低下が防止される。なお、これら各相間絶縁板が取
り付けられている部分の消弧室の下面と、この下面に対
向するケースの上面の間にも空隙を設けるようにすると
より効果がある。
【0012】請求項3に記載の発明では、請求項1に記
載の溝および請求項2に記載の空隙の両方を設けたもの
で、その作用はそれぞれ請求項1および請求項2に記載
の作用と同様である。
【0013】
【実施例】図1は本発明の電磁接触器の一実施例を示
し、(a)は側断面図、(b)は(a)の要部正断面図
である。図1に示す実施例が図4に示す従来例と異なる
ところは、消弧室14の各相間絶縁板12の下面およ
び、この下面に対向するケース1の上面にそれぞれ溝2
1および22を設けた点にある。
【0014】この電磁接触器は、例えばこの開路中に接
続ラインなどの短絡などによって大電流が流れ、この大
電流の通電による電磁力によって可動接点8A,8Bが
固定接点9A,9Bから浮き上がって長時間アークが発
生し、このアークガスによって消弧室14の内圧が上昇
して消弧室が取付具15のばね17に抗して浮き上が
り、この消弧室14の各相間絶縁板12の下面およびこ
の下面に対向するケース1の上面にアークガスが流入し
てこれらの面を汚損しても、アークガスはこれらの面に
設けた各溝の底部までは殆んど侵入しないので、これら
の各溝の底面が汚損されることはない。これによって、
各相間の絶縁低下が防止される。
【0015】なお、各相間絶縁板12の下面の溝21お
よびこの下面に対向するケース1の上面の溝22は、か
ならずしも両方に設ける必要はなくいずれか一方だけに
設けてもそれなりの効果がある。図2は異なる発明の実
施例を示し、(a)は側断面図、(b)は(a)の要部
正断面図である。図2に示す実施例が図1に示す実施例
と図4に示す従来例と異なるところは、消弧室14の各
相間絶縁板12の下面と、この下面に対向するケース1
の上面との間にそれぞれ空隙23を設けた点にある。
【0016】この3相電磁接触器は、図1の実施例で述
べたように消弧室14が浮き上がり、この消弧室14の
各相間各絶縁板12の下面とこの下面に対向するケース
1の上面にアークガスが流入し、これら各相間絶縁板1
2の下面とこの下面に対向するケース1の上面とを汚損
しても、これらの間に設けた空隙23によって絶縁低下
が防止される。
【0017】なお、これら各相間絶縁板12が取り付け
られている部分の消弧室14の下面と、この下面に対向
するケース1の上面との間にも空隙を設けるようにする
と、この部分にも一部アークガスが流入してくるのでよ
り効果がある。図3は更に異なる発明の実施例を示し、
(a)は側断面図、(b)は(a)の要部正断面図であ
る。図3に示す実施例は、図1に示す実施例の溝21,
22あるいは両方の溝21,22と図2に示す空隙23
とを併せて設けるようにしたもので、絶縁低下がより確
実に防止される。
【0018】
【発明の効果】請求項1ないし3に記載したそれぞれの
発明においてはばねにより押圧されてケースに取り付け
られる消弧室を備えた電磁接触器において、発生したア
ークガスによって消弧室の内圧が上り、この消弧室がば
ねに抗して浮き上がり、アークガスが浮き上がった消弧
室の相間絶縁板の下面とケースの上面との間に流入し、
これらの面を汚損して生じる絶縁低下を防止したので、
運用上の信頼性が著るしく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明の電磁接触器の一実施例を
示し、(a)は側断面図、(b)は(a)の要部正断面
【図2】請求項2記載の発明の電磁接触器の異なる実施
例を示し、(a)は側断面図、(b)は(a)の要部正
断面図
【図3】請求項3記載の発明の電磁接触器の更に異なる
実施例を示し、(a)は側断面図、(b)は(a)の要
部正断面図
【図4】従来の電磁接触器の一例を示し、(a)は側断
面図、(b)は(a)の要部正断面図
【図5】図4に示す従来の電磁接触器の開路状態を示
し、(a)は側断面図、(b)は(a)の要部正断面図
【符号の説明】
1 ケース 8A 可動接点 8B 可動接点 9A 固定接点 9B 固定接点 12 相間絶縁板 14 消弧室 17 ばね 21 溝 22 溝 23 空隙

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケースの一面に設けられた各相の固定接点
    および可動接点と、これら各固定接点および可動接点を
    収納し、これらの各相の間に相間絶縁板が設けられた消
    弧室とを備え、この消弧室がばねによってケースの一面
    に押圧されて取り付けられる電磁接触器において、前記
    消弧室の各相間絶縁板の下面あるいはこの下面に対向す
    るケースの上面、あるいはこれらの両方の面に溝を設け
    たことを特徴とする電磁接触器。
  2. 【請求項2】ケースの一面に設けられた各相の固定接点
    および可動接点と、これら各固定接点および可動接点を
    収納し、これらの各相の間に相間絶縁板が設けられた消
    弧室とを備え、この消弧室がばねによってケースの一面
    に押圧されて取り付けられる電磁接触器において、前記
    消弧室の各相間絶縁板の下面とケースの一面との間に空
    隙を設けたことを特徴とする電磁接触器。
  3. 【請求項3】ケースの一面に設けられた各相の固定接点
    および可動接点と、これら各固定接点および可動接点を
    収納し、これらの各相の間に相間絶縁板が設けられた消
    弧室とを備え、この消弧室がばねによってケースの一面
    に押圧されて取り付けられる電磁接触器において、前記
    消弧室の各相間絶縁板の下面あるいはこの下面に対向す
    るケースの上面あるいはこれらの両方の面に溝を設け、
    かつ前記消弧室の各相間絶縁板の下面とケースの一面と
    の間に空隙を設けたことを特徴とする電磁接触器。
JP12940494A 1994-06-13 1994-06-13 電磁接触器 Pending JPH07335105A (ja)

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JP12940494A JPH07335105A (ja) 1994-06-13 1994-06-13 電磁接触器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104205283A (zh) * 2012-04-13 2014-12-10 富士电机机器制御株式会社 开关

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104205283A (zh) * 2012-04-13 2014-12-10 富士电机机器制御株式会社 开关
US9508508B2 (en) 2012-04-13 2016-11-29 Fuji Electric Fa Components & Systems Co., Ltd. Switch including an arc extinguishing container with a metal body and a resin cover

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