JPH07334697A - 図形編集装置 - Google Patents

図形編集装置

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JPH07334697A
JPH07334697A JP14384594A JP14384594A JPH07334697A JP H07334697 A JPH07334697 A JP H07334697A JP 14384594 A JP14384594 A JP 14384594A JP 14384594 A JP14384594 A JP 14384594A JP H07334697 A JPH07334697 A JP H07334697A
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JP14384594A
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Inventor
Hiroaki Takagi
宏明 高城
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数個の連続した点からなる2次元の閉領域
の図形を簡単に修正することができる図形編集装置を提
供することを目的とする。 【構成】 複数個の点からなる2次元の閉領域の図形の
形状を修正する処理部は、図形の座標などの情報を入力
する図形情報入力手段101と、図形の編集処理に関す
る情報を入力する編集情報入力手段102と、各入力手
段から入力した情報や修正編集処理中の情報を記憶する
図形情報記憶手段103と、図形同士の近さに関する情
報を算出する最近傍情報算出手段104と、図形の修正
すべき区間を決定する修正区間決定手段105と、図形
の形状の情報を修正する図形修正手段106とから構成
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続した点列からなる
2次元の閉領域の図形の形状を編集する図形編集装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ利用による図形生成は大変
魅力のある技術であり、様々な分野で利用されている
が、形状を設定するモデリング作業は一般的に面倒でや
っかいなものとされている。3次元グラフィックスに比
べて操作が簡単な2次元グラフィックスでさえ、形状設
定の操作はやはり面倒である。
【0003】例えば、2次元グラフィックスを用いて任
意の形状の線図形などを作図する作業の場合、デザイナ
のように絵心のある人ならともかくとして、一般ユーザ
が思い通りに描くことは決して簡単ではない。そして、
作図作業には必ずといっていいほど修正のための作業が
必要になる。これは点列からなる2次元の線図形の形状
を編集する作業の場合にもあてはまる。
【0004】点列からなる2次元の線図形の形状を編集
する一般的な方法として、線図形上の頂点を1つずつ選
択して移動する方法がある。また、その他の方法とし
て、点列の中の2点を指定し、その2点間に新たな点列
を追加することで部分的に線図形を修正する方法が特開
昭61−286977号に開示されている。これらの方
法では、頂点の移動や追加部分の作図の前に、修正対象
箇所を選択する操作が必要であるが、この操作は紙と鉛
筆で作図を行う作業感覚に比べると面倒である。そし
て、スムーズな作業ができないと思考の中断という問題
も誘発しかねず、必ずしも良い方法とも言えない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明者は、点
列からなる2次元の線図形に対して、選択する操作を行
わずに、形状を修正したい部分に直接作図し直して形状
を修正する図形編集装置を先に発明した。そして、この
発明は特願平04−306134号として出願してい
る。
【0006】上記の先に出願した図形編集装置は、線図
形の途中の部分の形状を修正するものである。しかし、
図形の形状の修正の用途を考えると、線図形の修正以外
に、閉じた図形の形状の修正も考えられる。閉領域の図
形の形状の修正の方法には線図形の形状の修正で用いた
方法を流用することができるが、処理の仕方によって
は、修正したくない部分を修正してしまう場合がある。
その様子を図を用いて説明する。
【0007】図2は既に入力してある複数個の頂点から
なる2次元の閉領域の図形の一例である。図2の中の丸
印Piは頂点であり、添字iは頂点番号を表す。この閉
領域図形の座標情報のデータ構造は、図3に示すように
頂点数nとn個の頂点のX、Y座標で構成される。図2
の閉領域図形は、これから形状を修正しようとする対象
図形である。
【0008】図4は閉領域図形の形状を修正するため
の、修正作業の様子を示す一例である。この例では、閉
領域図形の右側の部分を外側に膨らませるように修正す
ることを目的にしている。図4の破線は修正のために入
力した線図形であり、四角印Qiはその線図形上の頂点
であり、添字iは頂点番号を表す。
【0009】本出願人が先に出願した図形編集装置で
は、修正対象の線図形の頂点の中で修正用の線図形の両
端点に近い2か所の頂点(P3とP6)を求め、その2か
所の頂点の間の区間を修正対象区間として、修正用の線
図形で置き換えている。図形の形状が閉領域の場合に
は、求めた2か所の頂点に挟まれる区間は2か所ある。
この2か所の区間からコンピュータ側で自動的かつ機械
的に修正対象となる区間を選択して、修正処理を行う
と、操作者が修正しようと思わない部分が修正されてし
まうことがあり、結果的に修正のやり直しが発生してし
まう。
【0010】図5は、閉領域図形を2通りの方法で形状
修正した例である。同図の点線は元の図形で、実線が修
正後の図形である。図5(a)は操作者が望む修正処理
後の図形であり、図5(b)は操作者が意図しない修正
処理後の図形である。また、このような意図しない修正
を避けるために、まず操作者が元の図形に対する修正対
象区間を選択させ、その次に修正処理を行う方法もある
が、操作の手間が増え、好ましいとはいえない。上記し
たように、本発明者が発明した図形編集装置を単に利用
して、点列からなる2次元の閉領域の図形の形状を修正
すると、意図しない修正結果となる、または操作性が悪
くなるなどして、問題があった。
【0011】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
もので、複数個の連続した点からなる2次元の閉領域図
形に対して、その閉領域図形内の途中の部分の形状を修
正する際、複数の修正図形を生成することが可能な図形
編集装置を提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の図形編集装置では、複数個の頂点からなる閉
領域の図形及び複数個の点からなる修正用の線図形を入
力する入力手段と、前記入力手段により入力された閉領
域の図形の頂点と線図形の両端点との間の距離に関する
情報を算出する算出手段と、前記算出手段により算出さ
れた距離に関する情報から閉領域の図形上の修正すべき
複数の区間を求める修正区間決定手段と、前記修正区間
決定手段により求められた閉領域の図形上の修正すべき
区間に前記入力手段により入力された修正用の線図形を
挿入する図形修正手段とを有している。
【0013】
【作用】上記構成によれば、入力手段は閉領域図形の座
標情報、その閉領域図形の形状を修正するための線図形
の座標情報を入力し、前記入力手段から入力した図形の
情報の他に例えば修正編集処理中の情報や修正編集処理
後の図形情報等を記憶し、算出手段は2つの図形間の距
離や頂点の情報を算出し、修正区間決定手段は閉領域図
形上の修正する区間を決定し、図形修正手段は閉領域図
形の修正する区間に修正用の線図形を置換し、その修正
後の閉領域図形を例えば表示手段に表示することができ
るので、操作者の容易な操作で閉領域図形に対しても修
正用の線図形を付加することができ新たな閉領域図形を
生成することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図を参照しながら
説明する。
【0015】本発明の一実施例のブロック図を図1に示
す。点列からなる2次元の閉領域図形の形状を修正する
処理部は、図形の座標などの情報を入力する図形情報入
力手段101と、図形の編集処理に関する情報を入力す
る編集情報入力手段102と、前記各入力手段から入力
した情報や修正編集処理中の情報を記憶する図形情報記
憶手段103と、複数の図形間の距離に関する情報を算
出する最近傍情報算出手段104と、前記最近傍情報算
出手段104により算出された距離に関する情報に基づ
いて図形の修正すべき区間を決定する修正区間決定手段
105と、前記修正区間決定手段105により決定され
た修正すべき区間に基づいて図形の形状の情報を修正す
る図形修正手段106とから構成される。
【0016】図15は、本発明を実施するためのハード
ウェア構成の一例を示したものである。同図において、
201は計算機、202は中央演算処理装置、203は
図形情報処理装置、204は情報記憶メモリ、205は
画像メモリ、206は入力装置、207は表示用メモ
リ、208はディスプレイ等の表示装置、209はスキ
ャナ、210はプリンタ、211はバスである。中央演
算処理装置202は処理装置全体の制御や一般的な演算
を行うものである。図形情報処理装置203は図形の生
成/修正/表示のための処理を行う。情報記憶メモリ2
04は図形座標情報や修正処理に必要な情報を記憶す
る。画像メモリ205は画像データを記憶するものであ
る。入力装置206は図形情報を入力したり計算機に命
令等を与えたりするものである。表示用メモリ207は
表示すべきデータを展開するものであり、表示装置20
8は図形を含む画像を出力表示するものである。スキャ
ナ209は画像を入力するもので、プリンタ210は画
像を出力するものである。バス211は画像データや図
形データや制御情報を受渡しする役割を果たす。図1で
示した図形の修正を行う処理部のブロック図の中の図形
情報入力手段101と編集情報入力手段102とは入力
装置206に対応し、図形情報記憶手段103は情報記
憶メモリ204に含まれ、修正編集処理を実行する10
4〜106の各手段は図形情報処理装置203に含まれ
る。
【0017】閉領域図形の入力から、その図形に対して
修正までを行う全体的な処理のフローチャートを図6に
示す。ステップS101では、閉領域図形を入力する。
この閉領域図形の座標情報の入力は、マウスやディジタ
イザなどのポインティングデバイスである入力装置20
6を移動させ、計算機201側で移動途中の位置をサン
プリング入力することで行う。入力途中の線図形は、表
示用メモリ207を介して表示装置208に表示され
る。多角形の入力作業のように、マウスをクリックさせ
て座標を連続的に入力する方法でも構わないが、本実施
例ではサンプリング入力による方法を用いることにす
る。例えば、本入力作業によって、図2のような閉領域
図形が入力される。
【0018】この際の図形のデータ構造は、図3に示す
ものである。つまり、このデータ構造は、図形種別、頂
点数n及びn個の各頂点のx座標とy座標とから構成さ
れているのである。本実施例の場合、図形種別は、閉領
域図形又は線図形であることを示すものであり、図3の
場合、図形種別は閉領域図形であり、頂点数nは8とな
る。そして、第1点目の頂点から第2点目の頂点へと線
でつながれていることを示している。以下、順に第n点
目の頂点までつながれていることを示している。そし
て、図形種別が閉領域図形である場合は、第n点目の頂
点から第1点目の頂点へと線でつながれている図形であ
ることを示している。図形種別が閉領域図形でなく線図
形である場合は、第1点目の頂点から順に第n点目の頂
点へと線でつながれているのみで、第n点目の頂点から
第1点目の頂点へとはつながっていない線図形であるこ
とを示している。又、この図形データは情報記憶メモリ
204に記憶される。
【0019】ステップS102では、修正作業を実施す
るかしないかを判断し、実施するならステップS103
に進み、しないのなら全ての処理を終了する。これは、
操作者に対して、修正作業を実施するか否かを本図形編
集装置が問い合わせ、その問いに操作者が答えることに
よって行われる。ステップS103では、前記ステップ
S101で入力された閉領域図形を修正するための線図
形を入力する。この入力作業は前記ステップS101で
行う閉領域図形の入力のときと全く同じ操作で行い、ま
たこの線図形のデータ構造も図3に示すものである。こ
こで、図形種別は線図形である。これは、第n点目の頂
点から第1点目の頂点へと線でつながれてはいないこと
を示している。ステップS104では、修正処理とそれ
に伴い表示装置208への再表示を行う。本処理の詳細
は図7を用いて詳述する。ステップS105では、修正
作業を終了するか否かを判断し、YESの場合には全て
の処理を終了し、NOの場合にはステップS103に戻
り、新たに修正図形が追加されることとなる。この判断
も前記ステップS102と同様であり、操作者に対し
て、修正作業を終了するか否かを本図形編集装置が問い
合わせ、その問いに操作者は、ステップS104で再表
示された結果を確認して答えることになる。
【0020】図6のステップS104の修正処理と再表
示を行うフローチャートを図7に示す。ステップS20
1では、修正の座標編集処理に用いる情報を求める。こ
のステップS201の処理については後ほど図8を用い
て説明する。ステップS202では、修正の座標編集処
理を実際に行うか否かの情報を持つ修正編集実行モード
情報の内容を判定する。この修正編集実行モード情報は
ステップS201の処理の中で求める。ステップS20
3では、ステップS202の判定処理の結果、修正編集
を実行する場合にはステップS204に進み、実施しな
い場合にはステップS208に進む。ここでステップS
208に進んだ場合は、再表示処理により、修正用の線
図形を消去する。ステップS204では、閉領域図形の
2通りの修正区間のうち、距離の短い側の区間を修正す
る編集処理を行う。このステップS204の処理につい
ては後ほど図13を用いて説明する。
【0021】ステップS205では、ステップS204
で修正された短部分に対する修正結果である修正データ
に基づいて再表示処理を行い、表示状態を更新する。ス
テップS206では、再表示された結果、操作者が修正
しようとした区間が修正されている場合には処理を終了
し、そうでない場合にはステップS207に進み、再度
処理を行わせる。ステップS207では、閉領域図形の
2通りの修正区間のうち、距離の長い側の区間を修正す
る編集処理を行う。このステップS207の処理につい
ても後ほど図14を用いて説明する。ステップS208
では、再表示処理を行い、表示状態を更新する。このよ
うに閉領域図形内の修正区間として長短2つの区間が求
められるが、この2つに対しての修正図形を順次それぞ
れ表示するようにしたので、操作者の意思に従った修正
が可能となる。特に、この表示の際、短い修正区間の候
補に対する修正を先に行うようにしたので、操作者の意
思に従った修正図形を迅速に得られるようになる。この
ようにしたのは、修正の場面では、主に短い区間に対す
るものが多いからである。
【0022】図7のステップS201の修正座標編集処
理に用いる情報を求める処理のフローチャートを図8に
示す。ステップS301では、閉領域図形と修正用の線
図形との間で距離に関する情報を算出する。このステッ
プS301の処理については後ほど図9を用いて説明す
る。ステップS302では、ステップS301で求めた
最近傍情報をもとにして修正のための編集処理を実行す
るか否かを表す修正編集実行モード情報を求める。この
ステップS302の処理についても後ほど図11を用い
て説明する。ステップS303では、ステップS302
で求めた修正編集実行モード情報の判定を行う。ステッ
プS304では、ステップS303の判定処理により、
修正を実行する場合にはステップS305に進み、実行
しない場合には処理を終了する。この場合は、図2のス
テップS202で用いる修正編集実行モードは修正編集
を行わないモードとなる。ステップS305では閉領域
図形上の修正すべき区間を決める。この場合は、図2の
ステップS202で用いる修正編集実行モードは修正編
集を行うモードとなる。このステップS305の処理に
ついても後ほど図12を用いて説明する。この処理後、
図7のステップS202へ戻る。
【0023】図8のステップS301の最近傍情報を求
める処理のフローチャートを図9に示す。図10は最近
傍点および修正対象区間の様子を示した図である。図1
0(a)は閉領域図形上の距離の短い区間の方を選択す
る例であり、図10(b)は距離の長い区間の方を選択
する例である。図10の点線の部分が選択対象となる区
間である。
【0024】ステップS401では、修正用の線図形の
始点側の座標情報を読み出す。ここでは始点や終点と表
現するが、一端点と反対側の一端点ということで構わな
い。ステップS402では、閉領域図形上の頂点の中で
修正用の線図形の始点と1番近くにある頂点を求め、そ
の頂点を始点側最近傍点とし、そのときの距離を始点側
最近傍距離とする。ここで距離は、ユークリッド距離、
4近傍距離、8近傍距離、8角形距離を用いることがで
きる。この距離の求め方は例えば文献(田村、「コンピ
ュータ画像処理入門」、総研出版、73〜74ページ)
に記載されているような公知の技術によって実現され
る。図10において閉領域図形上の三角印の点が最近傍
点である。
【0025】ステップS403では、修正用の線図形の
終点側の座標情報を読み出す。処理内容としては、ステ
ップS403と同じである。ステップS404では、閉
領域図形上の頂点の中で修正用の線図形の終点と1番近
くにある頂点を求め、その頂点を終点側最近傍点とし、
そのときの距離を終点側最近傍距離とする。処理内容と
しては、ステップS402と同じである。この処理後、
図8のステップS302へ戻る。
【0026】図8のステップS302の修正編集実行モ
ード情報を求める処理のフローチャートを図11に示
す。ステップS501では、修正編集を許可する最近傍
点の数を数える計数カウンタに0を設定する。ステップ
S502では、修正用の線図形の始点側の最近傍距離情
報を編集許可距離情報と比較する。本実施例では、修正
用の線図形の端点と閉領域図形上の頂点とが近くにある
場合、すなわち距離がある閾値以下の場合に、編集処理
を行うものとし、この閾値情報のことを編集許可距離情
報と呼ぶことにする。この情報は図形入力作業に入る以
前に設定しておく。
【0027】ステップS503では、ステップS502
の比較により、編集許可距離情報未満の場合には、ステ
ップS504に進み、そうでない場合にはステップS5
05に進む。ステップS504では、計数カウンタに1
を加算する。ステップS505では、修正用の線図形の
終点側の最近傍距離情報を編集許可距離情報と比較す
る。ステップS506では、ステップS505の比較に
より、編集許可距離情報未満の場合には、ステップS5
07に進み、そうでない場合にはステップS508に進
む。ステップS507では、計数カウンタに1を加算す
る。ステップS508では、計数カウンタの値を判定す
る。ステップS509では、ステップS508の判定の
結果、値が2の場合にはステップS510に進み、それ
以外の場合にはステップS511に進む。ステップS5
10では、修正編集実行モード情報に修正編集処理を実
行することを示す実施モード情報を設定する。ステップ
S511では、修正編集実行モード情報に修正編集処理
を実行しないことを示す未実施モード情報を設定する。
この処理後、図8のステップS303へ戻る。
【0028】図8のステップS305の閉領域線図形上
の修正区間を求める処理のフローチャートを図12に示
す。ステップS601では、閉領域線図形上の始点側最
近傍点から一方の経路を経由した終点側最近傍点までの
各頂点間の距離の合計を求める。図10の例の場合は、
3,P2,P1,P8,P7,P6の経路における距離であ
る。ステップS602では、閉領域線図形上のステップ
S601の経路と異なるもう一方の経路を経由した終点
側最近傍点までの各頂点間の距離の合計を求める。同様
に、図10の例の場合は、P3,P4,P5,P6の経路に
おける距離である。
【0029】ステップS603では、ステップS601
で求めた距離とステップS602で求めた距離の大小関
係を調べ、距離の長い区間と短い区間との区別をしてお
く。つまり、図10の例の場合は、ステップS601で
求めた第1の区間であるP3,P2,P1,P8,P7,P6
の区間の距離とステップS602で求めた第2の区間で
あるP3,P4,P5,P6の区間の距離とを比較し、距離
の長い区間は第1の区間であり、距離の短い区間は第2
の区間であることを判別する。ここで、距離の求め方
は、ステップS402で前述したように、種々の距離を
用いることができる。また、距離として頂点の数を用い
てもよい。つまり、第1の区間は6であり、第2の区間
は4となり、長い方は第1の区間であることが判別でき
る。このようにすると、頂点の計数のみであり、距離の
計算を行う必要がなくなるので、迅速な処理となる。
【0030】図7のステップS204の閉領域図形上の
距離の短い部分に対する修正編集処理のフローチャート
を図13に示す。ステップS701では、閉領域図形の
距離の長い方の修正区間の頂点数と、修正用の線図形の
両端点を除いたときの頂点数とを加算する。つまり、図
10の場合は、閉領域図形の距離の長い方の修正区間の
頂点数6と、修正用の線図形の両端点を除いたときの頂
点数4(=6−2)とを加算した値10である。
【0031】ステップS702では、閉領域図形の距離
の短い方の修正区間の頂点座標情報のところに、両端点
を除いた修正用の線図形の座標情報を挿入することによ
り、新たな閉領域図形の頂点座標情報を生成する。つま
り、図10の場合は、P4,P5の頂点座標であるX座標
/Y座標のデータをそれぞれ削除し、その削除した位置
に、Q2,Q3,Q4,Q5の頂点座標であるX座標/Y座
標のデータを挿入することになる。この場合、削除する
データ量より挿入されるデータ量の方が大きいので、新
たに閉領域図形のデータを情報記憶メモリ204内に取
得し直すことによって、データを作成し直すこととな
る。これによって、経路P3,P4,P5,P6で示される
閉図形の部分を経路P3,Q2,Q3,Q4,Q5,P6で示
される線図形に置換することになる。そして、図7のス
テップS205によって、表示用メモリ207を介して
表示装置208に図5(a)で示される図形が表示され
ることになる。
【0032】図7のステップS207の閉領域図形上の
距離の長い部分に対する修正編集処理のフローチャート
を図14に示す。ステップS801では、閉領域図形の
距離の短い方の修正区間の頂点数と、修正用の線図形の
両端点を除いたときの頂点数とを加算する。つまり、図
10の場合は、閉領域図形の距離の短い方の修正区間の
頂点数4と、修正用の線図形の両端点を除いたときの頂
点数4(=6−2)とを加算した値8である。
【0033】ステップS802では、閉領域図形の距離
の長い方の修正区間の頂点座標情報のところに、両端点
を除いた修正用の線図形の座標情報を挿入することによ
り、新たな閉領域図形の頂点座標情報を生成する。つま
り、図10の場合は、P2,P1,P8,P7の頂点座標で
あるX座標/Y座標のデータをそれぞれ削除し、その削
除した位置に、Q2,Q3,Q4,Q5の頂点座標であるX
座標/Y座標のデータを挿入することになる。この場
合、削除するデータ量より挿入されるデータ量は同じで
あるので、新たに閉領域図形のデータを情報記憶メモリ
204内に取得し直す必要はない。そして、この場合、
2の位置にQ2,P1の位置にQ3,P8の位置にQ4,P
7の位置にQ5を挿入しなければならない。ただし、新た
に閉領域図形のデータを情報記憶メモリ204内に取得
し直し、作成し直すことを行ってもよい。このようにす
ることによって元の閉領域図形のデータはそのまま保存
されるので、修正後の状態から修正前の状態である元の
閉領域図形を表示させることも可能となる。経路P3
2,P1,P8,P7,P6で示される閉領域の部分を経
路P3,Q2,Q3,Q4,Q5,P6で示される線図形に置
換することになる。そして、図7のステップS208に
よって、表示用メモリ207を介して表示装置208に
図5(b)で示される図形が表示されることになる。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、複数個の
点からなる2次元の閉領域図形の途中の部分の形状を修
正する際に、修正用として入力した線図形を用い、対象
図形の一定区間を複数抽出して修正できる。これにより
閉領域の図形の形状の編集が簡単に行えるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】閉領域図形の形状を修正する処理部のブロック
図である。
【図2】閉領域図形の一例を示す図である。
【図3】閉領域図形の座標情報のデータ構造を説明する
図である。
【図4】修正作業の様子を示す一例である。
【図5】閉領域図形を形状修正した例である。
【図6】閉領域図形の入力から修正までを行う全体的な
処理のフローチャートである。
【図7】修正処理と再表示を行うフローチャートであ
る。
【図8】修正編集処理用の情報を求めるフローチャート
である。
【図9】最近傍情報を算出する処理のフローチャートで
ある。
【図10】最近傍点および修正対象区間の様子を示した
図である。
【図11】修正編集実行モード情報を求める処理のフロ
ーチャートである。
【図12】修正区間を求める処理のフローチャートであ
る。
【図13】短い修正区間の修正編集処理のフローチャー
トである。
【図14】長い修正区間の修正編集処理のフローチャー
トである。
【図15】本発明を実施するためのハードウェア構成の
一例を示したものである。
【符号の説明】
101 図形情報入力手段、102 編集情報入力手
段、103 図形情報記憶手段、104 最近傍情報算
出手段、105 修正区間決定手段、106 図形修正
手段、201 計算機、202 中央演算処理装置、2
03 図形情報処理装置、204 情報記憶メモリ、2
05 画像メモリ、206 入力装置、207 表示用
メモリ、208 ディスプレイ、209 スキャナ、2
10 プリンタ、211 バス。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の頂点からなる閉領域の図形及び
    複数個の点からなる修正用の線図形を入力する入力手段
    と、前記入力手段により入力された閉領域の図形の頂点
    と線図形の両端点との間の距離に関する情報を算出する
    算出手段と、前記算出手段により算出された距離に関す
    る情報から閉領域の図形上の修正すべき複数の区間を求
    める修正区間決定手段と、前記修正区間決定手段により
    求められた閉領域の図形上の修正すべき区間に前記入力
    手段により入力された修正用の線図形を挿入する図形修
    正手段とを具備することを特徴とする図形編集装置。
  2. 【請求項2】 前記図形修正手段は前記修正区間決定手
    段により求められた閉領域の図形上の修正すべき複数の
    それぞれの区間に対して前記入力手段により入力された
    修正用の線図形を挿入し複数の図形を生成することを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の図形編集装置。
JP14384594A 1994-06-02 1994-06-02 図形編集装置 Pending JPH07334697A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1335642A2 (en) * 2002-02-08 2003-08-13 Mitsumi Electric Co., Ltd. Flexible printed circuit with EMI protection

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1335642A2 (en) * 2002-02-08 2003-08-13 Mitsumi Electric Co., Ltd. Flexible printed circuit with EMI protection
EP1335642A3 (en) * 2002-02-08 2004-07-14 Mitsumi Electric Co., Ltd. Flexible printed circuit with EMI protection

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