JPH07332120A - 多気筒エンジン - Google Patents

多気筒エンジン

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Publication number
JPH07332120A
JPH07332120A JP6151523A JP15152394A JPH07332120A JP H07332120 A JPH07332120 A JP H07332120A JP 6151523 A JP6151523 A JP 6151523A JP 15152394 A JP15152394 A JP 15152394A JP H07332120 A JPH07332120 A JP H07332120A
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JP
Japan
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cylinder
exhaust
pressure
engine
fuel
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Pending
Application number
JP6151523A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Kato
雅彦 加藤
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Yamaha Marine Co Ltd
Original Assignee
Sanshin Kogyo KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanshin Kogyo KK filed Critical Sanshin Kogyo KK
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Priority to US08/473,254 priority patent/US5584281A/en
Publication of JPH07332120A publication Critical patent/JPH07332120A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D17/00Controlling engines by cutting out individual cylinders; Rendering engines inoperative or idling
    • F02D17/02Cutting-out
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for outboard marine engines
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/008Controlling each cylinder individually
    • F02D41/0087Selective cylinder activation, i.e. partial cylinder operation

Abstract

(57)【要約】 【目的】 気筒を適宜失火させた場合でも、排気センサ
による排気の検出が正確になされるようにし、もって、
この検出信号によりエンジンの制御が適正になされるよ
うにする。 【構成】 多気筒のうち、いずれかの気筒から生じる排
気100の性状を検出する排気センサ91を設ける。一
方、各気筒を適宜失火可能にするエンジン制御装置73
を設ける。上記排気100の性状の検出対象となる気筒
についての単位時間における失火の回数を、他の気筒の
それぞれの失火の回数以下となるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、船、自動二輪車、お
よび自動車等に用いられる多気筒エンジンに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車に搭載される多気筒エン
ジンには、従来、次のように構成されたものがある。
【0003】即ち、気筒内の燃焼で生じた排気の性状を
検出する排気センサが設けられている。そして、この排
気センサの検出信号により、混合気の空燃比(A/F)
が所望値に調整され、これにより、上記エンジンの性能
の向上や、燃料の無駄な消費が抑制されるようになって
いる。
【0004】一方、エンジンの低速域では、各気筒への
燃料の供給を適宜休止させて、気筒を適宜失火させ、こ
れにより、無駄な燃料消費を抑制し、かつ、排気性能を
向上させることが行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来構
成において、排気の性状の検出対象となる気筒を失火さ
せて休止させると、そのときの排気センサは排気の性状
を適正に検出できず、その検出信号は、不正確なものと
なる。
【0006】よって、この場合には、排気センサの検出
信号に基づいては、空燃比の調整など、エンジンを適正
には制御ができないという問題を生じる。
【0007】
【発明の目的】この発明は、上記のような事情に注目し
てなされたもので、気筒を適宜失火させた場合でも、排
気センサによる排気の検出が正確になされるようにし、
もって、この検出信号によりエンジンの制御が適正にな
されるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
のこの発明の多気筒エンジンは、多気筒のうち、いずれ
かの気筒から生じる排気の性状を検出する排気センサを
設け、一方、各気筒を適宜失火可能にするエンジン制御
装置を備えた場合において、上記排気の性状の検出対象
となる気筒についての単位時間における失火の回数を、
他の気筒のそれぞれの失火の回数以下となるようにした
ものである。
【0009】上記の場合、排気の性状の検出対象となる
気筒につき、失火制御をしないようにしてもよい。
【0010】
【作 用】上記構成による作用は次の如くである。
【0011】多気筒のうち、いずれかの気筒から生じる
排気100の性状を検出する排気センサ91を設け、一
方、各気筒を適宜失火可能にするエンジン制御装置73
を備えた多気筒エンジン10において、上記排気100
の性状の検出対象となる気筒についての単位時間におけ
る失火の回数を、他の気筒のそれぞれの失火の回数以下
となるようにしてある。
【0012】このため、排気100の性状の検出対象と
なる気筒についての失火回数が少ない分、この気筒から
の排気100の性状の検出は、他の気筒の排気100の
性状を検出することに比べて、より適正に行われ、その
検出信号は比較的正確となる。
【0013】上記の場合、排気100の性状の検出対象
となる気筒につき、失火制御をしないようにしてもよ
い。
【0014】このようにすれば、排気100の性状の検
出対象となる気筒には、エンジン制御装置73の制御に
よる強制的な失火が生じないことから、この気筒からの
排気100の性状の検出は、更に適正に行われる。
【0015】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面により説明す
る。
【0016】(実施例1)
【0017】図1から図11は、実施例1を示してい
る。
【0018】図2において、符号1は乗り物である船
で、矢印Frは船1の進行方向前方を示している。な
お、下記する左右とは、上記前方に向っての方向をいう
ものとする。
【0019】上記船1は船体2を有し、この船体2の船
尾には船外機3が着脱自在に取り付けられている。この
船外機3は、上記船尾に取り付けられるブラケット4
と、このブラケット4に対し枢支軸5により枢支される
船外機本体6とで構成されている。
【0020】上記船外機本体6は動力伝達装置8を備
え、この動力伝達装置8はその外殻を構成する伝動ケー
ス9と、この伝動ケース9内に収容される伝動機構とで
構成され、上記伝動ケース9が上記ブラケット4に対し
上記枢支軸5により枢支されている。また、上記船外機
本体6は内燃機関である2サイクルの多気筒エンジン1
0を有し、このエンジン10は上記伝動ケース9の上端
に着脱自在に取り付けられて、カバー11で開閉自在に
覆われている。上記伝動ケース9は、水中に向って下方
に延びこの伝動ケース9の下端に円筒状のシャフト13
が支承され、このシャフト13にプロペラ14が取り付
けられている。
【0021】そして、上記エンジン10の出力部に、上
記動力伝達装置8の伝動機構を介して上記プロペラ14
が連動するよう連結されている。
【0022】図2から図8において、上記エンジン10
は、第1気筒16、第2気筒17、および第3気筒18
の複数(三つ)の気筒を備え、これら気筒は上下に積み
重ねられるようにして並設されている。
【0023】上記エンジン10は、上記各気筒16〜1
8に共通のクランクケース19を有し、このクランクケ
ース19には軸心がほぼ垂直の縦向きのクランク軸20
が収容され、このクランク軸20は上記クランクケース
19に対しその軸心回りに回転自在に支承されている。
【0024】上記クランクケース19の後部に、上記各
気筒16〜18のそれぞれのシリンダ本体22が一体的
に取り付けられ、これらシリンダ本体22の軸心は互い
に平行に前後に延びている。また、これら各シリンダ本
体22の突出端にはシリンダヘッド23が着脱自在に取
り付けられている。上記シリンダ本体22同士は互いに
一体化されてシリンダブロック24を構成し、上記シリ
ンダヘッド23同士も互いに一体化されている。
【0025】上記各シリンダ本体22は、その内部にそ
れぞれ軸心が前後に延びるシリンダ孔25を有し、これ
ら各シリンダ孔25にピストン26が前後に摺動自在に
嵌入されている。これら各ピストン26は、それぞれ上
記クランク軸20に連接棒27により連結されている。
【0026】上記シリンダ孔25内でシリンダヘッド2
3とピストン26とで囲まれた空間が「気筒内」に相当
し、上記ピストン26が上記シリンダヘッド23にある
程度接近した状態の上記「気筒内」が燃焼室29とな
る。上記シリンダヘッド23には、各燃焼室29に対応
して三つの点火プラグ30が取り付けられ、これら各点
火プラグ30の放電部31が上記燃焼室29に臨んでい
る。
【0027】上記クランクケース19の前面には三つの
吸気ポート33が形成され、これら各吸気ポート33に
それぞれリード弁34が取り付けられている。また、こ
れらリード弁34の前面には、吸気マニホールド35、
スロットル弁36aを収容するスロットルボディ36、
およびサイレンサ37が順次連設されている。また、上
記サイレンサ37の上端には後方に向って開口する入口
管38が取り付けられている。上記入口管38、サイレ
ンサ37、スロットルボディ36、吸気マニホールド3
5、およびリード弁34は、これらの各内部にそれぞれ
設けられた吸気通路39によって互いに連通させられ、
かつ、これら各吸気通路39は上記吸気ポート33に連
通している。
【0028】上記各スロットル弁36aは連動手段40
により互いに連結されている。そして、オペレータが操
作部を操作すれば、上記連動手段40を介し上記各スロ
ットル弁36aが互いに同期して、同じ開閉弁動作を行
うようになっている。
【0029】上記各シリンダ孔25の周りの上記シリン
ダ本体22には、各シリンダ孔25についてそれぞれ複
数(三つ)の掃気通路41が形成されている。これら各
掃気通路41は、上記クランクケース19内を燃焼室2
9に連通させている。
【0030】上記シリンダブロック24の左側には排気
マニホールド42が取り付けられ、この排気マニホール
ド42内の第1排気通路43の一端側は複数(三つ)に
分岐し、各シリンダ本体22に形成された排気ポート4
4を介し各燃焼室29内に開口している。一方、上記シ
リンダブロック24と伝動ケース9との間には排気ガイ
ド46が介設され、この排気ガイド46内の第2排気通
路47と、上記第1排気通路43の他端側とが互いに連
通させられている。前記伝動ケース9内に第3排気通路
48が形成され、この第3排気通路48の一端が上記第
2排気通路47に連通し、他端が前記シャフト13内を
通して水中に開口している。
【0031】図4と図7において、上記エンジン10に
は、水冷式の冷却装置50が設けられている。この冷却
装置50は、各シリンダ孔25の周りでシリンダブロッ
ク24に形成される第1冷却水ジャケット51と、上記
排気マニホールド42に形成される第2冷却水ジャケッ
ト52と、上記第2排気通路47を囲むように排気ガイ
ド46に形成される第3冷却水ジャケット53と、上記
第3排気通路48を囲むように伝動ケース9に形成され
る第4冷却水ジャケット54とを備え、これら各冷却水
ジャケット51〜54は、直接に、もしくは冷却水連通
路55を介して互いに連通している。また、上記第4冷
却水ジャケット54の下端は上記第3排気通路48の下
流側に連通している。
【0032】上記第1冷却水ジャケット51に対し海水
などの冷却水56を供給する水ポンプが設けられ、上記
冷却水56は上記各冷却水ジャケット51〜54を冷却
水連通路55を介し順次通り抜け、かつ、第3排気通路
48の下流端を通って水中に排水される。そして、この
流れの途中で、冷却水56により、上記第1〜第3気筒
16〜18が冷却され、これにより、第1〜第3気筒1
6〜18のシリンダヘッド23やシリンダブロック24
はそれぞれある所定の温度範囲に保たれるようになって
いる。
【0033】図2において、上記エンジン10に燃料5
9を供給する燃料供給装置60が設けられている。この
燃料供給装置60は第1〜第3気筒16〜18に対応す
る複数(三つ)の燃料噴射弁61を有し、これら各燃料
噴射弁61はスロットルボディ36に着脱自在に取り付
けられている。これら燃料噴射弁61は、スロットルボ
ディ36からリード弁34に至る間の吸気通路39内に
向って、適宜燃料59を噴射する。
【0034】上記各燃料噴射弁61に燃料タンク63内
に溜められた燃料59を吸引して供給する低圧燃料ポン
プ64と、この低圧燃料ポンプ64からの燃料59を加
圧して供給する高圧燃料ポンプ65とが直列に設けられ
ている。また、これら低圧燃料ポンプ64と高圧燃料ポ
ンプ65の間には水分離フィルター66とベーパーセパ
レータ67とが直列に介設されている。また、上記のよ
うに燃料噴射弁61に供給される燃料59の圧力を所定
圧に調整する調圧器69が設けられ、上記各機器は燃料
通路70により互いに連結されている。
【0035】上記各燃料噴射弁61は電磁式で、これを
電気的にオン(もしくはオフ)すれば、その期間が燃料
噴射期間とされ、この期間だけ、燃料59が吸気通路3
9内に噴射されるようになっている。
【0036】上記の場合、燃料供給装置60のうち燃料
タンク63だけが船体2に支持されており、他のものは
船外機3を構成している。
【0037】図2において、エンジン10を制御するた
めのエンジン制御装置73が設けられている。このエン
ジン制御装置73は電子的な制御装置本体74を備え、
上記各点火プラグ30、燃料噴射弁61、低圧燃料ポン
プ64、および高圧燃料ポンプ65が、上記制御装置本
体74に電気的に接続されている。また、前記クランク
軸20の上端にはフライホイールマグネト75が取り付
けられている。このフライホイールマグネト75は、直
接もしくはバッテリを介し、上記制御装置本体74に電
力を供給するようになっている。
【0038】上記エンジン10の駆動状態を検出する各
種センサが設けられ、これらはいずれも上記制御装置本
体74に電気的に接続されている。
【0039】即ち、上記センサとして、上記クランク軸
20の回転角を検出するクランク角センサ76、クラン
クケース19内の圧力を検出するクランクケース内圧セ
ンサ77、各気筒16〜18内の圧力を検出する筒内圧
センサ78、同上気筒16〜18内の状態を検出するノ
ックセンサ79、吸気通路39内の温度を検出する吸気
温センサ80、スロットルボディ36の開度を検出する
スロットル開度センサ81が設けられている。
【0040】また、各気筒16〜18の温度を検出する
シリンダ温度センサ82、第3排気通路48内の上流側
の圧力を検出する背圧センサ83、大気圧を検出する大
気圧センサ84、冷却水56の温度を検出する冷却水温
度センサ85、動力伝達装置8の変速状態を検出するシ
フトセンサ86、枢支軸5回りの船外機3の上下回動位
置を検出するトリム角センサ87が設けられている。
【0041】一方、空燃比制御装置89が設けられ、こ
の空燃比制御装置89は排気導入手段90と、この排気
導入手段90に設けられる排気センサ91とを備えてい
る。
【0042】その他、93はスタータ、94はオイルタ
ンクである。
【0043】図2から図8において、エンジン10の駆
動時に、第1〜第3気筒16〜18のそれぞれにおい
て、ピストン26がクランク軸20側の下死点位置から
燃焼室29側に移動すると、上記ピストン26によって
掃気通路41と排気ポート44とが順次閉じられる。ま
た、このように、ピストン26が燃焼室29側に移動す
ると、クランクケース19内が負圧になる。すると、上
記サイレンサ37、スロットルボディ36、吸気マニホ
ールド35、リード弁34、および吸気ポート33内の
吸気通路39が順次負圧になって、空気である外気97
が上記吸気ポート33から上記吸気通路39に吸入され
る。
【0044】次に、上記吸気98に対し燃料噴射弁61
によって燃料59が噴射され、混合気99が生成され
る。そして、この混合気99が上記クランクケース19
内に吸入される。これが「吸入過程」である。
【0045】一方、上記のように掃気通路41と排気ポ
ート44とが閉じられた後、更に、同上ピストン26が
燃焼室29側へ移動すれば、この燃焼室29に既に吸入
されていた混合気99が圧縮される。これが「圧縮過
程」である。
【0046】上記ピストン26が上死点に達する直前
で、エンジン制御装置73により制御された点火プラグ
30の放電部31の放電により、上記混合気99が点
火、燃焼させられて気体が膨張し、これにより、上記ピ
ストン26が上死点を越えた後クランク軸20側に押し
戻される。これが「爆発過程」である。
【0047】上記ピストン26のクランク軸20側への
移動により、前記クランクケース19内に吸入されてい
た混合気99が予圧縮される。なお、このときの圧力で
リード弁34は閉弁させられている。
【0048】上記ピストン26がクランク軸20側へ移
動する途中で、まず、排気ポート44が開かれる。する
と、この排気ポート44を通し、混合気99の既燃ガス
である排気100が、上記排気ポート44を通って排出
される。これが「排気過程」である。
【0049】そして、上記排気100は第1排気通路4
3、第2排気通路47、第3排気通路48、およびシャ
フト13内を順次通って水中に排出される。この場合、
各気筒16〜18を冷却した後の冷却水56が第4冷却
水ジャケット54と冷却水連通路55を通り、上記排気
100と共に上記水中に排出される。
【0050】上記したようにピストン26がクランク軸
20側に移動して排気ポート44が開かれると、これに
続いて掃気通路41が開かれる。すると、上記したよう
にクランクケース19内で予圧縮されていた混合気99
が上記掃気通路41を通って燃焼室29に流入させら
れ、この混合気99が上記燃焼室29に残留している上
記既燃ガスの一部を第1排気通路43に押し出すと共
に、上記混合気99が上記燃焼室29に充満する。これ
が「掃気過程」である。そして、この後、ピストン26
は前記下死点位置に戻る。
【0051】上記の場合、掃気通路41を通って燃焼室
29に流入した混合気99のいくらかは、第1排気通路
43側に吹き抜け(これを「新気の吹き抜け現象」とい
う)、これは上記既燃ガスと混ざって上記排気100と
して排出される。
【0052】上記状態から、ピストン26が再び燃焼室
29側に移動し、以下、上記した各過程が繰り返され
て、クランク軸20が回転させられる。そして、このク
ランク軸20を通しエンジン10が動力を出力し、この
動力は動力伝達装置8を介してプロペラ14を回転さ
せ、被駆動体である船1を航走可能とさせる。
【0053】図11において、第1気筒16、第2気筒
17、および第3気筒18は、この順序で、クランク角
が120°の位相差で駆動する。
【0054】図2から図10において、前記排気センサ
91は上記排気100の性状を検出するものである。上
記排気センサ91の検出信号は上記制御装置本体74に
入力され、この制御装置本体74による制御により、前
記燃料噴射弁61の前記燃料噴射期間が長短制御され
て、混合気99の空燃比(A/F)が適正値に自動調整
されるようになっている。
【0055】また、この場合、前記クランク角センサ7
6等の各種センサによりエンジン10の駆動状態が同上
制御装置本体74に入力され、この制御装置本体74に
よる制御により、上記空燃比が更に所望値になるよう燃
料噴射弁61の燃料噴射期間が制御されるようになって
いる。このようにして、エンジン性能の向上や、燃料5
9の無駄な消費が抑制されている。
【0056】図10において、上記排気センサ91はO
2 センサであって、これは次のように構成されている。
【0057】即ち、上記排気センサ91は円形の板金製
保護外筒104を有し、この保護外筒104の一端に締
結具105が取り付けられている。また、同上保護外筒
104内にジルコニア製のセンサ素子部106が収容さ
れ、このセンサ素子部106の一端は、上記保護外筒1
04の一端から突出している。上記センサ素子部106
を前記制御装置本体74に電気的に接続させるリード線
107が設けられている。
【0058】上記センサ素子部106はその内部に空洞
部108が形成されている。同上センサ素子部106の
内外両表面に白金の電極がメッキされており、このセン
サ素子部106内外の酸素濃度差に応じて発生する起電
力によって、排気100の性状である酸素濃度が検出さ
れる。
【0059】また、上記センサ素子部106の突出端を
開閉自在に閉じるプロテクタ109が設けられている。
このプロテクタ109は円筒状の板金製プロテクタ本体
110と、このプロテクタ本体110に形成される複数
の貫通孔111とで構成され、上記プロテクタ本体11
0は上記保護外筒104の一端に着脱自在に取り付けら
れている。また、上記貫通孔111を通して、排気10
0がプロテクタ本体110の内外を自由に流動できるよ
うになっている。
【0060】また、上記センサ素子部106内にはセラ
ミック製のヒータ112が設けられ、このヒータ112
によるセンサ素子部106の適宜、適度の加熱により、
排気センサ91の精度向上が図られている。
【0061】また、上記排気センサ91を構成する上記
保護外筒104等の部品はいずれも同一の軸心113上
に位置して全体的に細長い形状をなしている。
【0062】図2から図10において、前記空燃比制御
装置89の排気導入手段90は、排気100を系外であ
る各シリンダ孔25の外部に案内する案内通路115を
有し、この案内通路115は円形の金属製案内パイプ1
16で構成されている。
【0063】上記案内通路115の一端開口117は、
ある気筒の一例である上記第2気筒17の「気筒内」に
開口し、上記一端開口117は、上記第2気筒17のピ
ストン26の作動で開閉するようになっている。また、
同上案内通路115の他端開口118は、他の気筒の一
例である第1気筒16の「気筒内」に開口し、上記他端
開口118は、上記第1気筒16のピストン26の作動
で開閉するようになっている。
【0064】上記の場合、一端開口117は他端開口1
18よりもわずかに上死点(燃焼室29)側に位置して
いる。また、上記一端開口117は、排気ポート44の
上死点側端よりもわずかに上死点側(もしくは、排気ポ
ート44の上死点側端とほぼ同位置)に位置し、かつ、
掃気ポート41aよりも上死点側に位置している。
【0065】上記案内通路115の中途部に、この案内
通路115よりも断面積の十分に大きい蓄圧室119が
介設され、この蓄圧室119は直方体形状の板金製蓄圧
ケース120で成形されている。
【0066】図9により、上記蓄圧室119を、より詳
しく説明すると、上記案内通路115の中途部が分断さ
れており、この案内通路115の一端開口117側の一
方の分断端122が、上記蓄圧ケース120の下壁に連
結されて蓄圧室119内に開口している。また、同上案
内通路115の他端開口118側の他方の分断端123
が、上記蓄圧ケース120の上壁に連結されて同上蓄圧
室119内に開口している。また、蓄圧ケース120の
後側壁に上記排気センサ91が締結具105により着脱
自在に締結され、センサ素子部106の突出端と、これ
を覆うプロテクタ109とが上記蓄圧ケース120内の
蓄圧室119内に臨んでいる。
【0067】図11において、各気筒16〜18の位相
において、それぞれ上死点から約90°のところで排気
ポート44が開き(図11中a部)、約120°のとこ
ろで掃気ポート41aが開く(図11中b部)。また、
約240°のところで同上掃気ポート41aが閉じ(図
11中c部)、約270°のところで同上排気ポート4
4が閉じ(図11中d部)、上記上死点に戻る。以下、
これが繰り返される。
【0068】図3から図6と、図11において、第1気
筒16の「排気過程」と「掃気過程」におけるピストン
26の摺動により、掃気ポート41aが開かれた直後
に、他端開口118が「気筒内」に開かれる(図11中
A部)。すると、予め蓄圧室119に溜まっていた高圧
の排気100が、上記他端開口118を通り第1気筒1
6の「気筒内」に逃がされ、上記蓄圧室119内に蓄圧
されていた圧力が低下する(図11中A〜B部)。な
お、上記他端開口118が開くとは、全開を意味し、後
述の一端開口117が開くというのも、全開を意味して
いる。
【0069】上記蓄圧室119内の圧力がある程度低下
したとき、第2気筒17の「爆発過程」におけるピスト
ン26の摺動により、排気ポート44が開く直前(もし
くは、ほぼ同時)、および掃気ポート41aが開く前
に、一端開口117が同上第2気筒17の「気筒内」に
開かれる(図11中B部)。この際、上記第2気筒17
は「爆発過程」の直後であって、この第2気筒17の
「気筒内」の排気100の圧力は高いため、この排気1
00が上記一端開口117から案内通路115を通って
蓄圧室119に勢いよく流入して十分に蓄えられ、この
蓄圧室119内の圧力が急上昇する(図11中B〜C
部)。
【0070】前記したように、第2気筒17における案
内通路115の一端開口117は、掃気ポート41aよ
りも上死点側に位置させられており、このため、上記第
2気筒17の「爆発過程」におけるピストン26の摺動
により、上記一端開口117は掃気ポート41aよりも
早いタイミングで開くこととなる。よって、上記一端開
口117を通して高圧の排気100が蓄圧室119内に
円滑に流入すると共に、その圧力で、その後に開く上記
掃気ポート41aを通し「気筒内」に流入した混合気9
9が上記蓄圧室119内に流入しようとすることが防止
される。また、この際、上記したように圧力の高い蓄圧
室119内の排気100の一部が第2気筒17の「気筒
内」に逆流して、蓄圧室119内への混合気99の流入
がより確実に阻止される。
【0071】また、上記したように第2気筒17の「爆
発過程」のピストン26の摺動により、一端開口117
が開いてから掃気ポート41aが開くまでの間に蓄圧室
119内に排気100が蓄えられたとき、その後に、同
上一端開口117と上記掃気ポート41aとが共に開い
た状態における上記一端開口117の圧力よりも、上記
蓄圧室119内の排気100の圧力がより高い状態を保
つよう、この蓄圧室119の容積が定められており、よ
って、上記蓄圧室119への混合気99の流入がより確
実に阻止される。
【0072】一方、上記したように第2気筒17におい
て上記一端開口117が「気筒内」に開かれた直後で、
掃気ポート41aが開く直前に、第1気筒16において
他端開口118が閉じられる(図3、図5、図11中C
部)。
【0073】図11中B〜C部において、同上図11中
符号Eは、他端開口118が第1気筒16の「気筒内」
に開いているときの、この他端開口118における圧力
である。また、図11中符号Fは、一端開口117が第
2気筒17の「気筒内」に開いているときの、この一端
開口117の圧力である。
【0074】また、同上図11中P0 は、上記他端開口
118が第1気筒16の「気筒内」に開いているとき
の、第1気筒16の「気筒内」の最大圧力である。ま
た、上記一端開口117が第2気筒17の「気筒内」に
開いているときのこの第2気筒17の「気筒内」の最大
圧力も、上記P0 とほぼ同じである。
【0075】そして、上記蓄圧室119内の排気100
の最低圧は上記最大圧力P0 以上の高圧に保たれるよう
になっている。このため、第1気筒16の「掃気過程」
で、この第1気筒16の「気筒内」の混合気99が上記
他端開口118を通して蓄圧室119に流入しようとし
ても、これは、上記最大圧力P0 よりも圧力が低いた
め、上記混合気99の蓄圧室119への流入は阻止され
る。
【0076】その後、上記一端開口117は、第2気筒
17が「吸入過程」から「圧縮過程」に移るまで、この
第2気筒17の「気筒内」に開かれて、排気ポート44
が閉じられた直後(もしくは、ほぼ同時)に閉じられる
(図11中D部)。
【0077】上記のように、第1気筒16で他端開口1
18が閉じられ、第2気筒17で一端開口117が開い
ている間(図11中C〜D部)は、圧力の高い蓄圧室1
19内から、前記したように第2気筒17の「気筒内」
へ排気100の逆流が生じ(図5、図6、図9中仮想線
矢印の方向)、上記蓄圧室119の圧力は下降する。
【0078】また、この後は、一端開口117と他端開
口118とは共に閉じられたままに保たれるが(図11
中D〜A部)、蓄圧室119内の圧力は第1気筒16や
第2気筒17の各「気筒内」へリークして、漸減する。
この後、図11中A部に戻り、以下、上記作用が繰り返
される。
【0079】なお、図11中A部で、第1気筒16にお
いて他端開口118が再び開いたとき、この第1気筒1
6では、前記したように掃気ポート41aが開いた直後
で、その「気筒内」の圧力は低いため、図11中A〜C
部間では、蓄圧室119内の排気100が、上記他端開
口118を通り第1気筒16の「気筒内」に流入する。
【0080】また、上記一端開口117は他端開口11
8よりも上死点側に位置しているため、第2気筒17に
おいてその上死点からみて一端開口117が開くタイミ
ングは、第1気筒16においてその上死点からみて他端
開口118が開くタイミングよりも早くなり、つまり、
上記一端開口117が開いたとき(図11中B部)のこ
の一端開口117における圧力は、他端開口118が開
いたとき(図11中A部)のこの他端開口118におけ
る圧力よりも大きくなる。
【0081】よって、上記第2気筒17で一端開口11
7が開くと(図11中B部)、この第2気筒17の排気
100が上記一端開口117を通って蓄圧室119内
に、より円滑に流入し、この蓄圧室119に十分に蓄え
られる。
【0082】上記の結果、第2気筒17の排気100を
各サイクル毎に蓄圧室119内に確実に導入できる。ま
た、この第2気筒17、および第1気筒16から蓄圧室
119内に、O2 成分を多く含む新気である混合気99
が流入することが防止される。
【0083】そして、上記図11中C〜D部において、
蓄圧室119内の排気100の性状が排気センサ91に
よって検出されるが、この場合、第2気筒17における
「爆発過程」では、この第2気筒17で生じた排気10
0はほとんどが既燃ガスで構成されており、かつ、上記
したように蓄圧室119内には混合気99の流入を阻止
しつつ、上記した第2気筒17の排気100で満たされ
ることから、上記蓄圧室119は上記第2気筒17で生
じた既燃ガスで満たされることとなる。よって、混合気
99が混入していない分、第2気筒17の各サイクル毎
の排気100の性状が排気センサ91により精度よく検
出され、つまり、高精度にO2 濃度が検出される。
【0084】なお、上記一端開口117はピストン26
の作動にかかわらず、常に開いたままとなるよう、より
上死点側に開口させてもよく、例えば、上記一端開口1
17をシリンダヘッド23に形成してもよい。
【0085】図9において、上記したように、排気10
0は蓄圧室119内に流入する一方、この蓄圧室119
内から流出する。より具体的には、上記排気100は、
案内通路115の一端開口117と一方の分断端122
とを順次通って蓄圧室119内に流入する一方、同上案
内通路115の他方の分断端123と他端開口118を
順次通って蓄圧室119から排出される。そして、この
場合、案内通路115の一方の分断端122は排気セン
サ91のセンサ素子部106とプロテクタ109から外
れた蓄圧室119の一部分に向って開口している。
【0086】このため、上記蓄圧室119に流入したと
きの排気100が直接にセンサ素子部106やプロテク
タ109に衝突することは防止される。よって、排気1
00中にはエンジンオイルの粒子が含まれているが、こ
れが上記センサ素子部106やプロテクタ109に直接
に衝突して、付着するということが防止される。このた
め、排気センサ91の精度上の耐久性が向上する。
【0087】そして、上記のようにして排気センサ91
により検出された高精度の検出信号が前記エンジン制御
装置73の制御装置本体74に入力され、よって、この
入力信号に基づき、そのときの実際の空燃比の演算が精
度よく行われる。
【0088】一方、同上制御装置本体74には、前記ス
ロットル開度センサ81やシリンダ温度センサ82等の
各検出信号が入力され、これら入力信号に基づいてエン
ジン10の駆動状態が判定され、この駆動状態に適した
目標空燃比が決定される。
【0089】そして、上記実際の空燃比と、目標空燃比
とが比較されて、これにより、燃料噴射弁61による燃
料噴射期間(噴射量)等の噴射条件が定められ、その後
の混合気99の空燃比がエンジン10の駆動状態に合致
する所望値となるよう自動調整される。
【0090】図1から図3において、前記したように、
排気センサ91は第1〜第3気筒16〜18で構成され
る多気筒のうち、ある気筒である第2気筒17から生じ
る排気100の性状を検出するものであり、この検出信
号が上記エンジン制御装置73の制御装置本体74に入
力されて、エンジン10が適正に制御されるようになっ
ている。
【0091】一方、上記エンジン制御装置73は、上記
したようにエンジン10の駆動状態を判定するが、これ
により、エンジン10が低速域であると判断されたとき
には、燃料59の無駄な消費を抑制するため等の理由
で、燃料噴射弁61による気筒に対する燃料59の供給
を適宜休止させて、第1〜第3気筒16〜18を適宜失
火させるよう、つまり、失火制御ができるよう構成され
ている。
【0092】図1において、これにつき、より詳しく説
明すると、排気100の性状を検出する対象である第2
気筒17についての単位時間における失火の回数は、他
の第1、第3気筒16,18のそれぞれの失火の回数以
下となるようにされている。
【0093】即ち、エンジン10の通常の駆動時には、
前記のように各気筒16〜18のそれぞれは、1サイク
ル(クランク角の360°)毎に、「吸入過程」、「圧
縮過程」、「爆発過程」、「排気過程」、および「掃気
過程」をそれぞれ繰り返し、上記「吸入過程」では、燃
料噴射弁61によって燃料59が噴射され、混合気99
が生成される。また、「爆発過程」では、上記混合気9
9が点火させられ燃焼させられる。
【0094】しかし、図1で示すように、上記検出の対
象となる第2気筒17では、1サイクル毎に上記各過程
が全て繰り返されて、各サイクル毎に点火(図1中○
印)が行われるのに対し、第1気筒16と第3気筒18
では、あるサイクルで点火が行われると、これに続く次
のサイクルでは失火(図1中×印)が行われ、つまり、
点火と失火が1回づつ交互に繰り返されるようになって
いて、上記第2気筒17についての単位時間における失
火の回数が、第1気筒16や第3気筒18のそれぞれの
失火の回数以下とされている。
【0095】上記失火は、「吸入過程」で燃料噴射弁6
1による燃料59の噴射を休止させることにより得られ
るようになっている。
【0096】上記の場合、第2気筒17につき、例え
ば、3回の点火の後に1回の失火を行わせるように失火
制御してもよい。また、上記第2気筒17については、
失火制御を全くせず、この第2気筒17には、上記エン
ジン制御装置73の制御による強制的な失火が全く生じ
ないようにしてもよい。
【0097】(実施例2)
【0098】図12は、実施例2を示している。
【0099】これによれば、第1気筒16と第2気筒1
7は共に各サイクル毎に点火が行われるが、第3気筒1
8では、失火が連続的に繰り返されるように制御され
る。
【0100】他の構成や作用は前記実施例1と同様であ
るため、その説明を省略する。
【0101】なお、以上は図示の例によるが、エンジン
10は4サイクルエンジンであってもよく、気筒数は2
気筒や4気筒以上でもよい。また、このエンジン10で
駆動されるものは、乗り物以外の産業機械等であっても
よい。更に、検出対象となる気筒は、第1気筒16と第
3気筒18のいずれかであってもよい。
【0102】
【発明の効果】この発明によれば、多気筒のうち、いず
れかの気筒から生じる排気の性状を検出する排気センサ
を設け、一方、各気筒を適宜失火可能にするエンジン制
御装置を備えた多気筒エンジンにおいて、上記排気の性
状の検出対象となる気筒についての単位時間における失
火の回数を、他の気筒のそれぞれの失火の回数以下とな
るようにしてある。
【0103】このため、排気の性状の検出対象となる気
筒についての失火回数が少ない分、この気筒からの排気
の性状の検出は、他の気筒の排気の性状を検出すること
に比べて、より適正に行われる。
【0104】よって、その検出信号は比較的正確となる
ことから、この検出信号に基づいて空燃比の調整など、
エンジンの制御が適正になされることとなる。
【0105】上記の場合、排気の性状の検出対象となる
気筒につき、失火制御をしないようにしてもよい。
【0106】このようにすれば、排気の性状の検出対象
となる気筒には、エンジン制御装置の制御による強制的
な失火が生じないことから、この気筒からの排気の性状
の検出は、更に適正に行われることとなり、よって、そ
の検出信号はより正確となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で、各気筒の点火と失火の状態を経時
的に示す図である。
【図2】実施例1で、全体線図である。
【図3】実施例1で、エンジンの側面図である。
【図4】実施例1で、エンジンの背面部分断面図であ
る。
【図5】実施例1で、図3の5‐5線矢視断面図であ
る。
【図6】実施例1で、図3の6‐6線矢視断面図であ
る。
【図7】実施例1で、船外機の下部背面部分断面図であ
る。
【図8】実施例1で、エンジンの平面図である。
【図9】実施例1で、図3の部分拡大断面図である。
【図10】実施例1で、排気センサの縦断面図である。
【図11】実施例1で、エンジンサイクルに基づく作用
説明図である。
【図12】実施例2で、図1に相当する図である。
【符号の説明】
10 エンジン 16 第1気筒(他の気筒) 17 第2気筒(検出対象となる気筒) 18 第3気筒(他の気筒) 26 ピストン 29 燃焼室 39 吸気通路 41a 掃気ポート 44 排気ポート 59 燃料 73 エンジン制御装置 89 空燃比制御装置 91 排気センサ 97 外気 98 吸気 99 混合気 100 排気 106 センサ素子部 115 案内通路 119 蓄圧室 120 蓄圧ケース

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多気筒のうち、いずれかの気筒から生じ
    る排気の性状を検出する排気センサを設け、一方、各気
    筒を適宜失火可能にするエンジン制御装置を備えた多気
    筒エンジンにおいて、 上記排気の性状の検出対象となる気筒についての単位時
    間における失火の回数を、他の気筒のそれぞれの失火の
    回数以下となるようにした多気筒エンジン。
  2. 【請求項2】 排気の性状の検出対象となる気筒につ
    き、失火制御をしないようにした請求項1に記載の多気
    筒エンジン。
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