JPH07331674A - 擁壁の施工方法 - Google Patents

擁壁の施工方法

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Publication number
JPH07331674A
JPH07331674A JP13032294A JP13032294A JPH07331674A JP H07331674 A JPH07331674 A JP H07331674A JP 13032294 A JP13032294 A JP 13032294A JP 13032294 A JP13032294 A JP 13032294A JP H07331674 A JPH07331674 A JP H07331674A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
box member
precast concrete
concrete box
retaining wall
concrete
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13032294A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiki Goto
敏紀 後藤
Kazuo Kono
和生 河野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujita Corp
Landes Co Ltd
Original Assignee
Fujita Corp
Landes Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fujita Corp, Landes Co Ltd filed Critical Fujita Corp
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Publication of JPH07331674A publication Critical patent/JPH07331674A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 宅地の有効利用が図られ、都市景観が保持さ
れる施工性の優れた擁壁の施工法を提供する。 【構成】 敷地境界の下端部に構築された基礎6上に、
最下段のプレキャストコンクリートボックス部材A1
据え付け、中詰め土砂7を充填したのち同部材の背面を
埋め戻し、次いで前記最下段のプレキャストコンクリー
トボックス部材上に2段目のプレキャストコンクリート
ボックス部材A2 を夫々の垂直中心軸が前後方向に齟齬
するように重層して中詰め土砂を充填して背面を埋め戻
し、以下前記の工程を反覆して前記部材を階段状に組積
する。更に相隣る前記プレキャストコンクリートボック
ス部材の組積体中間に、下端を基礎6に定着され、上端
が最上段のプレキャストコンクリート部材An まで延び
る鉄筋5′が埋設されたコンクリートを打設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は宅地の境界部分に設ける
土留擁壁の施工法に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の擁壁としては、図3(イ)
に示す如きブロックaを組積したブロック積み擁壁、図
3(ロ)に示す如きプレキャストL形擁壁b、あるいは
図3(ハ)に示す如く人工スラブcを敷地境界いっぱい
まで張り出し、自由端を支柱dで支持し、有効地として
利用したものが散見されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記ブロ
ック積み擁壁は一般的に斜面部分が有効地とならず、土
地購入者にとっては不利である。またプレキャストL形
擁壁の場合には、宅地面積の点からは有利であるが、擁
壁高さHが高くなるほど下からみたときの圧迫感が大き
くなり、団地の景観が損なわれることとなる。更に図3
(ハ)に示す場合は、地権者が土地購入後に独自に構築
しており、統一された都市美からはほど遠いものとなっ
ている。
【0004】本発明はこのような実情に鑑みて提案され
たもので、その目的とする処は、施工性が優れ、宅地が
有効に利用され、都市景観が保持される擁壁の施工方法
を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る擁壁の施工方法によれば、敷地境界の
下端部に構築された基礎コンクリート上に、最下段のプ
レキャストコンクリートボックス部材を据え付け、中詰
め土砂を充填したのち同部材の背面を埋め戻し、次いで
前記最下段のプレキャストコンクリートボックス部材上
に2段目のプレキャストコンクリートボックス部材を夫
々の垂直中心軸が前後方向に齟齬するように重層し、中
詰め土砂を充填して背面を埋戻し、以下前記の工程を反
覆して前記部材を斜面部分に階段状に組積し、隣接する
階段状の前記ブロック組積体の中間に、基礎コンクリー
トに下端を定着され、最上段の前記ボックス部材に達す
る鉄筋が埋設されたコンクリートを打設するものであ
る。
【0006】
【作用】本発明によれば前記したように、擁壁構成部材
としてプレキャストコンクリートボックス部材を使用し
敷地境界の下端部に基礎コンクリートを構築し、同基礎
上に最下段のプレキャストコンクリートボックス部材を
据付け、同部材に中詰め土砂を充填するとともに、同部
材の背面を埋め戻すことによって、前記最下段のプレキ
ャストコンクリートボックス部材を安定した状態に据付
ける。
【0007】次いで同最下段のプレキャストコンクリー
ト部材上に、2段目のプレキャストコンクリートボック
ス部材を夫々の垂直中心軸が前後に齟齬して位置するよ
うに重層し、前記同様に部材内への中詰め土砂の充填、
及び背面の埋戻しを行ない、以下前記の工程を繰り返す
ことによって敷地境界斜面に沿って階段状の擁壁を安定
した状態で組積するものである。
【0008】更に本発明によれば相隣る前記ブロック組
積体の中間にコンクリートを打設する際、同コンクリー
ト中に下端部を基礎コンクリートに埋設され、最上段の
ボックス材に達する鉄筋を埋設することによって、同鉄
筋を介してプレキャストコンクリートボックス部材が上
下方向に亘って一体化される。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例について説明す
る。図2はプレキャストコンクリートボックス部材A
で、ボックス状主体1の側面に設けた相対する一双の突
起部2の間に形成された凹部垂直壁面に補強と接合コン
クリートとの定着力を増大させるための縦リブ3及び横
リブ3′が配設され、上面に水抜き用の凹部4が設けら
れている。また横方向のプレキャストコンクリート部材
Aの一体化を図るため、相対する垂直壁面間に鉄筋5が
挿貫されている。
【0010】而して敷地境界下部に基礎鉄筋を配筋しコ
ンクリートを打設、養生して基礎6を施工し、同基礎6
上に最下段のプレキャストコンクリートボックス部材A
1 を据付け、同部材Aに中詰め土砂7を充填し、同部材
Aの背面を埋め戻し、次いで前記部材A上に2段目のプ
レキャストコンクリートボックス部材A2 を垂直中心軸
が前後方向に齟齬して位置するように重層して、同部材
2 に中詰め土砂7を充填し、同部材A2 の背面を埋戻
し、以下前記同様の操作を反覆して階段状にプレキャス
トコンクリートボックス部材を重層して擁壁を構築す
る。
【0011】而して相隣る階段状のプレキャストコンク
リートボックス部材組積体の中間において、下端部を前
記基礎6に定着され、最上段のプレキャストコンクリー
ト部材An に達する鉄筋5′が埋設されたコンクリート
を打設し、相隣る前記プレキャストコンクリートボック
ス部材組積体の一体化を図る。更に最上段のプレキャス
トコンクリートボックス部材An の上端部前縁からは水
平にベランダ部8が突設され宅地境界の斜面部の有効利
用を図るものである。図中9は手摺である。
【0012】更に前記最上段のプレキャストコンクリー
トボックス部材An の底部には現場打ちコンクリート1
0が打設され、中詰め土砂7が抜け落ちないようにする
ものである。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば前記したように、擁壁構
成部材がプレキャストコンクリートボックス部材より構
成されていることによって、擁壁の施工のスピードアッ
プが図られ、更に同部材を上下各部材の垂直中心軸が前
後に齟齬して位置するように組積するとともに、同各部
材に対する中詰め土砂の充填及び背面の埋め戻しを反覆
して行うことにより、階段状の擁壁が迅速に構築される
とともに、擁壁の安定性が確保され、前記部材の組積と
その背面の埋め戻しを反覆することによって高所作業が
なくなり、施工の安定性が向上される。
【0014】また各段のプレキャストコンクリート部材
の突出部の中詰め土砂を利用して植栽が行なわれ、擁壁
の緑化が図られる。また設計時点から本発明の擁壁の施
工方法を採用することによって、統一された都市美が表
現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の施工方法によって構築された擁壁の縦
断側面図である。
【図2】プレキャストコンクリートボックス部材の斜視
図である。
【図3】(イ)(ロ)(ハ)は従来の擁壁を示す縦断側
面図である。
【符号の説明】
A、A1 、A2 プレキャストコンクリートボックス部
材 An 最上段のプレキャストコンクリートボ
ックス部材 1 ボックス状主体 2 突起部 3 縦リブ 3′ 横リブ 4 凹部 5、5′ 鉄筋 6 基礎 7 中詰め土砂 8 ベランダ部 9 手摺 10 現場打ちコンクリート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 敷地境界の下端部に構築された基礎コン
    クリート上に、最下段のプレキャストコンクリートボッ
    クス部材を据え付け、中詰め土砂を充填したのち同部材
    の背面を埋め戻し、次いで前記最下段のプレキャストコ
    ンクリートボックス部材上に2段目のプレキャストコン
    クリートボックス部材を夫々の垂直中心軸が前後方向に
    齟齬するように重層し、中詰め土砂を充填して背面を埋
    戻し、以下前記の工程を反覆して前記部材を斜面部分に
    階段状に組積し、相隣る階段状の前記ブロック組積体の
    中間に、基礎コンクリートに下端を定着され、最上段の
    前記ボックス部材に達する鉄筋が埋設されたコンクリー
    トを打設することを特徴とする擁壁の施工方法。
JP13032294A 1994-06-13 1994-06-13 擁壁の施工方法 Pending JPH07331674A (ja)

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JP13032294A JPH07331674A (ja) 1994-06-13 1994-06-13 擁壁の施工方法

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ID=15031572

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100376752C (zh) * 2005-12-28 2008-03-26 上海市第一建筑有限公司 地下连续墙钢套箱施工方法
JP2010501748A (ja) * 2006-08-24 2010-01-21 マルティネス ナランヨ,ヨン,ハイロ 擁壁用のロッドとレンガシステム
CN112301833A (zh) * 2020-10-20 2021-02-02 浙江世润建创科技发展有限公司 景观滨水步道系统及施工方法

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