JPH07331614A - 橋げた用の埋込用型枠体 - Google Patents

橋げた用の埋込用型枠体

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JPH07331614A
JPH07331614A JP13166694A JP13166694A JPH07331614A JP H07331614 A JPH07331614 A JP H07331614A JP 13166694 A JP13166694 A JP 13166694A JP 13166694 A JP13166694 A JP 13166694A JP H07331614 A JPH07331614 A JP H07331614A
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JP
Japan
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frame
concrete
ribs
form body
jambs
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JP13166694A
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English (en)
Inventor
Kisho Katayama
紀章 片山
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Gifu Plastic Industry Co Ltd
Original Assignee
Gifu Plastic Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 少ない材料で軽量化を図ることができ、コン
クリート打設時等に必要とされる十分な剛性を有してい
て、しかも製造、保管及び運搬等をも簡単に行うことが
できて、結果としてコンクリート製橋げたの形成それ自
体をも簡略化することのできる埋込用型枠体を、簡単な
構成によって提供すること。 【構成】 埋込用型枠体100を、内面に多数の凹所ま
たはリブを有する天枠10と、この天枠10の左右両端
縁が載置されて、内面に多数のリブまたは凹所を有する
左右の側枠20と、これら各側枠20の下端が配置され
て、内面に凹所または互いに交差する多数のリブを有す
る底枠30と、これらを組み合わせたときに、中央に形
成される中空部40の両側を覆蓋する一対の蓋体50と
を有したものとして構成するとともに、少なくとも、天
枠10、側枠20及び底枠30を合成樹脂によってそれ
ぞれ個別に形成したこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、JIS−A−5313
等において規定されているスラブ橋用プレストレストコ
ンクリート橋げた(以下単にコンクリート製橋げたとい
う)を製造するに際して、打設されたコンクリート内に
埋設される埋込用型枠体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スラブ橋用プレストレストコンクリート
橋げた、すなわちコンクリート製橋げたは、一般的に
は、後に外される外枠内にB種のPC鋼より線等の補強
用鋼材を配筋してから、ダンボール板紙等からなる軽量
かつ必要な補助充填材を配置して、あたかも中実状態の
ものとして構成して、上記外枠内に生コンクリートを打
設することにより形成されているものである。この補助
充填材を使用した従来のコンクリート製橋げたの製造方
法によれば、外枠内にそのまま生コンクリートを打設す
る場合に比して工程を簡略化でき、しかも完成されたコ
ンクリート製橋げたの重量をそれまでのものより小さく
することができることから、各橋げたを支持する部分の
工事の簡略化をも図ることができるというメリットを有
しているものである。
【0003】しかしながら、以上の従来工法において採
用されている補助充填材は、コンクリート打設時に加え
られる力に対して十分耐え得るものとしなければならな
いから、中実状のものとして形成しなければならない
し、重量が運搬等の作業性を向上させる軽量なものであ
っても、嵩そのものは大きなものである。換言すれば、
この種の補助充填材は、嵩のあるものであるからそのた
めの材料を必要とし、工場等において予め製造しておか
なければならないものである。
【0004】そこで、本発明者は、以上の補助充填材に
該当する型枠材として、重量及び嵩を更に軽減でき、し
かも現場施工を容易に行うことができるものとするには
どうしたらよいかについて種々検討を重ねてきた結果、
本発明を完成したのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の経緯
に基づいてなされたもので、その解決しようとする課題
は、コンクリート橋げたを形成するための埋込用型枠体
を、その必要とされる剛性を備えたまま、より一層の軽
量化と材料の軽減を図るとともに、現場施工時に必要な
埋込用型枠体の切断・短縮、または接合・延長作業を容
易にすることである。
【0006】そして、本発明の目的とするところは、少
ない材料で軽量化・少量化を図ることができ、コンクリ
ート打設時等に必要とされる十分な剛性を有していて、
しかも製造、保管及び運搬等をも簡単に行うことができ
て、結果としてコンクリート製橋げたの形成それ自体を
も簡略化することのできる埋込用型枠体を、簡単な構成
によって提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明の採った手段は、実施例において使用する
符号を付して説明すると、「後に外される外枠60内に
複数の補強用鋼材70を配置してコンクリート80を打
設する際に、外枠60内に収納されて中空部40を有す
るスラブ橋用プレストレストコンクリート橋げた200
を形成するための埋込用型枠体100であって、この埋
込用型枠体100を、内面に多数の凹所12またはリブ
を有する天枠10と、この天枠10の左右両端縁13・
13が載置されて、内面に多数のリブ21または凹所を
有する左右の側枠20と、これら各側枠20の下端が配
置されて、内面に凹所または互いに交差する多数のリブ
31・32を有する底枠30と、これらを組み合わせた
ときに、左右の側枠20のリブ21または凹所が当該底
枠30のリブ31.32または凹所にそれぞれ連なって
組み立てられ、中央に形成される中空部40の両側を覆
蓋する一対の蓋体50とを有したものとして構成すると
ともに、少なくとも、天枠10、側枠20及び底枠30
を合成樹脂製発泡材によってそれぞれ個別に形成したこ
とを特徴とするスラブ橋用プレストレストコンクリート
橋ゲタ用の埋込用型枠体100」である。
【0008】すなわち、本発明の埋込用型枠体100
は、天枠10と、一対の側枠20と、底枠30及び一対
の蓋体50とからなるものであり、これらを組み合わせ
て中空部40を有するものとしたものである。なお、こ
の埋込用型枠体100の組み合わせは、スラブ橋用プレ
ストレストコンクリート橋げた200の施工現場におい
てなされるものであり、組み合わせ後の固定は、粘着テ
ープ等の固定材90等を利用して行うものである。
【0009】特に、組み合わせ後の埋込用型枠体100
においては、その上面及び周囲に生コンクリート80が
流し込まれることになるものであるから、この生コンク
リート80によって加わる力に十分耐え得るものにしな
がら軽量化を図るために、天枠10及び側枠20が多数
の凹所12及びリブ21を有したものとしてあるのであ
り、さらに底枠30が横リブ31及び縦リブ32を有し
たものとしてあるのである。そして、各側枠20の下端
縁は、底枠30の各受承部33上に載置され、各側枠2
0の上端縁には、天枠10の側端載置縁13が載置され
る組み合わせ構造にしてあるのである。
【0010】
【発明の作用】以上のように構成した埋込用型枠体10
0の作用を、これを使用してコンクリート製橋げた20
0を形成する場合の工程に沿って説明すると、次の通り
である。
【0011】まず、埋込用型枠体100を構成するため
の天枠10、側枠20及び底枠30は、例えば図2に示
すようなものとして、合成樹脂製発泡材を材料として一
体成型されるのであるが、その材料としては所謂廃棄プ
ラスチック(以下単に廃プラという)を利用し得るもの
であるから、材料費の節約がなされ廃プラの処理をも行
えるものである。
【0012】以上のように成形した天枠10、側枠20
及び底枠30、そして各蓋体50は、それぞれ同一のも
のを重ねて梱包されるものであり、その場合には、未だ
中空部40が形成されないのであるから、多数の埋込用
型枠体100の保管や運搬を行う場合に大きなスペース
を必要とはしない嵩の小さなものとなっているのであ
り、その運搬等の作業性を、従来の中実な型枠体に比し
て、格段に改善しているのである。勿論、一つの埋込用
型枠体100の各部材を1組として梱包する場合も同様
である。
【0013】以上のようにして梱包した各埋込用型枠体
100をコンクリート製橋げた200が形成される現場
に搬入して、これを図1に示すように組み合わせて、そ
の組み合わせたものを粘着テープ等の固定材90によっ
て固定するのである。この場合、各蓋体50の形状が組
み合わせた埋込用型枠体100の断面形状に合ったもの
としてあれば、粘着テープ等の固定材90によって固定
して中空部40を覆うようにすればよいが、各蓋体50
の形状が不確定なもの(例えば、施工現場にある建築廃
板材等を利用する場合)である場合には、後述する生コ
ンクリート80の打設直前に、各蓋体50の埋込用型枠
体100側への固定を行えばよい。各部材の組み合わせ
作業は、各部材がそれぞれ個別のものとして構成してあ
り、かつ各側枠20の上下両端に天枠10及び底枠30
をその各側端載置縁13及び受承部33を利用して行え
ばよいから、非常に簡単に行える。勿論、この組み合わ
せ・固定によって、埋込用型枠体100内には中空部4
0が形成される。
【0014】さて、以上のようにした埋込用型枠体10
0を利用して、図3の(ホ)あるいは図10に示すよう
なコンクリート製橋げた200を形成するのであるが、
まず、図3の(イ)に示すように、コンクリート製橋げ
た200が必要な場所に、後に外される外枠60を組立
てる。そして、この外枠60内に、図3の(ロ)に示す
ように、多数の補強用鋼材70によって必要な配筋を施
し、図3の(ハ)に示すように、組み合わせ・固定され
た埋込用型枠体100を所定位置に収納するのである。
この場合、各埋込用型枠体100は中空部40を有した
ものであるから、その全体重量は非常に軽くなっている
ため、その外枠60内への収納作業や位置決め作業は容
易に行えるものとなっているのである。なお、以下に示
す実施例では底枠30が断面V字状のものにしてあるか
ら、下端の尖った部分を各補強用鋼材70内の所定位置
に差し込むようにすることにより、全体の位置決めが容
易になっているものである。
【0015】各補強用鋼材70及び埋込用型枠体100
のセットが完了した後は、図3の(ニ)に示すように、
外枠60内に生コンクリート80を打設するのである
が、この場合には、各埋込用型枠体100の上面に向け
て生コンクリート80を流し込むようにすることで、生
コンクリート80の打設を比較的簡単かつ確実に行え
る。何故なら、各埋込用型枠体100においては、生コ
ンクリート80を直接的に受けることになる天枠10
が、その側端載置縁13にて各側枠20上に載置されて
おり、各側枠20はその下端縁が底枠30側の受承部3
3上に受承されているから、天枠10に加わる力は底枠
30及びこれに接している各補強用鋼材70側に掛けら
れることになるからである。つまり、生コンクリート8
0の打設時に天枠10に掛けられる力は、当該埋込用型
枠体100を分解する方向には掛からないのであり、む
しろ、打設された生コンクリート80による力は、打設
が進むに従って当該埋込用型枠体100を囲みながら締
め付けるように働くことになり、また各側枠20の内面
に形成したリブ21は、底枠30の内面の縦リブ32に
連なって直線状に形成されるからである。
【0016】なお、実施例で例示している埋込用型枠体
100は、各側端載置縁13の側端上面に面取り13a
がそれぞれ施してあるから、この面取り13aによって
天枠10上に打設された生コンクリート80が下方に流
化し易くなっているのであり、またその底枠30の中央
が下方に突出するV字状のものとしてあるから、流し込
まれた生コンクリート80はこの底枠30の下面に案内
されて、当該埋込用型枠体100の直下にも確実に流れ
込むものである。
【0017】勿論、埋込用型枠体100内の中空部40
は、各蓋体50によって覆われているから、打設された
生コンクリート80が中空部40内に流れ込むことがな
いことは当然であり、また、各外枠60内には、図9に
も示すように、中空部40を有する各埋込用型枠体10
0が収納されているのであるから、これがない場合に比
して生コンクリート80の嵩を各埋込用型枠体100分
だけ少なくしていることは当然である。
【0018】以上のように生コンクリート80の打設後
は、必要な養生等を行ってコンクリート80の硬化を待
ち、不要となった外枠60を外せば、図3の(ホ)及び
図10に示したようなコンクリート製橋げた200が完
成するのである。これらのコンクリート製橋げた200
は、その内部に中空部40を有したままとなっているた
め、その重量は中実な型枠材を使用した場合に比しても
軽量化されているのであり、コンクリート製橋げた20
0の支持部の工事も簡素化し得るものである。
【0019】なお、完成された各コンクリート製橋げた
200間は、施工のための外枠60等による空間がある
ため、これに目地込めを行って略平らな面を形成し、そ
の上にアスファルト等による舗装を行うことにより、橋
として完成されるものである。
【0020】
【実施例】次に、本発明を、図面に示した実施例につい
て説明すると、図1には、蓋体50を除く部分の組み合
わせ・固定が完了した埋込用型枠体100の斜視図が示
してあり、この埋込用型枠体100は、図2にも示すよ
うに、廃プラ等の合成樹脂製発泡材を材料として形成し
た天枠10、側枠20及び底枠30と、合成樹脂製発泡
材や板材等を利用して形成した蓋体50とからなってい
るものである。
【0021】天枠10は、図1及び図4に示したよう
に、幅に対して厚さが約1/4〜1/5程度となる比較
的厚手の基部11を有したものとして板状に形成したも
のであり、図4の(イ)〜(ハ)に示したように、この
基部11の内面側(後述する中空部40側)となる面に
開口する多数の凹所12を形成したものである。これら
各凹所12は、天枠10全体の剛性を確保しながら、天
枠10全体の重量を軽減するためのものであり、その意
味では、これらの凹所12は、基部11の内面側に多数
の縦横リブ等を形成することにより形成してもよいもの
である。本実施例では、図4及び図5に示したように、
各凹所12はそれぞれ独立したものとして形成してあ
る。
【0022】また、この天枠10の左右両端縁には、特
に図1の(ロ)及び図4の(ロ)に示したように、側方
に突出する側端載置縁13がそれぞれ一体的に形成して
あり、これら各側端載置縁13の下面と、基部側端面1
1aとによって、次に述べる各側枠20の上端を収納す
る凹所が形成してある。なお、本実施例においては、各
側端載置縁13の側端上面に面取り13aがそれぞれ施
してあり、この面取り13aによって、天枠10上に打
設された生コンクリート80が下方に流化し易くなるよ
うにしてある。
【0023】各側枠20は、図1、図2及び図6に示す
ように、使用時に縦方向になる多数のリブ21をその内
面に一体的に形成し、これらリブ21間を縦溝としたも
のであり、軽量化を図りながら必要な剛性を備えたもの
として形成してある。勿論、各側枠20の厚さは、図1
の(ロ)に示すように、前述した天枠10の側端載置縁
13と基部側端面11a間に入り得るものとしてある。
【0024】一方、各底枠30は、図1及び図8に示し
たように、中央が下方に突出する略V字形状のものであ
り、その内面には、図7に示したように、底枠30全体
の剛性を確保するための多数の横リブ31及び縦リブ3
2が形成してある。従って、この底枠30においては、
各横リブ31及び縦リブ32間にそれぞれ独立した凹所
34が形成してあることになり、これにより、その軽量
化が図られているのである。
【0025】また、この底枠30の左右両端上面は、図
8の(イ)及び(ハ)にも示したように、前述した各側
枠20の下端を受承するための受承部33としてあり、
この受承部33に近接している横リブ31は受承部33
よりも突出したものとしてある。これにより、受承部3
3と横リブ31とにより、各側枠20の下端をしっかり
と受承し位置決めできるようにしてあるのである。
【0026】以上のような構造の、天枠10、側枠20
及び底枠30は、図1の(イ)に示したように組み合わ
されるものであり、その状態の固定は粘着テープ等の固
定材90によって簡単に行われる。これにより、当該埋
込用型枠体100の内部には、両端が開放された中空部
40が形成されることになるのであるが、この中空部4
0は、一対の蓋体50によって覆蓋されるものである。
各蓋体50は、天枠10等と同様な材料によって形成し
てもよいが、中空部40の開口を単に塞ぐためのもので
あるから、建築廃板材や天枠10等を梱包していた段ボ
ール紙をそのまま利用してもよいものである。勿論、こ
れら各蓋体50は、中空部40を確実に覆い、かつコン
クリート製橋げた200として完成された場合のコンク
リート80内に境界を作らないようにするために、図1
に示したように、埋込用型枠体100の大きさに合わせ
たものとするのが最も好ましいものである。
【0027】組み合わせ・固定された各埋込用型枠体1
00は、例えば図9の点線にて示すように、コンクリー
ト製橋げた200を形成するための外枠60内に収納さ
れるものである。勿論、各コンクリート製橋げた200
の必要とされる長さは様々であるため、各埋込用型枠体
100は、それを構成している各部材を適当に切断して
長さ調整がなされるのである。この場合の切断は、各部
材が有している凹所や溝を利用すれば、簡単に行えるこ
とは当然である。
【0028】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明においては、
上記実施例にて例示した如く、コンクリート製橋げた2
00を形成するための後に外される外枠60内に収納さ
れる埋込用型枠体100を、凹所12及び側端載置縁1
3を有する天枠10と、多数のリブ21を有するリブ2
1と、横リブ31及び縦リブ32を有する底枠30と、
中空部40を覆蓋するための蓋体50とにより構成した
ことにその構成上の特徴があり、これにより、少ない材
料で軽量化・少量化を図ることができ、コンクリート打
設時等に必要とされる十分な剛性を有していて、しかも
製造、保管及び運搬等をも簡単に行うことができて、結
果としてコンクリート製橋げたの形成それ自体をも簡略
化することのできる埋込用型枠体100を、簡単な構成
によって提供することができるのである。
【0029】すなわち、本発明に係る埋込用型枠体10
0によれば、 (1)コンクリート製橋げた200内に埋設される埋込
用型枠体100を、略板状の天枠10、側枠20、底枠
30及び蓋体50によって構成して、内部に中空部40
を有するものとしたから、埋込用型枠体100そのもの
を少ない材料によって形成することができることは勿
論、例えば梱包時での全体の嵩を小さくすることができ
るのであり、さらに蓋体50を除く各部材について凹所
や溝を形成したのであるから、各部材そのものの材料を
軽減することができる。 (2)埋込用型枠体100を構成している天枠10、側
枠20及び底枠30の内面に、凹所またはリブを形成し
たから、組み合せ時において埋込用型枠体100の剛性
を、少ない材料によって確実に確保することができ、現
場施工によって必要な埋込用型枠体100の長さに調整
できる。 (3)コンクリート製橋げた200内に埋設されるべき
埋込用型枠体100を、個別に形成した天枠10、側枠
20、底枠30及び蓋体50によって構成するようにし
ているので、各部材を簡単な型で別々に形成できること
から、製造を容易に行うことができるだけでなく、各部
材を例えば同種のものをまとめるようにすれば、嵩を少
なくしながらその運搬や保管を容易に行うことができる
のである。 (4)埋込用型枠体100の各構成部材は、施工現場に
おいて組み合わせればよく、しかも組み合わせた埋込用
型枠体100は結果中空部40を有したものとなって軽
量なものであるため、コンクリート製橋げた200を形
成する場合の施工を簡単に行うことができる。 (5)勿論、この埋込用型枠体100を使用した結果、
コンクリート製橋げた200のための生コンクリート8
0の嵩を少なくすることができてコンクリート製橋げた
200の製造を容易に行え、コンクリート製橋げた20
0の重量の軽減を図って全体としての橋形成のための工
事を簡素化することができる。といった優れた効果を発
揮することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る埋込用型枠体を示すもので、
(イ)は全体の分解斜視図、(ロ)は(イ)中の1−1
線に沿ってみた拡大断面図である。
【図2】同埋込用型枠体の分解斜視図である。
【図3】同埋込用型枠体を使用してコンクリート製橋げ
たを形成する場合の一例を、(イ)〜(ホ)の順で示し
た端面斜視図である。
【図4】同埋込用型枠体を構成している天枠を示すもの
で、(イ)は側面図、(ロ)は正面図、(ハ)は平面図
である。
【図5】同天枠を示すもので、(イ)は図4の(ハ)中
の2−2線、(ロ)は図4の(ハ)中の3−3線に沿っ
てみた拡大端面図である。
【図6】埋込用型枠体を構成している側枠を示すもの
で、(イ)は内側になる側面図、(ロ)は正面図、
(ハ)は平面図である。
【図7】埋込用型枠体を構成している底枠を示すもの
で、(イ)は側面図、(ロ)は平面図、(ハ)は(ロ)
中の4−4線に沿ってみた端面図である。
【図8】同底枠を示すもので、(イ)は拡大正面図、
(ロ)は図7の(ロ)中の5−5線に沿ってみた拡大端
面図、(ハ)は図7の(ロ)中の6−6の線に沿ってみ
た拡大端面図である。
【図9】完成されたコンクリート製橋げたの側面図であ
る。
【図10】同コンクリート製橋げたを使用して橋を形成
する場合の部分斜視図である。
【符号の説明】
100 埋込用型枠体 10 天枠 11 基部 11a 基部側端面 12 凹所 13 側端載置縁 20 側枠 21 リブ 30 底枠 31 横リブ 32 縦リブ 33 受承部 34 凹所 40 中空部 50 蓋体 60 外枠 70 補強用鋼材 80 コンクリート 90 粘着テープ等の固定材 200 コンクリート製橋げた

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後に外される外枠内に複数の補強用鋼材
    を配置してコンクリートを打設する際に、前記外枠内に
    収納されて中空部を有するスラブ橋用プレストレストコ
    ンクリート橋げたを形成するための埋込用型枠体であっ
    て、 この埋込用型枠体を、内面に多数の凹所またはリブを有
    する天枠と、この天枠の左右両端縁が載置されて、内面
    に多数のリブまたは凹所を有する左右の側枠と、これら
    各側枠の下端が配置されて、内面に凹所または互いに交
    差する多数のリブを有する底枠と、これらを組み合わせ
    たときに、前記左右の側枠のリブまたは凹所が当該底枠
    のリブまたは凹所にそれぞれ連なって組み立てられ、中
    央に形成される前記中空部の両側を覆蓋する一対の蓋体
    とを有したものとして構成するとともに、 少なくとも、前記天枠、側枠及び底枠を合成樹脂製発泡
    材によってそれぞれ個別に形成したことを特徴とするス
    ラブ橋用プレストレストコンクリート橋ゲタ用の埋込用
    型枠体。
JP13166694A 1994-06-14 1994-06-14 橋げた用の埋込用型枠体 Pending JPH07331614A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2013119196A1 (en) * 2012-02-06 2013-08-15 Build Strong Llc Methods of preparing a concrete deck
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JPS5810729U (ja) * 1981-07-13 1983-01-24 株式会社山形グラビヤ 殺菌、防臭生理用ナプキン

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