JPH07331264A - 炭素質微粉体−水スラリー用添加剤 - Google Patents
炭素質微粉体−水スラリー用添加剤Info
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- JPH07331264A JPH07331264A JP12253594A JP12253594A JPH07331264A JP H07331264 A JPH07331264 A JP H07331264A JP 12253594 A JP12253594 A JP 12253594A JP 12253594 A JP12253594 A JP 12253594A JP H07331264 A JPH07331264 A JP H07331264A
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- fine powder
- additive
- water slurry
- styrene
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 炭素質微粉体の濃度が高く、低粘性で流動性
がよく、かつ保存安定性に優れた炭素質微粉体−水スラ
リーの製造に用いる添加剤を提供する。 【構成】 下記成分(A)、(B)及び(C)から構成
され、そのモル比がA:B:C=1:0.05〜0.1
5:0.01〜0.5である共重合体を含むことを特徴
とする炭素質微粉体−水スラリー用添加剤: (A)重合性二重結合を有する芳香族スルホン酸及び/
又はその塩; (B)重合性二重結合を有する芳香族炭化水素及び (C)下記一般式(I) で表されるポリオキシアルキレン
アルキルエーテル又はポリオキシアルキレンアリールエ
ーテルの(メタ)アクリル酸エステル CH2=C(R1 )−CO−(AO)n −OR2 (I)
がよく、かつ保存安定性に優れた炭素質微粉体−水スラ
リーの製造に用いる添加剤を提供する。 【構成】 下記成分(A)、(B)及び(C)から構成
され、そのモル比がA:B:C=1:0.05〜0.1
5:0.01〜0.5である共重合体を含むことを特徴
とする炭素質微粉体−水スラリー用添加剤: (A)重合性二重結合を有する芳香族スルホン酸及び/
又はその塩; (B)重合性二重結合を有する芳香族炭化水素及び (C)下記一般式(I) で表されるポリオキシアルキレン
アルキルエーテル又はポリオキシアルキレンアリールエ
ーテルの(メタ)アクリル酸エステル CH2=C(R1 )−CO−(AO)n −OR2 (I)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、炭素質微粉体−水スラ
リーの製造に用いる添加剤に関するものであって、詳細
に述べると、炭素質微粉体の濃度を高くしても、低粘性
で流動性がよく、かつ保存安定性に優れた炭素質微粉体
−水スラリーが得られる、炭素質微粉体−水スラリー製
造用添加剤に関するものである。
リーの製造に用いる添加剤に関するものであって、詳細
に述べると、炭素質微粉体の濃度を高くしても、低粘性
で流動性がよく、かつ保存安定性に優れた炭素質微粉体
−水スラリーが得られる、炭素質微粉体−水スラリー製
造用添加剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から燃料エネルギー源として石油が
用いられてきたが、近年、その枯渇が心配されるように
なり、安定供給できる代替エネルギー源として、石炭や
石油コークス等の炭素質の利用が検討されている。そし
て、石炭−重油混合燃料(COM=Coal-Oil-Mixture)を実用
化することにより、石炭の取扱い及び輸送の問題も克服
されている。しかし、COMは200メッシュ程度に微
粉化した石炭を少量の界面活性剤を用いて重油に分散安
定化したものであって、流動化媒体として、約50%の
重油を必要とするため、石油の代替エネルギーとして完
全に満足し得るものではなかった。そこで石油を全く含
まない炭素質微粉体−水スラリー燃料(CWM=Coal-Water-
Mixture)が研究され、実用化が検討されている。炭素質
微粉体−水スラリーを石油代替燃料として用いるため
に、パイプラインで輸送するための低粘性と流動性、貯
蔵安定性、および燃焼炉内で直接燃焼させ、高熱量を得
るために炭素質分を高濃度化すること等が要求されてい
る。このような要望に答えて、炭素質微粉体の凝集及び
沈降を防止し、スラリーを低粘度化する添加剤が開発さ
れ、この添加剤と、炭素質微粉体及び水を用いて安定な
炭素質微粉体−水スラリー組成物が製造されてきた。こ
の添加剤の例を挙げると特開昭61−176695号公
報に開示されている、スチレンとスチレンスルホン酸塩
のような、重合性炭化水素系モノマーと重合性芳香族ス
ルホン酸の共重合体を含む添加剤、特開昭62−215
695号公報に開示されているスチレンスルホン酸、ス
チレン、およびポリオキシアルキレンアルキルエーテル
の(メタ)アクリル酸エステルの3元共重合体などがあ
る。しかし、これらの添加剤はその性能が不十分で、炭
素質の濃度を高めることが難しく、また炭素質濃度を高
くした場合、流動性が低下する、又は保存安定性に悪く
なるといった問題があった。
用いられてきたが、近年、その枯渇が心配されるように
なり、安定供給できる代替エネルギー源として、石炭や
石油コークス等の炭素質の利用が検討されている。そし
て、石炭−重油混合燃料(COM=Coal-Oil-Mixture)を実用
化することにより、石炭の取扱い及び輸送の問題も克服
されている。しかし、COMは200メッシュ程度に微
粉化した石炭を少量の界面活性剤を用いて重油に分散安
定化したものであって、流動化媒体として、約50%の
重油を必要とするため、石油の代替エネルギーとして完
全に満足し得るものではなかった。そこで石油を全く含
まない炭素質微粉体−水スラリー燃料(CWM=Coal-Water-
Mixture)が研究され、実用化が検討されている。炭素質
微粉体−水スラリーを石油代替燃料として用いるため
に、パイプラインで輸送するための低粘性と流動性、貯
蔵安定性、および燃焼炉内で直接燃焼させ、高熱量を得
るために炭素質分を高濃度化すること等が要求されてい
る。このような要望に答えて、炭素質微粉体の凝集及び
沈降を防止し、スラリーを低粘度化する添加剤が開発さ
れ、この添加剤と、炭素質微粉体及び水を用いて安定な
炭素質微粉体−水スラリー組成物が製造されてきた。こ
の添加剤の例を挙げると特開昭61−176695号公
報に開示されている、スチレンとスチレンスルホン酸塩
のような、重合性炭化水素系モノマーと重合性芳香族ス
ルホン酸の共重合体を含む添加剤、特開昭62−215
695号公報に開示されているスチレンスルホン酸、ス
チレン、およびポリオキシアルキレンアルキルエーテル
の(メタ)アクリル酸エステルの3元共重合体などがあ
る。しかし、これらの添加剤はその性能が不十分で、炭
素質の濃度を高めることが難しく、また炭素質濃度を高
くした場合、流動性が低下する、又は保存安定性に悪く
なるといった問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、濃度
が高く、低粘性で流動性がよく、かつ保存安定性に優れ
た炭素質微粉体−水スラリーを得ることができる炭素質
微粉体−水スラリー製造用添加剤を提供することを目的
とする。
が高く、低粘性で流動性がよく、かつ保存安定性に優れ
た炭素質微粉体−水スラリーを得ることができる炭素質
微粉体−水スラリー製造用添加剤を提供することを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らが、前記課題
を解決するために研究した結果、特定の共重合体を含む
添加剤を炭素質微粉体−水スラリーの製造工程で加える
ことにより、石炭微粒子の濃度を高くしても、その粘
性、流動性及び保存安定性を適切な水準に維持できると
いう知見を得た。本発明は該知見に基づきなされたもの
である。したがって、本発明は、下記成分(A)、
(B)及び(C)から構成され、そのモル比がA:B:
C=1:0.05〜0.15:0.01〜0.5である
共重合体を含むことを特徴とする炭素質微粉体−水スラ
リー用添加剤を提供するものである: (A)重合性二重結合を有する芳香族スルホン酸及び/
又はその塩; (B)重合性二重結合を有する芳香族炭化水素及び (C)下記一般式(I) で表されるポリオキシアルキレン
アルキルエーテル又はポリオキシアルキレンアリールエ
ーテルの(メタ)アクリル酸エステル CH2=C(R1 )−CO−(AO)n −OR2 (I) (ただし、式中R1 は水素、またはメチル基であり、R
2 は水素、炭素原子数1〜20のアルキル基、炭素原子
数1〜20のアリール基及びアリール基で置換されてい
る炭素原子数1〜20のアルキル基からなる群より選ば
れる基であり、(AO)は炭素原子数2〜5のアルキレ
ン基Aからなるアルキレンオキサイドを示し、n=1〜
60の整数である。)。
を解決するために研究した結果、特定の共重合体を含む
添加剤を炭素質微粉体−水スラリーの製造工程で加える
ことにより、石炭微粒子の濃度を高くしても、その粘
性、流動性及び保存安定性を適切な水準に維持できると
いう知見を得た。本発明は該知見に基づきなされたもの
である。したがって、本発明は、下記成分(A)、
(B)及び(C)から構成され、そのモル比がA:B:
C=1:0.05〜0.15:0.01〜0.5である
共重合体を含むことを特徴とする炭素質微粉体−水スラ
リー用添加剤を提供するものである: (A)重合性二重結合を有する芳香族スルホン酸及び/
又はその塩; (B)重合性二重結合を有する芳香族炭化水素及び (C)下記一般式(I) で表されるポリオキシアルキレン
アルキルエーテル又はポリオキシアルキレンアリールエ
ーテルの(メタ)アクリル酸エステル CH2=C(R1 )−CO−(AO)n −OR2 (I) (ただし、式中R1 は水素、またはメチル基であり、R
2 は水素、炭素原子数1〜20のアルキル基、炭素原子
数1〜20のアリール基及びアリール基で置換されてい
る炭素原子数1〜20のアルキル基からなる群より選ば
れる基であり、(AO)は炭素原子数2〜5のアルキレ
ン基Aからなるアルキレンオキサイドを示し、n=1〜
60の整数である。)。
【0005】本発明の成分(A)は、重合性二重結合を
有する芳香族スルホン酸又はその塩である。成分(A)
として使用できる芳香族スルホン酸の例を挙げると、ス
チレンスルホン酸、α−メチルスチレンスルホン酸、ビ
ニルトルエンスルホン酸、ビニルナフタレンスルホン酸
などがあり、特に、スチレンスルホン酸が好ましい。ま
た、その塩には、前記芳香族スルホン酸の塩、例えば、
リチウム、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩、
マグネシウム、カルシウム等のアルカリ土類金属塩、ア
ンモニア、モノエタノールアミン、ジエタノールアミ
ン、トリエタノールアミン等の各種有機アミン塩を挙げ
ることができ、特にカリウム塩、ナトリウム塩及びアン
モニア塩が好ましい。また、必要に応じて、これらの芳
香族スルホン酸及びその塩を、2種以上併用することも
できる。本発明の成分(B)は、重合性二重結合を有す
る芳香族炭化水素であり、具体的な例を挙げると、スチ
レン、α−メチルスチレン、ベンゼン環にメチル基を持
つメチルスチレン、ビニルナフタレンなどがあり、特に
スチレンが好ましい。本発明では、これらの芳香族炭化
水素を、単独で、又は必要に応じて2種以上組み合わせ
て使用することができる。
有する芳香族スルホン酸又はその塩である。成分(A)
として使用できる芳香族スルホン酸の例を挙げると、ス
チレンスルホン酸、α−メチルスチレンスルホン酸、ビ
ニルトルエンスルホン酸、ビニルナフタレンスルホン酸
などがあり、特に、スチレンスルホン酸が好ましい。ま
た、その塩には、前記芳香族スルホン酸の塩、例えば、
リチウム、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩、
マグネシウム、カルシウム等のアルカリ土類金属塩、ア
ンモニア、モノエタノールアミン、ジエタノールアミ
ン、トリエタノールアミン等の各種有機アミン塩を挙げ
ることができ、特にカリウム塩、ナトリウム塩及びアン
モニア塩が好ましい。また、必要に応じて、これらの芳
香族スルホン酸及びその塩を、2種以上併用することも
できる。本発明の成分(B)は、重合性二重結合を有す
る芳香族炭化水素であり、具体的な例を挙げると、スチ
レン、α−メチルスチレン、ベンゼン環にメチル基を持
つメチルスチレン、ビニルナフタレンなどがあり、特に
スチレンが好ましい。本発明では、これらの芳香族炭化
水素を、単独で、又は必要に応じて2種以上組み合わせ
て使用することができる。
【0006】本発明の成分(C)は、前記一般式(I) で
示されるポリオキシアルキレンアルキルエーテルの(メ
タ)アクリル酸エステル、またはポリオキシアルキレン
アリールエーテルの(メタ)アクリル酸エステルであ
る。この一般式(I) の−(AO)で表されるアルキレン
オキサイド成分は、エチレンオキサイド、プロピレンオ
キサイド、ブチレンオキサイドなどの炭素原子数2〜5
の酸化アルキレンの付加重合体であるポリアルキレンオ
キサイドなどである。このアルキレンオキサイドの重合
度(前記一般式(I) のn)は、1〜60、好ましくは2
〜40、特に好ましいのは4〜30である。本発明で使
用する成分(C)の好ましい具体例を挙げると、メトキ
シジエチレングリコール(n=9)メタクリレート、メ
トキシジエチレングリコール(n=4)アクリレート、
ノニルフェノキシポリプロピレングリコール(n=5)
アクリレートなどがある。本発明の共重合体を構成する
各成分のモル比は、A:B:C=1:0.05〜0.1
5:0.01〜0.5、好ましくは、1:0.06〜
0.12:0.03〜0.25、特に好ましいのは、
1:0.06〜0.12:0.06〜0.2である。
示されるポリオキシアルキレンアルキルエーテルの(メ
タ)アクリル酸エステル、またはポリオキシアルキレン
アリールエーテルの(メタ)アクリル酸エステルであ
る。この一般式(I) の−(AO)で表されるアルキレン
オキサイド成分は、エチレンオキサイド、プロピレンオ
キサイド、ブチレンオキサイドなどの炭素原子数2〜5
の酸化アルキレンの付加重合体であるポリアルキレンオ
キサイドなどである。このアルキレンオキサイドの重合
度(前記一般式(I) のn)は、1〜60、好ましくは2
〜40、特に好ましいのは4〜30である。本発明で使
用する成分(C)の好ましい具体例を挙げると、メトキ
シジエチレングリコール(n=9)メタクリレート、メ
トキシジエチレングリコール(n=4)アクリレート、
ノニルフェノキシポリプロピレングリコール(n=5)
アクリレートなどがある。本発明の共重合体を構成する
各成分のモル比は、A:B:C=1:0.05〜0.1
5:0.01〜0.5、好ましくは、1:0.06〜
0.12:0.03〜0.25、特に好ましいのは、
1:0.06〜0.12:0.06〜0.2である。
【0007】このように成分(A)を1として、成分
(B)の範囲を0.05〜0.15とするのは、0.0
5未満だと、得られるスラリーは時間の経過とともに安
定性が悪くなり、0.15を越えると得られるスラリー
の粘度が高くなるからである。また、成分(A)を1と
して、成分(C)の範囲を0.01〜0.5とするの
は、0.01未満だとスラリーの安定性が悪くなり、
0.5を越えるとスラリーの粘度が上昇するからであ
る。なお、成分(C)の重量平均分子量は3,000〜
50万、好ましくは5,000〜40万とするのが適当
である。本発明に用いる共重合体は、前記成分(A)、
(B)及び(C)を、モル比でA:B:C=1:0.0
5〜0.15:0.01〜0.5で共重合して得られ
る。または、B,C成分を共重合した後、スルホン化
し、モル比A:B:C=1:0.05〜0.15:0.
01〜0.5の割合となるようにコントロールすること
によって得ることができる。これらの共重合体は、未処
理で、または中和してから、炭素質微粉体−水スラリー
用添加剤として使用する。
(B)の範囲を0.05〜0.15とするのは、0.0
5未満だと、得られるスラリーは時間の経過とともに安
定性が悪くなり、0.15を越えると得られるスラリー
の粘度が高くなるからである。また、成分(A)を1と
して、成分(C)の範囲を0.01〜0.5とするの
は、0.01未満だとスラリーの安定性が悪くなり、
0.5を越えるとスラリーの粘度が上昇するからであ
る。なお、成分(C)の重量平均分子量は3,000〜
50万、好ましくは5,000〜40万とするのが適当
である。本発明に用いる共重合体は、前記成分(A)、
(B)及び(C)を、モル比でA:B:C=1:0.0
5〜0.15:0.01〜0.5で共重合して得られ
る。または、B,C成分を共重合した後、スルホン化
し、モル比A:B:C=1:0.05〜0.15:0.
01〜0.5の割合となるようにコントロールすること
によって得ることができる。これらの共重合体は、未処
理で、または中和してから、炭素質微粉体−水スラリー
用添加剤として使用する。
【0008】本発明で用いる共重合体は、前記成分
(A)、(B)及び(C)を必須成分とし、所望によ
り、成分(A)1モルに対し、0〜0.5モルの範囲で
任意の重合性単量体を成分(D)として加えることがで
きる。この成分(D)は、親水−疎水性の調整剤として
用いるもので、このようなモノマーの例として、(メ
タ)アクリル酸およびその塩、(メタ)アクリル酸メチ
ル、(メタ)アクリル酸エチル等の(メタ)アクリル酸
エステル類、マレイン酸およびその塩、マレイン酸メチ
ル、マレイン酸エチル等マレイン酸エーテル類等があ
る。本発明の添加剤が適用できる炭素質微粉体は、エネ
ルギー源として使用できるものであれば特に制限がな
い。例えば、褐炭、亜瀝青炭、瀝青炭、無煙炭等の各種
の石炭、これらの各種の石炭から製造されたコークス、
石油コークス、化学プラントから副生するカーボンブラ
ック、有機物を炭化して得られるカーボンブラック等を
任意に用いることができる。また、炭素質微粉体−水ス
ラリーの製造には、炭素質を微粉状にして用いるが、粒
度が細かい程、炭素質微粉体−水スラリーの分散安定性
が良くなる傾向がある。したがって、炭素質原料炭を少
なくとも1mm以下に粉砕し、そのうち50重量%以上、
特に65〜95重量%を粒度200メッシュパス(約7
4μm以下)の微粒子にするのが好ましい。
(A)、(B)及び(C)を必須成分とし、所望によ
り、成分(A)1モルに対し、0〜0.5モルの範囲で
任意の重合性単量体を成分(D)として加えることがで
きる。この成分(D)は、親水−疎水性の調整剤として
用いるもので、このようなモノマーの例として、(メ
タ)アクリル酸およびその塩、(メタ)アクリル酸メチ
ル、(メタ)アクリル酸エチル等の(メタ)アクリル酸
エステル類、マレイン酸およびその塩、マレイン酸メチ
ル、マレイン酸エチル等マレイン酸エーテル類等があ
る。本発明の添加剤が適用できる炭素質微粉体は、エネ
ルギー源として使用できるものであれば特に制限がな
い。例えば、褐炭、亜瀝青炭、瀝青炭、無煙炭等の各種
の石炭、これらの各種の石炭から製造されたコークス、
石油コークス、化学プラントから副生するカーボンブラ
ック、有機物を炭化して得られるカーボンブラック等を
任意に用いることができる。また、炭素質微粉体−水ス
ラリーの製造には、炭素質を微粉状にして用いるが、粒
度が細かい程、炭素質微粉体−水スラリーの分散安定性
が良くなる傾向がある。したがって、炭素質原料炭を少
なくとも1mm以下に粉砕し、そのうち50重量%以上、
特に65〜95重量%を粒度200メッシュパス(約7
4μm以下)の微粒子にするのが好ましい。
【0009】炭素質微粉末、添加剤、水の混合順序は任
意であり、炭素質原料を乾式粉砕法、湿式粉砕法のどち
らで処理するかにより適宜順序を決めることができる。
例えば、乾式粉砕法では、所定量の添加剤を溶解した水
に、予めボールミル等で粉砕して粒度を調整して微粉と
した炭素質を加え、ミキサー、ニーダー等で混合、撹拌
することにより、高濃度の炭素質微粉体−水スラリーを
得ることができる。また湿式粉砕法で処理する場合、所
定量の炭素質原料と水をボールミル等で粉砕し、粒度を
調整して炭素質微粉体−水スラリーとした後に、添加剤
を加え、混合、撹拌することにより、粘性が低く流動性
に優れた炭素質微粉体−水スラリーを得ることができ
る。または、所定量の炭素質原料、添加剤、水を同時混
合、粉砕しても同様にスラリーを得ることができる。次
に本発明を実施例で示す。
意であり、炭素質原料を乾式粉砕法、湿式粉砕法のどち
らで処理するかにより適宜順序を決めることができる。
例えば、乾式粉砕法では、所定量の添加剤を溶解した水
に、予めボールミル等で粉砕して粒度を調整して微粉と
した炭素質を加え、ミキサー、ニーダー等で混合、撹拌
することにより、高濃度の炭素質微粉体−水スラリーを
得ることができる。また湿式粉砕法で処理する場合、所
定量の炭素質原料と水をボールミル等で粉砕し、粒度を
調整して炭素質微粉体−水スラリーとした後に、添加剤
を加え、混合、撹拌することにより、粘性が低く流動性
に優れた炭素質微粉体−水スラリーを得ることができ
る。または、所定量の炭素質原料、添加剤、水を同時混
合、粉砕しても同様にスラリーを得ることができる。次
に本発明を実施例で示す。
【0010】
【実施例】なお、実施例で用いる部及び%は特にことわ
らない限り、重量を基準とする。 〔製造例1〕温度計、撹拌機、ガス導入管、滴下管およ
び環流冷却管を備えたガラス製反応容器に、水40部を
仕込み、撹拌しながら容器内を窒素で置換した。70℃
に昇温した後、過硫酸ナトリウム2部、水10部の水溶
液を加えた。モノマーA、B及びCを、総量で200部
となるように、表2に記載した所定のモル比で加えた。
モノマーAはあらかじめ水150部に溶解しておき、モ
ノマーBとCは前もって混合しておいた。モノマーAの
水溶液、モノマーB、C混合液をそれぞれ3時間かけ
て、同時に滴下し重合を行った。滴下終了後、さらに7
0℃に3時間保ち重合を完了させた。重合終了後、反応
溶液をメタノールに滴下して、未反応のモノマーを分離
した。析出した共重合体を濾取、乾燥し、炭素質微粉体
−水スラリー用添加剤として得た(添加剤No.1、
2、4、5)。
らない限り、重量を基準とする。 〔製造例1〕温度計、撹拌機、ガス導入管、滴下管およ
び環流冷却管を備えたガラス製反応容器に、水40部を
仕込み、撹拌しながら容器内を窒素で置換した。70℃
に昇温した後、過硫酸ナトリウム2部、水10部の水溶
液を加えた。モノマーA、B及びCを、総量で200部
となるように、表2に記載した所定のモル比で加えた。
モノマーAはあらかじめ水150部に溶解しておき、モ
ノマーBとCは前もって混合しておいた。モノマーAの
水溶液、モノマーB、C混合液をそれぞれ3時間かけ
て、同時に滴下し重合を行った。滴下終了後、さらに7
0℃に3時間保ち重合を完了させた。重合終了後、反応
溶液をメタノールに滴下して、未反応のモノマーを分離
した。析出した共重合体を濾取、乾燥し、炭素質微粉体
−水スラリー用添加剤として得た(添加剤No.1、
2、4、5)。
【0011】〔製造例2〕温度計、撹拌機、ガス導入管
および環流冷却管を備えたガラス製反応容器にベンゼン
160部、所定のモル比に混合したモノマーB、Cを総
量で200部を仕込み、撹拌しながら容器内を窒素で置
換し、窒素雰囲気中で沸点まで加熱した。次いでアゾビ
スイソブチロニトリル2部、ジメチルホルムアミド40
部からなる混合液を添加し、81℃で6時間加熱して重
合を完了させた。重合終了後、反応溶液をメタノールに
滴下して共重合体を析出させ、ベンゼン、ジメチルホル
ムアミド、未反応のモノマーを分離した 得られた共重
合体は乾燥後、スルホン化を行った。温度計、撹拌機、
滴下管を備えたガラス製反応容器に、1,2−ジクロロ
エタン(以後EDCと略する。)100部、リン酸トリ
−n−ブチル30部を仕込み、撹拌しながら、−20℃
に冷却し、無水硫酸18部を10分間かけて滴下した。
別に、先に調製したB、C成分の共重合体12.8部と
EDC70部を混合、溶解し、これを20分間かけて反
応容器に滴下した。滴下終了後、−20℃に60分間保
ち、その後室温にて12時間撹拌しスルホン化を完了さ
せた。冷水200部を反応容器に加え、混合、静置分離
し、水相をメタノールに滴下した。析出した共重合体を
濾取、乾燥し、炭素質微粉体−水スラリー用添加剤を得
た(添加剤No.3、6〜17)。
および環流冷却管を備えたガラス製反応容器にベンゼン
160部、所定のモル比に混合したモノマーB、Cを総
量で200部を仕込み、撹拌しながら容器内を窒素で置
換し、窒素雰囲気中で沸点まで加熱した。次いでアゾビ
スイソブチロニトリル2部、ジメチルホルムアミド40
部からなる混合液を添加し、81℃で6時間加熱して重
合を完了させた。重合終了後、反応溶液をメタノールに
滴下して共重合体を析出させ、ベンゼン、ジメチルホル
ムアミド、未反応のモノマーを分離した 得られた共重
合体は乾燥後、スルホン化を行った。温度計、撹拌機、
滴下管を備えたガラス製反応容器に、1,2−ジクロロ
エタン(以後EDCと略する。)100部、リン酸トリ
−n−ブチル30部を仕込み、撹拌しながら、−20℃
に冷却し、無水硫酸18部を10分間かけて滴下した。
別に、先に調製したB、C成分の共重合体12.8部と
EDC70部を混合、溶解し、これを20分間かけて反
応容器に滴下した。滴下終了後、−20℃に60分間保
ち、その後室温にて12時間撹拌しスルホン化を完了さ
せた。冷水200部を反応容器に加え、混合、静置分離
し、水相をメタノールに滴下した。析出した共重合体を
濾取、乾燥し、炭素質微粉体−水スラリー用添加剤を得
た(添加剤No.3、6〜17)。
【0012】〔実施例1〜18〕(炭素質微粉体−水ス
ラリーの調製) ステンレス製ボールを充填率50%で収容する6リット
ル(内径19cm)のステンレス製ボールミルに、本発明
の添加剤(表2参照)6部、水428.6部、粒径3mm
以下に粉砕した炭素質原料1000部(乾燥ベース)を
仕込んだ後、65rpm で回転させ、レーザー回折型粒度
分布計でスラリーの粒度を測定しながら、74μm以下
の粒子の量が80%になるまで粉砕した。粉砕後、ボー
ルミルからスラリーを取り出し、特殊機化工業(株)製
ホモミキサーM型を用いて4000rpm で10分間撹拌
した後、スラリーの粘度、安定性を評価した。評価結果
を表3に示した。
ラリーの調製) ステンレス製ボールを充填率50%で収容する6リット
ル(内径19cm)のステンレス製ボールミルに、本発明
の添加剤(表2参照)6部、水428.6部、粒径3mm
以下に粉砕した炭素質原料1000部(乾燥ベース)を
仕込んだ後、65rpm で回転させ、レーザー回折型粒度
分布計でスラリーの粒度を測定しながら、74μm以下
の粒子の量が80%になるまで粉砕した。粉砕後、ボー
ルミルからスラリーを取り出し、特殊機化工業(株)製
ホモミキサーM型を用いて4000rpm で10分間撹拌
した後、スラリーの粘度、安定性を評価した。評価結果
を表3に示した。
【0013】(スラリーの性能試験法)炭素質微粉体−
水スラリーの粘度はB型粘度計(25℃、ローターN
o.3、60rpm 、1分後に測定)により測定した。保
存安定性は、250リットルの広口ポリ容器にスラリー
を入れ、25℃で14日間静置した後、16#のふるい
上にあけた際のふるい上の量(スラリー全量に対する重
量%)を求めるとともに、容器に残ったスラリーの硬さ
をスパチュラでかき混ぜた際の感触を次に示す基準で評
価して安定性を求めた。 ◎:スラリーがきわめて柔らかい ○:スラリーが柔らかい △:スラリーが固い ×:スラリーがきわめて固い 炭素質原料として表1に示す性状を有する石炭マウント
ソーレー炭及び石油コークスを用いた。炭素質微粉体−
水スラリーの性能(粘度、安定性)評価結果を表3に示
す。
水スラリーの粘度はB型粘度計(25℃、ローターN
o.3、60rpm 、1分後に測定)により測定した。保
存安定性は、250リットルの広口ポリ容器にスラリー
を入れ、25℃で14日間静置した後、16#のふるい
上にあけた際のふるい上の量(スラリー全量に対する重
量%)を求めるとともに、容器に残ったスラリーの硬さ
をスパチュラでかき混ぜた際の感触を次に示す基準で評
価して安定性を求めた。 ◎:スラリーがきわめて柔らかい ○:スラリーが柔らかい △:スラリーが固い ×:スラリーがきわめて固い 炭素質原料として表1に示す性状を有する石炭マウント
ソーレー炭及び石油コークスを用いた。炭素質微粉体−
水スラリーの性能(粘度、安定性)評価結果を表3に示
す。
【0014】
【表1】 表−1 ───────────────────────── 石炭の種類 マウントソーレー炭 項 目 (重量%) 工 水 分 3.5 業 灰 分 14.0 分 揮 発 分 32.7 析 固 定 炭 素 53.1 ───────────────────────── 元 C 83.1 素 H 5.6 分 O 9.0 析 N 1.7 S 0.6 ─────────────────────────
【0015】〔比較例1〜8〕成分(A)、(B)及び
(C)のモル比が、本発明範囲外の共重合体を調製し、
添加剤(表2、添加剤No.18〜24)として炭素質
微粉体−水スラリーを調製し、実施例と同様にして性能
を評価した。その結果を表3に示す(比較例1〜8)。
(C)のモル比が、本発明範囲外の共重合体を調製し、
添加剤(表2、添加剤No.18〜24)として炭素質
微粉体−水スラリーを調製し、実施例と同様にして性能
を評価した。その結果を表3に示す(比較例1〜8)。
【0016】
【表2】 表−2 (添加剤の種類) ─────────────────────────────────── 添加剤 A成分 B成分 C成分 各成分のモル比 No. (重量平均分子量) A:B:C 1 スチレンスルホン酸Na スチレン メタクリル酸ホ゜リオキシエチレン (n=9)メチルエーテルエステル 1:0.05:0.06 (28,000) 2 スチレンスルホン酸Na スチレン メタクリル酸ホ゜リオキシエチレン (n=9)メチルエーテルエステル 1:0.07:0.06 (30,000) 3 スチレンスルホン酸Na スチレン メタクリル酸ホ゜リオキシエチレン (n=9)メチルエーテルエステル 1:0.09:0.06 (30,000) 4 スチレンスルホン酸Na スチレン メタクリル 酸ホ゜リオキシエチレン (n=9)メチルエーテルエステル 1:0.11:0.06 (33,000) 5 スチレンスルホン酸Na スチレン メタクリル酸ホ゜リオキシエチレン (n=9)メチルエーテルエステル 1:0.14:0.06 (32,000) 6 スチレンスルホン酸Na スチレン メタクリル酸ホ゜リオキシエチレン (n=9)メチルエーテルエステル 1:0.09:0.02 (25,000) 7 スチレンスルホン酸Na スチレン メタクリル酸ホ゜リオキシエチレン (n=9)メチルエーテルエステル 1:0.10:0.12 (50,000) 8 スチレンスルホン酸Na スチレン メタクリル酸ホ゜リオキシエチレン (n=9)メチルエーテルエステル 1:0.09:0.20 (50,000) 9 スチレンスルホン酸Na スチレン メタクリル酸ホ゜リオキシエチレン (n=9)メチルエーテルエステル 1:0.09:0.24 (100,000) 10 スチレンスルホン酸Na スチレン メタクリル酸ホ゜リオキシエチレン (n=9)メチルエーテルエステル 1:0.10:0.30 (100,000) 11 スチレンスルホン酸Na スチレン メタクリル酸ホ゜リオキシエチレン (n=4)メチルエーテルエステル 1:0.09:0.06 (300,000) 12 スチレンスルホン酸Na スチレン メタクリル酸ホ゜リオキシエチレン (n=2)メチルエーテルエステル 1:0.09:0.04 (450,000) 13 スチレンスルホン酸NH4 スチレン アクリル酸ホ゜リオキシエチレン (n=2)フェニルエーテルエステル 1:0.10:0.47 (70,000) 14 スチレンスルホン酸K スチレン アクリル酸ホ゜リオキシエチレン (n=4)フェニルエーテルエステル 1:0.10:0.28 (50,000) 15 スチレンスルホン酸K スチレン メタクリル 酸ホ゜リオキシエチレン (n=23)メチルエーテルエステル 1:0.09:0.06 (50,000) 16 ヒ゛ニルナフタレン ヒ゛ニルナフタレン メタクリル酸ホ゜リオキシエチレン スルホン酸Na (n=9)メチルエーテルエステル 1:0.10:0.12 (50,000) 17 α−メチルスチレン α-メチルスチレン メタクリル酸ホ゜リオキシエチレン スルホン酸Na (n=9)メチルエーテルエステル 1:0.10:0.12 (50,000) 18 スチレンスルホン酸Na スチレン メタクリル酸ホ゜リオキシエチレン (n=9)メチルエーテルエステル 1:0.20:0.06 (25,000) 19 スチレンスルホン酸Na −− メタクリル酸ホ゜リオキシエチレン (n=9)メチルエーテルエステル 1:0.00:0.11 (24,000) 20 スチレンスルホン酸Na スチレン メタクリル酸ホ゜リオキシエチレン (n=23)メチルエーテルエステル 1:0.10:0.60 (28,000) 21 スチレンスルホン酸Na スチレン − 1:0.10:0.00 (24,000) 22 スチレンスルホン酸Na スチレン メタクリル酸ホ゜リオキシエチレン (n=9)メチルエーテルエステル 1:0.09:0.06 (2,500) 23 スチレンスルホン酸Na スチレン メタクリル酸ホ゜リオキシエチレン (n=23)メチルエーテルエステル 1:0.09:0.06 (600,000) 24 スチレンスルホン酸Na スチレン メタクリル酸ホ゜リオキシエチレン (n=22)メチルエーテルエステル 1:0.73:0.09 (50,000) ───────────────────────────────────
【0017】
【表3】 表−3(評価結果) ─────────────────────────────────── No. 添加剤 炭素質 粘 度 保存安定性 評 価 ふるい上 硬 さ 実施例1 1 石 炭 980 5.2 ○ ○ 実施例2 2 〃 983 5.0 ◎ ◎ 実施例3 3 〃 978 5.0 ◎ ◎ 実施例4 4 〃 972 4.9 ◎ ◎ 実施例5 5 〃 1005 4.9 ○ ○ 実施例6 6 〃 990 6.2 ○ ○ 実施例7 7 〃 983 4.5 ◎ ◎ 実施例8 8 〃 994 4.8 ◎ ◎ 実施例9 9 〃 1002 5.0 ◎ ◎ 実施例10 10 〃 1067 6.6 ○ ○ 実施例11 11 〃 1133 5.8 ◎ ○ 実施例12 12 〃 1208 6.9 ◎ ○ 実施例13 13 〃 989 5.6 ○ ○ 実施例14 14 〃 1003 5.3 ○ ○ 実施例15 15 〃 995 6.5 ◎ ◎ 実施例16 16 〃 1083 7.8 ◎ ○ 実施例17 17 〃 1067 8.3 ◎ ○ ─────────────────────────────────── 比較例1 18 〃 1732 18.8 △ × 比較例2 19 〃 1042 12.2 △〜× × 比較例3 20 〃 測定不可 − − × 比較例4 21 〃 952 34 × × 比較例5 22 〃 1825 15.7 × × 比較例6 23 〃 測定不可 − − × 比較例7 24 〃 測定不可 − − × ─────────────────────────────────── 実施例18 3 石油コークス 1300 6.3 ○ ○ 比較例8 24 〃 測定不可 − − × ─────────────────────────────────── 以上の結果から解るように、本発明の炭素質微粉体−水
スラリー用添加剤により、高濃度でも粘度が低く、かつ
静置安定性に優れた石炭水スラリーを得ることができ
る。
スラリー用添加剤により、高濃度でも粘度が低く、かつ
静置安定性に優れた石炭水スラリーを得ることができ
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 下記成分(A)、(B)及び(C)から
構成され、そのモル比がA:B:C=1:0.05〜
0.15:0.01〜0.5である共重合体を含むこと
を特徴とする炭素質微粉体−水スラリー用添加剤: (A)重合性二重結合を有する芳香族スルホン酸及び/
又はその塩; (B)重合性二重結合を有する芳香族炭化水素及び (C)下記一般式(I) で表されるポリオキシアルキレン
アルキルエーテル又はポリオキシアルキレンアリールエ
ーテルの(メタ)アクリル酸エステル CH2=C(R1 )−CO−(AO)n −OR2 (I) (ただし、式中R1 は水素、またはメチル基であり、R
2 は水素、炭素原子数1〜20のアルキル基、炭素原子
数1〜20のアリール基及びアリール基で置換されてい
る炭素原子数1〜20のアルキル基からなる群より選ば
れる基であり、(AO)は炭素原子数2〜5のアルキレ
ン基Aからなるアルキレンオキサイドを示し、n=1〜
60の整数である。)。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12253594A JPH07331264A (ja) | 1994-06-03 | 1994-06-03 | 炭素質微粉体−水スラリー用添加剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12253594A JPH07331264A (ja) | 1994-06-03 | 1994-06-03 | 炭素質微粉体−水スラリー用添加剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07331264A true JPH07331264A (ja) | 1995-12-19 |
Family
ID=14838268
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12253594A Pending JPH07331264A (ja) | 1994-06-03 | 1994-06-03 | 炭素質微粉体−水スラリー用添加剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07331264A (ja) |
-
1994
- 1994-06-03 JP JP12253594A patent/JPH07331264A/ja active Pending
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