JPH07329831A - 自動車のダッシュロア部構造及びその製造方法 - Google Patents
自動車のダッシュロア部構造及びその製造方法Info
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- JPH07329831A JPH07329831A JP13298494A JP13298494A JPH07329831A JP H07329831 A JPH07329831 A JP H07329831A JP 13298494 A JP13298494 A JP 13298494A JP 13298494 A JP13298494 A JP 13298494A JP H07329831 A JPH07329831 A JP H07329831A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 材料の無駄をなくして原価低減を図る。
【構成】 ダッシュロアパネル1とベースダッシュロア
プレート2とを、ダッシュロアパネル1の開口部となる
部分にベースダッシュロアプレート2を成形することに
より、同時成形した後、ダッシュロアパネル1からベー
スダッシュロアプレート2を切抜く。ダッシュロアパネ
ル1には、その開口部3の3辺より内側に突出するよう
にリンフォース部材4を取付ける。そして、ダッシュロ
アパネル1の開口部3に対しベースダッシュロアプレー
ト2をずらして、ダッシュロアパネル1及びリンフォー
ス部材4にベースダッシュロアプレート2をボルト5及
びナット6により取付ける。
プレート2とを、ダッシュロアパネル1の開口部となる
部分にベースダッシュロアプレート2を成形することに
より、同時成形した後、ダッシュロアパネル1からベー
スダッシュロアプレート2を切抜く。ダッシュロアパネ
ル1には、その開口部3の3辺より内側に突出するよう
にリンフォース部材4を取付ける。そして、ダッシュロ
アパネル1の開口部3に対しベースダッシュロアプレー
ト2をずらして、ダッシュロアパネル1及びリンフォー
ス部材4にベースダッシュロアプレート2をボルト5及
びナット6により取付ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のダッシュロア
部構造及びその製造方法に関する。
部構造及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のダッシュロアパネルには、空調
ユニットやそのホース類等の各種機器が取付けられる
が、従来より、組立作業性の改善のため、ダッシュロア
パネルに開口部を設けておき、別のベースダッシュロア
プレートをモジュールサブアッセンブリの核部材として
これに空調ユニット等の各種機器を取付けた後、これら
の機器を開口部に位置させた状態で、ベースダッシュロ
アプレートの縁部をダッシュロアパネルに固定して取付
けたものがある。例えば、(株)三栄書房発行「モータ
ーファン1992年8月号」93頁参照。
ユニットやそのホース類等の各種機器が取付けられる
が、従来より、組立作業性の改善のため、ダッシュロア
パネルに開口部を設けておき、別のベースダッシュロア
プレートをモジュールサブアッセンブリの核部材として
これに空調ユニット等の各種機器を取付けた後、これら
の機器を開口部に位置させた状態で、ベースダッシュロ
アプレートの縁部をダッシュロアパネルに固定して取付
けたものがある。例えば、(株)三栄書房発行「モータ
ーファン1992年8月号」93頁参照。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の自動
車のダッシュロア部構造において、ベースダッシュロア
プレートは、ダッシュロアパネルの開口部に取付けられ
るものであるが、開口部に対し、取付代及びシール代の
分だけ、サイズを大きくする必要がある。このため、ダ
ッシュロアパネルとベースダッシュロアプレートとは別
型でそれぞれつくっており、ダッシュロアパネルの開口
部を打抜いた際に打抜かれた部分の材料を無駄に捨てて
いるという問題点があった。
車のダッシュロア部構造において、ベースダッシュロア
プレートは、ダッシュロアパネルの開口部に取付けられ
るものであるが、開口部に対し、取付代及びシール代の
分だけ、サイズを大きくする必要がある。このため、ダ
ッシュロアパネルとベースダッシュロアプレートとは別
型でそれぞれつくっており、ダッシュロアパネルの開口
部を打抜いた際に打抜かれた部分の材料を無駄に捨てて
いるという問題点があった。
【0004】本発明は、このような従来の問題点に鑑
み、材料の無駄をなくして原価低減を図ることのできる
自動車のダッシュロア部構造及びその製造方法を提供す
ることを目的とする。
み、材料の無駄をなくして原価低減を図ることのできる
自動車のダッシュロア部構造及びその製造方法を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、ダ
ッシュロアパネルの開口部に各種機器を搭載したベース
ダッシュロアプレートを取付けてなる自動車のダッシュ
ロア部構造において、ベースダッシュロアプレートを、
ダッシュロアパネルの開口部となる部分に同時成形して
から切抜いたものとし、ダッシュロアパネルの開口部に
対し、ベースダッシュロアプレートをずらして取付け
て、ずらしたことにより生じたダッシュロアパネルとベ
ースダッシュロアプレートとの間の空間部分をリンフォ
ース部材(補強部材)により連結するようにしたことを
特徴とする自動車のダッシュロア部構造を提供する。
ッシュロアパネルの開口部に各種機器を搭載したベース
ダッシュロアプレートを取付けてなる自動車のダッシュ
ロア部構造において、ベースダッシュロアプレートを、
ダッシュロアパネルの開口部となる部分に同時成形して
から切抜いたものとし、ダッシュロアパネルの開口部に
対し、ベースダッシュロアプレートをずらして取付け
て、ずらしたことにより生じたダッシュロアパネルとベ
ースダッシュロアプレートとの間の空間部分をリンフォ
ース部材(補強部材)により連結するようにしたことを
特徴とする自動車のダッシュロア部構造を提供する。
【0006】ここで、リンフォース部材は、ダッシュロ
アパネルの開口部の少なくとも隣接する2辺より内側に
突出するようにL字状若しくはコ字状に形成されている
とよい。更には、リンフォース部材は、ダッシュロアパ
ネルの開口部の下辺及び少なくとも一方の側辺より内側
に突出するようにL字状若しくはコ字状に形成されてい
るとよい。
アパネルの開口部の少なくとも隣接する2辺より内側に
突出するようにL字状若しくはコ字状に形成されている
とよい。更には、リンフォース部材は、ダッシュロアパ
ネルの開口部の下辺及び少なくとも一方の側辺より内側
に突出するようにL字状若しくはコ字状に形成されてい
るとよい。
【0007】また、本発明は、ダッシュロアパネルの開
口部に各種機器を搭載したベースダッシュロアプレート
を取付けてなる自動車のダッシュロア部の製造方法にお
いて、ダッシュロアパネルとベースダッシュロアプレー
トとを、ダッシュロアパネルの開口部となる部分にベー
スダッシュロアプレートを成形することにより、同時成
形した後、ダッシュロアパネルからベースダッシュロア
プレートを切抜き、ダッシュロアパネルに、その開口部
の少なくとも隣接する2辺より内側に突出するようにリ
ンフォース部材を取付けてから、ダッシュロアパネルの
開口部に対しベースダッシュロアプレートをずらして、
ダッシュロアパネル及びリンフォース部材にベースダッ
シュロアプレートを取付けるようにしたことを特徴とす
る自動車のダッシュロア部の製造方法を提供する。
口部に各種機器を搭載したベースダッシュロアプレート
を取付けてなる自動車のダッシュロア部の製造方法にお
いて、ダッシュロアパネルとベースダッシュロアプレー
トとを、ダッシュロアパネルの開口部となる部分にベー
スダッシュロアプレートを成形することにより、同時成
形した後、ダッシュロアパネルからベースダッシュロア
プレートを切抜き、ダッシュロアパネルに、その開口部
の少なくとも隣接する2辺より内側に突出するようにリ
ンフォース部材を取付けてから、ダッシュロアパネルの
開口部に対しベースダッシュロアプレートをずらして、
ダッシュロアパネル及びリンフォース部材にベースダッ
シュロアプレートを取付けるようにしたことを特徴とす
る自動車のダッシュロア部の製造方法を提供する。
【0008】ここで、ダッシュロアパネルからベースダ
ッシュロアプレートを切抜く際は、レーザ加工により切
抜くとよい。
ッシュロアプレートを切抜く際は、レーザ加工により切
抜くとよい。
【0009】
【作用】上記のダッシュロア部構造及びその製造方法に
おいては、ダッシュロアパネルの材料によって、ダッシ
ュロアパネルのみならず、ベースダッシュロアプレート
をもつくることができ、従来に比べ、ベースダッシュロ
アプレートの分だけ、原価低減を図ることができる。ま
た、ダッシュロアパネルとベースダッシュロアプレート
との同時成形により、工程数の低減をも図ることができ
る。
おいては、ダッシュロアパネルの材料によって、ダッシ
ュロアパネルのみならず、ベースダッシュロアプレート
をもつくることができ、従来に比べ、ベースダッシュロ
アプレートの分だけ、原価低減を図ることができる。ま
た、ダッシュロアパネルとベースダッシュロアプレート
との同時成形により、工程数の低減をも図ることができ
る。
【0010】尚、ダッシュロアパネルの開口部周辺はリ
ンフォース部材で補強されるので面剛性が向上する。ま
た、ベースダッシュロアプレートには各種機器が取付け
られることにより面剛性を確保できる。また、リンフォ
ース部材をダッシュロアパネルに対しその開口部の少な
くとも隣接する2辺より内側に突出するようにL字状若
しくはコ字状に形成することで、図4から明らかなよう
に、リンフォース部材の成形時の歩留りを向上させるこ
とができる。
ンフォース部材で補強されるので面剛性が向上する。ま
た、ベースダッシュロアプレートには各種機器が取付け
られることにより面剛性を確保できる。また、リンフォ
ース部材をダッシュロアパネルに対しその開口部の少な
くとも隣接する2辺より内側に突出するようにL字状若
しくはコ字状に形成することで、図4から明らかなよう
に、リンフォース部材の成形時の歩留りを向上させるこ
とができる。
【0011】更には、リンフォース部材をダッシュロア
パネルの開口部の下辺及び少なくとも一方の側辺より内
側に突出するようにL字状若しくはコ字状に形成するこ
とで、リンフォース部材の単品剛性及び形状保持性を向
上させることができる。その理由は次の通りである。ベ
ースダッシュロアプレートに取付けられる部品の位置関
係から、ダッシュロアパネルに対し、開口部上方は下方
に比べてスペースが小さい(ダッシュロアパネルの上は
エアボックス、下はフロントフロアに続く。)。従っ
て、リンフォース部材が下側でつながっていれば、幅も
大きくとれ、単品剛性を確保できるのである。これに対
し、上側でつなげると、幅が小さくならざるを得ず、単
品剛性の確保が困難となる。
パネルの開口部の下辺及び少なくとも一方の側辺より内
側に突出するようにL字状若しくはコ字状に形成するこ
とで、リンフォース部材の単品剛性及び形状保持性を向
上させることができる。その理由は次の通りである。ベ
ースダッシュロアプレートに取付けられる部品の位置関
係から、ダッシュロアパネルに対し、開口部上方は下方
に比べてスペースが小さい(ダッシュロアパネルの上は
エアボックス、下はフロントフロアに続く。)。従っ
て、リンフォース部材が下側でつながっていれば、幅も
大きくとれ、単品剛性を確保できるのである。これに対
し、上側でつなげると、幅が小さくならざるを得ず、単
品剛性の確保が困難となる。
【0012】また、ダッシュロアパネルからベースダッ
シュロアプレートを切抜く際は、プレスにより打抜いて
もよいが、レーザ加工により切抜くと、切り代1mm以下
で所望形状が得られ、無駄が少なくなる。
シュロアプレートを切抜く際は、プレスにより打抜いて
もよいが、レーザ加工により切抜くと、切り代1mm以下
で所望形状が得られ、無駄が少なくなる。
【0013】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1はダッシュロアパネル1とベースダッシュ
ロアプレート2との取付構造を示し、図2(C)のSA
−SA断面に相当する。また、図2(A)〜(C)は製
造工程を示している。
明する。図1はダッシュロアパネル1とベースダッシュ
ロアプレート2との取付構造を示し、図2(C)のSA
−SA断面に相当する。また、図2(A)〜(C)は製
造工程を示している。
【0014】先ず図2(A)に示すように、ダッシュロ
アパネル1とベースダッシュロアプレート2とを、ダッ
シュロアパネル1の開口部3となる部分にベースダッシ
ュロアプレート2を成形することにより、同時成形し、
また、トリム、ポンチ加工を行う。このとき、ベースダ
ッシュロアプレート2の上側の辺に沿って3個の取付孔
a〜cを形成し、また、下側の辺に沿って3個の取付孔
d〜fを形成している。更に、ダッシュロアパネル1に
は、ベースダッシュロアプレート2の上側の3個の取付
孔a〜cに対応させて、これらを上側に所定距離S平行
移動させた位置に、取付孔a’〜c’を形成している。
アパネル1とベースダッシュロアプレート2とを、ダッ
シュロアパネル1の開口部3となる部分にベースダッシ
ュロアプレート2を成形することにより、同時成形し、
また、トリム、ポンチ加工を行う。このとき、ベースダ
ッシュロアプレート2の上側の辺に沿って3個の取付孔
a〜cを形成し、また、下側の辺に沿って3個の取付孔
d〜fを形成している。更に、ダッシュロアパネル1に
は、ベースダッシュロアプレート2の上側の3個の取付
孔a〜cに対応させて、これらを上側に所定距離S平行
移動させた位置に、取付孔a’〜c’を形成している。
【0015】同時成形後、CO2 レーザを用いてレーザ
加工により、ダッシュロアパネル1からベースダッシュ
ロアプレート2を切抜き、ダッシュロアパネル1には開
口部3を形成する。次に図2(B)に示すように、ダッ
シュロアパネル1にコ字状のリンフォース部材(補強部
材)4をこれらの間にメルシート等の遮音材8を挟んだ
状態で溶接により取付ける。
加工により、ダッシュロアパネル1からベースダッシュ
ロアプレート2を切抜き、ダッシュロアパネル1には開
口部3を形成する。次に図2(B)に示すように、ダッ
シュロアパネル1にコ字状のリンフォース部材(補強部
材)4をこれらの間にメルシート等の遮音材8を挟んだ
状態で溶接により取付ける。
【0016】リンフォース部材4は、ダッシュロアパネ
ル1の開口部3の下辺及び左右の側辺より内側に突出す
るようにコ字状に形成されている。ここで、リンフォー
ス部材4の下側の突出部には、ベースダッシュロアプレ
ート2の下側の3個の取付孔d〜fに対応させて、取付
孔d’〜f’を形成してある。
ル1の開口部3の下辺及び左右の側辺より内側に突出す
るようにコ字状に形成されている。ここで、リンフォー
ス部材4の下側の突出部には、ベースダッシュロアプレ
ート2の下側の3個の取付孔d〜fに対応させて、取付
孔d’〜f’を形成してある。
【0017】一方、ベースダッシュロアプレート2には
空調ユニット等の各種機器を取付けて、サブモジュール
アッセンブリ化する。次に図2(C)に示すように、ダ
ッシュロアパネル1の開口部3に対し、ベースダッシュ
ロアプレート2を上側に所定距離Sずらして、ダッシュ
ロアパネル1の取付孔a’〜c’及びリンフォース部材
4の取付孔d’〜f’に対して、ベースダッシュロアプ
レート2の取付孔a〜c及びd〜fを一致させ、この状
態で、ボルト5及びナット6により固定する。
空調ユニット等の各種機器を取付けて、サブモジュール
アッセンブリ化する。次に図2(C)に示すように、ダ
ッシュロアパネル1の開口部3に対し、ベースダッシュ
ロアプレート2を上側に所定距離Sずらして、ダッシュ
ロアパネル1の取付孔a’〜c’及びリンフォース部材
4の取付孔d’〜f’に対して、ベースダッシュロアプ
レート2の取付孔a〜c及びd〜fを一致させ、この状
態で、ボルト5及びナット6により固定する。
【0018】このとき、図1に示されるように、ベース
ダッシュロアプレート2の周辺部の背面側の溝にシール
材7を入れて、これをダッシュロアパネル1及びリンフ
ォース部材4に圧接することにより、シール性を確保し
ている。図3は、ダッシュロア部におけるベースダッシ
ュロアプレート2の実際的な形状を示しており、図中11
は空調ユニット取付け座面、12はクラッチケーブル取付
け座面、13はブレーキマスターバック取付け座面、14は
アクセルケーブル取付け座面、15は4ウェイコネクタ取
付け座面、16は自動変速機用ケーブル取付け座面、17は
ステアリングコラムカバー取付け座面である。また、18
はラップ代を示している。
ダッシュロアプレート2の周辺部の背面側の溝にシール
材7を入れて、これをダッシュロアパネル1及びリンフ
ォース部材4に圧接することにより、シール性を確保し
ている。図3は、ダッシュロア部におけるベースダッシ
ュロアプレート2の実際的な形状を示しており、図中11
は空調ユニット取付け座面、12はクラッチケーブル取付
け座面、13はブレーキマスターバック取付け座面、14は
アクセルケーブル取付け座面、15は4ウェイコネクタ取
付け座面、16は自動変速機用ケーブル取付け座面、17は
ステアリングコラムカバー取付け座面である。また、18
はラップ代を示している。
【0019】このように、べーズダッシュロアプレート
2は多数の取付け座面を有し、これらに各種機器が取付
けられるので、面剛性を確保できる。また、ベースダッ
シュロアプレート2取付用開口部3周辺のダッシュロア
パネル1はリンフォース部材4あるいはダッシュロアパ
ネル1のすぐ上に取付けられる図外のエアボックスによ
り面剛性を確保できる。
2は多数の取付け座面を有し、これらに各種機器が取付
けられるので、面剛性を確保できる。また、ベースダッ
シュロアプレート2取付用開口部3周辺のダッシュロア
パネル1はリンフォース部材4あるいはダッシュロアパ
ネル1のすぐ上に取付けられる図外のエアボックスによ
り面剛性を確保できる。
【0020】尚、本実施例においては、リンフォース部
材をコ字状に形成したものについて示したが、ベースダ
ッシュロアプレートを斜め方向(例えば上方向と横方
向)にずらして取付け、リンフォース部材をL字状に形
成するようにしてもよい。
材をコ字状に形成したものについて示したが、ベースダ
ッシュロアプレートを斜め方向(例えば上方向と横方
向)にずらして取付け、リンフォース部材をL字状に形
成するようにしてもよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ダ
ッシュロアパネルの材料によって、ダッシュロアパネル
のみならず、ベースダッシュロアプレートをもつくるこ
とができるので、大幅な原価低減を図ることができ、ま
た、ダッシュロアパネルとベースダッシュロアプレート
との同時成形により、工程数の低減をも図ることができ
るという効果が得られる。
ッシュロアパネルの材料によって、ダッシュロアパネル
のみならず、ベースダッシュロアプレートをもつくるこ
とができるので、大幅な原価低減を図ることができ、ま
た、ダッシュロアパネルとベースダッシュロアプレート
との同時成形により、工程数の低減をも図ることができ
るという効果が得られる。
【0022】尚、ダッシュロアパネルの開口部周辺はリ
ンフォース部材で補強されるので面剛性を向上でき、ま
た、ベースダッシュロアプレートに各種機器が取付けら
れることにより面剛性を確保できる。また、リンフォー
ス部材をダッシュロアパネルに対しその開口部の少なく
とも隣接する2辺より内側に突出するようにL字状若し
くはコ字状に形成することで、リンフォース部材の成形
時の歩留りを向上させることができる。
ンフォース部材で補強されるので面剛性を向上でき、ま
た、ベースダッシュロアプレートに各種機器が取付けら
れることにより面剛性を確保できる。また、リンフォー
ス部材をダッシュロアパネルに対しその開口部の少なく
とも隣接する2辺より内側に突出するようにL字状若し
くはコ字状に形成することで、リンフォース部材の成形
時の歩留りを向上させることができる。
【0023】更には、リンフォース部材をダッシュロア
パネルの開口部の下辺及び少なくとも一方の側辺より内
側に突出するようにL字状若しくはコ字状に形成するこ
とで、すなわち、リンフォース部材が下側でつながって
いる形状とすることで、リンフォース部材の単品剛性及
び形状保持性を向上させることができる。また、ダッシ
ュロアパネルからベースダッシュロアプレートを切抜く
際に、レーザ加工により切抜くと、切り代1mm以下で所
望形状が得られる利点がある。
パネルの開口部の下辺及び少なくとも一方の側辺より内
側に突出するようにL字状若しくはコ字状に形成するこ
とで、すなわち、リンフォース部材が下側でつながって
いる形状とすることで、リンフォース部材の単品剛性及
び形状保持性を向上させることができる。また、ダッシ
ュロアパネルからベースダッシュロアプレートを切抜く
際に、レーザ加工により切抜くと、切り代1mm以下で所
望形状が得られる利点がある。
【図1】 ダッシュロアパネルとベースダッシュロアプ
レートとの取付構造を示す断面図
レートとの取付構造を示す断面図
【図2】 ダッシュロア部の製造工程を示す図
【図3】 ダッシュロア部におけるベースダッシュロア
プレートの実際的な形状を示す図
プレートの実際的な形状を示す図
【図4】 リンフォース部材の成形時の部品取りの様子
を示す図
を示す図
1 ダッシュロアパネル 2 ベースダッシュロアプレート 3 開口部 4 リンフォース部材 5 ボルト 6 ナット 7 シール材
Claims (5)
- 【請求項1】ダッシュロアパネルの開口部に各種機器を
搭載したベースダッシュロアプレートを取付けてなる自
動車のダッシュロア部構造において、 ベースダッシュロアプレートを、ダッシュロアパネルの
開口部となる部分に同時成形してから切抜いたものと
し、 ダッシュロアパネルの開口部に対し、ベースダッシュロ
アプレートをずらして取付けて、ずらしたことにより生
じたダッシュロアパネルとベースダッシュロアプレート
との間の空間部分をリンフォース部材により連結するよ
うにしたことを特徴とする自動車のダッシュロア部構
造。 - 【請求項2】リンフォース部材は、ダッシュロアパネル
の開口部の少なくとも隣接する2辺より内側に突出する
ようにL字状若しくはコ字状に形成されていることを特
徴とする請求項1記載の自動車のダッシュロア部構造。 - 【請求項3】リンフォース部材は、ダッシュロアパネル
の開口部の下辺及び少なくとも一方の側辺より内側に突
出するように形成されていることを特徴とする請求項2
記載の自動車のダッシュロア部構造。 - 【請求項4】ダッシュロアパネルの開口部に各種機器を
搭載したベースダッシュロアプレートを取付けてなる自
動車のダッシュロア部の製造方法において、 ダッシュロアパネルとベースダッシュロアプレートと
を、ダッシュロアパネルの開口部となる部分にベースダ
ッシュロアプレートを成形することにより、同時成形し
た後、ダッシュロアパネルからベースダッシュロアプレ
ートを切抜き、 ダッシュロアパネルに、その開口部の少なくとも隣接す
る2辺より内側に突出するようにリンフォース部材を取
付けてから、ダッシュロアパネルの開口部に対しベース
ダッシュロアプレートをずらして、ダッシュロアパネル
及びリンフォース部材にベースダッシュロアプレートを
取付けるようにしたことを特徴とする自動車のダッシュ
ロア部の製造方法。 - 【請求項5】ダッシュロアパネルからベースダッシュロ
アプレートを切抜く際に、レーザ加工により切抜くこと
を特徴とする請求項4記載の自動車のダッシュロア部の
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6132984A JP3052732B2 (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | 自動車のダッシュロア部構造及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6132984A JP3052732B2 (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | 自動車のダッシュロア部構造及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07329831A true JPH07329831A (ja) | 1995-12-19 |
JP3052732B2 JP3052732B2 (ja) | 2000-06-19 |
Family
ID=15094070
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6132984A Expired - Fee Related JP3052732B2 (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | 自動車のダッシュロア部構造及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3052732B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100392219B1 (ko) * | 2000-11-16 | 2003-07-22 | 현대자동차주식회사 | 고무가 부착된 대쉬 패널 보강판 |
JP2009531228A (ja) * | 2006-03-28 | 2009-09-03 | ボルボ ラストバグナー アーベー | 車両の積層壁 |
WO2015050169A1 (ja) * | 2013-10-04 | 2015-04-09 | 本田技研工業株式会社 | 車両前部構造 |
JP2020179795A (ja) * | 2019-04-26 | 2020-11-05 | 株式会社Howa | 自動車の車体パネル用補強構造 |
CN112026937A (zh) * | 2020-09-15 | 2020-12-04 | 蒙城佳仕龙机械制造有限公司 | 一种汽车的前围板 |
-
1994
- 1994-06-15 JP JP6132984A patent/JP3052732B2/ja not_active Expired - Fee Related
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