JP3304868B2 - 車両における樹脂製部品の取付け構造 - Google Patents

車両における樹脂製部品の取付け構造

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JP3304868B2
JP3304868B2 JP05078298A JP5078298A JP3304868B2 JP 3304868 B2 JP3304868 B2 JP 3304868B2 JP 05078298 A JP05078298 A JP 05078298A JP 5078298 A JP5078298 A JP 5078298A JP 3304868 B2 JP3304868 B2 JP 3304868B2
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弘光 水口
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両構成部材例え
ば自動車のフロントバンパに樹脂製部品であるフロント
スポイラを取付けるようにした構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車においては、外観の向上
を図るとともに、フロント揚力の抑制を図る目的から、
フロントバンパの下縁部にフロントスポイラを取付ける
場合がある。
【0003】このようなフロントスポイラの取付け構造
として、従来、図6,図7に示すものがある。即ち、フ
ロントバンパ50に複数個の取付け孔51を形成し、フ
ロントスポイラ52の内面の各取付け孔51に対応する
部分に円筒状のボス部53を突出形成する。そしてフロ
ントスポイラ52の各ボス部53を上記取付け孔51に
挿入し、フロントバンパ50の裏面側から環状の係止リ
ング54をボス部53に嵌装するとともに、フロントバ
ンパ50の固定面50aに押圧することにより、該フロ
ントスポイラ52をフロントバンパ50に固定する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記フロン
トバンパ50の意匠効果を高める観点から下縁部分に曲
率の異なる湾曲部50bを形成する場合がある。一方、
上記フロントスポイラ52の各ボス部53は樹脂成形時
の型抜き方向によってその軸線方向が規制される。その
ため上述のような湾曲部50bを形成すると、上記ボス
部53の軸線Aとフロントバンパ50の固定面50aと
のなす角度が非直角となる場合がある。その結果、上記
係止リング54の周方向一部だけがフロントバンパ50
の固定面50aに当接することとなり、係止リング54
のがたつきにより、極端な場合には外れるという懸念が
ある。
【0005】ここで、上記フロントバンパ50の固定面
50a部分にボス部53と直角をなすように座面55を
膨出形成し、該座面55に係止リング54を全周にわた
って当接させることが考えられる。しかし、この座面5
5を形成すると肉厚の不均一によってフロントバンパの
意匠表面にひけが生じる場合があり、外観が悪化すると
いう問題が生じる。
【0006】本発明は、上記従来の状況に鑑みてなされ
たもので、ボス部の軸線と固定面とが非直角である場合
に、ひけの問題を生じることなく、係止リングのがたつ
きを防止できる車両における樹脂製部品の取付け構造を
提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、車両
構成部材の取付け孔に樹脂製部品に突出形成されたボス
部を挿入し、該ボス部に反挿入側から環状の係止リング
を嵌装するとともに上記車両構成部材の固定面に当接さ
せることにより上記樹脂製部品を車両構成部材に固定す
るようにした車両における樹脂製部品の取付け構造にお
いて、上記ボス部を上記固定面に対して非直角方向に延
長し、かつ該ボス部の上記固定面と平行な断面形状を略
円形としたことを特徴としている。
【0008】請求項2の発明は、請求項1において、上
記車両構成部材が車体前端面に配設された樹脂製フロン
トバンパであり、上記樹脂製部品が該フロントバンパに
沿うよう配設されたフロントスポイラであり、該フロン
トスポイラに複数のボス部が同一方向に、かつフロント
バンパの固定面に対して非直角方向に延びるよう形成さ
れていることを特徴としている。
【0009】
【発明の作用効果】本発明に係る樹脂製部品の取付け構
造によれば、ボス部を、固定面に平行な断面の形状が略
円形になるように形成したので、該ボス部に嵌装した係
止リングは固定面に平行に対向することとなり、該係止
リングを全周にわたって固定面に当接させることができ
る。これによりがたつきや外れの問題を防止でき、取付
け強度を向上できる効果がある。
【0010】また上記車両構成部材側に座面を形成しな
くても済むので、肉厚の不均一によるひけの発生を回避
でき、外観の悪化を防止できる効果がある。
【0011】請求項2の発明では、車両構成部材として
のフロントバンパに樹脂製部品としてのフロントスポイ
ラを取付ける場合に請求項1の構成を適用したので、フ
ロントスポイラをフロントバンパに取付ける際の係止リ
ングのがたつきを防止でき、上記同様に取付け強度を向
上できるとともに、フロントバンパにひけが発生するの
を防止でき、外観の悪化を防止できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。図1ないし図5は、本発明の
一実施形態による車両における樹脂製部品の取付け構造
を説明するための図であり、図1は該取付け構造の断面
図、図2,図3は樹脂製部品のボス部の断面図、図4は
上記取付構造の断面側面図、図5は上記取付け構造が適
用された自動車の正面図である。本実施形態では、自動
車のフロントバンパにフロントスポイラを取付ける場合
を例に説明する。
【0013】図において、1は本実施形態の取付け構造
が適用された自動車であり、これの車体2の前部は開閉
可能に配設されたフードパネル3の左, 右側方にフロン
トサイドカバー4,4を配設し、両フロントサイドカバ
ー4内に前輪5,5を配設した概略構造を有している。
また上記車体2のフードパネル3の下方にはラジエータ
グリル6が配設されており、該ラジエータグリル6の
左, 右方にはヘッドライト7,7が配設されている。
【0014】上記車体2前面のラジエータグリル6,ヘ
ッドライト7の下方には車幅方向に延びる車両構成部材
としてのフロントバンパ10が配設されている。このフ
ロントバンパ10は平面視コ字状のもので、これには意
匠効果を高めるための複数本の横長開口10aが形成さ
れている。また上記フロントバンパ10の下部には少し
外方に膨出する湾曲部10bが形成されており、該湾曲
部10bには所定間隔をあけて取付け孔10cが水平方
向に形成されている。この湾曲部10bの裏面の取付け
孔10cの周縁部分は略平坦な固定面17となってい
る。
【0015】上記フロントバンパ10の外面下部にはこ
れに沿って延びる樹脂製部品としてのフロントスポイラ
11が配設されている。このフロントスポイラ11はフ
ロント揚力の低減を図るとともに外観の向上を図るため
のもので、横断面視で略碗状をなすように形成されてい
る。
【0016】上記フロントスポイラ11の上縁11bは
フロントバンパ10に当接しており、下フランジ11a
はフロントバンパ10の下縁10dに当接している。ま
た上記フロントスポイラ11の上縁部内面の上記取付け
孔10cに対応する部分には筒状のボス部15が一体形
成されており、該各ボス部15の軸線Aは略水平にかつ
同一方向を向いている。
【0017】上記フロントスポイラ11は、上記各ボス
部15をフロントバンパ10の取付け孔10cに挿入
し、環状の係止リング16をバンパ10の裏面側からボ
ス部15に嵌装し、該係止リング16を上記固定面17
に押圧することによりフロントバンパ10に取付け固定
されている。また上記フロントスポイラ11の下フラン
ジ11aはフロントバンパ10の下縁部10dにリベッ
ト等の締結具12により締結されている。
【0018】上記係止リング16はこれの内周面に多数
の歯16aが刻設されたEリング状のもので、この歯1
6aが上記ボス部15に噛み込むことにより該ボス部1
5の軸方向移動を規制している。
【0019】上記固定面17はボス部15の軸線Aに対
して非直角をなすように傾斜している。そして上記ボス
部15の上記固定面17に平行な横断面の形状は円形と
なっている。即ち、上記ボス部15は、上記固定面17
に平行な断面形状が円形となるように、該ボス部15の
軸線Aに直角な断面の形状を楕円状に形成した構成とな
っている。これにより係止リング16は固定面17に対
して平行に装着されており、該係止リング16はその全
周面にわたって固定面17に当接している。
【0020】次に本実施形態の作用効果を説明する。本
実施形態のフロントスポイラ11を取り付ける場合に
は、各ボス部15をフロントバンパ10の取付け孔10
cに挿入し、該ボス部15にフロントバンパ10の裏面
側から係止リング16を上記固定面17と平行になるよ
うに傾けて嵌装する。これにより係止リング16は固定
面17に対してその全周面が当接することとなる。
【0021】このように本実施形態によれば、ボス部1
5を、フロントバンパ10の固定面17に平行な断面に
おける形状が円形となるように形成したので、係止リン
グ16は固定面17に対して平行に装着されることとな
り、該係止リング16の全周面を固定面17に当接させ
ることができる。これによりがたつきや外れの問題を防
止でき、フロントスポイラ11の取付け強度を向上でき
る。
【0022】またフロントバンパ10に上述のような座
面を形成しなくても済むので、該フロントバンパ10の
意匠表面にひけが生じるのを防止でき、外観の悪化を回
避できる。
【0023】本実施形態では、各ボス部15の固定面1
7と平行な断面形状を円形としたので、各ボス部15に
対応する固定面17の傾斜角度が異なっても、1種類の
係止リング16で全てのボス部15に対応できる。
【0024】なお、上記実施形態では、自動車のフロン
トバンパにフロントスポイラを取付ける場合を説明した
が、本発明の適用範囲はこれに限られるものではなく、
例えば車体を飛び石から保護するライナ,あるいはオー
バーフェンダを取付け場合にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるフロントスポイラ取
付け構造を説明するための断面図である。
【図2】上記フロントスポイラのボス部の断面図(図1
のII-II 線断面図) である。
【図3】上記ボス部の断面図(図1のIII-III 線断面
図) である。。
【図4】上記フロントスポイラの取付け状態を示す断面
側面図(図5のIV-IV 線断面図) である。
【図5】上記フロントスポイラが配設された自動車の正
面図である。
【図6】一般的なフロントスポイラの取付け構造を示す
スポイラである。
【図7】従来の取付け構造を示す断面図である。
【符号の説明】
10 フロントバンパ(車両構成部材) 10c 取付け孔 11 フロントスポイラ(樹脂製部品) 15 ボス部 16 係止リング 17 固定面 A ボス部の延長方向 a 取付け面の直角方向
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−85278(JP,A) 特開 平8−324248(JP,A) 実開 平5−54101(JP,U) 実開 平2−136787(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 37/02 B60R 19/48

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両構成部材の取付け孔に樹脂製部品に
    突出形成されたボス部を挿入し、該ボス部に反挿入側か
    ら環状の係止リングを嵌装するとともに上記車両構成部
    品の固定面に当接させることにより上記樹脂製部品を車
    両構成部材に固定するようにした車両における樹脂製部
    品の取付け構造において、上記ボス部を上記固定面に対
    して非直角方向に延び、かつ同一横断面形状を有するも
    のとし、さらに該ボス部の上記固定面と平行な断面形状
    を略円形としたことを特徴とする車両における樹脂製部
    品の取付け構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記車両構成部材が
    車体前端面に配設された樹脂製フロントバンパであり、
    上記樹脂製部品が該フロントバンパに沿うように配設さ
    れたフロントスポイラであり、該フロントスポイラに複
    数のボス部が同一方向に、かつフロントバンパの固定面
    に対して非直角方向に延びるように形成されていること
    を特徴とする車両における樹脂製部品の取付け構造。
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