JPH07329395A - 記録装置のヘッド支持装置 - Google Patents

記録装置のヘッド支持装置

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JPH07329395A
JPH07329395A JP15040394A JP15040394A JPH07329395A JP H07329395 A JPH07329395 A JP H07329395A JP 15040394 A JP15040394 A JP 15040394A JP 15040394 A JP15040394 A JP 15040394A JP H07329395 A JPH07329395 A JP H07329395A
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JP
Japan
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recording
head
platen
transmission shaft
thermal head
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Application number
JP15040394A
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English (en)
Inventor
Yukihiro Kaneko
金子幸広
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Graphtec Corp
Original Assignee
Graphtec Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プラテン上の記録媒体に所定の圧力をもって
接触させて記録を行う記録装置のヘッド支持装置におい
て、正確な接触動作及び適正な押圧力付与動作を行わせ
る。 【構成】 記録ヘッドをプラテンに向けて移動させるヘ
ッド接触動作と、プラテン上の記録媒体に接触した記録
ヘッドに押圧力を与える押圧力付与動作とを分離した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はサーマルヘッド等の長
尺の記録ヘッドを用いた記録装置に関するもので、とく
にそのヘッド支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のヘッド支持装置、例えばサーマ
ルヘッド支持装置では、プラテン上の記録媒体に均一に
接触することが必要である。従来のこの種のヘッド支持
装置は、このため、装置のハウジングに回転可能に取り
付けられた伝達軸を所定角度回転させることによりサー
マルヘッド等の記録ヘッドをプラテン上の記録紙に接触
させる記録ヘッド支持部材と、この記録ヘッド支持部材
により記録紙に接触させられる記録ヘッドに所定の押圧
力を付与する圧力伝達部材を有するものが一般的であっ
た。
【0003】このようなヘッド支持装置は、いずれも記
録ヘッドがプラテン上の記録紙に接触するとともに必要
な押圧力がほぼ同時に付与される構成を有していた。す
なわち、従来装置ではヘッド支持装置と圧力伝達部材と
が機械的に明確に分離されていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなヘッド支持
装置においては、次のような2つの点において不都合が
った。 第1の不都合点 第1の不都合点は、ヘッド支持部材にとりつけられた記
録ヘッドに所定の圧力を付与する例えばスプリングが作
用した状態で記録紙への接触が行われるので、記録ヘッ
ドの記録紙への接触の際の衝撃力が大きくなってしまう
可能性がある点である。この不都合点は、記録ヘッドが
A1、A0サイズ等の記録幅を確保するために大型化さ
れたものになればなるほど顕著なものとなる。なぜな
ら、記録ヘッドを大型にすることによりヘッド支持部材
をも含めその重量が大きくなってしまい、圧力伝達部材
のスプリングも強力なものとしなければならなくなるた
めである。
【0005】第2の不都合点 第2の不都合点は、記録ヘッドの記録紙に対する接触圧
に関する微妙な制御が困難である点である。すなわち、
上述のような従来の装置では、記録ヘッドの記録紙に対
する接触とほぼ同時に圧力伝達部材による所定の接触圧
が付与されてしまうため接触圧を変更することが難かし
く、記録紙の種類(以下、記録媒体という。)の交換ま
たは記録濃度等の変更の際にヘッド圧の調整が容易でな
い不都合点があった。この発明は、これらの点について
改善するためになされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、この発明で
は、記録ヘッドを支持するヘッド支持部材と、このヘッ
ド支持部材により記録ヘッドがプラテン上の記録媒体に
接触した後に記録ヘッドに対する接触圧を付与する圧力
伝達部材を機械的に分離して構成して、記録ヘッドのプ
ラテン上の記録媒体に対する接触にともなう衝撃を軽減
させ、さらに、記録ヘッドがプラテン上の記録媒体に接
触した後に上記圧力伝達部材の作用を機能させる制御手
段とを設けたものである。
【0007】
【作用】記録ヘッドの記録媒体に対する接触動作と圧力
付与動作とを分離することにより各動作を個別に扱うこ
とが可能になり、それぞれ正確な動作を行わせることが
できる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明を説明する。
図1〜図3は本発明の第1実施例装置を示し、図4及び
図5は第1実施例装置のヘッド支持部材と圧力伝達部材
との結合部のそれぞれ他の構造例に関するものであり、
図6〜図8は本発明の第2実施例装置を、図9は第2実
施例装置のスプリング配置の別の実施例を、図10は本
発明の第3実施例装置をそれぞれ示したものである。
【0009】まず、図1〜図5を参照して本発明の第1
実施例装置を説明する。図1に示すように、この実施例
装置は、プラテン10、サーマルヘッド22を保持する
ヘッド保持板21、このヘッド保持板21を支持するヘ
ッド支持部材31、ヘッド保持板21を介してサーマル
ヘッド22に対して必要な接触圧を付与する圧力伝達部
材32及びこれらを制御する制御部4を有している。プ
ラテン10とサーマルヘッド22との間には図示しない
記録媒体が挿入され信号に応じて所定の記録が行われる
構成となっている。制御部4は、センサ40と、モータ
41と、このモータ41の回転軸に取り付けられたウォ
ーム43と、このウォーム43に係合するウォームホイ
ール44と、このウォームホイール44の回転軸となる
伝達軸45とを有している。
【0010】制御部4の伝達軸45には、ヘッド支持部
材31と圧力伝達部材32とが取り付けられている。ヘ
ッド支持部材31は伝達軸45に自由に回転できるよう
に取り付けられる。すなわち、このヘッド支持部材31
に取り付けられているサーマルヘッド22は伝達軸45
の回りの軌跡上を自由に回動できるように構成されてい
る。なお、この場合この軌跡上にはプラテン10が設け
られており、このプラテン10上を移送される記録媒体
に正確にサーマルヘッド22が接触されるようになって
いる。そして、上記ヘッド支持部材31を覆うように、
圧力伝達部材32が伝達軸45に取り付けられる。この
圧力伝達部材32は先に取り付けられたヘッド支持部材
31とは独立して伝達軸45にしっかりと固定される。
したがって、この圧力伝達部材32は伝達軸45の回転
に同期して回転するよう取り付けられている。
【0011】ヘッド支持部材31の先端部には、図2に
示すように、ストッパ331を備えた接続軸33が突き
出し形成されており、圧力伝達部材32の先端部には、
この接続軸が通る長穴38が形成されている。そして、
これらの2つの部材は、圧力伝達部材32の長穴38に
ヘッド支持部材31の接続軸33が挿入されるとともに
ストッパ331により係止され、かつそれらの間にスプ
リング39が挿入される関係となっている。すなわち、
この実施例装置では、伝達軸45に固定的に取り付けら
れた圧力伝達板32を基準として、伝達軸45の回りに
自由に回転可能に取り付けられたヘッド支持部材31が
スプリング39の力に抗して伝達軸45を支点として上
記長穴による遊びの分だけ移動可能な構造となってい
る。したがって、ヘッド支持部材31にヘッド保持板2
1を介して取り付けられるサーマルヘッド22をプラテ
ン10上の記録媒体に当接させた状態でスプリング39
を圧縮させる方向に圧力伝達部材32を回動させること
によりサーマルヘッド22に押圧力を付与させることが
できる。
【0012】今、図1に示すように、サーマルヘッド2
2がプラテン10上の記録媒体(図示せず)に当接する
記録位置にあり、圧力伝達部材32が伝達軸45を介し
て所定量押し込まれて、図2に示した接続軸33と圧力
伝達部材32の背面との間のスプリング39が所定の押
圧力を発生している状態にあるとする。この段階からサ
ーマルヘッド22を非記録位置に移動する場合を考え
る。モータ41は、電気回路からなる図示しない装置の
制御手段により非記録位置方向へ回転させられる。この
回転により伝達軸45もまた非記録位置方向へ回転す
る。従って、圧力伝達部材32が非記録位置方向すなわ
ち上方向に回動する。この回動の開始時点においては、
圧力伝達板32のみが上方に移動し、サーマルヘッド2
2に対するスプリング39による押圧を解除する。ヘッ
ド支持部材31は、単にその接続軸33(ストッパ33
1)によって圧力伝達部材32にその長穴38による所
定の遊びをもって係止されているものであるからであ
る。
【0013】さて、上記遊びの分だけ圧力伝達部材32
が上昇した段階では、図2に示すように、圧力伝達部材
32の長穴38にヘッド支持部材31のストッパ331
が当接した状態となる。従って、さらにモータ41によ
り伝達軸45を非記録位置方向に回転させることにより
ヘッド支持部材31とともにサーマルヘッド22を上昇
すなわち非記録位置方向に移動させることができる。そ
して、あらかじめ決定された回転量だけモータ41を回
転させてサーマルヘッド22を非記録位置に位置づけ
る。
【0014】サーマルヘッド22の非記録位置から記録
位置への位置づけは、次のように行われる。モータ41
は、記録位置方向に回転させられる。これにより、伝達
軸45が記録位置方向に回転する。従って、圧力伝達部
材32もまた下方すなわち記録位置方向に移動する。こ
の状態では、サーマルヘッド22を支持するヘッド支持
部材31は圧力伝達部材32にスプリング39を介して
係止されている状態であるので、圧力伝達部材32の下
方への移動にともなって、ヘッド支持部材31すなわち
サーマルヘッド22もまた下方に移動する。以上のよう
な下方への移動によりサーマルヘッド22がプラテン1
0上の記録媒体に接触したとすると、サーマルヘッド2
2すなわちヘッド支持部材31の下方向への移動は阻止
される。ヘッド支持部材31と圧力伝達部材32は、先
に述べたように、所定の遊びをもって係止されているの
で、この遊びの分だけ圧力伝達部材32はさらに下方向
に移動可能である。
【0015】この段階まで、すなわちサーマルヘッド2
2がプラテン10上の記録媒体に対して接触する接地位
置(記録位置)までがヘッド位置制御であり、これ以降
の動作はサーマルヘッド22に対する押圧力付与制御と
なる。さて、押圧力付与制御では、圧力伝達部材32が
さらに下方向に移動させられる。この下方向への移動に
より図2に示す接続軸33に保持されたスプリング39
が圧縮されサーマルヘッド22に所定の押圧力を与え
る。このように、この実施例装置では、サーマルヘッド
22が接地するまではサーマルヘッド22に対して圧力
付与は行われず、接地した後に圧力が付与されるように
したので、接地の衝撃を極力小さくすることができる。
【0016】以上の実施例装置は、機械的制御のみによ
り記録ヘッドの上下動作を行わせるように成したもので
あるが、図3に示すようにさらにきめ細かい制御を行わ
せるようにすることもできる。すなわち、図1に示すよ
うに、モータ41の回転軸に対して該モータ41の回転
量を検出するセンサ40とスリット付きのヘッド位置検
出板42を設けるとともに伝達軸45に対してサーマル
ヘッド22の基準アップ位置を定義するアップ検出板4
6とセンサ47とを設け、これらの検出出力に基づきモ
ータ41の回転速度または回転量を制御してサーマルヘ
ッド22の上下動作をコントロールするようにしたもの
である。
【0017】ヘッドアップ位置すなわち非記録位置は、
伝達軸45に取り付けられたアップ検出板46がサーマ
ルヘッド22の上昇とともに回動してセンサ47により
検出された位置を基準として決定している。このよう
に、非記録位置をセンサ47とアップ検出板46とで管
理するようにしたので常に一定位置を非記録位置とする
ことができサーマルヘッド22の記録位置への位置づけ
の基準とすることができる。
【0018】一方、ヘッド位置検出板42の回転は、サ
ーマルヘッド22の上下移動量に対応している。従っ
て、ヘッド位置検出板42のスリット検出量を管理する
ことによりサーマルヘッド22の存在位置を確認するこ
とができる。なお、先に述べたように、アップ検出板4
6及びセンサ47により非記録位置を基準位置とするこ
とができるので、基準位置(非記録位置)からのサーマ
ルヘッド22の移動量をヘッド位置検出板42とセンサ
40とで監視していくことによりサーマルヘッド22の
接地時点を認識することができる。サーマルヘッド22
の接地位置(記録位置)は固定されているからである。
このように、非記録位置を常に一定位置に制御できる機
構を設けることにより次のような利点を得ることができ
る。すなわち、基準となる非記録位置を最少の高さに設
定することができるので、記録にともなうサーマルヘッ
ド22の上下動作を最少の距離で行うことができ総合的
な記録時間の短縮をはかるという利点を得ることがで
き、また、この非記録位置を基準としてさらに上方向
(非記録位置方向の延長方向)に所定量だけモータ41
を回転させることにより、プラテン10とサーマルヘッ
ド22との間のスペースを大きくすることができ記録媒
体の交換またはサーマルヘッド22あるいはプラテン1
0の清掃等が容易になるという利点を得ることができ
る。
【0019】さて、非記録位置から記録位置までの制御
は、図3に示すように、サーマルヘッド22の位置(セ
ンサ40のスリット検出出力)に応じてモータ41(図
1)への印加電流を制御するヘッド位置制御を行ってい
る。すなわち、記録位置(接地位置)に対して十分な距
離がある場合には、比較的大きな電流をモータ41に供
給することによりサーマルヘッド22の下方向への移動
速度を大きくし、記録位置に近づいた状態では供給電流
を小さくしてその移動速度を十分に小さくして接地に際
する衝撃を最少にするものである。さて、図1のセンサ
40の出力により、サーマルヘッド22が接地されたと
判断される場合には、押圧力付与制御が開始する。例え
ば、図3に示すように、使用する記録媒体の種類により
必要な押圧力が異なる場合、サーマルヘッド22が接地
した後に必要な押圧力を発生するための電流をモータ4
1に供給する。以上のように構成することにより、きめ
細かなヘッド上下動作が可能になる利点がある。
【0020】上記実施例装置では、ヘッド支持部材31
と圧力伝達部材32との結合はヘッド支持部材31の接
続軸33を圧力伝達部材32の長穴38に係合させるよ
う構成したが、図4または図5に示すような方法で結合
するようにしても良い。図4に示したものでは、圧力伝
達部材32は押さえネジ35により伝達軸45にしっか
りと取り付けられ、ヘッド支持部材31は伝達軸45に
自由に回転できるように取り付けられるとともに圧力伝
達部材32の側面に形成された長穴38に係止する接続
ピン33を備えている。圧力伝達部材32が伝達軸45
により上下方向に移動されるとき、圧力伝達部材32の
長穴38とヘッド支持部材31の接続ピン33とが先に
述べたと同様な遊びを形成する。サーマルヘッド22の
押圧力を発生するスプリングは、図示してはいないが、
先の実施例と同様ヘッド支持部材31と圧力伝達部材3
2との間に挿入される。
【0021】図5に示した方法は、圧力伝達部材32に
ついては、図4と同様押さえネジ35により伝達軸45
にしっかりと取り付けられている。一方、ヘッド支持部
材31は、伝達軸45に形成された接続ネジ33がヘッ
ド支持部材31に形成された長穴38に係止される構造
としている。したがって、ヘッド支持部材31はこの長
穴の長さ分だけ遊びを有している。この例もまた先の例
と同様、ヘッド支持部材31と圧力伝達部材32の間に
スプリングが挿入されている。
【0022】次に、図6〜図9を参照して、本発明の第
2実施例装置を説明する。この第2実施例装置の先に説
明した第1実施例装置と異なる点は、次の3点である。 1.圧力伝達板32をヘッド保持板21とほぼ同一の大
きさとしたこと。 2.サーマルヘッド22を押圧するスプリング39を、
図8または図9に示すように、大面積とした圧力伝達板
32とヘッド保持板22との間に、サーマルヘッド22
に対して等間隔に複数配置したこと。 3.伝達軸45に、サーマルヘッド22の非記録位置を
示すアップ検出板46とともにサーマルヘッド22の接
地位置を示す接地検出板48を設けたこと。
【0023】図7に示すように、先の実施例と同様に圧
力伝達部材32が伝達軸45に固定的に取り付けられヘ
ッド支持部材31が伝達軸45に対して自由に回転でき
るように取り付けられている。ヘッド支持部材31に固
定された接続軸33もまた同様に圧力伝達部材32の長
穴38に係止されている。そして、ヘッド保持板21と
圧力伝達部材32の間に圧力調整ネジ391を介して複
数のスプリング39が取り付けられている。圧力調整ネ
ジ391を進退させることによりプラテン10上の記録
媒体に対するサーマルヘッド20の押圧力を調整するこ
とができるので経時変化によるスプリング39の圧力変
化に対しても調整を行うことができる。なお、図8また
は図9に示すように複数のスプリング39を並行配置ま
たは千鳥配置とすることによりサーマルヘッド22が大
サイズのものでもその押圧力分布を均一にすることがで
きる。
【0024】また、この第2実施例装置では、伝達軸4
5にサーマルヘッド22の非記録位置に対応するアップ
検出板46の他に接地位置に対応する接地検出板48を
設けている。これにより、センサ47はサーマルヘッド
22の非記録位置と接地位置とを検出することができる
ので、図3に示した制御を行わせようとする場合、ヘッ
ド位置制御と押圧力付与制御とを明確に分離することが
できる利点がある。すなわち、記録位置にサーマルヘッ
ド22が達したことを上記の接地検出板48で確認した
後に押圧力付与制御を行うことができるので、確実な押
圧力付与制御を行うことができる。
【0025】最後に、図10を参照して、本発明の第3
実施例装置を説明する。この実施例装置は、圧力伝達部
材32を複数の圧力伝達部材に分割構成し、さらにこれ
らの圧力伝達部材32が伝達軸45に対してスライドで
きる構成としたものである。このように構成することに
より、サーマルヘッド22に関してより均一な圧力分布
を実現することができる。なお、この実施例装置では、
伝達軸45が一部切り欠いた形状に構成しているが、こ
れは分割構成された圧力伝達部材32がスライドした場
合でもサーマルヘッド22に対する関係位置が変化しな
いようにするためのものである。なお、この場合におい
て、伝達軸45を切り欠く方法ではなく、スプライン軸
やスベリキーを用いるようにしてもあるいは回転止め機
構を別途設けるようにしても良い。。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
サーマルヘッド等の記録すべき記録媒体に接触して記録
を行う記録ヘッドについて、記録位置への位置づけ動作
と記録位置へ達した状態での押圧力付与動作とを明確に
分離したので、これらの各動作をそれぞれの方法で取り
扱うことができる利点があるので、正確な位置づけ及び
適正な押圧力付与を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1実施例装置を示す全体構
成図である。
【図2】図2は、図1に示すヘッド支持部材と圧力伝達
部材との結合構造を示す部分図である。
【図3】図3は、本発明第1実施例装置の記録ヘッドの
上下動作の制御例を示す制御動作図である。
【図4】図4は、図2に示した結合構造の別の構成例を
示す部分図である。
【図5】図5は、同じく図2に示した結合構造の別の構
成例を示す部分図である。
【図6】図6は、本発明の第2実施例装置を示す全体構
成図である。
【図7】図7は、第2実施例装置のヘッド支持部材と圧
力伝達部材との結合構造を示す部分図である。
【図8】図8は、第2実施例装置の記録ヘッドに対する
押圧力発生スプリングの配置例を示す模式図である。
【図9】図9は、別の押圧力発生スプリングの配置例を
示す模式図である。
【図10】図10は、本発明の第3実施例装置を示す要
部構成図である。
【符号の説明】
10:プラテン、22:記録ヘッド、31:ヘッド支持
部材、32:圧力伝達部材、4:制御部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録ヘッドをプラテン上の記録媒体に接触
    させる記録位置方向または離間させる非記録位置方向へ
    移動させ、上記記録ヘッドが記録位置にある時所定の押
    圧力を付与させた状態で記録が行われる記録装置のヘッ
    ド支持装置において、 回転駆動される伝達軸45と、 この伝達軸45に固定的に取り付けられるとともに記録
    ヘッドに対して所定の押圧力を発生するスプリング39
    を有した圧力伝達部材32と、 この圧力伝達部材32に対し所定の遊びをもって該遊び
    の分だけ移動可能に取り付けられ、かつ記録ヘッド22
    を保持するヘッド支持部材31とを有し、 上記伝達軸45が記録位置方向に回転した際に、上記記
    録ヘッド22がプラテン10上の記録媒体に接地するま
    では上記圧力伝達部材32とともにヘッド支持部材32
    もともに記録位置方向に移動し、上記記録ヘッド22が
    プラテン10上の記録媒体に接地した後には上記遊びに
    より上記圧力伝達部材32のみがさらに記録位置方向に
    移動可能になされ、該圧力伝達部材32のさらなる移動
    により上記スプリング39が記録ヘッド22に所定の押
    圧力を付与するよう構成してなる記録装置のヘッド支持
    装置。
  2. 【請求項2】上記圧力伝達部材32は上記伝達軸45の
    軸方向に対してスライド可能に取り付けられ、記録ヘッ
    ド22に対する押圧位置を変更可能としたことを特徴と
    する請求項1記載の記録装置のヘッド支持装置。
  3. 【請求項3】記録ヘッドをプラテン上の記録媒体に接触
    させる記録位置方向または離間させる非記録位置方向へ
    移動させ、上記記録ヘッドが記録位置にある時所定の押
    圧力を付与させた状態で記録が行われる記録装置のヘッ
    ド支持装置において、 モータ41により回転される伝達軸45を設け、この伝
    達軸45の回転により記録ヘッド22を記録位置または
    非記録位置に位置付けるよう構成され、 さらに、上記伝達軸45の回転により位置づけられる記
    録ヘッド22のプラテン10上の記録媒体接触時点を検
    出する接触検出手段40を設け、 上記記録ヘッド22がプラテン10上の記録媒体に接触
    するまでは上記記録ヘッド22の該記録媒体接触までの
    移動速度に関するヘッド位置制御を、接触後は上記接触
    された記録ヘッド22に対する接触圧に関する押圧力付
    与制御を行わせる制御手段を有した請求項1記載の記録
    装置のヘッド支持装置。
JP15040394A 1994-06-08 1994-06-08 記録装置のヘッド支持装置 Pending JPH07329395A (ja)

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Cited By (5)

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