JPH0732881B2 - 白米加湿装置 - Google Patents

白米加湿装置

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JPH0732881B2
JPH0732881B2 JP63096474A JP9647488A JPH0732881B2 JP H0732881 B2 JPH0732881 B2 JP H0732881B2 JP 63096474 A JP63096474 A JP 63096474A JP 9647488 A JP9647488 A JP 9647488A JP H0732881 B2 JPH0732881 B2 JP H0732881B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は白米加湿装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、精米等によって含水率の低減した米粒(白米)
を、適宜な水分添加装置を備えたタンクに張り込み、急
激な吸水によって米粒に亀裂が生じないよう、時間当た
り0.2〜0.3%の自然吸水速度で5〜10時間かけてゆっく
り加湿を施し、米飯に適した14〜15%の含水率の米粒に
仕上げることが行われている。このことは、米の生産者
が、政府の検査基準である15%を超過するのを懸念して
過乾燥気味の米を供出する傾向と、消費者のおいしい米
に対する需要とが相まって、昨今の精米工場における米
粒加湿工程を不可欠なものとしている。
この種の白米加湿装置としては、例えば本出願人に係る
特開昭60−25548号を挙げることができる。このもの
は、加湿装置の前後に精米装置を配設し、一貫精米加工
行程を形成したものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、前記特開昭60−25548号に記載された加湿装
置は、一側に給風室を、他側に排風室を付設したタンク
内に、給風室に連通する給風通路と、排風室に連通する
排風通路とを複数段にわたって千鳥状に配列した、いわ
ゆるLSU型タンクであり、該タンク下端の排出口には切
換弁を備えるとともに循環用の分岐路を設け、この循環
用分岐路を介して白米を循環させながら所定の含水率と
するものであり、時間当たりの吸水速度は、0.2〜0.3%
を超えるものではなく、したがって、1%の加湿に5時
間程度を要すので、精米工場の稼働率を激減させる原因
となっていた。
本発明はこの点にかんがみ、白米に対して迅速に加湿を
施すことにより、精米工場等のラインにあってもネック
となることがない白米加湿装置を提供することを技術的
課題とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明の白米加湿装置にお
いては、白米を撹拌しながら移送するためのスクリュー
を内装した加湿筒に加湿装置を備え、スクリューの軸を
中空となして表面に多数の通気孔を設け、このスクリュ
ーの開口端と加湿筒内とを連通する風路を設け、さら
に、風路にはファンを介在させてなる米粒加湿機の前後
工程に精米機を設けたものである。
上記加湿筒内を加圧状に保持するため、供給口と吐出口
とには空気遮断弁を設けるとともに風路には風量調整や
新鮮空気取入用のダンパーを設けると効果的である。
また、米粒加湿機の後工程の精米機を加湿精米機とする
ことが好ましい。
〔作 用〕
上記のように構成された白米加湿装置に原料米粒を供給
すると、米粒はまず、前工程の精米機によって精白米に
加工され、次に、米粒加湿機の加湿筒内に投入される。
加湿筒内においては、加湿装置から供給される水分を浴
びるとともに、スクリューによって撹拌されながら移送
される間に白米粒子の全表面に付着した水分は、全表面
から均一に内部に浸透し、風路から供給される風によ
り、白米表面に付着する余分な水分がほぼ除去されるの
であるが、わずかに付着する水分は、後工程の精米機を
通過する際、粒々摩擦によって研磨されながら除去され
る。
また、風路に設けたダンパーによって加湿筒内を加圧状
に保持すると、白米の吸水速度がいっそう速くなる。
さらに、後工程の精米機を加湿精米機に形成すると、白
米にわずかに付着する水分に加え、精白室に供給される
水分によって米粒表面が軟質化して研磨作用が活発とな
り、研磨により発生する糠は直ちに精白室外へ除去され
る。
〔発明の効果〕
本発明は以上のように構成されているので、次のとおり
の効果を奏する。
前工程の精米機によって精米された米粒は米粒加湿機に
投入され、米粒加湿機の加湿筒内を撹拌しながら移送さ
れる間に所望の加湿を完了し、後工程の精米機によって
研磨されるとともに完全に水切りを行うので、非常に短
時間に加湿を行うことができ、精米工場にあっても加工
ラインのネックとなることがない。また、前工程の精米
機によって精米されて米温が上昇した精白米に水分添加
を施すので、後に述べる理由によって米粒亀裂を生じに
くく、安全に効率的に加湿が行われるとともに、後工程
の精米機においては、米粒加湿機を通過してわずかに水
分の付着する米粒を粒々摩擦することによって研磨作用
が生じ、光沢のある米粒に仕上げることができる。
加湿筒内を加圧することによって、より効率的に加湿が
行え、また、米粒加湿機の後工程の精米機を加湿精米機
となすことにより、適度な水分を供給して白米の表面を
わずかに軟質化するととも粒子と粒子との摩擦作用によ
って研磨を行い、光沢のある白米に仕上げることができ
る。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の好適な実施例を、図面を参照しながら説
明する。第1図において、1は無加湿の摩擦式精米機、
2は米粒加湿機、3は加湿された米粒と米粒との摩擦作
用によって研米を行う加湿精米機であり、摩擦式精米機
1へ原料米粒を供給するためのバケットエレベーター
4、摩擦式精米機1と米粒加湿機2とを連絡するバケッ
トエレベーター5、及び米粒加湿機2と加湿精米機3と
を連絡するバケットエレベーター6を各々立設して一貫
した米粒加湿装置となす。
次に、摩擦式精米機1、米粒加湿機2及び加湿精米機3
について順に説明する。摩擦式精米機1は、主軸101に
軸着し、かつ撹拌突起を有する精白転子102と、精白転
子102の周囲に設けた多孔壁の除糠精白筒103とからな
り、精白転子102と除糠精白筒103との間隙を精白室104
となすとともに精白室104の終端部には排出口(図示せ
ず)を設け、この排出口に向けて押圧する抵抗板及び分
銅からなる外部抵抗105を付設する。また、前記排出口
に接続して排出樋106を突設するとともに、排出樋106は
連絡樋107を介してバケットエレベーター5の供給部に
連絡され、一方、該摩擦式精米機1の供給ホッパー108
とバケットエレベーター4の突出部とはシュートパイプ
109によって連結される。
次に、米粒加湿機2について第2図乃至第7図を参照し
ながら説明する。下部をスカート部202となした機枠201
内に加湿筒203A,203Bを近接して立設し、加湿筒203A,20
3B内にはスクリュー204A,204Bが各々米粒を上送するよ
う、回転自在に枢支される。すなわち、スクリュー204
A,204Bの各スクリュー軸205A,205Bは、それぞれ上部軸
受206A,206Bと下部軸受207A,207Bとによって機枠201の
天井壁201Uと底壁201Dとの間に回転自在に立設される。
そして、各スクリュー軸205A,205Bの上端部は天井壁201
Uから突出させ、スクリュー軸205Aには2条のスプロケ
ット208Aが、スクリュー軸205Bにはスプロケット208Bが
各々軸着され、2条用のスプロケット208Aの下段側とス
プロケット208Bとはチェーン209Bによって連結するとと
もに、スプロケット208Aの上段側と減速モーター210の
スプロケット211とはチェーン209Aによって連動連結さ
れ、これにより、減速モーター210が駆動すると、スク
リュー204A,204Bは共に米粒を上送する方向に回転す
る。また、各スクリュー軸205A,205Bは上端部寄りを閉
塞するとともに下端を開放した中空となし、周面には通
気孔212を多数穿設する。なお、通気孔212には米粒が進
入しないように網が張設される。
加湿筒203Aの下部には供給口213が開口されるととも
に、供給口213へ原料米粒を案内する供給樋214が設けら
れ、供給樋214の上方には空気遮断弁としての供給用ロ
ータリーバルブ215を介して供給ホッパー216を接続して
設ける。供給ホッパー216はシュートパイプ223を介して
バケットエレベーター5に連結され、供給用ロータリー
バルブ215は減速モーター217に直結されている。一方、
加湿筒203の下部にも供給口218が開口され、この供給口
218と加湿筒203Aの上部に開口した吐出口219とは連結路
220によって連結する。そして、加湿筒203Bの上部に設
けた吐出口221は、機外に突設した排出樋222に連通さ
れ、排出樋222の下部には空気遮断弁としての排出用ロ
ータリーバルブ224を設けるとともに、排出用ロータリ
ーバルブ224下端はシュートパイプ225を介してバケット
エレベーター6に連結される。排出用ロータリーバルブ
224には駆動用の減速モーター226が直結してある。さら
に、各加湿筒203A,203Bの底壁には残留米排出口227A,22
7Bをそれぞれ開口し、残留米排出口227A,227Bには開閉
シャッター228を装着するとともに残留米排出樋229を設
け、残留米排出樋229の下部には空気遮断弁としての残
留米排出用ロータリーバルブ230及びこのロータリーバ
ルブ230に直結した減速モーター231が設けられる。
次に、この米粒加湿機2における加湿及び送風手段につ
いて説明する。スカート部202の裏面側にはポンプ251を
備えた水タンク250を設け、ポンプ251の吐出管252を機
枠201内に貫通するととに加湿筒203Aの下端部内に臨ま
せ、その先端部には噴霧ノズル253を装着してある。こ
れにより、供給樋214から加湿筒203A内に供給される米
粒は、噴霧ノズル253からの霧状の水を浴びせられる。
スカート部202には高圧ブロア254が設けられ、高圧ブロ
ア254から延出する送風管255はヒーター256に接続さ
れ、ヒーター256から延出する送風管257は、残留米排出
樋229に設けた残留米用ロータリーバルブ230の下方に接
続され、残留米排出樋229の下方から延出する送風管258
は、機枠201内一側を立ち上がり、天井壁201Uを貫通し
て機外に突出し、さらに下方に立ち下げて排出樋222の
上部壁に接続される。
以上が送風側の配管であるが、天井壁201Uには各加湿筒
203A,203Bを連通する連通管259が設けられる。次に、排
風側の配管について説明する。各スクリュー軸205A,205
Bの下端は排風管260に連結され、排風管260はエヤーフ
ィルター261を介して高圧ブロア254の入口に接続され
る。これにより、高圧ブロア254から吐出する気流はヒ
ーター256によって、排出樋222内を経て吐出口221から
加湿筒203B内に流入するとともに、連通管259及び連絡
路220を介して加湿筒203A内にも流入する。各加湿筒203
A,203B内に充満する温風は、各スクリュー軸205A,205B
に設けた通気孔212…から排風され、排風管260の中途に
設けたエヤーフィルター261を介して再び高圧ブロア254
に戻る、という循環風路が形成される。なお、供給ホッ
パー216に付設して電源ボックス262が、前面壁には操作
ボックス263が、各々設けられる。
次に、加湿精米機3について説明する。加湿精米機3の
供給ホッパー301は、シュートパイプ302によってバケッ
トエレベーター6と接続される。加湿精米機3は一端を
開口した主軸302、主軸302に軸着した精白転子303、及
び精白転子303を包囲して設けた多孔壁の除糠精白筒304
等からなり、主軸302には噴風孔305を連設するととも
に、精白転子303には撹拌突起に沿って噴風溝306を形成
する。また、精白転子303と除糠精白筒304との間を精白
室307となし、精白室307の終端部には排出口を設けると
ともに、前述の摩擦式精米機1同様に、外部抵抗308及
び排出樋309が設けられる。さらに、主軸302の開口端30
2aに臨ませて2流体ノズル310のノズル口を設け、2流
体ノズル310は水タンク311とエヤーコンプレッサー312
とに連結してある。
次に、上記実施例における具体的作動について説明す
る。バケットエレベータ4によって摩擦式精米機1の供
給ホッパー108に投入される原料米、すなわち玄米は螺
旋転子(図示せず)によって精白室104へ送られ、精白
転子102の撹拌突起によって撹拌作用を受けるのである
が、精白室104の排出口は外部抵抗105によって押圧され
ているので精白室104内は適度の高圧状態となり、米粒
どうしの粒々摩擦により玄米表層部の糠層が剥離される
とともに胚芽が取り除かれて精米が行われる。精米によ
って生じた糠粉等は、除糠精白筒103から除去される。
こうして、精白室104内において、精米されて排出口に
至った米粒、すなわち白米は、外部抵抗105に抗して吐
出して排出樋106及び連絡樋107を流下し、バケットエレ
ベーター5によって揚穀され、次の米粒加湿機2に移送
される。
バケットエレベーター5からシュートパイプ223を経て
供給ホッパー216に放出された白米は、減速モーター226
に連動して回転する供給用ロータリーバルブ215によっ
て定量供給され、供給樋214を流下して供給口213から加
湿筒203A底部に落下する。加湿筒203A内に供給された精
白米は、スプロケット208Aと連結した減速モーター210
に連動して回転するスクリュー204Aによって上送され、
吐出口219から連結路220内を落下するとともに、供給口
218から加湿筒203B内に流入し、再び、スクリュー204B
によって上送され、吐出口221から排出樋222内に流出
し、排出用ロータリーバルブ224を介してシュートパイ
プ225から機外に排出されるのであるが、この間におい
て、前記精白米は霧状の水と温風とを浴びる。これにつ
いて以下に説明する。
水タンク250内の水は、ポンプ251によって揚水されると
ともに加圧され、吐出管253を経て噴霧ノズル253から噴
霧し、加湿筒203A底部の白米、すなわち、供給口213か
ら投入される白米に対し、直ちに霧状の水を添加する。
霧状の水の粒子は、米粒と米粒との間隙内にも進入し、
白米の粒子全面に付着する。また、白米はスクリュー20
4Aによって撹拌さながら上送されるので、より効果的に
米粒全面への霧の付着が行われる。
噴霧ノズル253による霧状の水分添加を施された白米
は、前述したように、スクリュー204A及びスクリュー20
4Bによって撹拌されながら上送される間に、粒と粒との
接触により、付着水がさらに全面均一に被着され、白米
粒子全面から内層部へ吸水が進行する。また、高圧ブロ
ア254から起風する風がヒーター256によって加湿される
とともに送風管257,258及び排出樋222を経て吐出口221
から加湿筒203内に供給され、この温風は連通管259及び
連結路220を介して加湿筒203A内にも流入する。この温
風は米粒間を通過して、スクリュー軸205A,205Bに設け
た通気孔212から排気されるのであるが、このとき、精
白米にかかる風圧によって吸水が促進されるとともに、
余分な水分を蒸発させる。通気孔212から排気された空
気は、排気管260を経て高圧ブロア254に戻り、再び加湿
筒203A,203B内へ送風されるので、この循環風は水分を
多量に含んだ温湿風となって白米粒子に浴びせられ、こ
れによっても白米の吸水が助長されることになる。加え
て、米粒加湿機2に供給される白米は、摩擦式精米機1
で精米された直後であるので比較的温度が高いが、温風
を浴びて更に加温されることにより、細胞組織が膨脹し
て緩み、水分を吸収しやすい状態となっている。一方、
白米の内装部においては、水分が表層部に向けて移動
(発散)する状態となり、このような状態の米粒に対し
ては、常温の米粒へ対する安全加湿速度の5倍程度の加
湿速度で水分を添加(米粒重量の重量の約1%/時)し
ても、白米全体に均一に加湿すれば、米粒内部への吸水
速度が部分的に片寄らないために、米粒亀裂の発生がほ
とんどない。したがって、安全に、かつ高速度で加湿が
進行する。
加湿筒203Bにおいても、白米は撹拌されながら温湿風の
供給を受けて吸水が続行される。そして、白米は上端付
近に到達すると、吐出口221から排出樋222内に落下し、
排出用ロータリーバルブ224の駆動によってシュートパ
イプ225から機外へ排出される。
運転終了に際し、各加湿筒203A,203Bの底部に残留する
白米を排出するときは、開閉シャッター228を開いて残
留米を残留米排出樋229内に落下させ、残留米用ロータ
リーバルブ230を駆動させることにより、残留米を払い
出し、送風管257,258内を通過する送風と共に排出樋222
内に搬送し、空気は吐出口221から加湿筒203B内に流入
させるとともに、残留米は排出用ロータリーバルブ224
によって排出される。
なお、上記実施例においてはスクリューを内装した加湿
筒を2個並設したが、1個でもよく、多数連設すること
も可能であり、2系列以上設けてもよい。また、噴霧ノ
ズル253は1個に限定されることなく、米粒流動行程に
適宜配設することもある。そして、高圧ブロアの入口に
至る排風管260に空気量調節弁263及び新鮮空気取入装置
264といったダンパーを設けた場合には(第7図参
照)、各加湿筒から排風される風量を制御するとともに
送風管からの供給量を増加し、加湿筒内を加圧状に保持
することによって、白米により速く吸収させることがで
きるものである。
排出用ロータリーバルブ224から排出される白米は、次
に、バケットエレベーター6によって加湿精米機3の供
給ホッパー301に投入される。供給ホッパー301内の白米
は、主軸302に軸着した螺旋転子(図示せず)によって
精白室307内に送り込まれ、摩擦式精米機7と同様に、
精白転子303の撹拌突起により撹拌作用を受け、外部抵
抗308により加圧された精白室307内において粒々摩擦さ
れるのであるが、精白室307内には2流体ノズル310から
供給される霧を含んだ噴風が、噴風孔305から噴風溝306
を経て噴き出しているので、これにより、白米粒子はそ
の表面に微粒子の水分を付着されるとともに、粒々摩擦
によって粒面が研磨され、水分を含んで固形化した糠粉
は、噴風によって除糠精白筒304から漏出し、糠粉を含
まず、かつ表面を光沢面となした白米に加工される。ま
た、米粒加湿機2から排出される白米の表面が完全に乾
くことなく漏れていても、該加湿精米機3を通過するこ
とにより、粒々摩擦と噴風とを施されて光沢のある乾い
た精白米に加工することができる。
なお、上記実施例においては、米粒加湿機2の前工程の
精米機を摩擦式精米機としたが、研削式の精米機であっ
てもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の白米加湿装置の全体を示す正面
図、第2図は米粒加湿機の正面図、第3図は同右側面
図、第4図は同左側面図、第5図は同背面図、第6図は
第2図のA−A線断面図、第7図は別の実施例を示す一
部拡大断面図である。 1……摩擦式精米機、2……米粒加湿機、3……加湿精
米機、4〜6……バケットエレベーター、101……主
軸、102……精白転子、103……除糠精白筒、104……精
白室、105……外部抵抗、106……排出樋、107……連絡
樋、108……供給ホッパー、109……シュートパイプ、20
1……機枠、201U……天井壁、201D……底壁、202……ス
カート部、203A,203B……加湿筒、204A,204B……スクリ
ュー、205A,205B……スクリュー軸、206A,206B……上部
軸受、207A,207B……下部軸受、208A,208B……スプロケ
ット、209A,209B……チェーン、210……減速モーター、
211……スプロケット、212……通気孔、213……供給
口、214……供給樋、215……供給用ロータリーバルブ、
216……供給ホッパー、217……減速モーター、218……
供給口、219……吐出口、220……連結路、221……吐出
口、222……排出樋、223……シュートパイプ、224……
排出用ロータリーバルブ、225……シュートパイプ、226
……減速モーター、227A,227B……残留米排出口、228…
…開閉シャッター、229……残留米排出樋、230……残留
米排出用ロータリーバルブ、231……減速モーター、250
……水タンク、251……ポンプ、252……吐出管、253…
…噴霧ノズル、254……高圧ブロア、255……送風室、25
6……ヒーター、257,258……送風管、259……通風室、2
60……排風管、261……エヤーフィルター、262……電源
ボックス、263……空気量調整弁、264……新鮮空気取入
装置、301……供給ホッパー、302……主軸、303……精
白転子、304……除糠精白筒、305……噴風孔、306……
噴風溝、307……精白室、308……外部抵抗、309……排
出樋、310……2流体ノズル、311……水タンク、312…
…エヤーコンプレッサー。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下部に供給口を、上部に吐出口を設けて立
    設した加湿筒にスクリューを内装し、このスクリューの
    軸の一端を開口して中空となすとともに軸周面に多数の
    通気孔を穿設し、前記軸の開口端と加湿筒内とを連通す
    る風路を設け、この風路中にはファンを介在させ、さら
    に、加湿筒内の米粒を加湿するための加湿装置を備えて
    なる米粒加湿機の前後工程に、それぞれ精米機を接続し
    たことを特徴とする白米加湿装置。
  2. 【請求項2】加湿筒内を加圧状に保持するため、加湿筒
    の供給口と吐出口とには各々空気遮断弁を設けるととも
    に上記風路にはダンパーを設けてなる請求項(1)記載
    の白米加湿装置。
  3. 【請求項3】米粒加湿機の後工程の精米機は、精白室内
    に水分を添加すべく加湿精米機となした請求項(1)又
    は(2)記載の白米加湿装置。
JP63096474A 1988-03-23 1988-04-18 白米加湿装置 Expired - Fee Related JPH0732881B2 (ja)

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