JPH0732740Y2 - 二重床構造 - Google Patents

二重床構造

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JPH0732740Y2
JPH0732740Y2 JP1990078883U JP7888390U JPH0732740Y2 JP H0732740 Y2 JPH0732740 Y2 JP H0732740Y2 JP 1990078883 U JP1990078883 U JP 1990078883U JP 7888390 U JP7888390 U JP 7888390U JP H0732740 Y2 JPH0732740 Y2 JP H0732740Y2
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JP
Japan
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floor
plate
hole
tool
floor plate
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JP1990078883U
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JPH0437738U (ja
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久治 大滝
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OHTAKI COLD FORMING INDUSTRY CO. , LTD
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OHTAKI COLD FORMING INDUSTRY CO. , LTD
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、コンピュータ室等の床として用いられる二重
床構造に関する。
従来の技術と考案の課題 従来より用いられている二重床構造は、床板の突き合わ
せ部を支柱部の上に載せ、各床板を支柱部にボルトで固
定するようにしたものである。
この構造では、配線の変更等で、床板を取り外す際に
は、一々ボルト外さなければならないので甚だ不便であ
る。
このため、1の締め具を床板の突き合わせ部に設け、床
板を引っ掛けて結合するようにしたものも考案されてい
る。
この構造では、締め具の操作だけでその周囲すべての床
板の取付け取り外しができるので、操作性は向上するは
ずである。しかし、床板上に機材を置いて歪みを生じる
と、その応力が集中するので、締め具の操作が著しく困
難となり、時には破損を生じる。
また、従来の構造では、高さ調節には床板を外して、支
柱部の側面から操作をしなければならないので、この調
節にも不便である。
そこで、本考案はこれらの不都合を解消し、床板の着脱
操作を、歪みを生じた状態であっても、簡単に行うこと
ができ、かつ高さ調節も容易に行うことのできる二重床
構造を得ることを目的としたものである。
課題を解決するための手段 本考案は、並べて設けられる床板と、床面上に置かれ、
前記床板の突き合わせ部を載せて支える支柱部とからな
り、前記床板が、突き合わせ部付近の下面に形成される
係合部と、突き合わせ隅部に形成され、突き合わせた床
板全体で周縁に凹部を有する形状の貫通孔を形成する突
片とを有し、前記支柱部が、支柱部材、受け板部材及び
締め付け部材とからなり、前記支柱部材が、床面上に設
けられる台座と、この台座に対し回動自在に取付けら
れ、床面に対し直立する棒体と、この棒体の上部外周に
形成された雄ねじと、前記棒体の上部に形成され、ねじ
回し等の工具と係合し、この棒体を上方から回動させら
れるようにする工具受けとからなり、前記受け板部材
が、前記床板を載せる受け板と、この受け板の下方に支
持され、前記雄ねじに螺合する雌ねじと、前記受け板に
形成され、前記床板を載せたとき、前記床板の係合部と
係合する他の係合部と、前記受け板に形成され、前記棒
体及び前記貫通孔と同軸に位置し、周縁に凹部を有する
締め付け孔とからなり、前記締め付け部材が、前記貫通
孔及び前記締め付け孔を貫通し、内部に前記棒体上部及
び前記棒体の工具受けに係合する工具を貫通させること
のできる筒体と、この筒体上部に形成され、上方から工
具を係合させこの筒体を回動させられるようにする工具
受けと、前記筒体上部に形成され、前記突片上面に係合
する鍔部と、前記筒体下部に設けられ、前記貫通孔及び
前記締め付け孔の凹部を貫通し、筒体を回動させること
により締め付け孔周縁下面に係合して前記床板を前記受
け部材に締め付けさせる締め付け片とからなる、ことを
特徴とする二重床構造である。
作用 この構造では、床板を支柱部に固定するに当り、床板下
面の係合部を支柱部の受け板の係合部と係合させ、締め
付け部材で受け板に押さえ付けるようにしているので、
単に締め付け部材取り外すだけで、床板の着脱が可能と
なる。このとき、水平方向の応力は両係合部により負担
するので、応力が過度に集中することがなく、応力を受
けた状態でも着脱が困難となることはない。また、床板
を取り外すことなく、締め付け部材内部を通して工具を
差し込み、棒体を回動させると、受け板部材を昇降さ
せ、床板の高さ調節をすることができる。
実施例 以下、本考案を図示する実施例について、具体的に説明
する。
この二重床構造10は、床板11と支柱部12とからなり、床
面13上に支柱部12を置き、この支柱部12上に床板11を並
べて設け、支柱部12が丁度床板11の突き合わせ部を支え
るようにして形成されるものである。
床板11は、四角形の板であって、例えば、図示のように
2枚の金属板を、中間に間隙を設けながら重ね合わせ、
周囲を接合して形成される。この床板11の隅部付近の下
面には孔よりなる係合部14が形成されている。床板11の
突き合わせ隅部には、突片15が設けられている。この突
片15は、床板を形成する金属板を厚さの中央部で接合さ
せ突出させたものであり、先端を円弧状とし、両側部を
取り除いた形状としてなり、4枚の床板の隅部を突き合
わせると、略円形の貫通孔16が形成され、かつこの周縁
には4の凹部17が形成される。
支柱部12は、支柱部材18、受け板部材19及び締め付け部
材20とからなる。
支柱部材18は、台座21に棒体22を取付けてなる。台座21
は、略逆皿状であり、床面13上に設けられ、通常接着剤
23で固定される。この台座21の周囲には、位置決めの目
印となる切り欠き24及び接着剤23を溢れ出させる小孔25
が形成されている。棒体22は、台座21の中央に緩くカシ
メ止めされ、回動自在に直立している。この棒体22の上
部外周には雄ねじ26が形成され、さらに上部にはマイナ
スねじ回しと係合する工具受け27が形成されている。な
お、この工具受け27は、棒体を回動させることができる
ようにするためのものであるから、六角孔等の他の形状
としてもよい。
受け板部材19は、床板11を載せる略円形の受け板28より
なる。この受け板28の下方には、略カップ状の支持部材
29が取付けられ、この支持部材29の中央にナットを溶接
することにより雌ねじ30が設けられ、この雌ねじ30が棒
体の雄ねじ26に螺合する。受け板28の上面には、突起よ
りなる係合部31が形成され、床板11を載せると、床板の
係合部14と係合する。受け板28の中央には締め付け孔32
が、棒体22、貫通孔16と同軸になるように形成されてい
る。この締め付け孔32は、貫通孔16とほぼ同形であっ
て、周縁に凹部33を有している。
締め付け部材20は、全体が合成樹脂または金属で一体に
形成され、筒体34に、工具受け35、鍔部36及び締め付け
片37を形成してなる。筒体34は、貫通孔16、締め付け孔
32を貫通し、内部に棒体22上部及び棒体の工具受け27に
係合するねじ回しを通すことができる。工具受け35は、
筒体34の上端面に十字溝を形成してなり、ここに薄板状
の工具(図示しない)を係合させて筒体34を回動させる
ことができる。なお、この工具受け35は筒体を回動させ
られるようにするものであれば任意であり、ほかに筒体
の上部内面を六角形にするもの等とすることができる。
鍔部36は、筒体34の上部に形成され、突片15上面に係合
する。締め付け片37は、筒体34の下部に形成され、貫通
孔の凹部17、締め付け孔の凹部33を貫通し、筒体を回動
させると、締め付け孔32の周縁下面に係合して床板11を
受け部材19に締め付けさせる。
さらにこの二重床構造では、締め付け部材20の上部に合
成樹脂製カバー38が着脱自在に嵌合し、筒体34を被うよ
うになっている。
この二重床構造は、以上の構成であるから、次のように
して使用される。
初めに、棒体22に受け板部材19を取付けた支柱部材18
を、接着剤23で床面13に固定し、この上に床板11を載
せ、係合孔14に係合突起31を係合させる。次に締め付け
部材20貫通孔16、締め付け孔32内に嵌め、回動させて床
板11を固定する。この後、棒体22を回動させて高さの調
節を行い、がたつきを生じないようにし、カバー38を被
せて施工を終わる。
配線の変更等で、床板を取り外す際には、カバー38を取
って、締め付け部材20を取り外すだけでよい。また、が
たつきを生じた場合は、カバーを取り、棒体を回動させ
て高さ調節をすればよい。
上記例では、床板の係合部14が孔よりなり、受け板の係
合部31が突起よりなるものとしたが、反対に、床板の係
合部を突起、受け板の係合部を孔よりなるものとしても
よい。要するに両係合部は床板を載せたときに互いに係
合するものであれば任意の構成とすることができる。ま
た、受け板の係合部は、図示のように4個所に設けてす
べての床板と係合するものだけでなく、2か所程度に設
けて一部の床板とだけ係合するものであってもよい。
さらに上記例では、カバー38を設けているが、美観や工
具受け27,35の汚れを気にしない場合は、このカバーを
省略してもよい。
また、締め付け部材20がより良好に締め付けるようにす
るため、鍔部36下面にばね座金を設けたり、締め付け片
37の上面を螺旋状にする構造としてもよい。
考案の効果 本考案の二重床構造は、上述のように、床板を締め付け
部材により一個所で支柱部の受け板に押し付け、床板に
加わる水平方向の応力は支柱部の係合部に、床板毎に別
個に係合させて負担させるようにしているので、床板の
着脱は1の締め付け部材の操作だけで可能となり、優れ
た操作性が得られ、しかも載置した機材等により床板に
歪みを生じても、応力が集中しないので、この着脱が困
難になることがない。また、がたつき除去等のため、高
さ調節をすることも、床板を取り外すことなく床板上か
ら棒体を回動させるだけで容易に行うことができる。ま
た、床板上に各種器材を載せ、締め付けた状態で高さ調
節ができるので、床板が荷重で変形しても、変形後の状
態を平らにすることが可能となり、精確な仕上がりを得
ることができる。
さらに本考案は、棒体上端が締め付け部材の内部にまで
進入する構成であるので、高さ調節の範囲が大きくな
り、広い範囲に応用することができる。すなわち、高さ
調節範囲は、従来のこの種の二重床構造では、高々20mm
程度であったのに対して、本考案では40mm以上となる。
なお、この構成により、必然的に、締め付け部材は大径
となるが、床板の突片に凹部を形成し、ここを締め付け
部材の締め付け片が通過するようにしているので、床板
の貫通孔は過大になることはなく、したがって締め付け
部材の鍔部、床板を載せる受け板が過大になって美感、
強度等を低下させることもない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は使用状態の分
解斜視図、第2図は使用状態の断面図である。 10……二重床構造、11……床板、12……支柱部、13……
床面、14……係合部、16……貫通孔、17……凹部、18…
…支柱部材、19……受け板部材、20……締め付け部材、
21……台座、22……棒体、26……雄ねじ、27……工具受
け、28……受け板、30……雌ねじ、31……係合部、32…
…締め付け孔、33……凹部、34……筒体、35……工具受
け、36……鍔部、37……締め付け片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】並べて設けられる床板と、床面上に置か
    れ、前記床板の突き合わせ部を載せて支える支柱部とか
    らなり、 前記床板が、突き合わせ部付近の下面に形成される係合
    部と、突き合わせ隅部に形成され、突き合わせた床板全
    体で周縁に凹部を有する形状の貫通孔を形成する突片と
    を有し、 前記支柱部が、支柱部材、受け板部材及び締め付け部材
    とからなり、 前記支柱部材が、床面上に設けられる台座と、この台座
    に対して回動自在に取付けられ、床面に対し直立する棒
    体と、この棒体の上部外周に形成された雄ねじと、前記
    棒体の上部に形成され、ねじ回し等の工具と係合し、こ
    の棒体を上方から回動させられるようにする工具受けと
    からなり、 前記受け板部材が、前記床板を載せる受け板と、この受
    け板の下方に支持され、前記雄ねじに螺合する雌ねじ
    と、前記受け板に形成され、前記床板を載せたとき、前
    記床板の係合部と係合する他の係合部と、前記受け板に
    形成され、前記棒体及び前記貫通孔と同軸に位置し、周
    縁に凹部を有する締め付け孔とからなり、 前記締め付け部材が、前記貫通孔及び前記締め付け孔を
    貫通し、内部に前記棒体上部及び前記棒体の工具受けに
    係合する工具を貫通させることのできる筒体と、この筒
    体上部に形成され、上方から工具を係合させこの筒体を
    回動させられるようにする工具受けと、前記筒体上部に
    形成され、前記突片上面に係合する鍔部と、前記筒体下
    部に設けられ、前記貫通孔及び前記締め付け孔の凹部を
    貫通し、筒体を回動させることにより締め付け孔周縁下
    面に係合して前記床板を前記受け部材に締め付けさせる
    締め付け片とからなる、 ことを特徴とする二重床構造。
JP1990078883U 1990-07-25 1990-07-25 二重床構造 Expired - Lifetime JPH0732740Y2 (ja)

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JPH0437738U JPH0437738U (ja) 1992-03-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63261054A (ja) * 1987-04-14 1988-10-27 ナカ工業株式会社 フロアパネルの固定装置
JPH0625551Y2 (ja) * 1988-06-09 1994-07-06 協同機材株式会社 床板支持具

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