JPH07325256A - プリズム望遠鏡光学系 - Google Patents
プリズム望遠鏡光学系Info
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- JPH07325256A JPH07325256A JP6119870A JP11987094A JPH07325256A JP H07325256 A JPH07325256 A JP H07325256A JP 6119870 A JP6119870 A JP 6119870A JP 11987094 A JP11987094 A JP 11987094A JP H07325256 A JPH07325256 A JP H07325256A
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- 239000011521 glass Substances 0.000 claims description 21
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- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B23/00—Telescopes, e.g. binoculars; Periscopes; Instruments for viewing the inside of hollow bodies; Viewfinders; Optical aiming or sighting devices
- G02B23/02—Telescopes, e.g. binoculars; Periscopes; Instruments for viewing the inside of hollow bodies; Viewfinders; Optical aiming or sighting devices involving prisms or mirrors
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- G02B15/00—Optical objectives with means for varying the magnification
- G02B15/02—Optical objectives with means for varying the magnification by changing, adding, or subtracting a part of the objective, e.g. convertible objective
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 観察倍率の異なる(対物レンズ系及び接眼レ
ンズ系の焦点距離が異なる)複数のプリズム望遠鏡光学
系において、これらの光学系に備えられている像反転プ
リズム系の構成を工夫することにより前記複数の光学系
の全長を夫々ほぼ等しく構成した光学系を提供するこ
と。 【構成】 本発明によるプリズム望遠鏡光学系は、物体
側から順に、対物レンズ系11と、像反転プリズム光学
系12と、接眼レンズ系13とが配置され、観察倍率を
変更しても光学系の全長をほぼ一定の長さに構成できる
ようになっている。
ンズ系の焦点距離が異なる)複数のプリズム望遠鏡光学
系において、これらの光学系に備えられている像反転プ
リズム系の構成を工夫することにより前記複数の光学系
の全長を夫々ほぼ等しく構成した光学系を提供するこ
と。 【構成】 本発明によるプリズム望遠鏡光学系は、物体
側から順に、対物レンズ系11と、像反転プリズム光学
系12と、接眼レンズ系13とが配置され、観察倍率を
変更しても光学系の全長をほぼ一定の長さに構成できる
ようになっている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、対物レンズ系,像反転
プリズム系及び接眼レンズ系を備え異なった観察倍率を
有する複数の光学系において、それら光学系相互間の観
察倍率が異なっても光学系の全長をほぼ等しく構成した
プリズム望遠鏡(又は双眼鏡)に関するものである。
尚、全長とは、無限遠物点にピントを合わせたときの対
物レンズ系前面から接眼レンズ系後面までの光軸上の長
さである。
プリズム系及び接眼レンズ系を備え異なった観察倍率を
有する複数の光学系において、それら光学系相互間の観
察倍率が異なっても光学系の全長をほぼ等しく構成した
プリズム望遠鏡(又は双眼鏡)に関するものである。
尚、全長とは、無限遠物点にピントを合わせたときの対
物レンズ系前面から接眼レンズ系後面までの光軸上の長
さである。
【0002】
【従来の技術】図14は、従来のプリズム望遠鏡光学系
の構成の一例を示す図である。このように、従来のプリ
ズム望遠鏡光学系は、対物レンズ系1と、像反転プリズ
ム系(ポロプリズムを使用)2と、接眼レンズ系3とか
ら構成されている(双眼鏡光学系の場合は、この光学系
を二つ平行に配置している)。そして、プリズム望遠鏡
光学系(又は双眼鏡光学系)には種々の性能のものがあ
るが、観察倍率が高倍率のものは大型であり、低倍率の
ものは小型である場合が一般的である。これは、観察倍
率が高くなると焦点距離の長い対物レンズ系が必要にな
るという事情のためであるが、光学系の機種毎に外観形
状が異なると、機械部品が各機種専用となり、量産でき
にくくなりコスト面に跳ね返ることになる。このため、
観察倍率に拘らず光学系の全長が全て等しく構成される
ことが好ましい。
の構成の一例を示す図である。このように、従来のプリ
ズム望遠鏡光学系は、対物レンズ系1と、像反転プリズ
ム系(ポロプリズムを使用)2と、接眼レンズ系3とか
ら構成されている(双眼鏡光学系の場合は、この光学系
を二つ平行に配置している)。そして、プリズム望遠鏡
光学系(又は双眼鏡光学系)には種々の性能のものがあ
るが、観察倍率が高倍率のものは大型であり、低倍率の
ものは小型である場合が一般的である。これは、観察倍
率が高くなると焦点距離の長い対物レンズ系が必要にな
るという事情のためであるが、光学系の機種毎に外観形
状が異なると、機械部品が各機種専用となり、量産でき
にくくなりコスト面に跳ね返ることになる。このため、
観察倍率に拘らず光学系の全長が全て等しく構成される
ことが好ましい。
【0003】従来、プリズム望遠鏡(又は双眼鏡)にお
ける観察倍率の変換は、以下に示すような方法によって
行われていた。 接眼レンズ系の焦点距離を変えずに(接眼レンズ系
は交換せずに)、対物レンズ系の焦点距離を変えるた
め、他の対物レンズ系に交換して観察倍率を変化させる
方法。 対物レンズ系の焦点距離を変えずに(対物レンズ系
は交換せずに)、接眼レンズ系の焦点距離を変えるた
め、他の接眼レンズ系に交換して観察倍率を変化させる
方法。 対物レンズ系,接眼レンズ系双方の焦点距離を変え
るため、夫々他の対物レンズ系及び接眼レンズ系に交換
して観察倍率を変化させる方法。このとき、観察倍率の
異なる複数の光学系夫々の間で、プリズムの長さ及びそ
の屈折率を同等に構成すると、上記或いはの方法に
よれば、観察倍率を変えると当該光学系の全長が変化し
てしまう。一方、の方法によれば、観察倍率を変化さ
せても当該光学系夫々の全長を等しく構成することは可
能である。
ける観察倍率の変換は、以下に示すような方法によって
行われていた。 接眼レンズ系の焦点距離を変えずに(接眼レンズ系
は交換せずに)、対物レンズ系の焦点距離を変えるた
め、他の対物レンズ系に交換して観察倍率を変化させる
方法。 対物レンズ系の焦点距離を変えずに(対物レンズ系
は交換せずに)、接眼レンズ系の焦点距離を変えるた
め、他の接眼レンズ系に交換して観察倍率を変化させる
方法。 対物レンズ系,接眼レンズ系双方の焦点距離を変え
るため、夫々他の対物レンズ系及び接眼レンズ系に交換
して観察倍率を変化させる方法。このとき、観察倍率の
異なる複数の光学系夫々の間で、プリズムの長さ及びそ
の屈折率を同等に構成すると、上記或いはの方法に
よれば、観察倍率を変えると当該光学系の全長が変化し
てしまう。一方、の方法によれば、観察倍率を変化さ
せても当該光学系夫々の全長を等しく構成することは可
能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法は以下に示すような様々な問題を含むものであ
った。まず、上記の方法では、光学系の観察倍率を高
くすると、対物レンズ系の焦点距離が長くなるため、光
学系の全長が長くなってしまう。これでは、観察倍率の
異なる複数の光学系の全長を等しく構成することが不可
能になり、共通の機構部品を使用することができなくな
る。特に、光学系の成形部品が非共通なものとなると、
光学系毎に専用の部品を揃えなければならず、型代等大
きなコスト高の要因となる。又、複数の光学系夫々の全
長を等しく構成できないと、外観のデザインを変更しな
ければならない。例えば、光学系の低倍率時においてバ
ランスのとれたデザインに構成すると、高倍率時では対
物部が長くなり、全体のバランスが崩れてしまう。対物
レンズ系の焦点距離を長くしても、光学系の全長を長く
しない方法としては、対物系に負レンズ系を付加した
り、接合レンズを分離したりする方法があるが、レンズ
枚数の増加や組立ての困難さ等が伴い、製造工程でのコ
スト高を招く要因となる。
来の方法は以下に示すような様々な問題を含むものであ
った。まず、上記の方法では、光学系の観察倍率を高
くすると、対物レンズ系の焦点距離が長くなるため、光
学系の全長が長くなってしまう。これでは、観察倍率の
異なる複数の光学系の全長を等しく構成することが不可
能になり、共通の機構部品を使用することができなくな
る。特に、光学系の成形部品が非共通なものとなると、
光学系毎に専用の部品を揃えなければならず、型代等大
きなコスト高の要因となる。又、複数の光学系夫々の全
長を等しく構成できないと、外観のデザインを変更しな
ければならない。例えば、光学系の低倍率時においてバ
ランスのとれたデザインに構成すると、高倍率時では対
物部が長くなり、全体のバランスが崩れてしまう。対物
レンズ系の焦点距離を長くしても、光学系の全長を長く
しない方法としては、対物系に負レンズ系を付加した
り、接合レンズを分離したりする方法があるが、レンズ
枚数の増加や組立ての困難さ等が伴い、製造工程でのコ
スト高を招く要因となる。
【0005】上記の方法では、一般に枚数の多い接眼
レンズ系を、夫々複数の光学系に対して専用に設計しな
ければならないため、治工具代等が嵩み、コスト高の要
因となる。又、光学系の観察倍率を高くするためには、
接眼レンズ系の焦点距離を短く構成しなければならず、
収差補正上の困難さが増加し、レンズ枚数が増えてコス
ト高を招く要因となる。接眼レンズ系の焦点距離を短く
すると、アイポイントが低い位置にくる傾向があるた
め、光学系の使い勝手が悪くなる。更に、接眼レンズ系
の焦点距離を変更するだけでは、一般に当該光学系相互
間の全長を一致させることは難しく、全長を無理に合わ
せると、光学系の性能の低下をきたし易く、この補正の
ためにはレンズ枚数を増やして対処する必要が生じる。
このためコスト高の要因となる光学系の成形部品等の調
整が必要になり、コスト高の要因となる。
レンズ系を、夫々複数の光学系に対して専用に設計しな
ければならないため、治工具代等が嵩み、コスト高の要
因となる。又、光学系の観察倍率を高くするためには、
接眼レンズ系の焦点距離を短く構成しなければならず、
収差補正上の困難さが増加し、レンズ枚数が増えてコス
ト高を招く要因となる。接眼レンズ系の焦点距離を短く
すると、アイポイントが低い位置にくる傾向があるた
め、光学系の使い勝手が悪くなる。更に、接眼レンズ系
の焦点距離を変更するだけでは、一般に当該光学系相互
間の全長を一致させることは難しく、全長を無理に合わ
せると、光学系の性能の低下をきたし易く、この補正の
ためにはレンズ枚数を増やして対処する必要が生じる。
このためコスト高の要因となる光学系の成形部品等の調
整が必要になり、コスト高の要因となる。
【0006】上記の方法では、光学系の設計の自由度
は高くなり、その性能を向上させ易くなる。しかし、全
てのレンズ部品は夫々の光学系専用に設計されるため、
治工具代等によるコスト高を招く。又、機械部品を光学
系間で共通して使用するため、かかる光学系の全長を夫
々等しく構成しようとすると、高倍率なレンズ系程接眼
レンズ系の焦点距離を短くする必要が生じ、収差補正
上、レンズ枚数が増えコスト高になったり、アイポイン
トの位置が低くなる傾向になり、光学系の使い勝手が悪
くなる。
は高くなり、その性能を向上させ易くなる。しかし、全
てのレンズ部品は夫々の光学系専用に設計されるため、
治工具代等によるコスト高を招く。又、機械部品を光学
系間で共通して使用するため、かかる光学系の全長を夫
々等しく構成しようとすると、高倍率なレンズ系程接眼
レンズ系の焦点距離を短くする必要が生じ、収差補正
上、レンズ枚数が増えコスト高になったり、アイポイン
トの位置が低くなる傾向になり、光学系の使い勝手が悪
くなる。
【0007】そこで、本発明は、上記のような従来技術
の有する問題点に鑑みなされたもので、観察倍率の異な
る(従って、対物レンズ系及び接眼レンズ系の焦点距離
が異なる)複数のプリズム望遠鏡光学系において、夫々
の光学系に備えられている像反転プリズム系の構成を工
夫することにより前記複数の光学系の全長を等しく構成
した光学系を提供することを目的とする。
の有する問題点に鑑みなされたもので、観察倍率の異な
る(従って、対物レンズ系及び接眼レンズ系の焦点距離
が異なる)複数のプリズム望遠鏡光学系において、夫々
の光学系に備えられている像反転プリズム系の構成を工
夫することにより前記複数の光学系の全長を等しく構成
した光学系を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するため、本発明のプリズム望遠鏡光学系は、対物レン
ズ系と、像反転プリズム光学系と、接眼レンズ系とを備
えた観察倍率の異なる複数の光学系において、これら複
数の光学系に夫々備えられている像反転プリズム光学系
の屈折率を夫々異なった値に設定することにより前記複
数の光学系の全長が夫々ほぼ等しくなるように構成した
ことを特徴とする。又、本発明の光学系は、対物レンズ
系と、像反転プリズム光学系と、接眼レンズ系とを備え
た観察倍率の異なる複数の光学系において、これら複数
の光学系に夫々備えられている像反転プリズム光学系の
長さ及び屈折率を夫々異なった値に設定することにより
前記複数の光学系の全長が夫々ほぼ等しくなるように構
成したことを特徴とする。更に、対物レンズ系と、像反
転プリズム光学系と、接眼レンズ系とを備えた観察倍率
の異なる複数の光学系において、これら複数の光学系に
夫々備えられている像反転プリズム光学系を構成するプ
リズムの一方を中空のミラープリズム,他方を適切な屈
折率を有するガラスプリズムにより形成することにより
前記複数の光学系の全長が夫々等しくなるように構成し
たことも本発明の光学系の特徴である。
するため、本発明のプリズム望遠鏡光学系は、対物レン
ズ系と、像反転プリズム光学系と、接眼レンズ系とを備
えた観察倍率の異なる複数の光学系において、これら複
数の光学系に夫々備えられている像反転プリズム光学系
の屈折率を夫々異なった値に設定することにより前記複
数の光学系の全長が夫々ほぼ等しくなるように構成した
ことを特徴とする。又、本発明の光学系は、対物レンズ
系と、像反転プリズム光学系と、接眼レンズ系とを備え
た観察倍率の異なる複数の光学系において、これら複数
の光学系に夫々備えられている像反転プリズム光学系の
長さ及び屈折率を夫々異なった値に設定することにより
前記複数の光学系の全長が夫々ほぼ等しくなるように構
成したことを特徴とする。更に、対物レンズ系と、像反
転プリズム光学系と、接眼レンズ系とを備えた観察倍率
の異なる複数の光学系において、これら複数の光学系に
夫々備えられている像反転プリズム光学系を構成するプ
リズムの一方を中空のミラープリズム,他方を適切な屈
折率を有するガラスプリズムにより形成することにより
前記複数の光学系の全長が夫々等しくなるように構成し
たことも本発明の光学系の特徴である。
【0009】従って、本発明によれば、観察倍率の異な
る複数の光学系であっても、像反転のプリズム光学系の
構成を工夫して光学系の全長を一定の長さに構成でき
る。従って、機械部品を前記光学系相互間で共通に使用
可能になり、共通のデザインとすることができる。又、
光学系の構成部品を一部共通に使用することができるよ
うになるため、治工具費を低減させることができ、当該
光学系の製造工程におけるコストの低減を図ることがで
きる。更に、接眼レンズ系の焦点距離を最適に設定する
ことができるため、アイポイントの位置が低くなること
もなく、使い勝手の良いプリズム望遠鏡光学系が実現で
きる。
る複数の光学系であっても、像反転のプリズム光学系の
構成を工夫して光学系の全長を一定の長さに構成でき
る。従って、機械部品を前記光学系相互間で共通に使用
可能になり、共通のデザインとすることができる。又、
光学系の構成部品を一部共通に使用することができるよ
うになるため、治工具費を低減させることができ、当該
光学系の製造工程におけるコストの低減を図ることがで
きる。更に、接眼レンズ系の焦点距離を最適に設定する
ことができるため、アイポイントの位置が低くなること
もなく、使い勝手の良いプリズム望遠鏡光学系が実現で
きる。
【0010】本発明の光学系における像反転プリズム光
学系は、対物レンズ系により結像する像を上下左右の方
向に反転させるために設けられたものであり、ポロプリ
ズムタイプ,ダハプリズムタイプ等を用いることができ
る。又、内部をガラスで満たしたガラスプリズムや、内
部を空気で満たしたミラープリズム等を用いてもよい。
尚、ミラープリズムは、プリズムの反射面の位置にミラ
ーを配置してプリズムと同様な形に構成されたもので、
その内部は空気でのみであるため、この屈折率は1であ
る。
学系は、対物レンズ系により結像する像を上下左右の方
向に反転させるために設けられたものであり、ポロプリ
ズムタイプ,ダハプリズムタイプ等を用いることができ
る。又、内部をガラスで満たしたガラスプリズムや、内
部を空気で満たしたミラープリズム等を用いてもよい。
尚、ミラープリズムは、プリズムの反射面の位置にミラ
ーを配置してプリズムと同様な形に構成されたもので、
その内部は空気でのみであるため、この屈折率は1であ
る。
【0011】図13に基づきプリズムの作用について説
明する。同図(a)は焦点距離(f 1 )の長い対物レン
ズOB1 の作用を示した図,同図(b)は焦点距離(f
2 )の短い対物レンズOB2 の作用を示した図である。
同図(b)のように、ガラス部材4が光路中に配置され
ている場合、ガラス部材4が配置されている場合と比べ
て、光線が屈折するため、光軸LC と交わる位置は対物
レンズOB2 から遠くなる。従って、ガラス部材4の長
さと屈折率を適切に選定すれば、図13(b)に示した
焦点距離の短い対物レンズOB2 と同図(a)に示した
焦点距離の長い対物レンズOB1 との像の結像位置を等
しく設定することが可能になる。
明する。同図(a)は焦点距離(f 1 )の長い対物レン
ズOB1 の作用を示した図,同図(b)は焦点距離(f
2 )の短い対物レンズOB2 の作用を示した図である。
同図(b)のように、ガラス部材4が光路中に配置され
ている場合、ガラス部材4が配置されている場合と比べ
て、光線が屈折するため、光軸LC と交わる位置は対物
レンズOB2 から遠くなる。従って、ガラス部材4の長
さと屈折率を適切に選定すれば、図13(b)に示した
焦点距離の短い対物レンズOB2 と同図(a)に示した
焦点距離の長い対物レンズOB1 との像の結像位置を等
しく設定することが可能になる。
【0012】空気の屈折率は1であるから、この空気で
あった部分に屈折率n,長さLのガラス部材(プラスチ
ック部材でも可)を配置すると、対物レンズから像まで
の距離は(n−1)Lだけ長くなる。図13では、二つ
の対物レンズの光路のうち一方にのみガラス部材を配置
した状態を示しているが、双方の光路中にガラス部材を
配置した場合には、同図(a),(b)の双方におい
て、対物レンズから像の位置までの距離が延びることに
なる。従って、焦点距離が長い対物レンズと短い対物レ
ンズとのレンズ面から結像位置までの距離の差は、焦点
距離が短い対物レンズの光路中に挿入するガラス部材
(プリズム)の屈折率をn,長さをL、焦点距離が長い
対物レンズの光路中に挿入するガラス部材(プリズム)
の屈折率をn’長さをL’とすると、 (n−1)L−(n’−1)L’ となる。上記二つのガラス部材の長さが等しいとすると
L=L’であるから、上記二つの対物レンズから像位置
までの距離の差は、(n−n’)Lとなる。従って、焦
点距離が短い対物レンズの光路中に挿入するプリズムの
屈折率を大きくすれば、焦点距離が短い対物レンズの光
路の方が対物レンズから像位置までの距離の延びが大き
くなるため、両対物レンズによる結像位置を一致させる
ことができる。
あった部分に屈折率n,長さLのガラス部材(プラスチ
ック部材でも可)を配置すると、対物レンズから像まで
の距離は(n−1)Lだけ長くなる。図13では、二つ
の対物レンズの光路のうち一方にのみガラス部材を配置
した状態を示しているが、双方の光路中にガラス部材を
配置した場合には、同図(a),(b)の双方におい
て、対物レンズから像の位置までの距離が延びることに
なる。従って、焦点距離が長い対物レンズと短い対物レ
ンズとのレンズ面から結像位置までの距離の差は、焦点
距離が短い対物レンズの光路中に挿入するガラス部材
(プリズム)の屈折率をn,長さをL、焦点距離が長い
対物レンズの光路中に挿入するガラス部材(プリズム)
の屈折率をn’長さをL’とすると、 (n−1)L−(n’−1)L’ となる。上記二つのガラス部材の長さが等しいとすると
L=L’であるから、上記二つの対物レンズから像位置
までの距離の差は、(n−n’)Lとなる。従って、焦
点距離が短い対物レンズの光路中に挿入するプリズムの
屈折率を大きくすれば、焦点距離が短い対物レンズの光
路の方が対物レンズから像位置までの距離の延びが大き
くなるため、両対物レンズによる結像位置を一致させる
ことができる。
【0013】ここで、仮に、接眼レンズ系が共通で低倍
率及び高倍率の複数のプリズム望遠鏡光学系を考えたと
き、プリズムの長さ,屈折率が共通であるとすると、低
倍率では対物レンズ系の焦点距離が短く、よって必然的
に、対物レンズ系の第一面より結像位置までの距離も短
く、一方、高倍率では対物レンズ系の焦点距離が長く、
よって必然的に、対物レンズ系の第一面より結像位置ま
での距離が長いため、低倍率では当該光学系の全長が短
く、高倍率ではその全長が長くなってしまう。
率及び高倍率の複数のプリズム望遠鏡光学系を考えたと
き、プリズムの長さ,屈折率が共通であるとすると、低
倍率では対物レンズ系の焦点距離が短く、よって必然的
に、対物レンズ系の第一面より結像位置までの距離も短
く、一方、高倍率では対物レンズ系の焦点距離が長く、
よって必然的に、対物レンズ系の第一面より結像位置ま
での距離が長いため、低倍率では当該光学系の全長が短
く、高倍率ではその全長が長くなってしまう。
【0014】そこで、低倍率の光学系では、屈折率の高
いガラス材によりプリズムを形成して結像位置までの距
離を延ばし、高倍率の光学系では、屈折率の低いガラス
材又はミラーのみでプリズムを形成して結像位置までの
距離をあまり延ばさなければ、対物レンズ系の第一面よ
り結像位置までの距離を観察倍率の異なる複数のプリズ
ム望遠鏡光学系間で一致させることができる。又、プリ
ズムの長さ及び屈折率を夫々適切に選択することによ
り、低倍率の光学系,高倍率の光学系の双方において、
プリズムの光軸上の長さを同一に設定することも可能で
ある。このように構成することで、プリズムの形状は全
く同一で、プリズムの屈折率のみ変更することにより、
低倍率の光学系にも高倍率の光学系にも適用可能になる
ため、機械的な寸法の変更は必要ない。
いガラス材によりプリズムを形成して結像位置までの距
離を延ばし、高倍率の光学系では、屈折率の低いガラス
材又はミラーのみでプリズムを形成して結像位置までの
距離をあまり延ばさなければ、対物レンズ系の第一面よ
り結像位置までの距離を観察倍率の異なる複数のプリズ
ム望遠鏡光学系間で一致させることができる。又、プリ
ズムの長さ及び屈折率を夫々適切に選択することによ
り、低倍率の光学系,高倍率の光学系の双方において、
プリズムの光軸上の長さを同一に設定することも可能で
ある。このように構成することで、プリズムの形状は全
く同一で、プリズムの屈折率のみ変更することにより、
低倍率の光学系にも高倍率の光学系にも適用可能になる
ため、機械的な寸法の変更は必要ない。
【0015】又、高倍率の光学系は、プリズムとして必
要な最小限の光軸上の長さ(対物系のFナンバーやプリ
ズムの形状等により異なる)及び適切な屈折率に設定
し、低倍率の光学系では、高倍率の光学系と同等な長さ
の全長になるように、プリズムを適切な長さ及び屈折率
に設定すれば、このプリズムの形状(長さ)は、低倍率
の光学系と高倍率の光学系とでは異なるが、光学系の全
長は双方とも、ガラスプリズムとしては最小に設定でき
る。一方で、光学系の全長はさほど小さくはならない
が、低倍率の光学系と高倍率の光学系との倍率差を大き
くすることも可能である。一方、高倍率の光学系では、
ミラープリズムを使用してこの内部を空気で満たし、低
倍率の光学系では、高倍率の光学系と同等な長さの全長
になるように、プリズムを適切な長さ及び屈折率に設定
しても、この全長を最小に設定することができる。又、
光学系の全長はさほど小さくはならないが、この方法に
よって低倍率の光学系と高倍率の光学系との倍率差をよ
り大きくすることも可能である。
要な最小限の光軸上の長さ(対物系のFナンバーやプリ
ズムの形状等により異なる)及び適切な屈折率に設定
し、低倍率の光学系では、高倍率の光学系と同等な長さ
の全長になるように、プリズムを適切な長さ及び屈折率
に設定すれば、このプリズムの形状(長さ)は、低倍率
の光学系と高倍率の光学系とでは異なるが、光学系の全
長は双方とも、ガラスプリズムとしては最小に設定でき
る。一方で、光学系の全長はさほど小さくはならない
が、低倍率の光学系と高倍率の光学系との倍率差を大き
くすることも可能である。一方、高倍率の光学系では、
ミラープリズムを使用してこの内部を空気で満たし、低
倍率の光学系では、高倍率の光学系と同等な長さの全長
になるように、プリズムを適切な長さ及び屈折率に設定
しても、この全長を最小に設定することができる。又、
光学系の全長はさほど小さくはならないが、この方法に
よって低倍率の光学系と高倍率の光学系との倍率差をよ
り大きくすることも可能である。
【0016】プリズムをガラス部材により形成する場合
において、低倍率の光学系及び高倍率の光学系でのガラ
ス材料の条件について説明する。光学系相互間の観察倍
率をどの程度(例えば、7倍と8倍,7倍と9倍という
ように)に設定するかにより、材料の条件は当然異な
る。一般に、低倍率の光学系においては、できる限りプ
リズムの屈折率を高く設定した方が、短いガラスプリズ
ムによって光学系の全長の長さを調整することができる
ため、好都合である。一方、高倍率の光学系において
は、できる限りプリズムの屈折率が低い方が、長いガラ
スプリズムによって光学系の全長の長さを調整すること
ができるため、好都合である。従って、屈折率の差は、 |ndL−ndH|>0.05 ・・・・(1) 程度が適切である。但し、ndLは低倍率の光学系に使用
されるプリズム材料のd−lineの屈折率,ndHは高
倍率の光学系に使用されるプリズム材料のd−line
の屈折率を夫々示している。又、ndL及びndHのとる値
が上記条件式(1)を満たす範囲から逸脱すると、低倍
率の光学系及び高倍率の光学系とのプリズム屈折率の差
が不足して、複数の光学系の全長を夫々一致させるため
に、プリズムの長さが長くなりすぎて、光学系のコンパ
クト化が実現できないばかりでなく、色収差の発生も大
きくなってしまう。又、光学系の体積が増加し、重量も
大きくなって、プリズム材料費もかさむことになる。
において、低倍率の光学系及び高倍率の光学系でのガラ
ス材料の条件について説明する。光学系相互間の観察倍
率をどの程度(例えば、7倍と8倍,7倍と9倍という
ように)に設定するかにより、材料の条件は当然異な
る。一般に、低倍率の光学系においては、できる限りプ
リズムの屈折率を高く設定した方が、短いガラスプリズ
ムによって光学系の全長の長さを調整することができる
ため、好都合である。一方、高倍率の光学系において
は、できる限りプリズムの屈折率が低い方が、長いガラ
スプリズムによって光学系の全長の長さを調整すること
ができるため、好都合である。従って、屈折率の差は、 |ndL−ndH|>0.05 ・・・・(1) 程度が適切である。但し、ndLは低倍率の光学系に使用
されるプリズム材料のd−lineの屈折率,ndHは高
倍率の光学系に使用されるプリズム材料のd−line
の屈折率を夫々示している。又、ndL及びndHのとる値
が上記条件式(1)を満たす範囲から逸脱すると、低倍
率の光学系及び高倍率の光学系とのプリズム屈折率の差
が不足して、複数の光学系の全長を夫々一致させるため
に、プリズムの長さが長くなりすぎて、光学系のコンパ
クト化が実現できないばかりでなく、色収差の発生も大
きくなってしまう。又、光学系の体積が増加し、重量も
大きくなって、プリズム材料費もかさむことになる。
【0017】又、光学系の光軸上の色収差,倍率の色収
差等を適性に補正するために、アッベ数νd を、 νd =(nd −1)/(nf −nc ) (但し、nd はプリズム材料のd−lineの屈折率,
nf はプリズム材料のf−lineの屈折率,nc はプ
リズム材料のc−lineの屈折率である)とすると、
アッベ数の差は、 |νdL−νdH|<35 ・・・(2) 程度が適切である。但し、νdLは低倍率の光学系におい
て使用されるプリズム材料のアッベ数 ,νdHは高倍率
の光学系において使用されるプリズム部材のアッベ数を
夫々示している。上記νdL及びνdHのとる値が上記条件
式(2)を満たす範囲から逸脱すると、光学系の接眼レ
ンズ系及び対物レンズ系を低倍率の光学系及び高倍率の
光学系に対して夫々専用に設計しても、色収差を補正し
きれなくなる。
差等を適性に補正するために、アッベ数νd を、 νd =(nd −1)/(nf −nc ) (但し、nd はプリズム材料のd−lineの屈折率,
nf はプリズム材料のf−lineの屈折率,nc はプ
リズム材料のc−lineの屈折率である)とすると、
アッベ数の差は、 |νdL−νdH|<35 ・・・(2) 程度が適切である。但し、νdLは低倍率の光学系におい
て使用されるプリズム材料のアッベ数 ,νdHは高倍率
の光学系において使用されるプリズム部材のアッベ数を
夫々示している。上記νdL及びνdHのとる値が上記条件
式(2)を満たす範囲から逸脱すると、光学系の接眼レ
ンズ系及び対物レンズ系を低倍率の光学系及び高倍率の
光学系に対して夫々専用に設計しても、色収差を補正し
きれなくなる。
【0018】
【実施例】以下、図示した実施例に基づき本発明を説明
する。第一実施例 図1は、本実施例にかかるプリズム望遠鏡光学系(観察
倍率7倍)の構成を示す光軸に沿う断面図であり、図2
は図1に示した光学系の収差図であり、(a)は球面収
差,(b)は非点収差,(c)は倍率の色収差を夫々示
している。又、図3は、本実施例にかかるプリズム望遠
鏡光学系(観察倍率9倍)の構成を示す光軸に沿う断面
図であり、図4は、図3に示した光学系の収差曲線図で
あり、(a)は球面収差,(b)は非点収差,(c)は
倍率の色収差を夫々示している。図1に示した光学系
は、観察倍率が7倍のプリズム望遠鏡光学系であり、図
示しない物体側から順に、対物レンズ系11と、像反転
プリズム光学系12と、接眼レンズ系13とが配置され
て構成さている。又、14はアイポイント、LC は光軸
である。又、図3に示した光学系は、観察倍率が9倍の
プリズム望遠鏡光学系であり、図示しない物体側から順
に、対物レンズ系15と、像反転プリズム系16と、接
眼レンズ系13とが配置されて構成されている。本実施
例では、二つの光学系において、プリズムの長さを共通
とし、屈折率のみを変えて全長をほぼ等しく構成した例
を示している。
する。第一実施例 図1は、本実施例にかかるプリズム望遠鏡光学系(観察
倍率7倍)の構成を示す光軸に沿う断面図であり、図2
は図1に示した光学系の収差図であり、(a)は球面収
差,(b)は非点収差,(c)は倍率の色収差を夫々示
している。又、図3は、本実施例にかかるプリズム望遠
鏡光学系(観察倍率9倍)の構成を示す光軸に沿う断面
図であり、図4は、図3に示した光学系の収差曲線図で
あり、(a)は球面収差,(b)は非点収差,(c)は
倍率の色収差を夫々示している。図1に示した光学系
は、観察倍率が7倍のプリズム望遠鏡光学系であり、図
示しない物体側から順に、対物レンズ系11と、像反転
プリズム光学系12と、接眼レンズ系13とが配置され
て構成さている。又、14はアイポイント、LC は光軸
である。又、図3に示した光学系は、観察倍率が9倍の
プリズム望遠鏡光学系であり、図示しない物体側から順
に、対物レンズ系15と、像反転プリズム系16と、接
眼レンズ系13とが配置されて構成されている。本実施
例では、二つの光学系において、プリズムの長さを共通
とし、屈折率のみを変えて全長をほぼ等しく構成した例
を示している。
【0019】以下、本実施例にかかる光学系のレンズの
数値データを示す。 〔図1に示したプリズム望遠鏡光学系〕 対物レンズ系の焦点距離fOB=79.45, 接眼レンズ系の焦点距離fOC=11.35, 倍率B=7.00,入射瞳径φ=20.0,みかけの視
界2w=48.82,接眼レンズ系の最終レンズ面から
アイポンイトまでの距離EP=11.0,無限遠物点に
合焦(近軸像面を−1m-1に設定)したときの光学系の
全長Σd=142.1755
数値データを示す。 〔図1に示したプリズム望遠鏡光学系〕 対物レンズ系の焦点距離fOB=79.45, 接眼レンズ系の焦点距離fOC=11.35, 倍率B=7.00,入射瞳径φ=20.0,みかけの視
界2w=48.82,接眼レンズ系の最終レンズ面から
アイポンイトまでの距離EP=11.0,無限遠物点に
合焦(近軸像面を−1m-1に設定)したときの光学系の
全長Σd=142.1755
【0020】(以下、対物レンズ系) r1 =43.084 d1 =4.2 n1 =1.50997 ν1 =62.10 r2 =-37.5023 d2 =1.5 n2 =1.62606 ν2 =39.21 r3 =-159.9508 d3 =15.7954 (以下、像反転プリズム系) r4 =∞ d4 =45.915 n4 =1.88300 ν4 =40.78 r5 =∞ d5 =1.9 r6 =∞ d6 =45.915 n6 =1.88300 ν6 =40.78 r7 =∞ d7 =15.50 (以下、接眼レンズ系) r8 =279.7727 d8 =1.2 n8 =1.78470 ν8 =26.30 r9 =11.1726 d9 =6.0 n9 =1.58313 ν9 =59.38 r10=-13.7884 d10=0.25 r11=13.6542 d11=4.0 n9 =1.58913 ν9 =61.18 r12=-37.7519
【0021】〔図3に示したプリズム望遠鏡光学系〕 fOB=90.80,fOC=11.35,B=8.00,
φ=20.0,2w=48.82,EP=11.0,Σ
d=142.2226
φ=20.0,2w=48.82,EP=11.0,Σ
d=142.2226
【0022】(以下、対物レンズ系) r1 =53.287 d1 =4.2 n1 =1.51633 ν1 =64.15 r2 =-40.6379 d2 =1.5 n2 =1.62045 ν2 =38.12 r3 =-157.1044 d3 =15.8426 (以下、像反転プリズム系) r4 =∞ d4 =45.915 n4 =1.52310 ν4 =50.84 r5 =∞ d5 =1.9 r6 =∞ d6 =45.915 n6 =1.52310 ν6 =50.84 r7 =∞ d7 =15.5 (以下、接眼レンズ系) r8 =279.7727 d8 =1.2 n8 =1.78470 ν8 =26.30 r9 =11.1726 d9 =6.0 n9 =1.58313 ν9 =59.38 r10=-13.7884 d10=0.25 r11=13.6542 d11=4.0 n9 =1.58913 ν9 =61.18 r12=-37.7519
【0023】第二実施例 図5は、本実施例にかかるプリズム望遠鏡光学系(観察
倍率7倍)の構成を示す光軸に沿う断面図であり、図6
は図5に示した光学系の収差図であり、(a)は球面収
差,(b)は非点収差,(c)は倍率の色収差を夫々示
している。又、図7は、本実施例にかかるプリズム望遠
鏡光学系(観察倍率8倍)の構成を示す光軸に沿う断面
図であり、図8は、図7に示した光学系の収差曲線図で
あり、(a)は球面収差,(b)は非点収差,(c)は
倍率の色収差を夫々示している。図5に示した光学系
は、観察倍率が7倍のプリズム望遠鏡光学系であり、図
示しない物体側から順に、対物レンズ系17と、像反転
プリズム光学系18と、接眼レンズ系13とが配置され
て構成さている。又、14はアイポイント、LC は光軸
である。又、図7に示した光学系は、観察倍率が8倍の
プリズム望遠鏡光学系であり、図示しない物体側から順
に、対物レンズ系19と、像反転プリズム系20と、接
眼レンズ系13とが配置されて構成されている。本実施
例では、プリズムの長さ及び屈折率の双方を異なった値
に設定して、二つの光学系の全長をほぼ等しく構成した
例を示している。
倍率7倍)の構成を示す光軸に沿う断面図であり、図6
は図5に示した光学系の収差図であり、(a)は球面収
差,(b)は非点収差,(c)は倍率の色収差を夫々示
している。又、図7は、本実施例にかかるプリズム望遠
鏡光学系(観察倍率8倍)の構成を示す光軸に沿う断面
図であり、図8は、図7に示した光学系の収差曲線図で
あり、(a)は球面収差,(b)は非点収差,(c)は
倍率の色収差を夫々示している。図5に示した光学系
は、観察倍率が7倍のプリズム望遠鏡光学系であり、図
示しない物体側から順に、対物レンズ系17と、像反転
プリズム光学系18と、接眼レンズ系13とが配置され
て構成さている。又、14はアイポイント、LC は光軸
である。又、図7に示した光学系は、観察倍率が8倍の
プリズム望遠鏡光学系であり、図示しない物体側から順
に、対物レンズ系19と、像反転プリズム系20と、接
眼レンズ系13とが配置されて構成されている。本実施
例では、プリズムの長さ及び屈折率の双方を異なった値
に設定して、二つの光学系の全長をほぼ等しく構成した
例を示している。
【0024】以下、本実施例にかかる光学系のレンズの
数値データを示す。 〔図5に示したプリズム望遠鏡光学系〕 fOB=79.45,fOC=11.35,B=7.00,
φ=20.0,2w=48.82,EP=11.0,Σ
d=140.2388
数値データを示す。 〔図5に示したプリズム望遠鏡光学系〕 fOB=79.45,fOC=11.35,B=7.00,
φ=20.0,2w=48.82,EP=11.0,Σ
d=140.2388
【0025】(以下、対物レンズ系) r1 =43.084 d1 =4.2 n1 =1.50977 ν1 =62.10 r2 =-37.5023 d2 =1.5 n2 =1.62606 ν2 =39.21 r3 =-159.9508 d3 =17.9887 (以下、像反転プリズム系) r4 =∞ d4 =43.85 n4 =1.88300 ν4 =40.78 r5 =∞ d5 =1.9 r6 =∞ d6 =43.85 n6 =1.88300 ν6 =40.78 r7 =∞ d7 =15.5 (以下、接眼レンズ系) r8 =279.7727 d8 =1.2 n8 =1.78470 ν8 =26.30 r9 =11.1726 d9 =6.0 n9 =1.58313 ν9 =59.38 r10=-13.7884 d10=0.25 r11=13.6542 d11=4.0 n9 =1.58913 ν9 =61.18 r12=-37.7519
【0026】〔図7に示したプリズム望遠鏡光学系〕 fOB=102.15,fOC=11.35,B=9.0
0,φ=20.0,2w=48.82,EP=11.
0,Σd=140.0772
0,φ=20.0,2w=48.82,EP=11.
0,Σd=140.0772
【0027】(以下、対物レンズ系) r1 =56.3555 d1 =4.2 n1 =1.51633 ν1 =64.15 r2 =-48.9783 d2 =1.5 n2 =1.64769 ν2 =33.80 r3 =-193.5531 d3 =52.5272 (以下、像反転プリズム系) r4 =∞ d4 =28.000 n4 =1.52310 ν4 =50.84 r5 =∞ d5 =1.9 r6 =∞ d6 =25.000 n6 =1.52310 ν6 =50.84 r7 =∞ d7 =15.5 (以下、接眼レンズ系) r8 =279.7727 d8 =1.2 n8 =1.78470 ν8 =26.30 r9 =11.1726 d9 =6.0 n9 =1.58313 ν9 =59.38 r10=-13.7884 d10=0.25 r11=13.6542 d11=4.0 n9 =1.58913 ν9 =61.18 r12=-37.7519
【0028】第三実施例 図9は、本実施例にかかるプリズム望遠鏡光学系(観察
倍率7倍)の構成を示す光軸に沿う断面図であり、図1
0は図9に示した光学系の収差図であり、(a)は球面
収差,(b)は非点収差,(c)は倍率の色収差を夫々
示している。又、図11は、本実施例にかかるプリズム
望遠鏡光学系(観察倍率10倍)の構成を示す光軸に沿
う断面図であり、図12は、図11に示した光学系の収
差曲線図であり、(a)は球面収差,(b)は非点収
差,(c)は倍率の色収差を夫々示している。図9に示
した光学系は、観察倍率が7倍のプリズム望遠鏡光学系
であり、図示しない物体側から順に、対物レンズ系21
と、像反転プリズム光学系22と、接眼レンズ系13と
が配置されて構成さている。又、14はアイポイント、
LC は光軸である。又、図7に示した光学系は、観察倍
率が10倍のプリズム望遠鏡光学系であり、図示しない
物体側から順に、対物レンズ系23と、像反転プリズム
系24と、接眼レンズ系13とが配置されて構成されて
いる。本実施例では、ミラープリズムを使用して二つの
光学系の全長をほぼ等しく構成した例を示している。
倍率7倍)の構成を示す光軸に沿う断面図であり、図1
0は図9に示した光学系の収差図であり、(a)は球面
収差,(b)は非点収差,(c)は倍率の色収差を夫々
示している。又、図11は、本実施例にかかるプリズム
望遠鏡光学系(観察倍率10倍)の構成を示す光軸に沿
う断面図であり、図12は、図11に示した光学系の収
差曲線図であり、(a)は球面収差,(b)は非点収
差,(c)は倍率の色収差を夫々示している。図9に示
した光学系は、観察倍率が7倍のプリズム望遠鏡光学系
であり、図示しない物体側から順に、対物レンズ系21
と、像反転プリズム光学系22と、接眼レンズ系13と
が配置されて構成さている。又、14はアイポイント、
LC は光軸である。又、図7に示した光学系は、観察倍
率が10倍のプリズム望遠鏡光学系であり、図示しない
物体側から順に、対物レンズ系23と、像反転プリズム
系24と、接眼レンズ系13とが配置されて構成されて
いる。本実施例では、ミラープリズムを使用して二つの
光学系の全長をほぼ等しく構成した例を示している。
【0029】以下、本実施例にかかる光学系のレンズの
数値データを示す。 〔図9に示したプリズム望遠鏡光学系〕 fOB=79.45,fOC=11.35,B=7.00,
φ=20.0,2w=48.82,EP=11.0,Σ
d=133.2473
数値データを示す。 〔図9に示したプリズム望遠鏡光学系〕 fOB=79.45,fOC=11.35,B=7.00,
φ=20.0,2w=48.82,EP=11.0,Σ
d=133.2473
【0030】(以下、対物レンズ系) r1 =43.084 d1 =4.2 n1 =1.50977 ν1 =62.10 r2 =-37.5023 d2 =1.5 n2 =1.62606 ν2 =39.21 r3 =-159.9508 d3 =26.2973 (以下、像反転プリズム系) r4 =∞ d4 =36.20 n4 =1.88300 ν4 =40.78 r5 =∞ d5 =1.9 r6 =∞ d6 =36.20 n6 =1.88300 ν6 =40.78 r7 =∞ d7 =15.5 (以下、接眼レンズ系) r8 =-73.0519 d8 =1.2 n8 =1.80518 ν8 =25.43 r9 =11.2293 d9 =6.0 n9 =1.69680 ν9 =55.53 r10=-14.378 d10=0.25 r11=14.2694 d11=4.0 n9 =1.58913 ν9 =61.18 r12=-42.6228
【0031】〔図11に示したプリズム望遠鏡光学系〕 fOB=113.50,fOC=11.35,B=10.0
0,φ=20.0,2w=48.82,EP=11.
0,Σd=133.1653
0,φ=20.0,2w=48.82,EP=11.
0,Σd=133.1653
【0032】(以下、対物レンズ系) r1 =57.8370 d1 =4.2 n1 =1.51633 ν1 =64.15 r2 =-57.2216 d2 =1.5 n2 =1.67270 ν2 =32.10 r3 =-255.9621 d3 =45.6152 (以下、像反転プリズム系(ミラー)) r4 =∞ d4 =28.000 r5 =∞ d5 =1.9 r6 =∞ d6 =25.000 r7 =∞ d7 =15.5 (以下、接眼レンズ系) r8 =-73.0519 d8 =1.2 n8 =1.80518 ν8 =25.43 r9 =11.2293 d9 =6.0 n9 =1.69680 ν9 =55.53 r10=-14.3780 d10=0.25 r11=14.2694 d11=4.0 n9 =1.58913 ν9 =61.18 r12=-42.6228
【0033】但し、上記各実施例中のr1 ,r2 ,・・
・・は各レンズ(又はプリズム)面の曲率半径、d1 ,
d2 ,・・・・は各レンズ(又はプリズム)面の間隔、
n1,n2 ,・・・・はレンズ(又はプリズム)の屈折
率、ν1 ,ν2 ,・・・・は各レンズ(又はプリズム)
のアッベ数である。尚、上記各実施例において示した光
学系の接眼レンズ系は共通のものとしたが、対物レンズ
系を共通としても、又、対物,接眼の何れのレンズ系を
非共通のものとしても、光学系の全長を夫々ほぼ等しく
構成することは可能である。
・・は各レンズ(又はプリズム)面の曲率半径、d1 ,
d2 ,・・・・は各レンズ(又はプリズム)面の間隔、
n1,n2 ,・・・・はレンズ(又はプリズム)の屈折
率、ν1 ,ν2 ,・・・・は各レンズ(又はプリズム)
のアッベ数である。尚、上記各実施例において示した光
学系の接眼レンズ系は共通のものとしたが、対物レンズ
系を共通としても、又、対物,接眼の何れのレンズ系を
非共通のものとしても、光学系の全長を夫々ほぼ等しく
構成することは可能である。
【0034】又、以上説明したように、本発明のプリズ
ム望遠鏡光学系では、以下に示すような構成も特徴とし
ている。即ち、 (1)対物レンズ系と、像反転プリズム光学系と、接眼
レンズ系とを備えた倍率の異なる複数の光学系におい
て、これら複数の光学系に備えられている接眼レンズ系
を共通にしたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか
に記載のプリズム望遠鏡光学系。 (2)対物レンズ系と、像反転プリズム光学系と、接眼
レンズ系をと備えた倍率の異なる複数の光学系におい
て、これら複数の光学系に備えられている対物レンズ系
を共通にしたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか
に記載のプリズム望遠鏡光学系。
ム望遠鏡光学系では、以下に示すような構成も特徴とし
ている。即ち、 (1)対物レンズ系と、像反転プリズム光学系と、接眼
レンズ系とを備えた倍率の異なる複数の光学系におい
て、これら複数の光学系に備えられている接眼レンズ系
を共通にしたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか
に記載のプリズム望遠鏡光学系。 (2)対物レンズ系と、像反転プリズム光学系と、接眼
レンズ系をと備えた倍率の異なる複数の光学系におい
て、これら複数の光学系に備えられている対物レンズ系
を共通にしたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか
に記載のプリズム望遠鏡光学系。
【0035】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、像反転
プリズム光学系の屈折率,長さを変更し、又はその像反
転プリズム光学系を構成するプリズムの一方を中空のミ
ラープリズムにより構成することにより、観察倍率の異
なる複数の光学系間においても、光学系の全長の長さを
夫々等しく構成することができるため、光学系相互間で
機械部品を共通に使用することができ、共通のデザイン
とすることにより最適なデザインを採用できるという利
点を有する。又、複数の光学系の全長を夫々ほぼ等しく
設定しても、レンズ系を一部共通に使用することができ
るため、治工具費を低減させることが可能になる。更
に、接眼レンズ系の焦点距離を適切に設定することによ
り、アンポイントの位置が低く設定されることなく、使
い勝手の良いプリズム望遠鏡光学系を実現することがで
きる。
プリズム光学系の屈折率,長さを変更し、又はその像反
転プリズム光学系を構成するプリズムの一方を中空のミ
ラープリズムにより構成することにより、観察倍率の異
なる複数の光学系間においても、光学系の全長の長さを
夫々等しく構成することができるため、光学系相互間で
機械部品を共通に使用することができ、共通のデザイン
とすることにより最適なデザインを採用できるという利
点を有する。又、複数の光学系の全長を夫々ほぼ等しく
設定しても、レンズ系を一部共通に使用することができ
るため、治工具費を低減させることが可能になる。更
に、接眼レンズ系の焦点距離を適切に設定することによ
り、アンポイントの位置が低く設定されることなく、使
い勝手の良いプリズム望遠鏡光学系を実現することがで
きる。
【図1】本発明の第一実施例にかかるプリズム望遠鏡光
学系の構成を示す光軸に沿う断面図である。
学系の構成を示す光軸に沿う断面図である。
【図2】図1に示した光学系の収差曲線図であり、
(a)は球面収差,(b)は非点収差,(c)は倍率の
色収差を夫々示す図である。
(a)は球面収差,(b)は非点収差,(c)は倍率の
色収差を夫々示す図である。
【図3】本発明の第一実施例にかかるプリズム望遠鏡光
学系の構成を示す光軸に沿う断面図である。
学系の構成を示す光軸に沿う断面図である。
【図4】図2に示した光学系の収差曲線図であり、
(a)は球面収差,(b)は非点収差,(c)は倍率の
色収差を夫々示す図である。
(a)は球面収差,(b)は非点収差,(c)は倍率の
色収差を夫々示す図である。
【図5】本発明の第二実施例にかかるプリズム望遠鏡光
学系の構成を示す光軸に沿う断面図である。
学系の構成を示す光軸に沿う断面図である。
【図6】図5に示した光学系の収差曲線図であり、
(a)は球面収差,(b)は非点収差,(c)は倍率の
色収差を夫々示す図である。
(a)は球面収差,(b)は非点収差,(c)は倍率の
色収差を夫々示す図である。
【図7】本発明の第二実施例にかかるプリズム望遠鏡光
学系の構成を示す光軸に沿う断面図である。
学系の構成を示す光軸に沿う断面図である。
【図8】図7に示した光学系の収差曲線図であり、
(a)は球面収差,(b)は非点収差,(c)は倍率の
色収差を夫々示す図である。
(a)は球面収差,(b)は非点収差,(c)は倍率の
色収差を夫々示す図である。
【図9】本発明の第三実施例にかかるプリズム望遠鏡光
学系の構成を示す光軸に沿う断面図である。
学系の構成を示す光軸に沿う断面図である。
【図10】図9に示した光学系の収差曲線図であり、
(a)は球面収差,(b)は非点収差,(c)は倍率の
色収差を夫々示す図である。
(a)は球面収差,(b)は非点収差,(c)は倍率の
色収差を夫々示す図である。
【図11】本発明の第三実施例にかかるプリズム望遠鏡
光学系の構成を示す光軸に沿う断面図である。
光学系の構成を示す光軸に沿う断面図である。
【図12】図11に示した光学系の収差曲線図であり、
(a)は球面収差,(b)は非点収差,(c)は倍率の
色収差を夫々示す図である。
(a)は球面収差,(b)は非点収差,(c)は倍率の
色収差を夫々示す図である。
【図13】プリズムの作用を説明するための図であり、
(a)は光学系の光路中にプリズムが配置されていない
状態を示す図,(b)は光学系の光路中にプリズムを配
置された状態を示す図である。
(a)は光学系の光路中にプリズムが配置されていない
状態を示す図,(b)は光学系の光路中にプリズムを配
置された状態を示す図である。
【図14】従来のプリズム望遠鏡の構成を示す概念図で
ある。
ある。
1,11,15,17,19,21,23 対物レンズ
系 2,12,16,18,20,22,24 像反転プリ
ズム光学系 3,13 接眼レンズ系 4 ガラス部材(プリズム) 14 アイポイント LC 光軸
系 2,12,16,18,20,22,24 像反転プリ
ズム光学系 3,13 接眼レンズ系 4 ガラス部材(プリズム) 14 アイポイント LC 光軸
Claims (3)
- 【請求項1】 対物レンズ系と、像反転プリズム光学系
と、接眼レンズ系とを備えた観察倍率の異なる複数の光
学系において、該複数の光学系に夫々備えられている像
反転プリズム光学系の屈折率を夫々異なった値に設定す
ることにより前記複数の光学系の全長が夫々ほぼ等しく
なるように構成したことを特徴とするプリズム望遠鏡光
学系。 - 【請求項2】 対物レンズ系と、像反転プリズム光学系
と、接眼レンズ系とを備えた観察倍率の異なる複数の光
学系において、該複数の光学系に夫々備えられている像
反転プリズム光学系の長さ及び屈折率を夫々異なった値
に設定することにより前記複数の光学系の全長が夫々ほ
ぼ等しくなるように構成したことを特徴とするプリズム
望遠鏡光学系。 - 【請求項3】 対物レンズ系と、像反転プリズム光学系
と、接眼レンズ系とを備えた観察倍率の異なる複数の光
学系において、該複数の光学系に夫々備えられている像
反転プリズム光学系を構成するプリズムの一方を中空の
ミラープリズム,他方を適切な屈折率を有するガラスプ
リズムにより形成することにより前記複数の光学系の全
長が夫々ほぼ等しくなるように構成したことを特徴とす
るプリズム望遠鏡光学系。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6119870A JPH07325256A (ja) | 1994-06-01 | 1994-06-01 | プリズム望遠鏡光学系 |
US08/458,063 US5598296A (en) | 1994-06-01 | 1995-06-01 | Prismatic telescope optical system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6119870A JPH07325256A (ja) | 1994-06-01 | 1994-06-01 | プリズム望遠鏡光学系 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07325256A true JPH07325256A (ja) | 1995-12-12 |
Family
ID=14772307
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6119870A Withdrawn JPH07325256A (ja) | 1994-06-01 | 1994-06-01 | プリズム望遠鏡光学系 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5598296A (ja) |
JP (1) | JPH07325256A (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3272656B2 (ja) * | 1998-01-06 | 2002-04-08 | 旭光学工業株式会社 | 観察光学機器の防振光学系 |
US5959770A (en) * | 1998-06-04 | 1999-09-28 | Bushnell Corporation | Telescope zoom lens assembly |
US6693749B2 (en) * | 2001-01-31 | 2004-02-17 | Raytheon Company | Low-observability, wide-field-of-view, situation awareness viewing device |
WO2011141887A2 (en) * | 2010-05-13 | 2011-11-17 | Uri Milman | Compact magnifying optical system with wide field of view |
DE102012200521A1 (de) * | 2012-01-13 | 2013-07-18 | Carl Zeiss Meditec Ag | Optisches System zur Abbildung eines Objekts |
WO2013111683A1 (ja) * | 2012-01-23 | 2013-08-01 | 株式会社ニコン | 望遠鏡光学系及び光学機器 |
Family Cites Families (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3064532A (en) * | 1960-03-02 | 1962-11-20 | Farrand Optical Co Inc | High speed optical system for telescopes |
AT335765B (de) * | 1973-02-06 | 1977-03-25 | Eumig | Reflexsucher |
US3918791A (en) * | 1974-10-18 | 1975-11-11 | Leupold & Stevens Inc | Flat field variable power rifle scope |
JPS5611427A (en) * | 1979-07-10 | 1981-02-04 | Canon Inc | Variable power afocal lens system |
US4497548A (en) * | 1980-12-05 | 1985-02-05 | Burris Company | Variable-power riflescope with range-compensating reticle and a field stop diaphram centered off the optical axis |
US4548481A (en) * | 1983-11-07 | 1985-10-22 | Nippon Kogaku K.K. | Variable magnification observation optical device |
US4906078A (en) * | 1987-08-12 | 1990-03-06 | Olympus Optical Co., Ltd. | Variable magnification viewfinder |
JPH0816765B2 (ja) * | 1989-07-10 | 1996-02-21 | オリンパス光学工業株式会社 | 変倍ファインダー光学系 |
US5144480A (en) * | 1990-10-22 | 1992-09-01 | Nikon Corporation | Keplerian zoom finder optical system |
JP2958110B2 (ja) * | 1990-11-30 | 1999-10-06 | 旭光学工業株式会社 | アフォーカル変倍光学系 |
GB2261744B (en) * | 1991-11-25 | 1996-07-03 | Asahi Optical Co Ltd | Variable power view finder with aspheric lens surfaces |
JPH05341187A (ja) * | 1992-04-10 | 1993-12-24 | Ricoh Co Ltd | 実像式変倍ファインダーおよび倍率遷移可能な実像式変倍ファインダー |
JPH05297274A (ja) * | 1992-04-16 | 1993-11-12 | Nikon Corp | ケプラー式ズームファインダー光学系 |
US5371626A (en) * | 1993-03-09 | 1994-12-06 | Benopcon, Inc. | Wide angle binocular system with variable power capability |
US5392084A (en) * | 1993-07-09 | 1995-02-21 | Olympus Optical Co., Ltd. | Variable magnification finder optical system |
-
1994
- 1994-06-01 JP JP6119870A patent/JPH07325256A/ja not_active Withdrawn
-
1995
- 1995-06-01 US US08/458,063 patent/US5598296A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5598296A (en) | 1997-01-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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