JPH07324315A - 高強度防護柵 - Google Patents

高強度防護柵

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JPH07324315A
JPH07324315A JP11936094A JP11936094A JPH07324315A JP H07324315 A JPH07324315 A JP H07324315A JP 11936094 A JP11936094 A JP 11936094A JP 11936094 A JP11936094 A JP 11936094A JP H07324315 A JPH07324315 A JP H07324315A
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JP
Japan
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rail
core material
high strength
cast
strength
Prior art date
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Pending
Application number
JP11936094A
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English (en)
Inventor
Masanobu Yoshida
全伸 吉田
Yasuo Odera
康雄 大寺
Hideaki Kido
英明 城戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YOSHIDA GOUSHI
Original Assignee
YOSHIDA GOUSHI
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Publication date
Application filed by YOSHIDA GOUSHI filed Critical YOSHIDA GOUSHI
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  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)
  • Bridges Or Land Bridges (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 造形性が高く、現実的なコストで作成できる
強度の高い欄干1を提供する。 【構成】 欄干1は、両端の親柱と、親柱の間に設けら
れる柵体3とからなり、柵体3は、所定間隔に橋梁Aに
固定されたポスト4、ポスト4の上側、中側、下側の固
定された上レール5、中レール6、下レール7から構成
される。これら、欄干1を構成する各部材は、基体とな
る鉄製の心材11と、この心材11の表面に鋳造技術に
よって形成されたアルミニウム合金製の鋳造被材12と
からなる。そして、欄干1の各部材は、内部が鉄製心材
11によって高い強度を発揮するとともに、表面の鋳造
被材12によって表面の模様を、木目や縄綱状など任意
に造形できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高い強度が要求される
防護柵に関するもので、特に車道と歩道との間に設置さ
れる防護柵や橋の欄干等に用いて好適な技術である。
【0002】
【従来の技術】例えば、車道と歩道との間に設置される
防護柵は、万が一、車道を走行中の自動車が歩道側へ進
入するような自体が生じた場合、歩道の人を自動車から
保護するために、高い強度が要求される。同様に、橋の
欄干(防護柵の一例)であっても、自動車が事故等によ
って車道からそれた場合に、自動車が橋から転落するの
を防ぐために、高い強度が要求される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】車道の防護柵や欄干等
は、一般に人目に触れるため、美観を呈する要求があ
る。そこで、防護柵を例えばアルミニウム鋳造して柵表
面の造形性を増し、柵の美観を向上することが考えられ
る。しかし、アルミニウム鋳造物など、鋳造容易な鋳造
物は、一般に強度が低いため、要求強度を満足する柵を
鋳造物で形成しようとすると、柵の各部の厚みを大変厚
くする必要が生じる。この結果、高い強度が要求される
防護柵を、鋳造物で形成すると、材料にかかる費用が大
変高くなり、現実的なコストで造形性の高い防護柵を作
成することは困難であった。このため、これまでは、鉄
など強度は高いが、造形性の低い材料で防護柵を形成せ
ざるを得なかった。
【0004】
【発明の目的】本発明は、上記の事情に鑑みてなされた
もので、その目的は、造形性が高く、現実的なコストで
作成できる高強度防護柵の提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の高強度防護柵
は、高い強度を有する芯材と、この芯材よりも融点が低
い金属材料よりなり、前記芯材の表面に鋳造成形された
鋳造被材とからなる技術的手段を採用した。
【0006】なお、本発明は、次の態様を採用しても良
い。芯材は、鉄よりなる。鋳造被材は、アルミニウムあ
るいはアルミニウム合金よりなる。
【0007】そして、芯材に鉄を採用することにより、
高い強度と経済性とを両立させることができる。また、
鋳造被材にアルミニウムあるいはアルミニウム合金を採
用することにより、溶融した湯が型内で流れ易く、高い
造形性を得ることができるとともに、鋳造被材の不良品
が形成される確率が防がれる。
【0008】
【発明の作用】上記構成よりなる高強度防護柵は、芯材
によって高い強度が得られ、表面に形成された鋳造被材
によって、自由な造形を得ることができる。つまり、本
発明の高強度防護柵は、芯材による高い強度と、表面の
鋳造被材による美観とを同時に得ることができる。
【0009】
【発明の効果】本発明の高強度防護柵は、芯材の表面の
鋳造被材によって高い造形性を得るとともに、強度は主
に芯材によって得る構造のものであるため、全部を鋳造
によって柵を得る場合に比較して、低いコストで作成で
きる。つまり、造形性に優れた高い強度の柵を低いコス
トで得ることができる。
【0010】
【実施例】次に、本発明の高強度防護柵を、欄干に用い
た実施例に基づき図面を用いて説明する。 〔実施例の構成〕図1ないし図8は本発明を適用した欄
干の各部の断面図を示す。本実施例の欄干1は、図2に
示すように、橋梁Aの車道Bの両側に設けられたもの
で、車道Bを走行する自動車が、万が一、車道Bからそ
れた場合、自動車が歩道Cへ進入するのを防ぐととも
に、自動車が橋梁Aから転落するのを防ぐために高い強
度を有するものである。なお、図2の符号Dは、人や自
転車等が橋梁Aから落下するのを防ぐ防護柵で、自動車
が衝突する可能性が小さいため、高い強度は要求されな
いものである。
【0011】欄干1は、図3に示すように、欄干1の両
端部に設けられる親柱2と、親柱2の間の柵体3から構
成される。また、柵体3は、橋梁Aに固定され、固定部
分から上方へ伸びる複数のポスト4、および各ポスト4
の間を上段、中段、下段の3段において連結する上レー
ル5、中レール6、下レール7から構成される。
【0012】親柱2は、欄干1の端部に位置するため、
車両の衝突を受けた場合に大きな衝撃荷重を受ける可能
性がある。このように、親柱2は、他の部材よりも高い
強度が要求されるため、ポスト4など他の部材よりも大
型に設けられている。親柱2は、図4に示すもので、略
角柱状の中空な柱で、橋梁Aに埋め込まれたアンカーボ
ルト8によって、橋梁Aに固定される。親柱2は、内部
が空洞で、親柱2の基体をなす鉄製の芯材11と、この
芯材11の表面(橋梁Aに固定される底部を除く)に鋳
造技術によって形成され、表面が木目が施された鋳造被
材12とからなる。なお、図4の符号13は、アンカー
ボルトの脱着操作のための窓、符号14は、橋銘板を取
り付ける凹部である。
【0013】ポスト4は、例えば2m間隔など、適度な
間隔(建設省規定による防護柵設置要項に合致する間
隔)で配置される支柱で、図1、図5、図6に示すよう
に、上述の親柱2よりやや小径な略角柱状の中空な柱
で、親柱2と同様、橋梁Aに埋め込まれたアンカーボル
ト(図示しない)によって、橋梁Aに固定される。この
ポスト4は、内部が空洞で、ポスト4の基体をなす鉄製
の芯材11と、この芯材11の表面(橋梁Aに固定され
る底部と、上レール5が固定される頂部を除く)に鋳造
技術によって形成され、表面が木目や縄綱状など任意の
形状に造形された鋳造被材12とからなる。
【0014】上レール5は、ポスト4の間隔に応じた長
さに予め設けられたもので、各ポスト4で連結されるも
のである。上レール5は、各ポスト4の頂部に固定され
て、欄干1の強度を高く保つために、中レール6および
下レール7よりも大型に設けられている。上レール5
は、図1、図5、図6に示すように、頂部に角部が位置
する五角柱状の中空な棒で、各ポスト4において、各ポ
スト4に固定されるとともに、他の上レール5とも連結
固定される。上レール5は、図7に示すように、内部が
空洞で、上レール5の基体をなす適度な厚み(要求強度
を満足する厚み)の鉄製の芯材11と、この芯材11の
表面に鋳造技術によって形成され、表面が木目や縄綱状
など任意の形状に造形された鋳造被材12とからなる。
なお、上レール5と上レール5との連結は、連結する上
レール5の端部の内部に中空の鉄製スリーブ15を挿通
して溶接やボルト等で固定する。さらに、上レール5の
端部の下部に鉄製プレート16を当て、このプレート1
6と上レール5とをボルト17によって固定する。
【0015】中レール6および下レール7は、上レール
5同様、ポスト4の間隔に応じた長さに予め設けられた
もので、各ポスト4で連結されるものである。中レール
6および下レール7は、各ポスト4の中程および下側に
固定されるもので、上述の上レール5よりも小型に設け
られている。中レール6および下レール7は、図1、図
5、図6に示すように、四角柱状の中空な棒で、各ポス
ト4において、各ポスト4に固定されるとともに、他の
中レール6および下レール7とも連結固定される。中レ
ール6および下レール7は、図8に示すように、内部が
空洞で、中レール6および下レール7の基体をなす適度
な厚み(要求強度を満足する厚み)鉄製の芯材11と、
この芯材11の表面に鋳造技術によって形成され、表面
が木目や縄綱状など任意の形状に造形された鋳造被材1
2とからなる。なお、中レール6と中レール6との連結
は、連結する中レール6の端部の内部に鉄製スリーブ1
5を挿通して溶接やボルト等で固定する。また、下レー
ル7と下レール7との連結は、連結する中レール6の端
部の内部に鉄製スリーブ15を挿通して溶接やボルト等
で固定し、さらに下レール7および下レール7の端部の
下部に鉄製プレート16を当て、このプレート16と下
レール7とをボルト17によって固定する。
【0016】また、上レール5、中レール6、下レール
7の端部は、図6に示すように、一端が塞がったキャッ
プ状に成形された上レール5、中レール6、下レール7
が接合されている。
【0017】次に、芯材11の表面に鋳造被材12を成
形する技術を述べる。まず、鉄によって、各部材の基材
となる芯材11を形成し、その表面に亜鉛メッキなど錆
止め処理を施す。次に、砂型内に芯材11を挿入する。
なお、砂型と芯材11との間は、鋳造被材12を形成す
る適切な間隔が開けられるとともに、砂型の表面には、
鋳造被材12の表面に木目や縄綱状など任意の形状を形
成するための模様が木型等によって予め形成されてい
る。次に、芯材11と砂型との間に、芯材11や砂型よ
りも融点の低いアルミニウム合金を溶かした高温の湯を
注入する。そして、注湯したアルミニウム合金が固まっ
た後、型を外すことにより、芯材11の表面に鋳造成形
された鋳造被材12が形成される。
【0018】〔実施例の作動〕本実施例の欄干1は、芯
材11の表面に鋳造技術によって形成された鋳造被材1
2によって、美しい木目模様など任意の造形が施されて
いる。このため、従来技術によって形成された欄干に比
較して、見る者に美観を呈する。また、万が一、車道B
を走行する自動車が欄干1に衝突した際、鉄製の芯材1
1によって、高い強度を発揮し、自動車の事故が歩道C
の人に影響を与えるのを防ぐことができるとともに、自
動車が橋梁Aから落下するのを防ぐことができる。
【0019】なお、芯材11と鋳造被材12とは、熱の
膨張係数が異なるため、芯材11と鋳造被材12との接
合部が離れる場合があるが、芯材11の表面には錆止め
処理が施されているため、構造上、長期に使用しても欄
干1は強度的にも外観的にも劣化しない。
【0020】〔実施例の効果〕本実施例の欄干1は、表
面の鋳造被材12によって高い造形性を得るが、強度は
主に芯材11によって得る構造のものであるため、全部
を鋳造によって欄干を得る場合に比較して、低いコスト
で作成できる。つまり、造形性に優れた高い強度の欄干
1を低いコストで得ることができる。
【0021】〔変形例〕上記の実施例では、防護柵の一
例として欄干を例に示したが、車両脇の柵(中央分離体
に設けられる柵や、歩道と車道との間の柵、あるいは公
園入口の車両止めなど、高い強度が要求される柵であれ
ば本発明を適用して用いることができる。上記の実施例
では、防護柵(欄干)の各部を全て本発明を適用した部
材で形成した例を示したが、主要部材のみに本発明を適
用して用いても良い。
【0022】鋳造被材の表面を木目な縄綱状に造形した
例を示したが、他の模様やモチーフ等を形成して用いて
も良い。芯材の材質として鉄を例に示したが、高い強度
を有する他の材料を用いて芯材を形成しても良い。ま
た、鋳造被材の材料としてアルミニウム合金を例に示し
たが、アルミニウムはもちろん、銅など他の材料を用い
て鋳造被材を形成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】欄干の断面図である。
【図2】橋梁の断面図である。
【図3】欄干の側面図である。
【図4】親柱の要部断面図である。
【図5】ポストにおける各レールの接合状態を示す説明
図である。
【図6】端部のポストに接合される各レールの説明図で
ある。
【図7】上レールの断面図である。
【図8】中レール、下レールの断面図である。
【符号の説明】
1 欄干(高強度防護柵) 2 親柱 4 ポスト 5 上レール 6 中レール 7 下レール 11 芯材 12 鋳造被材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高い強度を有する芯材と、 この芯材よりも融点が低い金属材料よりなり、前記芯材
    の表面に鋳造成形された鋳造被材とからなる高強度防護
    柵。
  2. 【請求項2】請求項1の高強度防護柵において、 前記芯材は、鉄よりなることを特徴とする高強度防護
    柵。
  3. 【請求項3】請求項1の高強度防護柵において、 前記鋳造被材は、アルミニウムあるいはアルミニウム合
    金よりなることを特徴とする高強度防護柵。
JP11936094A 1994-05-31 1994-05-31 高強度防護柵 Pending JPH07324315A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100740280B1 (ko) * 2006-05-19 2007-07-20 심승현 강화구조형이 구성된 가로등주 및 그 제조방법
KR101356110B1 (ko) * 2011-10-24 2014-01-28 주식회사 동호 도로를 따라 설치되는 가드레일 포스트 설치구조

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5123334B2 (ja) * 1971-10-16 1976-07-16
JPS6058620B2 (ja) * 1978-04-25 1985-12-20 日本電気株式会社 位相同期回路

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