JPH07324174A - 非水系着色樹脂分散液及びその製造方法 - Google Patents

非水系着色樹脂分散液及びその製造方法

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JPH07324174A
JPH07324174A JP6118314A JP11831494A JPH07324174A JP H07324174 A JPH07324174 A JP H07324174A JP 6118314 A JP6118314 A JP 6118314A JP 11831494 A JP11831494 A JP 11831494A JP H07324174 A JPH07324174 A JP H07324174A
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resin
aqueous
aqueous solvent
polymer
group
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JP6118314A
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English (en)
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Yasuo Yanagida
泰夫 柳田
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】非水系溶媒に不溶性の合成樹脂分子からなる第
一群と、エーテル基を含有する当該非水系溶媒には可溶
性の重合体分子からなる第二群とが、第一群の分子鎖と
第二群の分子鎖との間での縺れにより、相互侵入網目構
造を形成して一体となった縺鎖状樹脂微粒子として当該
非水系溶媒中に分散した、着色剤をも含有する非水系着
色樹脂分散液であって、当該非水系溶媒に分散した微粒
子の相互侵入網目構造のマトリックスの網目格子が当該
着色剤粒子の粒子直径よりも小さく、そのマトリックス
中に着色剤が物理的に捕捉されていることを特徴とする
非水系着色樹脂分散液。非水系溶媒に不溶性の合成樹脂
と、非水系溶媒に可溶性の重合体を形成しうるエーテル
基含有モノマー混合物と、非水系溶媒とを混合した後、
該モノマー混合物を共重合させて微粒子分散液を得る。 【効果】着色剤及び微粒子が安定に分散した分散液が得
られた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電潜像現像用液体現
像剤、塗料等に有用な非水系着色樹脂分散液及びその製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】非水系樹脂分散液は、顔料等の着色剤を
溶媒の中で安定に分散させるために用いられ、一般的に
は両親媒性樹脂が使われる。この両親媒性樹脂はビニル
重合体から導かれており、特にグラフト重合体が主に使
用されている。しかし、グラフト重合体の製造時に、比
較的多量に副生する非水系溶媒に可溶性のグラフト化さ
れていない重合体や不溶性の重合体が着色剤に対する分
散性を悪くするため、長期間の保存中に沈降が起こると
いう問題点があった。
【0003】また、静電潜像現像用液体現像剤、塗料等
に用いられている非水系樹脂分散液及びその製造方法に
ついては、これまで種々提案がなされている。例えば、
特公昭62−3859号公報に記載された電子写真用液
体現像剤のトナー粒子を形成する樹脂として天然樹脂変
性熱硬化性樹脂を長鎖アルキル基含有モノマー中で反応
させた樹脂が提案されている。しかしながら、これらの
非水系樹脂分散液は着色剤の分散安定性の改善としては
効果があるが、未だ、充分な分散安定性を有する非水系
樹脂分散液とはいえない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、着色剤に対する分散性を向上させることに
よって、高濃度に着色剤を含んでいても長時間の保存後
においても良好な分散安定性を保持し得る着色された非
水系樹脂分散液を提供すること及び着色非水系樹脂分散
液を簡便に生産性高く製造するための製造方法を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、次の発明を提供する。 (1)非水系溶媒に不溶性の合成樹脂分子からなる第一
群と、エーテル基を含有する当該非水系溶媒には可溶性
の重合体分子からなる第二群とが、第一群の分子鎖と第
二群の分子鎖との間での縺れにより、相互侵入網目構造
を形成して一体となった縺鎖状樹脂微粒子として当該非
水系溶媒中に分散した、着色剤をも含有する非水系着色
樹脂分散液であって、当該非水系溶媒に分散した微粒子
の相互侵入網目構造のマトリックスの網目格子が当該着
色剤粒子の粒子直径よりも小さく、そのマトリックス中
に着色剤が物理的に捕捉されていることを特徴とする非
水系着色樹脂分散液(以下、NADという。)。
【0006】(2)非水系溶媒に不溶性の合成樹脂
(A)と、当該非水系溶媒に可溶性となる重合体(B)
を形成しうるエーテル基含有モノマー混合物(C)と、
着色剤(D)とを含有する、当該混合物(C)が溶解し
た非水系媒体中で、当該混合物(C)を重合させて、当
該合成樹脂(A)と重合体(B)との分子鎖相互の縺れ
によって得られた一体となった縺鎖状樹脂の相互侵入網
目構造のマトリックス中に着色剤が物理的に捕捉され
た、当該樹脂(A)と当該重合体(B)からなる、着色
剤(D)をも含有する樹脂微粒子を前記非水系溶媒中に
分散させる、非水系着色樹脂分散液の製造方法。
【0007】本発明のNAD中に分散している粒子は、
非水系溶媒に不溶性の合成樹脂分子からなる第一群
と、当該非水系溶媒には可溶性のエーテル基を含有す
る重合体分子からなる第二群と、当該非水系溶媒に不
溶性の着色剤と、第二群の合成樹脂は溶解するが第一
群の樹脂は溶解しない非水系溶媒を必須構成成分として
形成されたものである。
【0008】本発明における「エーテル基」にはカルボ
ニル基に隣接するエーテル基は含まない。カルボニル基
に隣接するエーテル基は、それらカルボニル基とエーテ
ル基を併せてエステル基と呼ぶ。例えばエーテル基を含
有する重合体の一例として例示される、エーテル基を含
有する(メタ)アクリル酸エステル重合体は、カルボニ
ル基に隣接するしないエーテル基をエステル基と同時に
有しているものである。
【0009】本発明における非水系溶媒とは、水以外の
溶媒であり、かつ水へ対する溶解度が低いものを言う。
非水系溶媒として好ましいものは、例えば25℃におけ
る水への溶解度が0.05重量%以下のものである。
【0010】第一群に属する、非水系溶媒に不溶性の合
成樹脂とは、上記非水系溶媒には全く溶解しないか、溶
解したとしても極少量しか溶解しない合成樹脂を言う。
この第一群の合成樹脂として好ましいものは、例えば2
5℃における当該非水系溶媒への溶解度が1.0重量%
未満のものである。尚、この樹脂は、全ての非水系溶媒
に不溶性である必要はなく、最終的に得られる縺鎖状樹
脂微粒子を分散すべき非水系溶媒に不溶性であればよ
い。
【0011】第二群に属する、非水系溶媒に可溶性のエ
ーテル基を含有する重合体とは、上記非水系溶媒には溶
解する重合体を言う。この第二群の重合体として好まし
いものは、例えば25℃における当該非水系溶媒への溶
解度が99.0重量%以上のものである。尚、この重合
体は、全ての非水系溶媒に可溶性である必要はなく、最
終的に得られる縺鎖状樹脂微粒子を分散すべき非水系溶
媒に可溶性であればよい。
【0012】尚、これら構成成分〜の具体例等は後
述することにする。
【0013】次に、本発明のNAD中に分散している微
粒子の構造について説明する。第一群の合成樹脂分子と
第二群の重合体分子とは一体化して一つの微粒子となっ
ている。この微粒子は、第一群の分子鎖と第二群の分子
鎖との間での「縺(もつ)れ」により、相互侵入網目
(inter-penetration polymer network、以下、IPN
ということがある。)構造を形成して、これら合成樹脂
分子と重合体分子同志が一体となった、複合化された微
粒子である。
【0014】縺鎖状とは、上記した通り、第一群の合成
樹脂の分子鎖と第二群の重合体とが、縺れている状態を
表わしている。一旦、この様な分子鎖の縺れが出来る
と、溶媒との相互作用、分子間エネルギー等の関係で、
その縺れは容易には解けない。この現象は、合成樹脂や
重合体の分子鎖が二次元の線状であっても、前記二次元
の線状分子鎖間が架橋された三次元網目状であっても発
現する。但し、第一群の合成樹脂、第二群の重合体の少
なくとも一方が、三次元網目状である場合には、第一群
と第二群の分子のいずれもが二次元線状である場合に比
べれば、遥かにその縺れは解けにくくなる傾向がある
し、それから得られる乾燥皮膜もより強靱で耐薬品性・
耐環境性に優れたものとなるので、好適である。
【0015】さて、本発明のNADの最大の特徴は、非
水系溶媒中に分散している微粒子が、前記「IPN構造
を形成し一体化した合成樹脂」により包含された着色剤
である点にある。よりわかり易く言うとすれば、非水系
溶媒の連続相中に、IPN構造を形成し一体化した合成
樹脂により包含された着色剤の微粒子が分散しているの
であり、当該微粒子は、合成樹脂のIPN構造のマトリ
ックスが着色剤を取り囲んでいる微粒子である。
【0016】また、「相互侵入網目」という技術用語か
らわかる通り、微粒子は、網目を有しており、その網目
格子の間は空隙となっている。前記IPN構造のマトリ
ックスに着色剤が取り囲まれており、物理的に捕捉され
た状態となっているが、このマトリックスの網目格子
は、着色剤の粒子直径よりも小さくなっているので、こ
の網目格子の中にある着色剤粒子は、この網目を通過し
て、微粒子の外には、出られない様になっている。その
一つの目安は、具体的には、着色剤の粒子直径をR1と
し、網目格子を形成する4辺の対角を結ぶ長いほうの対
角線をR2とした時、R1>R2の関係にあるというこ
とである。尚、着色剤の粒子直径R1については、後述
する。
【0017】また第一群の合成樹脂、第二群の重合体の
少なくとも一方が、三次元網目状である場合には、第一
群と第二群の分子のいずれもが二次元線状である場合に
比べれば、そのマトリックス構造から、遥かに着色剤が
微粒子外に出にくくなる傾向もある。
【0018】尚、上記した通り、第一群の合成樹脂と第
二群の重合体とが一体となって、非水系溶媒に分散され
ているが、後者は、微粒子を非水系溶媒に分散するのに
寄与し、前者は着色剤を非水系溶媒に分散するのに寄与
している。第一群の合成樹脂と第二群の重合体との非水
系溶媒への溶解度のバランスより、全体として微粒子が
非水系溶媒に溶解せずに分散している。
【0019】上記第一群に属する合成樹脂としては、例
えば溶解性パラメーター(以下、SPと言う。)9.0
以上のアクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アルキッド樹
脂、ウレタン樹脂等が挙げられ、これらが混合されてい
ることもある。
【0020】上記第二群に属するエーテル基を含有する
重合体としては、公知慣用のSP9.0未満の重合体が
挙げられるが、例えばSP9.0未満のエーテル基含有
アクリル樹脂であるのが好ましい。
【0021】樹脂微粒子の二つの合成樹脂群の組み合わ
せは、上記した溶解性パラメーターを基準にして、適宜
組み合わせることができるが、非水系溶媒に不溶性の合
成樹脂の溶解性パラメータ(SP1)と、非水系溶媒に
可溶性の重合体の溶解性パラメータ(SP2)の差(S
P1−SP2)が、0.2以上でできるだけ大きいこと
が好ましいが、上記第一群と第二群との組み合わせで
は、0.2〜3.0の範囲であることが、製造上の容易
性、不溶性樹脂と可溶性重合体との間の不連続な界面を
形成させるためには特に好ましい。
【0022】非水系溶媒に不溶性の合成樹脂と、非水系
溶媒に可溶性の重合体との重量割合は、通常10/90
〜80/20である。この範囲であると、分子鎖のもつ
れも充分に行われていると思われ、着色剤の分散安定性
も良好となるので好ましい。また、前記合成樹脂と重合
体の持つ優れた性質が相乗効果として発揮される乾燥皮
膜を得ることもできる。
【0023】非水系溶媒に不溶性の合成樹脂のガラス転
移温度をTg1とし、非水系溶媒に可溶性の重合体のガ
ラス転移温度をTg2とした時、Tg1>Tg2である
のが造膜性の点で好ましい。この様に設計すると、造膜
温度に勾配を付けることができ好ましく、例えば静電潜
像現像用液体現像剤等の用途では、基材への初期の定着
性が良好となる。
【0024】本発明の分散液中の微粒子の粒径は、着色
剤粒子よりも大きく、通常0.05を越えて10μm、
好ましくは0.1以上1.0μm未満(サブミクロンオ
ーダー)である。分散液中の微粒子の含有量は、通常不
揮発分換算で、30〜50重量%である。樹脂全体不揮
発分中の着色剤の含有量は、通常5〜50重量%、好ま
しくは10〜30重量%である。
【0025】本発明の分散液の状態は、非水系溶媒のひ
とつの連続相中に、IPN構造の一体化した合成樹脂の
微粒子と、着色剤の微粒子とが、一体化されずに、別々
に分散している状態とは明確に区別される。そして上記
した特異な微粒子構造が、高濃度に着色剤を含んでいて
も、長時間の保存後においても良好な分散安定性を保持
できるという、本発明の効果を発現するのに大きく寄与
している。
【0026】本発明のNADは、例えば、上記(2)で
示した製造方法に従って製造することができる。即ち、
非水系溶媒に不溶性の合成樹脂(A)と、当該非水系溶
媒に可溶性となる重合体(B)を形成しうるエーテル基
含有モノマー混合物(C)と、着色剤(D)とを含有す
る、当該混合物(C)が溶解した非水系媒体中で、当該
混合物(C)を重合させて、当該合成樹脂(A)と重合
体(B)との分子鎖相互の縺れによって得られた一体と
なった縺鎖状樹脂の相互侵入網目構造のマトリックス中
に着色剤が物理的に捕捉された、当該樹脂(A)と当該
重合体(B)からなる、着色剤(D)をも含有する樹脂
微粒子を前記非水系溶媒中に分散させるという方法があ
る。
【0027】本発明で使用する着色剤(D)としては、
特に限定されるものではなく、公知慣用の各種染料及び
/又は顔料がいずれも使用できる。目的や用途に応じ
て、必要な色や濃度を付与できる着色剤の種類や使用量
を選択して採用すればよい。その平均粒子径は通常、
0.05以上1.0未満である。
【0028】着色剤(D)としては、例えば、カーボン
ブラック、スピリットブラック、アニリンブラック、オ
イルブラック、ニグロシン、ウールブラック、ブルーブ
ラックE、アルカリブルー、フタロシアニンブルー、オ
イルブルー、アシッドブルー、ジアニジンブルー、ピク
トリアブルー、メチレンブルー、クリソイジン、スータ
ンバイオレット、クリスタルバイオレット、オイルバイ
オレット、メチルバイオレット、フタロシアニングリー
ン、アシッドブラックグリーン、マラカイトグリーン、
サフラニン、ブリリアントカーミン6B、ローダミン6G、
ファーストレッド、オイルレッド、コンゴーレッド、オ
ーラミン、ローダミンB、バリウムレッド2B、カルシウ
ムレッド2B、ストロンチウムレッド、マンガンレッド2
B、バリウムソールレッド、カルシウムレッド52、レー
キレッドC、ホルマルーンL-58、ブリリアントカーミン
3B、ブリリアントスカーレトG、キナクリドンマゼン
タ、ビスマルクブラウン、ベンジジンイエロー、ハンザ
イエロー、ファーストイエローG、ファーストイエロー
10G、ジスアゾイエローAAA、ジスアゾイエローAAMX、ジ
スアゾイエローAAOT、ジスアゾイエローAAOA;カヤセッ
トイエローA-G、カヤセットレッドB、カヤセットブル
ーFR、カヤセロンイエローE-5G、カヤセロンイエローE-
3GL、カヤセロンイエローE-HGL、カヤセロンレッドE-G
L、カヤセロンレッドE-BF、カヤセロンレッドE-2BL、カ
ヤセロンブルーE-2BL、カヤセロンブルーE-BR、カヤセ
ロンブルーE-BG、カヤセロンブルーE-5G、カヤセロント
ルキーズブルーE-GL、カヤセロンネイビーブルーE-EX、
カヤセロンブラックE-EX(以上、日本化薬社製);スミ
カロンブリリアントフラビンS-10G、スミカロンイエロ
ーSE-5G、スミカロンイエローSE-3GLConc、スミカロン
イエローSE-RPD、スミカロンイエローE-RPD、スミカロ
ンイエローS-R、スミカロンイエローS-RPD、スミカロン
オレンジSE-RPD、スミカロンオレンジS-R、スミカロン
レッドE-3BR、スミカロンレッドS-BDF、スミカロンレッ
ドE-RPD、スミカロンレッドE-FBL、スミカロンレッドS-
BLF、スミカロンレッドS-RPD、スミカロンレッドS-BF、
スミカロンブルーS-3RF、スミカロンブルーE-GRL、スミ
カロンブルーSE-RF、スミカロンブルーE-R、スミカロン
ブルーE-BL、スミカロンブルーE-FBL、スミカロンブル
ーE-RPD、スミカロンブルーS-BG、スミカロンブルーSE-
RPD、スミカロンブラックS-BL、スミカロンブラックE-B
(N)(以上、住友化学社製)等が挙げられる。
【0029】本発明で使用する不溶性の合成樹脂(A)
は、本発明の微粒子を得る操作を行う前に予め準備して
おくのが良い。
【0030】非水系溶媒に不溶性の合成樹脂(A)とし
て、上記したSP9.0以上のアクリル樹脂、ポリエス
テル樹脂、アルキッド樹脂、ウレタン樹脂等を選択する
のが好ましい理由は、SPが9.0未満の樹脂を用いた
場合は、非水系溶媒に対する溶解性が増大するため、可
溶性重合体(B)とのもつれが弱くなり、かつ、着色剤
(D)に対する吸着性がより低下するので、NADの分
散安定性が不充分となる傾向があるからである。
【0031】本発明の製造方法で使用する合成樹脂
(A)における、SPが9.0以上のアクリル樹脂とし
ては、公知慣用のものがいずれも使用できるが、例え
ば、アクリル酸又はメタアクリル酸と、炭素原子数が4
以下の水酸基含有アルキルとのエステル〔以下、(メ
タ)アクリル酸低級アルキルエステルという。〕を必須
の不溶性モノマー成分として、必要に応じてその他の共
重合可能なエチレン性不飽和単量体とを併用して重合せ
しめた重合体が使用できる。
【0032】この場合、(メタ)アクリル酸低級アルキ
ルエステルを重合体を形成する全単量体の50重量%以
上となる様に使用して重合体を得るのが、得られる重合
体の非水系溶媒に対する溶解性が低くなるので好まし
い。前記重合体は、重合開始剤の存在下、50〜150
℃の反応温度で重合させることによって製造する事がで
きる。
【0033】(メタ)アクリル酸低級アルキルエステル
としては、例えば(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)
アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メ
タ)アクリル酸ブチルが挙げられる。これらは単独使用
でも二種以上の併用でも良い。
【0034】その他の共重合可能なエチレン性不飽和単
量体としては、例えばスチレン、核置換スチレン、(メ
タ)アクリロニトリル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、
酢酸ビニル、ビニルピリジン、N−ビニルピロリドン、
N−ビニルカプロラクタム、また(メタ)アクリル酸
の、炭素数が3〜18のエーテル酸素含有アルキルエス
テル、例えばメトキシエチルエステル、エトキシエチル
エステル、メトキシプロピルエステル、メチルカルビル
エステル、エチルカルビルエステル、ブチルカルビルエ
ステル等、またアルキル炭素数が1〜18のアルキルビ
ニルエーテル、例えばメチルビニルエーテル、プロピル
ビニルエーテル、ドデシルビニルエーテル等が挙げられ
る。
【0035】本発明で使用するSPが9.0以上のポリ
エステル樹脂としては、公知慣用のものがいずれも使用
できるが、例えば、芳香族系及び/又は炭素原子数が4
以下のアルキル基を含有する多塩基酸及び多価アルコー
ルを必須の不溶性モノマー成分として、必要に応じてそ
の他の多塩基酸、多価アルコール、一塩基酸、一価アル
コール等を併用して脱水縮合せしめた縮合体が使用でき
る。
【0036】この場合、芳香族系及び/又は炭素原子数
が4以下のアルキレン基を含有する二塩基酸、或いは、
芳香族系及び/又は炭素原子数が4以下のアルキレン基
を含有する二価アルコールのいずれかを、縮合体を形成
するカルボン酸とアルコールの全重量の50重量%以上
となる様に使用して縮合体を得るのが、得られる縮合体
の非水系溶媒に対する溶解性が低くなるので好ましい。
前記縮合体は、エステル化触媒の存在下、縮合させるこ
とによって製造する事ができる。
【0037】芳香族二塩基酸としては、例えばオルトフ
タル酸、テレフタル酸、及びこれらのエステル又は無水
物が、炭素原子数が4以下のアルキレン基を含有する二
塩基酸としては、例えばアジピン酸等挙げられる。炭素
原子数が4以下のアルキレン基を含有する二価アルコー
ルとしては、例えばエチレングリコール、プロピレング
リコール、ブチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、ジプロピレングリコール等が挙げられる。
【0038】その他上記したものに共縮合可能な原料と
しては、例えばセバシン酸、デカン二酸、ドデカン二
酸、ダイマー酸等の炭素原子数が8以上のアルキレンを
含有する二塩基酸、デカンジオール、ドデカンジオール
等の炭素原子数が8以上のアルキレンを含有するジオー
ル等が挙げられる。
【0039】本発明で使用するSPが9.0以上のアル
キッド樹脂としては、公知慣用のものがいずれも使用で
きるが、例えば、油長が50重量%以下のアルキッド樹
脂が使用できる。この様なアルキッド樹脂は、例えば脂
肪酸、多塩基酸及び多価アルコールとをエステル化する
方法又は油脂(脂肪酸のグリセリンエステル)と多価ア
ルコールとからモノグリセリドを製造し、次いで更にそ
れに多塩基酸を加えてエステル化する方法で製造でき
る。
【0040】本発明で使用するSPが9.0以上のウレ
タン樹脂としては、公知慣用のものがいずれも使用でき
るが、例えば、炭素原子数が18以下のアルキル基を含
有する多価イソシアネート及び/または炭素原子数が4
以下の多価アルコールを必須の不溶性モノマー成分とし
て、必要に応じてジアミン等の鎖伸長剤やアルコール等
を併用して重付加反応させたものが使用できる。
【0041】この様なウレタン樹脂としては、芳香族系
又は炭素原子数が18以下のアルキレン基を含有する二
価イソシアネート及び/または炭素原子数が4以下のア
ルキレン基を含有する二価アルコールを、樹脂を形成す
る全原料の50重量%以上使用して、必要に応じてウレ
タン化触媒を併用して重付加反応させたものが、非水系
溶媒に対する溶解性が低くなるので好ましい。
【0042】炭素原子数が4以下のアルキレン基を含有
する二価アルコールとしては、上記したものが使用で
き、芳香族系ジイソシアネートとしては、例えばトリレ
ンジイソシアネート、m−フェニレンジイソシアネー
ト、ジフェニルメタンジイソシアネート、ナフタレンジ
イソシアネート等が、炭素原子数が18以下のアルキレ
ン基を含有する二価イソシアネートとしては、例えばテ
トラメチレンジソシアネート、ヘキサメチレンジイソシ
アネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネー
ト、イソホロンジイソシアネート等が挙げられる。
【0043】その他のアルコールとしては、例えばポリ
エステルポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリカ
ーボネートジオール、ポリアミドジオール、ポリカプロ
ラクトンジオール等の高分子ジオール等が、上記した炭
素原子数が8以上のアルキレンを含有するジオール等
が、ジアミンとしては、例えばヒドラジン、エチレンジ
アミン、プロピレンジアミン、ピペラジン等が挙げられ
る。
【0044】勿論、ウレタン樹脂の製造方法としては、
高分子ジオールを予め得、これと二価イソシアネートと
をイソシアネート基過剰の条件で反応させて、末端イソ
シアネート基含有プレポリマーを得て、このプレポリマ
ーに鎖伸長剤をさらに反応させる方法も採用できる。
【0045】本発明で使用する、エーテル基含有モノマ
ー混合物(C)は、重合体(B)を形成したときそれ
が、SP9.0未満であって、非水系溶媒に溶ける重合
体(B)となる必要がある。通常混合物(C)は、前記
エーテル基含有モノマーとその他の共重合可能な単量体
とから構成される。この場合の、その他の共重合可能な
単量体としては、非水系溶媒に対して可溶性の重合体を
構成するモノマー(以下、可溶化モノマーという。)を
併用すればよい。
【0046】エーテル基含有モノマーという用語におけ
るは、「エーテル基」の定義は、上記エーテル基含有重
合体の項の説明に準ずる。例えばエーテル基含有モノマ
ーの一例として例示される、エーテル基含有(メタ)ア
クリル酸エステルは、カルボニル基に隣接するエーテル
基(これらが併わさってエステル基と呼ぶが)以外のエ
ーテル基を有している(メタ)アクリル酸エステルであ
る。
【0047】可溶化モノマーとしては、例えば、(メ
タ)アクリル酸高級アルキルエステル;炭素原子数6〜
18の飽和脂肪酸とビニルアルコールのエステル;不飽
和ジカルボン酸と炭素原子数6〜18の水酸基含有アル
キルのジアルキルエステル等を使用することができる。
【0048】この様な混合物としては、例えばエーテル
基含有(メタ)アクリル酸エステルと、(メタ)アクリ
ル酸高級アルキルエステル;炭素原子数6〜18の飽和
脂肪酸とビニルアルコールのエステル;不飽和ジカルボ
ン酸と炭素原子数6〜18の水酸基含有アルキルのジア
ルキルエステルからなる群から選ばれる少なくとも一種
とを必須成分として含有する混合物が挙げられ、これら
混合物から得られる重合体は、それぞれ、「エーテル基
含有(メタ)アクリル酸エステルと(メタ)アクリル酸
高級アルキルエステルとを必須成分として共重合して得
られた重合体」、「エーテル基含有(メタ)アクリル酸
エステルと、炭素原子数6〜18の飽和脂肪酸とビニル
アルコールのエステルとを必須成分として共重合して得
られた重合体」、「エーテル基含有(メタ)アクリル酸
エステルと、不飽和ジカルボン酸と炭素原子数6〜18
の水酸基含有アルキルのジアルキルエステルとを必須成
分として共重合して得られた重合体」である。
【0049】尚、エーテル基含有モノマーとしては、例
えば(メタ)アクリル酸エーテル基含有アルキルがあ
り、例えば、メトキシエチル(メタ)アクリレート、エ
トキシエチル(メタ)アクリレート、エトキシエトキシ
エチル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メ
タ)アクリレート、フェノキシエトキシエチル(メタ)
アクシレート、フェノキシジエチレングリコール(メ
タ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレート、
テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート等が挙げ
られる。
【0050】(メタ)アクリル酸高級アルキルエステル
としては、炭素原子数6〜24のもの、例えば(メタ)
アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸ラ
ウリル、(メタ)アクリル酸ステアリル、(メタ)アク
リル酸イソステアリル等が挙げられる。
【0051】本発明で使用する混合物(C)における、
エーテル基含有モノマー成分の使用量は、可溶化モノマ
ー成分100重量部に対して5〜50重量部であり、こ
の範囲では前記不溶性樹脂(A)との縺れが適当な割合
で起こるので、着色した縺鎖状樹脂微粒子の分散安定性
が良好であり好ましい。
【0052】又、可溶化モノマー成分の使用量は、不溶
性樹脂(A)100重量部に対して25〜900重量部
であると、重合体(B)の溶解性が適当であり、得られ
る着色した縺鎖状樹脂微粒子の分散安定性が良好で、着
色剤粒子との吸着性も良く、着色剤粒子から縺鎖状樹脂
が離れることがなく、大部分の着色剤がIPNマトリッ
ク中へ期待通りに物理的捕捉されるので好ましい。
【0053】エーテル基含有(メタ)アクリル酸エステ
ルと、2以上の(メタ)アクリロイル基又はビニル基を
有するエチレン性不飽和単量体とを必須成分として混合
物(C)を調製することもできる。この場合には、得ら
れる重合体(B)は、エーテル基含有(メタ)アクリル
酸エステルと、2以上の(メタ)アクリロイル基又はビ
ニル基を有するエチレン性不飽和単量体とを必須成分と
して共重合して得られた3次元化された重合体となる。
【0054】2以上の(メタ)アクリロイル基又はビニ
ル基を有するエチレン性不飽和単量体としては、例えば
エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレ
ングリコールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサ
ンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリ
コールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパ
ントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテ
トラ(メタ)アクリレート、ジビニルベンゼン等が挙げ
られる。
【0055】重合体(B)が、上記した通りの3次元化
された重合体であると、樹脂(A)との縺れもより高度
なものとなり、それが解けにくくなり、着色剤の捕捉能
力がより向上するという別の効果が発現する。尚、エー
テル基含有(メタ)アクリル酸エステルと、(メタ)ア
クリル酸高級アルキルと、2以上の(メタ)アクリロイ
ル基又はビニル基を有するエチレン性不飽和単量体との
共重合体の場合には、前記したそれぞれの効果が重畳し
た結果となるので、最終性能から見れば、最も好ましい
混合物(C)の態様である。
【0056】本発明で使用する非水系溶媒としては、例
えば、n−ヘキサン、n−ペンタン、n−オクタン、n
−ノナン、n−デカン、n−ウンデカン、n−ドデカン
のほか、市販品ではエクソン社製の「アイソパーG」、
「アイソパーH」、「アイソパーK」、「アイソパー
L」、「アイソパーM]の如き脂肪族炭化水素系有機溶
剤が挙げられる。なかでも68〜250℃の温度範囲に
沸点を有し、且つ109Ω・cm以上の体積比抵抗と3
未満の誘電率を有する各種炭化水素系溶媒を用いること
が好ましい。
【0057】さらに非水系溶媒には、必要に応じて通常
の有機溶媒を併用することができる。前記通常の有機溶
媒としては、SPが9.0以下の有機溶媒、例えば、シ
クロヘキサン、トルエン、キシレン等を用いることがで
きる。
【0058】前記樹脂(A)に該当するアクリル樹脂や
重合体(B)を得るための混合物(C)の共重合反応に
用いる重合開始剤としては、例えば、アゾビスイソブチ
ロニトリル、ベンゾイルパーオキサイド、ジーターシャ
リーブチルパーオキサイド、ターシャリーブチルパーオ
キシベンゾエート等が挙げられ、その使用量は、モノマ
ー成分の0.1〜10.0重量%が好ましい。
【0059】本発明を実施するに当たっては、上記した
各構成のうち、好ましいとして例示した原料・条件等を
組み合わせると、最も優れた効果が得られる。
【0060】また、本発明で使用する可溶性の重合体を
構成するモノマー成分は、含有するエーテル基が前記非
水系溶媒に不溶性の樹脂の末端及び/または側鎖の水酸
基、カルボキシル基、エステル基またはウレタン基とS
Pが類似しているため、エーテル基含有モノマー混合物
が重合する際に、水酸基やカルボキシル基、エステル
基、ウレタン基より構成される非水系溶媒に不溶性の構
造部分に捕捉されながら重合が起こるため、三次元的な
分子鎖相互の縺れが形成できると考えられる。また、三
次元化した不溶性樹脂を用いた場合はこの三次元網目構
造を介して重合体との縺れが形成できると考えられる。
【0061】この様にして製造された本発明の着色され
た縺鎖状樹脂微粒子は、−30〜50℃の温度範囲で非
水系溶媒に不溶性であり、当該非水系溶媒に安定に分散
したものである。
【0062】
【実施例】以下、実施例によって本発明を更に具体的に
説明するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下の
実施例に限定されるものではない。なお、実施例中、
「部」及び「%」は、それぞれ「重量部」及び「重量
%」を表す。
【0063】(実施例1)メタアクリル酸メチル 10
0部、アゾビスイソブチロニトリル 1部及びトルエン
150部を攪拌しながら、82℃で10時間反応させ
て不揮発分39.8%のアクリル樹脂を製造した後、ト
ルエンを留去させて不溶性アクリル樹脂(A)を製造し
た。この樹脂(A)は、アイソパーGに全く不溶で、そ
のSP値は、9.1(計算値)であった。
【0064】カーボンブラック(平均粒子径0.1μ
m) 5部、不溶性アクリル樹脂(A) 25部、メタ
アクリル酸2−エチルヘキシル 64部、メトキシエチ
ルアクリレート 6部、アゾビスイソブチロニトリル
1.5部及びアイソパーG 150部を攪拌しながら、
85℃で8時間反応させて不揮発分39.8%の、着色
した縺鎖状樹脂微粒子の分散液(A)を製造した。この
分散した微粒子の平均粒子径は、0.2μmで、モノマ
ー混合物のみを重合した場合の重合体は、アイソパーG
に極めてよく溶解し、そのSP値は、8.9(計算値)
であった。
【0065】また、その分散液の状態を観察したとこ
ろ、ゲル状であり、樹脂(A)の分子鎖と、後者重合体
の分子鎖との間での縺れにより、相互侵入網目構造を形
成して一体となった縺鎖状樹脂微粒子としてアイソパー
Gに分散した非水系着色樹脂分散液であって、当該アイ
ソパーGに分散した微粒子の相互侵入網目構造のマトリ
ックスの網目格子がカーボンブラックの粒子直径よりも
小さく、そのマトリックス中にカーボンブラックが物理
的に捕捉されていると推定できた。カーボンブラックの
粒子直径(R1)のほうが、マトリックスの網目格子を
形成する4辺の対角を結ぶ長い方の対角線の長さ(R
2)よりも遥かに大きいと推定できた。
【0066】分散液(A)は、1カ月の静置においても
沈降物の発生がなく分散安定性の良好な着色NADであ
った。
【0067】この分散液(A)を静電プロッター用の静
電荷像現像用液体現像剤として用いて、静電記録紙上に
印字したところ、優れた画像が得られた。液体現像剤を
1ヶ月保存してから用いても、連続使用時における濃淡
ムラは見られなかった。
【0068】(比較例1)カーボンブラックを用いない
以外は、実施例1と同様な操作を行い、着色していない
縺鎖状樹脂微粒子の分散液を得た。この分散液に実施例
1と同量のカーボンブラックを加えて攪拌したが、すぐ
にカーボンブラックが分離した。さらにボールミルで混
練して分散液を得た。この混練には長時間で多くのエネ
ルギーを要した。この分散液は、カーボンブラックは含
有するが、縺鎖状樹脂のマトリックス中には捕捉されて
いないものである。この分散液は、比較的分散安定性に
優れていたが、1ヶ月に満たないうちに、沈降物が発生
した。
【0069】(実施例2)エチレングリコール 0.5
モル、ドデカンジオール 0.5モル、アジピン酸
0.2モル、無水フタル酸 0.9モル及びジブチル錫
オキサイドを攪拌しながら、220℃で15時間脱水縮
合させて、酸価が15の不溶性ポリエステル樹脂(B)
を製造した。この樹脂(B)は、アイソパーGに全く不
溶で、そのSP値は、10.2(計算値)であった。
【0070】フタロシアニンブルー(平均粒子径0.2
μm) 5部、不溶性ポリエステル樹脂(B) 15
部、メタアクリル酸ラウリル 72部、テトラヒドロフ
ルフリルメタクリレート 8部及びアゾビスイソブチロ
ニトリル 1.5部を溶解混合した後、アイソパーG
150部を加えて、攪拌しながら80℃で10時間反応
させてる以外は実施例1と同様な操作を行って、不揮発
分が39.6%の非水系溶媒に不溶性の着色した縺鎖状
樹脂微粒子の分散液(B)を製造した。
【0071】この分散した微粒子の平均粒子径は、0.
5μmで、モノマー混合物のみを重合した場合の重合体
は、アイソパーGに極めてよく溶解し、そのSP値は、
8.9(計算値)であった。実施例1と同様に分散安定
性の良好な着色NADであった。
【0072】また、その分散液の状態を観察したとこ
ろ、ゲル状であり、樹脂(B)の分子鎖と、後者重合体
の分子鎖との間での縺れにより、相互侵入網目構造を形
成して一体となった縺鎖状樹脂微粒子としてアイソパー
Gに分散した非水系着色樹脂分散液であって、当該アイ
ソパーGに分散した微粒子の相互侵入網目構造のマトリ
ックスの網目格子がフタロシアニンブルーの粒子直径よ
りも小さく、そのマトリックス中にフタロシアニンブル
ーが物理的に捕捉されていることが推定できた。フタロ
シアニンの粒子直径(R1)のほうが、マトリックスの
網目格子を形成する4辺の対角を結ぶ長い方の対角線の
長さ(R2)よりも遥かに大きいと推定できた。
【0073】この分散液(B)を静電プロッター用の静
電荷像現像用液体現像剤として用いて、静電記録紙上に
印字したところ、やはり優れた画像が得られた。液体現
像剤を1ヶ月保存してから用いても、連続使用時におけ
る濃淡ムラは見られなかった。
【0074】(実施例3)脱水ヒマシ油脂肪酸 1モ
ル、グリセリン 3モル及び無水フタル酸 4モルを攪
拌しながら240℃で15時間脱水縮合させて、酸価が
12の不溶性アルキッド樹脂(C)を製造した。この樹
脂(C)は、アイソパーGに全く不溶で、そのSP値
は、9.6(計算値)であった。
【0075】この樹脂(C)を25部用いる以外は実施
例1と同様な操作を行って、縺鎖状樹脂微粒子の分散液
(C)を得た。この分散した微粒子の平均粒子径は、
0.2μmで、実施例1と同様に分散安定性の良好な着
色NADであった。
【0076】また、分散液の状態を観察したところ、ゲ
ル状であり、樹脂(C)の分子鎖と、後者重合体の分子
鎖との間での縺れにより、相互侵入網目構造を形成して
一体となった縺鎖状樹脂微粒子としてアイソパーGに分
散した非水系着色樹脂分散液であって、当該アイソパー
Gに分散した微粒子の相互侵入網目構造のマトリックス
の網目格子がカーボンブラックの粒子直径よりも小さ
く、そのマトリックス中にカーボンブラックが物理的に
捕捉されていることが推定できた。カーボンブラックの
粒子直径(R1)のほうが、マトリックスの網目格子を
形成する4辺の対角を結ぶ長い方の対角線の長さ(R
2)よりも遥かに大きいと推定できた。
【0077】この分散液(C)を静電プロッター用の静
電荷像現像用液体現像剤として用いて、静電記録紙上に
印字したところ、やはり優れた画像が得られた。液体現
像剤を1ヶ月保存してから用いても、連続使用時におけ
る濃淡ムラは見られなかった。
【0078】(実施例4)トリレンジイソシアネート
1モル、ドデカンジオール 0.3モル及びジエチレン
グリコール 0.8モルを用いて、攪拌しながら80℃
で15時間反応させて、残存イソシアネートが0.1%
の不溶性ウレタン樹脂(D)を製造した。この樹脂
(D)は、アイソパーGに全く不溶で、そのSP値は、
10.8(計算値)であった。
【0079】この樹脂(D)を25部用いる以外は実施
例1と同様な操作を行って、縺鎖状樹脂微粒子の分散液
(D)を得た。この分散した微粒子の平均粒子径は、
0.2μmで、実施例1と同様に分散安定性の良好な着
色NADであった。
【0080】また、分散液の状態を観察したところ、ゲ
ル状であり、樹脂(D)の分子鎖と、後者重合体の分子
鎖との間での縺れにより、相互侵入網目構造を形成して
一体となった縺鎖状樹脂微粒子としてアイソパーGに分
散した非水系着色樹脂分散液であって、当該アイソパー
Gに分散した微粒子の相互侵入網目構造のマトリックス
の網目格子がカーボンブラックの粒子直径よりも小さ
く、そのマトリックス中にカーボンブラックが物理的に
捕捉されていることが推定できた。カーボンブラックの
粒子直径(R1)のほうが、マトリックスの網目格子を
形成する4辺の対角を結ぶ長い方の対角線の長さ(R
2)よりも遥かに大きいと推定できた。
【0081】この分散液(D)を静電プロッター用の静
電荷像現像用液体現像剤として用いて、静電記録紙上に
印字したところ、やはり優れた画像が得られた。液体現
像剤を1ヶ月保存してから用いても、連続使用時におけ
る濃淡ムラは見られなかった。
【0082】(実施例5)カーボンブラック(平均粒子
径0.1μm) 5部、不溶性アクリル樹脂(A) 2
5部、メタアクリル酸ラウリル 60部、グリシジルメ
タクリレート 9部、ジビニルベンゼン 1部、ベンゾ
イルパーオキサイド 2部及びアイソパーG 150部
を攪拌しながら85℃で8時間反応させて不揮発分が3
9.6%の非水系溶媒に不溶性の着色した縺鎖状樹脂微
粒子の分散液(E)を製造した。
【0083】この分散した微粒子の平均粒子径は、0.
2μmで、モノマー混合物のみを重合した場合の重合体
は、アイソパーGに極めてよく溶解し、そのSP値は、
8.9(計算値)であった。また、実施例1と同様に分
散安定性の良好な着色NADであった。
【0084】また、分散液の状態を観察したところ、ゲ
ル状であり、樹脂(E)の分子鎖と、後者重合体の分子
鎖との間での縺れにより、相互侵入網目構造を形成して
一体となった縺鎖状樹脂微粒子としてアイソパーGに分
散した非水系着色樹脂分散液であって、当該アイソパー
Gに分散した微粒子の相互侵入網目構造のマトリックス
の網目格子がカーボンブラックの粒子直径よりも小さ
く、そのマトリックス中にカーボンブラックが物理的に
捕捉されていることが推定できた。カーボンブラックの
粒子直径(R1)のほうが、マトリックスの網目格子を
形成する4辺の対角を結ぶ長い方の対角線の長さ(R
2)よりも遥かに大きいと推定できた。
【0085】この分散液(E)を静電プロッター用の静
電荷像現像用液体現像剤として用いて、静電記録紙上に
印字したところ、やはり優れた画像が得られた。液体現
像剤を1ヶ月保存してから用いても、連続使用時におけ
る濃淡ムラは見られなかった。
【0086】
【発明の効果】本発明の着色した縺鎖状樹脂微粒子の分
散液は、着色剤が、非水系溶媒不溶性樹脂の分子鎖と、
非水系溶媒可溶性のエーテル基含有重合体の分子鎖との
間のもつれにより相互侵入網目を形成して一体化した微
粒子となっているとともに、その網目格子からなるマト
リックス中にその着色剤が物理的に捕捉されているの
で、高濃度に着色剤を分散液中に含んでいても、極めて
安定に非水系溶媒に分散している分散液が得られるとい
う格別顕著な効果を奏する。
【0087】本発明の分散液の製造方法は、上記した特
有な捕捉機構で着色剤が包含された縺鎖状樹脂微粒子の
分散液を、簡便に生産性高く製造できるという格別顕著
な効果を奏する。
【0088】このように優れた分散安定性を有する本発
明の着色縺鎖状重合体は、種々の静電潜像現像用液体現
像剤または塗料に使用される着色NADとして有用であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 201/00 PDD G03G 9/12

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非水系溶媒に不溶性の合成樹脂(A)分子
    からなる第一群と、エーテル基を含有する当該非水系溶
    媒には可溶性の重合体(B)分子からなる第二群とが、
    第一群の分子鎖と第二群の分子鎖との間での縺れによ
    り、相互侵入網目構造を形成して一体となった縺鎖状樹
    脂微粒子として当該非水系溶媒中に分散した、着色剤
    (D)をも含有する非水系着色樹脂分散液であって、当
    該非水系溶媒に分散した微粒子の相互侵入網目構造のマ
    トリックスの網目格子が当該着色剤粒子の粒子直径より
    も小さく、そのマトリックス中に着色剤が物理的に捕捉
    されていることを特徴とする非水系着色樹脂分散液。
  2. 【請求項2】非水系溶媒に不溶性の合成樹脂(A)が、
    溶解性パラメーター9.0以上のアクリル樹脂、ポリエ
    ステル樹脂、アルキッド樹脂及びウレタン樹脂からなる
    群から選ばれる少なくとも一種の合成樹脂である請求項
    1の非水系着色樹脂分散液。
  3. 【請求項3】非水系溶媒に可溶性の重合体(B)が、溶
    解性パラメータ9.0未満のエーテル基含有アクリル樹
    脂である請求項1の非水系着色樹脂分散液。
  4. 【請求項4】非水系溶媒に不溶性の合成樹脂(A)が、
    溶解性パラメーター9.0以上のアクリル樹脂、ポリエ
    ステル樹脂、アルキッド樹脂及びウレタン樹脂からなる
    群から選ばれる少なくとも一種の合成樹脂であり、かつ
    非水系溶媒に可溶性の重合体(B)が、溶解性パラメー
    タ9.0未満のエーテル基含有アクリル樹脂である請求
    項1の非水系着色樹脂分散液。
  5. 【請求項5】非水系溶媒に可溶性の重合体(B)が、溶
    解性パラメータ9.0未満の、エーテル基含有(メタ)
    アクリル酸エステルと(メタ)アクリル酸高級アルキル
    エステルとを必須成分として共重合して得られた重合体
    である請求項1の非水系着色樹脂分散液。
  6. 【請求項6】非水系溶媒に不溶性の合成樹脂(A)が、
    溶解性パラメーター9.0以上のアクリル樹脂、ポリエ
    ステル樹脂、アルキッド樹脂及びウレタン樹脂からなる
    群から選ばれる少なくとも一種の合成樹脂であり、かつ
    非水系溶媒に可溶性の重合体(B)が、溶解性パラメー
    タ9.0未満の、エーテル基含有(メタ)アクリル酸エ
    ステルと(メタ)アクリル酸高級アルキルエステルとを
    必須成分として共重合して得られた、エーテル基含有ア
    クリル樹脂である請求項1の非水系着色樹脂分散液。
  7. 【請求項7】非水系溶媒に可溶性の重合体(B)が、エ
    ーテル基含有(メタ)アクリル酸エステルと、2以上の
    (メタ)アクリロイル基又はビニル基を有するエチレン
    性不飽和単量体を必須成分として共重合して得られた3
    次元化された重合体である請求項1の非水系着色樹脂分
    散液。
  8. 【請求項8】非水系溶媒に不溶性の合成樹脂(A)の溶
    解性パラメータ(SP1)と、非水系溶媒に可溶性の重
    合体(B)の溶解性パラメータ(SP2)の差(SP1
    −SP2)が、0.2以上である請求項1の非水系着色
    樹脂分散液。
  9. 【請求項9】非水系溶媒に不溶性の合成樹脂(A)と、
    非水系溶媒に可溶性の重合体(B)との重量割合が、1
    0/90〜80/20である請求項1の非水系着色樹脂
    分散液。
  10. 【請求項10】非水系溶媒に不溶性の合成樹脂(A)の
    ガラス転移温度をTg1とし、非水系溶媒に可溶性の重
    合体(B)のガラス転移温度をTg2とした時、Tg1
    >Tg2である請求項1の非水系着色樹脂分散液。
  11. 【請求項11】非水系溶媒が、25℃における水への溶
    解度が0.05重量%以下の有機溶媒である請求項1記
    載の非水系着色樹脂分散液。
  12. 【請求項12】着色剤(D)が、非水系溶媒に不溶性で
    粒子直径(R1)が0.05以上1.0μm未満であ
    り、マトリックスの網目格子を形成する4辺の対角を結
    ぶ長い方の対角線の長さを(R2)とした時、R1>R
    2の関係にある請求項1記載の非水系着色樹脂分散液。
  13. 【請求項13】非水系溶媒に分散した、着色剤(D)を
    含んだ微粒子全体の大きさが、0.05を越えて1.0
    μmである請求項1記載の非水系着色樹脂分散液。
  14. 【請求項14】非水系溶媒に不溶性の合成樹脂(A)
    と、当該非水系溶媒に可溶性となる重合体(B)を形成
    しうるエーテル基含有モノマー混合物(C)と、着色剤
    (D)とを含有する、当該混合物(C)が溶解した非水
    系媒体中で、当該混合物(C)を重合させて、当該合成
    樹脂(A)と重合体(B)との分子鎖相互の縺れによっ
    て得られた一体となった縺鎖状樹脂の相互侵入網目構造
    のマトリックス中に着色剤が物理的に捕捉された、当該
    樹脂(A)と当該重合体(B)からなる、着色剤(D)
    をも含有する樹脂微粒子を前記非水系溶媒中に分散させ
    る、非水系着色樹脂分散液の製造方法。
  15. 【請求項15】非水系溶媒に不溶性の合成樹脂(A)
    が、溶解性パラメータ9.0以上のアクリル樹脂、ポリ
    エステル樹脂、アルキッド樹脂及びウレタン樹脂からな
    る群から選ばれる少なくとも一種の合成樹脂である請求
    項14記載の非水系着色樹脂分散液の製造方法。
  16. 【請求項16】混合物(C)が、溶解性パラメータ9.
    0未満のエーテル基含有アクリル樹脂を形成しうる、エ
    ーテル基含有(メタ)アクリル酸エステルを必須成分と
    したモノマー混合物である請求項14記載の非水系着色
    樹脂分散液の製造方法。
  17. 【請求項17】非水系溶媒に不溶性の合成樹脂(A)
    が、溶解性パラメーター9.0以上のアクリル樹脂、ポ
    リエステル樹脂、アルキッド樹脂及びウレタン樹脂から
    なる群から選ばれる少なくとも一種の合成樹脂であり、
    かつ混合物(C)が、溶解性パラメータ9.0未満のエ
    ーテル基含有アクリル樹脂を形成しうる、エーテル基含
    有(メタ)アクリル酸エステルを必須成分としたモノマ
    ー混合物である請求項14記載の非水系着色樹脂分散液
    の製造方法。
  18. 【請求項18】混合物(C)が、溶解性パラメータ9.
    0未満のエーテル基含有アクリル樹脂を形成しうる、エ
    ーテル基含有(メタ)アクリル酸エステルと(メタ)ア
    クリル酸高級アルキルエステルとを必須成分としたモノ
    マー混合物である請求項14記載の非水系着色樹脂分散
    液の製造方法。
  19. 【請求項19】非水系溶媒に不溶性の合成樹脂(A)
    が、溶解性パラメーター9.0以上のアクリル樹脂、ポ
    リエステル樹脂、アルキッド樹脂及びウレタン樹脂から
    なる群から選ばれる少なくとも一種の合成樹脂であり、
    かつ混合物(C)が、溶解性パラメータ9.0未満のエ
    ーテル基含有アクリル樹脂を形成しうる、エーテル基含
    有(メタ)アクリル酸エステルと(メタ)アクリル酸高
    級アルキルエステルとを必須成分として含有するモノマ
    ー混合物である請求項14記載の非水系着色樹脂分散液
    の製造方法。
  20. 【請求項20】混合物(C)が、エーテル基含有(メ
    タ)アクリル酸エステルと、2以上の(メタ)アクリロ
    イル基又はビニル基を有するエチレン性不飽和単量体を
    必須成分として含有するモノマー混合物である請求項1
    4記載の非水系着色樹脂分散液の製造方法。
  21. 【請求項21】非水系溶媒に不溶性の合成樹脂(A)
    と、混合物(C)との重量割合が、10/90〜80/
    20である請求項1の非水系着色樹脂分散液の製造方
    法。
  22. 【請求項22】非水系溶媒に不溶性の合成樹脂(A)の
    ガラス転移温度をTg1とし、重合体(B)のガラス転
    移温度をTg2とした時、Tg1>Tg2となる様な組
    成に混合物(C)を調製した請求項14の非水系着色樹
    脂分散液の製造方法。
  23. 【請求項23】非水系溶媒が、25℃における水への溶
    解度が0.05重量%以下の有機溶媒である請求項14
    記載の非水系着色樹脂分散液の製造方法。
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