JPH07323858A - 車両のステアリング制御装置 - Google Patents

車両のステアリング制御装置

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JPH07323858A
JPH07323858A JP6140924A JP14092494A JPH07323858A JP H07323858 A JPH07323858 A JP H07323858A JP 6140924 A JP6140924 A JP 6140924A JP 14092494 A JP14092494 A JP 14092494A JP H07323858 A JPH07323858 A JP H07323858A
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JP
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steering
traveling
mode
vehicle
drive means
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JP6140924A
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Yoshio Tagami
吉夫 田上
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Aichi Corp
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Aichi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 前後進モードと横走行モード間のモード切換
えを迅速に行うことができ、かつ操舵し易くする。 【構成】 このステアリング制御装置では、モード切換
操作がなされたときには、操向輪駆動手段28が高速度
で作動することによって操向輪FR,RLの向きは短時
間で変わる。このため、モード切換操作後、迅速に切換
後の走行モードでの走行を開始できる。一方、舵取操作
がなされたときには、操向輪駆動手段28が低速度で作
動するため操向輪FR,RLの向きもをゆっくり変わ
る。このため、直進走行から旋回走行に移る際に、急激
な方向変更が行われることなくスムーズな運転が可能と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自走式高所作業車等の
走行体として用いられる車両に関し、さらに詳しくはこ
の車両のステアリングの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような車両は、車体の前後方向と
真横方向との間で向きが変わる3つないし4つの車輪を
有しており、これら車輪のうち少なくとも2つは、所定
の舵取操作に基づいて向き変え駆動される操向輪となっ
ている。そして、このような車両は、前後方向を直進方
向として走行する前後進モードおよび真横方向を直進方
向として走行する横走行モードの2つの走行モードを有
しており、これら走行モードは所定の切換操作に基づい
て切り換えられる。このような車両を走行体とする屋内
工事用高所作業車を用いれば、車体の前面を壁面に対向
させたままこの壁に沿って横に移動することができる
等、作業を行う上で便利である。なお、従来の上記舵取
操作やモード切換操作に基づいて操向輪の向き変え駆動
を行う操向輪駆動手段は、これら操作の種類にかかわら
ずほぼ一定の速度(低速度)で操向輪の向き変え駆動を
行うものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな車両においては、モード切換操作後、操向輪駆動手
段によって操向輪の向きが完全に切換後の走行モードの
直進方向に対応する方向に変わるまでは、車体を走行さ
せることができない。このため、この間作業を中断しな
ければならず、このことは作業効率の向上を妨げる原因
の一つとなっていた。一方、走行中において操向輪の向
き変え作動があまりに高速度で行われたのでは、車両と
しての扱いが難しくなるという問題がある。
【0004】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、迅速に走行モードの切換えを行うことがで
き、かつ操舵し易い車両とするためのステアリング制御
装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明のステアリング制御装置は、所定の舵取操作
に基づいて、操向輪が第1速度で向き変え作動するよう
操向輪駆動手段の作動を制御する操向制御手段と、走行
モード設定手段において2つの走行モードのうち一方の
走行モードから他方の走行モードに切り換えられたとき
に、他方の走行モードの直進方向に対応する向きに上記
第1速度よりも速い第2速度で操向輪を向き変え作動さ
せるよう操向駆動手段の作動を制御するモード切換制御
手段とを有し構成される。なお、操向輪駆動手段が油圧
により作動する場合において、舵取操作に基づいて操向
制御手段が操向輪駆動手段に対して第1流量の作動油を
供給し、モード切換操作に基づいてモード切換制御手段
が操向輪駆動手段に対して第1流量よりも大きな流量の
第2流量の作動油を供給するようにしてもよい。さら
に、上記の場合において、操向制御手段は操向輪駆動手
段に対して第1油圧ポンプから吐出された作動油を供給
し、モード切換制御手段は操向輪駆動手段に対し、第1
油圧ポンプから吐出された作動油に加えて第2油圧ポン
プから吐出された作動油をも供給するようにしてもよ
い。
【0006】
【作用】このようなステアリング制御装置によれば、モ
ード切換操作がなされたときには、例えば、第2流量
(大流量)の作動油が供給された操向輪駆動手段が高速
度で作動することによって第2速度(高速)で操向輪の
向きが変わる。このため、短時間のうちに切換後の走行
モードでの走行を開始できる。一方、舵取操作がなされ
たときには、第1流量(小流量)の作動油が供給された
操向輪駆動手段が低速度で作動する第1速度(低速)で
操向輪の向きを変える。このため、直進走行から旋回走
行に移る際に、急激な方向変更が行われることなくスム
ーズな運転が可能となる。
【0007】なお、第1油圧ポンプと第2油圧ポンプの
流量を合わせることによって第2流量を得るようにすれ
ば、もともと第2流量を吐出可能な大型の油圧ポンプを
用いる場合に比べて、これらを駆動する駆動手段(電動
モータ等)は小型のもので済む。
【0008】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例について図面
を参照しながら説明する。まず、図1には、本発明に係
るステアリング制御装置が用いられる高所作業車を示し
ている。この高所作業車1は、走行自在な走行台車(4
輪操舵車:請求の範囲に記載の「車両」)2と、この走
行台車2の前部に取り付けられた昇降ポスト3と、昇降
ポスト3に取り付けられた作業床4とから構成されてい
る。走行台車2の車体21の前後左右には4つの車輪
(以下、それぞれ右前輪FR,左前輪FL,右後輪RR
および左後輪RLという。)が取り付けられている。こ
れら車輪のうち右前輪FRと左後輪RLは、図2(A)
に示すように操向軸25aを中心として水平回転自在に
車体21に取り付けられたブラケット26の下部に回転
自在に支持された操向輪であるとともに、それぞれブラ
ケット26の内側に取り付けられた油圧走行モータ23
によって回転駆動される駆動輪でもある。一方、左前輪
FLと右後輪RRは、車体21の動きに追従して向きが
変わるキャスター輪である。
【0009】また、昇降ポスト3は、下端部が車体21
の前部に垂直に取り付けられたインナポスト3aと、こ
のインナポスト3aを受容してインナポスト3aに対し
て伸縮移動が自在なアウタポスト3bと、このアウタポ
スト3bをインナポスト3aに対して伸縮移動させる伸
縮機構(図示せず)とから構成されている。作業床4
は、アウタポスト3bの背面に水平に取り付けられてい
る。このため、昇降ポスト3が伸縮作動すると、作業床
4は車体21に対して昇降移動する。昇降ポスト3(ア
ウタポスト3b)の上端には、作業床4に搭乗した作業
者によって操作される操作装置5が取り付けられてい
る。この操作装置5には、走行台車2の舵取操作を行う
ための操舵レバー(図3における番号51参照)や走行
モードを設定するための走行モード設定スイッチ(同図
における番号S1,S2参照)等が取り付けられてい
る。
【0010】ここで、図2を用いて右前輪FRと左後輪
RLの操向駆動機構25について説明する。前述のよう
に右前輪FRおよび左後輪RLは、操向軸25aを中心
に回転自在に取り付けられたブラケット26の下部に回
転自在に支持されている。図2(A)に示すように、右
前輪FRのブラケット26には、操行軸25aを基端部
として水平側方に延びるカム27が取り付けられてい
る。両車輪FR,RLのブラケット26の上部には、操
向軸25aを中心としてスプロケット29aが一体的に
取り付けられており、両スプロケット29a,29aに
はエンドレスチェーン29bがたすき掛けにて掛け回さ
れている。エンドレスチェーン29bの中間部と車体2
1との間には油圧式操向シリンダ(請求の範囲にいう
「操向輪駆動手段」)28が取り付けられている。
【0011】このように構成された操向駆動機構25で
は、図2(A)に示すように、右前輪FRと左後輪RL
が前後方向(図の上下方向)を向いているときは、操向
シリンダ28がほぼ1/2伸長状態にある。そして、こ
の状態から操向シリンダ28が図中の方向に伸長作動
してエンドレスチェーン29bを回転させると、右前輪
FR(のブラケット26)が操向軸25aを中心として
矢印Rで示すように右に向きを変え、左後輪RLは矢印
R′で示すように左(即ち、互いに逆位相に)向きを変
える。一方、操向シリンダ28が1/2伸長状態から図
中の方向に縮小作動してエンドレスチェーン29bを
回転させると、右前輪FRが操向軸25aを中心として
矢印Lで示すように左に向きを変え、左後輪RLは矢印
L′で示すように右に向きを変える。そして、図2
(B)に示すように、操向シリンダ28がほぼ全縮小状
態になると、両車輪FR,RLは真横方向(図の左右方
向)を向く。
【0012】次に、図3を用いて各走行モータ23およ
び操向シリンダ28に対する作動油の供給制御を行う、
本発明に係るステアリング制御装置について説明する。
このステアリング制御装置は、油圧回路部30と、電気
回路部40とから構成されている。油圧回路部30は、
電動モータ31によって駆動される2連ポンプ(第1油
圧ポンプP1および第2油圧ポンプP2)と、第1油圧
ポンプP1と各走行モータ23が含まれるモータ回路M
とをつなぐ第1油圧ラインL1と、この第1油圧ライン
L1上に設けられ、モータ回路Mに対する作動油の供給
制御を行うための前後進切換バルブ(電磁切換バルブ)
32とを有して構成されている。ここで、電動モータ3
1は、第1油圧ポンプP1および第2油圧ポンプP2の
合計容量に等しい容量を有する油圧ポンプを駆動するも
のに比べて小型のもので足りる。また、モータ回路Mに
は、上記2つの走行モータ23,23のほか、後で説明
する電気回路部40において設定された走行モードに応
じて各走行モータ23の回転方向を設定する方向設定バ
ルブ(電磁切換バルブ:図示せず)が含まれている。前
後進切換バルブ32は中立位置(停止位置),右動位置
(前進位置)および左動位置(後進位置)を有する3位
置切換弁であり、切換制御は左右のソレノイドの励磁・
非励磁切換によって行われる。
【0013】また、油圧回路部30は、第2油圧ポンプ
P2と操向シリンダ28とをつなぐ第2油圧ラインL2
と、この第2油圧ラインL2上に設けられ、操向シリン
ダ28に対する作動油の供給制御を行うための伸縮切換
バルブ(電磁切換バルブ:請求の範囲にいう「操向制御
手段」)34とを有して構成されている。この伸縮切換
バルブ34は、中立位置(停止位置),右動位置(伸長
位置)および左動位置(縮小位置)を有する3位置切換
弁であり、切換制御は左右のソレノイドの励磁・非励磁
切換によって行われる。さらに、油圧回路部30は、第
1油圧ラインL1と第2油圧ラインL2とをつなぐ第3
油圧ラインL3と、この第3油圧ラインL3の開閉制御
を行う流量切換バルブ(電磁切換バルブ:請求の範囲に
いう「モード切換制御手段」)35とを有している。な
お、流量切換バルブ35は、ソレノイドが非励磁状態の
ときにオフセットされる左動位置(遮断位置)とソレノ
イドが励磁されたときに切り換わる右動位置(開通位
置)とを有する2位置切換弁である。
【0014】一方、電気回路部40は、電源Bと、コン
トローラCと、前後進モード設定スイッチS1を介して
電源BとコントローラCとをつなぐ第1電気ラインE1
と、横走行モード設定スイッチS2を介して電源Bとコ
ントローラCとをつなぐ第2電気ラインE2と、互いに
直列に配置された2つのスイッチ(前後方向位置検出ス
イッチS3および真横方向位置検出スイッチS4)を介
して第1・第2電気ラインE1,E2と流量切換バルブ
35のソレノイドとをつなぐ第3電気ラインE3と、こ
の第3電気ラインE3における両位置検出スイッチS
3,S4よりも下流部分とコントローラCとをつなぐ第
4電気ラインE4とを有して構成されている。
【0015】コントローラCは、第1,第2電気ライン
E1,E2から受けた電気信号(モード切換信号)や操
舵レバー51からの電気信号(操舵信号)に基づいて、
モータ回路M内の方向設定バルブや前後進切換バルブ3
2や伸縮切換バルブ34のソレノイドに励磁信号を出力
する。また、コントローラCは、第4電気ラインE4か
ら一旦電気信号を受けてこれが途切れると、伸縮切換バ
ルブ34のソレノイドに対する励磁信号の出力を停止す
る。前後進モード設定スイッチS1および横走行モード
設定スイッチS2は、ノーマルオープンタイプのモメン
タリスイッチであり、オン(クローズ)操作されること
によって各電気ラインを開通させる。前後方向位置検出
スイッチS3および真横方向位置検出スイッチS4はノ
ーマルクローズタイプのリミットスイッチであり、図2
に示すように、右前輪FRの周囲に配置されている。前
後方向位置検出スイッチS3は、図2(A)に示すよう
に、右前輪FRが前後方向を向いてカム27が左側方に
位置すると、このカム27の先端に押されてオフ(第3
電気ラインE3はオープン)になる。また、真横方向位
置検出スイッチS4は、図2(B)に示すように、右前
輪FRが真横方向を向いてカム27が後方に位置する
と、このカム27の先端に押されてオフになる。なお、
第3電気ラインE3には第1・第2電気ラインE1,E
2から電流が流れ込むだけであり、ダイオードDによっ
て第1・第2電気ラインE1,E2への電流の逆流は阻
止されている。
【0016】次に、以上のように構成されたステアリン
グ制御装置の作動について説明する。まず、右前輪FR
および左後輪RLが前後方向を向いた状態(即ち、前後
進モードが設定されている状態)で、操舵レバー51が
「前進」方向に操作されたときは、この操舵レバー51
からの操舵信号に基づいてコントローラCから前後進切
換バルブ32に励磁信号が出力され、前後進切換バルブ
32は中立位置から前進位置に切り換わる。これによ
り、第1油圧ポンプP1から吐出された作動油が第1油
圧ラインL1(このとき流量切換バルブ35は遮断位置
にある)を介してモータ回路Mに供給される。このと
き、モータ回路M内の方向設定バルブもコントローラC
からの信号によって切換作動し、各走行モータ23に対
し、両駆動輪FR,RLが前転する方向(互いに逆方
向)に回転するよう作動油を供給する。これにより走行
台車2は前進走行する。なお、「後進」操作がなされた
場合も同様にして走行台車2は後進走行する。
【0017】次に、上記前進操作に加えて操舵レバー5
1が「右旋回」方向に操作されたときは、コントローラ
Cからの励磁信号によって伸縮切換バルブ34が伸長位
置に切り換わり、第2油圧ポンプP2からの作動油が操
向シリンダ28に供給される。これにより、操向シリン
ダ28は第2油圧ポンプP2からの作動油の供給流量に
応じたゆっくりとした速度で伸長作動し、右前輪FRは
右に左後輪RLは左にそれぞれ低速(第1速度)で向き
を変える。このため、走行台車2はスムーズに前進走行
(直進走行)から右旋回走行に移行する。なお、「左旋
回」方向に操作がなされた場合も同様にして、スムーズ
に左旋回走行に移行する。
【0018】このような前後進モード設定状態におい
て、真横走行モード設定スイッチS2がオン操作される
と、電源Bからのモード切換信号が第2電気ラインE2
を介してコントローラCに送られ、コントローラCから
の励磁信号により伸縮切換バルブ34が縮小位置に切り
換わる。これにより、第2油圧ポンプP2から吐出され
た作動油が操向シリンダ28に供給され、操向シリンダ
28が縮小作動を開始する。このため、右前輪FRが左
に左後輪RLが右にそれぞれ向きを変え始める。すると
それまでカム27に押されてオープンとなっていた前後
方向位置検出スイッチS3がクローズになって第3電気
ラインE3が開通するため、流量切換バルブ35が開位
置に切り換わり、第1油圧ポンプP1から吐出された作
動油も第3油圧ラインL3を介して操向シリンダ28に
供給される。このため操向シリンダ28の縮小速度が増
加するとともに、右前輪FRおよび左後輪RLの向き変
え速度が高速(第2速度)になり、短時間のうちに両操
向輪FR,RLが真横方向を向く。こうして横走行モー
ド設定スイッチS4のオン操作後、短時間のうちに横走
行モードの設定が完了し、横走行が可能となる。
【0019】ところで、右前輪FRが真横方向を向く
と、それまでクローズとなっていた真横方向位置検出ス
イッチS4がカム27に押されてオープンになり、第3
電気ラインE3が再び遮断される。これにより流量切換
バルブ35は閉位置に戻り、第2油圧ポンプP2からの
伸縮切換バルブ34に対する作動油供給が停止するとと
もに、コントローラCへの第4電気ラインE4からの電
気信号の入力が停止することによって伸縮切換バルブ3
4への励磁信号の出力も停止され、これが中立位置に戻
る。こうして、自動的に操向輪FR,RLの向き変え作
動が停止される。なお、横走行モード設定状態において
前後進モード設定スイッチS1がオン操作された場合も
同様にして、迅速に操向輪FR,RLが前後方向に向き
変え作動する。
【0020】上記実施例では、操向輪の向き変え駆動を
油圧により行うステアリング制御装置について説明した
が、本発明のステアリング制御装置はこれに限られるも
のではなく、電動モータ等により操向輪の向き変え駆動
を行うようにしたものにも適用することができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明のステアリン
グ制御装置では、走行モードの切換時においては高速
(第2速度)で操向輪の向きを変える。このため、本制
御装置を用いれば、走行モードの切換操作後、短時間の
うちに切換後の走行モードでの走行を開始することがで
き、作業効率の向上を図ることができる。また、本制御
装置では、操舵操作に対しては低速(第1速度)で操向
輪の向きを変える。このため、本制御装置を用いれば、
直進状態からスムーズに旋回走行に移行することがで
き、運転し易い車両を達成することができる。なお、操
向輪が油圧により向き変え駆動される場合において、操
舵時には1つの油圧ポンプからの作動油が向き変え駆動
のために供給され、走行モード切換時にはこの油圧ポン
プを含む2つの油圧ポンプからの合計の作動油が向き変
え駆動のために供給されるようにすれば、これら油圧ポ
ンプを駆動する駆動手段を小型のもので済ますことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る制御装置を備えた高所作業車の斜
視図である。
【図2】上記制御装置の作動説明図(高所作業車の平面
透視図)である。
【図3】上記制御装置の構成図である。
【符号の説明】
1 高所作業車 23 走行モータ 28 操向シリンダ(操向輪駆動手段) 30,40 ステアリング制御装置 32 前後進切換バルブ 34 伸縮切換バルブ(操向制御手段) 35 流量切換バルブ(モード切換制御手段) P1,P2 油圧ポンプ S1,S2 モード設定スイッチ S3,S4 位置検出スイッチ FR,RL 車輪(操向輪兼駆動輪) FL,RR 車輪(キャスター輪)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に対して前後方向と真横方向との間
    で向き変えが可能な3つ以上の車輪と、これら車輪のう
    ち少なくとも2つの操向輪を向き変え作動させる操向輪
    駆動手段と、所定のモード切換操作に基づいて、前記前
    後方向を直進方向として走行する前後進モードおよび前
    記真横方向を直進方向として走行する横走行モードのい
    ずれかに走行モードを設定する走行モード設定手段とを
    備えた車両のステアリング制御装置であって、 所定の舵取操作に基づいて、前記操向輪が第1速度で向
    き変え作動するよう前記操向輪駆動手段の作動を制御す
    る操向制御手段と、 前記走行モード設定手段において前記2つの走行モード
    のうち一方の走行モードから他方の走行モードに切り換
    えられたときに、前記他方の走行モードの直進方向に対
    応する向きに前記第1速度よりも速い第2速度で前記操
    向輪を向き変え作動させるよう前記操向駆動手段の作動
    を制御するモード切換制御手段とを有してなることを特
    徴とする車両のステアリング制御装置。
  2. 【請求項2】 前記操向輪駆動手段が油圧により作動す
    る場合において、 前記舵取操作に基づいて、前記操向制御手段は前記操向
    輪駆動手段に対して第1流量の作動油を供給し、 前記モード切換操作に基づいて、前記モード切換制御手
    段は前記操向輪駆動手段に対して前記第1流量よりも大
    きな流量の第2流量の作動油を供給することを特徴とす
    る請求項1に記載の車両のステアリング制御装置。
  3. 【請求項3】 前記操向制御手段は前記操向輪駆動手段
    に対して第1油圧ポンプから吐出された作動油を供給
    し、 前記モード切換制御手段は前記操向輪駆動手段に対し、
    前記第1油圧ポンプから吐出された作動油に加えて第2
    油圧ポンプから吐出された作動油をも供給するようにし
    たことを特徴とする請求項2に記載の車両のステアリン
    グ制御装置。
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