JPH07323723A - At車両用エアコン制御装置 - Google Patents

At車両用エアコン制御装置

Info

Publication number
JPH07323723A
JPH07323723A JP14103894A JP14103894A JPH07323723A JP H07323723 A JPH07323723 A JP H07323723A JP 14103894 A JP14103894 A JP 14103894A JP 14103894 A JP14103894 A JP 14103894A JP H07323723 A JPH07323723 A JP H07323723A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
air conditioner
throttle
opening
engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14103894A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirobumi Senoo
博文 妹尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP14103894A priority Critical patent/JPH07323723A/ja
Publication of JPH07323723A publication Critical patent/JPH07323723A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の目的は、自動変速機を備えた車両
の登坂状態において、スロットル開度が全開状態になら
なくても、登坂状態を判定させ、空調装置の駆動を所定
時間停止して運転性能を向上することにある。 【構成】 このため、この発明は、スロットル弁のスロ
ットル開度の全開未満において車速とエンジン回転数と
吸気管圧力とによって車両の登坂状態を判定するととも
にこの登坂状態でスロットル弁のスロットル開度が設定
開度以上の場合には空調装置24の駆動を所定時間停止
する制御手段30を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、AT車両用エアコン
制御装置に係り、特に自動変速機(AT)を搭載した車
両の登坂状態においてスロットル開度が全開状態になら
なくても空調装置(エアコン)の駆動を所定時間停止し
て運転性能を向上し得るAT車両用エアコン制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】車両においては、エンジンとエンジンに
連結された自動変速機(AT)とエンジンによって駆動
される空調装置(エアコン)とを設け、エンジンの所要
出力を確保すべくスロットル弁のスロットル開度状態に
よって空調装置の駆動を制御、つまり、スロットル開度
が全開の時に空調装置の駆動を所定時間停止するAT車
両用エアコン制御装置を備えたものがある。このAT車
両用エアコン制御装置においては、スロットル弁のスロ
ットル開度が全開になるとオンするスロットル全開スイ
ッチが制御手段に連絡している。
【0003】即ち、このAT車両用エアコン制御装置に
あっては、空調装置を駆動、つまりオンした状態での車
両の走行中に、図5に示す如く、制御手段のプログラム
がスタートすると(ステップ202)、スロットル全開
スイッチがオンか否かを判断し(ステップ204)、こ
のステップ204でNOの場合に空調装置をそのまま駆
動させているが(ステップ206)、前記ステップ20
4でYESの場合には、エンジンの所要出力を確保する
ために、空調装置のコンプレッサの駆動を所定時間(例
えば10秒間)だけ停止している(ステップ208)。
【0004】また、このような空調装置の制御装置とし
ては、例えば、実開昭57−117212号公報、特開
昭60−128014号公報に開示されている。実開昭
57−117212号公報に記載のものは、発進時・加
速時または登坂時等に、主エンジンへの負荷が急激に重
くなる場合に、吸気マニホルドの負圧により冷房装置の
圧縮機クラッチへの通電を断ち、主エンジンへの負荷の
軽減を図るものである。特開昭60−128014号公
報に記載のものは、登坂走行時のエンジン負荷の増加
を、水温に比べて温度応答性の高い燃料温度を検出し、
燃料検出温度が所定値以上で且つ、アクセル全開を検出
したときコンプレッサ運転を停止させ、登坂走行時にお
けるエンジン負荷の増加を確実に検出してコンプレッサ
運転を停止するとともに、平坦道路での加速等によって
はコンプレッサ運転が停止されないようにしたものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の空調
装置の制御においては、図6に示す如く、スロットル弁
のスロットル開度が全開(100%)に満たない登坂状
態時において、スロットル全開スイッチがオフなので、
空調装置が停止(オフ)されず、駆動(オン)され、運
転者がエンジンの出力不足を感じるものである。
【0006】このとき、空調装置が停止(オフ)される
まで、スロットル開度を全開にしてしまうと、自動変速
機を備えた車両においては、自動変速機のキックダウン
が働くので、ギクシャクした不円滑な運転状態となり、
走行フィーリングが悪化するという不具合が生じた。
【0007】この不具合を解消すべく、図7に示す如
く、スロットル開度が全開に満たない時(スロットル開
度が80%程度)にでも、空調装置の駆動が停止(オ
フ)するように、スロットル全開スイッチの作動状態を
設定してしまうと、逆に、空調装置の停止を必要としな
い高速走行時にまで空調装置の駆動が停止されてしまう
という、相反する不都合があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、第1に、車両にエンジン
とこのエンジンに連結された自動変速機と前記エンジン
によって駆動される空調装置とを設け、前記エンジンの
所要出力を確保すべくスロットル弁のスロットル開度状
態によって前記空調装置の駆動を制御するAT車両用エ
アコン制御装置において、前記スロットル弁のスロット
ル開度の全開未満において車速とエンジン回転数と吸気
管圧力とによって前記車両の登坂状態を判定するととも
にこの登坂状態で前記スロットル弁のスロットル開度が
設定開度以上の場合には前記空調装置の駆動を所定時間
停止する制御手段を設けたことを特徴とする。
【0009】第2に、前記制御手段は、前記自動変速機
をキックダウンさせるキックダウン開度よりも小なるス
ロットル開度で前記車両の登坂状態を判定することを特
徴とする。
【0010】
【作用】この発明の構成によれば、第1に、制御手段
は、スロットル弁のスロットル開度の全開未満において
車速とエンジン回転数と吸気管圧力とによって車両の登
坂状態を判定するとともにこの登坂状態でスロットル弁
のスロットル開度が設定開度以上の場合には空調装置の
駆動を所定時間停止する。これにより、車両の登坂状態
においてスロットル開度が全開状態にならなくても空調
装置の駆動を所定時間停止して運転性能を向上すること
ができる。
【0011】第2に、制御手段は、自動変速機をキック
ダウンさせるキックダウン開度よりも小なるスロットル
開度で車両の登坂状態を判定する。これにより、スロッ
トル全開スイッチによつて空調装置の駆動を停止しなく
ても必要な出力を得ることができ、キックダウンも働き
にくくし、円滑な運転状態として走行フィーリングを向
上することができる。
【0012】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
且つ具体的に説明する。図1〜4は、この発明の実施例
を示すものである。図4において、2は自動変速機(A
T)用の車両、4はこの車両2に搭載されたエンジン、
6は前側車輪軸、8・8は前輪、10は後側車輪軸、1
2・12は後輪、14は推進軸である。また、車両2に
は、エンジン4に連結した自動変速機16が搭載されて
いる。この自動変速機16は、トルクコンバータ18と
補助変速部20と変速制御部22とを有している。
【0013】また、車両2には、エンジン4によって駆
動される空調装置(エアコン:A/C)24が設置され
ている。この空調装置24には、空調用コンプレッサ
(A/Cコンプレッサ)26が設けられている。
【0014】この空調装置24の空調用コンプレッサ2
6は、図3、4に示す如く、エアコン制御装置28の制
御手段(A/Cモジュール)30によって作動制御、つ
まり、オン・オフされる。
【0015】この制御手段30には、図3に示す如く、
吸気系に設けたスロットル弁(図示せず)のスロットル
開度の全開状態を検出するとオンになるスロットル全開
スイッチ32と、スロットル弁のスロットル開度状態を
検出するスロットルセンサ34と、車速を検出する車速
センサ36と、エンジン回転数を検出するエンジン回転
数(NE)センサ38と、吸気通路(図示せず)の吸気
管圧力状態を検出する圧力センサ40とが連絡してい
る。
【0016】この制御手段30は、各種検出信号を入力
し、スロットル弁のスロットル開度の全開未満において
車速(V)とエンジン回転数(NE)と吸気管圧力(P
M)とによって車両2の登坂状態を判定部30aで判定
するとともに、この登坂状態でスロットル弁のスロット
ル開度が設定開度(例えば80%)以上の場合には空調
装置24の駆動を所定時間(例えば10秒間)停止する
ものであり、また、図2に示す如く、判定部30aにお
いて、自動変速機16をキックダウンさせるキックダウ
ン開度θK よりも小なるスロットル開度θcで車両2の
登坂状態を判定するものである。
【0017】次に、この実施例の作用を、図1のフロー
チャートに基づいて説明する。
【0018】制御手段30において、プログラムがスタ
ートすると(ステップ102)、先ず、スロットル全開
スイッチ32がオンか否かを判断する(ステップ10
4)。
【0019】このステップ104で、YESの場合に
は、通常に、空調装置24の駆動を所定時間(例えば1
0秒間)だけ停止(オフ)とする(ステップ106)。
【0020】一方、ステップ104でNOの場合には、
車速(V)とエンジン回転数(NE)と吸気管圧力(P
M)とによって車両2の登坂状態を判定する。
【0021】即ち、ステップ104でNOの後で、車速
Vが設定車速(例えば40〓/h)未満か否かを判断し
(ステップ108)、そして、このステップ108でY
ESの場合には、エンジン回転数(NE)が設定回転数
(例えば3000rpm)未満か否かを判断し(ステッ
プ110)、このステップ110でYESの場合には、
吸気管圧力(PM)が設定圧力(例えば500mmH
g)以上か否かを判断し(ステップ112)、このステ
ップ112でYESである場合に、制御手段30の判定
部30aが車両2の登坂状態を判定する。
【0022】そして、車両2の登坂状態において、スロ
ットル開度が設定開度(例えば80%)以上か否かを判
断(ステップ114)、このステップ114でYESの
場合には、空調装置24の駆動を所定時間(例えば10
秒間)だけ停止(オフ)する(ステップ106)。
【0023】一方、前記ステップ108、110、11
2でNOの場合には車両2の登坂状態と判定せず、ま
た、前記ステップ114でNOの場合にはスロットル開
度が設定開度未満であるので、空調装置24をそのまま
駆動(オン)させる(ステップ116)。
【0024】この結果、車両2の登坂状態において、ス
ロットル開度を全開状態にしなくても、空調装置24の
駆動を停止することができ、これにより、高速走行時に
まで空調装置24の駆動を停止させることもなく、運転
性能を向上することができる。
【0025】また、車両2の登坂状態の判定を、自動変
速機16をキックダウンさせるキックダウン開度θK
りも小さなスロットル開度θcで行うので、ギクシャク
した運転を防止して円滑な運転状態とし、走行フィーリ
ングを向上することができる。即ち、図2において、従
来、空調装置24がスロットル全開スイッチ32のオン
によって停止されるまで、アクセルペダルを踏み込んで
スロットル開度を大きくしていくと、キックダウン開度
θK になると、キックダウンが働いてしまいギクシャク
した運転状態になっていた。
【0026】しかし、この実施例によれば、スロットル
開度が40〜80%程度のパーシャル領域において、エ
ンジン負荷に応じて空調装置24の駆動を停止するの
で、スロットル全開スイッチ32によって空調装置24
の駆動を停止しなくても、必要なトルクを得ることがで
き、よって、キックダウンも働きにくくなり、走行フィ
ーリングを向上することができるものである。
【0027】
【発明の効果】以上詳細な説明から明らかなようにこの
発明によれば、第1に、スロットル弁のスロットル開度
の全開未満において車速とエンジン回転数と吸気管圧力
とによって車両の登坂状態を判定するとともにこの登坂
状態でスロットル弁のスロットル開度が設定開度以上の
場合には空調装置の駆動を所定時間停止する制御手段を
設けたことにより、車両の登坂状態においてスロットル
開度が全開状態にならなくても空調装置の駆動を所定時
間停止して運転性能を向上し得る。
【0028】第2に、自動変速機をキックダウンさせる
キックダウン開度よりも小なるスロットル開度で車両の
登坂状態を判定するので、スロットル全開スイッチによ
って空調装置の駆動を停止しなくても必要な出力を得る
ことができ、キックダウンも働きにくくし、円滑な運転
状態として走行フィーリングを向上し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】エアコン制御のフローチャートである。
【図2】自動変速機のシフトマップの図である。
【図3】エアコン制御装置のブロック図である。
【図4】車両の概略構成図である。
【図5】従来のエアコン制御のフローチャートである。
【図6】従来のエアコン制御のタイムチャートである。
【図7】従来のエアコン制御の他のタイムチャートであ
る。
【符号の説明】
2 車両 4 エンジン 16 自動変速機 24 空調装置 28 エアコン制御装置 30 制御手段 32 スロットル全開スイッチ 34 スロットルセンサ 36 車速センサ 38 エンジン回転数センサ 40 圧力センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両にエンジンとこのエンジンに連結さ
    れた自動変速機と前記エンジンによって駆動される空調
    装置とを設け、前記エンジンの所要出力を確保すべくス
    ロットル弁のスロットル開度状態によって前記空調装置
    の駆動を制御するAT車両用エアコン制御装置におい
    て、前記スロットル弁のスロットル開度の全開未満にお
    いて車速とエンジン回転数と吸気管圧力とによって前記
    車両の登坂状態を判定するとともにこの登坂状態で前記
    スロットル弁のスロットル開度が設定開度以上の場合に
    は前記空調装置の駆動を所定時間停止する制御手段を設
    けたことを特徴とするAT車両用エアコン制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記自動変速機をキッ
    クダウンさせるキックダウン開度よりも小なるスロット
    ル開度で前記車両の登坂状態を判定することを特徴とす
    る請求項1に記載のAT車両用エアコン制御装置。
JP14103894A 1994-05-31 1994-05-31 At車両用エアコン制御装置 Pending JPH07323723A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14103894A JPH07323723A (ja) 1994-05-31 1994-05-31 At車両用エアコン制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14103894A JPH07323723A (ja) 1994-05-31 1994-05-31 At車両用エアコン制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07323723A true JPH07323723A (ja) 1995-12-12

Family

ID=15282797

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14103894A Pending JPH07323723A (ja) 1994-05-31 1994-05-31 At車両用エアコン制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07323723A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013166463A (ja) * 2012-02-15 2013-08-29 Isuzu Motors Ltd 自動車用電源システム、車両、及び車両の電気供給方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013166463A (ja) * 2012-02-15 2013-08-29 Isuzu Motors Ltd 自動車用電源システム、車両、及び車両の電気供給方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6334834B1 (en) Automatic engine stop control system for vehicles
US7413526B2 (en) Automatic shifting-operation control system
JP2623972B2 (ja) 車両搭載内燃機関の制御装置
JPH08189395A (ja) エンジンの自動始動停止装置
JP4112351B2 (ja) 自動車のエンジン停止制御装置
JP4044025B2 (ja) 車両の制御装置
JP3454048B2 (ja) 車両用エンジン制御装置
JP3354086B2 (ja) 車両のエンジン制御装置
JPH07323723A (ja) At車両用エアコン制御装置
JPH09144573A (ja) 車両の補機制御装置
JP3331771B2 (ja) エンジンの制御装置
JPH01113531A (ja) 自動変速機付車両の発進制御装置
JP3454047B2 (ja) 車両制御装置
JP3196486B2 (ja) エンジンの制御装置
JPH0428254Y2 (ja)
JP3627500B2 (ja) 車両用駆動力制御装置
KR100357590B1 (ko) 연료 차단 해제시 댐퍼 클러치 제어방법
JP3458850B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP4060259B2 (ja) 空調装置の制御装置
JPH08183368A (ja) エンジンの自動始動停止装置
JPS62218245A (ja) 車両用自動変速機の制御装置
JPH08268121A (ja) エンジンの制御装置
JPH03260345A (ja) 車速変動抑制装置
JPH066292Y2 (ja) 車両用自動変速装置
JPH06146940A (ja) 自動変速機付きエンジンの制御装置