JPH07321963A - 電話機における通話料金管理装置 - Google Patents

電話機における通話料金管理装置

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JPH07321963A
JPH07321963A JP13630594A JP13630594A JPH07321963A JP H07321963 A JPH07321963 A JP H07321963A JP 13630594 A JP13630594 A JP 13630594A JP 13630594 A JP13630594 A JP 13630594A JP H07321963 A JPH07321963 A JP H07321963A
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JP
Japan
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time
data
call
telephone
charge
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JP13630594A
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English (en)
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Hideji Tanaka
秀治 田中
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電話機に、操作部から1回の予定通話料金や
一定期間の電話料金の予算額とその期間の予測使用回数
を設定し、時間管理による長電話の禁止や予算範囲内で
の使用を促す機能を付加して電話料金の節減を実現させ
る。 【構成】 電話機(親機1)が内蔵したマイクロコンピュ
ータ回路22に市外・市内局番に対応させた単位時間当た
りの通話料金データとその単位時間データからなる料金
テーブルを格納しておき、操作部16から入力された[予
定通話料金]と発呼時に検出した局番を用いて通話時間
に換算し、それを超過した場合にその事実をスピーカ20
や表示部21から通知する。また、操作部21から[1ケ月
の電話料金予算額と予測使用回数]を入力し、通話毎に
予算額から減額された金額に応じた平均通話料金をオフ
フックの度に表示部21に表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電話機における通話料金
管理装置に係り、電話機の操作部から1回の予定通話料
金や一定期間の通話料金の予算とその期間の予測使用回
数を自由に設定できるようにし、時間管理による長電話
の禁止や予算範囲内での使用を促して通話料金の節減を
実現させる機能に関する。
【0002】
【従来の技術】会社や事務所においては電話機の使用頻
度が益々高くなり、また最近では各家庭においても子供
が電話機を使用する機会が多くなっている等の理由か
ら、通信費や家計に占める電話料金の割合が大きくなっ
ている。そのために、不要な長電話を禁止するように注
意がなされている場合が多いが、そのような注意を守っ
て通話を行うことは少ない。
【0003】そして、市販されている電話機において
も、前記の長電話を防止させるために、着信後に時間を
カウントし、例えば3分間経過した時点でアラーム音を
発生させたり、1分間経過する毎に各ダイヤルボタンの
発光を変化させて通話時間を通知するような機能を有し
たものがある。
【0004】また、電話料金に関して、市外電話専門の
サービス会社がLCR(Least CostRouting:最安値回線
自動選択)サービスを提供しており、市外回線の利用頻
度が高い会社等ではそのサービスを受けている場合が多
いが、更に付加サービスとして、電話機側で使用中に通
話料金を確認できるようなサービスも提供しており、例
えば通話料金が100円近くに達するとアラーム音を発
生させるようなことが可能になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
な電話機側の機能やLCRの付加サービスは固定的な通
知機能であり、利用者側における電話機の使用状況の多
様性に対しては不十分である。即ち、平均的な通話時間
は個々の利用者の職務等によって相違し、また業務用と
家庭用の電話機ではその利用状況が全く異なる場合が多
いため、固定的な通知管理方式よりも、むしろ電話機の
利用者が通話料金を自己管理できる方が便利な場合が少
なくない。
【0006】また、会社等では支払うべき電話料金を1
ケ月単位で予算を組んで管理している場合が多く、その
予算の範囲内で電話機を使用することを促すようなきめ
細かな管理が望まれている。
【0007】そこで、本発明は、電話機の利用者が自己
管理方式で1通話料金や一定期間の予算額を利用状況に
応じて自由に設定入力することができるようにし、その
入力データに基づいて不要な長電話がなされた場合に自
動的に通知を行い、また予算残額に対応した1通話の料
金を通知することで、電話料金の節減を促すことが可能
な電話機を提供することを目的として創作された。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、電話機に
おいて、各局番データに対応させて単位時間当たりの通
話料金データとその単位時間データを記憶した第1記憶
手段と、料金入力モードを設定する第1モード設定手段
と、前記第1モード設定手段によるモード設定状態でダ
イヤル操作によって1回の通話料金が入力された場合に
その料金データを記憶する第2記憶手段と、発呼時の局
番データを検出し、前記第1記憶手段でその局番に対応
せしめられている通話料金データと単位時間データを用
いて前記第2記憶手段が記憶した1回の通話料金に相当
する通話時間又は/及びその通話時間から一定時間を差
し引いた時間を求める第1演算手段と、前記第1演算手
段が求めた時間データを記憶する第3記憶手段と、発呼
後の着信が確認された時にその時点からの時間を計測す
るタイマ手段と、前記タイマ手段の計測時間と前記第3
記憶手段の時間データを比較する第1比較手段と、前記
第1比較手段によって前記タイマ手段の計測時間が前記
第3記憶手段の時間データを超えたことが確認された時
にその事実を通知する第1通知手段を具備したことを特
徴とする電話機における通話料金管理装置に係る。
【0009】第2の発明は、電話機において、各局番デ
ータに対応させて単位時間当たりの通話料金データとそ
の単位時間データを記憶した第1記憶手段と、予算入力
モードを設定する第2モード設定手段と、前記第2モー
ド設定手段によるモード設定状態でダイヤル操作によっ
て一定期間の電話料金の予算額とその一定期間内におけ
る電話機の予測使用回数が入力された場合にその予算デ
ータ[Dm]と回数データ[N]を記憶する第4記憶手段
と、前記第4記憶手段が記憶した予算データ[Dm]と回
数データ[N]を用いて1回当たりの平均通話料金[Dm/
N]を演算する第2演算手段と、前記第2演算手段が演
算した平均通話料金データ[Dm/N]を記憶する第5記
憶手段と、発呼がある度に入力された局番データ[X]を
検出して記憶する第6記憶手段と、発呼後の着信が確認
される度にその時点からの時間を計測するタイマ手段
と、前記平均通話料金データ[Dm/N]を第5記憶手段
が記憶した後の発呼に伴う着信回数をカウントする通話
回数カウント手段と、第i回目の通話が完了して回線断
があった場合に、前回演算した平均通話料金データ[Du
se(i)]、前記第6記憶手段の局番データ[X]に対応した
前記第1記憶手段の単位時間当たりの通話料金データ
[Dcx]と単位時間データ[Ttx]、前記通話回数カウント
手段のカウント回数データ[i]、及び回線断時点におけ
る前記タイマ手段の計測[Tc]を用いて新たな平均通話
料金データ[Duse(i+1)]=[Duse(i)−{Dcx×(Tc/T
tx)}]/(N−i)を演算する第3演算手段と、前記第3
演算手段が新たな平均通話料金データを求める度に前記
第5記憶手段の平均通話料金データ[Duse(i)]を新たな
平均通話料金データ[Duse(i+1)]に書換える書換え手段
と、オフフック時に前記第5記憶手段が記憶している平
均通話料金データを通知する第2通知手段を具備したこ
とを特徴とする電話機における通話料金管理装置に係
る。
【0010】第3の発明は、第2の発明において、発呼
があった場合に、第6記憶手段の局番データに対応した
第1記憶手段の通話料金データと単位時間データを用い
て第5記憶手段が記憶した平均通話料金に相当する通話
時間又は/及びその通話時間から一定時間を差し引いた
時間を求める第4演算手段と、前記第4演算手段が求め
た時間データを記憶する第7記憶手段と、タイマ手段の
計測時間と前記第7記憶手段の時間データを比較する第
2比較手段と、前記第2比較手段によって前記タイマ手
段の計測時間が前記第7記憶手段の時間データを超えた
ことが確認された時にその事実を通知する第3通知手段
を具備したことを特徴とする電話機における通話料金管
理装置に係る。
【0011】
【作用】
第1の発明について;電話機の使用に係る局側での課金
方式では、発呼側と着呼側の電話機の各局番を検出して
単位時間当たりの通話料金とその単位時間を設定し、1
通話毎に通話時間を検出することにより課金を行う方式
を採用している。本発明の場合、発呼側の局番は既知で
あるため、第1記憶手段にその局番を基準にして市内及
び市外局番に対応した単位時間当たりの通話料金データ
とその単位時間データが記憶せしめられている。
【0012】本発明では、第1モード設定手段で料金入
力モードを設定し、予め自己管理方式で1回の通話料金
を入力し、そのデータを第2記憶手段へ記憶させてお
く。発呼時には必ず相手側の局番が入力されるため、そ
の局番に対応する第1記憶手段の単位時間当たりの通話
料金データとその単位時間データが一義的に決定され、
第1演算手段がそれらのデータを用いて前記第2記憶手
段の通話料金に相当する通話時間又は/及びその通話時
間から一定時間を差し引いた時間を求め、その時間デー
タが第3記憶手段に記憶せしめられる。
【0013】以降、着信後の通話時間をタイマ手段で計
測し、第1比較手段でその計測時間と前記第3記憶手段
の時間データを比較し、前者が後者を超えた場合に第1
通知手段によってその事実を通知する。従って、利用者
は自己管理データとして設定した通話料金を超えた時点
又は/及びその通話料金になる一定時間前に自動的に電
話機から通知を受けることになり、不要な会話を省いて
迅速に通話を終わらせる。
【0014】第2の発明について;この発明は、予算管
理方式でオフフックがなされる度にその回の1通話当た
りの目安料金を予め通知しておく機能に関する。第2モ
ード設定手段で予算入力モードを設定し、一定期間の電
話料金の予算額[Dm]とその一定期間内での予測使用回
数[N]が入力され、第4記憶手段がそれらのデータを記
憶する。また、第2演算手段が[Dm/N]を演算して平
均通話料金を求め、第5記憶手段がそのデータを記憶す
る。そして、初回のオフフック時にはその平均通話料金
[Duse(0)]=Dm/Nを表示させる。
【0015】以降、発呼がなされる度にその局番データ
[X]を第6記憶手段に記憶させ、着信後から通話がなさ
れて回線断があるまでの時間[Tc]をタイマ手段で計測
し、その通話がi回目である場合には、前回の通話後に
演算された平均通話料金データ[Duse(i)]と、第6記憶
手段の局番データ[X]に対応した第1記憶手段の単位時
間当たりの通話料金データ[Dcx]及びその単位時間デー
タ[Ttx]と、通話回数カウント手段の通話回数データ
[i]を用い、第3演算手段が新たな平均通話料金データ
[Duse(i+1)]=[Duse(i)−{Dcx×(Tc/Ttx)}]/(N
−i)を求め、書換え手段が第5記憶手段の[Duse(i)]
を[Duse(i+1)]に書換える。これにより、次のオフフッ
クがある度に、予算額[Dm]の範囲内におさめるにはそ
の時点での平均通話料金の目安が[Duse(i)]であること
を第2通知手段で通知させることができ、予算額[Dm]
を考慮した電話機の利用を促すことが可能になる。
【0016】第3の発明について;この発明は、第2の
発明において第1の発明と同様に通話時間の管理を実行
させるものである。第2の発明では、第6記憶手段が発
呼に係る局番データ[X]を、第5記憶手段が今回の平均
通話料金[Duse(i)]を記憶しているため、第1記憶手段
で局番データ[X]に対応している単位時間当たりの通話
料金データ[Dcx]とその単位時間データ[Ttx]を用いれ
ば、[Duse(i)]に対応した通話時間[={Duse(i)/Dc
x}×Ttx]を求めることができる。
【0017】そして、第4演算手段が前記の演算を実行
して平均通話時間に相当する通話時間又は/及びその通
話時間から一定時間を差し引いた時間を求め、第7記憶
手段がその時間データを記憶する。以降、その通話につ
いて、タイマ手段と第2比較手段が第1の発明と同様の
時間管理を行い、第7記憶手段の時間データを超えた時
点で第3通知手段がその事実を通知する。
【0018】
【実施例】以下、本発明の「電話機における通話料金管
理装置」に係る実施例を図面を用いて詳細に説明する。
先ず、図1はコードレス電話機のシステム回路図であ
り、1は親機、2は子機を示し、親機1と子機2の間ではM
SK(Minimum Shift Keying)方式によって入力情報と音
声情報が無線伝送される。ここに、親機1側は、着信検
出回路11と、フック検出部12と、スピーチネットワーク
13と、子機2側と通信を行うための送受信部14と、MS
Kモデム15と、操作部16と、DTMFデコーダ17と、保
留回路18と、アラームリンガー回路19と、スピーカ20
と、表示部21と、マイクロコンピュータ回路22を内蔵し
ており、通常のコードレス電話機とほぼ同様のシステム
構成を有している。
【0019】この電話機は、操作部16に料金設定と予算
設定と頻度設定を行う際に使用するボタンが設けられて
いる点、及びマイクロコンピュータ回路22が通話料金管
理用のプログラムを含んだシステム制御プログラムと料
金テーブルを格納している点に特徴がある。即ち、マイ
クロコンピュータ回路22は、CPU31と、タイマ32と、
I/Oポート33と、ROM34と、RAM35とがバス接続
された通常の回路構成を有しているが、ROM34に前記
のプログラムとテーブルが格納されており、料金テーブ
ルに関しては、その電話機の設置箇所の局番から市内・
市外局番へ電話をかける場合の単位時間当たりの通話料
金データとその単位時間データを前記の各市内・市外局
番に対応させてある。料金テーブルの格納方式として
は、予め電話機の販売店に全国の局番間の単位時間当た
りの通話料金データとその単位時間データを格納したパ
ーソナルコンピュータ等を用意しておき、購入者が電話
機の設置箇所の局番を指定することにより、その設置箇
所の局番を基準にした前記データをROM34にダウンロ
ードしてもらう方式や、市外電話専門のサービス会社が
電話回線を通じて前記のデータを伝送するサービスも行
っているため、そのサービスを利用してダウンロードさ
せる方式が採用できる。
【0020】次に、この電話機による通話料金管理動作
を図2から図4のフローチャートを参照しながら順次説
明する。 実施例1:この実施例は、第1の発明に対応するもので
あり、その管理動作手順は図2に示される。先ず、電話
機の利用者が操作部16の料金設定ボタンを押すと、その
信号を検出したCPU31はシステムを料金設定モードに
する(S1)。そして、今回の1通話で目安とされる通話料
金データ(Duse)をダイヤルボタンを操作して入力し、
その入力の完了を示す#ボタンを押す(S2,S3)。この
時、CPU31は入力されたデータをRAM35にセーブさ
せ、#ボタンの入力信号により通話料金データ[Duse]
として確定させる(S4)。
【0021】ここで、子機2がオフフックされると、C
PU31はそのオフフックをフック検出部12から確認して
直ちに発信モードを設定し、利用者が操作部16から相手
先のダイヤルデータを入力すると、その入力データをR
AM35に書込み、その局番データ[X]が入力された時点
で前記の通話料金データ[Duse]に相当する通話時間[T
use](単位は秒)を求め、その通話時間[Tuse]データを
RAM35にセーブさせる(S5〜S7)。即ち、前記の局番デ
ータ[X]を検索キーとしてROM34の料金テーブルを検
索し、その局番データ[X]に対応している単位時間当た
りの通話料金データ[Dcx]とその単位時間データ[Ttx]
を読出し、Tuse=(Duse/Dcx)×Ttxを求めてRAM
35にセーブする。尚、相手先が市内の場合には、ダイヤ
ルから市外局番が検出されないことによって市内局番で
あると判断する。また、CPU31では、前記の通話時間
データ[Tuse]から20秒分を差し引いた時間データも
求め、その時間データ[Tuse−20sec]をRAM35にセ
ーブする(S8)。
【0022】次に、ダイヤルデータの入力が完了し、着
信検出回路11で電話回線の極性反転が検出されて着信の
確認がなされると、CPU31は直ちにタイマ32のカウン
トを開始させ、着信以降の時間を計測する(S9〜S12)。
ここで、タイマ32がカウントを継続しながら、(子機2−
送受信部14−MSKモデム15−スピーチネットワーク13
−フック検出部12−電話回線)を通じて発呼先との通話
がなされることになるが、CPU31はタイマ32のカウン
ト値[Tc]とRAM35にセーブされている各時間データ
[Tuse−20sec],[Tuse]を比較しており、通話の継続
によってTc=[Tuse−20sec]になると、アラームリ
ンガー回路19のアラームドライバを起動させることによ
りスピーカ20からアラーム音を発生させる(S12〜S14)。
また、アラーム音を発生させた後にCPU31は[Tuse−
Tc]の演算を開始し、その時間データを表示部21へ継続
的に表示させる(S14)。そして、更に通話が継続した場
合にはTc=Tuseとなるが、CPU31はその時点で表示
部21に表示されている時間データをマイナス表示;(−)
[Tuse−Tc]へ切換える。
【0023】従って、以上の動作により、利用者が自己
管理基準として1回の通話料金を入力しておけば、電話
機側が自動的にその料金に達する20秒前にアラーム音
で通知し、またそれ以降には表示部21で残り時間やオー
バー時間を表示させるため、利用者が出来る限り不要な
会話を避けて短時間で通話を完了させるように努めるこ
とが期待でき、引いては電話料金の節減を図ることがで
きる。尚、最終的に子機2がオンフックされるか又は相
手方がオンフックを行うことにより着信検出回路11から
極性反転による回線断が確認されると、CPU31は前記
の表示を消去すると共にタイマ32をリセットするが(S1
7,S18)、表示前の回線断の場合にはタイマ32のリセット
のみが行われ、表示後の如何なるタイミングで回線断が
あっても前記の消去とリセットが実行されることは当然
である。
【0024】実施例2:この実施例は、第2の発明に対
応するものであり、その管理動作手順は図3に示され
る。先ず、電話機の利用者が操作部16の予算設定ボタン
を押すと、その信号を検出したCPU31はシステムを予
算設定モードに設定する(S21)。そして、ダイヤルボタ
ンで1ケ月の電話料金の予算データ[Dm]を入力し、そ
の入力の完了を示す#ボタンを押すと、CPU31は入力
されたデータをRAM35へセーブさせ、#ボタンの入力
信号により前記の予算データ[Dm]として確定させる(S2
2〜S24)。次に、操作部16の頻度設定ボタンを押して、
ダイヤルボタンで1ケ月間の電話機の予測使用回数を入
力し、その入力の完了を示す#ボタンを押すと、CPU
31は前記と同様に入力データをRAM35へセーブさせ、
そのデータを予測使用回数データ[N]として確定させる
(S25〜S27)。
【0025】ここで、CPU31は直ちに[Dm/N]の演
算を実行し、そのデータをRAM35にセーブさせ、また
RAM35に通話回数カウントデータ[i]として「1」をセ
ットしておく(S28,S29)。尚、CPU31が求めたデータ
[Dm/N]は予算入力時点における1回当たりの平均通
話料金[Duse(1)]に相当する。以上の予算設定モードで
の操作が終了した後、子機1がオフフックされると、C
PU31はそれをフック検出部12から検出し、直ちに前記
の平均通話料金データ[Duse(1)]を表示部21へ読出して
そのデータを表示させる(S29〜S31)。そして、オフフッ
ク後に利用者が操作部16から相手先のダイヤルデータを
入力すると、局番データ[X]が入力された時点でそのデ
ータをRAM35にセーブしておく(S32,S33)。
【0026】前記のダイヤルデータの入力が完了して着
信検出部11から着信が確認されると、実施例1の場合と
同様にCPU31は直ちにタイマ32のカウントを開始さ
せ、電話機は通話状態へ移行する(S34〜S37)。そして、
通話が完了して着信検出回路11から回線断の信号が検出
されると、CPU31はその時点でのタイマ32のカウント
時間[Tc]を検出し、直ちに次の演算を実行する(S37〜S
39)。即ち、実施例1の場合と同様にRAM35の局番デ
ータ[X]を検索キーとしてROM34からその局番データ
[X]に対応した単位時間当たりの通話料金データ[Dcx]
とその単位時間データ[Ttx]を読出し、予めRAM35に
記憶させてある予測使用回数データ[N]と通話回数カウ
ントデータ「1」を用いて、第2回目の通話における平均
通話料金であるDuse(2)=[Duse(1)−{Dcx×(Tc/T
tx)}]/(N−1)を求める。また、CPU31はRAM35
の平均通話料金データを前回の[Duse(1)]から今回求め
た[Duse(2)]へ書換え、RAM35の通話回数カウント数
「1」をインクリメントして「2」へ書換えるると共にタイ
マ32をリセットする(S39〜S41)。
【0027】次に、その状態で再度オフフックがなされ
ると、CPU31はRAM35の平均通話料金データ[Duse
(2)]を表示部21へ読出してそれを表示させる(S30,S3
1)。そして、前記の手順と同様に、今回入力された局番
データ[X]をRAM35にセーブさせておき、着信・通話
後に回線断があると、Duse(3)=[Duse(2)−{Dcx×
(Tc/Ttx)}]/(N−2)を求めてRAM35の[Duse
(2)]を[Duse(3)]へ書換え、RAM35の通話回数カウン
ト数「2」を「3」へ書換えると共にタイマ32をリセットす
る(S32〜S41)。
【0028】以降、同様にして、発呼・着信・通話後の回
線断がある度にRAM35の平均通話料金が書換えられ、
その着信がi回目の場合にはDuse(i+1)=[Duse(i)−
{Dcx×(Tc/Ttx)}]/(N−i)となり、次のオフフッ
クが検出された際にその[Duse(i+1)]が表示部21に表示
される。その結果、電話機の利用者はオフフック時に残
予算額の範囲でその回の通話に割当てられている平均通
話料金を表示部21から確認することができ、その割当て
額が小さい場合には出来る限り短時間で通話を完了させ
るように努めるため、1ケ月の電話料金を当初に設定し
た予算額データ[Dm]の範囲内に抑制し易くなる。
【0029】実施例3:この実施例は、第3の発明に対
応するものであり、その管理動作手順は図4に示され
る。前記の実施例2は各回の通話に割当てられた平均通
話料金を表示させるようにしているが、利用者にとって
は料金データの表示より実施例1のように時間管理が行
われた方が便利な場合が多い。一方、実施例2の動作手
順では、常にRAM35がその回の平均通話料金データ
[Duse(i)]を記憶している。従って、その平均通話料金
データ[Duse(i)]を用いて実施例1の場合と同様に時間
管理を行うようにすれば、一定期間の電話料金が予算額
の範囲内に抑制しようとする実施例2の目的を更に有効
に実現することができる。
【0030】そこで、この実施例では、実施例2(図3)
における局番データ[X]がRAM35にセーブされた段階
(S33)で、次のような手順を並行して実行させる。先
ず、その回の通話に係る平均通話料金データ[Duse(i)]
を通話時間[Tuse(i)]に換算し、またその時間から20
秒間を差し引いた時間データ[Tuse(i)−20sec]を求
め、それらの時間データをRAM35にセーブする(S51,S
52)。前記の通話時間[Tuse(i)]への換算は、実施例1
の場合と同様に、局番データ[X]を検索キーとしてRO
M34の料金テーブルから単位時間当たりの通話料金デー
タ[Dcx]とその単位時間データ[Ttx]を読出し、Tuse
(i)=(Duse/Dcx)×Ttxの演算を行うことになる。
【0031】そして、以降において、発呼後の着信によ
ってタイマ32のカウントを開始させ(S53〜S55)、タイマ
のカウント時間(Tc)が[Tuse(i)−20sec]になった時
点でアラーム音を発生させると共に残り時間[Tuse(i)
−Tc]を表示させるようにし(S56〜S58)、またTc=Tu
se(i)になった時点でオーバー時間[Tc−Tuse(i)]をマ
イナス表示させる(S59,S60)ことは、実施例1の場合の
[Tuse]が平均通話料金データ[Duse(i)]に対応した通
話時間[Tuse(i)]に代わるだけで、実施例1の手順と同
様である。
【0032】
【発明の効果】本発明の電話機における通話料金管理装
置は、以上の構成を有していることにより、次のような
効果を奏する。請求項1の発明は、電話機の利用者が1
通話の通話料金を任意に設定できるようにし、その通話
料金を超えた時点又は/及びその通話料金に達する一定
時間前に自動的に電話機側から通知することにより、個
々の通話時間を確実に自己管理できるようにして電話料
金の節減を図ることを可能にする。請求項2の発明は、
一定期間(例えば1ケ月間)の電話料金の予算額とその間
の電話機の予測使用回数を設定し、オンフックがある度
に残予算額の範囲でその回の通話に割当てられている平
均通話料金を通知して利用者が確認できるようにしてい
るため、利用者に対して予算額を考慮した電話機の利用
を促すことにより前記予算額の範囲内に電話料金を抑制
することが容易になる。請求項3の発明は、請求項2の
発明において、平均通話料金に対応した通話時間を求
め、請求項1の発明と同様に時間管理による通知がされ
るようにし、予算額設定による電話料金の管理を更に有
効に実現する。また、各請求項の発明は、実質的にはソ
フトウェアのみで実現できるために、電話機回路の変更
を伴わず、安価に構成できるという利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の「電話機における通話料金管理装置」の
実施例に係るコードレス電話機のシステム回路図であ
る。
【図2】実施例1の動作手順を示すフローチャートであ
る。
【図3】実施例2の動作手順を示すフローチャートであ
る。
【図4】実施例3の動作手順を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1…親機、2…子機、11…着信検出回路、12…フック検出
部、13…スピーチネットワーク、14…送受信部、15…M
SKモデム、16…操作部(料金設定ボタン;第1モード設
定手段,予算設定ボタン及び頻度設定ボタン;第2モード
設定手段)、17…DTMFデコーダ、18…保留回路、19
…アラームリンガー回路(第1通知手段,第3通知手
段)、20…スピーカ(第1通知手段,第3通知手段)、21
…表示部(第1通知手段,第2通知手段,第3通知手段)、
22…マイクロコンピュータ回路、31…CPU(第1〜第
4演算手段,第1及び第2比較手段,通話回数カウント手
段,書換え手段)、32…タイマ(タイマ手段)、33…I/O
ポート、34…ROM(第1記憶手段)、35…RAM(第2
〜第7記憶手段,通話回数カウント手段)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話機において、各局番データに対応さ
    せて単位時間当たりの通話料金データとその単位時間デ
    ータを記憶した第1記憶手段と、料金入力モードを設定
    する第1モード設定手段と、前記第1モード設定手段に
    よるモード設定状態でダイヤル操作によって1回の通話
    料金が入力された場合にその料金データを記憶する第2
    記憶手段と、発呼時の局番データを検出し、前記第1記
    憶手段でその局番に対応せしめられている通話料金デー
    タと単位時間データを用いて前記第2記憶手段が記憶し
    た1回の通話料金に相当する通話時間又は/及びその通
    話時間から一定時間を差し引いた時間を求める第1演算
    手段と、前記第1演算手段が求めた時間データを記憶す
    る第3記憶手段と、発呼後の着信が確認された時にその
    時点からの時間を計測するタイマ手段と、前記タイマ手
    段の計測時間と前記第3記憶手段の時間データを比較す
    る第1比較手段と、前記第1比較手段によって前記タイ
    マ手段の計測時間が前記第3記憶手段の時間データを超
    えたことが確認された時にその事実を通知する第1通知
    手段を具備したことを特徴とする電話機における通話料
    金管理装置。
  2. 【請求項2】 電話機において、各局番データに対応さ
    せて単位時間当たりの通話料金データとその単位時間デ
    ータを記憶した第1記憶手段と、予算入力モードを設定
    する第2モード設定手段と、前記第2モード設定手段に
    よるモード設定状態でダイヤル操作によって一定期間の
    電話料金の予算額とその一定期間内における電話機の予
    測使用回数が入力された場合にその予算データ[Dm]と
    回数データ[N]を記憶する第4記憶手段と、前記第4記
    憶手段が記憶した予算データ[Dm]と回数データ[N]を
    用いて1回当たりの平均通話料金[Dm/N]を演算する
    第2演算手段と、前記第2演算手段が演算した平均通話
    料金データ[Dm/N]を記憶する第5記憶手段と、発呼
    がある度に入力された局番データ[X]を検出して記憶す
    る第6記憶手段と、発呼後の着信が確認される度にその
    時点からの時間を計測するタイマ手段と、前記平均通話
    料金データ[Dm/N]を第5記憶手段が記憶した後の発
    呼に伴う着信回数をカウントする通話回数カウント手段
    と、第i回目の通話が完了して回線断があった場合に、
    前回演算した平均通話料金データ[Duse(i)]、前記第6
    記憶手段の局番データ[X]に対応した前記第1記憶手段
    の単位時間当たりの通話料金データ[Dcx]と単位時間デ
    ータ[Ttx]、前記通話回数カウント手段のカウント回数
    データ[i]、及び回線断時点における前記タイマ手段の
    計測[Tc]を用いて新たな平均通話料金データ[Duse(i+
    1)]=[Duse(i)−{Dcx×(Tc/Ttx)}]/(N−i)を演
    算する第3演算手段と、前記第3演算手段が新たな平均
    通話料金データを求める度に前記第5記憶手段の平均通
    話料金データ[Duse(i)]を新たな平均通話料金データ
    [Duse(i+1)]に書換える書換え手段と、オフフック時に
    前記第5記憶手段が記憶している平均通話料金データを
    通知する第2通知手段を具備したことを特徴とする電話
    機における通話料金管理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、発呼があった場合
    に、第6記憶手段の局番データに対応した第1記憶手段
    の通話料金データと単位時間データを用いて第5記憶手
    段が記憶した平均通話料金に相当する通話時間又は/及
    びその通話時間から一定時間を差し引いた時間を求める
    第4演算手段と、前記第4演算手段が求めた時間データ
    を記憶する第7記憶手段と、タイマ手段の計測時間と前
    記第7記憶手段の時間データを比較する第2比較手段
    と、前記第2比較手段によって前記タイマ手段の計測時
    間が前記第7記憶手段の時間データを超えたことが確認
    された時にその事実を通知する第3通知手段を具備した
    ことを特徴とする電話機における通話料金管理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1188561A (ja) * 1997-09-04 1999-03-30 Murata Mach Ltd 通信端末装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH1188561A (ja) * 1997-09-04 1999-03-30 Murata Mach Ltd 通信端末装置

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