JP3321529B2 - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JP3321529B2
JP3321529B2 JP20870696A JP20870696A JP3321529B2 JP 3321529 B2 JP3321529 B2 JP 3321529B2 JP 20870696 A JP20870696 A JP 20870696A JP 20870696 A JP20870696 A JP 20870696A JP 3321529 B2 JP3321529 B2 JP 3321529B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話機等の通信装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、通信装置においては、通信終
了後に発信者側端末の使用者が交換局に電話することに
より発信による通信にかかる通信料金を発信者側端末の
使用者に報知するものや、発信による通信中に交換機か
ら一定料金毎に課金信号を送出するサービスを電話会社
と契約することにより、発信による通信中の通信料金を
発信者側端末の使用者に報知するものや、市外局番毎の
各時間帯の一定時間当たりの通信料金を記憶し、ダイヤ
ルした番号から一定時間当たりの通信料金を求め、その
一定時間当たりの通信料金と現在時刻と通信時間とから
発信による通信中の通信料金を計算することにより、発
信による通信にかかる通信料金を発信者側端末の使用者
に報知するものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来装
置では、発信者側端末の使用者において発信による通信
にかかる通信料金を認識することができるが、着信者側
端末の使用者において発信者側端末との通信にかかる通
信料金を認識することができず、着信側端末の使用者に
おいて発信者側端末の使用者にかかる通信料金を考慮し
て通信を行うことができないといった問題点があった。
【0004】本発明は、着信者側端末の使用者において
発信者側端末との通信にかかる通信料金を認識すること
ができる通信装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、発明は、着信時において通信回線から到来する発
信者情報を受信する受信手段と、通信時間を計時する計
時手段と、現在時刻を計時する時計手段と、該時計手段
によって計時された現在時刻と上記受信手段によって受
信された発信者情報に含まれる電話番号と自局の電話番
とに基づいて現在時刻における通信料金が加算される
単位時間と単位時間当たりの通信料金とを求める基準料
金算出手段と、該基準料金算出手段によって求められた
単位時間当たりの通信料金及び通信料金加算の単位時間
と上記計時手段によって計時された通信時間とに基づい
て通信にかかる通信料金を算出する通信料金算出手段
と、該通信料金算出手段によって算出された通信料金
、上記受信手段によって受信される発信者情報単位で
累計する通信料金累計手段と、該通信料金累計手段によ
って累計された発信者情報単位の累計通信料金を報知す
る報知手段とを設けたものである。
【0006】
【0007】
【0008】従って、本発明によれば、着信時において
受信手段によって発信者情報が受信されると、基準料金
算出手段がその受信された発信者情報に含まれる電話番
号と自局の電話番号と時計手段によって計時された現在
時刻とに基づいて単位時間当たりの通信料金と通信料金
加算の単位時間とを求め、通信料金算出手段がその求め
られた単位時間当たりの通信料金と通信料金加算の単位
時間と計時手段によって計時された通信時間とに基づい
て通信にかかる通信料金を算出し、通信料金累積手段が
その算出された通信料金を発信者情報単位で累積し、報
知手段がその累積された通信料金を報知することによ
り、使用者は着信通信時において発信側端末にかか
通信料金の合計を認識することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0010】図1は本発明の一実施の形態である通信装
置の電気的構成を示す概略機能ブロック図、図2は同通
信装置におけるメモリ構成例を示す説明図、図3は同通
信装置の接続状態を示す説明図、図4は同通信装置にお
ける着信時の動作制御を示すフローチャートである。
【0011】図1において、1は交換機に接続される回
線が接続される回線コネクタ、2は回線コネクタ1に接
続された回線を介して相手側端末との通話経路を形成す
る通話回路、3は通話回路2によって形成された通話経
路を用いて相手側端末との通話を行うハンドセット、4
はハンドセット3の装置本体への載置/取上状態を検知
するフックスイッチ、5は回線コネクタ1に接続された
回線の捕捉/開放を行う回線捕捉回路、6は回線コネク
タ1に接続された回線から到来する着信信号及び終話信
号等を検出する回線状況検出回路である。
【0012】7は回線コネクタ1に接続された回線から
到来する発信者情報を受信する発信者情報受信回路、8
は通信時間を計時する通信時間計測回路、9は自局の電
話番号や現在時刻の登録を行う入力回路、10は入力回
路9によって登録された自局の電話番号を記憶する電話
番号記憶回路、11は入力回路8によって登録された現
在時刻の計時を行う時計回路、12は発信者情報受信回
路8によって受信された発信者情報に含まれる電話番号
と電話番号記憶回路10に記憶された自局の電話番号
と、時計回路11によって計時された現在時刻とに基づ
いて現在時刻における通信料金が加算される単位時間と
単位時間当たりの通信料金とを求める通信料金換算回路
である。
【0013】13は通信時間計測回路12によって計時
された通信時間が通信料金換算回路11によって求めら
れた単位時間に達する毎に単位時間当たりの通信料金を
加算することによって通信にかかる通信料金を算出する
通信料金加算回路、14は図2(a)に示すように通信
料金加算回路13によって算出された通信料金とその通
信料金を算出するのに用いた発信者側電話番号と着信時
刻と通信時間とをそれぞれ対応させて記憶すると共に、
図2(b)に示すように発信者側電話番号単位で累積通
信料金と累積通信時間とを記憶する情報記憶回路、15
は情報記憶回路14に記憶された通信料金を表示する表
示回路である。
【0014】16はフックスイッチ4による検知結果、
及び回線状態検出回路6からの検出信号に基づいて回線
捕捉回路4による回線捕捉/開放制御、通信時間計測回
路8による計時制御、情報記憶回路13による書込/読
出制御、及び表示回路14による表示制御を行う主制御
回路である。
【0015】そして、上記回線コネクタ1、通話回路
2、ハンドセット3、フックスイッチ4、回線捕捉回路
5、回線状態検出回路6、発信者情報受信部7、通信時
間計測回路8、入力回路9、電話番号記憶回路10、時
計回路11、通信料金換算回路12、通信料金加算回路
13、情報記憶回路14、表示回路15、及び主制御回
路16によって通信端末Dが構成されている。
【0016】そして、上記のように構成された通信端末
について、まず着信時の動作を図4に示すフローチャー
トに基づいて説明する。
【0017】発信側端末Aによって通信端末Dに対して
発信を行うと、交換機B及び交換機Cを介して通信端末
DにIR60(NTTの発信電話番号通知サービスの規
定によりデータが通知される場合の着信をIR60と言
う)の着信信号が到来する。
【0018】そして、通信端末Dにおいて、回線状態検
出回路6が回線コネクタ1に接続された回線を介して交
換機Cより到来するIR60の着信信号を検出する(ス
テップF1)と、主制御回路16が回線捕捉回路5を制
御して回線コネクタ1に接続された回線を捕捉させ、発
信者情報受信回路7により回線コネクタ1に接続された
回線を介して交換機Cより到来する発信者情報を受信し
(ステップF2)、その後、回線状態検出回路6が回線
コネクタ1に接続された回線を介して交換機Cより到来
するIR(IR60と区別するために従来の外線着信信
号をIRと言う)の着信信号を検出する(ステップF
3)と、主制御回路16が図示しないリンガ等を鳴動さ
せて着信を受けたことを使用者に報知する。
【0019】そして、使用者が着信に応じてハンドセッ
ト3を装置本体より取り上げ、そのハンドセット3の取
上操作がフックスイッチ4によって検知される(ステッ
プF4)と、主制御回路16が回線捕捉回路5を制御し
て回線コネクタ1に接続された回線を捕捉させる(ステ
ップF5)と共に、通信時間計測回路8を制御して通信
時間の計測を開始する(ステップF6)。
【0020】一方、通信料金換算回路12は発信者情報
受信回路7によって受信された発信者情報に含まれる発
信者側電話番号と、電話番号記憶回路10に記憶された
自局の電話番号と、時計回路11によって計時されてい
る現在時刻とから現在時刻における通信料金が加算され
る単位時間と単位時間当たりの通信料金とを求め、通信
料金加算回路13は通話時間計測回路8によって計測さ
れる通信時間が通信料金換算回路12によって求められ
た単位時間に達する度に、その単位時間当たりの通信料
金を加算する。
【0021】そして、主制御回路16は情報記憶回路1
4を制御し、情報記憶回路14に、通信料金加算回路1
3によって算出された通信料金とその通信料金を算出す
るのに用いた発信者側電話番号と着信時刻と通信時間と
をそれぞれ対応させて記憶更新させると共に、発信者側
電話番号単位で累積通信料金と累積通信時間とを記憶更
新させ(ステップF7)、且つその記録更新させた通信
料金と累積通信料金とを情報記憶回路14より読み出す
と共に、表示回路15を制御して情報記憶回路14より
読み出された通信料金と累積通信料金とを表示させる
(ステップF8)。
【0022】そして、主制御回路16は回線状態検出回
路6が回線コネクタ1に接続された回線を介して交換機
Cより到来する終話信号を検出する(ステップF9)、
又はハンドセット3が装置本体に載置されてフックスイ
ッチ4がハンドセット3の載置操作を検知する(ステッ
プF10)まで、上記のような通信時間の計測、並びに
通信時間、通信料金、累積通信時間及び累積通信料金の
更新記憶動作を繰り返し行う(ステップF7〜F8)。
【0023】そして、回線状態検出回路6が回線コネク
タ1に接続された回線を介して交換機Cより到来する終
話信号を検出したとき(ステップF9)、又はハンドセ
ット3が装置本体に載置されてフックスイッチ4がハン
ドセット3の載置操作を検知したとき(ステップF1
0)、主制御回路16が通信時間計測回路8による通信
時間の計測を終了させる(ステップF11)ことによ
り、通信料金及び累積通信料金の加算/更新記憶動作を
終了させると共に、回線捕捉回路5を制御して回線コネ
クタ1に接続された回線の開放を行う(ステップF1
2)ことにより、通信状態を終了させる。
【0024】従って、上記動作制御によれば、着信時に
おいて発信者側端末との通信にかかる通信料金を報知す
ることができると共に、通信にかかった累積通信料金を
発信者側端末毎に報知することができる。
【0025】尚、本実施例においては、着信時において
発信者側端末との通信にかかる通信料金及び累積通信料
金を表示回路15によって常時表示するようにしたが、
これに限定されるものではなく、例えば通信料金及び累
積通信料金を外部の機器に出力して当該外部機器におけ
る各種動作の制御に用いるようにしても良い。
【0026】
【発明の効果】以上のように、発明によれば、着信時
において発信者側端末との通信にかかった累積通信料金
を報知することにより、着信側端末の使用者において発
信側端末にかかった累積通信料金を認識することができ
るため、着信側端末の使用者において発信者側端末の使
用者にかかる通信料金を考慮して通信を行うことができ
る。
【0027】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である通信装置の電気的
構成を示す概略機能ブロック図。
【図2】同通信装置におけるメモリ構成例を示す説明
図。
【図3】同通信装置の接続状態を示す説明図。
【図4】同通信装置における着信時の動作制御を示すフ
ローチャート。
【符号の説明】
1 回線コネクタ 2 通話回路 3 ハンドセット 4 フックスイッチ 5 回線捕捉回路 6 回線状態検出回路 7 発信者情報受信部 8 通信時間計測回路 9 入力回路 10 電話番号記憶回路 11 時計回路 12 通信料金換算回路 13 通信料金加算回路 14 情報記憶回路 15 表示回路 16 主制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 15/00 H04M 15/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着信時において通信回線から到来する発
    信者情報を受信する受信手段と、 通信時間を計時する計時手段と、 現在時刻を計時する時計手段と、 該時計手段によって計時された現在時刻と上記受信手段
    によって受信された発信者情報に含まれる電話番号と自
    局の電話番号とに基づいて現在時刻における通信料金が
    加算される単位時間と単位時間当たりの通信料金とを求
    める基準料金算出手段と、 該基準料金算出手段によって求められた単位時間当たり
    の通信料金及び通信料金加算の単位時間と上記計時手段
    によって計時された通信時間とに基づいて通信にかかる
    通信料金を算出する通信料金算出手段と、 該通信料金算出手段によって算出された通信料金を、上
    記受信手段によって受信される発信者情報単位で累計す
    る通信料金累計手段と、 該通信料金累計手段によって累計された発信者情報単位
    の累計通信料金を 報知する報知手段とを設けたことを特
    徴とする通信装置。
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