JPH0732177Y2 - モータアクチュエータの駆動用モータ - Google Patents

モータアクチュエータの駆動用モータ

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JPH0732177Y2
JPH0732177Y2 JP1777489U JP1777489U JPH0732177Y2 JP H0732177 Y2 JPH0732177 Y2 JP H0732177Y2 JP 1777489 U JP1777489 U JP 1777489U JP 1777489 U JP1777489 U JP 1777489U JP H0732177 Y2 JPH0732177 Y2 JP H0732177Y2
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JP
Japan
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motor
stopper
worm gear
output shaft
frame
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久寿 広田
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TGK Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、車輌用空調装置のドアその他を駆動するた
めに用いられるモータアクチュエータの駆動用モータに
関する。
この種のモータアクチュエータの駆動用モータは、例え
ば第4図に示されるように、出力軸81にウォームギヤ82
が固着されていて、そのウォームギヤ82から、図示され
ていないウォームホィールに回転力を伝えるようになっ
ている。そして、その際に、ウォームギヤ82はウォーム
ホィールから軸方向に反力を受ける。その反力は、モー
タの回転方向によって、第4図の矢印のように、両方向
に発生する。
したがって、モータには、ウォームギヤ82の軸方向の移
動を阻止するためのストッパが必要である。
〔従来の技術〕
第5図は、一般に用いられるモータを示しており、83は
枠体、84は回転発生部、85及び86は出力軸81を回転自在
に支える軸受けである。出力軸81の軸方向の移動は、2
つのストッパ87,88によって制限されている。89は合成
樹脂製(ナイロン6など)のシートワッシャである。
上述の第5図のようなモータにおいては、出力軸81及び
ウォームギヤ82が枠体83内に押し込まれるような力が作
用する際には、出力軸の基端部81aが第1のストッパ87
に当接する。ここでは軸頭とストッパとが、点接触する
ので、回転抵抗が少なく、回転力のロス及び発生する回
転音も小さい。
しかし、出力軸81及びウォームギヤ82が枠体83から抜け
出す方向に力が作用する場合には、シートワッシャ89を
介して、円板状の第2のストッパ88と軸受86とが当接す
る。ここではストッパ88と軸受86とが面接触をするた
め、摩擦抵抗による回転力のロスや騒音が発生し易く、
これを完全に阻止するにはシートワッシャを非常に高精
度に組み込む必要があり、実際にはなかなか容易なこと
ではなかった。
第6図は上述の不都合を対策するために改良されたモー
タアクチュエータを示している。90はモータアクチュエ
ータのハウジングであり、ウォームギヤ82の突端部がハ
ウジング90の内壁面に当接するようになっている。ここ
での接触は点接触となるので、摩擦抵抗による回転力の
ロスや雑音の発生は防止される。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、第6図のような構造をとると、ウォームギヤ82
の突端とモータアクチュエータのハウジング90との間の
間隔tが0.1mmをこえたときに、そこで発生する衝突音
が大きくなって、騒音源となってしまう。したがって、
その間隔tを0.1mm以下になるように管理しなければな
らない。しかし、ハウジング90の内壁面とウォームギヤ
82との間の間隔tは、モータ単体で決まる値ではなく、
いろいろな部品の寸法誤差や組付け誤差が積算されるの
で、間隔tを所望の値に厳密に管理するのは極めて困難
であった。そのため、ストッパ部から衝突音が発生し
て、騒音源となってしまい、結局、一般的なモータアク
チュエータでは、上述の第5図の構造を採用せざるを得
なかった。したがって、回転力のロスや回転音の発生を
避けることができなかった。
この考案は、そのような従来の欠点を解消し、ストッパ
部における衝突音などを容易に解消して、低コストでし
かも回転のロスや異音の発生のないモータアクチュエー
タの駆動用モータを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本考案のモータアクチュエ
ータの駆動用モータは、モータの回転発生部を収容する
枠体と、上記回転発生部によって回転駆動され上記枠体
から突出して設けられた出力軸と、上記出力軸に固着さ
れたウォームギヤとを有するモータアクチュエータの駆
動用モータにおいて、上記ウォームギヤの軸方向の移動
を規制するストッパを上記ウォームギヤの突端に対向し
て配置し、上記ストッパの基部を上記枠体に固定したこ
とを特徴とする。
〔作用〕
出力軸が枠体から抜け出そうとする方向の移動は、ウォ
ームギヤの突端に対向して配置されたストッパにより規
制される。したがって、そこではウォームギヤの突端と
ストッパとが点接触をする。そして、そのストッパの基
部はモータの枠体に固定されているので、ストッパとウ
ォームギヤの突端との間隔は、モータ単体で直接調整す
ることができる。
〔実施例〕
図面を参照して実施例を説明する。
第1図及び第2図は、本考案の第1の実施例を示してお
り、1はモータアクチュエータの下半部の外壁を形成す
る底側ハウジング、2はモータアクチュエータの上半部
の外壁を形成する蓋側ハウジングであり、これらハウジ
ング1,2は合成樹脂により形成されている。上記底側ハ
ウジング1の底面には一対の凸部3が突設され、その各
々に係止手段である孔13が穿設されている。そして、そ
の各孔13の内縁には、孔13の内方に向かってたて長に突
起3aが突設されている。また、蓋側ハウジング2の上面
には、第1図には省略されているが、下向き凸部4が突
設され、その凸部4に孔14が穿設されている。
5は、モータアクチュエータの駆動源となるモータであ
り、51は、電磁コイルなどによって回転力を発生する回
転発生部。52は、回転発生部51を収容するモータの枠体
である。6は、回転発生部によって回転駆動される出力
軸であり、その一端側は、枠体52から突出して設けられ
ている。そして、その出力軸6の突出部には、ウォーム
ギヤ7が圧入固着されている。53及び54は、枠体52に出
力軸6を回転自在に軸支する軸受。55は、出力軸6が枠
体52内に押し込まれる方向に移動するのを規制するスト
ッパである。
上記枠体52の端面には、上記底側ハウジング1の孔13内
に挿入されて孔13と係合する例えば金属平板よりなる係
合片8が、ねじ10によって固定されている。即ち、係合
片8の下部には上記各孔13内にちょうど挿入できる大き
さの一対の足部9が形成されており、この足部9が上記
の各孔13内に上方(即ちハウジングの底面に対して直角
の方向)から挿入されることによって上記突起3aがつぶ
されて弾性変形をし、足部9が突起3aによって弾性的に
押圧されて固定される。また、蓋側ハウジング2の孔14
にも、同様にして係合片8の上端部が挿入されて係合す
るようになっている。
18は、ウォームギヤ7が枠体52から飛び出す方向に軸方
向に移動するのを規制するためのストッパである。この
ストッパ18の基部18aは係合片8に一体的に連結されて
いる。即ち、ストッパ18は、係合片8を形成している金
属平板を、プレス成形等によって折り曲げて一体に形成
されている。そして、このストッパ18とウォームギヤ7
の突端との間隔sは、例えば0.05mmに調整されている。
この間隔sの調整作業は、例えばねじ10を緩めておい
て、ストッパ18とウォームギヤ7の突端との間に、厚さ
0.05mmの鋼板を挟み込み、その状態でねじ10を締め込
む。すると、ウォームギヤ7は出力軸6に圧入されてい
るので、ねじ10の締め込み力に押されて移動し、鋼板を
挟み込んで組みたてられた状態となる。そこで、ねじ10
を少し緩めて鋼板をとり去って再びねじ10を締め込め
ば、ストッパ18とウォームギヤ7の突端との間隔がちょ
うど0.05mmに調整される。
なお、間隔調整の方法は上述の方法に限定されるもので
はなく、例えば、ねじ10をきつく締め込んでストッパ18
を取り付けた後、ストッパ18とウォームギヤ7との間に
0.05mmの厚さのゲージ等を差し込みながら、ストッパ18
を遡性変形させて間隔の調整を行ってもよい。
また、ストッパは必ずしも係合片8と一体である必要は
なく、ストッパの基部が枠体52に固定されるものであれ
ばよい。したがって、例えば第3図に示されるように、
ストッパ28と係合片8とを別部品で構成して共通のねじ
20で枠体51に固定するものでもよく、係合片8が無く、
ストッパを枠体に直接固定するような構成であってもさ
しつかえない。
〔考案の効果〕
本考案のモータアクチュエータの駆動用モータによれ
ば、出力軸が枠体から抜け出そうとする方向の移動は、
ウォームギヤ突端とストッパとの点接触により規制され
るので、摩擦抵抗が小さく、回転力のロスや回転音の発
生がほとんど無い。さらに、ストッパの基部がモータの
枠体に固定されていて、モータ単体でストッパとウォー
ムギヤの突端との間隔を容易に調整することができるの
で、打音の発生しない静かなモータを低コストで実現す
ることができる優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の斜視図、 第2図はその側面断面図、 第3図は他の実施例の平面図、 第4図は一般的なモータの側面図、 第5図は従来のモータアクチュエータの駆動用モータの
側面断面図、 第6図は従来の他のモータアクチュエータの駆動用モー
タの側面図である。 5……モータ、6……出力軸、7……ウォームギヤ、18
……ストッパ、51……回転発生部、52……枠体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータの回転発生部を収容する枠体と、 上記回転発生部によって回転駆動され上記枠体から突出
    して設けられた出力軸と、 上記出力軸に固着されたウォームギヤ とを有するモータアクチュエータの駆動用モータにおい
    て、 上記ウォームギヤの軸方向の移動を規制するストッパを
    上記ウォームギヤの突端に対向して配置し、 上記ストッパの基部を上記枠体に固定した ことを特徴とするモータアクチュエータの駆動用モー
    タ。
JP1777489U 1989-02-16 1989-02-16 モータアクチュエータの駆動用モータ Expired - Lifetime JPH0732177Y2 (ja)

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JP1777489U JPH0732177Y2 (ja) 1989-02-16 1989-02-16 モータアクチュエータの駆動用モータ

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JPH02108609U JPH02108609U (ja) 1990-08-29
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