JPH07321457A - ポリイミド基板の製造方法 - Google Patents

ポリイミド基板の製造方法

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JPH07321457A
JPH07321457A JP13494794A JP13494794A JPH07321457A JP H07321457 A JPH07321457 A JP H07321457A JP 13494794 A JP13494794 A JP 13494794A JP 13494794 A JP13494794 A JP 13494794A JP H07321457 A JPH07321457 A JP H07321457A
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JP
Japan
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catalyst
polyimide
treatment
polyamic acid
polyimide substrate
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Application number
JP13494794A
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English (en)
Inventor
Takashi Kubota
隆 久保田
Atsushi Suzuki
篤 鈴木
Takaaki Furuta
隆昭 古田
Yoshio Kuramoto
佳男 倉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
REITETSUKU KK
Toray Engineering Co Ltd
Original Assignee
REITETSUKU KK
Toray Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属層との密着性や電気的特性等において一
段と優れた特性を有する、ポリイミドフィルムと金属層
との二層ポリイミド基板を得ることができる製造方法を
提供する。 【構成】 最初に、ポリイミドフィルムの表面を、硝酸
及びアルカリを用いて活性化処理し、次いで、そのま
ま、若しくは、ポリアミド酸溶液を塗布した後、塩化パ
ラジウムで処理する。そして、更に、200℃以上の熱
処理に引き続いて湿式メッキによる金属層の形成、若し
くは、湿式メッキによる金属層の形成に引き続いて20
0℃以上の熱処理を行う。なお、その際、前記塩化パラ
ジウムの還元処理を、それの付与に引き続いて、若しく
は、200℃以上の熱処理と湿式メッキ間において行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント配線板、フレ
キシブルプリント基板、TAB等の高密度化に対応し得
る、ポリイミドフィルムと金属層の二層からなるポリイ
ミド基板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】昨今、プリント回路基板上の配線は、よ
り一層の、高密度化及び信号遅延時間の低減化が要求さ
れ、それに伴って、導体幅の微細化及び回路基板の低容
量化を図る為に、誘電率が低く、耐熱性、機械的特性に
優れたポリイミド基板が注目されつつある。
【0003】すなわち、ポリイミド樹脂に銅箔を接着剤
で接合させた、三層ポリイミド基板が広く実用に供され
ているが、接着剤の耐熱性が低い為、部品を回路基板に
実装する際における加熱と加圧とにより、接着剤が軟化
して導体の位置ずれが発生し易いと共に、その位置ずれ
が比較的大きく、従って、品質的信頼性が十分でないと
共に、接着層に銅等の金属イオンの不純物が吸着され易
く、その為、基板上に形成された導体幅が微細な場合に
おいては、絶縁不良といった障害が発生し易い欠点を有
していた。
【0004】そこで、100μmピッチ以下の微小導体
ピッチ幅が要求されるような場合においては、ポリイミ
ド樹脂表面に接着層を介在させずに直接、金属層を形成
せしめた所謂、二層ポリイミド基板の使用が検討されつ
つあり、かつ、このような、二層ポリイミド基板は、銅
箔上に、ポリイミド前駆体であるポリイミド酸溶液をキ
ャストフィルムとし溶剤を除去した後、ポリアミドをイ
ミド化閉環するキャスティング法や、或いは、ポリイミ
ド樹脂表面に、スパッタリング、イオンプレーティング
等の金属蒸着によって直接、金属層を形成させる金属蒸
着法、更には、ポリイミド樹脂表面に、無電解メッキ並
びに電解メッキによって金属層を形成するメッキ法等に
より製造されている。
【0005】しかし、キャスティング法は、銅箔の銅の
一部がイオン化されて、アミド酸中に溶解する為に、基
板材料の耐熱信頼性や電気特性の低下といった欠点を有
していると共に、ポリイミド樹脂と銅箔の熱膨脹率の違
いにより、製造工程でカールが発生し易いという欠点も
有していた。
【0006】また、他の、例えば、特開昭53−135
840号公報において開示されているような金属蒸着法
は、ポリイミド樹脂表面に銅薄膜を、蒸着法により形成
する際、その前処理として、密着性の向上化を図る為
に、ポリイミド樹脂の表面をアルカリ処理し、次いで、
それに銅のイオンプレーティング等の金属蒸着を行う。
【0007】その為、かかるアルカリ処理において、イ
ミド基が開環しポリアミド酸が形成されるが、その際、
銅とポリアミド酸との反応によりポリイミド中に銅の一
部が拡散し、これに起因して、ポリイミド基板の耐熱性
が劣化されてしまう恐れがあると共に電気特性の低下の
恐れもあった。
【0008】なお、ポリアミド酸中の銅イオンの溶解に
ついては、『電気情報通信学会論文誌』(1988年1
1月号)CVOL.J71−C,NO.11,第1516頁
〜第1521頁において開示されていると共に、特開昭
55−34415号公報においては、ポリイミド中に銅
が拡散することを防止する為に、ポリイミドフィルム上
に、ニッケル、コバルト等の1μm以下の薄膜を介して
銅のイオンプレーティング等の金属蒸着を行う方法が開
示されている。
【0009】しかし、この方法によって得られた銅被覆
回路基板を用いて、フォトリソグラフィ技術によって回
路形成を行う場合、ポリイミドフィルム上の銅と、ニッ
ケル若しくはコバルト等の多種類の金属とを一度に、或
いは、互いに影響を与えずにエッチングすることが難し
く、かつ、スッパタリング装置やイオンプレーティング
装置等の高価な装置が必要とされて製造コストが高くな
るという欠点を有していた。
【0010】それ故、比較的製造コストの安いメッキ法
について従来から多くの検討がなされて来たが、これに
おいても、上述したような、密着性及びポリアミド酸に
よる銅イオン拡散の問題が未だ解決されておらず、ポリ
イミドフィルム上に銅皮膜を直接、形成するに好適なメ
ッキ法が開発されていないのが実状である。
【0011】すなわち、例えば、特開平3−6382号
公報において開示されている方法においては、ポリイミ
ドフィルムをアルカリ処理し、ポリイミド表面にイミド
基を開環させてポリアミド酸を有する厚みが約600オ
ングストロームの改質層を得た後、触媒付与に引き続い
て無電解銅メッキを行い、更に、無酸素雰囲気中で20
0℃迄の温度に加熱して改質層中に銅金属拡散を行い、
次いで、無電解銅メッキ上に電解銅メッキを施してい
る。しかし、この方法は、ポリイミドフィルム表面に積
極的に銅イオンの拡散を図っているので、電気回路基板
には適していないと判断される。
【0012】加えて、特開平4−72070号公報にお
いて開示されている、他の方法においては、アルカリ処
理の代りに、硫酸処理又はジアミン/水酸化第4アンモ
ニウム処理を行い、ポリイミド表面にイミド基を開環さ
せ、ポリアミド酸を有する親水変質層を形成した後、か
かる触媒付与に引き続いて無電解銅メッキを行い、次い
で、無酸素雰囲気中で420℃迄の温度に加熱して親水
変質層のポリアミド酸の閉環反応を行った後、無電解銅
メッキ上に電解銅メッキを施している。
【0013】すなわち、この方法においては、無電解銅
メッキの後、閉環処理を無酸素雰囲気で行い、親水変質
層中に存在する銅の酸化反応を抑えることで、電気特性
及び耐熱性の低下(又は劣化)防止を図っているが、ポ
リアミド酸の閉環処理中において、銅イオン拡散が行わ
れる為、好ましくない。
【0014】一方、触媒を付与する為に設けられた親水
化層は、耐熱性に劣り、ガスや水分を取り込んでいる
為、銅被膜形成後に加熱して、耐溶剤性に優れたイミド
構造に変えると共に、ガスや水分を除去する必要があ
る。しかし、ポリイミドの全表面が銅被覆されている場
合には、かかるガスや水分は放散されず、その結果、密
着強度が低下する。
【0015】そこで、例えば、特開平4−187778
号公報において開示されているように、熱処理に当って
は、特別な処理を行うことが必要とされるが、銅被膜が
厚い場合には、このような処理を行っても完全にガスや
水分を除去することが困難であった。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のよう
な欠点に鑑みて発明されたものであり、その目的は、ポ
リイミドフィルムと金属層との密着性や電気特性等にお
いて一段と優れた特性を有するポリイミド基板が得られ
る製造方法を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】この目的を達成する本発
明に係る第1の、ポリイミド基板の製造方法は、ポリイ
ミドフィルムの表面を、薬液を用いて活性化処理し、次
いで、触媒を付与せしめた後、200℃以上の加熱処理
して安定化せしめ、更に、湿式メッキにより金属層を形
成することを特徴とするものである。
【0018】また、本発明に係る第2の、ポリイミド基
板の製造方法は、ポリイミドフィルムの表面を、薬液を
用いて活性化処理し、次いで、ポリアミド酸溶液を塗布
してポリアミド酸層を形成した後、このポリアミド酸層
に触媒を付与せしめ、更に、200℃以上の加熱処理し
て安定化せしめた後、湿式メッキにより金属層を形成す
ることを特徴とするものである。
【0019】また、本発明に係る第3の、ポリイミド基
板の製造方法は、ポリイミドフィルムの表面を、薬液を
用いて活性化処理し、次いで、触媒を付与せしめた後、
200℃以上の加熱処理して安定化せしめ、更に、前記
触媒の還元処理を行った後、湿式メッキにより金属層を
形成することを特徴とするものである。
【0020】また、本発明に係る第4の、ポリイミド基
板の製造方法は、ポリイミドフィルムの表面を、薬液を
用いて活性化処理し、次いで、ポリアミド酸溶液を塗布
してポリアミド酸層を形成した後、このポリアミド酸層
に触媒を付与せしめ、更に、200℃以上の加熱処理し
て安定化せしめた後、前記触媒の還元処理を行い、か
つ、湿式メッキにより金属層を形成することを特徴とす
るものである。
【0021】また、本発明に係る第5の、ポリイミド基
板の製造方法は、ポリイミドフィルムの表面を、薬液を
用いて活性化処理し、次いで、ポリアミド酸溶液を塗布
してポリアミド酸層を形成した後、このポリアミド酸層
に触媒を付与せしめ、更に、湿式メッキにより金属層を
形成した後、200℃以上の加熱処理して安定化せしめ
ることを特徴とするものである。
【0022】また、本発明に係る第6の、ポリイミド基
板の製造方法は、ポリイミドフィルムの表面を、薬液を
用いて活性化処理し、次いで、触媒を付与せしめた後、
湿式メッキにより金属層を形成し、更に、加熱処理して
安定化せしめる、ポリイミド基板の製造方法において、
前記活性化処理が、硝酸及びアルカリを用いる処理であ
ると共に前記加熱処理が、200℃以上であることを特
徴とするものである。
【0023】
【実施例】以下、本発明に係るポリイミド基板の製造方
法について詳述すると、本発明は、ポリイミドフィルム
の表面を薬液で処理することによって生成せしめたカル
ボキシル基を有する親水化層を、塩化パラジウム塩酸水
溶液で処理することにより、ポリアミド酸からなる親水
化層に塩化パラジウムを強固に捕捉せしめ、次いで、2
00℃以上の温度で熱処理して、親水化層を安定化せし
めた後、湿式メッキを行うことにより、銅イオン拡散が
無く、密着性に優れた金属被覆ポリイミド基板、すなわ
ち、二層ポリイミド基板が得られることを見い出したこ
とに基づく。
【0024】なお、ポリイミドフィルムの表面と金属被
膜との密着性を高める為には、親水化層の生成に先立っ
て、表面の粗面化を行うのが好ましい。この粗面化方法
の一例として、例えば、特開平4−316395号公報
において開示されている、ワイヤブラシ等で機械的に粗
面化して後、過マンガン酸カリ等の酸化剤を含むアルカ
リ処理を行い、ミクロボア(微細孔)を生じさせる方法
が挙げられる。
【0025】しかし、この方法は、均一、かつ、ミクロ
的に粗面化することの困難性を有していると共に、発生
するポリイミドの粗面化屑の洗浄除去についても困難性
を有しているので、他の適当な方法を採用するのが好ま
しい。
【0026】最も好ましい方法として、ポリイミド樹脂
を溶解する発煙硝酸水溶液を用いて、ポリイミドフィル
ムの表面処理する方法が挙げられる。これによると、最
適条件を選択することにより、ポリイミドフィルム表面
の均一、かつ、微細な粗面化をなし得、それに基づいて
金属被覆層との密着性を著しく高めることができる。
【0027】ここにおいて用いられる硝酸は、硝酸に二
酸化窒素を含有させた発煙硝酸、若しくは、発煙硝酸水
溶液であることが好ましい。硝酸による微細粗面化につ
いて、ポリイミドフィルムの表面の一様にして微細な凹
凸が形成されている様子が、走査型電子顕微鏡による観
察によって確認された。なお、本粗面化による微細な凹
凸は、ポリイミドフィルムの持つ機械的特性を損なうこ
とはない。
【0028】発煙硝酸の濃度は30%以上が好ましい。
何故ならば、30%未満では処理時間が著しく長くなっ
て実用的でないからである。また、処理温度について
は、特に制限はないが、処理中の作業環境の面から、常
温〜50℃程度で処理できるような濃度と時間とを選択
するのが好ましい。濃度が94%の発煙硝酸を用いる場
合においては、常温で数秒以下で十分であり、また、5
0%〜60%程度の場合においては、常温で2〜3分程
度で十分である。
【0029】なお、特開平4−72070号公報におい
ては、ポリイミドの表面を硫酸で処理することにより、
親水化する方法が開示されているが、この方法では、ポ
リイミドは硫酸には溶解しない為、ポリイミド表面の粗
面化は起らず、また、硫酸だけでは、金属被膜との良好
な密着が得られない。
【0030】加えて、アルカリ処理を併用しても、密着
性が少し向上されるだけであって十分でなく、従って、
有効な方法とは言い難い。また、金属被膜との密着性
は、ポリイミドフイルムとの表面粗化だけでも得られる
が、十分ではなく、その為、その表面をアルカリ処理す
ることによって更に強化する必要がある。
【0031】アルカリ処理の条件としては、一般にポリ
イミドの活性処理と同様の条件が採用される。また、そ
の為の溶液として、ポリイミドを構成するイミド結合を
加水分解させて、カルボキシル基を含むポリアミド酸に
開環させ得るものであれば、いかなるものであってもよ
く、例えば、アルカリ金属の酸化物の水溶液、これにア
ルコール類を含有するもの、抱水ヒドラジン、水酸化第
4級アンモニウムの水溶液又はそれらとエチレンジアミ
ン等との混合物が用いられる。但し、ヒドラジン等で処
理した場合においては、更にアルカリ処理を行って、反
応しているヒドラジンを除去する必要がある。
【0032】引き続いて、親水化層が形成されたポリイ
ミドフィルム表面を塩化パラジウム塩酸水溶液で処理す
る。これにより、ポリアミド酸からなる親水化層に塩化
パラジウムを強固に捕捉せしめ、次に、金属被膜との密
着性を阻害する過剰の塩化パラジウムを十分に水洗除去
し、その後、還元剤として使用する次亜リン酸ナトリウ
ム水溶液と反応させてパラジウム触媒の還元処理を行
い、触媒活性の高い金属パラジウム親水化層を生成させ
る。
【0033】なお、本発明において用いる塩化パラジウ
ム塩酸水溶液とは、あらかじめ、加温した塩酸水溶液に
塩化パラジウムを溶解したものの他、錫イオンがパラジ
ウムの保護コロイドを形成しているキャタライザーを還
元する処理方法で用いられている触媒溶液、並びに、塩
化第1錫を介して塩化パラジウムの還元を行うセンシタ
イザー/アクチベーター等の処理方法で用いられている
触媒についても適用できる。
【0034】そして、更に、窒素若しくは真空等の無酸
素雰囲気中において、200℃以上で、ポリイミドが分
解しない450℃付近までの温度で熱処理し、親水化層
のポリアミド酸の閉環反応により安定化を行う。その
際、前記閉環反応を十分に行って安定化させた後、パラ
ジウム触媒の還元処理を行ってもよい。
【0035】この熱処理によって安定化すべき親水化層
の厚さは非常に薄く、また、取り込んでいるガスや水分
等の系外放散を阻害する金属被膜層も存在しないので、
高温に保ったドラム等に接触させる等の簡易な方法によ
り短時間に熱処理することも可能である。
【0036】次に、このようにして、安定化並びにバラ
ジウム触媒の還元処理を行ったポリイミドフィルムに、
常法に従い無電解銅メッキだけ、若しくは無電解銅メッ
キ後に電解銅メッキを行うことにより、ポリイミドフィ
ルム中に銅イオンの拡散がなく、密着性の優れた金属被
膜、特に、銅単独からなるポリイミド基板を得ることが
できる。
【0037】なお、親水化層のポリアミド酸の閉環反応
を十分に行い、安定化した後の金属パラジウムは、ポリ
イミドに強固に付着している為、広く用いられているP
H8〜9のアルカリ性の無電解銅メッキ液中でも金属パ
ラジウムがコロイド状に析出することがなく、また、金
属パラジウムは、高い触媒活性を保持しているので、1
μmの均一厚さの銅被膜を5分以内の短時間で形成する
ことができる。
【0038】また、十分に安定化されたポリイミドフィ
ルム表面上に銅被膜が形成されているので、得られたポ
リイミド基板が、溶融ハンダ等の高温度物と接触されて
も、従来の基板のように、金属層との密着強度が著しく
低下されてしまうといったような問題は生じない。
【0039】なお、銅被膜等の金属層を形成した後、8
0℃以上の温度で加熱処理することにより、湿式メッキ
工程においてポリイミドフィルムに取り込まれた水分を
系外に放散させるのが好ましく、これにより密着強度の
安定化を図ることができる。
【0040】以上、ポリイミドフィルムに湿式法メッキ
により銅被膜を形成する場合の例について述べたが、ニ
ッケル、コバルト等、他の金属、並びにニッケル、コバ
ルト等の金属の被膜の上に、銅等で金属被膜を形成し
た、複合金属層についても、同様の工程を経て、金属層
を形成することができ、その場合においても、密着性の
優れた金属被覆ポリイミド基板を得ることができる。
【0041】ニッケル、コバルト等の金属の場合は、ポ
リイミドフィルム中への金属イオンの拡散、また、ハン
ダリフローなどのような高温度条件下での金属層の酸化
は、容易には起こり難い為、例えば、ニッケル、コバル
ト等の金属、ニッケル/銅、コバルト/銅のような複合
金属によって被覆形成されたポリイミド基板において
は、前記閉環反応による安定化について、金属層の形成
前若しくは後でも差し支えない。
【0042】また、親水化層上にポリアミド酸溶液を塗
布し、次いで、180℃のポリアミド酸の閉環温度以下
で溶剤を蒸発させ、その後、アルカリ処理を行ったもの
に、上述の例と同様の方法によりパラジウム触媒を付与
し、かつ、熱処理したものは、安定化したポリイミドフ
ィルムの表面に、触媒活性の高い金属パラジウム触媒が
多数、存在する為、続いて行う無電解メッキにおける銅
被膜形成時間の短縮化を図ることができる。
【0043】なお、ポリイミド樹脂は、芳香族ジミアン
成分と芳香族テトラカルボン酸二無水物成分とをN−メ
チルピロリドン、N,N−ジメチルアセトアミド、N,
N´−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、
フェノール等の有機極性溶媒中で重縮合してポリアミド
酸を製造し、そのポリアミド酸を熱的および化学的に分
子内脱水閉環反応させてイミド化して得られるものが用
いられる。
【0044】このようなものは市販されており、例え
ば、ピロメリット酸とP−フェニレジアミン系のポリイ
ミドフィルムKAPTON(E.I.DU PONT
DENEMOURS社商標)や、APICAL(鐘淵化
学工業社商標)、ビフェニルテトカルボン酸二無水物−
とP−フェニレジアミン/ジアミノジフェニルエーテル
系のポリアミドフィルムUPILEX(宇部興産社商
標)等が挙げられる。また、ポリアミド酸溶液として
は、芳香族ジアミン成分と芳香族テトラカルボン酸二無
水物成分とを有機極性溶媒中で重縮合して得られた遊離
カルボン酸を有するものが挙げられる。
【0045】〔実施例1〕…東レ・デュポン株式会社製
のポリイミドフィルムであるカプトン200Hの試験片
(30cm×30cm)を、60%発煙硝酸水溶液中
に、25℃で2分間浸漬した後、水洗した。次いで、そ
れを、1%水酸化ナトリウム水溶液により、60℃で3
0秒間処理し水洗した。
【0046】更に、この試験片を、0.45%の塩化パ
ラジウム酸性水溶液中に、25℃で4分間浸漬した後、
十分に水洗し水を切って風燥した。そして、更に、これ
を、乾燥炉に入れ、窒素置換した400℃雰囲気中で1
5分間熱処理した。
【0047】次に、島津製作所製のFTIR−8100
Mを用い、全反射測定装置ATR−8000によるAT
R法により、上記乾燥炉から取り出した試験片の表面の
赤外線吸収スペクトルを測定したところ、発煙硝酸−水
酸化ナトリウムの処理後においては認められた1600
cm-1付近のカルボン酸の吸収は、400℃、15分間
の熱処理後においては認められず、かつ、カプトン20
0Hそのもののスペクトルと同じ状態であり、閉環反応
が完全に行われていることが確認された。
【0048】次に、この試験片を、3%次亜リン酸ナト
リウム水溶液に、70℃で4分間浸漬した後、水洗し、
水を切った。続いて、メッキ浴として、メルテックス株
式会社製のエンプレートCu406を用い、25℃で約
3分間の無電解銅メッキを行い、その後、常法に従い電
気銅メッキを行い厚さが約20μmの銅被膜を形成し
た。
【0049】このようにして得られたサンブルを、10
0℃で1時間乾燥させたものの銅メッキ被膜の外観は良
好であったと共に、JIS C−6481で定められた
方法に従って被膜の密着強度を測定したところ、1.4
kg/cmであった。
【0050】〔実施例2〕…発煙硝酸として80%水溶
液を用い、25℃で20秒間処理した後、直に水洗した
こと以外の条件は、実施例1と同一条件で処理を行って
得られ銅被覆ポリイミドの密着強度は1.2kg/cm
であった。
【0051】〔実施例3〕…発煙硝酸として40%〜3
0%水溶液を用い、40℃〜50℃で10分間処理した
こと以外の条件は、実施例1と同一条件で処理して得ら
れ銅被覆ポリイミドの密着強度は1.1kg/cmであ
ったが、これは、十分な強度である。
【0052】〔実施例4〕…東レ・デュポン株式会社製
のポリイミドフィルムであるカプトン200Hの試験片
(30cm×30cm)の表面を、60%発煙硝酸水溶
液中に、25℃で2分間浸漬した後、水洗した。次い
で、それを、1%水酸化ナトリウム水溶液により、60
℃で30秒間処理し水洗し、その後、乾燥した。
【0053】更に、この試験片に、ポリアミド酸溶液と
して、東レ株式会社製のトレニース3000を、バーコ
ータで厚みが約1μm(閉環後の厚み)に塗布し、14
0℃で15分間乾燥させた。次いで、この試験片を、
0.45%塩化パラジウム中性水溶液中に、40℃で4
分間浸漬した後、十分に水洗し水を切って風燥した。
【0054】そして、更に、これを、乾燥炉に入れ、窒
素置換した400℃雰囲気中で15分間熱処理した。続
いて、熱処理後、約3%の次亜リン酸ナトリウム水溶液
に、70℃で4分間処理した後、メッキ浴として、メル
テックス株式会社製のエンプレートCu406を用い、
25℃で1分40秒間の無電解銅メッキを行い、更に、
それに電気銅メッキを行い、厚み約16μmの銅皮膜を
得た。
【0055】得られたサンプルを、100℃で30分間
乾燥したものの密着強度は、1.3kg/cmであっ
た。また、JIS C−6481で定めされている方法
に従って熱処理を行った後の密着強度は、1.1kg/
cmであった。
【0056】〔実施例5〕…実施例1に従い、発煙硝酸
−水酸化ナトリウム処理を行い、触媒を付与、還元を行
ったフィルムにメルテック株式会社製メルプレートN1
−4128を用い、60℃で約2分間の無電解ニッケル
メッキを行った。次いで、電解銅メッキを行い、厚さ約
20μmの被膜を得た。
【0057】得られたサンプルを乾燥炉の中に入れ、窒
素置換した状態で150℃1時間、400℃15分の熱
処理を行ったものの密着強度は、1.6kg/cmであ
った。また、JIS C−6481に従い熱処理を行っ
た後の密着強度は1.4kg/cmであった。
【0058】〔実施例6〕…実施例1に従い、発煙硝酸
−水酸化ナトリウム処理を行い、ポリアミド酸溶液を塗
布、乾燥の後、触媒を付与し、還元を行った。次いで、
メルテック株式会社製メルプレートN1−4128を用
い、60℃で約1分30秒間の無電解ニッケルメッキを
行った。
【0059】更に、電解銅メッキを行い、厚さ約20μ
mの被膜を得た。得られたサンプルを乾燥炉の中に入
れ、窒素置換した状態で150℃1時間、400℃15
分の熱処理を行ったものの密着強度は1.5kg/cm
であった。
【0060】また、JIS C−6481に従い熱処理
を行った後の密着強度は1.4kg/cmであった。
【0061】〔比較例1〕…発煙硝酸を行わないこと以
外の条件は実施例1と同一条件で無電解メッキを行った
が、銅メッキ被膜は得られなかった。
【0062】〔比較例2〕…アルカリ処理を行わないこ
と以外の条件は実施例1と同一条件で無電解メッキを行
ったところ、部分的にはメッキは付いたが、均一な銅メ
ッキ被膜は得られなかった。
【0063】この試験片のメッキが付いた部分を切り取
り、電解銅メッキを行った。メッキ後のフィルムを触る
と容易に銅被膜は剥離した。測定したところ、密着強度
は約300g/cmであった。
【0064】〔比較例3〕…発煙硝酸の代りに90%重
量硫酸を用い、25℃で1分間処理し水洗し、アルカリ
処理を行わないこと以外の条件は実施例1と同一条件で
行って、得られた試験片に無電解メッキを行ったが、試
験片上に部分的なメッキは付いたが、均一な銅メッキ被
膜は得られなかった。メッキが付いた部分を切り取り、
電解銅メッキを行い、密着強度を測定したところ約40
0g/cmであった。
【0065】〔比較例4〕…発煙硝酸処理の代りに、9
0%重量硫酸を用い、25℃で1分間処理したこと以外
の条件は実施例1と同一条件で行って、得られた試験片
に無電解メッキを行ったが、部分的なメッキは付いた
が、連続した均一なメッキ被膜は得られなかった。
【0066】この試験片のメッキが付いた部分を切り取
り、電解銅メッキを行ったが、メッキ後のフィルムを触
ると容易に銅被膜は剥離した。密着強度を測定したとこ
ろ約300g/cmであった。
【0067】〔比較例5〕…東レ・デュポン株式会社製
のポリイミドフィルムであるカプトン200Hの試験片
(30cm×30cm)を、50%発煙硝酸水溶液中
に、25℃で3分間浸漬した後、水洗し、次いで、それ
を、0.5%水酸化ナトリウム水溶液により、60℃で
1分間処理し、水洗した。
【0068】更に、この試験片を、0.1%の塩化パラ
ジウム酸性水溶液中に、25℃で6分間浸漬した後、十
分に水洗し水を切った。続いて、この試験片を3%次亜
リン酸ナトリウム水溶液に、70℃で4分間浸漬した
後、水を切り、以下、実施例1と同様に無電解銅メッキ
を行ったところ、メッキ浴中で触媒が脱離し、均一なメ
ッキ被膜は得られなかった。
【0069】
【発明の効果】上述の如く、本発明によると、ポリイミ
ドフィルム表面の発煙硝酸水溶液による粗面化法による
粗面化法により容易に均一な微細な凹凸を形成すること
ができるので、その後のメッキ工程を経て得られる銅等
の金属層が、ポリイミドフィルム表面の広い接着面積の
効果により高い密着強度が得られる。
【0070】更に、前記粗面化処理の後、アルカリ処理
によりポリイミド樹脂表面のイミド基の開環反応を行わ
せ、ポリアミド酸からなる親水化層を形成させた後、か
かる親水化層のポリアミド酸に、塩化パラジウムを強固
に捕捉せしめ、次いで、還元処理工程を経て無電解メッ
キ触媒である高活性の金属パラジウムが親水化層に形成
さるが、引き続いて行われる無電解メッキ前の無酸素雰
囲気下でのポリアミド酸の閉環反応によっても、この高
い触媒活性は保持されている為、従来においては難しか
った短時間無電解銅メッキを達成することができると共
に、従来法では達成できなかった、銅イオンの拡散防止
を達成することができる。
【0071】この結果、電気的、機械的、熱的な品質に
優れ、コストも安いプリント配線板、フレキシブルプリ
ント基板、TABの高密度化に対応し得る金属層とポリ
イミド樹脂層の二層からなる金属被覆ポリイミド基板を
得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古田 隆昭 埼玉県川越市芳野台1丁目103番54レイテ ック株式会社内 (72)発明者 倉本 佳男 静岡県沼津市足高405−1東レエンジニア リング株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリイミドフィルムの表面を、薬液を用
    いて活性化処理し、次いで、触媒を付与せしめた後、2
    00℃以上の加熱処理して安定化せしめ、更に、湿式メ
    ッキにより金属層を形成することを特徴とするポリイミ
    ド基板の製造方法。
  2. 【請求項2】 ポリイミドフィルムの表面を、薬液を用
    いて活性化処理し、次いで、ポリアミド酸溶液を塗布し
    てポリアミド酸層を形成した後、このポリアミド酸層に
    触媒を付与せしめ、更に、200℃以上の加熱処理して
    安定化せしめた後、湿式メッキにより金属層を形成する
    ことを特徴とするポリイミド基板の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のポリイミド基板
    の製造方法において、触媒付与が、塩化パラジウムで処
    理した後、パラジウム触媒の還元処理を行うことである
    ことを特徴とするポリイミド基板の製造方法。
  4. 【請求項4】 ポリイミドフィルムの表面を、薬液を用
    いて活性化処理し、次いで、触媒を付与せしめた後、2
    00℃以上の加熱処理して安定化せしめ、更に、前記触
    媒の還元処理を行った後、湿式メッキにより金属層を形
    成することを特徴とするポリイミド基板の製造方法。
  5. 【請求項5】 ポリイミドフィルムの表面を、薬液を用
    いて活性化処理し、次いで、ポリアミド酸溶液を塗布し
    てポリアミド酸層を形成した後、このポリアミド酸層に
    触媒を付与せしめ、更に、200℃以上の加熱処理して
    安定化せしめた後、前記触媒の還元処理を行い、かつ、
    湿式メッキにより金属層を形成することを特徴とするポ
    リイミド基板の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5に記載のポリイミド基板
    の製造方法において、触媒付与が、パラジウム塩で処理
    することであることを特徴とするポリイミド基板の製造
    方法。
  7. 【請求項7】 ポリイミドフィルムの表面を、薬液を用
    いて活性化処理し、次いで、ポリアミド酸溶液を塗布し
    てポリアミド酸層を形成した後、このポリアミド酸層に
    触媒を付与せしめ、更に、湿式メッキにより金属層を形
    成した後、200℃以上の加熱処理して安定化せしめる
    ことを特徴とするポリイミド基板の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項1、2、4、5又は7に記載のポ
    リイミド基板の製造方法において、薬液を用いる活性化
    処理が、硝酸及びアルカリを用いる処理であることを特
    徴とするポリイミド基板の製造方法。
  9. 【請求項9】 ポリイミドフィルムの表面を、薬液を用
    いて活性化処理し、次いで、触媒を付与せしめた後、湿
    式メッキにより金属層を形成し、更に、加熱処理して安
    定化せしめる、ポリイミド基板の製造方法において、前
    記活性化処理が、硝酸及びアルカリを用いる処理である
    と共に前記加熱処理が、200℃以上であることを特徴
    とするポリイミド基板の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項7又は9に記載のポリイミド基
    板の製造方法において、触媒付与が、パラジウム塩で処
    理した後、パラジウム触媒の還元処理を行うことである
    ことを特徴とするポリイミド基板の製造方法。
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