JPH0731941Y2 - キャップ移載装置 - Google Patents

キャップ移載装置

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JPH0731941Y2
JPH0731941Y2 JP15079589U JP15079589U JPH0731941Y2 JP H0731941 Y2 JPH0731941 Y2 JP H0731941Y2 JP 15079589 U JP15079589 U JP 15079589U JP 15079589 U JP15079589 U JP 15079589U JP H0731941 Y2 JPH0731941 Y2 JP H0731941Y2
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cap
nut runner
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JP15079589U
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泰治 政
義朝 石川
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Mazda Motor Corp
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Mazda Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、締結ボルトによってワーク本体に固着される
キャップの分解もしくは組み付けを行うキャップ移載装
置に関するものである。
(従来の技術) 従来より、例えば、エンジンにおいては、カムシャフト
もしくはクランクシャフトを支持するキャップは配置さ
れ、このキャップの内周面の加工はエンジン本体に締結
した状態で行って、真円精度のよい加工を施した後に、
このキャップを取り外して前記カムシャフトもしくはク
ランクシャフトを組み付けてから、再び上記キャップを
取り付けるようにしているものであり、このキャップの
脱着を効率よく行うための装置が、例えば、実開昭62−
8039号公報に見られるように各種提案されている。
(考案が解決しようとする課題) しかして、上記のようなキャップの脱着、移載を行うに
ついて、該キャップの組み付け精度を確保することから
ワーク本体に締結する際に、結合部にチューブラピンな
どを介装するような構造が採用され、その脱着に操作力
を要し、これに対応した機構を備える必要がある。
また、上記キャップの脱着を行う移載装置を構成するに
ついては、可動部を少なくしてコンパクトな構造とする
ことが望まれ、締結ボルトの操作を含む一連作動を同一
のユニットで行うことが有利となるものである。
そこで、本考案は上記事情に鑑み、コンパクトで締結ボ
ルトの操作およびキャップの脱着の操作力を有する機構
を備えたキャップ移載装置を提供することを目的とする
ものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本考案のキャップ移載装置
は、ワーク本体に締結されるキャップの一部に係合可能
な係合フックと、締結ボルトの頭部に係合するソケット
とを有する作業ヘッドを横行自在に配設すると共に、こ
の作業ヘッドの上方で昇降動して、そのソケットに連係
して回転駆動するナットランナ本体を設置し、さらに、
上記ナットランナ本体と作業ヘッドには昇降時に係合し
て両者を一体的に移動させる係合部材を設けて構成した
ものである。
(作用) 上記のようなキャップ移載装置では、ワーク本体に締結
状態にあるキャップを分解する際には、作業ヘッドをキ
ャップ上に横行移動させた状態で、ナットランナ本体を
下降作動して係合部材を介して作業ヘッドを下降させ、
ソケットを締結ボルトの頭部に係合させて弛める方向に
回転駆動すると共に、係合フックを移動させてキャップ
に係合させる。続いて、締結ボルトを弛めた状態でナッ
トランナ本体を上昇作動し係合部材の係合によって作業
ヘッドを上昇させ、係合フックに係合したキャップを締
結ボルトと共に本体から分離して持ち上げ、その後作業
ヘッドの横行によってキャップを所定位置に移載する。
また、キャップを本体に組付ける場合は、上記と逆に作
動するものであって、コンパクトな構造で確実で正確な
移載を行えるようにしている。なお、上記キャップの分
解もしくは組み付けの一方の作動のみを行うように構成
してもよい。
(実施例) 以下、図面に沿って本考案の実施例を説明する。第1図
に一実施例のキャップ移載装置の概略正面構造を、第2
図および第3図に側面構造をそれぞれ示している。
キャップ移載装置1は、作業ヘッド2とナットランナ本
体3とを備え、ワーク本体5(シリンダヘッド)にはカ
ムシャフトを支承するために複数(5個)のキャップ6
(カムキャップ)が各2本の締結ボルト7によって固着
され、内周軸受孔6aの機械加工が施された後に、そのワ
ーク本体5からキャップ6を外して側方に配置したキャ
ップ受取治具12(第3図参照)にそのままの配列で移載
する作業を行うものである。
前記ワーク本体5は、パレット10に搭載されてコンベア
11上を順に搬送され、このワーク本体5に対するキャッ
プ6の固定においては、第4図に示すように、両者の接
合面におけるボルト孔6bに位置決めピン8が介装されて
いる。
前記作業ヘッド2は、ベースプレート15に各キャップ6
の締結ボルト7の位置に対応して、該締結ボルト7の頭
部に係合するソケット16を下端に有するソケット軸17が
配置されている。該ソケット軸17はベースプレート15の
上面に固着されたガイド部18に案内されて上下方向に摺
動可能に、かつソケット16の上方に縮装されたスプリン
グ19によって下方に弾設されて支持されている。上記ソ
ケット軸17の上端部には、後述のナットランナ本体3に
設置されるナットランナ軸先端37aに係合連係する連係
部17aが設けられている。
また、上記作業ヘッド2には、各キャップ6に対応し
て、該キャップ6の軸受孔6aに係合する略コ字状の係合
フック21が横方向に移動可能に設けられている。この係
合フック21の上片は、ベースプレート15の下面にスライ
ド可能に配設されたスライドプレート22に所定間隔でそ
れぞれ固着され、上記スライドプレート22の一端部に
は、基部がベースプレート15に取り付けられたスライド
アクチュエータ23が接続されて、該アクチュエータ23の
作動によって係合フック21が一体的に移動するように設
けられている。
さらに、上記作業ヘッド2には、長手方向の両側2カ所
に柱状の下側係合部材24が立設されている。この下側係
合部材24は、上部の両側面に凹状の切欠き24aが形成さ
れてその上下に係合部が形成され、後述のナットランナ
本体3の上側係合部材42および昇降部材45の上側係合部
材48と係合するものである。
また、上記作業ヘッド2はコンベア11上の取外し位置か
ら側方の載置位置に横行移動可能に設置されると共に、
昇降動自在に支持されている。すなわち、前記水平方向
のベースプレート15は縦方向の支持プレート25に支持さ
れ、該支持プレート25が横行ベース26の前面の縦レール
27に沿って昇降自在に保持されている。上記横行ベース
26には、上記作業ヘッド2の支持プレート25の下端に係
合するストッパ28が、ストッパシリンダ29によって出没
自在に配設され、前記作業ヘッド2の昇降方向の支持状
態(係合状態)が解放された際の落下防止が行われる。
前記横行ベース26はサブフレーム31に水平方向に配設さ
れた横行ガイドロッド32に保持され、基部が上記サブフ
レーム31に固着された横行シリンダ33のロッド33a先端
が上記横行ベース26に接続され、前記作業ヘッド2の横
行移動が行われる。
一方、前記コンベア11の上方に配設されるナットランナ
本体3は、支持部材35の水平部に締結ボルト数に対応し
た10軸のナットランナユニット36が取り付けられ、この
ナットランナユニット36から下方に各ナットランナ軸37
が突出し、その先端37aは前記作業ヘッド2のソケット
軸17上端の連係部17aに挿入係合する形状に形成されて
いる。そして、上記支持部材35の垂直部は、前記コンベ
ア11を股がるように配設されたフレーム38の前面に設置
された縦レール39に沿って昇降自在に支持されている。
また、上記フレーム38内に縦方向に配設された第1の昇
降シリンダ41のロッド41a先端が上記ナットランナ本体
3の支持部材35に接続され、コンベア11上でのナットラ
ンナ本体3の昇降作動が行われる。
また、上記支持部材35の水平部の下面には、長手方向の
両側2カ所に前記作業ヘッド2の下側係合部材24に対応
して上側係合部材42が配設され、この上側係合部材42は
下側係合部材24の凹状の切欠き24aに両側から係合して
上下の係合部に当接して係合状態となる係合片42aが下
端部に形成され、作業ヘッド2を連係して昇降移動させ
る。
さらに、前記作業ヘッド2はコンベア11側方の受取治具
12の上方においても、前記フレーム38に配設された昇降
部材45によって昇降作動される。上記昇降部材45の垂直
部は、前記フレーム38の前面に設置された縦レール46に
沿って昇降自在に支持され、このフレーム38内に縦方向
に配設された第2の昇降シリンダ47のロッド47a先端が
上記昇降部材45に接続されている。また、上記昇降部材
45の水平部の下面には、長手方向の両側2カ所に前記ナ
ットランナ本体3の上側係合部材42と同様の第2の上側
係合部材48が配設され、作業ヘッド2の下側係合部材24
と係合して該作業ヘッド2を昇降移動させるものであ
る。
次に、上記実施例の作用を説明すれば、コンベア11によ
ってワーク本体5が搬送されると、このワーク本体5上
に作業ヘッド2を位置させた状態でナットランナ本体3
に対する昇降シリンダ41を作動させて、このナットラン
ナ本体3を下降させる。このナットランナ本体3の下降
に伴って、上下の係合部材24,42の係合を介して、作業
ヘッド2も第1図の状態からそのまま下降し、係合フッ
ク21はキャップ6の側方に下降してソケット16が締結ボ
ルト7に当接し、スプリング19を圧縮しつつ所定位置に
まで下降する。また、前記ナットランナ本体3の下降に
伴ってナットランナ軸37の先端37aがソケット軸17の連
係部17aに嵌合しており、ナットランナユニット36の駆
動によって締結ボルト7を弛めるようにソケット16を回
転駆動すると共に、スライドアクチュエータ23を作動し
て係合フック21を移動させてキャップ6の軸受孔6aに係
合させる。
続いて、締結ボルト7を弛め終わると、昇降シリンダ41
を作動してナットランナ本体3を上昇作動し、係合部材
24,42の係合を介して作業ヘッド2を上昇させ、係合フ
ック21によってキャップ6を位置決めピン8から外すよ
うに持ち上げ、ワーク本体5と分離する。そして、第3
図に示すように、締結ボルト7をスプリング19の付勢力
で押圧した状態で係合フック21との間で保持する。
その後、横行シリンダ33を収縮作動して作業ヘッド2を
ワーク本体5上から受取治具12上に横行移動させる。そ
の際、ストッパシリンダ29を作動してストッパ28を突出
させて作業ヘッド2を保持して、下側係合部材24が上側
係合部材42から外れても落下しないようにしておく。キ
ャップ6を保持した作業ヘッド2が受取治具12上に移動
し、その下側係合部材24が昇降部材45の第2の上側係合
部材48と係合する位置に到達すると、第2昇降シリンダ
47を作動して昇降部材45を下降する。これに伴って作業
ヘッド2も下降し、受取治具12上にキャップ6を締結ボ
ルト7と共に載置した状態で、スライドアクチュエータ
23を作動して係合フック21を後退させてキャップ6から
外す。そして、今度は第2の昇降シリンダ47の収縮作動
で作業ヘッド2を上昇させると、ソケット16も締結ボル
ト7から外れて受取治具12上にキャップ6を配列を崩す
ことなく所定位置に移載するものである。
なお、上記実施例においては、ワーク本体5に対して位
置きめピン8を介してキャップ6を締結するようにして
いるが、嵌合部分を設けて圧入によって位置決めするよ
うにしてもよく、その場合でも係合フック21による上方
へのキャップ6の持ち上げで良好な分離が行えるもので
ある。
(考案の効果) 上記のような本考案によれば、キャップの一部に係合す
る係合フックと、締結ボルトに係合するソケットとを有
する作業ヘッドを横行自在に配設すると共に、昇降動す
るナットランナ本体を設置し、両者を一体的に移動させ
る係合部材を設けて構成したことにより、少ない可動部
によるコンパクトな構造でキャップを正確に脱着して移
載することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例におけるキャップ移載装置の
概略正面図、 第2図は同右側面図、 第3図は同左側面図、 第4図はワーク本体とキャップとの結合部分の断面図で
ある。 1……キャップ移載装置、2……作業ヘッド、3……ナ
ットランナ本体、5……ワーク本体、6……キャップ、
7……締結ボルト、11……コンベア、12……受取治具、
16……ソケット、19……スプリング、21……係合フッ
ク、23……スライドアクチュエータ、24……下側係合部
材、33……横行シリンダ、36……ナットランナユニッ
ト、37……ナットランナ軸、41……昇降シリンダ、42…
…上側係合部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワーク本体に締結されるキャップの一部に
    係合可能なフックと、締結ボルトの頭部に係合するソケ
    ットとを有する作業ヘッドが、ワーク本体からキャップ
    を取り外す取外し位置と取り外したキャップを載置する
    載置位置との間で横行自在に配設されると共に、前記取
    外し位置の上方で昇降動し前記作業ヘッドのソケットに
    連係して回転駆動可能なナットランナ本体が設置される
    一方、前記載置位置の上方に昇降部材が配置され、さら
    に、上記ナットランナ本体と昇降部材に係合部材が設け
    られると共に、前記作業ヘッドには取外し位置で上記ナ
    ットランナ本体の係合部材に、載置位置で上記昇降部材
    の係合部材に各々昇降時に係合して両者を一体的に移動
    させる係合部材が設けられたことを特徴とするキャップ
    移載装置。
JP15079589U 1989-12-28 1989-12-28 キャップ移載装置 Expired - Lifetime JPH0731941Y2 (ja)

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