JPH0731876B2 - ミュ−ト回路 - Google Patents

ミュ−ト回路

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JPH0731876B2
JPH0731876B2 JP62205040A JP20504087A JPH0731876B2 JP H0731876 B2 JPH0731876 B2 JP H0731876B2 JP 62205040 A JP62205040 A JP 62205040A JP 20504087 A JP20504087 A JP 20504087A JP H0731876 B2 JPH0731876 B2 JP H0731876B2
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一郎 三宅
宏夫 岡本
裕治 畑中
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、記録または/および再生の機能を有するデジ
タルテープデッキのミュート回路に関する。
〔従来の技術〕
従来のこの種の回路は第3図に示す如く入力端子1に供
給されたアナログオーディオ信号はA/D変換器2に供給
して“2"の補数表現16ビットのデジタルオーディオデー
タに変換される。変換されたデジタルオーディオデータ
はデータセレクタ7を介して信号処理回路8に供給して
所定のフォーマットに変換する等の処理がされる。一
方、磁気ヘッドを有する回転ドラム9に巻付けた磁気テ
ープ10に信号処理回路8からの出力を記録する。また、
磁気テープ10に記録された内容は読み出されて、信号処
理回路8へ処理のうえ、データセレクタ15を介してD/A
変換器16に供給して音声信号として送出する。
一方、ミュート回路についていえば、次の如くである。
録音ミュート制御信号端子3に供給された録音ミュート
制御信号によりミュート検出タイミング発生回路4から
ミュート検出タイミング信号が出力される。いまミュー
トオフを指示している場合は、データセレクタ7はA/D
変換器2の出力が信号所理回路8に供給される。また、
録音ミュート制御信号がミュート開始を指示した場合
は、ミュート検出タイミング発生回路4が動作し、ゼロ
クロスデータ検出期間を設定する。ゼロクロス検出器5
はゼロクロスデータ検出期間内にゼロクロスデータを検
出した場合、検出したときからデータセレクタ7を切換
えてゼロデータ発生器6からの出力を信号処理回路8に
供給する。またゼロクロス検出器5がゼロクロスデータ
検出期間内にゼロクロスデータを検出できなかった場
合、ゼロクロスデータ検出期間終了時からデータセレク
タ7を切換えてゼロデータ発生器6からの出力を信号処
理回路8に供給する。
従って、録音ミュート制御信号を第4図(a)に示す如
くとすれば、ゼロクロスデータ検出期間は第4図(b)
に示す如くになる。この状態における各動作の内容を模
式的に示せば第4図(c)のように示される。入力オー
ディオ信号波形は第4図(d)に示す如くである場合に
は、ゼロクロスデータ検出期間内にゼロクロス点があ
り、第4図(e)に示すゼロクロス点、すなわち、A点
からミュートが開始される。また、入力オーディオ信号
波形が第4図(f)に示す如くである場合には、そのゼ
ロクロス点がゼロクロスデータ検出期間内に無く、第4
図(g)に示すゼロクロスデータ検出期間の終了点、す
なわち、B点からミュートが開始される。なお、第4図
(e)および(g)は磁気テープ10上に記録されたデー
タをアナログ信号に変換した波形で示している。
次に録音ミュート制御信号にてミュート終了を指示した
場合、ミュート検出タイミング発生回路4が動作し、ゼ
ロクロスデータ検出期間が設定され、ゼロクロス検出器
5がゼロクロス検出期間内にゼロクロスデータを検出し
た場合は、その検出時点からA/D変換器2の出力をデー
タセレクタ7にて選択して信号処理回路8に供給する。
またゼロクロス検出期間内にゼロクロスデータが検出で
きなかった場合には、ゼロクロス検出期間の終了時点か
らミュートを解除して、A/D変換器2の出力をデータセ
レクタ7にて選択して信号処理回路8に供給する。従っ
て、第4図(a),(b),(c),(d)および
(f)の場合について示せば、ゼロクロス検出期間内に
ゼロクロスデータが検出されたときは第4図(e)のC
点にてミュートが解除される。またゼロクロス期間内に
ゼロクロスデータが検出されなかった場合は第4図
(g)のD点にてミュートが解除される。
また上記は録音の場合を例示したが、再生の場合につい
ても同様である。第3図において、11は再生ミュート制
御信号が供給される再生ミュート制御信号端子を、12は
ミュートタイミング発生回路を、13はゼロクロス検出器
を、14はゼロデータ発生器を、15はデータセレクタを、
16はD/A変換器を、17はオーディオ信号出力端子をそれ
ぞれ示しており、録音側と対応しており、ミュート動作
は容易に理解できよう。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記した従来の技術によるミュート回路では、ゼロクロ
スデータ検出期間内においてゼロクロスデータが検出さ
れない場合には、ゼロクロスデータ検出期間の終了から
ミュートオン状態に入り(ミュートをかける場合)、ゼ
ロクロスデータ検出期間の終了からミュートオフ状態に
入る(ミュートを解除する場合)ために、オーディオ信
号がゼロクロス検出期間の終了時に不連続となり、ポッ
プノイズが発生する欠点があった。
〔発明の目的〕
本発明は上記の問題点を解決して、ゼロクロスデータ検
出期間内においてゼロクロスデータが検出されない場合
にもポップノイズが発生しないようにしたミュート回路
を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
前述した課題を解決するために本発明が採用した手段を
説明する。
記録または/および再生の機能を有するディジタルオー
ディオ装置のミュート回路において、 ミュート開始および終了時より所定時間を計時する計時
手段と、 記録または再生ディジタルオーディオ信号よりゼロクロ
スを検出するゼロクロス検出手段と、 ミュート開始時に前記計時手段で計時される期間内に前
記ゼロクロス検出手段でゼロクロスが検出されなかった
とき前記ディジタルオーディオ信号のデータ値を次第に
減少させて0にさせ、またミュート終了時に前記計時手
段で計時される期間内に前記ゼロクロス検出手段でゼロ
クロスが検出されなかったとき前記ディジタルオーディ
オ信号のデータ値を0より次第に増加して正規データ値
にもどす信号制御手段と、 を備える。
〔作用〕
計時手段はミュート開始または終了時より所定時間を計
時する。
ゼロクロス検出手段は記録または再生するディジタルオ
ーディオ信号よりゼロクロスを検出する。
信号制御手段は、ミュート開始時に計時手段が計時する
期間内にゼロクロス検出手段でゼロクロスが検出されな
かったときはディジタルオーディオ信号のデータ値を次
第に減少させて0にし、またミュート終了時に計時手段
が計時する期間内にゼロクロス検出手段でゼロクロスが
検出されなかったときはディジタルオーディオ信号のデ
ータ値を0より次第に増加して正規データ値にもどす。
以上のように、ミュート開始および終了時に一定時間を
計時させ、計時される期間に記録または再生する信号に
ゼロクロスが検出されなかった場合は、データ値をフェ
ードアウトまたはフェードインさせるようにしたので、
短時間でボップノイズの発生もなくスムーズなミュート
を行なわせることができる。
〔発明の実施例〕
以下、本発明を実施例により説明する。
第1図は本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
第1図において第3図と同一構成要素には同一の符号を
付して示し、その説明は省略する。
ミュート回路を、たとえば録音側について説明する。記
録ミュート制御信号を受けたミュートタイミング発生回
路4はゼロクロス検出器18にゼロクロスデータ検出期間
の信号を出力し、ゼロクロス検出器18はゼロクロスデー
タ検出期間内にA/D変換器2の出力のゼロクロスデータ
が検出されたか否かを検出し、ゼロクロスデータがゼロ
クロスデータ検出期間内に検出できたときは、その検出
時にデータセレクタ7を切換える。この切換えはミュー
ト指示のときはA/D変換器2の出力側からゼロデータ発
生器6側への切換えがなされ、ミュート解除のときはゼ
ロデータ発生器6側からA/D変換器2の出力側への切換
えがなされる。A/D変換器2の出力端とデータセレクタ
7の入力端との間にはフェードミュート処理回路19が挿
入してあり、フェードミュート処理回路19はゼロクロス
データ検出期間内にゼロクロスデータが検出された場合
はその検出したときのデータを含むそれ以降のA/D変換
器2からのデータをそのまま出力する。さらにフェード
ミュート処理回路19はゼロクロス検出器18からゼロクロ
スデータ検出期間内にゼロクロスデータが検出されない
ときにおけるゼロクロスデータ検出期間終了時にゼロク
ロス検出器18から送出されるフェード開始信号を受けて
フェードミュートを行う。フェードミュート処理回路19
は、たとえば、アナログ信号に変換した場合に振幅が絶
対値で順次段階的に減少するようなフェードミュート処
理を行う。
いま、フェードミュート開始信号が供給されたときのデ
ジタルオーディオデータをS0、そのときのフェードミュ
ート処理回路19の出力データをF0、データS0の次のデー
タをS1、そのときのフェードミュート処理回路19の出力
データをF1、以下同様に、データS2,……,Sn…に対して
データF2,……Fn…とすると、上記した如くデータS0,…
…S3に対してデータF0,……F3がアナログ信号に変換し
た場合に振幅で約3/4となるようにミュート処理が行わ
れる。このミュート処理はFn=s1n+s2nで実現される。
ここでs1nはデータSnを1ビット右にシフトしたデータ
を、s2nはデータSnを2ビット右にシフトしたデータ
を、………、SmnはデータSnをmビット右にシフトした
データを示している。従って、s1n+s2n=1/2+1/4=3/
4となる。次にデータS4,……S7に対してデータF4,……F
7がアナログ信号に交換した場合の振幅で約1/2になるよ
うにミュート処理を行う。この処理はFn=s1nで実現さ
れる。また、データS8,……S11に対してデータF8,……F
11がアナログ信号に変換した場合の振幅で1/4になるよ
うにミュート処理を行う。この処理はFn=s2nで実現さ
れる。データS12,……S15に対してデータF12,……F15
アナログ信号に変換した場合の振幅で1/8になるように
ミュート処理を行う。この処理はFn=s3nで実現され
る。同様にデータS16,……S19に対してデータF16,……F
19がアナログ信号に変換した場合の振幅で1/16になるよ
うにミュート処理を行う。この処理はFn=s4nにより実
現される。
フェードミュート処理回路19は上記したF19のデータの
出力に続いてフェードミュート終了信号をゼロクロス検
出器18に供給し、この終了信号を受けたゼロクロス検出
器18は以降のデータがゼロクロスデータ発生器6からの
データに、データセレクタ7を切換える。この結果、ゼ
ロクロスデータ検出期間内にゼロクロスが検出されたと
きは、その時第2図(e)に示す点Aにてミュート動作
に入り、ゼロクロスデータ検出期間内にゼロクロスデー
タが検出できなかった場合は、ゼロクロスデータ検出期
間の終了時第2図(g)に示す点Bからフェードミュー
トが行われる。したがって、第2図(a)に示す録音ミ
ュート制御信号の場合、ゼロクロス検出期間は第2図
(b)に示す如くになる。この状態における各動作の内
容を模式的に示せば第2図(c)に示す如くになる。入
力オーディオ信号波形が第2図(d)に示す如くである
場合、ゼロクロスデータ検出期間内にゼロクロスデータ
があり、第2図(e)に示すゼロクロス点Aからミュー
トがかけられる。また入力オーディオ信号波形が第2図
(f)に示す如くである場合、ゼロクロスデータ検出期
間内にゼロクロスデータは無く、第2図(g)に示すゼ
ロクロスデータ検出期間の終了点Bから段階状にフェー
ドミュートがかけられて録音ミュートがなされる。
つぎにミュート制御信号がミュート終了を指示している
場合にはゼロクロスデータ検出期間内にゼロクロスデー
タが検出されない場合はフェードミュート処理回路19は
次の如き動作を行う。
データS0,……S3に対してデータF1,……F3がアナログ信
号に変換した場合の振幅で1/16になるようにミュート処
理を行う。またデータS4,……S7に対してデータF4,……
F7がアナログ信号に変換した場合の振幅で1/8に、同様
にデータS8,……S11に対してデータF8,……F11が1/4
に、データS12,……S15に対してデータF12,……F15が1/
2に、データS16,……S19に対してデータF16,……F19
約3/4になるようにフェードミュート処理を行い、デー
タS20以降のデータに対してはFn=Snとなるデータを出
力する。
上記から明らかな如く、録音ミュート終了の場合は、録
音ミュート開始の場合の逆の動作が行われる。したがっ
て、第2図(a)に示す録音ミュート制御信号のとき、
入力オーディオ信号波形が第2図(d)に示す如くであ
る場合、ゼロクロスデータ検出期間内にゼロクロスがあ
り、第2図(e)に示すゼロクロス点Cからミュートが
解除される。また、入力オーディオ信号波形が第2図
(f)に示す如くである場合には、ゼロクロスデータが
ゼロクロスデータ検出期間内に無く、第2図(g)に示
すゼロクロスデータ検出期間の終了点D点から段階状に
フェードミュートがなされて、ミュートの解除がなされ
る。
なお、第2図(e)および(g)は磁気テープ上に記録
されたデータをアナログ信号に変換した波形で示してい
る。
また、上記は録音ミュートの場合を例に説明したが再生
の場合についても同様である。第1図において、20はゼ
ロクロス検出器を、21はフェードミュート処理回路をそ
れぞれ示し、ゼロクロス検出器18、フェードミュート処
理回路19にそれぞれ対応しており、この場合のフェード
ミュート動作は容易に理解できよう。
〔発明の効果〕
以上説明した如く本発明によれば、ミュート時にゼロク
ロスデータ検出期間内にゼロクロスデータが検出されな
い場合に、ゼロクロスデータ検出期間の終了時点からフ
ェードミュートが行われるように構成したため、ミュー
ト時にゼロクロスデータ検出期間内にゼロクロスデータ
が検出されない場合にもオーディオ信号の波形がゼロレ
ベルに急激に変化させられることはなく、徐々にゼロレ
ベルに近づいて行くため、ポップノイズを軽減すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の構成を示すブロック図、 第2図は本発明の一実施例の作用の説明に供する波形
図、 第3図は従来の構成を示すブロック図、 第4図は従来の作用の説明に供する波形図である。 4および12……ミュートタイミング発生回路、6および
14……ゼロデータ発生器、7および15……データセレク
タ、18および20……ゼロクロス検出器、19および21……
フェードミュート処理回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡本 宏夫 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292 株式会 社日立製作所家電研究所内 (72)発明者 畑中 裕治 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292 株式会 社日立製作所家電研究所内 (56)参考文献 特開 昭61−153881(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録または/および再生の機能を有するデ
    ィジタルオーディオ装置のミュート回路において、 ミュート開始および終了時より所定時間を計時する計時
    手段と、 記録または再生ディジタルオーディオ信号よりゼロクロ
    スを検出するゼロクロス検出手段と、 ミュート開始時に前記計時手段で計時される期間内に前
    記ゼロクロス検出手段でゼロクロスが検出されなかった
    とき前記ディジタルオーディオ信号のデータ値を次第に
    減少させて0にさせ、またミュート終了時に前記計時手
    段で計時される期間内に前記ゼロクロス検出手段でゼロ
    クロスが検出されなかったとき前記ディジタルオーディ
    オ信号のデータ値を0より次第に増加して正規データ値
    にもどす信号制御手段と、 を備えたことを特徴とするミュート回路。
JP62205040A 1987-08-20 1987-08-20 ミュ−ト回路 Expired - Fee Related JPH0731876B2 (ja)

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JP62205040A JPH0731876B2 (ja) 1987-08-20 1987-08-20 ミュ−ト回路

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JPS6449170A JPS6449170A (en) 1989-02-23
JPH0731876B2 true JPH0731876B2 (ja) 1995-04-10

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61153881A (ja) * 1984-12-27 1986-07-12 Toshiba Corp デジタルミユ−テイング回路

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JPS6449170A (en) 1989-02-23

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